JP2003300194A - 食肉スライサ - Google Patents

食肉スライサ

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JP2003300194A
JP2003300194A JP2002080124A JP2002080124A JP2003300194A JP 2003300194 A JP2003300194 A JP 2003300194A JP 2002080124 A JP2002080124 A JP 2002080124A JP 2002080124 A JP2002080124 A JP 2002080124A JP 2003300194 A JP2003300194 A JP 2003300194A
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slicing
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blade
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仙礼 全
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食肉スライサを小型化、低コスト化する。 【解決手段】 食肉スライサの本体架台11に、肉塊1
3をスライスするための丸刃物14を偏心回転させるよ
うに設け、この丸刃物14の右方に配置した肉送出部2
2に、肉塊13を自重で滑り落とすように傾斜した傾斜
テーブル23と、この傾斜テーブル23上の肉塊13を
挟むように開閉動作する一対の肉挟みアーム40,41
を設ける。そして、肉挟みアーム40,41を開いて傾
斜テーブル23上の肉塊13を滑り落とす動作と肉挟み
アーム40,41を閉じて傾斜テーブル23上の肉塊1
3が滑り落ちるのを停止させる動作とを繰り返して傾斜
テーブル23上の肉塊13を所定量ずつ下方に送り出す
毎に、その肉塊13を丸刃物14でスライスする。更
に、肉塊13をスライスする際に下端位置規制板26を
下方に移動させてスライス肉片を搬送コンベアの方向に
案内しながら排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉送出部から送り
出される肉塊をスライス用刃物でスライスする食肉スラ
イサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の食肉スライサにおいては、例え
ば、特開平11−123696号公報、特開2000−
343489号公報、特開2001−300893号公
報に示すように、スライス速度(単位時間当りのスライ
ス枚数)の高速化を実現するために、スライス用刃物の
側方に配置された肉送出部に、上下2つの肉送りコンベ
アを設け、これら2つの肉送りコンベアで肉塊全体を挟
み込んだ状態で肉塊をスライス用刃物の方向に所定量ず
つ送り出すことで、肉塊を安定保持しながら高速でスラ
イス位置に供給できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の食
肉スライサは、肉送出部から肉塊を高速で送り出すため
に、肉塊全体を挟み込む上下一対の大型の肉送りコンベ
アを設ける必要があるため、肉送出部が大型化するばか
りか、それに合わせて本体架台も大型化して肉送出部を
安定支持できる構造にする必要があり、食肉スライサ全
体が大型化すると共に、製造コストが高くなるという欠
点がある。しかも、肉塊を大量にスライスする必要のな
い小規模の肉販売店や焼肉店等にとっては、そのような
高価で大型の食肉スライサは、導入しても採算が合わな
いばかりか、狭い店内スペースに大型の食肉スライサを
設置することが困難な場合がある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、小型化、低コスト化
の要求を満たすことができ、小規模なユーザーにも導入
が容易な食肉スライサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の食肉スライサは、肉送出部に、
肉塊を滑り落とすように傾斜した傾斜テーブルと、その
傾斜テーブル上の肉塊を挟みつけて保持する状態と該肉
塊の保持を解除する状態とを切り換えるように開閉動作
する肉挟み手段とを設け、肉挟み手段を開いて傾斜テー
ブル上の肉塊を滑り落とす動作と肉挟み手段を閉じて傾
斜テーブル上の肉塊を挟みつけて停止させる動作とを交
互に繰り返して傾斜テーブル上の肉塊を所定量ずつ下方
に送り出し、その肉塊をスライス用刃物でスライスする
ように構成したものである。
【0006】この構成では、肉挟み手段を開閉させて傾
斜テーブル上の肉塊を所定量ずつ送り出すようにしたの
で、従来のように上下一対の大型の肉送りコンベアを設
ける必要がなくなり、肉送出部を小型化、軽量化するこ
