JP2016176045A - インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ - Google Patents

インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2016176045A
JP2016176045A JP2015059346A JP2015059346A JP2016176045A JP 2016176045 A JP2016176045 A JP 2016176045A JP 2015059346 A JP2015059346 A JP 2015059346A JP 2015059346 A JP2015059346 A JP 2015059346A JP 2016176045 A JP2016176045 A JP 2016176045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
water
based ink
pigment
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015059346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6398823B2 (ja
Inventor
祐生 奥村
Yuki Okumura
祐生 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015059346A priority Critical patent/JP6398823B2/ja
Priority to US15/078,423 priority patent/US10202515B2/en
Publication of JP2016176045A publication Critical patent/JP2016176045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398823B2 publication Critical patent/JP6398823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/322Pigment inks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/14Printing inks based on carbohydrates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

Abstract

【課題】 乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくいインクジェット記録用水性顔料インクを提供する。
【解決手段】 顔料と、水とを含むインクジェット記録用水性インクであって、さらに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含むことを特徴とする。
【化1】
Figure 2016176045

式(1)において、Rは、炭素原子数2〜10の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジに関する。
インクジェット記録に用いるインクとして、顔料及び水を含む水性顔料インクが提案されている(特許文献1)。
特開2004−231711号公報
前記水性顔料インクは、安定した吐出を可能とするために、乾燥による増粘及び固化を抑制し、打ち出し遅れが生じないようにすることが重要である。そこで、本発明は、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくいインクジェット記録用水性顔料インクを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用水性インクは、
顔料と、水とを含むインクジェット記録用水性インクであって、
さらに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含むことを特徴とする。
Figure 2016176045
式(1)において、Rは、炭素原子数2〜10の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基である。
本発明によれば、水性顔料インクに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含ませたことで、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくい。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略斜視図である。
本発明のインクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「インク」と言うことがある。)について説明する。本発明の水性インクは、顔料と、水とを含む。
前記顔料は、特に限定されず、例えば、カーボンブラック、無機顔料及び有機顔料等があげられる。前記カーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等があげられる。前記無機顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄系無機顔料及びカーボンブラック系無機顔料等をあげることができる。前記有機顔料としては、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料;フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料;塩基性染料型レーキ顔料、酸性染料型レーキ顔料等の染料レーキ顔料;ニトロ顔料;ニトロソ顔料;アニリンブラック昼光蛍光顔料;等があげられる。また、その他の顔料であっても水相に分散可能なものであれば使用できる。これらの顔料の具体例としては、例えば、C.I.ピグメントブラック1、6及び7;C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、15、16、17、55、73、74、75、78、83、93、94、95、97、98、114、128、129、138、150、151、154、180、185及び194;C.I.ピグメントオレンジ31及び43;C.I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、12、15、16、48、48:1、53:1、57、57:1、112、122、123、139、144、146、149、166、168、175、176、177、178、184、185、190、202、221、222、224及び238;C.I.ピグメントバイオレット196;C.I.ピグメントブルー1、2、3、15、15:1、15:2、15:3、15:4、16、22及び60;C.I.ピグメントグリーン7及び36等もあげられる。本発明の水性インクは、前記顔料を分散剤で水に分散させたものであってもよい。前記分散剤としては、例えば、一般的な高分子分散剤等を用いてよい。また、本発明の水性インクにおいて、前記顔料は、高分子によりカプセル化されたものであってもよい。
