JP2000252954A - スペクトラム拡散信号復調装置 - Google Patents

スペクトラム拡散信号復調装置

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JP2000252954A
JP2000252954A JP5303299A JP5303299A JP2000252954A JP 2000252954 A JP2000252954 A JP 2000252954A JP 5303299 A JP5303299 A JP 5303299A JP 5303299 A JP5303299 A JP 5303299A JP 2000252954 A JP2000252954 A JP 2000252954A
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spread spectrum
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Miyuki Ogura
みゆき 小倉
Shigetoshi Saito
成利 斉藤
Yutaka Asanuma
裕 浅沼
Hidehiro Takahashi
英博 高橋
Koji Ogura
浩嗣 小倉
Manabu Mukai
学 向井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その時々で受信品質が最良となるように受信
パスの数を可変できるようにして、常に伝送路環境の変
化に応じた高品質の受信を行えるようにする。 【解決手段】 相関器101〜10kの出力先をRAK
E合成のための合成器40とするか又は品質検出回路5
0とするかを切り替える信号選択回路30を設け、品質
検出回路50によりRAKE受信中のパスの受信品質を
検出して比較器60でしきい値と比較する。そして、そ
の比較結果とパステーブル70に記憶されたマルチパス
の状況を表す情報とをもとに、コントローラ80により
拡散符号発生器201〜20kが発生する拡散符号位相
を制御するとともに、信号選択回路30の各スイッチの
接続を制御して相関器101〜10kの出力先を切り替
えるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば符号分割
多元接続(CDMA:Code Division Multiple Acces
s)方式を採用したセルラ移動通信システムで使用され
るスペクトラム拡散信号復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信システムにおける基地
局と移動局との間の無線アクセス方式としてCDMA方
式が注目を集めている。CDMA方式は、複数のチャネ
ルに異なる拡散符号を割り当て、各チャネルの情報信号
をこの符号によりスペクトラム拡散することにより共通
の周波数帯域を用いて伝送する方式である。
【0003】ところで、このようなCDMA方式を採用
した移動通信システムでは、マルチパス対策が必要不可
欠であり、その一つとしてRAKE受信方式が採用され
ている。RAKE受信方式は、マルチパス信号を複数の
独立した相関器に入力し、これらの相関器においてそれ
ぞれパスに対応する時間位相の拡散符号系列でスぺクト
ラム逆拡散を行い、複数のパスの逆拡散後の受信信号を
シンボル合成したのち受信データを再生するものであ
る。RAKE受信方式を用いると、パスダイバーシチが
行われることになり、マルチパス伝送路を経由した信号
の受信品質を大幅に高めることが可能となる。
【0004】一方、RAKE受信方式においてマルチパ
スを精度良く再生するためには、拡散符号系列を各々の
パスの時間位相に対応した適切なタイミングで発生させ
ることが重要である。しかしながら、ディジタル移動通
信システムではマルチパスの受信時刻が時々刻々変動す
る。このマルチパスの変動にRAKE受信機を追従させ
るため、CDMA復調装置にはマルチパスの変動を監視
するためのパスサーチ手段が設けてある。このパスサー
チ手段は、所定の時間窓の範囲内で、現在受信している
マルチパス成分の品質、及びそれ以外の受信時刻におけ
る信号成分の品質を検出し、この品質情報をもとにRA
KE合成に供するマルチパス成分の割り当てを行うもの
である。
【0005】図4は、RAKE受信機及びパスサーチ手
段を備えた従来のCDMA復調装置の構成例を示すもの
である。この復調装置には、RAKE受信機1とパスサ
ーチ受信機2とが独立して固定的に設けられている。R
AKE受信機1は、複数の相関器111〜11nと、こ
れらの相関器111〜11nにそれぞれ位相制御された
拡散符号を与える拡散符号発生器121〜12nと、上
記各相関器111〜11n,211〜21mにより逆拡
散された受信信号の出力を合成する合成器13とを備え
ている。またパスサーチ受信機2は、複数の相関器21
1〜21mと、これらの相関器211〜21mにそれぞ
れ位相制御された拡散符号を与える拡散符号発生器22
1〜22mとを備えている。
