JP2003299429A - 釣仕掛け取込装置 - Google Patents
釣仕掛け取込装置Info
- Publication number
- JP2003299429A JP2003299429A JP2002107742A JP2002107742A JP2003299429A JP 2003299429 A JP2003299429 A JP 2003299429A JP 2002107742 A JP2002107742 A JP 2002107742A JP 2002107742 A JP2002107742 A JP 2002107742A JP 2003299429 A JP2003299429 A JP 2003299429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing
- drum
- shaft
- flange
- winding drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、幹糸から多数枝分かれした枝糸に
釣仕掛けを付けてなる多釣仕掛けにおいて、各釣仕掛け
同士が互いに絡まないように取り込むための釣仕掛け取
込装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の釣仕掛け取込装置は、サビキ針
仕掛けの幹糸巻きドラム部１と、該幹糸巻きドラム部１
に隣接して一体に連結され、枝針を磁着する釣り針置き
部２と、前記幹糸巻きドラム部１と前記釣り針置き部２
とを一体に回転し、軸方向に摺動自在である回転軸部３
と、該回転軸部３の他端に嵌合されたラチェット機構部
４と、該ラチェット機構部４に固定されたハンドル部５
とからなる。
釣仕掛けを付けてなる多釣仕掛けにおいて、各釣仕掛け
同士が互いに絡まないように取り込むための釣仕掛け取
込装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の釣仕掛け取込装置は、サビキ針
仕掛けの幹糸巻きドラム部１と、該幹糸巻きドラム部１
に隣接して一体に連結され、枝針を磁着する釣り針置き
部２と、前記幹糸巻きドラム部１と前記釣り針置き部２
とを一体に回転し、軸方向に摺動自在である回転軸部３
と、該回転軸部３の他端に嵌合されたラチェット機構部
４と、該ラチェット機構部４に固定されたハンドル部５
とからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、幹糸から多数枝分
かれした枝糸に釣仕掛けを付けてなる多釣仕掛けにおい
て、各釣仕掛け同士が互いに絡まないように取り込むた
めの釣仕掛け取込装置に関する。
かれした枝糸に釣仕掛けを付けてなる多釣仕掛けにおい
て、各釣仕掛け同士が互いに絡まないように取り込むた
めの釣仕掛け取込装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、深海釣りにおいて、サビキ針の仕
掛けを船に取り込む場合、深海からの幹糸は電動リール
等で巻き取り、その後、船縁に取り付けた磁石ゴムマッ
トの上に針を一本ずつ並べ、全部の針数と錘を船に取り
入れるまで手を離すことができず、釣れた魚の取り込み
も大変であり、またサビキ針仕掛け同士が絡んだりする
ことがあった。一方、幹糸に対する枝糸の絡まり、及び
隣接する枝糸の互いの絡まりをなくし、常に整然と水中
に投入することができる技術、すなわち特開平１０−２
１０９１０号公報が公知となっている。上記公知技術
は、船縁に、各釣仕掛を並べて保持する多数の釣仕掛保
持部材を手前側から前方に転回自在に設け、釣仕掛保持
部材群の前方に各釣仕掛の枝糸を分けて懸ける多数の案
内転輪を備え、各釣仕掛保持部材は、各枝糸が水中方向
に引かれることに応動して前方へ急転回し、保持してい
る釣仕掛を空中で弧を描いて水中に落下させるように構
成した釣仕掛投入装置である。
掛けを船に取り込む場合、深海からの幹糸は電動リール
等で巻き取り、その後、船縁に取り付けた磁石ゴムマッ
トの上に針を一本ずつ並べ、全部の針数と錘を船に取り
入れるまで手を離すことができず、釣れた魚の取り込み
も大変であり、またサビキ針仕掛け同士が絡んだりする
ことがあった。一方、幹糸に対する枝糸の絡まり、及び
隣接する枝糸の互いの絡まりをなくし、常に整然と水中
