JP2003301132A - 光輝性水性色材組成物 - Google Patents

光輝性水性色材組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆跡全体において着色剤による発色性と光輝
性顔料による光輝性を両者同時に向上させることができ
る。 【解決手段】 撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料を含有
する光輝性水性色材組成物であって、光輝性水性色材組
成物全量に対して、次の成分を含有する光輝性水性色材
組成物。 (a)前記光輝性顔料として、チタネート系又はシラン
系カップリング剤により撥水処理された粒子表面を持つ
金属被覆ガラスフレーク顔料0.01〜40重量% (b)着色剤 0.05
〜15重量% (c)定着樹脂 0.01
〜40重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具インキ、マ
ーキングインキ、絵具、スタンプインキ、ステンシルイ
ンキのほか、メイキャップ化粧料、塗料などに用いるこ
とができる光輝性水性色材組成物に関する。中でも、本
発明はインキ組成物に関し、特にボールペンやペン先が
繊維束の筆記具など各種筆記具用インキとして好適な水
性インキ組成物であって、更に詳細には、様々な色彩に
おいて、光輝性顔料粒子が散らばり星屑のようにキラキ
ラ輝く筆跡をつくりだすことができる光輝性水性インキ
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、金属で表面を被覆されたガラ
スフレーク顔料などの光輝性顔料と水溶性樹脂と水溶性
有機溶剤と水を含んだ光輝性インキ組成物は公知である
(例えば、特許文献1参照)。上記インキは、光輝性顔
料の顔料粒子が平滑な金属表面を持つために筆跡上で光
を金属反射し、星屑のようにキラキラ輝く筆跡をつくり
だすことができる。そして、上記成分に着色顔料などを
含ませた前記インキを用いて筆記すると、当該着色顔料
より比較的大きな粒径を持つ光輝性顔料によってキラキ
ラの輝きを放ちながら着色顔料による発色が得られ、様
々な色調にてキラキラと輝く筆跡が得られる。
【0003】
【特許文献1】特開2001−262014号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、着色顔料等の
着色剤を含ませた上記インキの場合、その筆跡には光輝
性顔料のほか着色顔料等の着色剤も含まれていることか
ら、例えば、第2図の筆跡例の概念図に示されるよう
に、インキ中での着色顔料の含有量が多ければ多いほ
ど、筆跡1ではその着色顔料の顔料粒子2による発色は
十分得られるが、その反面、当該着色顔料の顔料粒子2
が光輝性顔料の顔料粒子3を覆う度合も増大するため、
光4による金属反射が当該光輝性顔料の顔料粒子3の平
滑な表面で起こりにくくなって、筆跡1全体は濃くなる
が光輝性が低下する筆跡1となる。一方、インキ中の着
色顔料の含有量を押さえてその含有量を少なくすればす
るほど、例えば第3図の筆跡例の概念図に示されるよう
に、着色顔料の顔料粒子2が光輝性顔料の顔料粒子3を
覆う量も少なくなるため、光4による金属反射が当該光
輝性顔料の顔料粒子3の平滑な表面で起こり易く光輝性
が増大するが、その反面、着色顔料の量が少なくなるた
め、当該着色顔料による発色性が低下し、光輝性はある
が淡い筆跡となる。
【0005】本発明の目的は、従来の前記インキと比較
して、筆跡全体において着色剤による発色性と光輝性顔
料による光輝性を両者同時に向上させることができる光
輝性水性色材組成物、特に光輝性水性インキ組成物ない
し光輝性化粧料を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意検討した結果、本発明は、撥水の粒子表面を持つ光
輝性顔料を含有する光輝性水性色材組成物を採用した。
【0007】これにより、本発明の組成物を用いて筆記
又は塗布すると、前記第2図及び第3図に示す従来の筆
跡又は塗膜例の態様と異なり、例えば第1図に示す様
に、光輝性顔料の顔料粒子3は、その撥水の粒子表面3
aにおいて、水性色材組成物中或は顔料分散体中に含ま
れる水分等がはじかれ、光輝性顔料の顔料粒子3の表面
が露出することになる。これに伴って、光4の反射面が
確保されることになって、光輝性が増大することにな
る。特に、第1図に示されるように、同組成物に着色顔
料や染料等の着色剤が含まれている場合、例えば当該着
色顔料の顔料粒子2が当該水分等と共に光輝性顔料の顔
料粒子3の粒子表面から除かれ易くなり、因って、着色
顔料等の着色剤が光輝性顔料の顔料粒子3の粒子表面を
覆った筆跡又は塗膜の形成を防止することができる。
【0008】また、このようにして、光輝性顔料の顔料
粒子3の粒子表面から除かれた着色顔料の顔料粒子2
は、例えば、前記光輝性顔料の顔料粒子3の周囲に散ら
ばることから、その筆跡又は塗膜は、筆跡又は塗膜全体
において光輝性顔料による光輝性が向上し、特に着色剤
が含まれている場合は、着色剤による発色性と光輝性顔
料による光輝性が両者同時に向上した筆跡又塗膜として
得られる。なお、本発明は、上記第3図に示される筆跡
モデルに限定されるものではない。
【0009】なお、上記光輝性顔料としては、限定され
るものではないが、前記光輝性顔料粒子のメジアン径が
少なくとも10μmである光輝性顔料が好ましく、ま
た、ガラスフレークに金属が被覆された構造のガラスフ
レーク顔料が好ましい。また、好ましい前記光輝性顔料
としては、撥水処理された粒子表面を持つ顔料、中で
も、撥水化剤により撥水処理されてなる光輝性顔料が含
まれた光輝性水性色材組成物が好ましい。
【0010】前記撥水化剤も、限定されるものではない
が、カップリング剤が好ましく、特に、当該カップリン
グ剤としてチタネート系又はシラン系カップリング剤が
好ましい。
【0011】従って、好ましい前記光輝性水性色材組成
物としては、着色剤と、溶剤と、撥水の粒子表面を持つ
光輝性顔料、特に当該着色剤をはじく撥水の粒子表面を
持つ光輝性顔料を含有する組成物が望ましい。
【0012】本発明の組成物は、限定されるものではな
いが、特に光輝性水性インキ、あるいは、メイキャップ
などの皮膚又は肌に塗布する光輝性水性化粧料として好
適に用いられる。
【0013】特に、撥水の粒子表面を持つとともに当該
粒子のメジアン径が少なくとも10μmである光輝性顔
料を含有する前記色材組成物は、着色剤等をはじいた光
輝性顔料の露出表面の光輝感と、光輝性顔料からはじか
れた着色剤等の濃度が格別良好となると思われるが、筆
跡又は塗膜全体の着色剤による発色が濃く且つ光輝性顔
料による光輝性が向上した筆跡又は塗膜を得ることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】(光輝性顔料)本発明で用いられ
る光輝性顔料としては、特に限定されず、撥水の粒子表
面を持つものであればすべて用いることができる。特に
本発明では、インキ組成物等の水性色材組成物中に含ま
れる着色剤をはじくところの撥水の粒子表面を持つ光輝
性顔料が含まれていることが重要である。例えば、水溶
性染料、水溶性顔料及び水分散性顔料などの着色剤と、
水及び水溶性有機溶剤などの水性溶剤とともに、撥水の
