JP2003298498A - 移動通信システム、移動局、基地局及びそれらに用いる通信路品質推定方法 - Google Patents

移動通信システム、移動局、基地局及びそれらに用いる通信路品質推定方法

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JP2003298498A
JP2003298498A JP2002100702A JP2002100702A JP2003298498A JP 2003298498 A JP2003298498 A JP 2003298498A JP 2002100702 A JP2002100702 A JP 2002100702A JP 2002100702 A JP2002100702 A JP 2002100702A JP 2003298498 A JP2003298498 A JP 2003298498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムスループットを改善可能な移動通信
システムを提供する。 【解決手段】 基地局1は1つのセルを3つのセクタに
分割し、各セクタに対して適応アンテナによって指向性
制御したビーム101〜103で共通パイロットチャネ
ルをセクタ内の複数の移動局に対して送信している。一
方、移動局2が基地局1とデータ通信する場合には、基
地局1がデータチャネルと個別制御チャネルとを個別に
指向性制御されたビーム201を用いて移動局2に伝送
する。移動局2は基地局1からの共通パイロットチャネ
ルと個別の制御チャネルとを切替えて通信路品質を推定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム、
移動局、基地局及びそれらに用いる通信路品質推定方法
に関し、特に移動通信システムにおける通信路品質を推
定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データ通信の需要の高まりに対し、高速
で大容量の下りパケット方式の検討が盛んである。例え
ば、次世代移動通信システム(IMT−2000)にお
いて、W−CDMA(Wideband−Code D
ivision Multiple Access)を
用いた下り高速パケット伝送(HSDPA:HighS
peed Downlink Packet Acce
ss)が3GPP(3rd Generation P
artnership Project)で議論されて
いる。
【0003】HSDPAでは基地局から移動局への下り
回線の伝送に、高速下り共用チャネル(HS−PDSC
H:High Speed−Physical Dow
nlink Shared Channel)を使う。
HS−PDSCHはパケットデータを送信するためのも
のであり、複数の移動局で時間的にシェア(時分割)す
ることで、1本のHS−PDSCHを共用して使うこと
ができる。
【0004】HSDPA方式では、基地局から移動局へ
のデータ送信を制御するために、基地局と複数の移動局
との間で上りの制御用チャネル(HS−DPCCH:H
igh Speed−Dedicated Physi
cal Control Channel)を設定す
る。HS−DPCCHは移動局が基地局にHARQ(H
ybrid Automatic Repeat re
Quest:ハイブリッド自動再送要求)のACK/N
ACK情報と通信路品質情報とを送信するために用いら
れる。
【0005】通信路品質とは共通パイロット信号(CP
ICH:Common PilotChannel)の
信号電力対干渉電力比(SIR:Signal to
Interference Ratio)を指す。ここ
で、時間的にすべてのチャネルを多重して送信するの
で、移動局は受信品質の測定に既知のデータシンボルを
送信している共通パイロットチャネルを用いることが可
能である。
【0006】HSDPA方式では、通知される通信路品
質に応じて変調と符号化率を適応的に変更するAMCS
(Adaptive Modulation and
Coding Scheme)を適用する。AMCSを
適用すると、通信路の品質に応じた伝送を行うことがで
きる。つまり、通信路品質が良い場合には、多値数の大
きな変調方式と符号化率の大きな誤り訂正符号とを適用
してスループットを向上させ、悪い場合には多値数と符
号化率とをともに小さくことでパケットの誤り率を抑え
られるので、システム容量を増加させることが可能であ
る。
【0007】また、HSDPAのようなパケット伝送に
おいて、基地局は複数の移動局からデータ送信要求を受
けた後、移動局間の送信順序を決定(スケジューリン
グ)してデータの送信を行う。このスケジューリングに
は移動局が通知する通信路品質を用いる。通信路品質の
高い移動局を優先的にパケット伝送を行うスケジューリ
ングをMaximumC/Iスケジューラとよぶ。Ma
