JP2003299329A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2003299329A JP2002098633A JP2002098633A JP2003299329A JP 2003299329 A JP2003299329 A JP 2003299329A JP 2002098633 A JP2002098633 A JP 2002098633A JP 2002098633 A JP2002098633 A JP 2002098633A JP 2003299329 A JP2003299329 A JP 2003299329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのロータを同軸に配置し、外側のアウタ
ーロータと内側のインナーロータによって挟まれてステ
ータが配置され、複合電流で駆動される回転電機におい
て、ボルトの径を太くせずにステータコアの保持が可能
なステータ構造を有する回転電機を提供する。 【解決手段】 前記ステータのコアは、各々1つのコイ
ルが巻かれる複数のステータピースに分割されており、
前記ステータピースは、半径方向にコイルエリアを挟ん
でインナーロータ側及びアウターロータ側にヨークを有
し、隣り合ったステータピースは、アウターロータ側ヨ
ーク間において空隙部を有し、インナーロータ側ヨーク
間において接触部と空隙部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機に関し、
特に、周方向に複数の永久磁石を具えるインナーロータ
とアウターロータの2つのロータを、1つのステータを
挟んで同軸に配置し、前記ステータのコイルへ供給され
る複合電流で駆動される回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2つのロータを同軸に配置する回
転電機としては、特開平11−356015号公報に記
載のものが提案されている。
【0003】これは、同一の軸上で極数の異なる2つの
ロータを1つのステータの内側と外側にそれぞれ配置す
ると共に、前記ステータに単一のコイルを形成し、この
単一のコイルに前記ロータの数と同数の回転磁場が発生
するように複合電流を流すようにしたものであり、この
回転電機のステータのステータコアとしては、例えば、
図10に示すようなものが考えられている。
【0004】図9に示すように、このステータコア10
0は、磁束が通る磁気回路を形成する所定の形状の複数
のステータピース11を放射上に円周上等分に所定の空
隙12を置いて配置して形成されている。各々のステー
タピース11は、複数のステータ鋼板を積層して形成さ
れる。このステータコア100には、隣接するステータ
ピース間に、コイル挿入用の複数の溝(スロット)13
と、ステータコア固定ボルト挿入用の複数のボルト穴1
4とが設けられている。ステータは、これら複数のステ
ータピース11の周囲にコイルを巻装し(つまり、スロ
ット13にコイルを挿入して)、ステータコア100を
軸方向のステータコア両サイドに置かれたブラケットに
より挟み込み、ステータピース間のボルト穴14に挿入
された磁性体のボルトで前記ブラケットを押さえ込むこ
とでステータコア100とブラケット間に発生する摩擦
力によりステータコア100を固定して完成される。1
つしかロータを持たない回転電機においては、ステータ
ピース間は結合されているのが通常であるが、2個のロ
ータを複合電流で制御するためには、インナーロータの
漏れ磁束を防ぐために、隣接するステータピースの間に
間隙を設けなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回転電機におけるステータでは、回転電機の
出力が大きくなると、個々のステータピースを動かそう
とする力が働くため、すべてのステータピースを固定す
るために、ブラケットとステータコア間の要求面圧が高
くなり、ボルトの締め付けトルクが大きくなるためにボ
ルトの径を太くしなければならないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に、ボルトの径を太くせずにステータコアの保持が可能
なステータ構造を有する回転電機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1発
明は、周方向に複数の永久磁石を具えるインナーロータ
とアウターロータの2つのロータを、1つのステータを
挟んで同軸に配置し、前記ステータのコイルへ供給され
る複合電流で駆動される回転電機において、前記ステー
タのコアは、各々1つのコイルが巻かれる複数のステー
タピースに分割されており、前記ステータピースは、半
径方向にコイルエリアを挟んでインナーロータ側及びア
ウターロータ側にヨークを有し、隣り合ったステータピ
ースは、アウターロータ側ヨーク間において空隙部を有