とができ、それに合わせて本体架台も小型化することが
できる。その結果、食肉スライサ全体を小型化すること
ができると共に、製造コストを低く抑えることができ、
小規模なユーザーにも食肉スライサの導入が容易にな
る。
【0007】この場合、請求項2のように、傾斜テーブ
ルの下方に送り出される肉塊の下端位置を規制する下端
位置規制部材を設けるようにすると良い。このようにす
れば、傾斜テーブルから送り出される肉塊の送出量を下
端位置規制部材で規制することができるので、肉挟み手
段の1回の開閉動作における開時間(肉塊が滑り落ちる
ことができる時間)をある程度長めに設定しておけば、
肉塊の状態(重量、形状、材質、冷凍状態等)や傾斜テ
ーブルの傾斜角度によって肉塊が傾斜テーブルを滑り落
ちるときのスピードが変化しても、傾斜テーブルから送
り出される肉塊の送出量を一定に規制することができ、
スライス用刃物でスライスされる肉片の厚さを均一にす
ることができる。しかも、スライス中に下端位置規制部
材によって肉塊の下端部(スライスする部分)の動きを
ある程度拘束することができるので、肉塊が小さくなっ
てきても、その小さな肉塊を最後まできれいにスライス
することができ、歩留りを向上させることができる。
【0008】更に、請求項3のように、下端位置規制部
材により下端位置を規制された肉塊をスライス用刃物で
スライスする際に肉片排出機構によって下端位置規制部
材を移動させてスライス肉片を排出するようにしても良
い。このようにすれば、肉塊をスライス用刃物でスライ
スする際に、下端位置規制部材の移動によってスライス
肉片を所定方向に案内しながら排出することができ、搬
送コンベア等の排出箇所にスライス肉片をきれいに並べ
たり、積み重ねたりすることができる。
【0009】また、請求項4のように、スライス用刃物
の駆動力で肉片排出機構を動作させるように構成するよ
うにしても良い。このようにすれば、スライス用刃物の
スライス動作と肉片排出機構の動作(スライス肉片の排
出動作)を、複雑な制御を用いることなく機械的に連動
させて簡単に同期させることができると共に、肉片排出
機構を駆動するための専用の駆動源を設ける必要がな
く、更に小型化、低コスト化することができる。
【0010】この場合、スライス肉片の厚みは、下端位
置規制部材と肉塊スライス位置(スライス用刃物で肉塊
をスライスする位置)との間隔で決まるため、下端位置
規制部材の位置を調整する機構を設けることが望まし
い。
【0011】そこで、請求項5のように、下端位置規制
部材を、スライス肉片を搬送する搬送手段に組み付け、
この搬送手段の取付位置を、肉塊スライス位置との間隔
をスライド調整できるように構成して、該搬送手段の取
付位置のスライド調整によって下端位置規制部材と肉塊
スライス位置との間隔(スライス肉片の厚み)を調整す
るようにしても良い。このようにすれば、スライス肉片
の厚み調整(下端位置規制部材の位置調整)を行う機構
を簡単な構成で実現できると共に、搬送手段と下端位置
規制部材とを1つのユニットとして本体架台に組み付け
ることができ、製造時の組立性を向上することができ
る。
【0012】また、請求項6のように、スライス用刃物
に対する傾斜テーブルの傾斜角度を調整して肉塊をスラ
イスする角度を調整するスライス角度調整機構を設ける
ようにしても良い。このようにすれば、肉塊のスライス
角度を変更してスライス肉片の大きさ(スライス面の面
積)を変更することができるので、牛たん、豚とろ等の
肉厚が比較的薄い肉塊でも、比較的大きな面積の肉片に
スライスすることができ、スライス肉片の見栄えを良く
することができる。
【0013】また、請求項7のように、スライス用刃物
の駆動力で肉挟み手段を開閉動作させるように構成して
も良い。このようにすれば、スライス用刃物のスライス
動作と肉挟み手段の開閉動作(肉塊を送り出す動作)
を、複雑な制御を用いることなく機械的に連動させて簡
単に同期させることができると共に、肉挟み手段を駆動
するための専用の駆動源を設ける必要がなく、更に小型
化、低コスト化することができる。
【0014】この場合、スライス用刃物を駆動する回転
駆動力をギア機構を介して肉挟み手段に伝達して肉挟み
手段を開閉動作させるようにしても良いが、傾斜テーブ
ルの傾斜角度を調整可能な仕様にする場合には、傾斜テ
ーブルの傾斜角度を変更すると、スライス用刃物の回転
駆動系と傾斜テーブル側の肉挟み手段との位置関係が変
わる。そのため、スライス用刃物の回転駆動力を肉挟み
手段に伝達する回転伝達機構をギア機構で構成する場合
は、傾斜テーブルの傾斜角度の変更に対応できるように
非常に複雑なギア機構を用いる必要がある。
【0015】そこで、請求項8のように、スライス用刃
物の回転駆動力をフレキシブル回転伝達部材を介して肉
挟み手段に伝達して該肉挟み手段を開閉動作させるよう
にしても良い。このようにすれば、スライス用刃物の回
