JP2003297392A - プロトン伝導体及びその製造方法並びに燃料電池 - Google Patents
プロトン伝導体及びその製造方法並びに燃料電池Info
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Abstract
できるプロトン伝導体を提供する。 【解決手段】SiO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質
体からなることを特徴とするもので、特に前記ZrO2
の含有量が5〜50質量%、前記多孔質体の平均細孔径
が、0.2〜0.5nmであることが好ましい。
Description
その製造方法並びに燃料電池に関するものである。
り、しかも発電効率が30〜40質量%と高効率を示す
為、クリーン、省エネルギーな発電システムとして知ら
れている。
トン伝導体を電解質として用い、該電解質を挟んで、燃
料極と酸化剤極とが形成された燃料電池の、燃料極にメ
タノールと水との混合液を燃料として供給し、酸素ガス
あるいは空気を酸化剤ガスとして供給することで、以下
に示す電気化学反応により発電する。 燃料極:CH3OH+H2O→CO2+6H++6e‐ 酸化剤極:3/2O2+6H++6e‐→3H2O 電池反応:CH3OH+3/2O2→CO2+3H2O 以上の電池反応を用いた燃料電池はダイレクトメタノー
ル燃料電池(DMFC)と呼ばれている。DMFCはメ
タノールを直接燃料として用いる為、H2を燃料として
用いる場合のメタノールの水蒸気改質装置が不要である
ため、装置の小型化が可能であり、携帯電話、ノートパ
ソコンなどの長時間発電可能な電源として有望である。
ロトン伝導体として、パーフルオロスルホン酸型陽イオ
ン交換樹脂を用いた高分子材料が多く報告されている。
体として燃料極表面に形成したDMFCにおいては、高
分子材料がメタノールによって、膨潤・変形したり、溶
解されるなどすることが原因で、細孔が大きくなりメタ
ノールがプロトン伝導体を通過してしまうクロスオーバ
ーという現象が起こり、プロトン伝導能を維持すること
が困難であった。
応は主に活性炭等に白金等を担持した触媒が用いられて
いる。この触媒は、150℃以上で活性となるが、高分
子材料の熱安定性が低いため、100℃以上の高温にで
きないという問題があった。
め、プロトン伝導体としてP2O5及びSiO2を含有す
る無機ガラスを用いることが、特開平2001−102
071号公報で提案されている。このガラス材料は高分
子材料と比較して、メタノールに対する安定性および耐
熱性は優れている。
2001−102071号公報に記載のプロトン伝導体
は、クロスオーバーと150℃以上での使用を可能とす
るものの、150℃以上での繰り返し測定を行うと、ガ
ラスの細孔径が変化し、細孔が閉塞されていくため、プ
ロトン伝導性が経時変化し、移動する電荷量がしだいに
低下するという問題があった。
し安定して使用できるプロトン伝導体及びその製造方法
並びに燃料電池を提供することを目的とする。
O5とZrO2とを組み合わせることにより、耐熱性を向
上したまま、150℃の高温で昇降温を繰り返してもガ
ラスの細孔径が変化せず、しかもクロスオーバーを抑制
できるという知見に基づくものである。
とを含む多孔質体からなることを特徴とするプロトン伝
導体である。
有量が5〜50質量%、前記SiO2の含有量が5〜9
0質量%、前記P2O5の含有量が1〜50質量%である
ことが好ましい。これにより、高温使用時における細孔
表面積の低下を抑制し、膜の耐熱性を向上できるため、
500℃以上の高い温度でも使用可能となる。
2〜0.5nmであることが好ましい。これにより、メ
タノールのクロスオーバーを抑制することができる。
0%であることが好ましい。これにより、高いプロトン
伝導度が容易に発現させることができる。
Scm-1以上であることが好ましい。これにより、燃料
電池の電解質として好適に使用することができる。
びPを含む金属アルコキシドを加水分解してゾルを作製
するゾル化工程と、該ゾル化工程で得られたゾルを乾燥
してゲルを作製するゲル化工程と、該ゲルを焼成して多
孔質体を作製する焼結工程と、該焼結工程で得られた多
孔質体を水蒸気中で加熱する熱処理工程を具備すること
を特徴とするもので、これにより、SiO2とZrO2と
P2O5とを含む多孔質体の細孔内表面に水酸基とH2O
分子を吸着付与することができ、プロトン伝導体性を向
上することができる。
示す有機官能基を有するSiアルコキシドを含むことが
好ましい。これにより、前記多孔質体の平均細孔径を
0.2〜0.5nmに制御することができる。