前記顔料は、自己分散型顔料であってもよい。前記自己分散型顔料は、例えば、顔料粒子にカルボニル基、ヒドロキシル基、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基等の親水性基及びそれらの塩の少なくとも一種が、直接又は他の基を介して化学結合により導入されていることによって、分散剤を使用しなくても水に分散可能なものである。前記自己分散型顔料は、例えば、特開平8−3498号公報、特表2000−513396号公報、特表2008−524400号公報、特表2009−515007号公報、特表2011−515535号公報等に記載の方法によって顔料が処理されたものを用いることができる。前記自己分散型顔料の原料としては、無機顔料及び有機顔料のいずれも使用することができる。また、前記処理を行うのに適した顔料としては、例えば、三菱化学(株)製の「MA8」及び「MA100」等のカーボンブラック等があげられる。前記自己分散型顔料は、例えば、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、キャボット・コーポレーション社製の「CAB−O−JET(登録商標)200」、「CAB−O−JET(登録商標)250C」、「CAB−O−JET(登録商標)260M」、「CAB−O−JET(登録商標)270Y」、「CAB−O−JET(登録商標)300」、「CAB−O−JET(登録商標)400」、「CAB−O−JET(登録商標)450C」、「CAB−O−JET(登録商標)465M」及び「CAB−O−JET(登録商標)470Y」;オリエント化学工業(株)製の「BONJET(登録商標)BLACK CW−2」及び「BONJET(登録商標)BLACK CW−3」;東洋インキ製造(株)製の「LIOJET(登録商標)WD BLACK 002C」等があげられる。
前記水性インク全量における前記顔料の固形分配合量(顔料固形分量)は、特に限定されず、例えば、所望の光学濃度又は彩度等により、適宜決定できる。前記顔料固形分量は、例えば、0.1重量%〜20重量%であり、好ましくは、3重量%〜10重量%であり、より好ましくは、7重量%〜10重量%である。乾燥による増粘及び固化は、前記顔料固形分量が多い程生じやすいが、本発明によれば、前記顔料固形分量に依存することなく、乾燥による増粘及び固化を抑制し、打ち出し遅れを生じにくくすることが可能である。
前記水性インクは、前記顔料に加え、さらに染料等の他の着色剤を含んでもよい。
前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記水性インク全量おける前記水の配合量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前述のとおり、前記水性インクは、さらに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含む。水性顔料インクに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含ませたことで、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくい。このような効果が得られるメカニズムは、例えば、つぎのように推定される。すなわち、水性顔料インクに、嵩高いポリオキシプロピレンメチルグルコシドを配合することで、顔料の凝集が抑制され、その結果、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくいと考えられる。また、前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドは水に溶解し難いが、式(1)で表わされる化合物と併用することで、水に溶解するようになり、前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドの不溶化による吐出不良も生じないと考えられる。ただし、これらのメカニズムは推定に過ぎず、本発明はこれに限定されない。
前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドは、複数のプロピレンオキサイドが付加された単糖であり、特に、式(2)で表わされる化合物が好適に用いられる。
Figure 2016176045
式(2)において、a、b、c及びdは、10≦a+b+c+d≦20である。a+b+c+dは、プロピレンオキサイドの付加モル数を表わし、10又は20であることが好ましい。
前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドは、例えば、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、日油(株)製の「マクビオブライド(登録商標)MG−10P」及び「マクビオブライド(登録商標)MG−20P」等があげられる。
前記水性インク全量における前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドの配合量(ポリオキシプロピレンメチルグルコシド割合)は、例えば、1重量%〜30重量%であり、好ましくは、3重量%〜22重量%であり、より好ましくは、4重量%〜20重量%である。前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシド割合を4重量%〜20重量%とすることで、より乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくい水性インクを得ることができる。
前述のとおり、式(1)において、Rは、炭素原子数2〜10の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基である。式(1)で表わされる化合物としては、例えば、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、日本精化(株)製の「SUCRAPH(登録商標) AG−8」;ライオン(株)製の「AG6206」及び「AG6202」;花王(株)製の「マイドール(登録商標)10」;等があげられる。
前記水性インク全量における式(1)で表わされる化合物の配合量は、例えば、0.5重量%〜20重量%であり、好ましくは、0.8重量%〜15重量%であり、より好ましくは、1重量%〜8重量%である。
前記水性インクは、下記条件(I)を満足することが好ましい。下記条件(I)を満足することで、より乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくい水性インクを得ることができる。

条件(I):A/B≦4
A:前記水性インク全量における前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドの配合量(重量%)
B:前記水性インク全量における式(1)で表わされる化合物の配合量(重量%)
前記水性インクは、さらに、水溶性有機溶剤を含んでもよい。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、インクジェットヘッドのノズル先端部における水性インクの乾燥を防止する湿潤剤及び記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤があげられる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール等のポリエーテル;アルキレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の多価アルコール;2−ピロリドン;N−メチル−2−ピロリドン;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。
前記水性インク全量における前記湿潤剤の配合量は、例えば、0重量%〜95重量%であり、好ましくは、5重量%〜80重量%であり、より好ましくは、5重量%〜50重量%である。
前記浸透剤は、例えば、グリコールエーテルがあげられる。前記グリコールエーテルは、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル及びトリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量における前記浸透剤の配合量は、例えば、0重量%〜20重量%であり、好ましくは、0重量%〜15重量%であり、より好ましくは、1重量%〜4重量%である。