粒子表面を持つ光輝性顔料を含む水性インキなどの色材
組成物の場合では、これで筆記すると、筆跡において
は、当該着色剤が撥水性の光輝性顔料の粒子表面からは
じかれやすくなり、光輝性顔料の粒子表面を覆う着色剤
を可及的に排除することができ、光輝性顔料の粒子の周
囲に着色剤が集まる筆跡又は塗膜をつくりだすことがで
きる。
【0015】撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料は、光輝
性顔料の粒子表面を例えば撥水処理することで得られ
る。撥水処理の具体例としては特に限定されないが、撥
水化剤を用いることが好適である。例えば、前記光輝性
顔料などの金属(合金含む)又は金属酸化物の粒子の表
面、特に金属(合金含む)の粒子表面を撥水化するに
は、カップリング剤などの撥水化剤により撥水処理する
ことが好適である。カップリング剤としてはチタネート
系又はシラン系カップリング剤が好適に用いられる。チ
タネート系カップリング剤としては、例えば味の素ファ
インテクノ株式会社製、商品名「KR ET」、「KR
44」、「KR TTS」、「KR 38S」、「K
R 138」等が用いられる。また、アルミネート系カ
ップリング剤としては例えば味の素ファインテクノ株式
会社製、商品名「A1−M」が用いられる。シラン系カ
ップリング剤としては、例えば信越化学工業株式会社
製、商品名「KBM 403」、「KBM 603」、
「KBM 903」等が挙げられる。撥水化剤、特に、
カップリング剤の好適な範囲は、光輝性顔料に対して少
なくとも0.1重量%である。撥水化剤がこれより過小
のときは、撥水の十分な効果が得難い。
【0016】上記光輝性顔料としては、例えば顔料の粒
子表面又は粒子内部に金属反射面(金属反射の平滑面、
好ましくは鏡面反射面)を持ち、光の反射によってキラ
キラと輝きを発揮する粒子表面を持つ単体又は複数層の
粒子で構成される顔料を用いることができる。優れた光
輝性を発揮させるために、この顔料粒子は鱗片状乃至フ
レーク状乃至薄膜状乃至平板状の単層又は複数層で構成
される光輝性顔料であることが望ましい。特に、入射す
る光が全反射する平滑な表面を有する光輝性粒子が好ま
しい。前記金属反射面を構成する金属としては、特に限
定されないが、光の反射率が0.5以上である金属単体
又は合金が好ましく、銀(反射率;0.94)、アルミ
ニウム(反射率;0.83)、金(反射率;0.8
0)、ニッケル(反射率;0.63)等が例示される。
また前記光輝性顔料、特に鱗片状乃至フレーク状乃至薄
膜状乃至平板状の単体又は複数層で構成される光輝性顔
料としては、少なくとも10μmのメジアン径を有する
光輝性顔料、特に金属被覆ガラスフレーク顔料、金属被
覆無機顔料、アルミニウム顔料から選ばれる光輝性顔料
が好ましい。この光輝性顔料粒子のメジアン径が10μ
m未満である場合、たとえ顔料粒子表面に撥水化剤によ
る撥水処理が施されていても、筆跡乃至塗膜に現れる光
輝性は低下する。なお、メジアン径が少なくとも25μ
m、好ましくは30μm以上の鱗片状等の光輝顔料を含
む本発明の色材組成物、特にインキの場合は、筆跡又は
塗膜において優れた光輝性を現出する。
【0017】本発明において用いられる具体的な光輝性
顔料(光輝性粒子)としては、例えば、金属被覆ガラス
フレーク顔料、金属被覆無機顔料、金属酸化物被覆無機
顔料、アルミニウム顔料、金属箔、金属が蒸着されたフ
ィルム、金属蒸着膜(例えば、フィルムに蒸着された金
属蒸着層を剥離して得られる金属蒸着膜)などが挙げら
れる。ここで、金属ガラスフレーク顔料とは、フレーク
状ガラスが金属(合金)で被覆された構造からなる顔料
として定義される。また、金属被覆無機顔料とは、金属
(合金)が被覆された無機顔料を総称するものとして定
義される。金属酸化物が被覆された無機顔料(例えば金
属酸化物が被覆されたアルミニウム等の金属顔料)も用
いることができる。
【0018】金属被覆ガラスフレーク顔料として一例を
挙げれば、フレーク状ガラスが無電解メッキ法により金
属で被覆されたガラスフレーク粒子がある。例えば、銀
で被覆された東洋アルミニウム社製の商品名「メタシャ
インREFSX−2015PS」、「メタシャインRE
FSX−2025PS」及び「メタシャインREFSX
−2040PS」、チタンで被覆された東洋アルミニウ
ム社製の商品名「メタシャインRCFSX−1040R
S」及び「メタシャインRCFSX−1040RC」の
各コールド、グリーン、レッドが挙げられる。また、ガ
ラスフレーク粒子としてフレ−ク状ガラスがスパッタリ
ング法により金属で被覆されたガラスフレーク粒子も使
用することができる。例えば、銀で被覆された東洋アル
ミニウム社製の商品名「クリスタルカラ−GF212
5」、「クリスタルカラーGF2125−M」、「クリ
スタルカラーGF2140」、「クリスタルカラーGF
2140−M」がある。また、ニッケル・クロム・モリ
ブデンで被覆された同社製の商品名「クリスタルカラー
GF2525」、「クリスタルカラーGF2525−
M」、「クリスタルカラーGF2540」、「クリスタ
ルカラーGF2540−M」がある。また、真鍮で被覆
された同社製の商品名「クリスタルカラーGF25
0」、銀合金で被覆された同社製の商品名「クリスタル
カラーGF1345」、チタンで被覆された同社製の商
品名「クリスタルカラーGF1445」がある。
【0019】また、金属被覆無機顔料或いは金属酸化物
被覆無機顔料として一例を挙げれば、酸化鉄(III)が被
覆されたアルミニウムを用いることができる。例えばB
ASF株式会社製の商品名「Paliocrom Gold L2000」、
「Paliocrom Gold L2002」、「Paliocrom Gold L202
0」、「Paliocrom Gold L2022」、「Paliocrom Gold L2
025」、「Paliocrom Orange L2800」がある。また、酸
化鉄(III)が被覆された雲母を用いることができる。例
えばBASF株式会社製の商品名「Paliocrom RedGold
L2500」、「Paliocrom Red L4000」がある。また、アル
ミ−マンガン被覆の雲母状酸化鉄(III) を用いることが
できる。例えばBASF株式会社製の商品名「Paliocro
m Copper L3000」及び「Paliocrom Copper L3001」があ
る。また、還元二酸化チタンが被覆された雲母を用いる
ことができる。例えばBASF株式会社製の商品名「Pa
liocrom Blue Silver L6000」、「Paliocrom Blue Silv
er L6001」がある。
【0020】また、本発明ではアルミニウム粉などの金
属単体であっても用いることができる。アルミニウムを
樹脂フィルムに蒸着し、樹脂フィルムを剥離又は一体化
した蒸着アルミニウム膜のフレーク又は薄片を用いるこ
ともできる。アルミニウム粉としては、東洋アルミニウ
ム株式会社製の商品名「WXM U75C」(メジアン
径:13μm)、同社製の商品名「WXM 5452」
(メジアン径:18μm)、同社製の商品名「WXM
1440」(メジアン径:30μm)、同社製の商品名
「WXM 1415」(メジアン径:50μm)を例示
することができる。特に、アルミニウム粉の場合、粒子