400〜900℃であることが好ましい。これにより、
所望の細孔径で、より均一な多孔質体を容易に得ること
が容易となる。
水蒸気濃度が5〜50質量%であることが好ましい。こ
れにより、多孔質体の細孔内に安定してOH基や水分を
安定して保持することが容易となる。
が100〜400℃であることが好ましい。これにより
細孔径の変化が少なく、高いプロトン伝導性を維持する
ことが容易となる。
酸化剤極とで挟持された電解質とを具備する燃料電池に
おいて、本発明のプロトン伝導体であることを特徴とす
る燃料電池であり、これによりメタノールのクロスオー
バーが抑制でき、150℃以上で作動させることによ
り、Pt触媒の触媒活性が向上し、高効率の発電を得る
ことができる。
ノールと水との混合液であることを特徴とするダイレク
トメタノール燃料電池であり、これによりメタノール改
質器が不要となり、クリーンで、小型で、高効率な、携
帯電子機器向けに最適な燃料電池を得ることができる。
mであることが好ましい。
O2とZrO2とP2O5とを含む多孔質体からなり、これ
らの酸化物を組み合わせることにより、細孔内に水分や
OH基を多く、且つ安定して存在させるとともに、細孔
の熱安定性を向上することができるため、150℃の高
温で昇降温を繰り返してもガラスの細孔径が変化せず、
しかもクロスオーバーを抑制することができる。
に存在するOH基や水分がプロトンの媒体となり、プロ
トンが伝導する。よって、SiO2とZrO2とP2O5と
を組み合わせることによって、多孔質体の耐熱性を高め
るとともに、水に対する吸着が強固となり、水分の脱離
温度が高められるため、150℃以上の高温でも多孔質
体内部にOH基や水分が豊富に存在でき、プロトン伝導
性が促進される。
耐熱性を改善するものであり、その含有量が5〜50質
量%、特に10〜40質量%、更には20〜30質量%
であることが好ましい。ZrO2含有量を上記の範囲に
設定することによって、プロトン伝導性を維持したま
ま、耐熱性をさらに改善し、耐熱性とプロトン伝導性と
に優れたプロトン伝導体を得ることができる。
は、5〜90質量%、特に40〜80質量%、更には6
0〜70質量%、また、P2O5の含有量は、1〜50質
量%、特に2〜30質量%、更には5〜10質量%であ
ることが好ましい。
2〜0.5nm、特に0.25〜0.35nm、更には
0.25〜0.3nmであることが好ましい。平均細孔
径を上記の範囲に設定することにより、高いプロトン伝
導性を維持したまま、メタノールのクロスオーバーの発
生を防止することがさらに容易となる。また、酸化剤電
極触媒の被毒成分であるCOの膜通過を分子ふるいによ
り阻止する点でも前記細孔径の範囲が好ましい。
0%であることが好ましい。これは、プロトンが気孔内
に含まれる水分を経由して伝導に寄与するためである。
Scm-1以上、特に3.5×10-3Scm-1以上、更に
は5×10-3Scm-1以上、であることが好ましい。プ
ロトン伝導度を上記の範囲に設定することで、燃料電池
の電解質として好適に使用でき、燃料電池の特性を改善
することができる。
説明する。本発明のプロトン伝導体の製造方法は、ゾル
化工程、焼結工程及び熱処理工程を具備することが重要
である。
金属アルコキシドを加水分解してゾルを作製するもので
ある。例えば、SiアルコキシドとZrアルコキシド、
リン酸アルコキシドを含む溶液に水を加え、加水分解し
てゾルを作製する。この際に、まずSiアルコキシドの
部分加水分解ゾルを作製し、その後にZrアルコキシ
ド、リン酸アルコキシドを加えてゾルを作製すること
が、均一な組成を得るために好ましい。
基を有するSiアルコキシドを含むことが、細孔径の制
御、特に0.2〜0.5nmの平均細孔径を容易に得る
ために好ましい。
型)の役目をし、400℃以上で熱処理することによ
り、有機官能基のみが焼失し、テンプレートの大きさに
従った細孔を作ることができる。前記化1における
R1、R2、R3、R4で表わされる有機官能基がメチル
基、エチル基、プロピル基、ビニル基、フェニル基から
選ばれる少なくとも1種であることが細孔径を制御する
上で好ましい。
しては、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、等を例示できる。
燥してゲルを作製する。この乾燥温度は、例えば30〜
50℃で行うことができる。
を焼成して多孔質体を作製する。例えば、ゾルを乾燥後
得られたゲルを、400〜900℃で焼成して多孔質体
を作成する。
きさに保ち、且つ均一に分布させることを容易とするた
め、上記の温度範囲に設定することが好ましい。特に、
平均細孔径を0.2〜0.5nmに精密制御するため、