前記水性インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、界面活性剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記水性インクは、例えば、顔料、水、前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシド及び式(1)で表わされる化合物と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
前記水性インクの粘度は、特に限定されないが、3mPa・s〜5mPa・sであることが好ましい。前記粘度は、例えば、25℃で測定した値である。
つぎに、本発明のインクカートリッジは、インクジェット記録用水性インクを含むインクカートリッジであって、前記水性インクが、本発明のインクジェット記録用水性インクであることを特徴とする。前記インクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
つぎに、本発明のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法について説明する。
本発明のインクジェット記録装置は、インク収容部及びインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、前記インク収容部に、本発明のインクジェット記録用水性インクが収容されていることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体に水性インクをインクジェット方式により吐出して記録するインクジェット記録方法であって、前記水性インクとして、本発明のインクジェット記録用水性インクを用いることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、例えば、本発明のインクジェット記録装置を用いて実施可能である。前記記録は、印字、印画、印刷等を含む。
図1に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、4つのインクカートリッジ2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8とを主要な構成要素として含む。
4つのインクカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。前記4色の水性インクのうちの少なくとも一つが、本発明のインクジェット記録用水性インクである。ヘッドユニット4に設置されたインクジェットヘッド3は、記録媒体(例えば、記録用紙)Pに記録を行う。キャリッジ5には、4つのインクカートリッジ2及びヘッドユニット4が搭載される。駆動ユニット6は、キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。プラテンローラ7は、キャリッジ5の往復方向に延び、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
パージ装置8は、インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
パージ装置8のプラテンローラ7側には、パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。ワイパ部材20は、へら状に形成されており、キャリッジ5の移動に伴って、インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図1において、キャップ18は、水性インクの乾燥を防止するため、記録が終了するとリセット位置に戻されるインクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本例のインクジェット記録装置1においては、4つのインクカートリッジ2は、ヘッドユニット4と共に、1つのキャリッジ5に搭載されている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクジェット記録装置1において、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、ヘッドユニット4とは別のキャリッジに搭載されていてもよい。また、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、キャリッジ5には搭載されず、インクジェット記録装置1内に配置、固定されていてもよい。これらの態様においては、例えば、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジと、キャリッジ5に搭載されたヘッドユニット4とが、チューブ等により連結され、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジからヘッドユニット4に前記水性インクが供給される。
このインクジェット記録装置1を用いたインクジェット記録は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、記録用紙Pが、インクジェット記録装置1の側方又は下方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙される。記録用紙Pは、インクジェットヘッド3と、プラテンローラ7との間に導入される。導入された記録用紙Pに、インクジェットヘッド3から吐出される水性インクにより所定の記録がされる。本発明の水性インクは、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくい。記録後の記録用紙Pは、インクジェット記録装置1から排紙される。図1においては、記録用紙Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
図1に示す装置では、シリアル型インクジェットヘッドを採用するが、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置は、ライン型インクジェットヘッドを採用する装置であってもよい。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例及び比較例により限定及び制限されない。
[実施例1〜20及び比較例1〜13]
水性インク組成(表1)における、自己分散型顔料を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、水に分散させた自己分散型顔料に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、実施例1〜20及び比較例1〜13のインクジェット記録用水性インクを得た。
実施例1〜20及び比較例1〜13の水性インクについて、(a)打ち出し遅れ評価及び(b)蒸発特性評価を、下記方法により実施した。
(a)打ち出し遅れ評価
ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタDCP−J525Nを使用して、実施例及び比較例の水性インクを用いて専用紙(ブラザー工業(株)製の「BP60PA」)上に解像度600dpi×300dpiで罫線を記録し、評価サンプルを作製した。前記評価サンプルを観察し、下記評価基準に従って打ち出し遅れを評価した。
打ち出し遅れ評価 評価基準
A:倍率50倍の顕微鏡観察で打ち出し遅れが無かった。
B:目視観察で打ち出し遅れが無かった。
C:目視観察で打ち出し遅れが有った。
(b)蒸発特性評価
実施例及び比較例の水性インク5gを、開放瓶(口径:20.2mm)に注入した。ついで、前記開放瓶を、60℃の恒温槽中に1日保存した。前記保存後、前記開放瓶内の水性インクの状態を倍率200倍の顕微鏡で観察し、下記評価基準に従って蒸発特性を評価した。
蒸発特性評価 評価基準
A:前記開放瓶を傾けたときに水性インクがすぐに流動し、凝集物及び分離物は確認されなかった。
B:前記開放瓶を傾けたときに水性インクが時間をかけて流動し、凝集物及び分離物は確認されなかった。
C:前記開放瓶を傾けたときに水性インクが流動せず、凝集物及び分離物が確認された。