し、インナーロータ側ヨーク間において接触部と空隙部
とを有する特徴とする。
【0008】請求項2に記載の第2発明は、第1発明に
おいて、隣り合った前記ステータピースのインナーロー
タ側ヨーク間の接触部と空隙部は、接触部を空隙部より
もアウターロータ側に配置したことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の第3発明は、第2発明に
おいて、前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
における空隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記
ステータピースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方
向長さ以上になるように決定されることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の第4発明は、第1発明に
おいて、前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
において、インナーロータ寄り、アウターロータ寄りに
2つの前記接触部を持ち、これらの接触部の中間に前記
空隙部を持つことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の第5発明は、第4発明に
おいて、前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
における空隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記
ステータピースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方
向長さ以上になるように決定されることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の第6発明は、第4発明に
おいて、前記空隙部は、円状であり、内部をステータ締
結用の非磁性材からなるボルトが通過することを特徴と
する。
【0013】請求項7に記載の第7発明は、第1発明に
おいて、隣り合った前記ステータピースのインナーロー
タ側ヨーク間において、インナーロータ側、アウターロ
ータ側に2つの前記空隙部を持ち、その中間に前記接触
部を持つことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の第8発明は、第7発明に
おいて、前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
における空隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記
ステータピースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方
向長さ以上になるように決定されることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の第9発明は、第7発明に
おいて、前記接触部中央にステータ締結用のボルト穴を
設け、そのボルト穴内に磁性材のボルトを通すことを特
徴とする。
【0016】請求項10に記載の第10発明は、第1な
いし第9発明において、隣り合う前記ステータピースが
前記接触部において一体となっていることを特徴とす
る。
【0017】
【発明の効果】第1発明によれば、隣接するステータピ
ースのインナーロータ側ヨーク間に空隙部と接触部を設
け、これらの位置と半径方向長さを適切に選択すれば、
インナーロータから見た磁場抵抗Riと、アウターロー
タから見た磁場抵抗Roが適切になり、インナーロータ
の漏れ磁束を減少し、アウターロータの主磁束を通過さ
せることができる。さらに、隣接するステータピースは
接触部において接触しているために、従来の分離されて
いたステータコアと比べて周方向の剛性が増すために、
回転電機のトルクが大きくなってもボルトの径を大きく
せずにステータを保持することができる。
【0018】第2発明によれば、内側に(すなわちより
インナーロータ寄りに)空隙部、空隙部の外側に(すな
わちよりアウターロータ寄りに)接触部を設けること
で、ステータコアの剛性を増しつつ、インナーロータの
漏れ磁束は空隙部によって妨げられ、アウターロータの
主磁束は接触部を通過することができる。
【0019】ステータの有効断面積はステータピースの
円周方向長さの一番小さい部分で決定されるため、第3
発明によれば、円周方向長さの一番小さい部分は予め決
まっているコイルエリアによって挟まれた部分になるた
めステータの有効断面積が減少せず、ステータの鎖交可
能磁束数を減らすことなくステータコアの剛性を増すこ
とができる。
【0020】第4発明によれば、ロータが発生するトル
ク反力を受けるステータピースのインナーロータ側先端