のメジアン径が25μmを超えるところの30μm以上
の同社製の商品名「WXM 1440」(メジアン径:
30μm)及び同社製の商品名「WXM 1415」
(メジアン径:50μm)を好適に用いることができ
る。これらは1種又は2種以上用いることができる。
【0021】既述した光輝性顔料(特に鱗片状の光輝性
粒子)の含有量、好ましくは顔料粒子のメジアン径が少
なくとも10μmの光輝性顔料の含有量は、色材組成
物、特にインキ組成物全量に対して0.01〜40重量
%含まれていることが好ましい。当該光輝性顔料が水性
インキ組成物等の水性色材組成物全量中0.01重量%
未満の場合は、筆跡又は塗膜において、たとえ光輝性顔
料粒子の表面から着色剤がはじかれたとしても、光輝性
が充分発揮し難い。また当該光輝性顔料が上記色材組成
物全量中40重量%を超えると、色材組成物、特にイン
キとしては粘度が上がりすぎ、流動性が低下し、筆記性
が低下する。光輝性顔料の最適配合量は、0.5〜30
重量%である。この範囲であれば、着色剤が光輝性顔料
の粒子表面からはじかれることもあって、必要最低限度
の配合量で光輝性が十分発揮される。
【0022】(着色剤)本発明で用いる着色剤として
は、前記光輝性顔料と反応せず、光輝性に影響を与えな
いものを用いることが重要である。更に着色剤として
は、水性であってその系のインキ等水性色材組成物に溶
解性又は分散性がよいものが好ましい。
【0023】具体的には、酸性染料、直接染料、塩基性
染料などの水溶性染料のほか、カーボンブラック、酸化
チタンなどの無機顔料、銅フタロシアニン系顔料、スレ
ン系顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アンスラ
キノン系顔料、ジオキサン系顔料、インジゴ系顔料、チ
オインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、
インドレノン系顔料、アゾメチン系顔料などの有機顔料
のほか、蛍光顔料、着色樹脂エマルジョンなどが挙げら
れる。また、これらを顔料分散体として用いることもで
きる。要するに、本発明では例えば水溶性染料、水溶性
顔料、水性顔料分散体から選ばれる着色剤を用いること
ができる。また本発明で着色剤は1種又は2種以上を混
合して使用することができる。また、隠蔽性のある酸化
チタン、アルキレンビスメラミン誘導体、球状・偏平状
等の各種形状のプラスチックピグメント(合成樹脂粒子
顔料)など、各種の無機顔料又は有機白色顔料などの隠
蔽性顔料を単独又は混合して用いることもできる。
【0024】水性色材組成物を化粧料として用いる場合
は、化粧料として通常配合される公知の着色剤を用いる
ことができる。例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無
機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機
赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化
鉄、黄土等の無機黄色系顔料黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイオ
レット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸
化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑
色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタン
コーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビ
スマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタン
コーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、赤色201
号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色
220号、赤色226号、赤色228号、赤色405
号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色
401号、及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、
赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色23
0号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄
色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色
3号及び青色1号などのジルコニウム、バリウム又はア
ルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カ
ロリン等の天然色素等が挙げられるが、化粧品に用いる
ことができるものであるならこれらに限定されるもので
はない。
【0025】着色剤は、水性インキ等水性色材組成物全
量中0.01〜20重量%含まれていることが好まし
い。上記着色剤が前記組成物全量中0.01重量%未満
の場合は当該着色剤の着色を視認し難い。着色剤が前記
組成物全量中20重量%を超えると、水性色材組成物、
特に水性インキとしては粘度が上がりすぎ、流動性が低
下するほか、メジアン径が少なくとも10μmの撥水表
面を持つ光輝性顔料であっても、着色剤の光輝性顔料粒
子表面からの排除が十分でなく光輝性が低下する。
【0026】なお、光輝性顔料、好ましくはメジアン径
が少なくとも10μmの鱗片状等の光輝性顔料の含有量
が水性インキ組成物等の水性色材組成物全量に対して
0.01〜40重量%含有する場合は、前記着色剤は
0.05〜15重量%含有することが好ましい。前記着
色剤が0.05重量%以上の場合は着色性(発色性)が
更に向上する一方、15重量%未満の場合でも、着色剤
が光輝性顔料粒子の周囲に十分集まることがら十分濃く
着色(発色)する。
【0027】(溶剤)水性インキなどの水性色材組成物
の場合では、水、水溶性有機溶剤などを溶剤として用い
ることができる。特に水溶性有機溶剤は、ボールペンの
ペン先など筆記具又は塗布具における色材組成物の流出
先端部の乾燥防止と、水性インキ等の水性色材組成物の
凍結防止を図ることができるものを用いることが好まし
い。例えば、メタノール,エタノール等のアルコール
類、トリメチロールプロパンのほか、エチレングリコ−
ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
プロピレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル等のグ
リコ−ル類、グリセリン等の多価アルコール類、エチレ
ングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチレングリコ−
ルモノメチルエ−テル、ジプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエ
