JP2003299237A - ケーブル保護材 - Google Patents

ケーブル保護材

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JP2003299237A
JP2003299237A JP2002031017A JP2002031017A JP2003299237A JP 2003299237 A JP2003299237 A JP 2003299237A JP 2002031017 A JP2002031017 A JP 2002031017A JP 2002031017 A JP2002031017 A JP 2002031017A JP 2003299237 A JP2003299237 A JP 2003299237A
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powder
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JP2002031017A
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Masanori Shinozaki
雅則 篠崎
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磨耗及び磨耗粉の発生を抑えたケーブル保護
材を提供する。 【解決手段】 本発明のケーブル保護材(10)は、一
端にボス部(32a)が形成され、他端にブッシュ部
(32b)が形成されてなる単位ユニット(ブロック2
0)を複数備え、それぞれの単位ユニットのボス部とブ
ッシュ部とを互いに摺動可能に連結することでチェーン
状に構成され、単位ユニットが、強化材を含む強化樹脂
で形成されると共に、前記ボス部及びブッシュ部の摺動
部分の少なくとも一方に、RBC樹脂で形成される摺動
部材(34)が配設されることを特徴とする。摺動部材
が摩擦抵抗の低いRBC樹脂で形成されるので、摺動部
分の磨耗や磨耗粉の発生を抑えたケーブル保護材を製造
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル、ホース
等を収納するケーブル保護材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品実装装置等の各種ア
センブリ装置では、モータ、ソレノイド、カメラ、光源
などを備えた作業ユニットを任意の方向へ移動させて作
業を行なっている。作業ユニットには、給電ケーブル、
信号ケーブル、光ケーブル等種々のケーブルが接続され
ており、これらケーブルは、作業ユニットの移動に自在
に追従できるようにケーブル保護材の内部に収納されて
いる。
【0003】図10に示すように、一般的なケーブル保
護材100は断面略四角枠状のブロック101を前後に
複数連接して構成されており、各ブロック101は断面
コ字状のブロック本体102に、矩形状の板体である蓋
体103を着脱自在に取り付けて形成されている。ブロ
ック本体102の一端の上下各面には外側に突出する略
円形のボス部104が形成され、ブロック本体の他端の
上下各面には、ボス部104の外径より若干大きい内径
を有する略円形のブッシュ部105が上下に貫通して形
成されている。そして、所望のブロック101のブッシ
ュ部105に、別のブロック101のボス部104を嵌
合することで、前後2つのブロック101が左右方向に
回転(屈曲)可能に連結されてケーブル保護材100が
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケーブル保
護材100を構成する各ブロック101は、例えば、ポ
リアミドにガラス繊維を合成した樹脂等で形成されてお
り、ケーブル保護材100が屈曲動作を繰り返すこと
で、ボス部104とブッシュ部105との摺動部分が磨
耗し、がたが生じるという問題や、ケーブル保護材10
0の動作不良を招くという問題があり、また、磨耗によ
り発生した樹脂粉(磨耗粉)がアッセンブリ装置内部に
侵入し、例えば電子部品実装装置の場合、電子部品の動
作不良や基板への装着不良を招く等、アセンブリ装置の
動作不良の原因になるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、上述の問題を考慮したも
