JP2003300696A - 巻上牽引機 - Google Patents

巻上牽引機

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JP2003300696A JP2003002306A JP2003002306A JP2003300696A JP 2003300696 A JP2003300696 A JP 2003300696A JP 2003002306 A JP2003002306 A JP 2003002306A JP 2003002306 A JP2003002306 A JP 2003002306A JP 2003300696 A JP2003300696 A JP 2003300696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、小型、軽量化が図れるとともに、
堅牢でかつ組立て、分解の容易な巻上牽引機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ギヤケース1とブレーキガー2間に介設
され、フレーム3接合面に設けた段部5aと、ギヤケー
ス1及びブレーキカバー2の凹部1b、2bに嵌合する
小径部4dを有するスペーサー4a、4b、4c(図示
せず)と、ブレーキカバー2とギヤケース1に貫設して
固設されるボルト6を備え、フレーム3をスペーサー4
a、4b、4c(図示せず)の段部5aとギヤケース1
及びブレーキカバー2の内側端面で狭着固定したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻上牽引機に関す
るもので、さらに詳しくは、スペーサーを用いた本体フ
レームの固定手段及びスペーサーに設けた逆転防止爪を
付勢するバネの規制手段を備えた巻上牽引機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、構造が簡単で、かつ取扱いが簡便
な巻上牽引機として、図6に示すものが知られている。
(例えば、特許文献1)以下、図6に示す従来の巻上牽
引機について説明する。図6において、駆動部材21は
駆動軸20に螺進退自在に螺合しており、ハンドル31
を反復揺動することにより、駆動部材21を回転し、ブ
レーキ版27、ブレーキ受け28を介して、駆動軸20
を回転し、駆動軸20の回転に連動してロードシーブ2
9を回転してチェーン30の巻上げが行われる。この形
式の巻上げ牽引機において、ロードシーブ29は、ボル
ト25の段部によって一定間隔を保って位置決めされた
一対のフレーム24間に装設されており、ボルト25の
両端の小径部はフレーム24に設けた孔部に嵌挿され
て、その両端小径部外周にはネジ加工がされており、ナ
ット26により締着されている。ブレーキ板27、ブレ
ーキ受け28は、ブレーキカバー23にてカバーされ、
ロードシーブ29側のシーブ及びギヤ、ギヤケース22
にてカバーされている。
【0003】また、上記したフレームを固定するボルト
に逆転防止爪を装着する手段として、ボルト端部に大径
部と小径部を設け、大径部に逆転防止爪を付勢するスプ
リングを捲着し、小径部に逆転防止爪を軸着し、リング
等で抜け止めを行うものが知られている。(例えば、特
許文献2)
【0004】
【特許文献1】特開2000−159487号公報(3
〜5頁、図1)
【特許文献2】実開昭61−18296号公報(8〜9
頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特許文献1に記載
された従来の巻上牽引機において、ボルト25の両端小
径部は、フレーム24に設けられた孔部に嵌挿される
が、両端のネジ部を嵌挿するため、フレーム24に設け
た孔部径は、ボルト25の両端のネジ部の径より僅かに
大きく設定されており、そのため、ナット26によりボ
ルト25を締結し、フレーム24とブレーキカバー2
3、ギヤケース22を固定しても、ボルト25の両端ネ
