JP2003300516A - カップ状容器及びそのカップ状容器を用いたオーバーラップ包装体 - Google Patents

カップ状容器及びそのカップ状容器を用いたオーバーラップ包装体

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JP2003300516A
JP2003300516A JP2002109263A JP2002109263A JP2003300516A JP 2003300516 A JP2003300516 A JP 2003300516A JP 2002109263 A JP2002109263 A JP 2002109263A JP 2002109263 A JP2002109263 A JP 2002109263A JP 2003300516 A JP2003300516 A JP 2003300516A
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shaped container
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Hitoshi Mitsui
仁 三井
Kaoru Takeo
薫 竹尾
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口部が円形または略円筒状に形成されているに
も拘わらず、胴部外周面を下にして立てたときに転がり
にくいカップ状容器及びそのカップ状容器を用いたオー
バーラップ包装体を提供する。 【解決手段】カップ状容器10に内容物を収容して口部
を蓋シート20によって閉塞した被包装体2を、デザイ
ン印刷が施されたシュリンクフィルムからなる包材3に
よって包み込んで加熱収縮させたオーバーラップ包装体
1であって、カップ状容器10は、胴部が略円筒状に形
成された丼状の本体部11と、この本体部11の上端縁
から径方向外側に張り出すフランジ部12と、本体部1
1の底面から下方側に突出した円環状の糸尻13と、本
体部11の胴部外周面から径方向外側に突出するよう
に、本体部11の上部から糸尻13まで延びる、本体部
11の周方向に一定間隔で形成された8つの突起14と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、カップ
入り即席ラーメンやカップ入り即席うどん等に使用され
る、略円筒状の胴部を有するカップ状容器及びそのカッ
プ状容器を用いたオーバーラップ包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カップ入り即席ラーメンやカ
ップ入り即席うどん等のカップ入り商品については、円
筒状の胴部を有するカップ状容器に内容物を収容した状
態で、その口部を、図柄や商品名等が印刷された蓋シー
トによって閉塞した後、透明のシュリンクフィルムによ
って形成された包材を用いてオーバーラップ包装を施し
た状態で販売されている。
【0003】こういったカップ入り商品を店頭に陳列す
る際は、図13(a)、(b)に示すように、陳列棚の
後方に、複数のカップ入り商品50を多段に積み重ねた
状態で、その積み重ねたカップ入り商品群の前方側にお
いて、一つのカップ入り商品50を、その天面部分に表
示された図柄や商品名等が傾かないように、胴部外周面
を下にして、底面部分を後方のカップ入り商品群に持た
せかけるように立てた状態で陳列するのが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、カップ入り即席ラーメンやカップ入り即席う
どん等に採用されているカップ状容器は、その口部が円
形で、胴部も円筒状に形成されているので、後方のカッ
プ入り商品群に持たせかけるように立てた状態で陳列さ
れる前方側のカップ入り商品50が簡単に横方向に転が
って、天面部分に表示されている図柄や商品名等が傾い
てしまうので、天面部分の図柄や商品名等が傾かないよ
うに、店員が頻繁にその陳列姿勢を修正しなければなら
ないといった問題がある。
【0005】こういった問題を解決するためには、カッ
プ状容器の胴部を角筒状に形成することが考えられる