のであり、磨耗及び磨耗粉の発生を抑えたケーブル保護
材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載のケーブル保護材(10)は、一端に
ボス部(32a)が形成され、他端にブッシュ部(32
b)が形成されてなる単位ユニット(ブロック20)を
複数備え、それぞれの単位ユニットのボス部とブッシュ
部とを互いに摺動可能に連結することでチェーン状に構
成され、内部にケーブル(5)を収納するケーブル保護
材であって、前記単位ユニットが、強化材を含む強化樹
脂で形成されると共に、前記ボス部及びブッシュ部の摺
動部分の少なくとも一方に、RBC樹脂で形成される摺
動部材(34)が配設されることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、ボス部とブ
ッシュ部の摺動部分の少なくとも一方に、摩擦抵抗が低
いRBC樹脂で形成される摺動部材が配設されるので、
摺動部分の磨耗や磨耗粉の発生を抑えたケーブル保護材
を製造できる。
【0008】請求項2記載のケーブル保護材は、請求項
1記載のケーブル保護材であって、前記摺動部材は、少
なくとも前記ブッシュ部に配設されることを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、例えば、摺動部材をブッ
シュ部の内部に配設するものとすれば、基本ユニットに
作用する外力のうち、特に水平方向から作用する外力
を、摺動部材を介して摺動部材とほぼ同一平面内に位置
する連結部材全体で受けることができ、ボス部とブッシ
ュ部の連結部分の強度を高めることができる。
【0010】請求項3記載のケーブル保護材は、請求項
1又は2記載のケーブル保護材であって、前記RBC樹
脂は、RBCの含有量が約30重量%であることを特徴
とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2と同様の効果を得られると共に、摺動部材を成形す
る際の流動性を損なうことなく、かつ、摺動部分の磨耗
や磨耗粉の発生を効果的に防止するために必要な最も好
ましい含有量を得ることができる。特に、RBCが比較
的高価な材料であるため、RBCの好ましい含有量であ
る30〜50重量%のうち、最も少ない30重量%をR
BCの含有量とし、残りを比較的安価な材料である、例
えばポリアセタールのような樹脂とすることで、摺動部
材の製造コストを抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のケーブル保護材の
実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、
ケーブル保護材10を、電子部品を回路基板上に搬送し
て装着する電子部品実装装置1に用いた図であり、詳し
い説明は省略するが、電子部品実装装置1は、電子部品
を真空吸着する吸着ノズル2、吸着ノズル2を上下動及
び回動させるヘッド3、ヘッド3をXY方向の任意の位
置に移動させる移動手段4等から概略構成される。そし
て、ヘッド3に負圧空気、電力、信号等を送るケーブ
ル、ホース、チューブ等(図2を参照。以下、これらを
まとめて「ケーブル5」という。)が、ケーブル保護材
10内部に収納されている。
【0013】ケーブル保護材10は、全体形状が略筒状
の長尺な部材であって、その先端部がヘッド3に連結
し、その基端部が電子部品実装装置1の一部に連結して
いる。そして、ヘッド3の移動に応じて、略水平面内で
蛇行するように動作し、内部に収納したケーブル5を支
持・案内するようになっている。なお、ケーブル5はヘ
ッド3の移動に追従できる程度の柔軟性を有している。
【0014】ケーブル保護材10は、図2に示すよう
に、複数のブロック20(単位ユニット)が長手方向に
チェーン状に連接されて構成されている。以下、図3に
示すように、前後2つのブロック20を用いてブロック
20の構造及びブロック20の連結方法などを説明す
る。
【0015】ブロック20は、断面略コ字状のブロック
本体30と、ブロック本体30の一側面の開口31を塞
ぐ蓋体40とによって断面略四角枠状に構成されてい
る。ブロック本体30は、例えば、ポリアミド樹脂等に
強化材としてのガラス繊維を30重量%程度含有した強
化樹脂により形成されており、上下に対向して配置され
る略楕円状の板体である連結部材32と、鉛直方向に延
び、その上下両端において各連結部材32の左側面に接