ジ部とフレーム24の孔部には僅かな隙間が生ずるの
で、作業時等において、巻上機本体が大きな衝撃を受け
た場合において、その隙間分ズレ等の狂いが発生すると
いう課題を有していた。
【0006】また、ボルト25の両端をナットで締結す
る構成であるので、組立時において、片側のボルト端を
ナットにより締着した後に、本体を反転して、反対側の
ボルト端をナットで締着しなければならず、その動作の
ための組立工数が必要であった。さらには、ボルトの先
端部とナットは、本体の外部に晒されるため、錆が発生
したり、損傷し易く、このような場合は、整備のための
分解が困難となる。また、ナットを締着するための、例
えばスパナ等のナット取付け用工具が使用可能なスペー
スをブレーキカバー23とギヤケース22上に設ける必
要があった。
【0007】また、上記特許文献2に記載されている逆
転防止爪の装着手段は、逆転防止爪の組立て時に、ボル
トの大径部に捲着されるバネの端部が、バネの付勢力に
より逆転防止爪側に移動し、ボルトの大径部と小径部間
に設けられた段部と逆転防止爪との間に狭入され、逆転
防止爪の組立て時における不具合が発生するという課題
を有していた。この不具合を解決するため、ボルト端部
に抜け止めを設け、抜け止めがボルト端部に設けた溝に
嵌合するか否かで、上記不具合の検知を行っていた。そ
のため、ボルトを直接ブレーキカバーにて固定すること
は上記不具合が発見し難いので、不可能であった。
【0008】本発明は、上記した課題に鑑み、小型、軽
量化が図れるとともに、堅牢かつ、組立て、分解の容易
な巻上牽引機を提供することを目的とし、さらには、逆
転防止爪の装着時において、該爪を付勢するバネの移動
を規制し、組立て作業時における不具合が発生しない巻
上牽引機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するもので、ギヤケースとブレーキカバー間に介設
され、フレームに当接して位置決めする段部と、ギヤケ
ース及びブレーキカバーの凹部に嵌合する小径部を有す
るスペーサーと、ブレーキカバーとギヤケースに貫設し
て固設されるボルトを備え、フレームをスペーサーの段
部と、ギヤケース及びブレーキカバーの内側端面で狭着
固定したことを特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明は、ロードシーブを支持す
る一対のフレームと、ロードギヤを被うギヤケースと、
ブレーキ手段を被うブレーキカバーと、ギヤケースとブ
レーキカバー間に介設され、フレームに当接して位置決
めするスペーサーと、スペーサーに捲装されるバネと、
バネによって付勢される逆転防止爪を備えた巻上牽引機
であって、スペーサーは、バネが捲着されるバネ捲着部
と、バネ捲着部より小径で逆転防止爪が装着される爪装
着部と、バネ捲着部と爪装着部間に設けられ、バネの逆
転防止爪側への移動を規制する規制部材を有し、バネの
一端をフレームに、他端を爪に係止したことを特徴とす
るものである。
【0011】本発明によると、巻上機本体フレームは、
スペーサーの段部により間隔が規定され、位置決めされ
るとともに、ボルトによる締着時に、フレームは、スペ
ーサーに設けた段部とギヤケース及びブレーキカバーの
内側端面で狭着固定されるため、フレームの位置決めが
容易で、かつフレームの締着時には、部品間に隙間が生
じないため、フレームと他の部品間にはズレ等の狂いが
生ぜず、コンパクトで精緻な巻上牽引機を提供すること
ができる。
【0012】さらに、本発明によると、スペーサーのバ
ネ捲着部とバネ捲着部より小径の爪装着部間にフランジ
等の規制部材を設けたので、バネの逆転防止爪側への移
動が規制され、逆転防止爪の組立て時において該バネが
爪装着部に押入するのを防止できるため、従来装置のよ
うに、抜け止めを必要とせず、スペーサーを直接ブレー
キカバーに当接させ、爪を規制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ロードシーブを支持する一対のフレームと、該フレ