【0006】パスサーチ受信機2は、複数の拡散符号発
生器221〜22mから相関器211〜21mに与える
拡散符号の位相を制御しながら各相関器211〜21m
の出力電力を監視することにより、パスサーチを行う。
このパスサーチを行った結果は、拡散符号発生器221
〜22mの発生位相ごとに記憶される。そして、上記パ
スサーチの結果をもとに複数のパスを信号電力の大きい
順に選択し、これらのパスの受信タイミングに対応する
符号位相をRAKE受信機1の各相関器111〜11n
に割り当てる。例えば、4つの相関器111〜114を
備えたRAKE受信機の場合には、これらの相関器11
1〜114に受信信号電力の大きい順に4つのマルチパ
スを割り当てる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
RAKE受信機1の相関器111〜11nの使用数を固
定的に設定し、これら全ての相関器111〜11nにも
れなくパスを割り当てる構成では、マルチパスの数が相
関器111〜11nの数よりも少ない場合には、余った
相関器には結果的に雑音成分が割り当てられることにな
る。このため、RAKE合成出力のS/Nの劣化を招
く。また、他のユーザが通話していない場合には、より
少ない数の相関器を用いて受信を行っても品質的に問題
がないにも拘わらず、余分な相関器を使ってRAKE合
成が行われるため、電力が無駄に消費されて装置の消費
電力の増大を招く。
【0008】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、受信状況の変化に応じ
て常に最適な品質で受信を行えるようにしたスペクトラ
ム拡散信号復調装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係わるスペクトラム拡散信号復調装置は、
位相制御された逆拡散用の拡散符号をそれぞれ発生する
複数の拡散符号発生手段と、受信したスペクトラム拡散
信号を上記複数の拡散符号発生手段により発生された拡
散符号を用いてそれぞれ逆拡散する複数の相関手段とに
加え、これら複数の相関手段の逆拡散出力信号を選択的
に出力する選択手段と、上記複数の相関手段の逆拡散出
力信号をもとにスペクトラム拡散信号の受信品質を推定
する受信品質検出手段と、選択制御手段とを備えてい
る。そして、この選択制御手段により、上記受信品質検
出手段による受信品質の推定結果に基づいて、上記選択
手段による各逆拡散出力信号の選択数を可変制御するよ
うにしたものである。
【0010】具体的には、上記選択制御手段により、受
信品質検出手段で推定された受信品質と予め設定した受
信品質のしきい値との差を求め、この差を零に近付ける
べく上記選択手段による各逆拡散出力信号の選択数を可
変制御する。
【0011】従ってこの発明によれば、例えば都市部の
ようにマルチパスが多く発生する伝送路環境では、受信
パスの数を増やしてパスダイバーシチ効果を高めること
により高品質の受信が可能となり、一方障害物の少ない
平野等のようにマルチパスが発生し難い伝送路環境で
は、受信パスの数を限定して不要なパス受信動作が行わ
れないようにすることで高品質の受信が可能となる。す
なわち、その時々で受信品質が最適になるように受信パ
スの数が可変制御されることになり、これにより常に伝
送路環境の変化に応じた高品質の受信を行うことが可能
となる。
【0012】またこの発明は、動作制御手段をさらに設
け、選択制御手段において選択されなかった逆拡散出力
信号に対応する相関手段とそれに対応する拡散符号発生
手段とのうちの少なくとも一方の動作を停止させること
も特徴とする。
【0013】このように構成することで、逆拡散出力信
号が選択されていない相関手段とその拡散符号発生手段
における電力消費量が低減され、これにより装置の消費
電力を節約することが可能となる。この効果は、電源と
してバッテリを使用した携帯端末装置にあっては、バッ
テリ寿命の延長又はバッテリ小形化を図ることができる
ので、特に有効である。
【0014】さらにこの発明は、スペクトラム拡散信号
が既知の情報と任意の情報とから構成される場合に、選
択制御手段により、上記既知の情報の受信期間に推定さ
れた受信品質に基づいて上記任意の情報の受信期間にお
いて選択手段による各逆拡散出力信号の選択数を可変制
御することも特徴とする。このように構成することで、
受信品質の推定を既知の情報をもとに高精度に行うこと
が可能となり、これによりさらに高品質のRAKE受信
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わるスペク
トラム拡散信号復調装置の一実施形態を示す要部回路ブ
ロック図である。
【0016】このスペクトラム拡散信号復調装置は、図
示しない無線回路から出力された受信ベースバンド信号
を拡散符号で逆拡散する複数個(k個)の相関器101
〜10kと、これらの相関器101〜10kの各々に上
記拡散符号を与える複数(k個)の拡散符号発生器20
1〜20kと、上記各相関器101〜10kから出力さ
れた逆拡散後の受信信号の選択を行う信号選択回路30