合する接合部材33を備えている。なお、強化樹脂(R
einforced Plastics)とは、強化材
として無機質材料を含んで強度及び剛性を高めた樹脂で
ある。無機質材料としては、例えば、ガラスや溶融シリ
カ等の高けい酸質材、カーボンや炭化ケイ素等のセラミ
ック材、銅やステンレス鋼等の金属材およびボロン/タ
ングステンやボロン/カーボン等の複合材を繊維状ある
いはビーズ状に形成したものである。
【0016】連結部材32の後部には、外側(上下2つ
の連結部材32が対向する側の反対側)に向かって突出
した略円形のボス部32aが形成され、連結部材32の
前部には、ボス部32aの外径より若干大きい内径を有
する略円形のブッシュ部32bが上下に貫通して形成さ
れ、ブッシュ部32bの内面には摺動部材34が取り付
けられている。摺動部材34は、ブッシュ部32bの内
面形状に対応した形状を有する薄肉部材であり、その上
下方向の厚さは、ブッシュ部32bの厚さと略同一とな
っている。そして、摺動部材34は、その外周面がブッ
シュ部32bの内周面に当接した状態で固定されてい
る。なお、摺動部材34の材質については後述する。
【0017】ボス部32aの後部には、その上面から連
結部材32の表面に向かって傾斜する傾斜面32cが形
成されている。そして、後方のブロック20の連結部材
32の前端部分を、前方のブロック20の傾斜面32c
に当接させた状態で、前後2つのブロック20を互いに
近づけていくことで、後方のブロック20の連結部材3
2が外側に若干量撓み、前方のブロック20のボス部3
2aが後方のブロック20のブッシュ部32bに嵌まり
込む。この状態では、前方のブロック20のボス部32
aの外周面と、後方のブロック20の摺動部材34の内
周面はほぼ当接している。
【0018】そして、外力、特に左右方向に作用する外
力を受けると、前方のブロック20のボス部32aの外
周面と、後方のブロック20の摺動部材34の内周面と
が互いに摺動し、前後2つのブロック20が水平面内で
相互に回転(屈曲)するようになっている。なお、前方
のブロック20の連結部材32の上面と、後方のブロッ
ク20の連結部材32の下面及び摺動部材34の下面も
ほぼ当接している。
【0019】ブロック20には、回転角度を規制するた
めのストッパ機構50が設けられている。ストッパ機構
50は、ボス部32aの前部に設けられる、連結部材3
2の表面から外側に向かって突出した略台形状の台形凸
部51と、ブッシュ部32bの前部に設けられる、連結
部材32を上下に貫通した略台形状の台形凹部52とを
備えている。
【0020】前後に連接された2つのブロック20にお
いて、前方のブロック20の台形凸部51は、後方のブ
ロック20の台形凹部52の内部に位置しており、各ブ
ロック20の回転動作に伴い、前方のブロック20の台
形凸部51は後方のブロック20の台形凹部52内を移
動し、この台形凹部52の内側面に当接することで、各
ブロック20の回転が規制されるようになっている。
【0021】蓋体40は、鉛直方向に沿って配置される
略矩形状の板体であり、その上下両端において連結部材
32の右側面に着脱可能に接合することで、ブロック本
体30の開口31の一部を塞ぎ、ケーブル保護材10内
のケーブル5が外部に出ないようにしている。
【0022】次に、摺動部材34の材質について説明す
る。摺動部材34は、熱可塑性樹脂に多孔性炭素材(後
述するRBC)の粉末を含有させた摺動部材用組成物
(RBC樹脂)により形成されている。摺動部材用組成
物を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリアセタール
(ポリオキシメチレン:POM)、ポリイミド(P
I)、ポリアミド(ナイロン:PA)、ポリアミドイミ
ド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレン
オキシド(PPO)、ポリブチレンテレフタート(PB
T)、ポリエチレンテレフタート(PET)、ポリスル
ホン(PSO)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポ
リフェニレンスルフィド(PPS)、ポリアリレート、
ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチルエーテルケ
トン、熱可塑性ふっ素樹脂などを例示できる。
