JP2003300051A - 脱水処理剤及び該脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法 - Google Patents

脱水処理剤及び該脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法

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JP2003300051A
JP2003300051A JP2002143848A JP2002143848A JP2003300051A JP 2003300051 A JP2003300051 A JP 2003300051A JP 2002143848 A JP2002143848 A JP 2002143848A JP 2002143848 A JP2002143848 A JP 2002143848A JP 2003300051 A JP2003300051 A JP 2003300051A
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宏元 植嶋
Mitsuyoshi Jinno
光好 神野
Yoshihiro Matsushita
良博 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使用済みの屎尿吸着体から屎尿等
の水分を離水させて普通塵として処分することで、廃棄
処分する屎尿吸着体の自重を軽くして重量制塵廃棄処分
費負担等の問題を解決することが出来るだけでなく、汚
水等の水分を離水させることで悪臭の発生を抑制しつつ
塵焼却時の石油等の燃焼促進剤の使用も必要最小限にと
どめることが出来るという脱水処理剤を提供するもので
ある。 【解決手段】 吸水性高分子を包含し、且つ屎尿等を吸
着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体を、植物から
得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン化物を溶解し
て得られた脱水処理剤に浸漬し、その後該脱水処理剤に
浸漬された屎尿吸着体に遠心脱水を施すことで屎尿等の
水分を屎尿吸着体より離水させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、屎尿を吸
着したオムツ等の屎尿吸着体から誰でも簡単に屎尿等の
水分を離水させて普通塵として処置することが出来る脱
水処理剤及び該脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屎尿吸着体としては、例えば、使
い捨てオムツといわれるものが一般的に使用されてい
る。かかる使い捨てオムツは、デンプン、アクリル酸ソ
ーダ、アクリルアミド、カルボキシルメチルセルロー
ズ、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド等の
吸水性高分子を包含したものであり、一旦吸着された屎
尿等の水分は、外部への戻りを防止すべく内部に取り込
むことが出来るという利便性を有したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記吸
水性高分子を包含したオムツ等の屎尿吸着体においては
下記に示すような問題が生じていた。
【0004】即ち、上記構成にしてなる屎尿吸着体は、
一旦吸着された屎尿等は外部への戻りを防止すべく内部
に取り込むことが出来るという利便性は有しているもの
の、一旦吸着された屎尿等の水分は、屎尿吸着体に加
圧、加熱、遠心等の脱水処理を施しても離水させること
は殆ど不可能である。
【0005】従って、通常、使用済みの屎尿吸着体は、
屎尿等の水分を含んだまま普通塵として廃棄されてはい
るが、如何せん、かかる屎尿吸着体は、自重の何十倍も
の水分、即ち、屎尿等の汚水を含んでいるため非常に重
く、しいては今後導入されるであろう重量制塵廃棄処分
費負担等の問題のみならず、多量の汚水による悪臭の発
生や塵焼却時においても大量の石油等の燃焼促進剤を必
要とする等の種々の問題が大きな社会問題になってい
た。
【0006】而して、本発明は上記問題を解決するもの
であり、使用済みの屎尿吸着体から屎尿等の水分を離水
させて普通塵として処分することで、廃棄処分する屎尿
吸着体の自重を軽くして重量制塵廃棄処分費負担等の問
題を解決することが出来るだけでなく、汚水等の水分を
離水させることで悪臭の発生を抑制しつつ塵焼却時の石
油等の燃焼促進剤の使用も必要最小限にとどめることが
出来るという優れた脱水処理剤を提供すると共に、該脱
水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法を知らしめ
ることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明における脱
水処理剤は、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属の
ハロゲン化物を溶解したものである。よって、植物から
得た乾留抽出液により屎尿等の悪臭を取り除くことが出
来るだけでなく、アルカリ土属のハロゲン化物を介して
吸水性高分子に取り込まれた水分の離水作用を促すこと
が出来るという利点がある。
【0008】更に、脱水処理剤のpHを2.5〜4.0
の範囲に調整したものである。
【0009】又、乾留抽出液が木類、竹類、籾殻類等か
ら得られる乾留液を用いたものである。
【0010】更に、アルカリ土属のハロゲン化物が、無
機カルシウム塩又はカリウム塩の少なくとも何れか一方
を用いたものである。
【0012】更に、本発明における脱水処理剤を用いた
屎尿吸着体の脱水処理方法は、吸水性高分子を包含し、