転駆動系と傾斜テーブル側の肉挟み手段との位置関係が
変わっても、スライス用刃物の回転駆動力をフレキシブ
ル回転伝達部材によって肉挟み手段に伝達することがで
きるので、複雑な動力伝達機構を用いる必要なくなり、
傾斜テーブルの傾斜角度を調整可能な仕様にも容易に対
応することができる。
【0016】ところで、従来の食肉スライサは、円盤状
に形成されたスライス用刃物(以下「丸刃物」という)
を回転運動させながら、肉塊又は丸刃物をスライス方向
に往復移動させて肉塊をスライスする構成のものと、包
丁状の刃物を往復運動させて肉塊をスライスする構成の
ものとがある。しかし、前者は、丸刃物の回転駆動機構
以外に、肉塊又は丸刃物を往復運動させる機構を設ける
必要があるため、構成が複雑化し、コストアップ、大型
化する欠点がある。一方、後者は、モータの回転駆動力
をスライス用刃物の往復運動に変換する機構が必要にな
ると共に、高速回転する丸刃物と比較して刃物の移動速
度が遅くなるため、肉塊の切れ味が劣るという欠点があ
る。
【0017】そこで、特開平11−123696号公報
に示すように、回転軸に対して非対称形状に形成された
スライス用刃物を回転させることで、肉塊やスライス用
刃物の往復移動機構を設けずに、肉塊に対してスライス
用刃物をスライス方向に相対移動させて肉塊をスライス
するようにしたものがある。しかし、このような特殊な
形状のスライス用刃物は、丸刃物に比べて製造コストが
高くなるばかりか、研磨しにくく、メインテナンス性が
悪いという欠点もある。
【0018】そこで、請求項9,10のように、スライ
ス用刃物を円盤状に形成された丸刃物で構成し、その中
心から偏心した位置に回転軸に取り付けるための偏心回
転用取付手段を設けるようにすると良い。このようにす
れば、丸刃物を偏心回転させることができるので、肉塊
に対して丸刃物をスライス方向に相対移動させて肉塊を
スライスすることができる。これにより、安価でメイン
テナンス性の良い丸刃物を採用しながら、肉塊や丸刃物
の往復移動機構を省略することができ、食肉スライサを
更に小型化、低コスト化することができる。
【0019】本来、丸刃物は、その全周が刃となって全
周のいずれの箇所でも肉塊をスライスできるが、丸刃物
を偏心回転させる場合は、丸刃物のうち回転軸から遠い
方の部分のみが実際に肉塊をスライスする刃として使用
されるだけであり、他の部分は肉塊に触れない。また、
丸刃物は、スライス回数を重ねるに従って摩耗して切れ
味が悪くなるため、時々、丸刃物を研ぐ作業が必要とな
る。
【0020】これらの事情を考慮して、請求項11のよ
うに、丸刃物の複数の偏心位置に、それぞれ偏心回転用
取付手段を設けるようにすると良い。このようにすれ
ば、丸刃物の偏心回転中心の位置を変えることによっ
て、丸刃物の使用部位(肉塊をスライスする部位)を変
えることができるので、1枚の丸刃物の全周を無駄なく
使用することができ、丸刃物を研ぐ作業を行うサイクル
を長くすることができる。
【0021】更に、請求項12のように、丸刃物には、
その中心が回転中心となるように回転軸に取り付けるた
めの中心回転用取付手段を設けるようにしても良い。こ
のようにすれば、丸刃物を研ぐときに、丸刃物を中心軸
回りに回転駆動することができるので、回転中の丸刃物
に砥石等を接触させれば、丸刃物を簡単に研ぐことがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図2に基づいて食肉スライ
サ全体の概略構成を説明する。食肉スライサの本体架台
11には、刃物ケース12が傾斜して設けられ、この刃
物ケース12内に、肉塊13をスライスするための丸刃
物14(スライス用刃物)が回転可能に設けられて、丸
刃物14に指や手が接触することを防止するようにして
いる。また、刃物ケース12の右側面部には、ケースカ
バ−15が開閉可能に取り付けられている。
【0023】丸刃物14は、左右方向のやや右上がりに
向いた刃物軸16の先端部に固定され、この刃物軸16
の中央部が、本体架台11に固定された軸受ケース18
に軸受17を介して回動自在に支持されている。この軸
受ケース18の下方には、丸刃物14を駆動するモータ
19が配置され、このモータ19の回転力が、プーリ2
0、ベルト21等で構成された動力伝達機構を介して刃
物軸16に伝達されて丸刃物14が回転するようになっ
ている。刃物ケース12内の複数箇所には、丸刃物14
の回転を案内する案内板75が設けられている。
【0024】また、丸刃物14の右方には、肉塊13を
丸刃物14の方向に送り出すための肉送出部22が設け
られ、この肉送出部22の傾斜テーブル23から刃物ケ
ース12の肉受入口24(図7参照)内に送り込まれる
肉塊13の下端部分が、丸刃物14と固定刃物25(図
1参照)で挟み込まれてスライスされる。また、刃物ケ
ース12内には、傾斜テーブル23の下方に送り出され
る肉塊13の下端位置を規制する下端位置規制板26