500〜700℃で焼成することが好ましい。
質体を水蒸気中で加熱する処理を行うものである。例え
ば、得られた多孔質体を水蒸気濃度が5〜50質量%の
空気気流中で熱処理をすることにより、多孔質体の細孔
内にOH基や水分を安定して保持することができる。
は、多孔質体が水酸化物に変化し、細孔が閉塞するのを
防止しつつ、十分なOH基や水分をより安定して多孔質
体に付与することを容易にするため、5〜50質量%、
特に10〜40質量%、更には15〜30質量%が好ま
しい。
酸化物に変化し、細孔が閉塞するのを防止しつつ、均熱
性を高め、水蒸気の液化を防止して高いプロトン伝導性
を得ることが容易になるため、100〜400℃、特に
150〜350℃、更には200〜300℃が好まし
い。
である。燃料電池は、燃料極1と、酸化剤極2と、燃料
極1と酸化剤極2とで挟持された電解質3とを具備する
起電部を有し、電解質3を本発明のプロトン伝導体によ
って形成する。
どのアルコール類などのガス燃料又は液体燃料が供給さ
れる。しかし、ガス燃料は燃料の保管容器が大型化する
ことから、携帯には不都合である。
を燃料として用いることにより、燃料タンクがコンパク
トにすることが可能である。さらに、水とメタノールの
カートリッジを用いることにより、燃料を消費し終わっ
ても手軽に補充することができる。
化剤ガスを供給する。上記の燃料電池で使用される燃料
極1あるいは酸化剤極2は特に限定されない。例えば、
白金担持カーボンブラック粉末をPTFEなどの樹脂接
着材で保持させた多孔質シートが使用できる。電極中の
プロトン伝導粒子はカーボン粒子上に担持された触媒粒
子上生成したプロトンを電解質3に伝える役割をする。
iO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質体を用いている
ため、150℃以上の高温で繰り返し使用しても、平均
気孔径が収縮してプロトンの導電率が低下することがな
く、安定した発電を実現できる。また、水分の保持能力
が高い為、高温で繰り返し使用しても水分の脱離がなく
安定したプロトン伝導が得られる。
00μm、特に2〜150μm、更には3〜100μm
であることが好ましい。電解質3の厚みを上記の範囲に
設定することにより、均一で、電気抵抗の小さい電解質
3を容易に得ることができる。
わたって0.2〜0.5nmである必要はなく、少なく
とも電解質3の一方の表面が0.2〜0.5nmであれ
ば良い。また、燃料極1のメタノールと接触する面の表
面のみに0.2〜0.5nmのSiO2とZrO2とP2
O5とを含む多孔質体を付与し、それ以外は有機膜を用
いることも可能である。
料電池は、燃料極11と酸化剤極12とで電解質13を
挟持してなり、電解質13が支持体13aの一方の面に
本発明のプロトン伝導体13bを膜状として形成したも
のであっても良い。このような構造は、製造が容易であ
り、薄膜化により高いプロトン伝導が得られやすいとい
う利点がある。
る。
グ法、スピンコーティング法等を例示できる。例えば、
凹部を有する石英ガラスなどの多孔質絶縁板を支持体と
して用意する。この凹部の溝部分にプロトン伝導体を作
製するためのゾル膜を塗布し、焼成し、焼成温度を40
0〜900℃とすることで細孔径の小さい多孔質体を得
ることができる。
気気流中において100〜400℃の熱処理を行うこと
で、高いプロトン伝導体特性を有する電解質3を得るこ
とができる。
との接合は、燃料極1及び酸化剤極2を、電解質3を挟
持するように積層し、この積層体を500〜900℃で
加熱処理することで接合し、一体化することができる。
熱処理を上記の範囲に設定することで、高い接着強度が
得られ、所望の細孔を得られる。
を例えば、燃料電池に使用する場合には、対向電極の一
方を燃料極1、他方を酸化剤極2とし、さらにカーボン
ペーパーなどの導電膜からなる焦電体が取り付けられ
る。
ー等の両面または片面に、塗布法またはスプレー法また
は印刷法により白金担持カーボンと前記プロトン伝導微
粒子からなるガス拡散電極の層を形成し、これらを好ま
しくは120〜350℃、2〜100kg/cm2にて
ホットプレス法により密着させることにより、表面に電
極層を有する焦電体が製造できる。
官能基を有するSiアルコキシドであるビニルトリエト
キシシラン(V)、フェニルトリエトキシシラン
(P)、メチルトリエトキシシラン(M)、ZrO2の
原料としてテトライソプロポキシジルコニウム(TP
Z)、P2O5の原料としてテトラメトキシリン酸(TM
P)を用意した。
水を加えて部分的に加水分解し、ゾルを得た後、表1に
示された割合となるように(SiO2、P2O5及びZr