が、スープやだし汁を飲みながら麺を食べるラーメンや
うどん等のカップ入り商品では、カップ状容器の胴部を
角筒状に形成すると、通常、その口部も角形になるの
で、スープやだし汁を飲みにくくなるといった新たな問
題が発生する。
【0006】そこで、この発明の課題は、口部が円形ま
たは略円形状に形成されているにも拘わらず、胴部外周
面を下にして立てたときに転がりにくいカップ状容器及
びそのカップ状容器を用いたオーバーラップ包装体を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1にかかる発明は、円形または
略円形の口部を有するカップ状容器において、胴部外周
面を下にして立てたときに転がりを防止する転がり防止
部が胴部外周面に形成されていることを特徴とするカッ
プ状容器を提供するものである。なお、このカップ状容
器は、必ずしも自立する必要はなく、何かに持たせかけ
るようにして立たせるものであってもよい。
【0008】以上のように、このカップ状容器は、その
胴部外周面に転がり防止部が形成されているので、その
転がり防止部を下にしてカップ状容器を立てると、口部
や胴部の外形が円形または略円形であっても、カップ状
容器がその状態に保持され、容易に転がることがない。
【0009】前記転がり防止部は、請求項2にかかる発
明のカップ状容器のように、胴部外周面に形成された突
起によって構成することができ、かかる突起を胴部外周
面に形成しておくと、カップ状容器に内容物を収容して
口部を閉塞した被包装体を、シュリンクフィルムからな
る包材によって包み込み、前記包材を加熱収縮させたオ
ーバーラップ包装体であって、前記包材における前記カ
ップ状容器の天面部分及び胴部外周面部分にデザイン印
刷が施されている請求項4にかかる発明のオーバーラッ
プ包装体を製造する場合、包材を加熱収縮させる際の加
熱ムラに起因した、カップ状容器の胴部外周面部分にお
ける包材の収縮ムラが発生しにくく、その部分に施され
たデザイン印刷が歪みにくくなるので、オーバーラップ
包装を綺麗に施すことができるという効果も得られる。
【0010】また、胴部外周面に、転がり防止部として
の突起を形成した場合は、その突起が形成されているカ
ップ状容器の胴部外周面部分には、図柄や文字等を表示
するための印刷を施すことが難しくなるが、請求項4に
かかる発明のオーバーラップ包装体のように、カップ状
容器の天面及び胴部外周面を覆う部分にデザイン印刷が
施された包材を用いてオーバーラップ包装を施すことに
よって、突起が形成されているカップ状容器の胴部外周
面部分にも、図柄や文字等を表示することができるとい
う効果も得られる。
【0011】また、上述したように、胴部外周面に転が
り防止部を形成したカップ状容器では、その口部を図柄
や文字等が印刷された蓋部材によって閉塞する場合や請
求項4にかかる発明のオーバーラップ包装体のように、
カップ状容器の天面及び胴部外周面を覆う部分にデザイ
ン印刷が施された包材を用いてオーバーラップ包装を施
す場合に、カップ状容器を立てたときに、その天面部分
に表示されている図柄や文字等の向きが正しくなるよう
に、蓋部材や包材とカップ状容器との位置合わせを行う
必要があるが、請求項3にかかる発明のカップ状容器の
ように、前記胴部の周方向に位置決め可能な位置規制部
を設けておくと、カップ状容器に蓋部材を装着する際や
包材によってカップ状容器を包み込む際に、カップ状容
器の位置を規制することができるので、蓋部材や包材と
カップ状容器との位置合わせを簡単かつ確実に行うこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1(a)、(b)に示すように、
このオーバーラップ包装体1は、カップ状容器10に即
席うどん及び加薬等の内容物を収容したカップ入り即席
うどん(以下、被包装体という)2に、透明なシュリン
クフィルム(例えば、厚さ5〜30μmの2軸延伸ポリ
プロピレンフィルム等)によって形成された包材3を用
いて、オーバーラップ包装を施したものであり、包材3
には、被包装体2の天面や胴部外周面を覆う部分に商品
名や特徴的な図柄等が表示されるように、その略全面に
