JP2003296884A - 通信型経路案内システム及び通信型経路案内方法 - Google Patents

通信型経路案内システム及び通信型経路案内方法

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JP2003296884A
JP2003296884A JP2002102745A JP2002102745A JP2003296884A JP 2003296884 A JP2003296884 A JP 2003296884A JP 2002102745 A JP2002102745 A JP 2002102745A JP 2002102745 A JP2002102745 A JP 2002102745A JP 2003296884 A JP2003296884 A JP 2003296884A
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Hiroshi Maeda
博志 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報センターにアクセスが一時に集中するの
を阻止でき、出発地から目的地に最短時間で到達可能な
経路を高精度に特定できる通信型経路案内システム及び
通信型経路案内方法を提供する。 【解決手段】 ナビゲーション装置本体1は、他の車両
に搭載された通信型経路案内システムとの間で双方向通
信を行うための車両間通信部6を備えている。これによ
り、ナビゲーション装置本体1は、他の車両に搭載され
た通信型経路案内システムから道路地図データを取得で
きる。また、他の車両に搭載された通信型経路案内シス
テムから取得した情報に基づいて、候補経路の中から、
出発地から目的地までの最適経路を特定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信型経路案内シス
テム及び通信型経路案内方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信型経路案内システムとして
は、CD(コンパクトディスク),DVD(デジタル万
能ディスク)等の記録メディアに記録された道路地図デ
ータを用いて、現在地から目的地までの最適な経路を検
索するものがある。この時、上記目的地に最短時間で着
けるように、渋滞等の道路情報が経路の計算に利用され
る。この道路情報は、VICS(Vehicle Information
and Communication System)センターから、FM多重放
送で受信することができると共に、道路上に設けられた
赤外線ビーコンでも受信することができる。
【0003】しかし、上記記録メディアに記録された道
路地図データが古くなってしまった場合、最新の道路地
図データを得るには、記録メディアを買い換えなけばな
らないという問題がある。
【0004】また、最新の道路情報が記録された記録メ
ディアは1年に1、2回程度販売されるだけであり、そ
の記録メディアを購入するまでは、古い道路地図データ
を使い続けなければならないという問題がある。
【0005】これらの問題を解決する通信型経路案内シ
ステムが特開2001−108454号公報に開示され
ている。この特開2001−108454号公報では、
最新の道路地図データを携帯電話等の無線通信手段で情
報センターから受信して、道路情報を更新している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開2
001−108454号公報では、多くの通信型経路案
内システムが同時に道路地図データを受信する場合、情
報センターにアクセスが一時に集中してしまう。このた
め、多くの通信型経路案内システムが同時に道路地図デ
ータを受信するのは、電波の使用効率と、情報センター
の処理能力との問題で実現が難しいという問題がある。
【0007】また、現在のVICS渋滞情報は、主要な
交差点等に設けられた情報収集装置で日本道路交通情報
センターが情報を収集し、この情報を情報処理装置で編
集・処理し、情報提供装置で提供しているので、時間遅
延が発生するのみならず、主要道路以外の情報が集まら
ない。このため、上記VICS渋滞情報が不正確なもの
となって、VICS渋滞情報で渋滞の程度を正確に判別
することができない。その結果、上記VICS渋滞情報
による渋滞回避ルートが最適なものであるとは限らず、
その渋滞回避ルートを通ると、元のルートよりも余計に
時間が掛かることがあるという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、情報センターに
アクセスが一時に集中するのを阻止でき、出発地から目
的地に最短時間で到達可能な経路を高精度に特定できる
通信型経路案内システム及び通信型経路案内方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信型経路案内システムは、道路地図デー
タを記憶しているデータベースと、目的地を含む指定条
件を入力するための指定条件入力手段と、上記道路地図
データを読み出して出発地から上記目的地までの候補経
路を上記指定条件に従って特定する候補経路特定手段
と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、他の車両
に搭載された通信型経路案内システムとの間で双方向通
信を行うための車両間通信手段と、上記他の車両の上記
通信型経路案内システムから取得した情報に基づいて、
上記候補経路の中から、上記出発地から上記目的地まで
の最適経路を特定する最適経路特定手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0010】上記構成の通信型経路案内システムは、上
記車両間通信手段を用いて、他の車両の通信型経路案内
システムが有する道路地図データを取得する。その結
果、道路地図データを蓄積・管理する例えば情報センタ
ーへのアクセス回数が減少し、その情報センターにアク
セスが一時に集中するのを阻止できる。
【0011】また、上記情報センターへのアクセス回数
が減少するので、情報センターの設備の簡略化が可能に
なる。
【0012】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから最新の道路地図データを取得するので、最新の
道路地図データが記録された例えば記録メディアを購入
する必要がなく、道路地図データを更新するための経費
を低減できる。
【0013】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから取得した情報に基づくことにより、候補経路の
状況をほぼリアルタイムに把握することが可能になる。