に投入することができる技術、すなわち特開平１０−２
１０９１０号公報が公知となっている。上記公知技術
は、船縁に、各釣仕掛を並べて保持する多数の釣仕掛保
持部材を手前側から前方に転回自在に設け、釣仕掛保持
部材群の前方に各釣仕掛の枝糸を分けて懸ける多数の案
内転輪を備え、各釣仕掛保持部材は、各枝糸が水中方向
に引かれることに応動して前方へ急転回し、保持してい
る釣仕掛を空中で弧を描いて水中に落下させるように構
成した釣仕掛投入装置である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、幹
糸から多数枝分かれした枝糸に釣仕掛けを付けてなる多
釣仕掛けにおいて、各釣仕掛け同士が互いに絡まないよ
うに取り込むための釣仕掛け取込装置を提供することを
目的とする。
糸から多数枝分かれした枝糸に釣仕掛けを付けてなる多
釣仕掛けにおいて、各釣仕掛け同士が互いに絡まないよ
うに取り込むための釣仕掛け取込装置を提供することを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の釣
仕掛け取込装置は、サビキ針仕掛けの幹糸巻きドラム部
と、該幹糸巻きドラム部に隣接して一体に連結され、枝
針を磁着する釣り針置き部と、前記幹糸巻きドラム部と
前記釣り針置き部とを一体に回転する回転軸部と、該回
転軸部の他端に嵌合支持されたラチェット機構部と、該
ラチェット機構部に固定され、前記回転軸部と前記ラチ
ェット機構部との嵌合を外す開放ボタンを備えたハンド
ル部とからなる。さらに、前記幹糸巻きドラム部は、円
筒形のドラムと、該ドラムの一方円周縁に外側に向けて
凸円弧状の第１フランジを形成し、該第１フランジの一
個所にサビキ針仕掛けの先端撚り戻しを引っかける撚り
戻し止め溝を形成した第１円盤と、前記ドラムの他方円
周縁に同様に外側に向かって凸円弧状の第２フランジを
形成し、該第２フランジに枝針テグスを引っかけるため
に巻き取り方向に傾斜して刻設したガイド溝を形成した
第２円盤とからなり、前記釣り針置き部は、前記ドラム
より小径の円筒形で、前記ドラムに隣接した釣り針置き
場と釣り餌置き場とからなり、前記釣り針置き場は、中
心にシャフト受け穴を有する磁力補強板と、両側を磁力
補強板で挟まれた円筒状の磁石からなり、シャフト受け
穴にシャフトを通して前記ドラム部に隣接して連結さ
れ、前記釣り餌置き場は、円周面の軸方向に等間隔に凸
条に並べられたセパレータと、該セパレータにより仕切
られた釣り餌置き区画とから形成されるものである。
仕掛け取込装置は、サビキ針仕掛けの幹糸巻きドラム部
と、該幹糸巻きドラム部に隣接して一体に連結され、枝
針を磁着する釣り針置き部と、前記幹糸巻きドラム部と
前記釣り針置き部とを一体に回転する回転軸部と、該回
転軸部の他端に嵌合支持されたラチェット機構部と、該
ラチェット機構部に固定され、前記回転軸部と前記ラチ
ェット機構部との嵌合を外す開放ボタンを備えたハンド
ル部とからなる。さらに、前記幹糸巻きドラム部は、円
筒形のドラムと、該ドラムの一方円周縁に外側に向けて
凸円弧状の第１フランジを形成し、該第１フランジの一
個所にサビキ針仕掛けの先端撚り戻しを引っかける撚り
戻し止め溝を形成した第１円盤と、前記ドラムの他方円
周縁に同様に外側に向かって凸円弧状の第２フランジを
形成し、該第２フランジに枝針テグスを引っかけるため
に巻き取り方向に傾斜して刻設したガイド溝を形成した
第２円盤とからなり、前記釣り針置き部は、前記ドラム
より小径の円筒形で、前記ドラムに隣接した釣り針置き
場と釣り餌置き場とからなり、前記釣り針置き場は、中
心にシャフト受け穴を有する磁力補強板と、両側を磁力
補強板で挟まれた円筒状の磁石からなり、シャフト受け
穴にシャフトを通して前記ドラム部に隣接して連結さ
れ、前記釣り餌置き場は、円周面の軸方向に等間隔に凸
条に並べられたセパレータと、該セパレータにより仕切
られた釣り餌置き区画とから形成されるものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。本発明の釣仕掛け取込装置は、図
１の正面図、図２の左側面図に示すように、サビキ針仕
掛けの幹糸巻きドラム部１と、該幹糸巻きドラム部１に
隣接して一体に連結され、枝針を磁着する釣り針置き部
２と、前記幹糸巻きドラム部１と前記釣り針置き部２と
を一体に回転し、軸方向に摺動自在である回転軸部３