(下端位置規制部材)が設けられ、この下端位置規制板
26によって、傾斜テーブル23から送り出される肉塊
13の送出量が規制されると共に、スライス中に肉塊1
3の下端部分(スライス部分)の動きをある程度拘束で
きるようになっている。尚、スライス中に、下端位置規
制板26を丸刃物14の厚さ相当分だけ左方にスライド
移動させるようにしても良い。
【0025】一方、丸刃物14の左方には、丸刃物14
でスライスされた肉片(スライス肉片)を搬送する搬送
コンベア27(搬送手段)が配置されている。この搬送
コンベア27は、モータ内蔵型の駆動ローラ27aで駆
動されるようになっている。また、搬送コンベア27
は、本体架台11に固定されたコンベア支持アーム28
に取付位置を左右方向にスライド調整できるように取り
付けられ、固定つまみ29を締め付けることで搬送コン
ベア27の取付位置を固定できるようになっている。ま
た、刃物ケース12の下側部には、切屑落下口30が形
成され、この切屑落下口30の下方に、肉の切屑を受け
入れる切屑受皿31が脱着可能に設けられている。
【0026】次に、図1に基づいて肉送出部22の構成
を説明する。肉送出部22のテーブル架台32には、肉
塊13を自重で滑り落とすように傾斜した傾斜テーブル
23が回動軸33を介して上下方向に回動可能に取り付
けられていると共に、丸刃物14に対する傾斜テーブル
23の傾斜角度θを変えて肉塊13をスライスする角度
(スライス角度)を調整するスライス角度調整機構34
が設けられている。
【0027】このスライス角度調整機構34は、次のよ
うに構成されている。傾斜テーブル23に固定された角
度変更アーム35に、スライド溝36が傾斜テーブル2
3の回動軸33を中心とした円弧状に延びるように形成
され、このスライド溝36に、テーブル架台32に固定
された固定軸37が上下方向に移動可能に挿通されてい
る。これにより、傾斜テーブル23と角度変更アーム3
5が、回動軸33を支点にしてスライド溝36の長さの
角度範囲内で上下方向に回動できるようになっている。
傾斜テーブル23を上下方向に回動させると、傾斜テー
ブル23の傾斜角度θが変更されて、肉塊13のスライ
ス角度が変更される。
【0028】スライド溝36の複数箇所(例えば、傾斜
角度θが60°、45°、30°となる位置)には、ロ
ック孔38が設けられ、固定軸37に設けられたロック
用つまみ39をロック方向に回すと、ロック用つまみ3
9のロック部がロック孔38に嵌合した状態で固定され
て、角度変更アーム35が固定軸37に固定される。こ
れにより、傾斜テーブル23の傾斜角度θが固定され
て、肉塊13のスライス角度が固定される。
【0029】また、傾斜テーブル23には、一対の肉挟
みアーム40,41(肉挟み手段)が開閉動作可能に設
けられている。上側の肉挟みアーム40は、傾斜テーブ
ル23の上方側に配置され、回動軸42を支点に回動可
能に設けられた支持部材43にボルト44等で締め付け
固定されている。この上側の肉挟みアーム40の下面に
は、多数の突起45が設けられ、上側の肉挟みアーム4
0が下方に回動すると、それらの突起45が肉塊13の
上面に当たって肉塊13を滑り止めするようになってい
る。
【0030】一方、下側の肉挟みアーム41は、傾斜テ
ーブル23の下方側に配置され、回動軸46を支点に回
動可能に設けられた支持部材47に固定されている。こ
の下側の肉挟みアーム41の上面には、多数の針状突起
48が設けられ、下側の肉挟みアーム41が上方に回動
すると、それらの針状突起48の先端部が、傾斜テーブ
ル23に形成されたスリット49から上方に突出して肉
塊13の下面に当たって肉塊13を滑り止めするように
なっている。
【0031】図3に示すように、上側の肉挟みアーム4
0の回動軸42には、上側ギア50が一体に回動するよ
うに連結され、下側の肉挟みアーム41の回動軸46に
は、下側ギア51が一体に回動するように連結されてい
る。そして、上側ギア50と噛み合った第1反転ギア5
2に第2反転ギア53が噛み合い、この第2反転ギア5
3と下側ギア51との間にチェーン54が掛け渡されて
いる。これにより、上側の肉挟みアーム40と下側の肉
挟みアーム41が機械的に連動して開閉動作するように
なっている。尚、肉挟みアーム40,41の開閉機構に
は、肉挟みアーム40,41を開く方向(図1に破線矢
印で示す方向)に付勢するスプリング等の開方向付勢手
段(図示せず)が設けられている。
【0032】一方、図4に示すように、刃物軸16の先
端部に設けられた小径の回転軸55には、丸刃物14と
共に、肉挟みアーム40,41を駆動するための駆動カ
ム56が、ピン57で回り止めされた状態で挿通され、
固定つまみ58で締め付け固定されている。
【0033】図3に示すように、この駆動カム56の側
方には、従動カム59が回動可能に設けられている。駆
動カム56の外周部には、大径部56aが所定位相範囲
のみに設けられ、この大径部56aによって従動カム5