ームの一側にロードギヤを被うギヤケースと、他側にブ
レーキ手段を被うブレーキカバーを備えた巻上牽引機で
あって、ギヤケースとブレーキカバー間に介設され、フ
レームに当設して位置決めする段部と、ギヤケース及び
ブレーキカバーの凹部に嵌合する小径部を有するスペー
サーと、ブレーキカバーとギヤケースに貫設して固設さ
れるボルトを備え、フレームをスペーサーの段部とギヤ
ケース及びブレーキカバーの内側端面で狭着固定したこ
とを特徴とるもので、巻上機本体フレームは、スペーサ
ーの段部により間隔が規定され、位置決めされるととも
に、ボルトによる締着時に、フレームは、スペーサーに
設けた段部とギヤケース及びブレーキカバーの内側端面
で狭着固定されるため、フレームの位置決めが容易で、
かつフレームと他の部品間にはズレ等の狂いが生ぜず、
コンパクトで精緻な巻上牽引機を提供することができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、ボルトをスペー
サーに設けた貫通孔に貫装したこを特徴とするので、組
立、分解が容易な巻上牽引機を提供することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、ボルト端部をギ
ヤケースまたはブレーキカバーに設けたボルト孔に螺着
したこととを特徴とするもので、部品点数が少なく、組
立、分解が容易な巻上牽引機を提供するとができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、ボルトをブレー
キ手段側から嵌挿し、ギヤケースに設けたボルト孔に螺
着したことを特徴とするもので、請求項3と同様の効果
を有する巻上牽引機を提供することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、ロードシーブを
支持する一対のフレームと、ロードギヤを被うギヤケー
スと、ブレーキ手段を被うブレーキカバーと、ギヤケー
スとブレーキカバー間に介設され、フレームに当接して
位置決めするスペーサーと、スペーサーに捲装されるバ
ネと、バネによって付勢される逆転防止爪を備えた巻上
牽引機であって、スペーサーは、バネが捲着されるバネ
捲着部と、逆転防止爪が装着される爪装着部と、バネ捲
着部と爪装着部間に設けられ、バネの逆転防止爪側への
移動を規制する規制部材を有し、バネの一端をフレーム
に、他端を爪に係止したことを特徴とするもので、スペ
ーサーのバネ捲着部と爪装着部間にフランジ等の規制部
材を設け、バネの逆転防止爪側への移動を規制したの
で、逆転防止爪の組立て時において、バネが爪装着部に
押入するのを防止できるため、従来装置のように、抜け
止めを必要とせず、スペーサーを直接ブレーキカバーに
当接させ、爪を規制することができるため、組立てが容
易な巻上牽引機を提供することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、規制部材は、ス
ペーサーのバネ捲着部に設けたフランジであることを特
徴とし、請求項7に記載の発明は、規制部材は、スペー
サーのバネ捲着部に外装されたバネ保持部材に設けたフ
ランジであることを特徴とし、請求項8に記載の発明
は、規制部材は、逆転防止爪からバネ捲着部側に突出す
る突出部であることを特徴とするもので、それぞれ請求
項5に記載の発明と同じ作用を有する。
【0019】請求項9に記載の発明は、駆動部材、爪
車、ブレーキ受け、駆動軸、逆転防止爪、逆転防止爪を
付勢するバネを備え、ロードシーブ支持フレームとブレ
ーキカバー間に装備された巻上牽引機におけるブレーキ
装置であって、バネ及び逆転防止爪を、前記フレームに
固設された支持軸に装着し、バネの一端を前記フレーム
に、他端を逆転防止爪に係止し、逆転防止爪を付勢する
とともに、該支持軸の前記バネと逆転防止爪間に、バネ
の爪側への移動を規制する規制部材を設けたことを特徴