実施例1〜20及び比較例1〜13の水性インクの水性インク組成及び評価結果を、表1に示す。なお、表1中の式(3)は、下記のとおりである。
Figure 2016176045
Figure 2016176045
表1に示すとおり、実施例1〜20では、打ち出し遅れ及び蒸発特性の評価結果が良好であった。特に、A/B≦4であり、かつ、水性インク全量におけるポリオキシプロピレンメチルグルコシドの配合量が、4重量%〜20重量%である実施例1〜5及び9〜20では、打ち出し遅れ及び蒸発特性の評価結果が極めて良好であった。一方、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドに代えて、ポリオキシエチレンメチルグルコシド(式(3)で表わされる化合物)を用いた比較例1〜7、式(1)において、Rが炭素原子数2〜8のアルキル基である化合物に代えて、Rが炭素原子数10〜15のアルキル基である化合物を用いた比較例8及び9、式(1)で表わされる化合物を用いなかった比較例10及び11、並びに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドを用いなかった比較例12及び13では、打ち出し遅れ及び蒸発特性の評価結果が悪かった。
以上のように、本発明の水性インクは、乾燥による増粘及び固化が抑制され、打ち出し遅れが生じにくいものである。本発明の水性インクの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (6)

  1. 顔料と、水とを含むインクジェット記録用水性インクであって、
    さらに、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物とを含むことを特徴とするインクジェット記録用水性インク。
    Figure 2016176045
    式(1)において、Rは、炭素原子数2〜10の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基である。
  2. 前記水性インクに、前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドと、式(1)で表わされる化合物が、下記条件(I)を満足する配合されている請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。

    条件(I):A/B≦4
    A:前記水性インク全量における前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドの配合量(重量%)
    B:前記水性インク全量における式(1)で表わされる化合物の配合量(重量%)
  3. 前記水性インク全量における前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドの配合量が、4重量%〜20重量%である請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インク。
  4. 前記ポリオキシプロピレンメチルグルコシドが、式(2)で表わされる化合物である請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
    Figure 2016176045
    式(2)において、a、b、c及びdは、10≦a+b+c+d≦20を満たす正の整数である。
  5. 前記顔料が、自己分散型顔料である請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
  6. インクジェット記録用水性インクを含むインクカートリッジであって、前記水性インクが、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
JP2015059346A 2015-03-23 2015-03-23 インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ Active JP6398823B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059346A JP6398823B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
US15/078,423 US10202515B2 (en) 2015-03-23 2016-03-23 Water-based ink for ink-jet recording and ink cartridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059346A JP6398823B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016176045A true JP2016176045A (ja) 2016-10-06
JP6398823B2 JP6398823B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=56976611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015059346A Active JP6398823B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10202515B2 (ja)
JP (1) JP6398823B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232276A (ja) * 1989-03-06 1990-09-14 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性インク
US20020002931A1 (en) * 2000-05-23 2002-01-10 Yukihiro Nakano Water-based ink composition
JP2002047438A (ja) * 2000-05-23 2002-02-12 Kao Corp 水性インク組成物
JP2003301132A (ja) * 2002-02-05 2003-10-21 Sakura Color Prod Corp 光輝性水性色材組成物
US20050148685A1 (en) * 2002-02-05 2005-07-07 Sakura Color Products Corporation Water-based bright colorant composition
JP2012012592A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Pentel Corp ボールペン用油性インキ組成物
JP2012233084A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Pilot Ink Co Ltd ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
US20140292903A1 (en) * 2013-03-29 2014-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-Based Ink for Ink-Jet Recording, Ink Cartridge, and Ink-Jet Recording Apparatus
JP2014198750A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2014198771A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3405817B2 (ja) 1994-06-20 2003-05-12 オリヱント化学工業株式会社 水性顔料インキ及びその製造方法