9の凸部59aが押し退けられることで、従動カム59
が所定角度だけ回動するようになっている(図3の二点
鎖線参照)。この従動カム59が、方向転換器60の入
力軸61に連結され、この方向転換器60の出力軸62
にジョイント63を介してフレキシブル回転伝達部材6
4の一端部が一体に回動するように連結されている。更
に、このフレキシブル回転伝達部材64の他端部に連結
固定されたジョイント65が、固定つまみ66によって
上側ギア50に締め付け固定され、これらが一体的に回
動するようになっている。尚、フレキシブル回転伝達部
材64は、例えば、鋼線、ピアノ線等を密着巻きして形
成したフレキシブルシャフトで構成されている。
【0034】この場合、駆動カム56の回転に伴って大
径部56aが従動カム59を回動駆動すると、従動カム
59の回転力がフレキシブル回転伝達部材64を介して
上側ギア50に伝達されて、上側ギア50が閉じ方向に
回動駆動され、肉挟みアーム40,41がスプリング等
の開方向付勢手段(図示せず)の付勢力に抗して図1に
実線矢印で示す方向に回動して閉じるようになってい
る。肉挟みアーム40,41が閉じたときには、肉挟み
アーム40,41が傾斜テーブル23上の肉塊13を挟
みつけて肉塊13が滑り落ちるのを停止させる。
【0035】その後、駆動カム56の回転に伴って大径
部56aが従動カム59を回動駆動する位置を通り過ぎ
ると、肉挟みアーム40,41が開方向付勢手段の付勢
力によって図1に破線矢印で示す方向に回動して開くよ
うになっている。肉挟みアーム40,41が開いたとき
には、傾斜テーブル23上の肉塊13が自重で滑り落ち
る。
【0036】本実施形態では、駆動カム56が一回転
(つまり丸刃物14が一回転)するうちの丸刃物14が
肉塊13をスライスする期間に肉挟みアーム40,41
が閉じて肉塊13の滑り落ちを停止させ、それ以外の期
間に肉挟みアーム40,41が開いて肉塊13が滑り落
ちるように、駆動カム56の大径部56aの形成範囲が
設定されている。
【0037】また、図5に示すように、下端位置規制板
26には、肉塊13をスライスする際に下端位置規制板
26を下方に移動させてスライス肉片を排出するための
肉片排出機構67が設けられている。この肉片排出機構
67は、次のように構成されている。刃物軸16の途中
部に、駆動ギア68が一体に回動するように連結固定さ
れ、この駆動ギア68の側方に、スライド移動部材69
がスライス方向にスライド移動可能に設けられている。
このスライド移動部材69に、下端位置規制板26がね
じ70等で締め付け固定されている。駆動ギア68の外
周部には、ピニオンギア68aが所定位相範囲のみに設
けられ、スライド移動部材69の側部には、そのピニオ
ンギア68aと噛み合うラックギア69aが設けられて
いる。
【0038】この場合、駆動ギア68の回転に伴ってピ
ニオンギア68aがラックギア69aと噛み合うと、駆
動ギア68の回転運動がスライド移動部材69の直線移
動に変換されて、図5に実線矢印で示すように、スライ
ド移動部材69と下端位置規制板26がスプリング71
の付勢力に抗して下方に移動するようになっている。こ
の下端位置規制板26のスライド移動によってスライス
肉片を搬送コンベア27(図1参照)の方向に案内しな
がら排出する。
【0039】その後、駆動ギア68の回転に伴ってピニ
オンギア68aがラックギア69aと噛み合う位置を通
り過ぎると、図5に破線矢印で示すように、スライド移
動部材69と下端位置規制板26がスプリング71の付
勢力によって上方に移動して肉塊13の下端位置を規制
する位置に戻るようになっている。
【0040】本実施形態では、駆動ギア68が一回転
(つまり丸刃物14が一回転)するうちの丸刃物14が
肉塊13をスライスし終える少し前から下端位置規制板
26が下方に移動し始めてスライス肉片を排出し、その
後、肉挟みアーム40,41が開いて肉塊13が滑り落
ちてくるまでに、スプリング71の付勢力によって下端
位置規制板26が上方に戻って肉塊13の下端位置を規
制するように、駆動ギア68のピニオンギア68aの形
成範囲が設定されている。
【0041】また、下端位置規制板26が固定されたス
ライド移動部材69を支持するケーシング99は、搬送
コンベア27(図2参照)のフレームに固定されてい
る。図2に示すように、搬送コンベア27は、本体架台
11に固定されたコンベア支持アーム28に取付位置を
左右方向にスライド調整できるように取り付けられてい
るため、搬送コンベア27の取付位置を左右方向にスラ
イド調整することで、下端位置規制板26の位置を左右
方向にスライド調整して、丸刃物14でスライスされる
肉片の厚さを調整できるようになっている。
【0042】尚、図6に示すように、スライド移動部材
69(下端位置規制板26)を駆動する駆動ギア68
は、左右方向に延びるように形成され、スライド移動部
