JPH0550394A - 原木をスライスする方法 - Google Patents

原木をスライスする方法

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JPH0550394A
JPH0550394A JP3203199A JP20319991A JPH0550394A JP H0550394 A JPH0550394 A JP H0550394A JP 3203199 A JP3203199 A JP 3203199A JP 20319991 A JP20319991 A JP 20319991A JP H0550394 A JPH0550394 A JP H0550394A
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JP
Japan
Prior art keywords
ham
raw wood
cutting
cutting blade
revolution
Prior art date
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Pending
Application number
JP3203199A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昌三 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Omori Machinery Co Ltd filed Critical Omori Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類のハムの切断を厳密な冷却温度管理を
することなく常に良好かつ高能率に行うことができる原
木をスライスする方法を提供するにある。 【構成】 ハムの種類並びに原木の温度等の条件に応じ
た回転数でもって自転用無段変速モーター16,公転用
無段変速モーター19を駆動して前記ハム切断刃9の回
転軸10ならびにハム切断刃取付け用回転体12をそれ
ぞれ回転させることにより、切断刃9を所望の回転条件
で自転,公転させるとともにハム原木導入コンベア3上
に載置した所要のハム原木aを、ハム原木導入コンベア
3とハム原木送り込み装置26によって上下から挾持し
て一定の速度でハム切断刃側へ送り込み、前記ハム切断
刃により所要の厚さに順次切断する。そして、温度等の
切断状況によって前記自転用無段変速モーターおよび公
転用無段変速モーターの回転比を運転中に適宜調整する
ことにより、常に最適な切断条件で切断処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハムなどの原木を一定の
速度で移送しつつ所要の厚さに切断する原木をスライス
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原木を自動的にスライスするため
に用いられるハムスライサーは、ハム等の原木を一定の
速度で移送しながらハム切断刃を一定の回転条件のもと
で自転および公転させてハムを所要の厚さに切断するよ
うにしていた。そして、このものはハム切断刃の自転お
よび公転の回転数の調整があらかじめ設定された一定の
条件、即ち公転1に対して自転が2,3,…と云うよう
に固定的に設定されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらハムを切
断するに際しては、一般的にハムを低温(例えば−4℃
〜−5℃)に冷却してハムを硬くすることによって切断
し易い状態にして切断することが行われている。そし
て、良好な切断条件の冷却温度がハムの種類によってま
ちまちであるばかりでなく、種類によっては冷却しても
硬くならないものもある。
【0004】すなわち、上記各種ハムの切断に際しての
好ましい切断刃の回転条件(公転に対する自転の比率)
が各々まちまちであるので、上記ハムスライサーのよう
に切断刃の自転および公転の回転比が一定の条件に設定
された状態で切断を行わなければならないものの場合に
は多種類のハムを常に良好にかつ高能率に切断すること
ができなかった。
【0005】またハムを低温に冷却して硬化した状態で
切断するに際し、ハムの種類によって各々の保管冷却温
度を区別して行うことは実作業上甚だ不便であり、経済
的負担も大きい等の欠点があった。
【0006】本発明は、多種類のハムの切断を厳密な冷
却温度管理をすることなく常に良好かつ高能率に行うこ
とができる原木をスライスする方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る原木をスライスする方法では、切
断刃を自転させつつ公転させて原木を所定厚さに切断す
るハムスライス方法において、前記原木に応じた切断条
件に合わせて前記切断刃の自転速度と公転速度とを個別
に独立させて無段階的に調整し、任意の自転速度と公転
速度の比で回転する前記切断刃で前記原木を切断するよ
うにした。
【0008】
【作用】本発明によれば、切断刃の自転速度と公転速度
とを個別に独立してしかも無段階的に調整することによ
り、切断刃の自転速度と公転速度との比からなる切断刃