と、この信号選択回路30により選択された逆拡散後の
受信信号を位相を合わせた上で合成する合成器40とを
備え、さらに品質検出回路50と、比較器50と、パス
テーブル70と、コントローラ80とを備えている。
【0017】このうち先ず信号選択回路30は、各相関
器101〜10kから出力された逆拡散後の受信信号の
出力先を合成器40とするか品質検出回路50とするか
を切り替える機能と、上記逆拡散後の各受信信号を合成
器40へ出力させる際にその通過の有無を設定する機能
とを備えている。
【0018】品質検出回路50は、上記信号選択回路3
0を介して入力された上記各相関器101〜10kの逆
拡散出力の平均電力値をもとにスペクトラム拡散信号の
受信品質を検出するものである。図3は、この品質検出
回路50の構成の一例を示すものである。なお、同図で
は各相関器101〜10kのうち相関器102に対応す
る回路のみを代表して示している。
【0019】すなわち、受信ベースバンド信号は、その
同相成分及び直交成分ごとにそれぞれ相関器102I,
102Qで拡散符号発生器202I,202Qから発生
された拡散符号を用いて逆拡散されたのち、ベクトル平
均回路51及びベクトル分散回路52にそれぞれ入力さ
れる。
【0020】ベクトル平均回路51では、上記同相成分
及び直交成分の各逆拡散出力からそのベクトル平均値が
算出され、このベクトル平均の算出値は電力平均回路5
3において電力平均されて平均信号電力値となって出力
される。一方ベクトル分散回路52では、上記同相成分
及び直交成分の各逆拡散出力からその平均ベクトルの分
散の平均値が算出され、その算出値は電力平均回路54
により所定時間に亘って平均されて平均分散電力値とな
って出力される。そして上記各電力平均回路53,54
から出力された平均信号電力値及び平均分散電力値はS
IR算出回路(S/I)55にそれぞれ入力され、ここ
で平均信号電力/平均分散電力が算出され、その算出値
が受信品質検出情報として比較器60及びパステーブル
70に入力される。
【0021】比較器60は、上記品質検出回路50から
供給された受信品質検出情報を予め設定したしきい値と
比較し、その比較結果をコントローラ80に与える。パ
ステーブルは、受信中の各パスの受信品質情報及びその
受信タイミング情報を記憶する。
【0022】コントローラ80は、上記比較器70によ
る判定結果に従い、パステーブル80に記憶されている
受信中の各パスの受信品質情報を参照して受信すべきパ
スを決定し、このパスを受信させるべくその受信タイミ
ング情報に応じて拡散符号発生器201〜20kが発生
する拡散符号位相を制御する。またそれと共に、信号選
択回路30に対し切替制御信号を与えて各スイッチを切
り替えることにより、パスサーチに使用する相関器出力
と、RAKE合成に供する相関器出力と、いずれにも供
給しない相関器出力とをそれぞれ設定する。また、RA
KE合成にもまたパスサーチにも信号を供給しない相関
器及びそれに対応する拡散符号発生器へへのクロックの
供給を停止させる。
【0023】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。符号同期過程におけるマルチパスサーチに
よりマルチパスの状況を表す情報が得られると、コント
ローラ80はこの情報に応じて各相関器101〜10k
をRAKE受信用とパスサーチ用とに振り分ける。な
お、上記マルチパスの状況を表す情報はパステーブル7
0に記憶される。
【0024】例えば、いま相関器が4個あるとすると、
これらの相関器101〜104のうち相関器101,1
02をRAKE受信用に割り当て、残りの相関器10
3,104をパスサーチ用に割り当てる。この割り当て
は、コントローラ80から各拡散符号発生器201〜2
04に対しそれぞれ受信すべきパスの受信タイミングに
応じた拡散符号位相を指定し、かつ信号選択回路30の
各スイッチを切替制御して相関器101,102を合成
器40に接続するとともに相関器103,104を品資
質検出回路50に接続することによりなされる。
【0025】なお、この場合パスサーチ用の拡散符号発
生器203,204に与える拡散符号位相は、相関器1
01,102でRAKE受信中の各パスの受信品質を監
視する目的から、拡散符号発生器201,202に与え
る拡散符号位相と同一の位相に設定される。
【0026】さて、この状態で品質検出回路50におい
て検出された受信品質検出情報(平均信号電力/平均分
散電力)がしきい値未満に低下したとする。そうすると
コントローラ80は、パステーブル70を参照して、既
に受信中のパス以外の有効なパスを相関器103に新た
に受信させるべく、拡散符号発生器203に拡散符号位
相を与える。またそれとともに信号選択回路30を制御
して、相関器103をRAKE合成に供すべく合成器4
0に接続させる。このようにすることで、RAKE合成
に供されるパスの数が増加し、この結果RAKE受信出
力のS/Nは向上される。
【0027】一方、受信品質検出情報(平均信号電力/
平均分散電力)がしきい値より所定レベル以上高くなっ