図柄及びベタ印刷がグラビア印刷等によって施されてい
る。
【0013】前記カップ状容器10は、図2(a)〜
(c)に示すように、合成樹脂の射出成形やシート成形
等により、胴部が略円筒状に形成された、円形の口部を
有する丼状の本体部11と、この本体部11の上端縁か
ら径方向外側に張り出すフランジ部12と、本体部11
の底面から下方側に突出した円環状の糸尻13と、本体
部11の胴部外周面から径方向外側に突出するように、
本体部11の上部から糸尻13まで延びる、本体部11
の周方向に一定間隔で形成された8つの突起14とを有
しており、図3に示すように、本体部11に内容物Sを
収容した状態で、フランジ部12に蓋シート20をヒー
トシールすることによって、内容物Sがカップ状容器1
0内に密封されるようになっている。
【0014】前記突起14は、糸尻13側に向かってそ
の突出量が徐々に大きくなっており、図4に示すよう
に、隣り合う2つの突起14を結ぶ接線の外側に、その
2つの突起14の間における本体部11の胴部外周面が
張り出さないような突出量を有している。従って、隣り
合う2つの突起14の間が真下を向くように、本体部1
1の胴部外周面を下にして立てた状態でカップ状容器1
0を平坦な載置面に載置すると、図5(a)、(b)に
示すように、フランジ部12と2つの突起14とが平坦
な載置面に接触し、立てた状態のカップ状容器10の横
方向への転がりが防止されるようになっている。
【0015】以上のように構成されたカップ状容器10
に内容物Sを収容してその口部を蓋シート20によって
閉塞した被包装体2を、図6に示すように、カップ状容
器10に形成された隣り合う2つの突起14を搬送経路
の両側に設置された一対のガイドレールGに沿わせるこ
とによって、その搬送姿勢を常に一定に保持した状態、
即ち、カップ状容器10に形成された突起14が、図7
(a)、(b)に示すように、搬送方向に対して様々な
方向を向かないように、突起14を常に一定方向を向け
た状態で搬送しながら、図8(a)、(b)に示すよう
に、包材3によって被包装体2を包み込んで、包材3を
加熱収縮させる。それにより、被包装体2のカップ状容
器10に形成された突起14と包材3に施された商品名
や特徴的な図柄等を表示するデザイン印刷とが、常に、
所定の位置関係になるような状態で、即ち、上述したよ
うに、被包装体2の天面が前面側を向くようにカップ状
容器10の胴部外周面を下にして立てたときに、その天
面部分のデザイン印刷が傾かない正しい状態で、図1に
示すようなオーバーラップ包装体1が出来上がる。な
お、図1及び図8において、符号Sは、被包装体2を包
み込んだ包材3の溶断シール部分を示している。
【0016】以上のように、このオーバーラップ包装体
1は、被包装体2を構成しているカップ状容器10の胴
部外周面に転がり防止部となる複数の突起14が形成さ
れているので、店頭において、被包装体2の天面が前面
側を向くように立てた状態でオーバーラップ包装体1を
陳列する際は、カップ状容器10の胴部外周面に形成さ
れた隣り合う2つの突起14の間が真下を向くように、
カップ状容器10の胴部外周面を下にして立てると、そ
の2つの突起14及びフランジ部12の3点で支持さ
れ、立てたオーバーラップ包装体1が容易に横方向に転
がることがない。
【0017】また、カップ状容器10の胴部外周面に形
成された突起14は、転がり防止部として機能するだけ
でなく、カップ状容器10に内容物Sが収容された被包
装体2を包材3によって包み込む際、上述したように、
被包装体2を、その胴部の周方向に位置決めするための
位置規制部として利用することができるので、商品名や
特徴的な図柄が印刷された包材3と、被包装体2(カッ
プ状容器10に形成された突起14)との位置合わせを
簡単かつ確実に行うことができる。従って、被包装体2
の天面が前面側を向くように立てた状態で、このオーバ
ーラップ包装体1を陳列する際、陳列棚等の載置面に接
触させる2つの突起14を適宜選択することによって、
天面部分の図柄や商品名等が傾かない正しい状態で、オ
ーバーラップ包装体1を陳列することができる。
【0018】また、この種のオーバーラップ包装体を製