【0023】これらの熱可塑性樹脂のうち、ポリアセタ
ール(POM)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(ナ
イロン:PA)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエ
ーテルエーテルケトン(PEEK)が摺動性が優れてい
るという意味で好ましく、特にポリアセタール(PO
M)が金属代替樹脂としての安価な汎用エンプラとして
安定供給されるため、価格が安価で安定供給が容易であ
るとともに、射出成形による効率的な生産を行うことが
できるという意味で最も好ましい。本実施形態において
は、ポリアセタールが用いられている。
【0024】摺動部材用組成物を構成する多孔性炭素材
は、Rice Bran Ceramics(RBC)
と称されるものであり、米糠にフェノール樹脂を配合し
た原料組成物を500℃以上の高温で焼成することによ
り形成したものが用いられている。そして、原料組成物
は、焼成により、フェノール樹脂の炭化物により形成さ
れるガラス状炭素成分(ガラス状黒鉛)となるととも
に、ガラス状炭素成分の殻に空隙が包まれた多孔質な部
位と、空隙のないガラス状炭素成分の微細で緻密な部位
とが形成される。
【0025】なお、RBCの原料組成物としては、米糠
にかえて、麩、籾殻、大豆殻などの麩糠類を単独で用い
たり、米糠、麩、籾殻、大豆殻などの麩糠類を組み合わ
せたものなどを用いることができる。また、フェノール
樹脂にかえて、フラン樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化
性樹脂を用いることができる。
【0026】本実施形態の摺動部材用組成物には、RB
Cを粉末としたものが用いられる。このRBCの粉末
は、RBCを、従来公知の粉砕機により粉砕した後で篩
を用いて分級することなどにより容易に得ることができ
る。
【0027】摺動部材用組成物における熱可塑性樹脂と
RBCの粉末との配合量としては、RBCの粉末の含有
量を10〜50重量%程度、好ましくは30〜50重量
%程度とし、その残りを熱可塑性樹脂とすることがよ
い。
【0028】言い換えると、摺動部材用組成物は、熱可
塑性樹脂にRBCの粉末を含有させてなり、熱可塑性樹
脂およびRBCの粉末の割合がこれらの総重量に対し
て、熱可塑性樹脂が50〜90重量%、RBCの粉末が
10〜50重量%の範囲にあればよく、なかでも、熱可
塑性樹脂が50〜70重量%、RBCの粉末が30〜5
0重量%の範囲とすることが好ましい。
【0029】この範囲よりRBCの粉末の含有量が少な
いと、硬質で、無潤滑下における摩擦抵抗を低くするこ
とができるというRBCの機能が発揮できない傾向があ
り、摺動部材34として用いたときに、摺動面の摩擦係
数の低下や、耐摩擦性の向上を図ることができず、摺動
部位の磨耗や、焼付損傷を無潤滑下で長期間に亘り確実
に防止することが困難になる。また、この範囲よりRB
Cの粉末の含有量が多くなると、熱可塑性樹脂にRBC
の粉末を配合することが困難になる傾向があるととも
に、摺動部材用組成物を成形加工する際の成形加工に必
要な流動性を確保できない傾向がある。
【0030】したがって、熱可塑性樹脂の含有量を50
〜90重量%とし、RBCの粉末の含有量を10〜50
重量%とすることにより、摺動部材用組成物を成形加工
する際の流動性を損なうことがなく、かつ、摺動部位の
磨耗や焼付損傷を無潤滑下で長期間に亘り確実に防止す
るために必要な最も好ましい含有量を得ることができ
る。特に、RBCが比較的高価な材料であること等を考
慮すると、上述のようにRBCの好ましい含有量である
30〜50重量%のうち、最も少ない30重量%をRB
Cの含有量とし、比較的安価な材料である熱可塑性樹脂
の含有量を約70重量%とする配合比率が、摺動部材3
4の製造コストを抑える観点からして最も好ましい。
【0031】RBCの粉末の粒度としては、2〜100
μmとすることが好ましい。このRBCの粉末の粒度が
2μm未満になると、粉末が凝集を生じやすくなる傾向
がある。また、RBCの粉末の粒度が100μmを超え
ると、熱可塑性樹脂に対しRBCの粉末を混ぜにくくな
るとともに、摺動部材用組成物を成形加工する際の成形
加工に必要な流動性を確保できない傾向がある。
【0032】したがって、RBCの粒度を2〜100μ