とするもので、バネと逆転防止爪間に、バネの爪側への
移動を規制する規制部材を設けたので、逆転防止爪をフ
レームに固設される支持軸に直接装着できるため、構造
が簡単でかつ、組立てが容易なブレーキ装置を提供する
ことができるとともに、請求項5と同じ作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、規制部材は、
バネによる逆転防止爪の付勢作用の反力により、支持軸
側に付勢され、支持軸に押接されるバネ部分のみを規制
することを特徴とするもので、規制部材を、支持軸に押
接されるバネ部分のみを規制することで、規制部材の付
設によるブレーキ装置を軽量化することができる。 〔実施の形態1〕以下、図1を参照して本発明の実施の
形態1の巻上牽引機について説明する。図において、1
はギヤケースで、巻上牽引機本体のロードギヤ側のギヤ
を被い、後述するボルトが螺着するネジ孔1aとスペー
サー小径部4dが嵌合する凹部1bが設けられ、さら
に、内側に突出し、フレームを狭着する内側端面1cが
設けられている。2はブレーキカバーで、巻上牽引機本
体のブレーキ手段を被い、後述するボルトが嵌挿するボ
ルト嵌挿孔2aと、スペーサー小径部が嵌合する凹部2
bが設けられ、フレームを狭着する内側端面2cが設け
られている。また、ブレーキカバー2のブレーキ手段側
には、ブレーキ手段のスペース分だけ膨出する膨出部2
dが設けられ、更に、ボルトの頭部を収納する座部2e
を有する。3は巻上牽引機本体の支持フレームで、中空
スペーサー4a、4bの小径部4dが嵌合する孔部を備
え、中空スペーサー4a、4bに設けた段部5aによ
り、フレーム間の間隔が規定され、中空スペーサー4
a、4bに貫装されるボルト6により本体に締着され
る。4a、4bは、フレーム3の取付け位置及びフレー
ム3間の間隔を規定する中空スペーサーで、両端に小径
部4dを有し、中空スペーサー4aのロードギヤ側小径
部4dは、フレーム3の孔部とギヤケース1の内側凹部
1bに嵌合し、ブレーキ手段側小径部4dは、フレーム
3の孔部とブレーキカバー2の内側の凹部2bに嵌合し
て固定される。中空スペーサー4bのロードギヤ側小径
部4dは、ギヤケース1の内側凹部1bに嵌合し、ブレ
ーキ手段側小径部4dは、フレーム3の孔部と嵌合して
固定される。また、爪車8に係合する逆転防止爪16を
嵌挿する部分は小径部5cとなっており、逆転防止爪1
6を軸承している。中空スペーサー4a、4bは、3箇
所にてフレーム3の間隔を段部5aで規定するととも
に、フレームに設けた孔部と、ギヤケースの凹部1bと
ブレーキカバー2の凹部2bを小径部4dにて嵌合する
ので、フレーム3と他の部品を隙間なく組み立てできる
ため、スペーサー4の長手方向の直角方向のズレを規制
することができる。また、フレーム3は、中空スペーサ
ー4a、4bに設けた段部とギヤケース1及びブレーキ
カバー2の内側端面1c、2d間で狭着固定される。な
お、中空スペーサー4bは、逆転防止爪16の軸方向の
移動を規制するための段部5bを有している。6は六角
孔を頭部に設けたボルトで、ブレーキカバー2に設けら
れたボルト嵌挿孔2aから中空スペーサー4a、4b、
に嵌挿され、その端部はギヤケース1のネジ孔1aに螺
着固定される。したがって、ボルト6を締着すると、フ
レーム3はギヤケース1の内側端面1cと中空スペーサ
ー4a、4bの段部5aにより狭着固定される。図にお
いて、7はブレーキ板、8は爪車、9はブレーキ受け、
10は駆動部材、11は駆動軸、12はロードギヤ、1
3はロードシーブ、14は遊転バネ、15はハンドル、
16は逆転防止爪、17はバネである。
【0021】上記したように、本発明は、ギヤケース1
とブレーキカバー2間に介設され、フレーム3の接合面
に設けた段部5aと、ギヤケース1、及びブレーキカバ
ー2の凹部1b、2bに嵌合する小径部4dを有するス
ペーサー4a、4bと、スペーサー4a、4bに設けた