造する際は、包材によって包み込まれた被包装体を、搬
送経路の両側から熱風等を吹き付けるようになっている
加熱トンネル内を通過させることによって、包材を加熱
収縮させるのが一般的であるが、必ずしも、包材を均一
に加熱することができるわけではないので、こういった
加熱ムラによって、カップ状容器の胴部外周面部分にお
いて、包材の収縮ムラが発生しやすく、包材におけるカ
ップ状容器の胴部外周面部分に施されたデザイン印刷が
歪んでしまうといった問題がある。
【0019】しかしながら、このオーバーラップ包装体
1に使用されているカップ状容器10には、その胴部外
周面に一定間隔で複数の突起14が形成されているの
で、その突起14の存在によって、包材3におけるカッ
プ状容器10の胴部外周面部分に発生する収縮ムラをあ
る程度抑えることができる。従って、胴部外周面に突起
が形成されていないカップ状容器を使用する場合に比べ
て、包材3におけるカップ状容器10の胴部外周面部分
に施されたデザイン印刷が歪みにくくなり、オーバーラ
ップ包装を綺麗に施すことができるという効果も得られ
る。
【0020】また、この種のオーバーラップ包装体とし
ては、カップ状容器の口部を閉塞する蓋シートの表面や
カップ状容器の胴部外周面に商品名や特徴的な図柄等を
印刷しておき、これを透明なシュリンクフィルムによっ
て形成された包材で包み込んでオーバーラップ包装を施
したものもあるが、上述したように、カップ状容器の胴
部外周面に転がり防止部としての突起を形成する場合
は、凹凸のあるカップ状容器の胴部外周面に商品名や特
徴的な図柄等を表示するデザイン印刷を施すことができ
なくなる。しかしながら、このオーバーラップ包装体1
では、包材3にデザイン印刷が施されているので、胴部
外周面に突起14が形成されたカップ状容器10を使用
する場合であっても、その胴部外周面に商品名や特徴的
な図柄等を表示することが可能となり、十分な表示面積
を確保することができるという効果も得られる。
【0021】図9〜図12は他の実施形態を示してい
る。このオーバーラップ包装体1aは、図9(a)、
(b)に示すように、カップ状容器10aに即席うどん
及び加薬等の内容物を収容したカップ入り即席うどん
(以下、被包装体という)2aに、内面にデザイン印刷
が施された透明なシュリンクフィルムからなる包材3を
用いて、オーバーラップ包装を施したものであり、基本
的には、上述したオーバーラップ包装体1と同一構成を
有しているので、同一の構成要素には同一符号を付して
その説明を省略し、異なる部分であるカップ状容器10
aについて詳細に説明する。
【0022】上述したオーバーラップ包装体1に使用さ
れているカップ状容器10では、その胴部外周面に転が
り防止部及び位置規制部として機能する複数の突起14
が設けられているが、このオーバーラップ包装体1aに
使用されているカップ状容器10aには、異なる形態の
転がり防止部及び位置規制部がそれぞれ個別に設けられ
ている点で、上述したカップ状容器10とはその構成を
異にしている。
【0023】このオーバーラップ包装体1aに使用され
るカップ状容器10aは、図10(a)、(b)に示す
ように、糸尻13aがR状のコーナー部を有する正方形
状に形成されていると共に、本体部11における円筒状
の胴部外周面には、正方形状の糸尻13aの各辺に対応
するように、下方側に向かってその幅が徐々に広がった
フラット面14aが部分的に形成されており、このフラ
ット面14aが転がり防止部として、正方形状の糸尻1
3aが位置規制部として、それぞれ機能するようになっ
ている。
【0024】以上のように構成されたカップ状容器10
aを、いずれかのフラット面14aが真下を向くよう
に、本体部11の胴部外周面を下にして、平坦な載置面
上に立てると、図11に示すように、そのフラット面1
4aが平坦な載置面に接触し、立てた状態のカップ状容
器10aの横方向への転がりが防止される。
【0025】また、以上のように構成されたカップ状容
器10aに内容物を収容してその口部を蓋シート20に
よって閉塞した被包装体2aを、図12に示すように、
カップ状容器10aに形成された正方形状の糸尻13a
における対向する2辺の側面を、搬送経路の両側に設置