ximum C/Iスケジューラを用いると、通信路品
質が高い瞬間に伝送を行うことになり、AMCSを適用
した場合には、より高いMCSレベルを選択する確率が
増えるため、伝送レートの平均値を増加させ、システム
スループットを高くすることができる。
【0008】さらに、通信方式とは別に、適応アンテナ
は指向性を利用して信号を分離することが可能であり、
下りの通信に適用すると、干渉を低減することが可能で
ある。したがって、パケットデータを伝送する下り共用
チャネルに適応アンテナを適用することで、電力を移動
局の方向だけに集中して送信することができ、他ユーザ
への干渉を低減することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動通
信システムでは、移動局から基地局に通知する通信路品
質を推定するチャネルに共通パイロットチャネルを用い
ているが、共通パイロットチャネルは特定の移動局に指
向性を持たせて伝送を行うことがないため、実際にパケ
ットを伝送するチャネルと通信路とが異なり、推定され
る通信路品質と受信時の通信路品質とに差が生じるとい
う問題が起こる。
【0010】また、パケット通信を行うユーザ毎に与え
られる指向性制御された個別の制御チャネルを通信路品
質推定に用いることも可能であるが、通信中あるいは待
ち受け中のユーザ全てに制御チャネルを割り当てて通信
路品質測定を行うと、本来不要である待ち受け中のユー
ザに割り当てなくてはならない信号電力が増大し、パケ
ット受信中のユーザの干渉にもなるため、適応アンテナ
を適用するメリットがなくなる。あるいは、従来通り、
パケット受信中のユーザにのみ与えられる指向性制御さ
れた個別の制御チャネルを通信路品質推定に用いると、
パケットの待ち受け中は通信路品質推定ができないとい
う問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、システムスループットを改善することができる移
動通信システム、移動局、基地局及びそれらに用いる通
信路品質推定方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による移動通信シ
ステムは、基地局に適応アンテナを用いて移動局への下
りデータ伝送を行う移動通信システムであって、第一の
指向性で伝送される下り共通パイロットチャネルと第二
の指向性で伝送される下り個別制御チャネルとを切替え
て通信路品質の推定を行う手段と、その推定結果を前記
基地局に通知する手段とを前記移動局に備え、その通信
路品質に基づいて通信制御を行う手段を前記基地局に備
えている。
【0013】本発明による移動局は、適応アンテナを用
いた基地局から下りデータ伝送が行われる移動局であっ
て、第一の指向性で伝送される下り共通パイロットチャ
ネルと第二の指向性で伝送される下り個別制御チャネル
とを切替えて通信路品質の推定を行う手段を備えてい
る。
【0014】本発明による基地局は、適応アンテナを用
いて移動局への下りデータ伝送を行う基地局であって、
第一の指向性で伝送される下り共通パイロットチャネル
と第二の指向性で伝送される下り個別制御チャネルとを
切替えて行われた前記移動局からの通信路品質の推定結
果に基づいて通信制御を行う手段を備えている。
【0015】本発明による通信路品質推定方法は、基地
局に適応アンテナを用いて移動局への下りデータ伝送を
行う移動通信システムの通信路品質推定方法であって、
第一の指向性で伝送される下り共通パイロットチャネル
と第二の指向性で伝送される下り個別制御チャネルを切
替えて通信路品質の推定を行うステップと、その推定結
果を基地局に通知するステップとを前記移動局に備えて
いる。
【0016】すなわち、本発明の移動通信システムは、
基地局に適応アンテナを適用して高速下りパケット伝送
を行う移動通信システムにおいて、移動局が共通パイロ
ットチャネルと個別の制御チャネルとを切替えて通信路
品質を推定することを特徴としている。
【0017】これによって、本発明の移動通信システム
では、基地局がパケットデータ伝送に共通パイロットチ
ャネルと異なる指向性制御を行っていても、移動局は通
信路品質を推定して基地局へ通知できるので、パケット
のデータ伝送を行うチャネルの通信路品質に適した制御
が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に
よる移動通信システムのチャネル構成を示す図である。
図1において、本発明の第1の実施例による移動通信シ
ステムは基地局1と、複数の移動局2とから構成されて
いる。
【0019】本実施例では、無線アクセス方式としてC
DMA(Code Division Multipl
e Access:符号分割多元接続)方式を使用して
いる。基地局1はHS−PDSCH(High Spe
ed−Physical Downlink Shar
ed Channel)と称される高速下り共用チャネ