mとすることにより、摺動部材用組成物を成形加工する
際の流動性を損なうことがなく、かつ、摺動部位の磨耗
や焼付損傷を無潤滑下で長期間に亘り確実に防止するた
めに必要な最も好ましい粒度を得ることができる。
【0033】なお、RBCの粉末には、ふっ素系樹脂の
溶液を含侵させてもよい。そして、このような構成を採
用すると、RBCの粉末にふっ素系樹脂を保持させるこ
とができるので、摺動部材34の低摩擦化をより図るこ
とができる。すなわち、摺動面の低摩擦化を長期間に亘
り保持させることができる。また、RBCの粉末に、ふ
っ素系樹脂の溶液を効率よく含侵させる場合には、減圧
下で行うことが好ましい。
【0034】さらに、ふっ素系樹脂にかえて、ふっ素オ
イルなどの耐熱性を有する潤滑部材を用いてもよい。こ
のような潤滑部材の耐熱性は、潤滑部材が製造工程にお
ける熱によって気体となって揮散するのを防止すること
ができるものであればよい。すなわち、後述する摺動部
材用組成物をペレットにする場合、および、ペレットを
成形加工して摺動部材34に成形する場合においては、
摺動部材用組成物を例えば190℃程度に加熱して流動
化することになるので、この時の温度に耐えるものであ
ることが肝要である。
【0035】また、本実施形態の摺動部材用組成物とし
ては、黒色顔料などの各種の配合材を機能に影響を及ぼ
さない範囲で加えてもよい。
【0036】ここで、摺動部材34の製造方法について
説明する。摺動部材34は、熱可塑性樹脂としてのポリ
アセタールにRBCの粉末を含有させてなる摺動部材用
組成物のペレットを材料とし、この材料を成形加工する
ことにより製造される。
【0037】ペレットは、例えば、2軸押出機を用い
て、熱可塑性樹脂としてのポリアセタールと、RBCの
粉末とを、180℃程度の温度下で、ポリアセタールを
流動化して混合し、その後冷却することで、例えば直径
2mm程度の棒状の成形品を成形する。ついて、切断機
を用いて、棒状の成形品の先端部を、例えば長さ2mm
程度に連続的に切断することにより容易に得ることがで
きる。
【0038】摺動部材34は、射出成形機を用いて、ペ
レットを190℃程度の温度下で流動化し、この流動化
した材料を成形金型のキャビティに射出し、キャビティ
内で流動化した材料を固化する成形加工を施した後、固
化した材料を成形金型から離型することにより、容易か
つ効率的に得ることができる。また、摺動部材34の形
状と寸法は、上述のように、ブッシュ部32bの内面形
状に対応すべく、成形金型のキャビティの形状と寸法に
よって決定される。
【0039】したがって、摺動部材用組成物を流動化し
て成形加工するという簡単な工程で、摺動部材34を任
意の形状にて容易かつ効率的に得ることができる。
【0040】また、完成した摺動部材34に対して、ふ
っ素系樹脂の溶液を含侵させてもよい。そして、このよ
うな構成を採用すると、摺動面に露出している多孔質な
部位に、ふっ素系樹脂を保持させることができるので、
摺動部材34の摺動面の低摩擦化をより図ることができ
る。すなわち、摺動面の低摩擦化を長期間に亘り保持さ
せることができる。また、摺動部材34に、ふっ素系樹
脂の溶液を含侵させる場合には、減圧下で行うことが、
摺動面に露出しているRBCの粉末の多孔質な部位にふ
っ素系樹脂を短時間で効率よく含侵させることができる
という点で好ましい。
【0041】なお、ふっ素系樹脂にかえて、ふっ素オイ
ルなどの各種の潤滑油、グリースなどの潤滑部材を用い
てもよい。
【0042】つぎに、前述した構成からなる摺動部材3
4の作用について説明する。図4は、摺動部材34の摺
動面(内面)近傍の構造を示す模式図であり、摺動部材
34は、ポリアセタールの樹脂34a中に、最大100
μmに形成されたガラス状黒鉛の比較的大きな多孔質な
部位34bと、最小2μmに形成されたガラス状黒鉛の
微細で緻密な部位34cとが分散する構造となり、これ
らの部位34b、34cの一部が摺動面34dに露出す
る構成となる。すなわち、摺動面34dが、ポリアセタ
ールの樹脂34aと、このポリアセタール中に分散した
ガラス状黒鉛の多孔質な部位34b、および、ガラス状
黒鉛により形成された微細で緻密な部位34cで構成さ
れることになる。
【0043】したがって、摺動部材34の少なくとも摺
動面34aは、ポリアセタールの有する引張り強度や曲
げ強度などの優れた機械的強度と、ポリアセタールの有
する優れたすべり摩擦と、RBCの有する硬質なことに