US5609671A (en) 1994-06-20 1997-03-11 Orient Chemical Industries, Ltd. Water-based pigment ink and process for producing the same
US5837045A (en) 1996-06-17 1998-11-17 Cabot Corporation Colored pigment and aqueous compositions containing same
JP4264969B2 (ja) 2003-01-29 2009-05-20 セイコーエプソン株式会社 水性顔料インク組成物、並びにこれを用いた記録方法、記録システム及び記録物
EP1833932B1 (en) 2004-12-17 2012-01-18 Cabot Corporation Method of preparing oxidized modified pigments and inkjet ink compositions comprising the same
KR101319046B1 (ko) 2005-10-31 2013-10-17 캐보트 코포레이션 변성 착색제, 및 변성 착색제를 포함하는 잉크젯 잉크 조성물
JP2008246821A (ja) 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 前処理液、インクセット、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
WO2009117071A1 (en) 2008-03-17 2009-09-24 Cabot Corporation Modified pigments having reduced phosphate release, and dispersions and inkjet ink compositions therefrom

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02232276A (ja) * 1989-03-06 1990-09-14 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性インク
US20020002931A1 (en) * 2000-05-23 2002-01-10 Yukihiro Nakano Water-based ink composition
JP2002047438A (ja) * 2000-05-23 2002-02-12 Kao Corp 水性インク組成物
JP2003301132A (ja) * 2002-02-05 2003-10-21 Sakura Color Prod Corp 光輝性水性色材組成物
US20050148685A1 (en) * 2002-02-05 2005-07-07 Sakura Color Products Corporation Water-based bright colorant composition
JP2012012592A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Pentel Corp ボールペン用油性インキ組成物
JP2012233084A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Pilot Ink Co Ltd ボールペン用水性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン
US20140292903A1 (en) * 2013-03-29 2014-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Water-Based Ink for Ink-Jet Recording, Ink Cartridge, and Ink-Jet Recording Apparatus
JP2014198750A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2014198771A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6398823B2 (ja) 2018-10-03
US10202515B2 (en) 2019-02-12
US20160280944A1 (en) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010077279A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP5310583B2 (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP2009155595A (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP5310584B2 (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP6432782B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP4737725B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP6300084B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP6103368B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6120152B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6136447B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録用水性インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP6057074B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP5621691B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP2011178860A (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP6398823B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP6776623B2 (ja) インクセット及び記録方法
JP2016193974A (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP2015030843A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP5704514B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP5310582B2 (ja) インクジェット記録用水性インクおよびインクカートリッジ
JP6103369B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6358561B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP6120151B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6153081B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP5930305B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5928814B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150