且つ屎尿等を吸着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着
体を、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲ
ン化物を溶解して得られた脱水処理剤に浸漬し、その後
該脱水処理剤に浸漬された屎尿吸着体に遠心脱水を施す
ことで屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させることが
出来るものである。
【0013】よって、使用済みの屎尿吸着体から屎尿等
の水分を離水させることで、かかる屎尿吸着体を普通塵
として処分することが可能となるだけでなく、廃棄処分
する屎尿吸着体の自重を軽くして重量制塵廃棄処分費負
担等の問題を解決することが出来るという利点がある。
【0014】更に、汚水等の水分を離水させることで悪
臭の発生を抑制しつつ塵焼却時の石油等の燃焼促進剤の
使用も必要最小限にとどめることが出来るという利点を
奏する。
【0015】更に、本発明における脱水処理剤を用いた
屎尿吸着体の脱水処理方法は、吸水性高分子を包含し、
且つ屎尿等を吸着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着
体を、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲ
ン化物を溶解して得られた脱水処理剤に浸漬し、その後
該脱水処理剤に浸漬された屎尿吸着体に加圧脱水を施す
ことで屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させることに
ある。
【0016】又、本発明における脱水処理剤を用いた屎
尿吸着体の脱水処理方法は、吸水性高分子を包含し、且
つ屎尿等を吸着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体
に、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン
化物を溶解して得られた脱水処理剤を噴霧して含浸さ
せ、その後該脱水処理剤が含浸した屎尿吸着体に遠心脱
水を施すことで屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させ
ることある。
【0017】更に、本発明における脱水処理剤を用いた
屎尿吸着体の脱水処理方法は、吸水性高分子を包含し、
且つ屎尿等を吸着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着
体に、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲ
ン化物を溶解して得られた脱水処理剤を噴霧して含浸さ
せ、その後該脱水処理剤が含浸した屎尿吸着体に加圧脱
水を施すことで屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させ
ることにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における脱水処理剤
を用いた屎尿吸着体の脱水処理の一実施形態について説
明する。
【0019】
【第一実施形態】先ず、脱水処理剤として以下の処方の
ものを調整した。 脱水処理剤−A 塩化カルシウム(CaCl・2HO) 30部 竹の乾留抽出液・原液 5部 塩酸(10% HCl) 1部 水 64部 合 計 100部
【0020】この溶液750ccを採り,全自動洗濯機
(三洋電機(株)製−ASW−ZR700型)中に入れ
て20倍に希釈し全量で15Lとした。この時、該溶液
のpHは3.2であった。
【0021】次に、この溶液中に、屎尿吸着体として幼
児に使用した後の紙オムツ((株)ネピア製−商標名:
ドレミ)を8枚・全重量で2.8kgを投入、10分間
浸漬した後5分間遠心脱水を行なった。
【0022】上記処理後の試料の重量を測定したところ
0.649kgとなり,86%の尿(水分)を紙オムツ
から離水させることが出来た。尚、この紙オムツ一枚の
重量は37gであった。
【0023】更に、比較のため、幼児に使用した同じ紙
オムツ8枚・全重量2.8kgを使って、前記洗濯機中
に15Lの普通水を入れ、洗剤(花王(株)−アタッ
ク)10gを投入し、その後5分間洗濯した後、10分
間遠心脱水処理を行い、重量を測定したところ全重量が
4.1kgとなり逆に1.3kg増加していた。
【0024】これは、使用された紙オムツの吸水性高分
子にまだ余裕があり、その部分に洗濯によりさらに水が
吸着されて増加したものであり、この比較例から、紙オ
ムツの吸水性高分子に吸着された尿(水分)は、遠心脱
水処理では全く離水させることが出来ない事実が判明し
た。
【0025】よって、脱水処理剤−Aを用いることによ
り簡単に脱尿(離水)させることをを見出した。この脱
尿された紙オムツは、軽量で匂いも殆どせず、普通塵と
して処分することが可能となった。
【0026】尚、脱水率は次式で求めた。 脱水率=脱水した水分量(g)/[脱水前のオムツの重
量(g)−使用前のオムツの重量(g)]
【0027】
【第二実施形態】次に、脱水処理剤として以下の処方の
ものを調整した。 脱水処理剤−B 塩化カルシウム(CaCl・2HO) 28部 塩化カリウム(KCl) 1部 竹の乾留抽出液・原液 5部 塩酸(10% HCl) 1部 水 65部 合 計 100部
【0028】脱水処理剤−Bを2000ccを採り、自
動洗濯機(三洋電機(株)製−ASW−ZR700型)
中に入れて20倍に希釈し全量で40Lとした。この
時、該溶液のpHは、3.1であった。
【0029】次に、この溶液中に、屎尿吸着体として老
人に使用した後の老人用紙オムツ(ユニチャーム(株)
製−商標名:リハビリパンツ)を10枚・全重量で6.