と、該回転軸部３の他端に嵌合されたラチェット機構部
４と、該ラチェット機構部４に固定されたハンドル部５
とからなる。前記幹糸巻きドラム部１は、図３(a)の左
側面図、図３(b)の正面図、図３(c)の右側面図に示すよ
うに、円筒形のドラム６と、該ドラム６の右側円周縁に
外側に向けて凸円弧状の第１フランジ７を形成し、該第
１フランジ７の一個所にサビキ針仕掛けの先端撚り戻し
を引っかける撚り戻し止め溝８を形成し、中心にシャフ
ト受け穴９を有する第１円盤１０と、前記ドラム６の左
側円周縁に同様に外側に向かって凸円弧状の第２フラン
ジ１１を形成し、該第２フランジ１１に枝針テグスを引
っかけるために巻き取り方向に傾斜して刻設したガイド
溝１２を形成し、中心にシャフト受け穴９を有する第２
円盤１３とからなる。前記釣り針置き部２は、図１に示
すように、前記ドラム６より小径の円筒形で、前記ドラ
ム６に隣接した釣り針置き場１４と釣り餌置き場１５と
からなり、前記幹糸巻きドラム部１側に釣り針を磁着す
る釣り針置き場１４を配置し、釣り針置き場１４に隣接
して餌を置くことができる釣り餌置き場１５を配置す
る。前記釣り針置き場１４は、図４の分解図に示すよう
に、円板状の２枚の磁力補強板１６と、該磁力補強板１
６で両側を挟まれた円筒状の磁石１７からなり、図１に
示すように、スペースリング１８を間に挟んで前記幹糸
巻きドラム部１に隣接して連結される。前記釣り餌置き
場１５は、図５(a)の正面図、図５(b)の右側面図に示す
ように、中心にシャフト受け穴９を有し、円周面の軸方
向に等間隔に凸条に並べられたセパレータ１９と、該セ
パレータ１９により仕切られた釣り餌置き区画２０とか
ら形成される。
に基づいて説明する。本発明の釣仕掛け取込装置は、図
１の正面図、図２の左側面図に示すように、サビキ針仕
掛けの幹糸巻きドラム部１と、該幹糸巻きドラム部１に
隣接して一体に連結され、枝針を磁着する釣り針置き部
２と、前記幹糸巻きドラム部１と前記釣り針置き部２と
を一体に回転し、軸方向に摺動自在である回転軸部３
と、該回転軸部３の他端に嵌合されたラチェット機構部
４と、該ラチェット機構部４に固定されたハンドル部５
とからなる。前記幹糸巻きドラム部１は、図３(a)の左
側面図、図３(b)の正面図、図３(c)の右側面図に示すよ
うに、円筒形のドラム６と、該ドラム６の右側円周縁に
外側に向けて凸円弧状の第１フランジ７を形成し、該第
１フランジ７の一個所にサビキ針仕掛けの先端撚り戻し
を引っかける撚り戻し止め溝８を形成し、中心にシャフ
ト受け穴９を有する第１円盤１０と、前記ドラム６の左
側円周縁に同様に外側に向かって凸円弧状の第２フラン
ジ１１を形成し、該第２フランジ１１に枝針テグスを引
っかけるために巻き取り方向に傾斜して刻設したガイド
溝１２を形成し、中心にシャフト受け穴９を有する第２
円盤１３とからなる。前記釣り針置き部２は、図１に示
すように、前記ドラム６より小径の円筒形で、前記ドラ
ム６に隣接した釣り針置き場１４と釣り餌置き場１５と
からなり、前記幹糸巻きドラム部１側に釣り針を磁着す
る釣り針置き場１４を配置し、釣り針置き場１４に隣接
して餌を置くことができる釣り餌置き場１５を配置す
る。前記釣り針置き場１４は、図４の分解図に示すよう
に、円板状の２枚の磁力補強板１６と、該磁力補強板１
６で両側を挟まれた円筒状の磁石１７からなり、図１に
示すように、スペースリング１８を間に挟んで前記幹糸
巻きドラム部１に隣接して連結される。前記釣り餌置き
場１５は、図５(a)の正面図、図５(b)の右側面図に示す
ように、中心にシャフト受け穴９を有し、円周面の軸方
向に等間隔に凸条に並べられたセパレータ１９と、該セ
パレータ１９により仕切られた釣り餌置き区画２０とか
ら形成される。
【０００６】前記回転軸部３は、図６の分解図、図７の
組立図に示すように、右端に釣り針置き部２と幹糸巻き
ドラム部１を嵌合固定する切り欠き部２１を有すると共
に、左端にラチェット機構部４のラチェット軸３６を嵌
合固定する小径突出部２２を形成したシャフト２３から
なる。該シャフト２３には、シャフト２３の中央部を挿
入し、シャフト２３を回転自在に保持するガードパイプ
２４と、前記シャフト２３をラチェット機構部４側へ常
に弾圧するスプリング２５と、該スプリング２５の前後
に配置され、シャフト２３をラチェット機構部４側へ常
に弾圧するように一方が前記シャフト２３に固定された