た場合には、例えばRAKE受信中の2つ又は3つのパ
スのうちの1つをRAKE受信から外すべく、パステー
ブル70を参照してRAKE受信中の各パスのうち最も
受信電力が小さいパスを選択し、このパスを受信してい
た相関器及び拡散符号発生器に対するクロックの供給を
停止する。この結果、4個の相関器101〜104及び
拡散符号発生器201〜204のうちの一つが動作を停
止することになり、その分消費電力は低減される。
【0028】また、マルチパスの変動が激しい条件の下
では、RAKE合成に供していた相関器の出力の一つを
パスサーチのために転用することも可能である。これ
は、パスサーチに転用する相関器(例えば102)に対
応する拡散符号発生器202の拡散符号位相を自受信タ
イミング以外に設定し、かつ信号選択回路30により相
関器102を品質検出回路50に接続することにより実
現できる。
【0029】以上述べたようにこの実施形態では、相関
器101〜10kの出力先をRAKE合成のための合成
器40とするか又は品質検出回路50とするかを切り替
える信号選択回路30を設け、品質検出回路50により
RAKE受信中のパスの受信品質を検出して比較器60
でしきい値と比較する。そして、その比較結果とパステ
ーブル70に記憶されたマルチパスの状況を表す情報と
をもとに、コントローラ80により拡散符号発生器20
1〜20kが発生する拡散符号位相を制御するととも
に、信号選択回路30の各スイッチの接続を制御して相
関器101〜10kの出力先を切り替えるように構成し
ている。
【0030】従ってこの実施形態によれば、例えば都市
部のようにマルチパスが多く発生する伝送路環境では、
受信パスの数を増やしてパスダイバーシチ効果を高める
ことにより高品質の受信が可能となり、一方障害物の少
ない平野等のようにマルチパスが発生し難い伝送路環境
では、受信パスの数を限定して不要なパス受信動作が行
われないようにすることで高品質の受信が可能となる。
すなわち、その時々で受信品質が最適になるように受信
パスの数が可変制御されることになり、これにより常に
伝送路環境の変化に応じた高品質の受信を行うことが可
能となる。
【0031】また、パスを受信しない相関器及びそれに
対応する拡散符号発生器に対するクロックの供給を停止
することにより、これらの回路の動作を停止させて電力
消費をなくすことができ、これにより消費電力の低減を
図ることができる。
【0032】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、相関器1
01〜10kをRAKE合成用とパスサーチ用とに振り
分けてそれぞれ専用に使用する場合について説明した。
しかしそれに限らず、基地局等の送信側の装置から既知
の情報と任意の情報とを多重して伝送するCDMAシス
テムにおいては、各相関器の各々をRAKE合成用とパ
スサーチ用の両方に使用可能である。
【0033】すなわち、伝送信号フォーマットが、例え
ば図2に示すように既知のパイロット信号と任意のデー
タとを時分割多重したものである場合、コントローラは
伝送信号に対する受信同期が確立された状態で、上記パ
イロット信号の受信期間中に特定又は全ての相関器を品
質検出回路に接続し、これによりマルチパスの受信品質
を検出させる。そして、上記パイロット信号受信期間が
終了してデータ受信期間になると、上記パイロット信号
受信期間に検出されたマルチパスの受信品質情報を参照
して、有効なパスを受信電力の大きい順に複数選択して
任意の相関器に割り当てる。またそれと共に、信号選択
回路を切替制御して上記有効パスを割り当てた各相関器
を合成器に接続し、RAKE合成を行わせる。このと
き、合成器に接続しない相関器とそれに対応する拡散符
号発生器については、クロックの供給を停止して動作停
止状態に設定する。
【0034】このように構成すると、各相関器の各々を
RAKE合成用とパスサーチ用の両方に使用できるよう
になるため、相関器101〜10kをRAKE合成用と
パスサーチ用とに振り分けてそれぞれ専用に使用する場
合に比べ、必要な相関器の数を減らすことができ、これ
により回路規模の小形化と低消費電力化を図ることがで
きる。
【0035】また、前記一実施形態では個々の相関器1
01〜10kの出力を信号選択回路30を介して品質検
出回路50に入力するように構成したが、合成器40の
出力を品質検出回路50に入力して受信品質を検出する
ように構成してもよい。
【0036】その他、受信品質検出手段の構成や、信号
選択回路の構成、コントローラの制御手順及び制御内
容、相関器の数等についても、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明に係わるス
ペクトラム拡散信号復調装置では、複数の相関手段の逆
拡散出力信号を選択的に出力する選択手段と、上記複数
の相関手段の逆拡散出力信号をもとにスペクトラム拡散
信号の受信品質を推定する受信品質検出手段と、選択制
御手段とを備え、この選択制御手段により、上記受信品
質検出手段による受信品質の推定結果に基づいて、上記
