JP2003299598A - ほこり取り器 - Google Patents

ほこり取り器

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JP2003299598A
JP2003299598A JP2002107821A JP2002107821A JP2003299598A JP 2003299598 A JP2003299598 A JP 2003299598A JP 2002107821 A JP2002107821 A JP 2002107821A JP 2002107821 A JP2002107821 A JP 2002107821A JP 2003299598 A JP2003299598 A JP 2003299598A
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dust
brush
fan
dust removing
cover
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JP2002107821A
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English (en)
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Yukio Izumi
幸雄 泉
Seiji Iwashita
征司 岩下
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Maxell Izumi Co Ltd
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Izumi Products Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服等を好適にブラッシングすることがで
き、衣服等に付着したほこりを好適に取り除くことを可
能にする取り扱いやすい商品を提供する。 【解決手段】 ブラシ毛により衣服等の被処理物の表面
をブラッシングして衣服等に付着するほこり等を内部に
取り込んで除去するほこり取り部30が設けられたほこ
り取り器において、前記ほこり取り部30の開口部に脱
着自在に、ほこり取りカバー32を設け、ほこり取りカ
バー32によって覆われたほこり取り部30の内部に、
ほこり取りカバー32のカバー面に直交する向きとして
回転駆動される支持軸と、ほこり取りカバーのカバー面
に毛先を向けてブラシ毛40aが植設され前記支持軸と
ともに回転駆動されるブラシ台とを備えた回転ブラシ部
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はほこり取り器に関
し、より詳細には衣服の表面をブラッシングしながら、
衣服に付着しているほこりを簡単に取ることができる、
ほこり取り器に関する。
【0002】
【従来の技術】衣服に付着しているほこりや汚れを取る
ために、衣服をブラッシングすることは一般的な方法と
して行われている。このようなブラッシング操作を行っ
て衣服に付着したほこりや汚れを取る装置として、電動
モータによりブラシを回転させながら衣服にブラシを接
触させて使用する製品がある。この製品は、比較的長く
形成した支持軸に放射状に多数本のブラシ毛を植設した
回転ブラシを使用したもので、ブラシ毛の回転方向に平
行に多数のスリット状の開口を設けたカバーの内側で回
転ブラシを回転させ、ブラシ毛で衣服の表面をブラッシ
ングするとともに、ほこりや糸くず等がカバー内に取り
込まれるように形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の回転ブラシを用
いたほこり取りは、ハンディで簡便に使用することがで
きるものであるが、回転ブラシが支持軸の回りに多数本
のブラシ毛を植設したもので、支持軸の回りに回転ブラ
シを回転させる構造となっているために、ブラシ部分が
大型化し、器具をコンパクトに形成しにくいという問題
がある。また、回転ブラシを衣服に当てた際には、回転
ブラシの周方向の一部が衣服の表面に接触するだけで、
回転ブラシと衣服とが接触する部位の接触面積が限られ
るという問題がある。このように、回転ブラシと衣服と
の接触面積が狭い場合には、衣服の表面に付着している
ほこり等を効率的にとることができない。このため、従
来製品では回転ブラシの軸方向の長さを長くして接触面
積を確保することが考えられるが、その場合は、製品が
大型になるという課題がある。
【0004】そこで、本発明はこれらの課題を解決すべ
くなされたものであり、その目的とするところは、装置
をコンパクトに形成できて取り扱い性を向上させること
ができるとともに、衣服との接触面積を確保して効率的
なほこり取りができ、衣服のほこり取りや衣服を整える