スプリング受け２６とを備える。前記シャフト２３の切
り欠き部２１は、図３に示す幹糸巻きドラム部１と図
４、図５に示す釣り針置き場１４、釣り餌置き場１５を
嵌合固定するために、円筒体の上下を平行に切り欠き、
ほぼ楕円形状とし、シャフト２３と釣り針置き部２及び
幹糸巻きドラム部１が空回りせずに一体に回転するよう
に形成しており、固定用ナット５１が螺合されるネジ２
７はシャフト２３の円弧部分に形成されている。前記シ
ャフト２３の小径突出部２２は、ラチェット軸３６の内
筒４１及び内径孔４２に嵌合するように多角形段部２８
と小径円柱部２９からなり、シャフト２３が軸方向に摺
動されると内筒４１と多角形段部２８の係合が外れてシ
ャフト２３が回転自在となるが、小径円柱部２９と内径
孔４２との嵌合は外れないように形成されている。さら
に、図１に示すように、前記ガードパイプ２４を支持す
るコ字形のパイプガイド３０を設け、該パイプガイド３
０の一端を延長し、該延長部をＬ字形に形成し、Ｌ字形
平坦部にベース固定ネジ３１を螺着した架台３２を設け
る。そして、図８(a)の平面図に示す平板状のベース下
板３３と、図８(b)の左側面図、図８(c)の平面図に示す
断面Ω状の固定用ベース３５とを設け、船縁に置いた平
板状のベース下板３３にネジ挿入溝３４を形成した断面
Ω状の固定用ベース３５を重ねて船縁に固定し、ベース
下板３３と固定用ベース３５とのΩ状隙間に前記架台３
２のベース固定ネジ３１をネジ挿入溝３４に沿って挿入
し、ベース固定ネジ３１を締め付け固定することにより
架台３２を船縁に固定することができる。
組立図に示すように、右端に釣り針置き部２と幹糸巻き
ドラム部１を嵌合固定する切り欠き部２１を有すると共
に、左端にラチェット機構部４のラチェット軸３６を嵌
合固定する小径突出部２２を形成したシャフト２３から
なる。該シャフト２３には、シャフト２３の中央部を挿
入し、シャフト２３を回転自在に保持するガードパイプ
２４と、前記シャフト２３をラチェット機構部４側へ常
に弾圧するスプリング２５と、該スプリング２５の前後
に配置され、シャフト２３をラチェット機構部４側へ常
に弾圧するように一方が前記シャフト２３に固定された
スプリング受け２６とを備える。前記シャフト２３の切
り欠き部２１は、図３に示す幹糸巻きドラム部１と図
４、図５に示す釣り針置き場１４、釣り餌置き場１５を
嵌合固定するために、円筒体の上下を平行に切り欠き、
ほぼ楕円形状とし、シャフト２３と釣り針置き部２及び
幹糸巻きドラム部１が空回りせずに一体に回転するよう
に形成しており、固定用ナット５１が螺合されるネジ２
７はシャフト２３の円弧部分に形成されている。前記シ
ャフト２３の小径突出部２２は、ラチェット軸３６の内
筒４１及び内径孔４２に嵌合するように多角形段部２８
と小径円柱部２９からなり、シャフト２３が軸方向に摺
動されると内筒４１と多角形段部２８の係合が外れてシ
ャフト２３が回転自在となるが、小径円柱部２９と内径
孔４２との嵌合は外れないように形成されている。さら
に、図１に示すように、前記ガードパイプ２４を支持す
るコ字形のパイプガイド３０を設け、該パイプガイド３
０の一端を延長し、該延長部をＬ字形に形成し、Ｌ字形
平坦部にベース固定ネジ３１を螺着した架台３２を設け
る。そして、図８(a)の平面図に示す平板状のベース下
板３３と、図８(b)の左側面図、図８(c)の平面図に示す
断面Ω状の固定用ベース３５とを設け、船縁に置いた平
板状のベース下板３３にネジ挿入溝３４を形成した断面
Ω状の固定用ベース３５を重ねて船縁に固定し、ベース
下板３３と固定用ベース３５とのΩ状隙間に前記架台３
２のベース固定ネジ３１をネジ挿入溝３４に沿って挿入
し、ベース固定ネジ３１を締め付け固定することにより
架台３２を船縁に固定することができる。
【０００７】前記ラチェット機構部４は、図９の一部省
略左側面図に示すように、前記シャフト２３の切り欠き
部２１と同様の切り欠きを設けてなるラチェット軸３６
と、該ラチェット軸３６に外嵌支持されるラチェット歯
車３７と、該ラチェット歯車３７の回転を停止させるＬ
字形のラチェット爪３８と、該ラチェット爪３８の一端
に固定され、前記ラチェット爪３８を前記ラチェット歯
車３７に向かって弾発する引張バネ３９と、前記ラチェ
ット爪３８の支点を支え、前記ラチェット爪３８を揺動
自在に前記架台３２に取り付ける取付部材４０とからな