ーテル等のグリコ−ルエ−テル類を例示することができ
る。なお、本発明で用いる水性溶剤としては、水,炭素
数が1〜4の脂肪族アルコール、プロピレングリコール
モノメチルエーテル,グリセリン等が特に好ましい。こ
れらの溶剤は1種又は2種以上を混合して用いることが
できる。
【0028】水溶性有機溶剤は、インキ組成物等の色材
組成物全量中1.00〜40重量%含まれていることが
好ましい。上記水溶性有機溶剤等が上記組成物全量中
1.00重量%未満の場合はペン先等の前記流出先端部
が乾燥しやすく、また水性インキ等の色材組成物が凍結
しやすくなる。水溶性有機溶剤等が水性インキ等の色材
組成物全量中40重量%を超えると、例えば前記水溶性
樹脂の溶解性に影響を与えると共に、筆跡乃至塗膜が乾
燥し難い。溶剤、特に水溶性有機溶剤の最適配合量は、
水溶性有機溶剤の種類によってやや異なるが、5.00
〜20重量%である。
【0029】(水溶性増粘樹脂)本発明は、水性インキ
等の水性色材組成物の粘度調整をするとともに、光輝性
顔料粒子(鱗片状光輝性粒子など)の分散及び沈降防止
を図ることが出来る水性色材組成物として、水溶性増粘
樹脂を用いることが好ましい。
【0030】水溶性増粘樹脂の一例を挙げれば、微生物
産系多糖類及びその誘導体が用いられる。例えば、プル
ラン、ザンサンガム、ウェランガム、ラムザンガム、サ
クシノグルカン、デキストラン等を例示することができ
る。また、水溶性植物系多糖類およびその誘導体が用い
られる。例えば、トラガンシガム、グァ−ガム、タラガ
ム、ロ−カストビ−ンガム、ガティガム、アラビノガラ
クタンガム、アラビアガム、クイスシ−ドガム、ペクチ
ン、デンプン、サイリュ−ムシ−ドガム、ペクチン、カ
ラギ−ナン、アルギン酸、寒天等を例示することができ
る。また、水溶性動物系多糖類およびその誘導体が用い
られる。例えば、ゼラチン、カゼイン、アルブミンを例
示することができる。また、増粘樹脂として、N−ビニ
ルアセトアミド樹脂、架橋されたN−ビニルアセトアミ
ド樹脂等のN−ビニルアセトアミド系樹脂を用いること
ができる。また、アクリル,スチレンアクリル,スチレ
ンマレイン酸のNaもしくはNH4塩等の水溶性合成樹
脂も用いることができる。その他水分散型樹脂も使用で
きる。
【0031】本発明では、水性色材組成物、特にインキ
の場合、上述した水溶性増粘樹脂の中でも特に微生物産
系多糖類及びその誘導体、中でもプルラン、ザンサンガ
ム、ウェランガム、ラムザンガム及びサクシノグルカン
のグループから少なくとも1つ選ばれる水溶性増粘樹脂
を好適に用いることができる。また、上述した水溶性樹
脂は1種又は2種以上を混合して用いることができる。
【0032】水溶性増粘樹脂は、水性インキ等色材組成
物全量中0.01〜10重量%含まれていることが好ま
しい。上記水溶性樹脂が水性インキ等水性色材組成物全
量中0.01重量%未満の場合は、撥水性の粒子表面を
持つ光輝性顔料の沈降防止効果が充分でない。水溶性増
粘樹脂が水性インキ等水性色材組成物全量中10重量%
を超えると、撥水性の粒子表面を持つ光輝性顔料を含む
水性色材組成物、特に水性インキとしては粘度が上がり
すぎ、流動性が低下する。水溶性樹脂の最適配合量は、
水溶性樹脂の種類によってやや異なるが、0.1〜2重
量%である。
【0033】(定着樹脂)本発明の水性色材組成物に含
まれる光輝性顔料は、撥水の粒子表面を有していること
から、当該光輝性顔料を筆跡又は塗膜に十分定着させる
ために定着樹脂を用いることが好ましい。定着樹脂とし
ては、合成樹脂エマルジョンが好ましい。カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン等、化粧料に汎用される水溶性高分子も用いられ
る。
【0034】なお、定着樹脂は、インキ、化粧料等の色
材組成物の特性、及び筆記適正又は塗布適性を考慮する
と、水溶性増粘樹脂等の他の樹脂成分の溶解性や組成物
の粘度、着色剤の分散性、およびインキ等色材組成物の
発色に影響を与えないものを用いることが重要である。
また、金属被覆ガラスフレーク顔料粒子などの光輝性顔
料粒子の配合による光輝性などの効果を阻害しないこと
が重要である。
【0035】前記合成樹脂エマルジョンの最低造膜温度
は20℃以下であることが好ましい。合成樹脂エマルジ
ョンの最低造膜温度が20℃以下、特に0℃以下である
と、常温(25℃程度)では勿論、寒冷地でも皮膜化で
き、基材に対する筆跡乃至塗膜の定着性を高めることが
できる。
【0036】また、合成樹脂エマルジョンは、アニオン
性又はノニオン性を有しているものを好適に用いること
ができる。アニオン性又はノニオン性を有する合成樹脂
エマルジョンは、例えばアニオン性又はノニオン性のモ
ノマーから合成樹脂をつくるか、又はアニオン性又はノ
ニオン性の乳化剤を用いることによって得ることができ
る。合成樹脂エマルジョンがアニオン性又はノニオン性
を有していると、水性インキ等水性色材組成物の安定性
を高めることができる。
【0037】また合成樹脂エマルジョンは、水性インキ
等水性色材組成物のpHが6以上において、着色剤の分
散性や水溶性増粘樹脂の溶解性に影響を与えないものが
好ましい。
【0038】このような見地から、合成樹脂エマルジョ
ンとしては、例えば、アクリル系合成樹脂エマルジョ
ン、スチレン−アクリル系合成樹脂エマルジョン、酢酸
ビニル系合成樹脂エマルジョンを用いることができる。
また、アクリル系合成樹脂エマルジョンとしては、例え
ば、アクリル酸エステル共重合体合成樹脂エマルジョ
ン、アルキル酸アルキルエステル共重合体樹脂エマルジ
ョン、メタクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョ
ン、メタクリル酸アルキルエステル共重合体樹脂エマル
ジョン等が好適である。スチレン−アクリル系合成樹脂
エマルジョンとしては、例えば、スチレン−アクリル酸
エステル共重合体合成樹脂エマルジョン、スチレンメタ
クリル共重合体樹脂エマルジョンが好適である。また、
酢酸ビニル系合成樹脂エマルジョンには、例えば、酢酸
ビニル合成樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合体合成樹脂エマルジョン、酢酸ビニルベ
オバ共重合体樹脂エマルジョン、酢酸ビニルマレート共
重合体樹脂エマルジョン、酢酸ビニルエチレン共重合体
樹脂エマルジョン等が好適に用いられる。またその他、
塩素化ポリオレフィン,アクリルコロイダルシリカ,特
殊共重合値樹脂エマルジョン等が用いられる。合成樹脂
エマルジョンはこれらの合成樹脂の1種又は2種以上を
混合して用いることができる。
【0039】具体的には、アクリル系合成樹脂エマルジ
ョンとしては、商品名「ニカゾールA−02」(日本カ
ーバイド工業株式会社製、最低造膜温度:0℃、粘度:
500cps、粒径:0.1μm)、商品名「ニカゾー
ルFX−582」(日本カーバイド工業株式会社製、最
低造膜温度:0℃、粘度:500cps、粒径:0.2
μm)などが挙げられる。また、酢酸ビニル系合成樹脂
エマルジョンとしては、商品名「ニカゾールTG134
A」(日本カーバイド工業株式会社製、pH7.5、最
低造膜温度0℃)、商品名「モビニール507」(クラ
リアントポリマー株式会社製、ノニオン性、pH6.