よる優れた耐磨耗性および自己潤滑性による低い摩擦係
数とを合わせ持つ構成となる。
【0044】このように、摺動部材34が、低い摩擦係
数、および荷重変動に対する摩擦係数の変動を小さくす
る機能と、金属代替樹脂としての優れた機械的強度を合
わせ持たせることができるため、ボス部32aとブッシ
ュ部32bの摺動部位の磨耗や焼付損傷を無潤滑下で長
期間に亘り確実に防止することができる。
【0045】また、ポリアセタールにRBCの粉末を含
有させた摺動部材用組成物をペレットとし、このペレッ
トを射出成形することにより摺動部材34を形成するこ
とができるため、成形後に寸法変化を生じない。よっ
て、後加工を施す必要がないので加工に要する労力と時
間とを少なくできるので、摺動部材34、ひいてはケー
ブル保護材10が生産性に優れ、かつ、ケーブル保護材
10の低価格化を容易に図ることができる。
【0046】またさらに、摺動部材34が、ポリアセタ
ールにRBCの粉末を含有させて形成されているため、
成形加工後に、流動化できるので、任意の形状のものを
容易に得ることができる。さらには、成形後の製品を再
加熱することにより再度流動化することができるので、
摺動部材34の材料として再利用をすることが容易にで
きる。すなわち、リサイクルを容易にできる。
【0047】さらに、摺動部材用組成物の一部を構成す
る熱可塑性樹脂としてポリアセタールを用いており、ポ
リアセタールは、金属代替樹脂としての安価な汎用エン
プラとして安定供給されるため、低価格化をより確実に
図ることができる。
【0048】さらにまた、摺動部材用組成物の一部を構
成するRBCの粉末がガラス状炭素(黒鉛)により形成
されているため、摺動部材用組成物により形成された摺
動部材34の全体の熱伝導率を高くすることができる。
そして、摺動部材34の熱伝導率を高くすることによ
り、摺動時における摺動部材34の発熱および蓄熱を少
なくすることができる。つまり、樹脂の弱点である熱伝
導率の悪さを容易に改善することができる。
【0049】次に、摺動部材34の曲げ強度と多孔性炭
素材の粉末の含有量(配合量)との関係について調査し
た結果を図5に示す。
【0050】この試験結果から明白なように、摺動部材
34は、RBCの粉末の含有量が多くなると曲げ強度が
低下する傾向があるとともに、RBCの粉末の含有量が
30〜50重量%の範囲においては曲げ強度がほぼ同一
水準になることが確認できた。この曲げ強度は、実用上
問題のない水準である。
【0051】さらに、摺動部材34の摩擦係数と荷重と
RBCの粉末の含有量(配合量)との関係について調査
した結果を図6に示す。なお、図6中に、摺動部材34
に対してあとからふっ素系樹脂の溶液を含侵させたもの
を合わせて示す。また、試験装置としては、ジャーナル
軸受型磨耗試験機を用いた。
【0052】この試験結果から明白なように、摺動部材
34は、RBCの粉末の含有量を増加させることによ
り、摩擦係数が低下するとともに、荷重に対する摩擦係
数の変動が小さくなることが確認できた。そして、RB
Cの粉末の含有量を30〜50重量%とすることによ
り、荷重に対する摩擦係数の変動を最も少ない範囲にで
きるとともに、摩擦係数を0.2以下にすることができ
る。つまり、摩擦係数を容易に下げることができる。な
お、ふっ素系樹脂の溶液を含侵させた場合には、低荷重
領域における荷重に対する摩擦係数の変動をより少なく
できることが確認できた。
【0053】さらにまた、本実施形態の摺動部材用組成
物を用いた摺動部材34の発熱温度とRBCの粉末の含
有量との関係について、荷重を39Nとして調査した結
果を図7に示す。なお、図7の縦軸に示す発熱温度と
は、計測した温度から室温を減算した変化温度を示して
いる。
【0054】この試験結果から明白なように、摺動部材
34は、RBCの粉末の含有量を増加させることによ
り、発熱温度が低下することが確認できた。
【0055】したがって、ボス部32aとブッシュ部3
2bの摺動部位の磨耗や焼付損傷を無潤滑下で長期間に
亘り確実に防止することができとともに、生産性に優
れ、かつ、低価格を容易に図ることができる。
【0056】さらに、図8(A)に示すように、前後に
連接した2つのブロック20のうち、前方のブロック2
0を、左右方向に移動できないように固定した状態で、
所定の荷重で前方に引っ張りつつ、後方のブロック20
を左右方向に往復回転(駆動)させた場合における、荷