る。前記ラチェット軸３６は、図６に示すように、前記
シャフト２３の小径突出部２２の多角形段部２８に嵌合
する内筒４１と、小径突出部２２の小径円柱部２９に嵌
合する中心軸に貫通した内径孔４２とを有し、ラチェッ
ト歯車３７が外嵌支持されるように円筒体の上下外周を
平行に切り欠き、ほぼ楕円形状としてなる。前記ラチェ
ット歯車３７は、図９に示すように、外周面に一方向に
回転可能なように歯車が形成され、中央には前記ラチェ
ット軸３６が嵌合している。前記ハンドル部５は、図７
に示すように、ラチェット軸３６に固定ピン４３で固定
されたハンドル基部４４とハンドル４５とからなり、前
記ハンドル基部４４の中央には開放ボタン４６を挿入す
る中央孔４７を設ける。そして、フランジ４８と中央突
起４９とを有する断面Ｔ字形の開放ボタン４６は、中央
突起４９を前記ラチェット軸３６の内径孔４２に嵌合さ
せ、前記シャフト２３の小径円柱部２９先端と前記開放
ボタン４６の中央突起４９の先端とを当接させる。な
お、前記ハンドル基部４４の取付は、ラチェット軸３６
に沿って取付片５０を形成し、該取付片５０とラチェッ
ト軸３６とを貫通する固定ピン４３により固定すればよ
く、その際開放ボタン４６の移動の妨げにならないよう
に、開放ボタン４６の中央突起４９には固定ピン４３が
逃げる溝を形成すればよい。また、符号５２は、ラチェ
ット機構部４を覆うラチェットカバーである。
略左側面図に示すように、前記シャフト２３の切り欠き
部２１と同様の切り欠きを設けてなるラチェット軸３６
と、該ラチェット軸３６に外嵌支持されるラチェット歯
車３７と、該ラチェット歯車３７の回転を停止させるＬ
字形のラチェット爪３８と、該ラチェット爪３８の一端
に固定され、前記ラチェット爪３８を前記ラチェット歯
車３７に向かって弾発する引張バネ３９と、前記ラチェ
ット爪３８の支点を支え、前記ラチェット爪３８を揺動
自在に前記架台３２に取り付ける取付部材４０とからな
る。前記ラチェット軸３６は、図６に示すように、前記
シャフト２３の小径突出部２２の多角形段部２８に嵌合
する内筒４１と、小径突出部２２の小径円柱部２９に嵌
合する中心軸に貫通した内径孔４２とを有し、ラチェッ
ト歯車３７が外嵌支持されるように円筒体の上下外周を
平行に切り欠き、ほぼ楕円形状としてなる。前記ラチェ
ット歯車３７は、図９に示すように、外周面に一方向に
回転可能なように歯車が形成され、中央には前記ラチェ
ット軸３６が嵌合している。前記ハンドル部５は、図７
に示すように、ラチェット軸３６に固定ピン４３で固定
されたハンドル基部４４とハンドル４５とからなり、前
記ハンドル基部４４の中央には開放ボタン４６を挿入す
る中央孔４７を設ける。そして、フランジ４８と中央突
起４９とを有する断面Ｔ字形の開放ボタン４６は、中央
突起４９を前記ラチェット軸３６の内径孔４２に嵌合さ
せ、前記シャフト２３の小径円柱部２９先端と前記開放
ボタン４６の中央突起４９の先端とを当接させる。な
お、前記ハンドル基部４４の取付は、ラチェット軸３６
に沿って取付片５０を形成し、該取付片５０とラチェッ
ト軸３６とを貫通する固定ピン４３により固定すればよ
く、その際開放ボタン４６の移動の妨げにならないよう
に、開放ボタン４６の中央突起４９には固定ピン４３が
逃げる溝を形成すればよい。また、符号５２は、ラチェ
ット機構部４を覆うラチェットカバーである。
【０００８】次に、本発明の釣り仕掛け取込装置の使用
操作について、図面に基づいて説明する。まず図８に示
す平板状のベース下板３３と固定用ベース３５を用い、
船縁に置いた平板状のベース下板３３にネジ挿入溝３４
を形成した断面Ω状の固定用ベース３５を重ねて船縁に
固定し、ベース下板３３と固定用ベース３５との隙間に
前記架台３２のＬ字形平坦部をネジ挿入溝３４に沿って
挿入し、ベース固定ネジ３１を締め付け固定することに
より、架台３２すなわち釣り仕掛け取込装置を船縁に固
定する。このようにして、釣仕掛け取込装置を船縁に固
定し、通常の深海釣りを行う。さらに、図１に基づいて
説明すると、釣り仕掛けを取り込む際には、隣の船縁の
竿受けに固定した釣竿（図示せず）の幹糸を電動リール
等で巻き取った後、サビキ針の仕掛けの先端撚り戻しを
幹糸巻きドラム部１の第１円盤１０の撚り戻し止め溝８
に引っかける。そして、ハンドル部５を廻してラチェッ
ト機構部４を介して回転軸部３を回転させて、幹糸巻き