貫通孔に貫装し、ブレーキカバー2とギヤケース1に貫
設して固設されるボルト6を備え、フレーム3をスペー
サー4a、4bの段部5aとギヤケース1及びブレーキ
カバー2の内側端面で狭着固定したことを特徴とするも
ので、ロードシーブ13が軸設される本体フレーム3
は、中空スペーサー4a、4bの段部により間隔が規定
され、フレームの位置決めがなされるとともに、ボルト
6を締着することにより、フレーム3はスペーサー4
a、4bに設けた段部5aとギヤケース1及びブレーキ
カバー2の内側端面で狭着固定され、かつ、スペーサー
4a、4bの小径部4dにより、フレーム3の孔部とギ
ヤケース1の凹部1bとブレーキカバー2の凹部2bを
勘合するので、フレームと他部品間に隙間がないため、
ズレ等の狂いが生ぜず、コンパクトで精緻な巻上牽引機
を提供することができる。
【0022】また、ボルト6をブレーキカバー2の嵌挿
孔2a側から中空スペーサー4に嵌挿され、端部はギヤ
ケース1のネジ孔1aに螺着固定される構造としたの
で、組立時においては、ギヤケース1を下側にして、ギ
ヤやブレーキ手段等の他の部品を装着した後、ブレーキ
カバー2を覆い被せ、前記ブレーキカバー2の上方より
ボルト6を嵌挿し固設できるので、本体を反転する必要
のない、組立・分解の容易な巻上牽引機を提供すること
ができる。
【0023】さらには、ボルト6頭部をブレーキカギー
2の座部2eに収納し、端部をギヤケースのネジ孔1a
に螺着したので、ナットを必要とせず、また、ボルト類
を外部に晒さらさない構造としたので、錆の発生や、本
体が落下した時のボルト類の損傷により、分解等が困難
となる問題を解決した巻上牽引機を提供することができ
る。
【0024】また、ナットを使用せず、頭部に六角孔を
設けたボルトを使用しているので、ギヤケース1とブレ
ーキカバー上のスパナの使用スペースを抑えたコンパク
トな巻上牽引機を提供することができる。
【0025】なお、上記の実施の形態において、中空ス
ペーサー4a、4bを示して説明したが、さらに同様の
スペーサーを設けることができ、さらに、スペーサーと
して中空スペーサーを用いたが、中空ででなくてもフレ
ームの位置決が可能で、フレームをギヤケース及びブレ
ーキカバーの内側端面との間で狭着できるものであれば
よい。同様に、ボルトはスペーサーに貫装される形態と
して説明したが、スペーサーに貫装されなくても、スペ
ーサーを狭着できる形態であればよい。 〔実施の形態2〕次に、図2〜5を参照に本発明の他の
実施の形態について説明する。
【0026】以下の説明において、実施の形態1と同一
構成については、同一符号を付して、それぞれの構成の
説明は省略する。図2において、4eは中空スペーサー
4bの小径部4dに連接して設けられたバネ捲着部で、
小径部4dと同径であってもよいし、小径部4dより小
径であってもよい。5cは爪16が軸着される爪装着部
で、バネ捲着部4eと同径であってもよいし、バネ捲着
部4eより小径であってもよい。5dはバネ捲着部4e
と爪装着部5c間に設けられたフランジ部で、バネ17
の爪16側への移動を規制する。16は中空スペーサー
4bの爪装着部5cに軸着される逆転防止爪、17は図
5に示すように、フレーム3に係止されるフレーム側係
止部17aとフランジ5dを跨いで逆転防止爪16に係
止される爪側係止部17bを有し、逆転防止爪16を図
の時計方向に付勢するバネで、中空スペーサー4bのバ
ネ捲着部4eに捲着されている。
【0027】本実施の形態では、中空スペーサー4bの
バネ捲着部4eと逆転防止爪16が軸着される爪装着部
5c間にフランジ5dを設けたので、バネ17の逆転防
止爪16側への移動が規制され、逆転防止爪16の組立
て時において、バネ17が爪装着部5cに脱落するのを
防止できるため、抜け止めを必要とせず、図2に示すよ
うに、中空スペーサー4bを直接ブレーキカバー2に当
接させて逆転防止爪を規制することができるため、組立
てが容易な巻上牽引機を提供することができる。