5、最低造膜温度0℃)などが挙げられる。
【0040】合成樹脂エマルジョン等の定着樹脂の含有
量は特に制限されないが、例えば、水性インキ等水性色
材組成物全量に対して固形分で0.01〜40重量%が
好適範囲である。当該定着樹脂の含有量が水性インキ等
水性色材組成物全量に対して固形分で0.01重量%以
上であると、粒子表面に撥水性を持つ光輝性顔料粒子の
筆跡又は塗膜に対する定着性が向上する。一方、前記定
着樹脂の含有量が前記色材組成物全量に対して固形分で
40重量%を越えると、固形樹脂分が多くなり、ペン先
など流出先端部での塗膜化などにより筆記適性又は塗布
特性が低下する。また筆跡又は塗膜が白色化し易くな
る。粒子表面に撥水性を持つ光輝性顔料の筆跡又は塗膜
に対する定着性を一層すぐれたものとするには、前記定
着樹脂の含有量を、前記色材組成物全量に対して固形分
で少なくとも0.3重量%とすることするが最適であ
る。また、筆記適性又は塗膜特性を一層優れたものにす
るには、前記定着樹脂の含有量を、水性インキ等水性色
材組成物全量に対して固形分で20重量%とすることが
最適である。すなわち、合成樹脂エマルジョン等の定着
樹脂の最適含有量は、0.3〜20重量%である。
【0041】(水性色材組成物の粘度)水性インキ、化
粧料等水性色材組成物の粘度は特に限定されないが、1
00〜100000mPa・s(ELD型粘度計:3
゜、R14コーン、0.5rpm、20℃測定)の粘度
範囲内にあることが望ましい。特に、擬塑性流動特性
(チキソトロピー性)を持つ水性インキ等水性色材組成
物、好ましくはELD型粘度計(3゜R14コーン、2
0℃)によって測定された回転数が0.5rpmのとき
の粘度V0.5と回転数が1.0rpmときの粘度V
1.0との比(V0.5/V1.0)で示される前記チ
キソトロピー性指数(T.I.値)が1.3以上の擬塑
性流動特性(チキソトロピー性)を持つ水性色材組成物
が好ましい。
【0042】また、擬塑性流動特性(チキソトロピー
性)を持つ水性インキ等水性色材組成物であって、EL
D型粘度計(3゜R14コーン、20℃)によって測定
された回転数0.5rpmのときの粘度V0.5が10
00〜15000mPa・sである水性色材組成物が好
ましい。
【0043】また、ELD型粘度計(3゜R14コー
ン、20℃)によって測定された回転数が0.5rpm
のときの粘度V0.5と回転数が1.0rpmときの粘
度V .0との比(V0.5/V1.0)で示される前
記チキソトロピー性指数(T.I.値)が1.3以上の
擬塑性流動特性(チキソトロピー性)を持ち、ELD型
粘度計(3゜R14コーン、20℃)によって測定され
た回転数0.5rpmのときの粘度V0.5が1000
〜15000mPa・sである水性インキ等水性色材組
成物が最適である。
【0044】なお、ELD型粘度計(3゜R14コー
ン、20℃)によって測定された回転数0.5rpmの
ときの粘度V0.5が1000mPa・s未満の場合
は、本発明に係る前記光輝性顔料粒子を含む水性インキ
等水性色材組成物の場合では低粘度であるため、分散安
定性が低下し、経時的に沈降し易くなるため好ましくな
い。その一方、15000mPa・sを超える場合は、
高粘度過ぎるため、特にボールペンのインキとして適用
した場合は筆記性が低下する。
【0045】なお、繊維束のペン先を有する筆記具の場
合、3〜12mPa・s(ELD型粘度計:1゜34’
コーン、50rpm、20℃測定)の粘度範囲内にある
水性インキ等水性色材組成物が好ましい。
【0046】(その他の添加物)なお、本発明の水性イ
ンキ等水性色材組成物では、必要に応じて、ポリオキシ
エチレンアルカリ金属塩、ジカルボン酸アミド、リン酸
エステル、N−オレイルサルコシン塩等の潤滑剤、ベン
ゾトリアゾール、トリルトリアゾールジシクロヘキシル
アンモニウムナイトレート等の防錆剤、ベンゾイソチア
ゾリン系、ペンタクロロフェノール系、クレゾール、パ
ラオキシ安息香酸エステル等の防腐防黴剤、界面活性
剤、染料可溶化剤などを添加することができる。また、
本発明の水性色材組成物には浴剤又は保湿成分を含ませ
ることもできる。前記浴剤又は保湿成分としては、例え
ばソルビトール、キシリトール、グリセリン、マルチト
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ピロリドンカルボ
ン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリオキシ
エチレンメチルグルコシド、パンテノール、アミノ酸等
を挙げることができる。水性色材組成物を化粧料として
用いる場合は前記浴剤又は保湿成分が特に好ましい。
【0047】(光輝性水性色材組成物の態様)上記のこ
とから、本発明の光輝性水性色材組成物は、着色剤と、
溶剤と、撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料を含有し、前
記光輝性顔料粒子のメジアン径が少なくとも10μmで
ある組成物が好ましい。
【0048】また、水性色材組成物としては、撥水処理
された粒子表面を持つとともに当該粒子のメジアン径が
少なくとも10μmであって、金属被覆ガラスフレーク
顔料、金属被覆無機顔料及びアルミニウム顔料のグルー
プから少なくとも1つ選ばれる光輝性顔料を含有する色
材組成物が好適である。
【0049】また、例えば、下記成分を含有する水性色
材組成物が好適である。 (a)撥水処理された粒子表面を持つとともに当該粒子
のメジアン径が少なくとも10μmであって、金属被覆
ガラスフレーク顔料、金属被覆無機顔料及びアルミニウ
ム顔料のグループから少なくとも1つ選ばれる光輝性顔
料と(b)着色剤を含む光輝性水性色材組成物である。
【0050】また、下記成分を含有する光輝性水性色材
組成物が好適である。 (a)前記光輝性顔料として、チタネート系又はシラン
系カップリング剤により撥水処理された粒子表面を持つ
金属被覆ガラスフレーク顔料 (b)着色剤 (c)定着樹脂
【0051】なお、ボールペン、マーキングペンなどの
筆記具用として好適な色材組成物、特に水性インキの場
合では、水溶性染料、水溶性顔料及び水分散性顔料など
の着色剤と、水及び水溶性有機溶剤などの水性溶剤と、
水溶性増粘樹脂と、撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料