O2)、TPZ、TMPを加えるとともに、ゾルの安定
化剤としてホルムアミドを添加して複合アルコキシドを
作製した。
間撹拌しながら加水分解し、ゾルを作製した。そして、
縦5cm、横5cm、厚さ30μmのポロプロピレン製
の基板を用意し、上記のゾルを基板上に塗布し、24時
間保持後、80℃まで段階的に昇温して保持し、1〜4
週間で乾燥ゲルを得た。この乾燥ゲルを表1に示す焼成
温度で1時間焼成し、電解質を得た。
給できる熱処理炉内に設置し、表1示す条件で加熱し
て、熱処理を施した。
(SEM)で測定した。
H4、CF4、O2、N2、SF6に対する透過係数を測定
し、分子径と透過係数との関係を図示し、その傾きの変
化する点から算出した。
持したカーボンブラック60重量部と上記プロトン伝導
膜を作製したものと同一組成の乾燥ゲルを粉砕した粒子
40重量部とからなる厚さ約150μmのガス拡散電極
を温度150℃、圧力10kg/cm2で10秒間の条
件でホットプレス法により接合した。
み込んで、セル温度150℃でアノードおよびカソード
にメタノール50質量%、水50質量%の混合液と空気
を供給し、電流密度0.5A/cm2で放電試験を行っ
た。その時の回路電圧、プロトン伝導度を測定した。
プロトン伝導度を測定し、プロトン伝導度の低下率を耐
久性の評価として算出した。結果を表1に示した。
ロトン伝導度が2×10-3Scm-1以上、1週間後性能
の低下が5%以下の優れた特性を示した。
O2を含まない本発明の範囲外の試料No.8は、プロ
トン伝導度が1×10-3Scm-1であり、1週間後の性
能低下が20%と大きかった。
組み合わせることにより、耐熱性が向上し、高温で昇降
温を繰り返してもガラスの細孔径が変化せず長時間安定
して高いプロトン伝導性を有する電解質を得ることがで
き、さらに所望の細孔径に制御可能であることから、メ
タノールのクロスオーバーの抑制されたダイレクトメタ
ノール燃料電池を提供することができる。
Claims (13)
- 【請求項1】SiO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質
体からなることを特徴とするプロトン伝導体。 - 【請求項2】前記ZrO2の含有量が5〜50質量%、
前記SiO2の含有量が5〜90質量%、前記P2O5の
含有量が1〜50質量%であることを特徴とする請求項
1記載のプロトン伝導体。 - 【請求項3】前記多孔質体の平均細孔径が、0.2〜
0.5nmであることを特徴とする請求項1又は2記載
のプロトン伝導体。 - 【請求項4】前記多孔質体の気孔率が10〜50%であ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
プロトン伝導体。 - 【請求項5】プロトン伝導度が2×10-3Scm-1以上
であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
載のプロトン伝導体。 - 【請求項6】Si、Zr及びPを含む金属アルコキシド
を加水分解してゾルを作製するゾル化工程と、該ゾル化
工程で得られたゾルを乾燥してゲルを作製するゲル化工
程と、該ゲルを焼成して多孔質体を作製する焼結工程
と、該焼結工程で得られた多孔質体を水蒸気中で加熱す
る熱処理工程を具備することを特徴とするプロトン伝導
体の製造方法。 - 【請求項7】前記金属アルコキシドが、化1に示す有機
官能基を有するSiアルコキシドを含むことを特徴とす
る請求項6記載のプロトン伝導体の製造方法。 【化1】 - 【請求項8】前記焼結工程における焼成温度が400〜
900℃であることを特徴とする請求項6又は7記載の
プロトン伝導体の製造方法。 - 【請求項9】前記熱処理工程における雰囲気中の水蒸気
濃度が5〜50質量%であること特徴とする請求項6乃
至8のいずれかに記載のプロトン伝導体の製造方法。 - 【請求項10】前記熱処理工程における加熱温度が10
0〜400℃であること特徴とする請求項6乃至9のい
ずれかに記載のプロトン伝導体の製造方法。 - 【請求項11】燃料極と、酸化剤極と、該燃料極と酸化
剤極とで挟持された電解質とを具備する燃料電池におい
て、前記電解質が請求項1乃至5のいずれかに記載のプ
ロトン伝導体であることを特徴とする燃料電池。 - 【請求項12】前記燃料極に供給される燃料がメタノー
ルと水との混合液であることを特徴とする請求項11記
載の燃料電池。 - 【請求項13】前記電解質の厚みが1〜200μmであ
ることを特徴とする請求項11又は12記載の燃料電
池。
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