選択手段による各逆拡散出力信号の選択数を可変制御す
るようにしている。
【0038】従ってこの発明によれば、その時々で受信
品質が最良となるように受信パスの数が可変制御される
ことになり、これにより常に伝送路環境の変化に応じた
高品質の受信を行うことが可能なスペクトラム拡散信号
復調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるスペクトラム拡散信号復調
装置の一実施形態を示す回路ブロック図。
【図2】 基地局から移動局に向けて伝送されるスペク
トラム拡散信号のフォーマットの一例を示す図。
【図3】 図1に示したスペクトラム拡散信号復調装置
の品質検出回路の構成を示す回路ブロック図。
【図4】 従来のスペクトラム拡散信号復調装置の構成
の一例を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
101〜10k,102I,102Q…相関器 201〜20k,202I,202Q…拡散符号発生器 30…信号選択回路 40…合成器 50…品質検出回路 51I,51Q…ベクトル平均回路 52I,52Q…電力平均回路 53…SIR算出回路(S/R) 60…比較器 70…パステーブル 80…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅沼 裕 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 高橋 英博 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 小倉 浩嗣 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 向井 学 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 5K067 AA23 BB02 CC10 DD13 DD51 EE02 EE10 FF02 GG11 JJ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号を用いて拡散されたスペクトラ
    ム拡散信号を受信し復調するスペクトラム拡散信号復調
    装置において、 位相制御された逆拡散用の拡散符号をそれぞれ発生する
    複数の拡散符号発生手段と、 受信したスペクトラム拡散信号を、前記複数の拡散符号
    発生手段により発生された拡散符号を用いてそれぞれ逆
    拡散する複数の相関手段と、 これら複数の相関手段の逆拡散出力信号を選択的に出力
    する選択手段と、 この選択手段により選択出力された逆拡散出力信号に対
    し復調のための所定の信号処理を行う信号処理手段と、 前記複数の相関手段の逆拡散出力信号をもとに前記スペ
    クトラム拡散信号の受信品質を推定する受信品質検出手
    段と、 この受信品質検出手段による受信品質の推定結果に基づ
    いて、前記選択手段による各逆拡散出力信号の選択数を
    可変制御する選択制御手段とを具備したことを特徴とす
    るスペクトラム拡散信号復調装置。
  2. 【請求項2】 前記選択制御手段は、受信品質検出手段
    により推定された受信品質と予め設定した受信品質のし
    きい値との差を求め、この差を零に近付けるべく前記選
    択手段による各逆拡散出力信号の選択数を可変制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散信号
    復調装置。
  3. 【請求項3】 前記選択制御手段により選択されなかっ
    た逆拡散出力信号に対応する相関手段とそれに対応する
    拡散符号発生手段とのうちの少なくとも一方の動作を停
    止させる動作制御手段を、さらに具備したことを特徴と
    する請求項1記載のスペクトラム拡散信号復調装置。
  4. 【請求項4】 前記スペクトラム拡散信号が既知の情報
    と任意の情報とから構成される場合に、 前記選択制御手段は、前記既知の情報の受信期間に推定
    された受信品質に基づいて、前記任意の情報の受信期間
    において前記選択手段による各逆拡散出力信号の選択数
    を可変制御することを特徴とする請求項1記載のスペク
    トラム拡散通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005041602A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Nec Corporation 移動端末位置測定システム
JP2007527675A (ja) * 2004-03-05 2007-09-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信における受信ダイバーシティ制御のための方法および装置

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