操作に効果的に使用することができるほこり取り器を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、ブラシ毛に
より衣服等の被処理物の表面をブラッシングして衣服等
に付着するほこり等を内部に取り込んで除去するほこり
取り部が設けられたほこり取り器において、前記ほこり
取り部の開口部に脱着自在に、ほこり取りカバーを設
け、ほこり取りカバーによって覆われたほこり取り部の
内部に、ほこり取りカバーの開口面に軸線方向を向けて
回転駆動される支持軸と、該支持軸の軸線方向に略平行
に毛先を向けてブラシ毛が植設され、前記支持軸ととも
に回転駆動されるブラシ台とを備えた回転ブラシを設け
たことを特徴とする。
【0006】また、前記ブラシ台が、細束状に形成した
ブラシ毛を植設した細幅の板状に形成され、支持軸を中
心として放射状に複数設けられていることを特徴とす
る。また、前記ほこり取りカバーが、ほこり取り器の本
体に取り付けられるリング状に形成されたキャップ部の
開口部にリブが掛け渡されて設けられるとともに、前記
リブにガイドリングが一定間隔をあけた同芯状に支持さ
れて設けられ、前記ブラシ毛が、前記隣接するガイドリ
ングの中間に毛先部が挿入される位置に位置合わせして
ブラシ台に支持されていることを特徴とする。また、前
記ブラシの毛先部が、ガイドリングの外面を超えて突出
し、かつリブの外面よりも低位となるよう設定されてい
ることを特徴とする。
【0007】また、前記ほこり取り部に、回転ブラシと
一体回転してほこり取り部の外部からほこり取り部の内
側に向けてエア流を発生させるファンと、回転ブラシと
を組み合わせて形成したファン付きの回転ブラシが装着
されていることを特徴とする。また、前記回転ブラシと
ファンとが、回転ブラシの支持軸とファンの係合軸とを
相互に回り止めするとともに、軸線方向に相互に弾発す
る向きに付勢して係合されていることを特徴とする。ま
た、前記ほこり取り部の側方に、ほこり取り部の内部と
連通して、ほこり取り部から取り込まれたほこり等を収
納するダストボックスが設けられていることを特徴とす
る。また、前記ほこり取り部に、回転ブラシあるいはフ
ァン付きの回転ブラシにかえて、毛玉取り用の外刃と内
刃とが装着可能に設けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について詳細に説明する。図1は、本発明に係るほこり
取り器の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。1
0はほこり取り器の本体であり、12は本体10と一体
に設けられた握り部、20は本体10に脱着自在に取り
付けられたダストボックス、30はほこり取り部であ
る。握り部12は、本体10の中央部を貫通する開口穴
11を設け、開口穴11に指を通すことで本体10を手
で握ることができるように形成されている。本実施形態
では、図3に示すように、握り部12の内部が電池13
を収納する空間に形成され、電池13は蓋14を開閉し
て交換可能となっている。
【0009】ほこり取り部30は衣服をブラッシングし
ながら衣服に付着しているほこりや糸くず等をほこり取
り部30の内部に取り込み、ダストボックス20にほこ
りを送り込む作用をなす。本実施形態のほこり取り器に
おいては、図1に示すように、握り部12とは反対面側
の本体10の正面側にダストボックス20を配置し、ダ
ストボックス20の側方にほこり取り部30を配置して
いる。
【0010】ほこり取り部30は、電動モータによりフ
ァン付きの回転ブラシを回転させてほこりを取るように
形成されている。32はファン付きの回転ブラシの外面
を覆うようにしてほこり取り部30に取り付けた、ほこ
り取りカバーである。図2にこのほこり取りカバー32
の構成を拡大して示す。34はほこり取りカバー32を
本体10に螺着するため、円形のリング状に形成したキ
ャップ部であり、36a、36b、36cはキャップ部
34の開口部に掛け渡すように設けたリブである。リブ
36a、36b、36cの一端はキャップ部34の開口
する中央部で一体に連結し、中央部から等間隔の三つ又
状に枝分かれして各々の基部位置でキャップ部34に一
体に連結する。こうして、各々のリブ36a、36b、
36cの中間部分が扇形状に開口する。
【0011】リブ36a、36b、36cは、ほこり取
りの際に、ほこり取り部30が衣服等に接する部位とな
るもので、本実施形態では、リブ36a、36b、36
cが相互に連結する中央部がやや外方に突出し、リブ3
6a、36b、36cによって形作られる外面がゆるや
かな曲面をなすように形成されている。
【0012】38a、38b、38cはキャップ部34
によって囲まれた開口部の内側に配置したガイドリング
である。ガイドリング38a、38b、38cは円形の
リング状に形成したもので、互いに一定間隔をあけ、キ