ルを用いて、移動局2に多量のパケット化したデータを
送信する。移動局2に送信するデータは、通信網(図示
せず)から基地局1に接続されている無線ネットワーク
制御装置(図示せず)を経由して到着する。
【0020】基地局1は移動局2に対するデータ送信を
制御するための情報をやりとりするために、上り個別制
御チャネル(UL−DPCH:Up Link−Ded
icated Physical Channel)及
び下り個別制御チャネル(DL−DPCH:Down
Link−Dedicated PhysicalCh
annel)を設定する。また、基地局1は共通パイロ
ットチャネル(CPICH:Common Pilot
Channel)を所定の電力で送信している。
【0021】図2は本発明の第1の実施例による移動通
信システムの構成を示すブロック図である。図2に示す
ように、基地局1は適応アンテナによって指向性制御し
たビーム101〜103毎に異なる共通パイロットチャ
ネルを送信している。基地局1が移動局2にデータを送
信する場合には、基地局1はデータチャネル(HS−P
DSCH)と下り個別制御チャネル(DL−DPCH)
とを個別に指向性制御したビーム201を用いて伝送す
る。移動局2は基地局1からの共通パイロットチャネル
と個別の制御チャネルとを切替えて通信路品質を推定す
る。
【0022】図3は図2の移動局2の構成を示すブロッ
ク図である。図3において、移動局2はアンテナ21
と、送受信共用部(DUP:duplexer)22
と、受信部(Rx)23と、チャネル(CH)選択部2
4と、通信路推定部25と、ユーザデータ検出部26
と、品質推定部27と、信号合成部28と、送信部(T
x)29とから構成されている。
【0023】図4は図3の品質推定部27の構成を示す
ブロック図である。図4において、品質推定部27は遅
延器271−1〜271−(K−1)と、逆拡散器27
2−1〜272−Kと、Rake合成部273と、乗算
器274と、複素共役手段275と、パイロットシンボ
ル再生部276と、平均処理部277と、2乗平均処理
部278と、2乗処理部279と、加算器280と、S
IR(Signalto Interference
Ratio)計算部281とから構成されている。
【0024】これら図3及び図4を参照して移動局2の
構成について説明する。アンテナ21で受信した信号は
送受信共用部22によって受信部23に入力され、ベー
スバンド信号に変換される。受信部23の出力は通信路
品質推定のためのチャネル選択部24と、品質推定部2
7と、ユーザデータチャネルの通信路推定を行う通信路
推定部25と、ユーザデータ検出部26とにそれぞれ入
力される。
【0025】通信路推定部25はユーザデータチャネル
の通信路係数を求めた後、ユーザデータ検出部26に通
知する。ユーザデータ検出部26は受信部23から入力
されるベースバンド信号を逆拡散し、通信路推定部25
の結果を用いてユーザデータの復調を行い、ユーザデー
タを出力する。チャネル選択部24は通信路の品質推定
に共通パイロットチャネルか個別制御チャネルの何れを
利用すべきかを通信状態に応じて選択し、どちらのチャ
ネルを利用するかの選択情報を品質推定部27に通知す
る。
【0026】品質推定部27ではチャネル選択部24の
通知結果を用いて受信信号の逆拡散を行い、チャネルの
通信路品質を推定する。品質推定部27の構成は図4に
示す通りである。
【0027】品質推定部27において、受信信号はパス
タイミングに応じて遅延器271−1〜271−(K−
1)によって遅延され、逆拡散器272−1〜272−
Kに入力される。ここで、Kはマルチパスの数である。
【0028】逆拡散器272−1〜272−Kはチャネ
ル選択部24の通知する情報(チャネル選択情報)に基
づいて逆拡散に用いる符号を選択する。逆拡散された信
号はRake合成部273によって合成されて復調結果
を得る。共通パイロットチャネルも個別制御チャネルも
パイロットシンボルが既知であるため、タイミングに合
わせてパイロットシンボル再生部276でシンボルの再
生が可能である。
【0029】複素共役手段275はパイロットシンボル
再生部276で再生されたシンボルの複素共役を作成
し、乗算器274はRake合成部273からの復調信
号と複素共役手段275からの複素共役とを乗算する。
シンボル毎に乗算された信号のうち、希望信号成分の位
相はすべて同相になる。
【0030】スロット間での平均及び2乗平均を平均処
理部277及び2乗平均処理部278で行う。平均処理
部277の出力は希望信号成分の平均振幅を表し、2乗
平均処理部278の出力は希望信号と干渉信号とを含め
た受信信号全体の電力を表す。
【0031】2乗処理部279によって希望信号電力が
求められ、2乗平均処理部278の結果から加算器28
0によって減じることで干渉成分が求められる。SIR
計算部281は2乗処理部279からの希望信号電力と
加算器280からの干渉成分との比を求め、その結果を