5kgを投入、第一実施形態と同様に、10分間浸漬し
た後5分間遠心脱水を行なった。
【0030】この処理を終了した後の試料の重量を測定
したところ1.625kgとなり、88%の尿(水分)
を老人用紙オムツより離水することが出来た。
【0031】この離水された紙オムツは、軽量で匂いも
殆どせず、普通塵として処分することが可能である。
【0032】尚、この紙オムツ一枚の重量は96gであ
った。比較のため、老人に使用した同じ紙オムツ10枚
・全重量6.5kgを使って、前記洗濯機中に40Lの
普通の水を入れ、洗剤(花王(株)−アタック)30g
を投入し、その後10分間洗濯した後5分間遠心脱水処
理して、重量を測定したところ全重量が9.5kgとな
り、第一実施形態で洗濯して比較した場合よりも大幅に
増え3.5kgも増加していた。
【0033】従って、この場合であっても、使用された
紙オムツの吸水性高分子にまだ余裕があり、洗濯により
さらに水が吸着されて増加したものである。
【0034】紙オムツの吸水性高分子に吸着された尿
(水分)は、遠心脱水処理では全く脱水出来ないが、脱
水処理剤−Bを用いることにより簡単に脱尿(離水)す
ることが判明し、第一実施形態の脱水処理剤−Aよりさ
らに離水効果が良好となった。
【0035】尚、上記実施形態において、脱水処理剤
は、植物から得た乾留抽出液に竹の乾留抽出液が用いら
れているが、必ずしも竹の乾留抽出液に限定されないの
は言うまでもなく、木類、籾殻類等の植物から得られる
乾留抽出液であればよい。
【0036】要は、植物から得た乾留抽出液により屎尿
等の悪臭を取り除くことが出来るという利点を有する
が、特に竹類から得た乾留抽出液が好適である。
【0037】更に、乾留抽出液に溶解されるアルカリ土
属のハロゲン化物には、無機カルシウム塩又はカリウム
塩の少なくとも何れか一方が用いられているが、無機カ
ルシウム塩の単独使用よりはカリウム塩と混合した場合
の方が吸水性高分子に取り込まれた水分の離水作用をよ
り効率よく促すことが出来るという利点があるが、カル
シウム塩だけの単独使用やカリウム塩のみの単独使用で
あってもよく、要はアルカリ土属のハロゲン化物であれ
ばハロゲン化物の具体的な種類、溶解量のみならず単独
使用や混合使用等も一切限定されないのは言うまでもな
い。
【0038】更に、上記実施形態において、脱水処理剤
のpHは3.1〜3.2で試料の処理を行なったが、
2.5〜4.0の範囲であればよく、より好ましくは
3.0〜3.5のpHであれば最も効率のよい屎尿等の
離水作用を促すことが出来るという利点がある。
【0039】更に、上記実施形態において、屎尿吸着体
には紙製の使い捨てオムツを用いたが、かかるオムツの
材質も繊維、不織布に限定されるものではなく、又包含
される吸水性高分子の種類等も一切限定されないのは言
うまでもないが、屎尿吸着体が必ずしもオムツである必
要はなく、屎尿吸着体の具体的な形状、大きさ、使用形
態等も一切限定されるものではない。
【0040】更に、上記実施形態において、屎尿吸着体
であるオムツは、洗濯機を介して脱水処理剤で数分間洗
濯された後、数分間の遠心脱水処理が施されるが、必ず
しも数分間洗濯される必要はなく、要は屎尿吸着体を脱
水処理剤に浸漬するか又は脱水処理剤を噴霧して含浸さ
せた後、脱水処理を施せばよいが、一般家庭等での屎尿
吸着体からの離水処理を考慮すれば、全自動洗濯機を用
いて洗濯、遠心脱水処理を行なうのが好ましい。
【0041】更に、上記実施形態において、屎尿吸着体
であるオムツは、洗濯機を介して遠心脱水処理が施され
るが、必ずしも遠心脱水処理に限定されるものではな
く、要は屎尿吸着体を脱水処理剤に浸漬するか又は脱水
処理剤を噴霧して含浸させた後、かかる屎尿吸着体に人
の手や足を介しての加圧脱水を施してもよく、この場合
であっても尿等の水分を良好に離水させることが出来る
という利点がある。
【0042】更に、上記実施形態において、脱水処理剤
に浸漬された屎尿吸着体又は脱水処理剤を噴霧された屎
尿吸着体が所定時間放置されることで、悪臭の除去と屎
尿等の水分の離水をより効率よく行なうことは出来る
が、放置する時間も一切限定されないのは言うまでもな
く、要はある所定時間を用いて屎尿吸着体を脱水処理剤
中に放置した場合の方が悪臭の除去量と屎尿等の水分の
離水量を最大限に引き出すことが出来るという利点があ
る。
【0043】尚、上記実施形態において、脱水処理剤は
屎尿吸着体から屎尿等の水分を離水させる場合に使用し
たが、かかる脱水処理剤が必ずしも屎尿吸着体からの屎
尿等の水分の離水のみに限定されないのは言うまでもな
く、脱水処理剤の使用用途も決して限定されないのは言
うまでもない。
【0044】
【発明の効果】叙上のように、本発明による脱水処理剤
は、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン
化物を溶解したものである。
【0045】よって、植物から得た乾留抽出液により屎
尿等の悪臭を取り除くことが出来るだけでなく、アルカ
リ土属のハロゲン化物を介して吸水性高分子に取り込ま
れた水分の離水作用を促すことが出来るという効果があ
る。
【0046】よって、かかる脱水処理剤を用いた屎尿吸
着体の脱水処理方法によれば、吸水性高分子を包含し、
且つ屎尿等を吸着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着
体を、植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲ
ン化物を溶解して得られた脱水処理剤に浸漬し、その後
該脱水処理剤に浸漬された屎尿吸着体に遠心脱水を施す
ことで屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させることが
出来る。
【0047】従って、使用済みの屎尿吸着体から屎尿等
の水分を離水させることで、かかる屎尿吸着体を普通塵
として処分することが可能となるだけでなく、廃棄処分