の回転条件が、その原木に合わせた所望の値に設定変更
される。その結果、冷却温度がまちまちで硬さも異なる
多種類の原木を順次連続的に切断するような場合にも、
また切断時において原木に温度の変化があるような場合
にも、各々の原木に見合う条件に切断刃の回転条件を随
時設定変更して、原木の切断を常に良好にかつ高能率に
行われる。
【0009】すなわち、原木を冷却して硬化させた状態
で切断するに際しても、各々の保管冷却温度を区別して
その厳密な冷却温度管理をする必要も無くなるばかり
か、切断する原木がその外周部と中心部とで温度差があ
っても、さらには切断面の肉質が不均一であっても、良
好に切断され、かつ作業が迅速に行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る原木をスライスする方法
の好適な実施例について、添付図面を参照にして詳述す
る。第1図〜第4図は本発明に係る原木をスライスする
方法を実施するに適したハムスライサーの一実施例を示
すものである。はハム切断刃収容ケーシングであって
開閉蓋2を有し、かつハム原木導入コンベア3に対して
略直角のL字状をなす如くフレーム4に一体に固定され
ている。5はフレーム取付用の枢軸であって、前記フレ
ーム4を基台6の軸受部7に回動自在に枢着してなるも
のである。は前記基台6に設けられたフレーム4の傾
斜角調整機構であって、前記基台6の雌螺子部8aに螺
挿した雄螺子部8bの上端を、前記フレーム4の下端に
回動自在に枢着するとともにハンドル8cによって正逆
回転されるようになっている。
【0011】9はハム切断刃収容ケーシング内に収容
されたハム切断刃であって、円板状に形成され、かつそ
の回転軸10は前記ハム切断刃収容ケーシング内に収
容したハム切断刃取付用回転体12の一側に軸心より所
定距離はなして回転自在に支承されている。13は前記
ハム切断刃取付用回転体12を固定取付けた回転主軸で
あって、前記ハム切断刃収容ケーシングに固定された
回転主軸支承軸受13a中にベアリング13bを介して
回転自在に支承されている。
【0012】14は前記回転主軸支承軸受13aの外周
にベアリング14aを介して回転自在に支承された回転
伝達プーリーであって、前記回転伝達プーリー14には
前記ハム切断刃収容ケーシングの一側に配設した自転
用無段変速モーター16のプーリー16aに連結せるベ
ルト17と前記ハム切断刃9の回転軸端のプーリー10
aに連結せるベルト18がそれぞれ懸架されており、前
記自転用無段変速モーター16の回転を前記ハム切断刃
9に伝達できるようになっている。
【0013】21は前記ハム切断刃収容ケーシング
回転自在に支承した回転中継軸であって、その両端には
それぞれ回転伝達プーリー21a,21bが取付けられ
ており、該回転伝達プーリー21aには前記ハム切断刃
収容ケーシングの他側に配設した公転用無段変速モー
ター19のプーリー19aに連結せるベルト20が懸架
され、また前記回転伝達プーリー21bには前記ハム切
断刃取付用回転体12のプーリー15に連結せるベルト
22が懸架され、前記公転用無段変速モーター19の回
転を前記ハム切断刃取付用回転体12に伝達できるよう
になっている。なお23は各部のベアリングを示すもの
である。また、24はハム切断刃収容ケーシングの下
部に設けたハム原木通過用の切欠部、25は開閉蓋2の
取付螺子である。
【0014】26はハム切断刃収容ケーシングの前面
において、ハム原木導入コンベア3の上方部に位置して
設けられたハム原木送り込み装置であって、その高さ位
置を調節自在にフレーム4に取付けられているとともに
下方に位置するハム原木導入コンベア3と同期駆動され
るようにユニバーサルジョイント27を介して駆動装置
28に接続されている。27′は前記ハム原木導入コン
ベア3と駆動装置28を接続するユニバーサルジョイン
トである。
【0015】次に、上記装置を用いて本発明に係る原木
をスライスする方法の一実施例について説明する。ハム
の切断に際しては先ずハムの種類並びに原木の温度等の
条件によって切断刃9の自転および公転の回転数を調整
しておき、自転用無段変速モーター16および公転用無
段変速モーター19を駆動して前記ハム切断刃9の回転
軸10ならびに該回転軸10を取付けたハム切断刃取付
け用回転体12をそれぞれ自転および公転させるととも
にハム原木導入コンベア3上に載置した所要のハム原木
aを、前記ハム原木導入コンベア3とハム原木送り込み
装置26によって上下から挾持して一定の速度でハム切
断刃9側へ送り込み、前記ハム切断刃9により所要の厚
さに順次切断するものである。
【0016】そして、この場合ハムの切断状況によって
前記自転用無段変速モーター16および公転用無段変速
モーター19の回転比を適宜調整することにより、ハム
の種類に適した切断を行うことができる。すなわち、冷
却温度がまちまちで硬さも異なる多種類の原木を順次連
続的に切断するような場合や、また切断時において原木
に温度の変化があるような場合にも、各々の原木に見合
う条件に切断刃の回転条件を運転中に随時設定変更し
て、原木に対し、常に最適な回転条件を維持しつつ切断
処理が行われる。
【0017】なお、本実施例では、傾斜角調整機構8を