において隣のステータピースと接触できるので、ステー
タ全体の剛性をさらに上げることができる。
【0021】ステータの有効断面積はステータピースの
円周方向長さの一番小さい部分で決定されるため、第5
発明によれば、円周方向長さの一番小さい部分は予め決
まっているコイルエリアによって挟まれた部分になるた
めステータの有効断面積が減少せず、ステータの鎖交可
能磁束数を減らすことなくステータコアの剛性を増すこ
とができる。
【0022】第6発明によれば、空隙部内に非磁性体の
締結用ボルトを通過させることにより、別途ボルト用の
穴を設ける必要がなくなり、ステータコアの剛性を増し
つつ、ステータの小型化が可能である。インナーロータ
の漏れ磁束を防ぐ空隙部の作用は、非磁性体ボルトによ
っては妨げられない。
【0023】第7発明によれば、インナーロータ側ヨー
クのインナーロータ側に設けられた空隙部により、イン
ナーロータの漏れ磁束を防ぎ、アウターロータ側に設け
られた空隙部により、ステータコイルの漏れ磁束を防
ぎ、中間の接触部によりアウターロータの主磁束を通過
させることができるので、ステータコアの剛性を増しつ
つ、漏れ磁束を防ぎながら両ロータのトルクを所望の値
に設定することが可能である。また、アウターロータ側
の空隙部は、コイルエリアと同一構成にしても同様な効
果が得られる。
【0024】ステータの有効断面積はステータピースの
円周方向長さの一番小さい部分で決定されるため、第8
発明によれば、円周方向長さの一番小さい部分は予め決
まっているコイルエリアによって挟まれた部分になるた
めステータの有効断面積が減少せず、ステータの鎖交可
能磁束数を減らすことなくステータコアの剛性を増すこ
とができる。
【0025】第9発明によれば、アウターロータの主磁
束は結合部を通らなければならないが、ここにボルト穴
を開けても磁性材のボルトがあることによってボルト内
をアウターロータの主磁束が通過することができる。し
たがって結合部の長さをボルト穴分だけ延長する必要が
なく、ステータコアの剛性を増しつつ、ステータの小型
化が可能になる。
【0026】第10発明によれば、ステータコアを、す
べてのステータピースを結合した、ステータ鋼板の積層
体として構成することができるため、周方向の剛性をよ
り一層向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を実
施例によって、図面の参照と共に詳細に説明する。すべ
ての図面において、同じ参照符は同様の要素を示す。図
1は、本発明による回転電機の構成を示す断面図であ
る。本回転電機は、インナーロータシャフト9の中心軸
線(回転電機の中心軸線でもある)C上に、同心円状
に、内側から、インナーロータシャフト9に取り付けら
れたインナーロータ7、ステータ1、アウターロータシ
ャフト10に取り付けられたアウターロータ8の順で配
置された多重ロータ構造を成し、アウターロータ8とイ
ンナーロータ7との2つのロータ間に位置するステータ
1は、ステータコア2と、ステータコア2を軸方向両側
から挟み込んで支持するブラケット5とを具える。ボル
ト6は、ブラケット5とステータコア2に設けられた穴
を貫通し、これらの部材を固定することにより、ステー
タ1を形成している。
【0028】図9の参照と共に説明したように、従来、
2個のロータを複合電流で制御するためには、インナー
ロータの漏れ磁束を防ぐために、隣接するステータピー
スの間に間隙を設けなければならなかったため、ステー
タピースの固定に関する問題があった。ステータピース
のコイルエリアよりインナーロータ側をすべて接触させ
てしまうと、インナーロータの漏れ磁束の問題が生じて
しまうため、一部のみを接触させることで、ステータピ
ースの固定に関する問題とインナーロータの漏れ磁束の
問題の双方を解決したのが、本発明である。
【0029】図2は、本発明による回転電機の第1実施
例における図1において示すステータコア2を軸方向か
らみた図である。ステータコア2は、円周方向に複数の
ステータピース20に分割されている。各々のステータ
ピースは、複数枚のステータ鋼板を積層して形成され
る。図3は、図2の一部を拡大した図である。この図に
示すように、各々のステータピースは、ボルト穴24
と、半径方向にコイルエリア21を挟んで周方向に張り
出したアウターロータ側ヨーク27とインナーロータ側
ヨーク26とを有する。ボルト穴24を通るボルトは、
ステータピース20とクリアランスなく配置される。イ
ンナーロータ側ヨーク26において、空隙部22と、隣
のステータピースと接触する接触部23とを設ける。イ
ンナーロータとアウターロータのトルク特性は、図3中
のインナーロータ側ヨーク26の半径方向長さaおよび
空隙部22の半径方向長さcによって決定される。図4
は、cと各ロータのトルクとの関係を示すグラフであ
る。cを長くすれば、インナーロータ側のトルクが増
え、cを短くすれば、アウターロータ側のトルクが増え
る。具体的には、cを長くすることで、インナーロータ