ドラム部１を廻すことで錘の重さで幹糸が緊張状態を保
ったまま、サビキ針の仕掛けのみドラム６に巻き取るこ
とができる。枝針が上がって来た時には、ハンドル部５
の回転を止めるとラチェット機構部４が働き回転軸部３
の逆回転が阻止されるので、両手で魚を外し、取り込む
ことができる。その際、枝糸を幹糸巻きドラム部１の第
２円盤１３のガイド溝１２に入れ、枝針を釣り針置き場
１４の磁石に着けた後、再びハンドル部５を廻して幹糸
巻きドラム部１を回転させ、次々に枝針を取り込む。ハ
ンドル部５とラチェット機構部４とは連動しており、ラ
チェットカバー５２内部にラチェット歯車とラチェット
爪のラチェット機構があり、ラチェット機構により回転
軸部３は一方向のみの回転となり、逆方向には錘の重さ
でストッパーとなり幹糸は弛むことがなく、最後まで楽
にサビキ針を取り込むことができる。又、仕掛け投入時
は、図６、図７に示すハンドル基部４４の中央の開放ボ
タン４６を押すと、開放ボタン４６の中央突起４９がシ
ャフト２３の小径突出部２２を押し、シャフト２３を軸
方向に摺動させるのでラチェット軸３６の内筒４１とシ
ャフト２３の多角形段部２８との係合が外れ、錘の重さ
で幹糸巻きドラム部１のみの回転となり、次々と仕掛け
は海中に放され、最後は幹糸巻きドラム部１の撚り戻し
止め溝８から先端撚り戻しが外れ、釣竿に幹糸は戻さ
れ、通常の釣り状態となる。なお、開放ボタン４６の押
圧動作を停止すると、スプリング２５の作用でシャフト
２３が元に戻り、それに伴って開放ボタン４６も、図１
に示すように、初期位置の突出した状態に戻る。
操作について、図面に基づいて説明する。まず図８に示
す平板状のベース下板３３と固定用ベース３５を用い、
船縁に置いた平板状のベース下板３３にネジ挿入溝３４
を形成した断面Ω状の固定用ベース３５を重ねて船縁に
固定し、ベース下板３３と固定用ベース３５との隙間に
前記架台３２のＬ字形平坦部をネジ挿入溝３４に沿って
挿入し、ベース固定ネジ３１を締め付け固定することに
より、架台３２すなわち釣り仕掛け取込装置を船縁に固
定する。このようにして、釣仕掛け取込装置を船縁に固
定し、通常の深海釣りを行う。さらに、図１に基づいて
説明すると、釣り仕掛けを取り込む際には、隣の船縁の
竿受けに固定した釣竿（図示せず）の幹糸を電動リール
等で巻き取った後、サビキ針の仕掛けの先端撚り戻しを
幹糸巻きドラム部１の第１円盤１０の撚り戻し止め溝８
に引っかける。そして、ハンドル部５を廻してラチェッ
ト機構部４を介して回転軸部３を回転させて、幹糸巻き
ドラム部１を廻すことで錘の重さで幹糸が緊張状態を保
ったまま、サビキ針の仕掛けのみドラム６に巻き取るこ
とができる。枝針が上がって来た時には、ハンドル部５
の回転を止めるとラチェット機構部４が働き回転軸部３
の逆回転が阻止されるので、両手で魚を外し、取り込む
ことができる。その際、枝糸を幹糸巻きドラム部１の第
２円盤１３のガイド溝１２に入れ、枝針を釣り針置き場
１４の磁石に着けた後、再びハンドル部５を廻して幹糸
巻きドラム部１を回転させ、次々に枝針を取り込む。ハ
ンドル部５とラチェット機構部４とは連動しており、ラ
チェットカバー５２内部にラチェット歯車とラチェット
爪のラチェット機構があり、ラチェット機構により回転
軸部３は一方向のみの回転となり、逆方向には錘の重さ
でストッパーとなり幹糸は弛むことがなく、最後まで楽
にサビキ針を取り込むことができる。又、仕掛け投入時
は、図６、図７に示すハンドル基部４４の中央の開放ボ
タン４６を押すと、開放ボタン４６の中央突起４９がシ
ャフト２３の小径突出部２２を押し、シャフト２３を軸
方向に摺動させるのでラチェット軸３６の内筒４１とシ
ャフト２３の多角形段部２８との係合が外れ、錘の重さ
で幹糸巻きドラム部１のみの回転となり、次々と仕掛け
は海中に放され、最後は幹糸巻きドラム部１の撚り戻し
止め溝８から先端撚り戻しが外れ、釣竿に幹糸は戻さ
れ、通常の釣り状態となる。なお、開放ボタン４６の押
圧動作を停止すると、スプリング２５の作用でシャフト
２３が元に戻り、それに伴って開放ボタン４６も、図１
に示すように、初期位置の突出した状態に戻る。
【０００９】
【効果】このように、本発明の釣仕掛け取込装置は、両
手を使用して魚の取り込みができ、サビキ針の絡みがな
くなるので、サビキ針仕掛けの取り込みが楽になる。
手を使用して魚の取り込みができ、サビキ針の絡みがな