重と前後2つのブロック20間の隙間Lの長さ(磨耗
量)との関係についての実験結果を、磨耗量比較グラフ
として図8(B)に示した。
【0057】具体的には、現行品と実験品を1.5kg
f及び3.0kgfの荷重で、1500万回駆動したと
きの磨耗量を棒グラフで表している。ここで、駆動回数
は、ブロック20の左右の往復運動を2回としてカウン
トした回数である。また、現行品は、ガラス繊維を30
重量%含有したポリアミド樹脂で全体が形成されたブロ
ックを用い、実験品は、現行品と同質材のブロックにお
いてポリアセタール70重量%とRBC30重量%の配
合率で形成された摺動部材34が取り付けられたブロッ
ク20を用いている。
【0058】図8(B)に示すように、現行品のブロッ
クを用いた場合に比べて、実験品の磨耗量はごくわずか
である。具体的には、実験品の磨耗量は、現行品の磨耗
量に対して約1/18である。
【0059】また、約1.5kgfの荷重で約1500
万回経過時における、現行品のブロック20の状態(図
9(A))と摺動部材34が取り付けられたブロック2
0の状態(図9(B))とを比較すると、摺動部材34
が取り付けられたブロック20には磨耗粉Pはほとんど
発生しておらず、一方、現行品のブロック20には磨耗
粉Pが大量に発生している。
【0060】この試験結果から明白なように、ブロック
20に摺動部材34を取り付けることでボス部32aと
ブッシュ部32bの摺動部位の磨耗や磨耗粉Pの発生を
防止できる。また、本実施の形態に示したブロック20
は、摺動部材34をブッシュ部32bの内面に取り付け
て構成されているので、ブロック20に作用する外力の
うち、特に水平方向から作用する外力を、摺動部材34
を介して摺動部材34とほぼ同一平面内に位置する連結
部材32全体で受けることができ、ボス部32aとブッ
シュ部32bとの連結部分の強度を高めることができ
る。
【0061】また、前後2つのブロック20の間に摺動
部材34を介在させることで、ガラス繊維を30重量%
含有したポリアミド樹脂で形成されているボス部32a
とブッシュ部32bとが直接当接しない構成となる。従
って、摺動部位の磨耗及び磨耗粉の発生を効果的に抑制
でき、また、摺動部位に潤滑油を供給する手間を省くこ
とができる。また、摺動部位の磨耗及び磨耗粉Pの発生
を効果的に抑制できるので、ケーブル保護材10を滑ら
かな動作させることが可能となり、また、ケーブル保護
材10の商品寿命を延ばすことができ、また、磨耗粉P
に起因して発生する各種不具合を防止できる。
【0062】なお、本実施の形態では、摺動部材34を
ブッシュ部32bの内周面に取り付けるものとしたが、
これに限らず、摺動部材34をボス部32aの外周面に
取り付けてもよく、あるいは、ブッシュ部32bとボス
部32aの両方に取り付けてもよく、あるいは、ブッシ
ュ部32b及びボス部32aの少なくともいずれか一方
を、本実施の形態で示した摺動部材用組成物で形成する
ものとしてもよい。また、摺動部材34の内面を摺動す
ることになるボス部32aの外周面に、例えば、硬化し
た金属などを取り付けることにより、面圧を確保すると
共に、ボス部32aの磨耗を防ぐものとしてもよい。
【0063】また、摺動部材34の構成としては、摺動
部材用組成物のみにより構成したものに限らず、金属あ
るいは樹脂により所定形状に形成された基体の少なくと
も摺動面を摺動部材用組成物により被膜して一体化した
構成のものや、金属あるいは樹脂により所定形状に形成
された基体の摺動面に、所定形状に形成された摺動部材
用組成物を接合、嵌合、締結などにより一体化した構成
のものなどの多種多様のものから、設計コンセプト、使
用部位などの必要に応じて選択することができる。ま
た、摺動部材34が適用されたケーブル保護材10の設
置方向は、図1に示すように屈曲方向が水平方向となる
ような設置方向に限られず、屈曲方向が垂直方向となる
ように設置してもよい。
【0064】また、摺動部材34の成形方法としては、
射出成形に限らず、押出し成形、圧縮成形、ブロー成
形、注型、粉末成形などの多種多様のものから設計コン
セプトなどの必要に応じて選択使用することができる。
そして、基体と一体形成する方法としては、インサート
成形、コーティングなどの製造方法を用いることができ
る。また、本実施の形態に示したケーブル保護材10
は、電子部品実装装置1に限らず、様々な装置に適用可