制御情報として信号合成部28に送出する。
【0032】品質推定部27の結果は制御情報として上
りユーザデータとともに信号合成部28に入力されて送
信部29に送られる。送信部29では送信する信号の変
調処理を行って、送受信共用部21から基地局1へと送
信する。
【0033】図5は図2の基地局1の構成を示すブロッ
ク図である。図5において、基地局1はアンテナ11〜
13と、送受信共用部(DUP)14と、受信部(R
x)15と、情報分離部16と、MCS(Modula
tion and Coding Scheme:変調
・符号化方式)レベル制御部17と、信号合成部18
と、送信部(Tx)19とから構成されている。
【0034】アンテナ11〜13で受信した信号は送受
信共用部14を介して受信部15に入力される。受信部
15では復調処理結果を情報分離部16に送る。情報分
離部16は上り信号に含まれる制御情報とユーザデータ
とを分離する。
【0035】MCSレベル制御部17は情報分離部16
で分離された制御情報に含まれる品質情報に基づき、下
りの変調方式と符号化方式とを決定し、その結果と制御
情報とを作成して信号合成部18に送る。信号合成部1
8は制御情報とユーザデータとを合成して送信情報を生
成する。送信情報は送信部19によって変調処理が施さ
れて、送受信共用部14を介して移動局2に送信され
る。
【0036】図6は図2の移動局2の動作を示すフロー
チャートであり、図7は図2の基地局1の動作を示すフ
ローチャートである。これら図2〜図7を参照して本発
明の第1の実施例の動作について説明する。まず最初
に、移動局2の動作について説明する。図6は選択手段
に時間を用いた場合の動作を示している。
【0037】移動局2はデータを受信すると(図6ステ
ップS1)、ユーザデータがある場合にはユーザデータ
の復調を行う(図6ステップS3)。また、移動局2は
通信路品質の推定に用いるチャネルの選択において、最
後にユーザデータを受信した時刻からの経過時間を調べ
る(図6ステップS2)。
【0038】移動局2は所定の時間だけ経過していた場
合、品質推定に共通パイロットチャネルを利用し(図6
ステップS4)、ユーザデータ受信中であれば、品質推
定に個別制御チャネルを利用し(図6ステップS5)、
所定の時間内であれば、最後に推定した値を用いる。
【0039】移動局2はユーザデータが終了するまで
(図6ステップS6)、上記の動作を繰返し行う。ここ
で、所定の時間とは、例えば移動局2の移動速度に応じ
て決定することができる。
【0040】次に、図7を参照して基地局1の動作につ
いて説明する。基地局1はユーザデータの送信を開始す
る前に、移動局2からの品質情報が変化したかどうかを
判断する(図7ステップS11)。基地局1は前回の報
告と同じであれば、MCSレベルの変更を行わず、元の
MCSレベルで変調して送信する(図7ステップS1
3)。
【0041】基地局1は品質情報に変化があれば、品質
に応じてMCSレベルを選択し(図7ステップS1
2)、新たに選択したMCSレベルで変調して送信す
る。基地局1は移動局2に送るべきデータがなくなるま
で(図7ステップS14)、上記の処理を繰返し行う。
【0042】このように、本実施例では、移動局2が個
別に指向性制御されたパイロットチャネルと共通パイロ
ットチャネルとを切替えて通信路品質の推定を行い、そ
の結果に基づいてMCSレベルを選択することで、シス
テムスループットを改善することができる。
【0043】これは所望の誤り率を満たす範囲において
最も高いレベルのMCSレベル選択を実現することがで
きるので、システムスループットの改善を図ることがで
きるからである。
【0044】この理由について詳細に説明する。まず、
個別パイロットチャネルはパケットデータと同じ指向性
で送信されるので、同一の通信路を伝搬する。したがっ
て、個別パイロットチャネルの通信路品質はパケットデ
ータのチャネルを正確に表すため、共通パイロットチャ
ネルだけで通信路品質を推定する従来方式よりも推定精
度を向上させることができる。
【0045】また、個別パイロットチャネルが存在しな
い、つまりパケットデータ待ち受け時には、共通パイロ
ットチャネルを利用して推定することで、近似的な通信
路品質の推定を行うことができる。ここで、再度パケッ
トが伝送される場合、個別パイロットチャネルが割り当
てられるので、利用するチャネルを推定精度の悪い共通
パイロットチャネルから個別パイロットチャネルに切替
えることで、通信路品質の推定精度を改善することがで
きる。
【0046】本実施例ではこれらの点から、通信路品質
の推定精度を向上させることで、最適なMCSレベルを
選択することができる。また、移動局2が品質推定に用
いる切替え基準は、基地局1からの通知を受けなくて
も、移動局2が独立に設定することができるので、余分
な基地局1から移動局2への制御が不要であり、制御が
簡単であることもメリットである。
【0047】図8は本発明の第2の実施例による移動局