くなるので、サビキ針仕掛けの取り込みが楽になる。
【図１】本発明の釣仕掛け取込装置の正面図である。
【図２】本発明の釣仕掛け取込装置の左側面図である。
【図３】本発明の幹糸巻きドラム部の(a)左側面図、(b)
正面図、(c)右側面図である。
正面図、(c)右側面図である。
【図４】本発明の釣り針置き場の分解図である。
【図５】本発明の釣り餌置き場の(a)正面図、(b)右側面
図である。
図である。
【図６】本発明の回転軸部、ラチェット機構部、ハンド
ル部の分解図である。
ル部の分解図である。
【図７】本発明の回転軸部、ラチェット機構部、ハンド
ル部の組立図である。
ル部の組立図である。
【図８】本発明の(a)ベース下板の平面図、(b)固定用ベ
ースの左側面図、(c)固定用ベースの平面図である。
ースの左側面図、(c)固定用ベースの平面図である。
【図９】本発明のラチェット機構部の一部省略左側面図
である。
である。
１ 幹糸巻きドラム部
２ 釣り針置き部
３ 回転軸部
４ ラチェット機構部
５ ハンドル部
６ ドラム
７ 第１フランジ
８ 撚り戻し止め溝
９ シャフト受け穴
１０ 第１円盤
１１ 第２フランジ
１２ ガイド溝
１３ 第２円盤
１４ 釣り針置き場
１５ 釣り餌置き場
１６ 磁力補強板
１７ 磁石
１８ スペースリング
１９ セパレータ
２０ 釣り餌置き区画
２１ 切り欠き部
２２ 小径突出部
２３ シャフト
２４ ガードパイプ
２５ スプリング
２６ スプリング受け
２７ ネジ
２８ 多角形段部
２９ 小径円柱部
３０ パイプガイド
３１ ベース固定ネジ
３２ 架台
３３ ベース下板
３４ ネジ挿入溝
３５ 固定用ベース
３６ ラチェット軸
３７ ラチェット歯車
３８ ラチェット爪
３９ 引張バネ
４０ 取付部材
４１ 内筒
４２ 内径孔
４３ 固定ピン
４４ ハンドル基部
４５ ハンドル
４６ 開放ボタン
４７ 中央孔
４８ フランジ
４９ 中央突起
５０ 取付片
５１ 固定用ナット
５２ ラチェットカバー
Claims (2)
- 【請求項１】 サビキ針仕掛けの幹糸巻きドラム部と、
該幹糸巻きドラム部に隣接して一体に連結され、枝針を
磁着する釣り針置き部と、前記幹糸巻きドラム部と前記
釣り針置き部とを一体に回転し、軸方向に摺動自在であ
る回転軸部と、該回転軸部の他端に嵌合されたラチェッ
ト機構部と、該ラチェット機構部に固定され、前記回転
軸部と前記ラチェット機構部との嵌合を外す開放ボタン
を備えたハンドル部とからなることを特徴とする釣仕掛
け取込装置。 - 【請求項２】 前記幹糸巻きドラム部は、円筒形のドラ
ムと、該ドラムの一方円周縁に外側に向けて凸円弧状の
第１フランジを形成し、該第１フランジの一個所にサビ
キ針仕掛けの先端撚り戻しを引っかける撚り戻し止め溝
を形成した第１円盤と、前記ドラムの他方円周縁に同様
に外側に向かって凸円弧状の第２フランジを形成し、該
第２フランジに枝針テグスを引っかけるために巻き取り
方向に傾斜して刻設したガイド溝を形成した第２円盤と
からなり、 前記釣り針置き部は、前記ドラムより小径の円筒形で、
前記ドラムに隣接した釣り針置き場と釣り餌置き場とか
らなり、前記釣り針置き場は、中心にシャフト受け穴を
有する磁力補強板と、両側を磁力補強板で挟まれた円筒
状の磁石からなり、シャフト受け穴にシャフトを通して
前記ドラム部に隣接して連結され、前記釣り餌置き場
は、円周面の軸方向に等間隔に凸条に並べられたセパレ
ータと、該セパレータにより仕切られた釣り餌置き区画
とから形成されることを特徴とする請求項１記載の釣仕
掛け取込装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002107742A JP2003299429A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 釣仕掛け取込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002107742A JP2003299429A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 釣仕掛け取込装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003299429A true JP2003299429A (ja) | 2003-10-21 |