ャップ部34の開口部内で同心状に配置する。ガイドリ
ング38aは隣接するガイドリング38bとの間隔と同
一間隔をあけてキャップ部34に最も近い位置に配置し
た最大径のガイドリングであり、ガイドリング38b、
38cがこの順に小径となる。これらのガイドリング3
8a、38b、38cは、リブ36a、36b、36c
に連結し、各々リブ36a、36b、36cに3点で支
持される。
【0013】図4はほこり取りカバー32を上面側から
見た状態、図5はほこり取りカバー32を底面側から見
た状態を示す。図4は、円形のリング状に形成したキャ
ップ部34の上面に三つ又状にリブ36a、36b、3
6cを取り付けた状態を示し、図5は、リブ36a、3
6b、36cにガイドリング38a、38b、38cが
互いに一定間隔をあけて同心状に支持されていることを
示す。ガイドリング38a、38b、38cは図のよう
に、周方向に連通して取り付けられる。
【0014】このように、リブ36a、36b、36c
に一体に取り付けたガイドリング38a、38b、38
cは、図2に示すように、リブ36a、36b、36c
によって挟まれた領域では、ガイドリング38a、38
b、38cの外面(衣服に対向する面)の位置がリブ3
6a、36b、36cの外面よりも低位(引き込んだ位
置)になるように設定される。これは、ほこり取り操作
を行う際に、ほこり取り部30の内部に装着された回転
ブラシのブラシ毛の毛先部がガイドリング38a、38
b、38cを超えて突出し、ブラシ毛が衣服等の処理対
象物の表面に接触するとともに、リブ36a、36b、
36cの側面にブラシ毛が当接しながら回転するように
するためである。
【0015】図2で、40a、40b、40cはファン
付きの回転ブラシに取り付けたブラシ毛である。各々の
ブラシ毛40a、40b、40cは上述したガイドリン
グ38a、38b、38cにガイドされて周方向に回転
するものであり、隣接するガイドリング38a、38
b、38cの中間に挿入可能な細束状に形成されてい
る。なお、ブラシ毛40aはキャップ部34の内周面と
ガイドリング38aとの間に挿入されて周方向に回転
し、ブラシ毛40bはガイドリング38aとガイドリン
グ38bとの間に挿入され、ブラシ毛40cはガイドリ
ング38bとガイドリング38cとの間に挿入される。
本実施形態のほこり取り器では、細束状に形成した3個
のブラシ毛40a、40b、40cを径方向に所定間隔
をあけて1列状に配置したものをブラシ毛の1グループ
とし、ブラシ毛のグループを周方向に等間隔で3個配置
した回転ブラシを使用している。
【0016】図6と図7に、本実施形態のほこり取り器
で使用しているファン付きの回転ブラシの正面図と断面
図を示す。ファン付きの回転ブラシは回転ブラシ40と
ファン60との2部品から構成され、回転ブラシ40と
ファン60とは、軸線方向に可動に、かつ相互に回り止
めして係合している。図7において、42は回転ブラシ
40の中央部から筒状に延出して形成した支持軸であ
り、62はファン60の中央部に突設した係合軸であ
る。回転ブラシ40とファン60とは、支持軸42を係
合軸62に外挿して軸線方向に可動となるように組み合
わされている。64は係合軸62から回転ブラシ40に
向けて延設された回り止め軸である。この回り止め軸6
4はその先端部が回転ブラシ40に設けた回り止め孔4
4に係合して回転ブラシ40とファン60とが相互に回
り止めされている。また、支持軸42から延出した回り
止め軸64の外周面と回り止め軸64に外挿された支持
軸42の内周面との間にはスプリング50が装着され、
回転ブラシ40とファン60とを相互に弾発する向きの
弾性力が常時作用するように設けられている。回り止め
軸64の先端には抜け止め用のフック64aが設けら
れ、これによって支持軸42が係合軸62から抜け止め
される。
【0017】図6において、46は回転ブラシ40でブ
ラシ毛40a、40b、40cを支持するブラシ台であ
る。ブラシ毛40a、40b、40cは細束状に形成さ
れ、径方向に一定間隔をあけてブラシ台46に支持され
ている。図のように、ブラシ毛40a、40b、40c
の長さは、内周側のブラシ毛の方が外周側のブラシ毛よ
りも若干長くなるように形成されている。これは、ほこ
り取りカバー32の外面形状を中央部が若干突出したア
ーチ状に形成し、ほこり取りカバー32の外周側が若干
低位となるように形成した配置に合わせるためである。
また、各々の細束状に形成したブラシ毛40a、40
b、40cについて、ブラシ毛の先端部を外周側が低位
となるように毛の長さを調えている。このようにブラシ
毛40a、40b、40cの各々について毛の長さを整
えているのも、ブラシ毛40a、40b、40cの先端
部の形状を、ほこり取りカバー32の外面形状に合わせ
るようにするためである。
【0018】図8に、回転ブラシ40を平面方向から見