された一対のガイドレールGに沿わせることによって、
その搬送姿勢を常に一定に保持した状態で搬送しなが
ら、包材3によって被包装体2aを包み込んで、包材3
を加熱収縮させると、被包装体2aのカップ状容器10
aに形成されたフラット面14aと包材3に施された商
品名や特徴的な図柄等を表示するデザイン印刷との位置
関係が常に所定状態に保持された状態で、図9に示すよ
うなオーバーラップ包装体1aが出来上がる。
【0026】このようにして製造されたオーバーラップ
包装体1aを、店頭において、被包装体2aの天面が前
面側を向くように立てた状態で陳列する際は、被包装体
2aの天面部分に表示された商品名や図柄等の向きを考
慮して、カップ状容器10aの胴部外周面に形成された
いずれか1つのフラット面14aを選択し、そのフラッ
ト面14aが真下を向くように、カップ状容器10aの
胴部外周面を下にして立てると、被包装体2aの天面部
分に表示された商品名や図柄等が傾くことなく、そのフ
ラット面14a及びフランジ部12で確実に支持され、
立てたオーバーラップ包装体1aが容易に横方向に転が
ることがない。
【0027】なお、上述した各実施形態では、転がり防
止部として、カップ状容器10、10aの胴部外周面に
複数の突起14やフラット面14aを形成しているが、
これに限定されるものではなく、例えば、カップ状容器
の胴部外周面を部分的に窪ませることによって、転がり
防止部を形成することも可能である。また、カップ状容
器の胴部外周面に突起を形成する場合であっても、その
突起がフラット面を有していれば、1つの突起によって
転がり防止部を構成することも可能である。
【0028】また、上述した各実施形態では、カップ状
容器10、10aのデザイン面を考慮して、カップ状容
器10、10aの胴部外周面の対称位置に複数の転がり
防止部を形成しているが、これに限定されるものではな
く、カップ状容器における胴部外周面の少なくとも1カ
所に転がり防止部が形成されていればよい。
【0029】また、上述した各実施形態では、カップ状
容器10、10aに形成された転がり防止部と、それを
包み込む包材3に施されたデザイン印刷との位置合わせ
を行うための位置規制部として、カップ状容器10、1
0aの胴部外周面に形成された突起14や正方形状の糸
尻13aを採用しているが、これに限定されるものでは
なく、例えば、円環状の糸尻部分にガイドレールが嵌り
込む溝を形成することも可能である。
【0030】また、上述した各実施形態では、カップ状
容器10、10aに位置規制部を形成しているが、他の
方法によって、カップ状容器に形成された転がり防止部
と、それを包み込む包材に施されたデザイン印刷との位
置合わせを行うことができるのであれば、必ずしも、カ
ップ状容器に位置規制部を形成する必要はない。
【0031】特に、胴部外周面に8カ所の転がり防止部
が形成されているカップ状容器10のように、その胴部
外周面の多数箇所に転がり防止部が形成されているよう
な場合は、カップ状容器に形成された転がり防止部と、
カップ状容器を包み込む包材に施されたデザイン印刷と
の位置合わせを行わなくても、最適な転がり防止部を適
宜選択すれば、カップ状容器の天面部分に表示されてい
る文字や図柄等が極端に傾くことはないので、そのよう
な場合は、必ずしも、被包装体と包材との位置合わせを
行わなくてもよい。
【0032】また、上述した実施形態では、被包装体
2、2aに商品名や特徴的な図柄等が印刷された包材3
を用いてオーバーラップ包装を施したオーバーラップ包
装体1、1aについて説明したが、これに限定されるも
のではなく、カップ状容器の口部を閉塞する蓋シートや
カップ状容器の胴部外周面に商品名や特徴的な図柄等が
印刷された被包装体に、透明なシュリンクフィルムによ
って形成された包材を用いてオーバーラップ包装を施す
場合にも、本発明を適用することができることはいうま
でもない。ただし、蓋シートに商品名や特徴的な図柄等
を印刷する場合は、蓋シートをカップ状容器に装着する
際に、蓋シートとカップ状容器に形成された転がり防止
部との位置合わせを行わなければならない場合があるこ
とはいうまでもない。