する屎尿吸着体の自重を軽くして重量制塵廃棄処分費負
担等の問題を解決することが出来るという格別な効果を
奏するに至った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 良博 大阪市港区夕凪1−15−30 ナイキビル 株式会社ルミック研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA50 AB01 CA13 CA34 CA50 CC20 DA03 DA20 4D056 AB01 AC01 AC21 AC29 BA13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物から得た乾留抽出液にアルカリ土属
    のハロゲン化物が溶解してなることを特徴とする脱水処
    理剤。
  2. 【請求項2】 前記脱水処理剤のpHが2.5〜4.0
    の範囲である請求項1記載の脱水処理剤。
  3. 【請求項3】 前記乾留抽出液が木類、竹類、籾殻類等
    から得られる乾留液であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の脱水処理剤。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ土属のハロゲン化物が、無
    機カルシウム塩又はカリウム塩の少なくとも何れか一方
    であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の脱水処理剤。
  5. 【請求項5】 吸水性高分子を包含し、且つ屎尿等を吸
    着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体を、植物から
    得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン化物を溶解し
    て得られた脱水処理剤に浸漬し、その後該脱水処理剤に
    浸漬された屎尿吸着体に遠心脱水を施すことで屎尿等の
    水分を屎尿吸着体より離水させることを特徴とする脱水
    処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  6. 【請求項6】 吸水性高分子を包含し、且つ屎尿等を吸
    着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体を、植物から
    得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン化物を溶解し
    て得られた脱水処理剤に浸漬し、その後該脱水処理剤に
    浸漬された屎尿吸着体に加圧脱水を施すことで屎尿等の
    水分を屎尿吸着体より離水させることを特徴とする脱水
    処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  7. 【請求項7】 吸水性高分子を包含し、且つ屎尿等を吸
    着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体に、植物から
    得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン化物を溶解し
    て得られた脱水処理剤を噴霧して含浸させ、その後該脱
    水処理剤が含浸した屎尿吸着体に遠心脱水を施すことで
    屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させることを特徴と
    する脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  8. 【請求項8】 吸水性高分子を包含し、且つ屎尿等を吸
    着してなる使い捨てオムツ等の屎尿吸着体に、植物から
    得た乾留抽出液にアルカリ土属のハロゲン化物を溶解し
    て得られた脱水処理剤を噴霧して含浸させ、その後該脱
    水処理剤が含浸した屎尿吸着体に加圧脱水を施すことで
    屎尿等の水分を屎尿吸着体より離水させることを特徴と
    する脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  9. 【請求項9】 前記脱水処理剤に浸漬された屎尿吸着体
    又は脱水処理剤を噴霧された屎尿吸着体が所定時間放置
    されることを特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載
    の脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  10. 【請求項10】 前記脱水処理剤のpHが2.5〜4.
    0の範囲である請求項5乃至9の何れかに記載の脱水処
    理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
  11. 【請求項11】 前記乾留抽出液が木類、竹類、籾殻類
    等から得られる乾留液であることを特徴とする請求項5
    乃至10の何れかに記載の脱水処理剤を用いた屎尿吸着
    体の脱水処理方法。
  12. 【請求項12】 前記アルカリ土属のハロゲン化物が、
    無機カルシウム塩又はカリウム塩の少なくとも何れか一
    方であることを特徴とする請求項5乃至11の何れかに
    記載の脱水処理剤を用いた屎尿吸着体の脱水処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008014972A1 (de) * 2006-07-31 2008-02-07 Stockhausen Chem Fab Gmbh Dehydrierbarer hygieneartikel
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