た状態を示す。細幅の板状に形成されたブラシ台46が
回転ブラシ40の中央部から径方向に延設されるととも
に、周方向に等間隔となる配置で3個設けられている。
各々のブラシ台46には径方向に一列状に所定間隔をあ
けて3個のブラシ毛40a、40b、40cが植設され
ている。48はブラシ台46を相互に連結して支持する
支持アームである。支持アーム48はブラシ台46の先
端部から弧を描くように延設され、隣接するブラシ台4
6の中間部分が広く開口されるように形成している。ブ
ラシ台46の中間部分を広く開口させているのは、この
開口部分からほこり取り部30の内部にほこりを取り込
みやすくするためである。図では、回り止め軸64が回
り止め孔44に係合して回り止めされている様子を示
す。
【0019】本実施形態では、ほこり取りカバー32に
3個のリブ36a、36b、36cを設け、回転ブラシ
40にも同様に3個のブラシ台46を設けて、回転ブラ
シ40が回転した際に、各々のブラシ台46に設けたブ
ラシ毛40a、40b、40cと各々のリブ36a、3
6b、36cとが同調する配置としたが、リブ36a、
36b、36cの配置数と回転ブラシ40に設けるブラ
シ台46との配置数は必ずしも一致させる必要はない。
リブの配置数とブラシ台の配置数を異なるようにして、
リブとブラシ毛とが交差するタイミングが一致しないよ
うに設定することも有効である。また、ブラシ台46は
周方向に均等間隔に配置する場合の他、中心線に対して
線対称配置とするといったことも可能である。
【0020】ファン60は、図6に示すように、ファン
60の中央からファン台66を延設し、ファン台66の
先端部にファン片68を設けて形成される。図9は回転
ブラシ40にファン60を組み合わせたファン付き回転
ブラシの構成を示す斜視図である。ファン60には、3
個のファン台66が周方向に等間隔に放射状に形成さ
れ、ファン台66の先端部に回転ブラシ40に取り付け
られたブラシ毛の延出方向とは逆方向にファン片68が
取り付けられている。ファン片68はファン付きの回転
ブラシが回転駆動された際に、ブラシ毛によってはらい
落とされたほこりが、ほこり取り部30の内部に引き込
まれる向きのエア流が生じるようにファン台66への設
置角度等が設定されている。
【0021】図10は、ほこり取りカバー32にファン
付き回転ブラシを取り付けた状態を底面側から見た状態
を示す。ファン付き回転ブラシはほこり取りカバー32
に装着した状態で回転自在であり、ほこり取り器の本体
10に装着することにより所要のほこり取り作用をな
す。また、本実施形態では、ほこり取りカバー32にフ
ァン付き回転ブラシを取り付けた状態で、ファン片68
がほこり取りカバー32の底部から延出するように、回
転ブラシ40とファン60との離間間隔を設定してい
る。これによって、ほこり取り部30に引き込まれたほ
こり等がダストボックス20に収納されやすくなる。
【0022】図3は、上述したファン付き回転ブラシを
ほこり取り器の本体10に装着し、ほこり取り部30に
ほこり取りカバー32を装着した状態を示す。ほこり取
りカバー32はキャップ部34の外周面に形成したねじ
により、本体10に形成した嵌合筒部16の内周面に形
成したねじと螺合させて本体10に取り付けることがで
きる。ほこり取り部30の底部は隔壁31により遮蔽さ
れ、ほこり取りカバー32を本体10に装着した状態
で、ほこり取り部30の内部はファン付き回転ブラシを
収納する収納空間に形成される。
【0023】ほこり取り部30の下方の本体内には、電
動モータ15が配置され電動モータ15の出力軸15a
がほこり取り部30の内部に延出する。出力軸15aに
はモータジョイント15bが固定され、モータジョイン
ト15bがファン60の係合軸62に形成した係合穴7
0に係合して挿入される。図9、10に示すように、係
合軸62にはモータジョイント15bと回り止めして係
合するための断面形状が小判形の係合穴70が設けられ
ている。ファン付きの回転ブラシを装着する際には、ほ
こり取りカバー32を本体10から外し、ファン60の
係合穴70をモータジョイント15bに位置合わせする
ようにしてほこり取り部30に挿入すればよい。
【0024】ファン付きの回転ブラシをほこり取り部3
0に装着した後、ほこり取りカバー32を装着すると、
図2に示すように、キャップ部34の内周と各々のガイ
ドリング38a、38b、38cに挟まれた隙間部分に
ブラシ毛40a、40b、40cが配置された状態にな
る。図3において、17がほこり取り器の操作スイッチ
である。この操作スイッチ17を操作することによって
電動モータ15の駆動をON−0FFさせることができ
る。電動モータ15をON状態にすると、ファン付きの
回転ブラシが回転し、ブラシ毛40a、40b、40c
がキャップ部34とガイドリング38a、38b、38
cにガイドされて回転する。
【0025】ファン付きの回転ブラシは、図7に示すよ