から見た空隙部の磁気抵抗Riが増え、インナーロータ
の漏れ磁束が低減し、ステータに効率よく鎖交すること
になり、インナーロータのトルクが増加する。また、ア
ウターロータから見た磁気抵抗Roも、cを長くするこ
とで増加する。Roが増えることで、アウターロータの
鎖交磁束数が減少するので、アウターロータトルクは減
少する。つまり、aに対するcの長さで両ロータのトル
ク、すなわち磁気抵抗を変化させ、両ロータのトルクを
所望の値に設計できる。
【0030】また、空隙の半径方向長さbを、空隙に挟
まれる部分の半径方向長さeがステータピース幅dに対
してd≦eとなるように決定する。これは、d>eの場
合には、eの長さによってステータの有効断面積が決定
され、dをいくら長くしても磁束密度が減少せず、鎖交
可能磁束数が増えないからである。
【0031】図5は、本発明による回転電機の第2実施
例におけるステータコアを軸方向から見た拡大図であ
る。本実施例では、空隙部22を、図のように中央部に
設ける。この場合、空隙部22に重ねてボルト穴24を
形成する。ここを通るボルトは、ステータピースとクリ
アランスを有して配置されるか、非磁性体であり、空隙
部の効果を妨げないようにする。この場合、インナーロ
ータ側から空隙部22までの長さaと、空隙部22のは
径方向長さbと、空隙部22からコイルエリア21まで
の長さcとにより、インナーロータ及びアウターロータ
のトルクが調節される。図6は、a、b及びcとアウタ
ーロータトルクとの関係を示すグラフである。具体的に
は、bを増加させた場合には、インナーロータのトルク
が増加し、アウターロータのトルクが減少する。また、
aとcの比を調節することで、bに対するトルクの変化
量を変えることができる。例えば、a<cの場合には、
bを大きくしてもアウターロータのトルクの減少は少な
い。また、空隙部22の形状は、本発明による回転電機
の第3実施例におけるステータコアを軸方向から見た拡
大図である図7に示すように円状でもかまわない。円状
の場合は、空隙部22内に非磁性材のステータ締結用ボ
ルトを通すこともできる。この場合、別途ボルト用の穴
を設ける必要がなくなり、ステータのさらなる小型化が
可能になる。また、これらの第2実施例及び第3実施例
においては、ロータが発生するトルク反力を受けるステ
ータピースのインナーロータ側先端において隣のステー
タピースと接触しているため、ステータ全体の剛性をさ
らに上げることができる。
【0032】図8は、本発明による回転電機の第4実施
例におけるステータコアを軸方向から見た拡大図であ
る。本実施例では、インナーロータ側、コイルエリア側
両方に空隙部22a及び22bを設け、その中間の接触
部23を隣のステータピースの接触部と接触する。この
場合は、インナーロータ側の空隙部22aの半径方向長
さaと、コイルエリア側の空隙部22bの半径方向長さ
cと、接触部23の半径方向長さbとにより、アウター
ロータとインナーロータのトルクが調整される。空隙部
22aと22bの幅は、両者で異なってもよいが、実施
例1で示したように、ステータピースの幅dを妨げない
ように設定する必要がある。インナーロータのトルク
は、aの長さで支配的に決まる。具体的には、実施例1
と同様に、aを長くすれば、インナーロータのトルクが
増加する。一方、アウターロータのトルクは、bの長さ
で支配的に定まる。また、接触部23において設けたボ
ルト穴24に磁性材のボルトを通すことによって、磁気
的に結合してもよい。この場合、結合部に磁性材のボル
トがあることによって、ボルト内をアウターロータの主
磁束が通過することで、さらなるステータの小型化が可
能になる。
【0033】以上説明した実施例では、ステータピース
は別個の部材であり、隣り合うステータピースは接触部
において接触しているだけであるが、すべてのステータ
ピースが接触部において一体となるように構成してもよ
い。このようにすれば、ステータコア全体の剛性を、よ
り向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回転電機の構成を示す断面図で
ある。
【図2】 本発明による回転電機の第1実施例における
ステータコアを示す図である。
【図3】 本発明による回転電機の第1実施例における
ステータコアの拡大図である。
【図4】 第1実施例におけるcと各ロータのトルクと
の関係を示すグラフである。
【図5】 本発明による回転電機の第2実施例における
ステータコアの拡大図である。
【図6】 第2実施例におけるa、b及びcとアウター
ロータトルクとの関係を示すグラフである。
【図7】 本発明による回転電機の第3実施例における
ステータコアの拡大図である。
【図8】 本発明による回転電機の第4実施例における
ステータコアの拡大図である。