【0028】図3は、バネ捲着部4eに、逆転防止爪1
6側にフランジ18aを有するバネ保持部材18を外装
し、バネ保持部材18にバネ17を捲着し、逆転防止爪
16を付勢するようにしたものである。この形態では、
前記形態と同様に、フランジ18aによりバネ17の逆
転防止爪16側への移動が規制されるため、組立て時に
おいて、抜け止めを必要とせず、中空スペーサー4bを
直接ブレーキカバー2に当接させて逆転防止爪16を規
制することができる。
【0029】図4は、逆転防止爪16にバネ捲着部4e
側に突出し、バネ17の側面に当接する突出部16aを
設け、該突出部16aにてバネ16の逆転防止爪16側
への移動を規制ようにしたもので、上記形態と同様に、
バネ17の逆転防止爪16側への移動が規制されるた
め、組立て時において、抜け止めを必要とせず、中空ス
ペーサー4bを直接ブレーキカバー2に当接させて逆転
防止爪16を規制することができる。
【0030】なお、突出部16aの形態は、図4に示す
ものに限定されず、また、突出部16aをバネ17の側
面に当接させずに、バネ捲着部4eとバネ間に嵌挿し
て、バネ17の逆転防止爪16側への移動を規制するこ
ともできる。
【0031】図5は、バネ17の装着状態を示す側面図
である。図5において、17aはバネ17がフレーム3
に係止するフレーム側係止部、17bは逆転防止爪16
に係止する爪側係止部で、バネ17により逆転防止爪1
6は図5に示すように、矢印側すなわち時計方向に付勢
される。バネ17が逆転防止爪16を矢印方向に付勢す
ると、バネの付勢作用の反力により、バネ17の爪側係
止部17bから延びるバネ巻回部17cには、バネ捲回
部17cをバネ捲着部4e側に弾発する力が働き、バネ
巻回部17cはバネ捲着部4e側に押接され、その他の
部分は図5の上方に膨らんだ状態すなわちフランジ5d
またはフランジ18a、16aを越えて離れる方向に膨
らむため、フランジ5d、18a、16aは、バネ巻回
部17cのみを規制する形状のものであってもよい。フ
ランジ5d、または18a、16aをバネ巻回部17c
のみを規制するような形状とすることによって、フラン
ジを軽量化することができる。
【0032】なお、上記実施の形態では、中空フランジ
を用いた形態として説明したが、中空フランジに限定さ
れるものではなく、逆転防止爪、逆転防止爪を付勢する
バネを装着できる軸体であればよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、巻上牽引機の本体フレ
ームは、中空スペーサーの段部により間隔が規定され、
フレームの位置決めがなされ、ボルトを締着することに
より、フレームはスペーサーに設けた段部とギヤケース
及びブレーキカバーの内側端面間で締着固定されるた
め、フレームの位置決めが容易で、フレームと他部品間
とのズレ等の狂いがなく、堅牢、小型、軽量、コンパク
トでかつ、組立、分解の容易な巻上牽引機を提供するこ
とができ、さらに、スペーサーのバネ捲着部と爪装着部
間に、フランジ等の規制部材を設け、バネの爪側への移
動を規制するようにしたので、爪の組立て時において、
バネが爪装着部に脱落するのを防止できるため、従来装
置のように、抜け止めを必要とせず、スペーサーを直接
ブレーキカバーに当接させて、爪を規制することができ
るため、組立てが容易な巻上牽引機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻上牽引機の断面図である。
【図2】本発明のブレーキ装置の側面図である。
【図3】ブレーキ装置のバネ、逆転防止爪部を示す部分
拡大側面図である。
【図4】ブレーキ装置のバネ、逆転防止爪部を示す部分
拡大側面図である。
【図5】逆転防止爪の拡大正面図である。
【図6】従来装置を示す概要図である。
【符号の説明】