うに、回転ブラシ40がスプリング50の作用によりほ
こり取りカバー32に向かう向きに付勢されており、常
時は、ブラシ毛40a、40b、40cの先端がガイド
リング38a、38b、38cから突出する。ファン付
きの回転ブラシが回転すると、回転ブラシ40とともに
ファン60が回転し、ファン60に設けたファン片68
によってほこり取り部30の外部から内部に向かうエア
流が生じる。このエア流により、回転ブラシ40によっ
てブラッシングされて擦り取られたほこりは、ほこり取
り部30の内部に取り込まれる。
【0026】本実施形態のほこり取り器を使用する際
は、握り部12を握り、操作スイッチ17をONにし
て、衣服等の処理対象物の表面にほこり取り部30を当
てるようにする。回転ブラシ40が回転することにより
ブラシ毛40a、40b、40cが衣服等の表面をブラ
ッシングし、衣服等に付着しているほこりがほこり取り
部30にとり込まれる。前述したように回転ブラシ40
はスプリング50によって弾性的に支持されているか
ら、衣服等にほこり取り部30を当てた際の圧力によっ
てブラシ毛40a、40b、40cがほこり取りカバー
32に対して若干出入し、良好なブラッシング作用をな
すことができる。ブラシ毛40a、40b、40cはガ
イドリング38a、38b、38cによってガイドされ
ることによって毛が変形しにくく、効果的なブラッシン
グ作用を維持することができる。
【0027】また、回転ブラシ40が回転した際に、ブ
ラシ毛40a、40b、40cの先端部がリブ36a、
36b、36cの側面に当接する(接触する)配置とす
ることで、ブラシ毛40a、40b、40cに叩き作用
が作用し、ブラシ毛40a、40b、40cに付着した
ほこりが払い落とされて、好適なほこり取り作用がなさ
れる。また、本実施形態のほこり取り器では、ブラシ毛
40a、40b、40cが回転するほこり取り部30の
平面領域の全体でほこり取り作用がなされ、衣服との接
触面積が広くなって、効率的なほこり取りがなされると
いう利点がある。また、ほこり取りカバー32は衣服に
当たる面がゆるやかな曲面状に形成されているから衣服
等の表面にブラシ毛40a、40b、40cが接触しや
すく、効果的なほこり取りがなされる。
【0028】なお、回転ブラシ40はブラシ台46にブ
ラシ毛40a、40b、40cを植設して形成した構造
となっているから、回転ブラシ40にブラシ毛40a、
40b、40cを取り付ける作業は容易であり、回転ブ
ラシ40を容易に製造することができる。また、本実施
形態ではファン付きの回転ブラシとして回転ブラシ40
とファン60とを組み合わせているから、ファン付きの
回転ブラシのみを交換して本体10に装着することがで
き、本体10の構造を単純化することができるという利
点がある。
【0029】ほこり取り部30は内側でほこり取り部3
0の側方に配置したダストボックス20に連通し、ファ
ン片68が回転することによって生じたエア流ととも
に、ほこり取り部30に取り込まれたほこりはダストボ
ックス20内に送入される。ダストボックス20の側面
にはエア穴22が開口して設けられ、ほこり取り部30
からダストボックス20に向けて吹き出されたエアは、
エア穴22から排出される。ダストボックス20は本体
10と平行にスライドして脱着できるように構成されて
おり、ダストボックス20にほこりが溜まったら、随時
ダストボックス20を外して、ほこりを捨てることがで
きる。
【0030】なお、本実施形態のほこり取り器は、毛玉
取り器と併用することも可能である。毛玉取り器として
使用する際は、上述したほこり取りカバー32にかえて
金属製の外刃を嵌合筒部16に装着し、ファン付きの回
転ブラシにかえて毛玉取り用の内刃を装着すればよい。
内刃を前記モータジョイント15bに回り止めして脱着
可能に係合させることにより、ファン付きの回転ブラシ
と内刃とを交換してセットすることは容易である。毛玉
取り器と併用する際には、たとえば、毛玉取り操作を行
った後、内刃と外刃をファン付きの回転ブラシとほこり
取りカバーに交換し、ブラッシングとほこり取り操作を
行うといった使い方が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るほこり取り器によれば、上
述したように、ほこり取り部で回転ブラシが回転するこ
とによって衣服等の被処理物の表面がブラッシングさ
れ、これによってほこり取り部にほこり等が取り込まれ
て、好適なほこり取り作用をなすことができる。また、
回転ブラシがほこり取りカバーのカバー面内で回転する
ことにより、ブラシ毛によってブラッシングされる領域
を確保することができて効率的なほこり取り作用がなさ
れる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るほこり取り器の一実施形態の全体
形状を示す斜視図である。