材69の左右方向の位置(下端位置規制板26の位置)
が調整されても、駆動ギア68のピニオンギア68aと
スライド移動部材69のラックギア69aが噛み合うこ
とができるようになっている。
【0043】また、図7に示すように、丸刃物14は、
円盤状に形成され、その中心から偏心した位置に、刃物
軸16の回転軸55に挿通される偏心回転用取付孔72
(偏心回転用取付手段)が形成されている。この偏心回
転用取付孔72は、丸刃物14と同心円周線上の複数箇
所(例えば2箇所)に等間隔で形成され、各偏心回転用
取付孔72の周囲の1箇所又は複数箇所に、回り止め用
のピン57が挿通されるピン孔73が形成されている。
通常、丸刃物14は、いずれか1つの偏心回転用取付孔
72を刃物軸16の回転軸55に挿通して固定される。
これにより、丸刃物14を偏心回転させて、肉送出部2
2から刃物ケース12の肉受入口24内に送り込まれる
肉塊13に対して丸刃物14をスライス方向に相対移動
させ、肉塊13をスライスするようになっている。
【0044】一方、丸刃物14の中心位置には、刃物軸
16の回転軸55に挿通される中心回転用取付孔74
(中心回転用取付手段)が形成され、この中心回転用取
付孔74の周囲の1箇所又は複数箇所に、回り止め用の
ピン57が挿通されるピン孔73が形成されている。こ
の中心回転用取付孔74を刃物軸16の回転軸55に挿
通して丸刃物14を固定すれば、丸刃物14を中心軸回
りに回転駆動できるようになっている。
【0045】以上のように構成した食肉スライサを用い
て肉塊13をスライスする場合は、まず、肉塊13を傾
斜テーブル23上にセットする。その後、丸刃物14の
駆動モータ19を始動して丸刃物14を偏心回転させて
スライス動作させると、そのスライス動作に同期して肉
挟みアーム40,41が開閉動作する。これにより、肉
挟みアーム40,41が開いて傾斜テーブル23上の肉
塊13を滑り落とす動作と肉挟みアーム40,41が閉
じて傾斜テーブル23上の肉塊13が滑り落ちるのを停
止させる動作とが交互に繰り返されて傾斜テーブル23
上の肉塊13が下方に所定量ずつ送り出される毎に、そ
の肉塊13が丸刃物14でスライスされる。
【0046】更に、丸刃物14のスライス動作に同期し
て、下端位置規制板26により下端位置を規制された肉
塊13が丸刃物14でスライスされる際に下端位置規制
板26が下方に移動する。これにより、スライス肉片が
下端位置規制板26の下降によって搬送コンベア27の
方向に案内されながら搬送コンベア27上に排出され
る。
【0047】以上説明した本実施形態では、肉挟みアー
ム40,41を開閉動作させて傾斜テーブル23上の肉
塊13を所定量ずつ送り出すようにしたので、従来のよ
うに上下一対の大型の肉送りコンベアを設ける必要がな
くなり、肉送出部22を小型化、軽量化することがで
き、それに合わせて本体架台11も小型化することがで
きる。その結果、食肉スライサ全体を小型化して卓上タ
イプにすることができると共に、製造コストを抑えて低
コスト化することができ、小規模ユーザーでも食肉スラ
イサの導入が容易となる。また、構成を簡単化すること
ができるので、掃除等のメインテナンス性も向上する。
【0048】更に、本実施形態では、傾斜テーブル23
の下方に送り出される肉塊13の下端位置(肉塊13の
送出量)を下端位置規制板26で規制するようにしたの
で、肉挟みアーム40,41の1回の開閉動作における
開時間(肉塊13が滑り落ちることができる時間)をあ
る程度長めに設定しておけば、肉塊13の状態(重量、
形状、材質、冷凍状態等)や傾斜テーブル23の傾斜角
度によって肉塊13が傾斜テーブル23を滑り落ちると
きのスピードが変化しても、肉塊13の送出量を一定に
することができ、スライス肉片の厚さを均一にすること
ができる。しかも、スライス中に下端位置規制板26に
よって肉塊13の下端部分(スライスする部分)の動き
をある程度拘束することができるので、肉塊13が小さ
くなってきても、その小さな肉塊13を最後まできれい
にスライスすることができ、歩留りが向上する。
【0049】更に、本実施形態では、肉塊13を丸刃物
14でスライスする際に下端位置規制板26を下方に移
動させてスライス肉片を搬送コンベア27の方向に案内
しながら搬送コンベア27上に排出するようにしたの
で、搬送コンベア27にスライス肉片をきれいに並べた
り、部分的に積み重ねたりすることができる。
【0050】また、本実施形態では、スライス角度調整
機構34により丸刃物14に対する傾斜テーブル23の
傾斜角度θを変えて肉塊13のスライス角度を変更でき
るようにしたので、スライス角度を変更してスライス肉
片の大きさ(スライス面の面積)を変更することができ
て、牛たん、豚とろ等の肉厚が比較的薄い肉塊13で
も、比較的大きな面積の肉片にスライスすることがで
き、スライス肉片の見栄えを良くすることができる。
【0051】尚、本実施形態では、傾斜テーブル23を