(特に前記例示された様な撥水化剤により撥水処理され
た粒子表面を持つ光輝性顔料)を含むインキ組成物、或
いは更に合成樹脂エマルジョン等の定着剤を含むインキ
組成物が好ましい。更に具体的には、次の成分を含有す
る筆記具用水性インキ組成物が好ましい。 (a)撥水化剤としてチタネート系又はシラン系カップ
リング剤により撥水処理された粒子表面を持つ金属被覆
ガラスフレーク (b)着色剤 (c)水溶性増粘樹脂 (d)水溶性有機溶剤 (e)水
【0052】さらに具体的には、次の(a)〜(e)の
各成分を含有し、1000〜15000mPa・s(E
LD型粘度計:3゜、R14コーン、0.5rpm、2
0℃測定)の粘度範囲を持つ水性色材組成物がボールペ
ン、マーキングペンなどの筆記具用色材組成物、特に水
性インキ組成物として好適である。 (a)金属被覆ガラスフレーク、金属被覆無機顔料及び
アルミニウム顔料のグループから少なくとも1つ選ばれ
る光輝性顔料であって、その顔料粒子のメジアン径が少
なくとも10μmであって、その顔料粒子の表面がチタ
ネート系又はシラン系カップリング剤により撥水処理さ
れた金属被覆ガラスフレーク (b)着色剤 (c)プルラン、ザンサンガム、ウェランガム、ラムザ
ンガム及びサクシノグルカンのグループから少なくとも
1つ選ばれる水溶性増粘樹脂 (d)水溶性有機溶剤 (e)水
【0053】また、光輝性水性色材組成物全量に対し
て、次の成分を含有する光輝性水性色材組成物が好まし
い。 (a)前記光輝性顔料として、チタネート系又はシラン系カップリング剤によ り撥水処理された粒子表面を持つ金属被覆ガラスフレーク顔料 0.01〜40重量% (b)着色剤 0.05〜15重量% (c)定着樹脂 0.01〜40重量%
【0054】なお、本発明の光輝性顔料を筆跡又は塗膜
に定着させる定着樹脂としては、既述の通り、合成樹脂
エマルジョン、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドンの群から選ばれる少な
くとも1以上の定着樹脂が好ましく適用できる。
【0055】上記の各種態様の色材組成物は、特に筆記
具用インキ、顔、腕等に塗布するボディーペイント又は
インキ等各種化粧料に好適に用いることができる。
【0056】(用途)上記の水性色材組成物は、ボール
ペンインキ、マーキングペンインキ、スタンプインキ、
ステンシルインキなどのインキ、特にボールペン、マー
キング等の筆記具用として用いることができる。特に、
インキ収容部が中空の中空軸筒又は繊維束の中芯であ
り、ペン先がボール又は繊維束で構成されている筆記具
に好適に用いることができる。また、本発明の組成物
は、着色剤と、溶剤と、撥水性の粒子表面、特に前記着
色剤をはじく撥水性の粒子表面を持つ光輝性顔料を含有
する水性色材組成物として広く適用することができる。
【0057】これらの色材組成物を含有する絵具や塗料
のほか、化粧料、特に肌、毛、爪などの表面に塗布する
メイキャップ化粧料などに適用することができる。すな
わち、本発明の色材組成物は、ボールペンインキやマー
キングペンインキのほか、化粧料として、絵具として、
スタンプインキとして、ステンシルインキとして、或は
塗料として、それぞれ適用されるものである。
【0058】なお、この色材組成物を化粧料として適用
する場合は、その組成物を肌などに転写する転写型の化
粧料としても用いることができる。また、ペン先にボー
ルを保持し、容器内に充填された化粧料が上記ボールの
回転とともに肌、爪の表面等に塗布されるボールペン型
のアプリケーター(ボールペン型容器)にも適用するこ
とができる。この場合では、その容器内の収容部に液状
化粧料や乳液状等の半液状の化粧料を充填することがで
きる。しかし、前記アプリケーター内では高粘度のゲル
状(非流動状乃至難流動状)化粧料組成物であるが、ボ
ールの回転とともに剪断力が化粧料組成物に働き、粘度
が急減して流動性を帯び、肌、毛、爪の表面等に塗布さ
れる、従来にはないボールペン型のアプリケーター(ボ
ールペン型容器)に適用することも可能である。また、
このような先端がボールチップではなく、繊維束等で構
成したペン型アプリケーター(ペン型容器)や、色材組
成物の化粧液が流出する先端部分が繊維、刷毛、フェル
ト、スポンジ、その他これらの類似物であって、容器内
に充填された色材組成物を加圧し又は加圧せずに当該容
器の細孔から前記繊維等に沿って外部に押出し等によっ
て流出させる構造の容器にも適用できる。また、これら
のような直液式の供給構造ではなく、化粧料を繊維束等
の中芯に含浸させた中芯式や、バルブを解してペン芯等
の流出先端部に供給するバルブ式のアプリケーター(ペ
ン型容器)にもできる。
【0059】本発明の色材組成物は、フェーシャル化粧
料、メークアップ化粧料、ヘア化粧料などの化粧料に用
いることができ、特にマニキュア、ペディキュア、ネイ
ルポリッシュ、マスカラ、アイライナー、アイシャド
ー、口紅、頬紅、ファンデーション等のほか、顔、手、
腕などのボディーへの筆記又は塗布用のペイント乃至イ
ンキ等として好適に用いることができる。
【0060】
【実施例】(撥水化光輝顔料の作成)撥水化剤によって
粒子表面が撥水化されたA〜Gの各種の撥水化光輝性顔
料を表1に示す組成で作成した。具体的には、撥水化剤
としてカップリング剤を用いる場合は、カップリング剤
が水に溶解するものは水、溶解しないものは溶剤(例え
ば、n−ヘキサン)100g中に光輝性顔料10g、カ
ップリング剤0.5gを添加して30分間良く振り混ぜ
る。その混合液をろ過して光輝性顔料を取り出し、熱を
かけ(80℃で4時間程度)乾燥させる。なお、比較の
ため、撥水化されていないH及びIの非撥水化光輝性顔
料も表1に示した。
【0061】
【表1】
【0062】(インキの作成)表2に示す組成及び配合
量(重量%)で、水、有機溶剤、A〜Gの各撥水化光輝
性顔料(或いは、H、Iの各非撥水化光輝性顔料)を混
合し、よく分散させた溶液に水溶性増粘樹脂を加え更に
攪拌し、その他添加剤を分散させた後、必要に応じてp
H調整を行ない、着色剤を加えてインキを得た。実施例
及び比較例のいずれも、分散方法、脱泡方法、濾過等は
従来公知の方法を用いた。
【0063】(試験サンプルの作製)前記方法に従って
得られたボールペン用水性インキをステンレス製のボー