【図9】 従来のステータコアを示す図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ステータコア 5 ブラケット 6 ボルト 7 インナーロータ 8 アウターロータ 9 インナーロータシャフト 10 アウターロータシャフト 20 ステータピース 21 ステータコイルエリア 22、22a、22b 空隙部 23 接触部 24 ボルト穴 26 インナーロータ側ヨーク 27 アウターロータ側ヨーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に複数の永久磁石を具えるインナ
    ーロータとアウターロータの2つのロータを、1つのス
    テータを挟んで同軸に配置し、前記ステータのコイルへ
    供給される複合電流で駆動される回転電機において、前
    記ステータのコアは、各々1つのコイルが巻かれる複数
    のステータピースに分割されており、前記ステータピー
    スは、半径方向にコイルエリアを挟んでインナーロータ
    側及びアウターロータ側にヨークを有し、隣り合ったス
    テータピースは、アウターロータ側ヨーク間において空
    隙部を有し、インナーロータ側ヨーク間において接触部
    と空隙部とを有する特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転電機において、隣
    り合った前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
    間の接触部と空隙部は、接触部を空隙部よりもアウター
    ロータ側に配置したことを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の回転電機において、前
    記ステータピースのインナーロータ側ヨークにおける空
    隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記ステータピ
    ースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方向長さ以上
    になるように決定されることを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の回転電機において、前
    記ステータピースのインナーロータ側ヨークにおいて、
    インナーロータ寄り、アウターロータ寄りに2つの前記
    接触部を持ち、これらの接触部の中間に前記空隙部を持
    つことを特徴とする回転電機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の回転電機において、前
    記ステータピースのインナーロータ側ヨークにおける空
    隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記ステータピ
    ースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方向長さ以上
    になるように決定されることを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の回転電機において、前
    記空隙部は、円状であり、内部をステータ締結用の非磁
    性材からなるボルトが通過することを特徴とする回転電
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の回転電機において、隣
    り合った前記ステータピースのインナーロータ側ヨーク
    間において、インナーロータ側、アウターロータ側に2
    つの前記空隙部を持ち、その中間に前記接触部を持つこ
    とを特徴とする回転電機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の回転電機において、前
    記ステータピースのインナーロータ側ヨークにおける空
    隙部に挟まれた部分の円周方向長さが、前記ステータピ
    ースのコイルエリアに挟まれた部分の円周方向長さ以上
    になるように決定されることを特徴とする回転電機。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の回転電機において、前
    記接触部中央にステータ締結用のボルト穴を設け、その
    ボルト穴内に磁性材のボルトを通すことを特徴とする回
    転電機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載の回転電機において、隣り合う前記ステータピースが
    前記接触部において一体となっていることを特徴とする
    回転電機。
JP2002098633A 2002-04-01 2002-04-01 回転電機 Expired - Fee Related JP3716808B2 (ja)

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