動かして丸刃物14に対する傾斜テーブル23の傾斜角
度θを変えるようにしたが、丸刃物14側を動かして丸
刃物14に対する傾斜テーブル23の傾斜角度θを変え
るようにしても良い。
【0052】また、本実施形態では、丸刃物14の回転
駆動力を利用して肉挟みアーム40,41と肉片排出機
構67を駆動するようにしたので、丸刃物14のスライ
ス動作と、肉挟みアーム40,41の開閉動作及び肉片
排出機構67のスライス肉片排出動作を、複雑な制御を
用いることなく機械的に連動させて簡単に同期させるこ
とができると共に、肉挟みアーム40,41及び肉片排
出機構67を駆動するための専用の駆動源を設ける必要
がなく、更に小型化、低コスト化することができる。
【0053】また、本実施形態では、丸刃物14の回転
駆動力をフレキシブル回転伝達部材64を介して肉挟み
アーム40,41に伝達して肉挟みアーム40,41を
開閉動作させるようにしたので、傾斜テーブル23の傾
斜角度変更によって、丸刃物14の回転駆動系と傾斜テ
ーブル23側の肉挟みアーム40,41との位置関係が
変わっても、丸刃物14の回転駆動力をフレキシブル回
転伝達部材64によって肉挟みアーム40,41に伝達
することができ、複雑な動力伝達機構を用いずに、傾斜
テーブル23の傾斜角度を変更可能な仕様に対応するこ
とができる。
【0054】しかしながら、本発明は、必ずしも、丸刃
物14の回転駆動力をフレキシブル回転伝達部材64を
介して肉挟みアーム40,41に伝達する必要はなく、
丸刃物14の回転駆動力をギア機構等の動力伝達機構を
介して肉挟みアーム40,41に伝達するようにしても
良い。或は、傾斜テーブル23側に肉挟みアーム40,
41を駆動するための専用の駆動源を設けるようにして
も良い。
【0055】また、本実施形態では、円盤状の丸刃物1
4の偏心位置に、偏心回転用取付孔72を形成して、丸
刃物14を偏心回転させるようにしたので、肉塊13や
丸刃物14の往復移動機構を設けずに、肉塊13に対し
て丸刃物14をスライス方向に相対移動させて肉塊13
をスライスすることができ、安価でメインテナンス性の
良い丸刃物14を採用しながら、肉塊13や丸刃物14
の往復移動機構を省略することができ、食肉スライサを
更に小型化、低コスト化することができる。
【0056】しかも、本実施形態では、丸刃物14の複
数の偏心位置に、偏心回転用取付孔72を形成したの
で、丸刃物14の偏心回転中心を変えることによって、
丸刃物14の使用部位(肉塊13をスライスする部位)
を変えることができて、1枚の丸刃物14の全周を無駄
なく使用することができ、丸刃物14を研ぐ作業を行う
サイクルを長くすることができる。但し、本発明は、偏
心回転用取付孔72を1つのみとしても良い。
【0057】更に、本実施形態では、丸刃物14の中心
位置に、中心回転用取付孔74を形成したので、丸刃物
14を研ぐときに、丸刃物14を中心軸回りに回転駆動
することができ、回転中の丸刃物14に砥石等を接触さ
せれば、丸刃物14を簡単に研ぐことができる。
【0058】但し、本発明は、必ずしも、丸刃物14を
偏心回転させて肉塊13をスライスする構成にする必要
はなく、丸刃物14を中心軸回りに回転させながら、肉
塊13又は丸刃物14をスライス方向に往復移動させて
肉塊13をスライスする構成にしたり、或は、回転軸に
対して非対称形状に形成されたスライス用刃物を回転さ
せて肉塊13をスライスする構成にしても良い等、スラ
イス方法を適宜変更しても良い。
【0059】また、丸刃物14を偏心回転させて肉塊1
3をスライスする技術の適用範囲は、本実施形態の食肉
スライサ(肉挟みアーム40,41を開閉動作させて傾
斜テーブル23上の肉塊13を送り出す食肉スライサ)
に限定されず、種々の型式の食肉スライサのスライス用
刃物に広く適用して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における食肉スライサの肉
送出部とその周辺要部の縦断面図
【図2】食肉スライサの縦断面図
【図3】肉挟みアームの開閉駆動機構を説明するための
【図4】刃物軸の先端部の縦断面図
【図5】肉片排出機構の縦断面図
【図6】肉片排出機構の横断面図
【図7】刃物ケースの正面図
【符号の説明】
11…本体架台、13…肉塊、14…丸刃物(スライス
用刃物)、16…刃物軸、19…モータ、22…肉送出
部、23…傾斜テーブル、26…下端位置規制板(下端
位置規制部材)、27…搬送コンベア(搬送手段)、3
4…スライス角度調整機構、40,41…肉挟みアーム
(肉挟み手段)、55…回転軸、56…駆動カム、59
…従動カム、60…方向転換器、64…フレキシブル回
転伝達部材、67…肉片排出機構、68…駆動ギア、6
9…スライド移動部材、72…偏心回転用取付孔(偏心
回転用取付手段)、74…中心回転用取付孔(中心回転
用取付手段)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉送出部から送り出される肉塊をスライ