ルペンチップ(ボール材質:炭化珪素)を一端に連設し
たポリプロピレン製の中空軸筒よりなるボールペンのイ
ンキ収容部に充填したものを試験サンプルとした。ボー
ル径は1.0mmである。
【0064】〔評価〕PPC用紙に筆記した筆跡を顕微
鏡で撮影し、コンピューター上でグレースケールに基づ
き二値化の画像処理をして、光輝性顔料上を被覆してい
る着色剤の割合(%)を算出した。数値が小さいほど光
輝性顔料を被覆している着色剤量が少ないので、撥水化
の効果がある。光輝性は目視で評価し、特に良いは◎、
良いは○、悪いは×で示した。
【0065】
【表2】
【0066】なお、各表中、各成分は下記の通りであ
る。 [ガラスフレーク顔料] I 商品名“メタシャインREFSX−2040PS”
東洋アルミニウム株式会社製 II 商品名“メタシャインRCFSX−1040RC
(9546)レッド”東洋アルミニウム株式会社製
【0067】[撥水化剤] I 商品名“KR ET”味の素ファインテクノ株式会
社製 チタネート系カップリング剤 II 商品名“KR 44”味の素ファインテクノ株式会
社製 チタネート系カップリング剤 III 商品名“KR TTS”味の素ファインテクノ株
式会社製 チタネート系カップリング剤 IV 商品名“KR 38S”味の素ファインテクノ株式
会社製 チタネート系カップリング剤 V 商品名“KR 138”味の素ファインテクノ株式
会社製 チタネート系カップリング剤 VI 商品名“KBM 403”信越化学工業株式会社製
シラン系カップリング剤
【0068】[定着樹脂] I 商品名“ニカゾールA−02”日本カーバイド工業
株式会社製 MFT:0℃,pH:7.0,粘度:50
0cps,平均粒径:0.1μ II 商品名“ニカゾールFX−582特注”日本カーバ
イド工業株式会社製MFT:0℃,pH:7.0,粘
度:500cps,平均粒径:0.2μ [増粘樹脂] I サンザンガム:商品名“ケルザン”ケルコ製 II ポリアクリル酸:商品名“カーボポール940”B
FGoodrich製 [水溶性有機溶剤] I グリセリン:試薬 II プロピレングリコール:試薬
【0069】[着色剤] I 青色顔料分散体:着色剤は、下記の割合(重量部)
にてNaOHを加えて溶解した後、ボールミルにて分散
を行ない、平均粒径0.08μm、固形分濃度10%の
顔料分散体を得た。下記のスチレン−アクリル共重合体
は商品名「ジョンクリル J683」、ジョンソンポリ
マ−社製、重量平均分子量8000の顔料分散用樹脂で
ある。 フタロシアニンブルー 5重量部 スチレン−アクリル共重合体 1重量部
【0070】[防腐防黴剤] I 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン:商品名
“プロクセルXL−2”ヘキスト合成株式会社製
【0071】[潤滑剤] I モノ(orジ)ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン:商品名“フォスファノール PE−510”東
邦化学工業株式会社製 表2より、撥水化剤で処理されていない比較例1及び2
の着色剤の被覆率が90%前後であるのに対して、実施
例はいずれも着色剤の被覆率が22%以下、詳細には1
6〜22%であることが認められ、また目視による評価
もこの着色剤の被覆率と対応して光輝性が向上してい
た。また特に、定着剤を含有させた実施例8及び9は更
に定着性も向上していた。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上の通り、撥水の粒子表
面、特に撥水処理された粒子表面を持つ光輝性顔料を含
有する光輝性色材組成物であるので、撥水の粒子表面を
持たない光輝性顔料が含まれたものに比して、着色剤に
よる発色性と光輝性顔料による光輝性が同時に向上した
筆跡又は塗膜とすることができる。従って、筆記具イン
キ、マーキングインキ、絵具、スタンプインキ、ステン
シルインキ、塗料のほか、化粧料、特にメイキャップ化
粧料などに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る組成物を用いて、撥水
の粒子表面を持つ光輝性顔料によって形成された筆跡又
は塗膜の一例を示す概念図である。
【図2】 図2は、撥水の粒子表面を持たない光輝性顔
料が含まれた組成物を用いて、着色顔料の顔料粒子が光
輝性顔料の顔料粒子の表面を覆った状態を示す概念図で
ある。
【図3】 図3は、撥水の粒子表面を持たない光輝性顔
料が含まれた組成物を用いて、着色顔料の顔料粒子が光
輝性顔料の顔料粒子の表面をほとんど覆わない状態を示
す概念図である。
【符号の説明】
1 筆跡 2 着色顔料の顔料粒子 3 光輝性顔料の顔料粒子 3a 粒子表面 4 光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/08 C09C 3/12 3/12 C09D 5/29 C09D 5/29 11/00 11/00 11/16 11/16 11/18 11/18 201/00 201/00 B43K 8/02 F

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料を含有
    する光輝性水性色材組成物。
  2. 【請求項2】 前記光輝性顔料粒子のメジアン径が少な
    くとも10μmである請求の範囲第1項記載の光輝性水
    性色材組成物。
  3. 【請求項3】 前記光輝性顔料が、ガラスフレークに金
    属が被覆された構造のガラスフレーク顔料である請求の
    範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  4. 【請求項4】 前記粒子表面は、撥水処理された粒子表
    面である請求の範囲第1項記載の光輝性水性色材組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記粒子表面は、撥水化剤により撥水処
    理されてなる請求の範囲第4項記載の光輝性水性色材組
    成物。
  6. 【請求項6】 前記撥水化剤がカップリング剤である請
    求の範囲第5項記載の光輝性水性色材組成物。
  7. 【請求項7】 前記カップリング剤が、チタネート系又
    はシラン系カップリング剤である請求の範囲第6項記載