の動作を示すフローチャートである。本発明の第2の実
施例による移動局はチャネルの選択手段として共通チャ
ネルの受信品質を用いている以外は上述した本発明の第
1の実施例と同様である。また、本発明の第2の実施例
のシステム、基地局、移動局の構成はそれぞれ図1〜図
5に示す本発明の第1の実施例と同様なので、これら図
1〜図5及び図8を参照して本発明の第2の実施例によ
る移動局の動作について説明する。
【0048】移動局2はデータを受信すると(図8ステ
ップS21)、ユーザデータがある場合にはユーザデー
タの復調を行う(図8ステップS23)。また、移動局
2は通信路品質の推定に用いるチャネルの選択におい
て、環境の変化を検出するために共通チャネルの受信品
質に変化があるか否かを調べる(図8ステップS2
2)。
【0049】移動局2は共通チャネルの受信品質に変化
があれば、品質推定に共通パイロットチャネルを利用し
(図8ステップS24)、共通チャネルの受信品質に変
化がなければ、品質推定に個別制御チャネルを利用する
(図8ステップS25)。
【0050】移動局2はユーザデータが終了するまで
(図8ステップS26)、上記の動作を繰返し行う。こ
こで、環境の変化は通信の状態の変化と一致するため、
適切なチャネルの選択を行うことができる。
【0051】図9は本発明の第3の実施例による基地局
の構成を示すブロック図である。本発明の第3の実施例
におけるシステムの構成、移動局の構成は本発明の第1
の実施例と同様であるので、それらの説明は省略する。
【0052】図9において、本発明の第3の実施例によ
る基地局はアンテナ11〜13と、送受信共用部(DU
P)14と、受信部(Rx)15と、移動局対応ユニッ
ト31−1〜31−3と、スケジューリング制御部32
と、送信部(Tx)19とから構成されている。
【0053】また、移動局対応ユニット31−1〜31
−3は情報分離部16−1〜16−3(情報分離部16
−2,16−3は図示せず)と、MCSレベル制御部1
7−1〜17−3(MCSレベル制御部17−2,17
−3は図示せず)と、信号合成部18−1〜18−3
(信号合成部18−2,18−3は図示せず)とから構
成されている。
【0054】アンテナ11〜13で受信した信号は送受
信共用部14を通って移動局毎の受信部15に入力さ
れ、受信部15で復調処理される。受信部15で復調処
理された信号は信号分離部16−1〜16−3に入力さ
れてユーザデータと制御信号とに分離される。
【0055】分離された制御信号はMCSレベル制御部
17−1〜17−3でMCSレベルの設定が行われる。
移動局毎のMCSレベルと通信路品質とがスケジューリ
ング制御部32に入力される。スケジューリング制御部
32では移動局から通知された通信路品質と決定したM
CSレベルとから送信する移動局を決定し、MCSレベ
ルの情報と制御情報とは信号合成部18−1〜18−3
に入力される。
【0056】送信が決定した移動局の信号合成部18−
1〜18−3は送信データと制御信号とを合成して送信
部19に通知する。送信部19は移動局毎の信号合成部
18−1〜18−3の出力を変調して多重を行い、送受
共用部14を介して送信する。
【0057】図10は図9の基地局の動作を示すフロー
チャートである。これら図9及び図10を参照して本発
明の第3の実施例による基地局の動作について説明す
る。
【0058】基地局は移動局から通知される通信路品質
に基づいてMCSレベルの再設定を行う。基地局は通信
路品質に変化がなければ(図10ステップS31)、品
質情報をスケジューリング制御部32に通知する。基地
局は通信路品質に変化があれば(図10ステップS3
1)、MCSレベルを再設定し(図10ステップS3
2)、通信路品質と新しいMCSレベルとをスケジュー
リング制御部32に通知する。
【0059】スケジューリング制御部32は移動局毎に
通知されるMCSレベルと通信路品質とを用いてパケッ
ト送信のスケジューリングを行い、どの移動局へのパケ
ットを次の時刻に送信するかを決定する(図10ステッ
プS33)。スケジューリング制御部32の決定結果は
移動局毎に通知され、移動局毎に送信データと制御情報
とをMCSレベルに応じて合成して送信を行う(図10
ステップS34)。
【0060】基地局は送信データがなくなるまで(図1
0ステップS35)、上述したMCSレベルの設定とパ
ケット送信のスケジューリングとを行う。
【0061】本実施例では移動局が適切な通信路品質を
通知することで、スケジューリングを効率よく行うこと
ができる。一方、移動局は、図6や図8に示すように、
通信路品質推定に利用する判断基準に基づいて通信路品
質を基地局に通知することができる。
【0062】このように、本実施例では、移動局が通信
路品質の推定に用いるチャネルを切替え、その品質に基
づいて基地局がスケジューリングすることで、推定精度
の高い通信路品質推定に基づいてMCSレベルの選択と