    ス用刃物でスライスする食肉スライサであって、 前記肉送出部は、前記肉塊を滑り落とすように傾斜した
    傾斜テーブルと、この傾斜テーブル上の肉塊を挟みつけ
    て保持する状態と該肉塊の保持を解除する状態とを切り
    換えるように開閉動作する肉挟み手段とを備え、 前記肉挟み手段を開いて前記傾斜テーブル上の肉塊を滑
    り落とす動作と前記肉挟み手段を閉じて前記傾斜テーブ
    ル上の肉塊を挟みつけて停止させる動作とを交互に繰り
    返して前記傾斜テーブル上の肉塊を所定量ずつ下方に送
    り出し、その肉塊を前記スライス用刃物でスライスする
    ように構成されていることを特徴とする食肉スライサ。
  2. 【請求項2】 前記傾斜テーブルの下方に送り出される
    肉塊の下端位置を規制する下端位置規制部材を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の食肉スライサ。
  3. 【請求項3】 前記下端位置規制部材により下端位置を
    規制された肉塊を前記スライス用刃物でスライスする際
    に該下端位置規制部材を移動させてスライス肉片を排出
    する肉片排出機構を備えていることを特徴とする請求項
    2に記載の食肉スライサ。
  4. 【請求項4】 前記スライス用刃物の駆動力で前記肉片
    排出機構を動作させるように構成されていることを特徴
    とする請求項3に記載の食肉スライサ。
  5. 【請求項5】 前記下端位置規制部材は、前記スライス
    用刃物でスライスされた肉片を搬送する搬送手段に組み
    付けられ、 前記搬送手段は、前記スライス用刃物を支持する本体架
    台のうちの前記肉送出部とは反対側に取り付けられて、
    該搬送手段の取付位置が肉塊スライス位置との間隔をス
    ライド調整できるように構成され、該搬送手段の取付位
    置のスライド調整によって前記下端位置規制部材と前記
    肉塊スライス位置との間隔を調整することを特徴とする
    請求項2乃至4のいずれかに記載の食肉スライサ。
  6. 【請求項6】 前記スライス用刃物に対する前記傾斜テ
    ーブルの傾斜角度を調整して前記肉塊をスライスする角
    度を調整するスライス角度調整機構を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の食肉スラ
    イサ。
  7. 【請求項7】 前記スライス用刃物の駆動力で前記肉挟
    み手段を開閉動作させるように構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の食肉スライ
    サ。
  8. 【請求項8】 前記スライス用刃物を駆動する回転駆動
    力をフレキシブル回転伝達部材を介して前記肉挟み手段
    に伝達して該肉挟み手段を開閉動作させるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項7に記載の食肉スライ
    サ。
  9. 【請求項9】 前記スライス用刃物は、円盤状に形成さ
    れ、その中心から偏心した位置に回転軸を取り付けるた
    めの偏心回転用取付手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれかに記載の食肉スライサ。
  10. 【請求項10】 肉塊をスライス用刃物でスライスする
    食肉スライサにおいて、前記スライス用刃物は、円盤状
    に形成され、その中心から偏心した位置に設けた偏心回
    転用取付手段によって回転軸に取り付けられ、回転駆動
    されることを特徴とする食肉スライサ。
  11. 【請求項11】 前記円盤状のスライス用刃物の複数の
    偏心位置に、それぞれ前記偏心回転用取付手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項9又は10に記載の食
    肉スライサ。
  12. 【請求項12】 前記円盤状のスライス用刃物には、そ
    の中心に回転軸を取り付けるための中心回転用取付手段
    が設けられていることを特徴とする請求項9乃至11の
    いずれかに記載の食肉スライサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110203434A1 (en) * 2010-02-24 2011-08-25 Uwe Reifenhaeuser Restiform food slicer
JP2013000884A (ja) * 2012-08-24 2013-01-07 Miyazawa:Kk パン塊送り装置

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