【0033】また、上述した各実施形態では、本体部1
1が丼状のカップ状容器10、10aを使用する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、胴
部がテーパ筒状のカップ状容器を使用する場合について
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかるオーバーラップ包装
体の一実施形態を示す斜視図、(b)は同上のオーバー
ラップ包装体を示す側面図である。
【図2】(a)は同上のオーバーラップ包装体を構成し
ているカップ状容器を示す平面図、(b)は同上のカッ
プ状容器を示す側面図、(c)は(a)のX−X線に沿
った断面図である。
【図3】同上のカップ状容器に内容物を収容して口部を
蓋シートによって閉塞した被包装体を示す断面図であ
る。
【図4】同上のカップ状容器における突起の形成状態を
説明するための説明図である。
【図5】(a)は同上のカップ状容器を立てた状態を示
す概略断面図、(b)は(a)のY−Y線に沿った概略
断面図である。
【図6】同上の被包装体の搬送状態を示す断面図であ
る。
【図7】(a)、(b)は同上の被包装体の搬送姿勢を
説明するための説明図である。
【図8】(a)は同上の被包装体を包材によって包み込
んだ状態を示す裏面図、(b)は同上の状態を示す側面
図である。
【図9】(a)は他の実施形態であるオーバーラップ包
装体を示す斜視図、(b)は同上のオーバーラップ包装
体を示す側面図である。
【図10】(a)は同上のオーバーラップ包装体を構成
しているカップ状容器を示す平面図、(b)は同上のカ
ップ状容器を示す側面図である。
【図11】同上のカップ状容器を、その胴部外周面を下
にして立てた状態における、図10(b)のZ−Z線に
沿った概略断面図である。
【図12】同上のオーバーラップ包装体を構成している
被包装体の搬送状態を、その底面側から見た概略図であ
る。
【図13】(a)はオーバーラップ包装体の一般的な陳
列状態を示す側面図、(b)は同上の陳列状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
1、1a オーバーラップ包装体 2、2a 被包装体 3 包材 10、10a カップ状容器 11 本体部 12 フランジ部 13 糸尻 13a 糸尻(位置規制部) 14 突起(転がり防止部、位置規制部) 14a フラット面(転がり防止部) 20 蓋シート G ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 CA20 DA06 DA08 DD05 FA02 3E062 AA10 AB14 AC02 DA02 DA09 3E067 AA11 AB01 BA07B BA18C BB14B BB14C CA01 EA11 EA29 EB01 EB27 EE02 EE06 FA01 FB01 FC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形または略円形の口部を有するカップ
    状容器において、 胴部外周面を下にして立てたときに転がりを防止する転
    がり防止部を胴部外周面に設けたことを特徴とするカッ
    プ状容器。
  2. 【請求項2】 前記転がり防止部が、胴部外周面に形成
    された突起によって構成されている請求項1に記載のカ
    ップ状容器。
  3. 【請求項3】 前記胴部の周方向に位置決め可能な位置
    規制部を有している請求項1または2に記載のカップ状
    容器。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のカップ状
    容器に内容物を収容して口部を閉塞した被包装体を、シ
    ュリンクフィルムからなる包材によって包み込み、前記
    包材を加熱収縮させたオーバーラップ包装体であって、 前記包材における前記カップ状容器の天面部分及び胴部
    外周面部分にデザイン印刷が施されていることを特徴と
    するオーバーラップ包装体。
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