能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ボス部と
ブッシュ部の摺動部分の少なくとも一方に、摩擦抵抗が
低いRBC樹脂で形成される摺動部材が配設されるの
で、摺動部分の磨耗や磨耗粉の発生を抑えたケーブル保
護材を製造できる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得られると共に、例えば、摺動部材をブッ
シュ部の内部に配設するものとすれば、基本ユニットに
作用する外力のうち、特に水平方向から作用する外力
を、摺動部材を介して摺動部材とほぼ同一平面内に位置
する連結部材全体で受けることができ、ボス部とブッシ
ュ部の連結部分の強度を高めることができる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2と同様の効果を得られると共に、摺動部材を成形す
る際の流動性を損なうことなく、かつ、摺動部分の磨耗
や磨耗粉の発生を効果的に防止するために必要な最も好
ましい含有量を得ることができる。特に、RBCが比較
的高価な材料であるため、RBCの好ましい含有量であ
る30〜50重量%のうち、最も少ない30重量%をR
BCの含有量とし、残りを比較的安価な材料である、例
えばポリアセタールのような樹脂とすることで、摺動部
材の製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のケーブル保護材を用いた電子部
品実装装置を示す斜視図である。
【図2】ケーブル保護材の一部を示す要部斜視図であ
る。
【図3】ブロックを示す要部斜視図である。
【図4】摺動部材の摺動面近傍の構造を示す模式図であ
る。
【図5】摺動部材の曲げ強度とRBCの粉末の含有量と
の関係を示す図面である。
【図6】摺動部材の摩擦係数と荷重とRBCの粉末の含
有量との関係を示す図面である。
【図7】摺動部材の発熱温度とRBCの粉末の含有量と
の関係を示す図面である。
【図8】摺動部材の駆動に伴う磨耗量と荷重との関係を
示す図面(A)及び(B)である。
【図9】1500万回駆動時の現行品のブロックの状態
を示す図面(A)と摺動部材が取り付けられたブロック
の状態を示す図面(B)である。
【図10】従来のケーブル保護材の一部を示す要部斜視
図である。
【符号の説明】
5 ケーブル 10 ケーブル保護材 20 単位ユニット(ブロック) 32a ボス部 32b ブッシュ部 34 摺動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にボス部が形成され、他端にブッシ
    ュ部が形成されてなる単位ユニットを複数備え、それぞ
    れの単位ユニットのボス部とブッシュ部とを互いに摺動
    可能に連結することでチェーン状に構成され、内部にケ
    ーブルを収納するケーブル保護材であって、 前記単位ユニットが、強化材を含む強化樹脂で形成され
    ると共に、前記ボス部及びブッシュ部の摺動部分の少な
    くとも一方に、RBC(Rice BranCeram
    ics)樹脂で形成される摺動部材が配設されることを
    特徴とするケーブル保護材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブル保護材であっ
    て、 前記摺動部材は、少なくとも前記ブッシュ部に配設され
    ることを特徴とするケーブル保護材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のケーブル保護材で
    あって、 前記RBC樹脂は、RBCの含有量が約30重量%であ
    ることを特徴とするケーブル保護材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011015525A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Fuji Mach Mfg Co Ltd ケーブル潤滑装置
JP2011144890A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tsubakimoto Chain Co 水平曲がりケーブル類保護案内装置

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