    の光輝性水性色材組成物。
  8. 【請求項8】 前記金属被覆ガラスフレーク顔料の顔料
    粒子表面が、撥水処理された粒子表面である請求の範囲
    第3項記載の光輝性水性色材組成物。
  9. 【請求項9】 前記金属被覆ガラスフレーク顔料の顔料
    粒子表面が、撥水化剤により撥水処理された粒子表面で
    ある請求の範囲第8項記載の光輝性水性色材組成物。
  10. 【請求項10】 前記撥水化剤がカップリング剤である
    請求の範囲第9項記載の光輝性水性色材組成物。
  11. 【請求項11】 前記カップリング剤が、チタネート系
    又はシラン系カップリング剤である請求の範囲第10項
    記載の光輝性水性色材組成物。
  12. 【請求項12】 さらに、着色剤と溶剤とを含有し、前
    記撥水の粒子表面を持つ光輝性顔料は、前記着色剤をは
    じく光輝性顔料である請求の範囲第1項記載の光輝性水
    性色材組成物。
  13. 【請求項13】 さらに、定着樹脂を含有する請求の範
    囲第12項記載の光輝性水性色材組成物。
  14. 【請求項14】 光輝性水性色材組成物全量に対して、
    前記撥水の粒子表面を持つ前記光輝性顔料0.01〜4
    0重量%と、前記着色剤0.05〜15重量%を含有す
    る請求の範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  15. 【請求項15】 前記撥水化剤が、光輝性顔料全量に対
    して少なくとも0.1重量%含まれている請求の範囲第
    5項記載の光輝水性色材組成物。
  16. 【請求項16】 前記定着樹脂が、光輝性水性色材組成
    物全量に対して0.01〜40重量%含有する請求の範
    囲第13項記載の光輝性水性色材組成物。
  17. 【請求項17】 色材組成物が、100〜100000
    mPa・s(ELD型粘度計:3゜、R14コーン、
    0.5rpm、20℃測定)の粘度範囲内にある請求の
    範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  18. 【請求項18】 光輝性水性色材組成物全量に対して、
    次の成分を含有する請求の範囲第1項記載の光輝性水性
    色材組成物。 (a)前記光輝性顔料として、チタネート系又はシラン系カップリング剤によ り撥水処理された粒子表面を持つ金属被覆ガラスフレーク顔料 0.01〜40重量% (b)着色剤 0.05〜15重量% (c)定着樹脂 0.01〜40重量%
  19. 【請求項19】 色材組成物がインキ組成物である請求
    の範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  20. 【請求項20】 次の成分を含有する請求の範囲第19
    項記載の筆記具用光輝性水性色材組成物。 (a)撥水化剤としてチタネート系又はシラン系カップ
    リング剤により撥水処理された粒子表面を持つ金属被覆
    ガラスフレーク顔料 (b)着色剤 (c)水溶性増粘樹脂 (d)水溶性有機溶剤 (e)水
  21. 【請求項21】 インキが、1000〜15000mP
    a・s(ELD型粘度計:3゜、R14コーン、0.5
    rpm、20℃測定)の粘度範囲内にある請求項20記
    載のボールペン用水性インキ組成物。
  22. 【請求項22】 インキが、3〜12mPa・s(EL
    D型粘度計:1゜34’コーン、50rpm、20℃測
    定)の粘度範囲内にある請求項20記載の繊維束のペン
    先を有する筆記具用水性インキ組成物。
  23. 【請求項23】 撥水処理された粒子表面を持つ光輝性
    顔料が含まれるインキがインキ収容部に含まれている筆
    記具。
  24. 【請求項24】 インキ収容部が中空の中空軸筒又は繊
    維束の中芯であり、ペン先がボール又は繊維束で構成さ
    れている請求項23記載の筆記具。
  25. 【請求項25】 下記の成分(a)〜(e)を含有す
    る、1000〜15000mPa・s(ELD型粘度
    計:3゜、R14コーン、0.5rpm、20℃測定)
    の粘度範囲内にあるインキがインキ収容部に含まれてい
    る請求項23記載の筆記具。 (a)顔料粒子のメジアン径が少なくとも10μmであ
    って、その顔料粒子の表面がチタネート系又はシラン系
    カップリング剤により撥水処理された金属被覆ガラスフ
    レーク顔料 (b)着色剤 (c)プルラン、ザンサンガム、ウェランガム、ラムザ
    ンガム及びサクシノグルカンのグループから少なくとも
    1つ選ばれる水溶性増粘樹脂 (d)水溶性有機溶剤 (e)水
  26. 【請求項26】 色材組成物が、化粧料である請求の範
    囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  27. 【請求項27】 色材組成物が、絵具である請求の範囲
    第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  28. 【請求項28】 色材組成物が、スタンプインキである
    請求の範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  29. 【請求項29】 色材組成物が、ステンシルインキであ
    る請求の範囲第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  30. 【請求項30】 色材組成物が、塗料である請求の範囲
    第1項記載の光輝性水性色材組成物。
  31. 【請求項31】 顔料の粒子表面が撥水化剤により撥水
    処理されている金属被覆ガラスフレーク顔料。
  32. 【請求項32】 前記撥水化剤がカップリング剤である
    請求の範囲第31項記載の金属被覆ガラスフレーク顔
    料。
  33. 【請求項33】 前記カップリング剤が、チタネート系
    又はシラン系カップリング剤である請求の範囲第32項
    記載の金属被覆ガラスフレーク顔料。
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