そのMCSレベルに基づくスケジューリングとを実現す
ることができるので、システムスループットを改善する
ことができる。
【0063】まず、本発明の第1の実施例と同様に、移
動局は精度の高い通信路品質の推定値を基地局に通知す
ることができる。次に、基地局は精度の高い通信路品質
推定結果を用いてパケットのスケジューリングを行う。
スケジューリングに用いるMCSレベルは所望の誤り率
を満たすことができるので、パケットの誤り率も所望の
値を満たすことになり、パケットの再送回数を減らすこ
とができ、結果としてシステムスループットの改善が行
われる。
【0064】図11は本発明の第4の実施例による基地
局の構成を示すブロック図である。本発明の第4の実施
例についてもシステムの構成、移動局の構成は上述した
本発明の第1の実施例と同様であるので、それらの説明
については省略する。
【0065】図11において、本発明の第4の実施例に
よる基地局はアンテナ11〜13と、送受信共用部(D
UP)14と、受信部(Rx)15と、情報分離部16
と、拡散率制御部41と、信号合成部18と、送信部
(Tx)19とから構成されている。
【0066】アンテナ11〜13で受信した信号は送受
信共用部14を介して受信部15に入力され、受信部1
5で復調処理が行われ、その結果が信号分離部16に送
られる。信号分離部16では上り信号に含まれる制御情
報とユーザデータとが分離される。
【0067】拡散率制御部41は制御情報に含まれる品
質情報に基づいて下りの拡散率を決定し、その結果と制
御情報とを作成して信号合成部18に送る。信号合成部
18では制御情報とユーザデータとを合成し、送信情報
を生成する。送信情報は送信部19によって変調処理が
施され、送受信共用部14を介して移動局に送信され
る。
【0068】図12は図11の基地局の動作を示すフロ
ーチャートである。これら図10及び図12を参照して
本発明の第4の実施例による基地局の動作について説明
する。
【0069】基地局はユーザデータの送信を開始する前
に、移動局からの品質情報が変化したかどうかを判断す
る(図12ステップS41)。基地局は前回の報告と同
じであれば、拡散率の変更を行わずに、元の拡散で変調
して送信する(図12ステップS43)。
【0070】基地局は品質情報に変化があると、品質に
応じて拡散率を選択し(図12ステップS42)、新た
に選択した拡散率で変調して送信する(図12ステップ
S43)。基地局はその移動局に送るべきデータがなく
なるまで(図12ステップS44)、上記の動作を繰返
し行う。
【0071】このように、本実施例では、移動局が通信
路品質の推定に用いるチャネルを切替え、その品質に基
づいて基地局が拡散率を変更することで、移動局が精度
の高い通信路品質の推定値を基地局に通知することがで
き、所望の誤り率を満たす範囲において最も周期の短い
拡散率の選択、つまり高い伝送レートを実現することが
できるので、システムスループットを改善することがで
きる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基地局に
適応アンテナを用いて移動局への下りデータ伝送を行う
移動通信システムにおいて、移動局が、第一の指向性で
伝送される下り共通パイロットチャネルと第二の指向性
で伝送される下り個別制御チャネルを切替えて通信路品
質の推定を行い、その推定結果を基地局に通知すること
によって、システムスループットを改善することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による移動通信システム
のチャネル構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による移動通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の移動局の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の品質推定部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図2の基地局の構成を示すブロック図である。
【図6】図2の移動局の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】図2の基地局の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第2の実施例による移動局の動作を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施例による基地局の構成を示
すブロック図である。
【図10】図9の基地局の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の第4の実施例による基地局の構成を
示すブロック図である。