Family
ID=29391682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002107742A Pending JP2003299429A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 釣仕掛け取込装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003299429A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200454216Y1 (ko) * | 2009-04-30 | 2011-06-21 | 김희철 | 주낚시의 채비왕복이송장치 |
| JP7505153B1 (ja) | 2024-02-21 | 2024-06-25 | 悠佑 高島 | 釣り仕掛け処理具 |
-
2002
- 2002-04-10 JP JP2002107742A patent/JP2003299429A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200454216Y1 (ko) * | 2009-04-30 | 2011-06-21 | 김희철 | 주낚시의 채비왕복이송장치 |
| JP7505153B1 (ja) | 2024-02-21 | 2024-06-25 | 悠佑 高島 | 釣り仕掛け処理具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5558843B2 (ja) | リールリード | |
| JPH1052196A (ja) | ベイトキャストリールのカバーロック装置 | |
| KR100471571B1 (ko) | 양베어링릴의릴본체 | |
| KR101887510B1 (ko) | 베이트 캐스팅 릴의 커버 착탈장치 | |
| US3061230A (en) | Fishing reel | |
| JP2003299429A (ja) | 釣仕掛け取込装置 | |
| US3022601A (en) | Trotline reel | |
| KR20190021682A (ko) | 낚시용 전동릴 | |
| JP3132197U (ja) | 魚釣用リール | |
| JP2010142220A (ja) | 釣り用リールの糸止め及び糸止め組立体 | |
| KR20130110006A (ko) | 양 베어링 릴 및 양 베어링 릴의 드래그 조작 부재 | |
| JP2011024527A (ja) | 魚釣用リール | |
| JPH0417607B2 (ja) | ||
| KR20110119851A (ko) | 오징어낚시줄 얼레 | |
| KR200432392Y1 (ko) | 양축 릴의 스풀 잠금장치 | |
| US4526331A (en) | Crank and braking mechanism for fishing reels | |
| JP6675443B2 (ja) | スプール交換が容易な釣用電動リール | |
| JP2004215531A (ja) | 両軸受リール | |
| US20240090483A1 (en) | Fly fishing reel with brake assembly and methods | |
| JP3031031U (ja) | 魚釣用リ−ル | |
| JPH10210902A (ja) | 両軸受リールのリール本体 | |
| JP3753140B2 (ja) | 円筒体自動反転イカ釣り装置 | |
| JP2003023939A (ja) | 仕掛け収納具 | |
| JP2006075087A (ja) | 釣り針を釣り竿に保持する装置 | |
| JP2959660B2 (ja) | 魚釣用リール |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040908 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040913 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050120 |