1 ギヤケース 1a ネジ孔 1b 凹部 1c 内側端面 2 ブレーキカバー 2a ボルト嵌挿孔 2b 凹部 2c 内側端面 2d 膨出部 2e 座部 3 フレーム 4a、4b 中空スペーサー 4d 小径部 4e バネ捲着部 5a、5b 段部 5c 爪装着部 5d フランジ 6 ボルト 7 ブレーキ板 8 爪車 9 ブレーキ受け 10 駆動部材 11 駆動軸 12 ロードギヤ 13 ロードシーブ 14 遊転バネ 15 ハンドル 16 逆転防止爪 16a 突出部 17 バネ 17a フレーム側係止部 17b 爪側係止部 18 バネ保持部材 18a フランジ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロードシーブを支持する一対のフレーム
    と、該フレームの一側にロードギヤを被うギヤケース
    と、他側にブレーキ手段を被うブレーキカバーを備えた
    巻上牽引機であって、ギヤケースと、ブレーキカバー間
    に介設され、フレームに当接して位置決めする段部と、
    ギヤケース及びブレーキカバーの凹部に嵌合する小径部
    とを有するスペーサーと、ブレーキカバーとギヤケース
    に貫設して固設されるボルトを備え、フレームをスペー
    サーの段部とギヤケース及びブレーキカバーの内側端面
    で狭着固定したことを特徴とする巻上牽引機。
  2. 【請求項2】 ボルトをスペーサーに設けた貫通孔に貫
    装したことを特徴とする請求項1記載の巻上牽引機。
  3. 【請求項3】 ボルト端部をギヤケースまたはブレーキ
    カバーに設けたボルト孔に螺着したことを特徴とする請
    求項1記載の巻上牽引機。
  4. 【請求項4】 ボルトをブレーキカバーから嵌挿し、ギ
    ヤケースに設けたボルト孔に螺着したとを特徴とする請
    求項2記載の巻上牽引機。
  5. 【請求項5】 ロードシーブを支持する一対のフレーム
    と、ロードギヤを被うギヤケースと、ブレーキ手段を被
    うブレーキカバーと、ギヤケースとブレーキカバー間に
    介設され、フレームに当接して位置決めするスペーサー
    と、スペーサーに捲装されるバネと、バネによって付勢
    される逆転防止爪を備えた巻上牽引機であって、スペー
    サーは、バネが捲着されるバネ捲着部と、逆転防止爪が
    装着される爪装着部と、バネ捲着部と爪装着部間に設け
    られ、バネの逆転防止爪側への移動を規制する規制部材
    を有し、バネの一端をフレームに、他端を爪に係止した
    ことを特徴とする巻上牽引機。
  6. 【請求項6】 規制部材は、スペーサーのバネ捲着部に
    設けたフランジであることを特徴とする請求項5記載の
    巻上牽引機。
  7. 【請求項7】 規制部材は、スペーサーのバネ捲着部に
    外装されたバネ保持部材に設けたフランジであることを
    特徴とする請求項5記載の巻上牽引機。
  8. 【請求項8】 規制部材は、逆転防止爪からバネ捲着部
    側に突出する突出部であることを特徴とする請求項5記
    載の巻上牽引機。
  9. 【請求項9】 駆動部材、爪車、ブレーキ受け、駆動
    軸、逆転防止爪、逆転防止爪を付勢するバネを備え、ロ
    ードシーブ支持フレームとブレーキカバー間に装備され
    た巻上牽引機におけるブレーキ装置であって、バネ及び
    逆転防止爪を、前記フレームに固設された支持軸に装着
    し、バネの一端を前記フレームに、他端を逆転防止爪に
    係止し、逆転防止爪を付勢するとともに、前記バネと逆
    転防止爪間に、バネの爪側への移動を規制する規制部材
    を設けたことを特徴とする巻上牽引機におけるブレーキ
    装置。
  10. 【請求項10】 規制部材は、バネによる逆転防止爪の
    付勢作用の反力により、支持軸側に付勢され、支持軸に
    押接されるバネ部分のみを規制することを特徴とする請
    求項9記載の巻上牽引機におけるブレーキ装置。
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