【図2】ほこり取り部の構成を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】ほこり取り器の内部構成を示す断面図である。
【図4】ほこり取りカバーの平面図である。
【図5】ほこり取りカバーの底面図である。
【図6】ファン付き回転ブラシの正面図である。
【図7】ファン付き回転ブラシの断面図である。
【図8】回転ブラシの平面図である。
【図9】ファン付き回転ブラシの斜視図である。
【図10】ファン付き回転ブラシをほこり取りカバーに
取り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 本体 12 握り部 13 電池 15 電動モータ 15b モータジョイント 17 操作スイッチ 20 ダストボックス 30 ほこり取り部 32 ほこり取りカバー 34 キャップ部 36a、36b、36c リブ 38a、38b、38c ガイドリング 40 回転ブラシ 40a、40b、40c ブラシ毛 42 支持軸 44 止め孔 46 ブラシ台 50 スプリング 60 ファン 62 係合軸 64 回り止め軸 66 ファン台 68 ファン片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B061 AA05 AA18 AD05 3B154 AB31 BB54 BB59 BC03 BC13 BC21 BC31 BC35 BE01 DA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ毛により衣服等の被処理物の表面
    をブラッシングして衣服等に付着するほこり等を内部に
    取り込んで除去するほこり取り部が設けられたほこり取
    り器において、 前記ほこり取り部の開口部に脱着自在に、ほこり取りカ
    バーを設け、 ほこり取りカバーによって覆われたほこり取り部の内部
    に、 ほこり取りカバーの開口面に軸線方向を向けて回転駆動
    される支持軸と、該支持軸の軸線方向に略平行に毛先を
    向けてブラシ毛が植設され、前記支持軸とともに回転駆
    動されるブラシ台とを備えた回転ブラシを設けたことを
    特徴とするほこり取り器。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ台が、細束状に形成したブラ
    シ毛を植設した細幅の板状に形成され、支持軸を中心と
    して放射状に複数設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のほこり取り器。
  3. 【請求項3】 前記ほこり取りカバーが、ほこり取り器
    の本体に取り付けられるリング状に形成されたキャップ
    部の開口部にリブが掛け渡されて設けられるとともに、
    前記リブにガイドリングが一定間隔をあけた同芯状に支
    持されて設けられ、 前記ブラシ毛が、前記隣接するガイドリングの中間に毛
    先部が挿入される位置に位置合わせしてブラシ台に支持
    されていることを特徴とする請求項2記載のほこり取り
    器。
  4. 【請求項4】 前記ブラシの毛先部が、ガイドリングの
    外面を超えて突出し、かつリブの外面よりも低位となる
    よう設定されていることを特徴とする請求項3記載のほ
    こり取り器。
  5. 【請求項5】 前記ほこり取り部に、回転ブラシと一体
    回転してほこり取り部の外部からほこり取り部の内側に
    向けてエア流を発生させるファンと、回転ブラシとを組
    み合わせて形成したファン付きの回転ブラシが装着され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    のほこり取り器。
  6. 【請求項6】 前記回転ブラシとファンとが、回転ブラ
    シの支持軸とファンの係合軸とを相互に回り止めすると
    ともに、軸線方向に相互に弾発する向きに付勢して係合
    されていることを特徴とする請求項5記載のほこり取り
    器。
  7. 【請求項7】 前記ほこり取り部の側方に、ほこり取り
    部の内部と連通して、ほこり取り部から取り込まれたほ
    こり等を収納するダストボックスが設けられていること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載のほこり
    取り器。
  8. 【請求項8】 前記ほこり取り部に、回転ブラシあるい
    はファン付きの回転ブラシにかえて、毛玉取り用の外刃
    と内刃とが装着可能に設けられていることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一項記載のほこり取り器。
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