【図12】図11の基地局の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 基地局 2 移動局 11〜13,21 アンテナ 14,22 送受信共用部 15,23 受信部 16,16−1 情報分離部 17,17−1 MCSレベル制御部 18,18−1,28 信号合成部 19,29 送信部 24 チャネル選択部 25 通信路推定部 26 ユーザデータ検出部 27 品質推定部 31−1〜31−3 移動局対応ユニット 32 スケジューリング制御部 41 拡散率制御部 101〜103,201 ビーム 271−1〜271−(K−1) 遅延器 272−1〜272−K 逆拡散器 273 Rake合成部 274 乗算器 275 複素共役手段 276 パイロットシンボル再生部 277 平均処理部 278 2乗平均処理部 279 2乗処理部 280 加算器 281 SIR計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱辺 孝二郎 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5K014 FA11 GA01 HA05 5K067 BB21 CC04 CC10 DD44 EE02 EE10 EE64 JJ13 KK01 LL11

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局に適応アンテナを用いて移動局へ
    の下りデータ伝送を行う移動通信システムであって、 第一の指向性で伝送される下り共通パイロットチャネル
    と第二の指向性で伝送される下り個別制御チャネルとを
    切替えて通信路品質の推定を行う手段と、その推定結果
    を前記基地局に通知する手段とを前記移動局に有し、 その通信路品質に基づいて通信制御を行う手段を前記基
    地局に有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記移動局は、データ受信待ち受け時に
    前記下り共通パイロットチャネルを、データ受信時に前
    記下り個別制御チャネルを前記通信路品質の推定に用い
    ることを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記移動局は、前記データ受信が終了し
    てから予め設定された所定時間が経過した後、前記通信
    路品質の推定に前記下り共通パイロットチャネルを用い
    ることを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記移動局は、最後の送信から予め設定
    された所定時間が経過するまで前記通信路品質の推定に
    前記下り個別制御チャネルを用いて推定した値を利用す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記
    載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記所定時間が前記移動局の移動速度に
    応じて決定される時間であることを特徴とする請求項3
    または請求項4記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記移動局は、最後の送信から前記下り
    共通パイロットチャネルの受信品質が所定値以上変動し
    ていれば、前記下り個別制御チャネルから前記下り共通
    パイロットチャネルに切替えることを特徴とする請求項
    2記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動局は、最後の送信から前記下り
    共通制御チャネルの受信品質の変動が所定値以内であれ
    ば、前記通信路品質の推定に前記個別制御チャネルで推
    定した値を利用することを特徴とする請求項2記載の移
    動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記基地局は、前記通信制御として送信
    モードの選択を行うことを特徴とする請求項1から請求
    項7のいずれか記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記基地局は、前記通信制御としてスケ
    ジューリングを行うことを特徴とする請求項1から請求
    項7のいずれか記載の移動通信システム。
  10. 【請求項10】 前記送信モードの選択は、変調方式、
    符号化方式、拡散率のいずれかの選択であることを特徴
    とする請求項8記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】 適応アンテナを用いた基地局から下り
    データ伝送が行われる移動局であって、第一の指向性で
    伝送される下り共通パイロットチャネルと第二の指向性