配設しているため、その傾斜角調整機構8を作動させ
て、フレーム4すなわち、ハム原木aの角度を調整でき
る。従って、予め切断するハム原木aの種類に合わせて
適宜角度を変更する。
【0018】そして、この場合には、ハム原木aから切
断された後の薄切された各1枚1枚のハムの落下条件が
ハムの種類、切断条件等による落下後の整列を確実に行
い得るという効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば切断刃の自転および公転
の回転比を従来のように一定の回転条件に設定すること
なく、無段階に調整できるようにしたものであるから、
ハムの種類とか切断時のハムの温度に変化があるような
場合でも、これに見合う条件に切断刃の回転数を設定し
て常に良好な切断を行うことができるものであるととも
にハムを低温に冷却して硬化した状態で切断するに際し
てもハムの種類によって各々の保管冷却温度を区別して
行わなければならないようなこともなく、作業を迅速か
つ高能率に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原木をスライスする方法を実施す
るに適したハムスライサーの一例を示す正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】ハム切断刃部の正面図である。
【図4】ハム切断刃の自転、公転駆動関連機構を示す横
断平面図である。
【符号の説明】
1 ハム切断刃収容ケーシング 3 ハム原木導入コンベア 4 フレーム 6 基台 8 傾斜角調整機構 9 ハム切断刃 10 回転軸 12 ハム切断刃取付用回転体 13 回転主軸 13a 回転主軸支承軸受 14 回転伝達プーリー 16 自転用無段変速モーター 19 公転用無段変速モーター 17,18,20,22 ベルト 23 ベアリング 26 ハム原木送り込み装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃を自転させつつ公転させて原木を
    所定厚さに切断するハムスライス方法において、前記原
    木に応じた切断条件に合わせて前記切断刃の自転速度と
    公転速度とを個別に独立させて無段階的に調整し、任意
    の自転速度と公転速度の比で回転する前記切断刃で前記
    原木を切断することを特徴とする原木をスライスする方
    法。
JP3203199A 1991-07-19 1991-07-19 原木をスライスする方法 Pending JPH0550394A (ja)

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JP3203199A JPH0550394A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 原木をスライスする方法

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JP3203199A JPH0550394A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 原木をスライスする方法

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JP1097388A Division JPS63212497A (ja) 1988-01-22 1988-01-22 ハムスライサー

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JPH0550394A true JPH0550394A (ja) 1993-03-02

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ID=16470110

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240755A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Nantsune:Kk 食品スライサ
JP2012250305A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Hideo Matsumoto 野菜類スライサーにおける回転駆動力減速伝達機構
JP5107478B1 (ja) * 2012-07-17 2012-12-26 英夫 松本 野菜カッティング装置

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JP2010240755A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Nantsune:Kk 食品スライサ
JP2012250305A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Hideo Matsumoto 野菜類スライサーにおける回転駆動力減速伝達機構
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