    で伝送される下り個別制御チャネルとを切替えて通信路
    品質の推定を行う手段を有することを特徴とする移動
    局。
  12. 【請求項12】 データ受信待ち受け時に前記下り共通
    パイロットチャネルを前記通信路品質の推定に用い、デ
    ータ受信時に前記下り個別制御チャネルを前記通信路品
    質の推定に用いることを特徴とする請求項11記載の移
    動局。
  13. 【請求項13】 前記データ受信が終了してから予め設
    定された所定時間が経過した後、前記通信路品質の推定
    に前記下り共通パイロットチャネルを用いることを特徴
    とする請求項12記載の移動局。
  14. 【請求項14】 最後の送信から予め設定された所定時
    間が経過するまで前記通信路品質の推定に前記下り個別
    制御チャネルで推定した値を利用することを特徴とする
    請求項11から請求項13のいずれか記載の移動局。
  15. 【請求項15】 前記所定時間が自局の移動速度に応じ
    て決定される時間であることを特徴とする請求項13ま
    たは請求項14記載の移動局。
  16. 【請求項16】 最後の送信から前記下り共通パイロッ
    トチャネルの受信品質が所定値以上変動していれば、前
    記下り個別制御チャネルから前記下り共通パイロットチ
    ャネルに切替えることを特徴とする請求項11から請求
    項15のいずれか記載の移動局。
  17. 【請求項17】 最後の送信から前記下り共通制御チャ
    ネルの受信品質の変動が所定値以内であれば、前記通信
    路品質の推定に前記下り個別制御チャネルで推定した値
    を利用することを特徴とする請求項11から請求項16
    のいずれか記載の移動局。
  18. 【請求項18】 適応アンテナを用いて移動局への下り
    データ伝送を行う基地局であって、第一の指向性で伝送
    される下り共通パイロットチャネルと第二の指向性で伝
    送される下り個別制御チャネルとを切替えて行われた前
    記移動局からの通信路品質の推定結果に基づいて通信制
    御を行う手段を有することを特徴とする基地局。
  19. 【請求項19】 前記通信制御として送信モードの選択
    を行うことを特徴とする請求項18記載の基地局。
  20. 【請求項20】 前記送信モードの選択は、変調方式、
    符号化方式、拡散率のいずれかの選択であることを特徴
    とする請求項19記載の基地局。
  21. 【請求項21】 前記通信制御としてスケジューリング
    を行うことを特徴とする請求項18記載の基地局。
  22. 【請求項22】 基地局に適応アンテナを用いて移動局
    への下りデータ伝送を行う移動通信システムの通信路品
    質推定方法であって、第一の指向性で伝送される下り共
    通パイロットチャネルと第二の指向性で伝送される下り
    個別制御チャネルを切替えて通信路品質の推定を行うス
    テップと、その推定結果を基地局に通知するステップと
    を前記移動局に有することを特徴とする通信路品質推定
    方法。
  23. 【請求項23】 データ受信待ち受け時に前記下り共通
    パイロットチャネルを前記通信路品質の推定に用い、デ
    ータ受信時に前記下り個別制御チャネルを前記通信路品
    質の推定に用いることを特徴とする請求項22記載の通
    信路品質推定方法。
  24. 【請求項24】 前記データ受信を終了してから予め設
    定された所定時間が経過した後、前記通信路品質の推定
    に前記下り共通パイロットチャネルを用いることを特徴
    とする請求項22または請求項23記載の通信路品質推
    定方法。
  25. 【請求項25】 最後の送信から予め設定された所定時
    間が経過するまで前記通信路品質の推定に前記下り個別
    制御チャネルで推定した値を利用することを特徴とする
    請求項22記載の通信路品質推定方法。
  26. 【請求項26】 前記所定時間が前記移動局の移動速度
    に応じて決定される時間であることを特徴とする請求項
    24または請求項25記載の通信路品質推定方法。
  27. 【請求項27】 最後の送信から前記下り共通パイロッ
    トチャネルの受信品質が所定値以上変動していれば、前
    記下り個別制御チャネルから前記下り共通パイロットチ
    ャネルに切替えることを特徴とする請求項22記載の通
    信路品質推定方法。
  28. 【請求項28】 最後の送信から前記下り共通制御チャ
    ネルの受信品質の変動が所定値以内であれば、前記通信
    路品質の推定に前記下り個別制御チャネルで推定した値
    を利用することを特徴とする請求項22記載の通信路品
    質推定方法。
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