従って、上記最適経路特定手段は、例えば渋滞している
候補経路を避けて、出発地から目的地に最短時間で到達
可能な最適経路を高精度に特定できる。
【0014】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから取得した情報を利用することにより、利用者が
複数の異なる経路に分散し、渋滞の発生を抑制すること
が可能になる。
【0015】一実施形態の通信型経路案内システムにお
いて、上記最適経路特定手段は、上記他の車両の場所及
び速度で上記候補経路を評価して上記最適経路を特定す
る。
【0016】上記実施形態の通信型経路案内システムに
よれば、上記最適経路特定手段は、他の車両の場所及び
速度で候補経路を評価するので、その候補経路で例えば
渋滞が発生しているか否かを判断できる。
【0017】一実施形態の通信型経路案内システムは、
上記データベースに記憶された上記道路地図データの作
成日と、上記他の車両の上記通信型経路案内システムが
有する道路地図データの作成日とを比較して、最新の道
路地図データに更新する。
【0018】上記実施形態の通信型経路案内システムに
よれば、例えば、上記データベースの道路地図データの
作成日から所定期間が経過した場合、データベースの道
路地図データの作成日と、他の車両の通信型経路案内シ
ステムの道路地図データの作成日とを比較する。この
時、上記データベースの道路地図データの作成日に比べ
て、他の通信型経路案内システムの道路地図データの作
成日の方が新しい場合、データベースの道路地図データ
を他の通信型経路案内システムの道路地図データに置き
換える。その結果、上記データベースの道路地図データ
を最新の道路地図データに自動更新できる。
【0019】一実施形態の通信型経路案内システムは、
外部に設けられた情報センターとの間で双方向通信を行
うためのセンター間通信手段を備え、上記センター間通
信手段を介して上記情報センターから道路地図データを
取得する。
【0020】上記実施形態の通信型経路案内システムに
よれば、例えば、他の車両の通信型経路案内システムと
の通信が不可能であった場合、センター間通信手段を用
いて、情報センターが有する道路地図データの作成日を
問合せる。この時、上記データベースの道路地図データ
の作成日よりも、情報センターの道路地図データの作成
日の方が新しい場合、情報センターの道路地図データを
受信する。そして、上記データベースの道路地図データ
を、情報センターから得た道路地図データに置き換え
る。その結果、上記データベースの道路地図データを最
新の道路地図データに自動更新できる。
【0021】また、本発明の通信型経路案内方法は、目
的地を含む指定条件を入力するステップと、データベー
スから道路地図データを読み出して出発地から上記目的
地までの候補経路を上記指定条件に従って特定するステ
ップと、他の車両に搭載された通信型経路案内システム
との間で双方向通信を行うステップと、上記他の車両の
上記通信型経路案内システムから取得した情報に基づい
て、上記候補経路の中から、上記出発地から上記目的地
までの最適経路を特定するステップとを備えたことを特
徴としている。
【0022】上記構成の通信型経路案内方法によれば、
上記他の車両の通信型経路案内システムが有する道路地
図データを取得する。その結果、道路地図データを蓄積
・管理する例えば情報センターへのアクセス回数が減少
し、その情報センターにアクセスが一時に集中するのを
阻止できる。
【0023】また、上記情報センターへのアクセス回数
が減少するので、情報センターの設備の簡略化が可能に
なる。
【0024】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムが有する道路地図データを取得するので、最新の道
路地図データが記録された例えば記録メディアを購入す
る必要もなく、データベースの道路地図データを更新す
るための経費を低減できる。
【0025】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから取得した情報に基づくことにより、候補経路の
状況をほぼリアルタイムに把握することが可能になる。
従って、例えば渋滞している候補経路を避けて、出発地
から目的地に最短時間で到達可能な最適経路を高精度に
特定できる。
【0026】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから取得した情報を利用することにより、利用者が
複数の異なる経路に分散し、渋滞の発生を抑制すること
が可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信型経路案内シ
ステム及び通信型経路案内方法を図示の実施の形態によ
り詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の実施の一形態の通信型経
路案内システムの構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【0029】上記通信型経路案内システムは、図1に示
すように、ナビゲーション装置本体1と、ナビゲーショ
ン装置本体1に接続されたディスプレイ21及び携帯電
話31とを備えている。
【0030】上記ナビゲーション装置本体1は、道路地
図データを記憶しているデータベース2と、目的地を含
む指定条件を入力するための指定条件入力手段としての
指定条件入力部3と、データベース2及び指定条件入力
部3に接続された制御部4と、現在位置を検出する現在
位置検出手段としての位置検出部5と、他の車両に搭載
された通信型経路案内システムとの間で双方向通信を行
うための車両間通信手段としての車両間通信部6とを備
えている。
【0031】上記制御部4は、候補経路特定手段4aと
最適経路特定手段4bとを含んでいる。上記候補経路特
定手段4aは、データベース2から道路地図データを読
み出し、出発地から目的地までの候補経路を指定条件に
従って特定する。一方、上記最適経路特定手段4bは、
他の車両に搭載された通信型経路案内システムから取得
した情報に基づいて、候補経路の中から、出発地から上
記目的地までの最適経路を特定する。
【0032】また、上記制御部4は、ディスプレイ21
の表示を制御する表示制御部9に接続されている。この
表示制御部9は、制御部4を介してデータベース2の道
路地図データを取得し、この道路地図データに対応する
道路地図をディスプレイ21に表示する。
【0033】上記位置検出部5は、GPS(Global Pos
itioning System:全地球測位システム)受信機能とジ
ャイロ機能とを有している。そして、上記位置検出部5
は、GPS信号を受信して現在位置を検出し、この現在
位置の情報を制御部4へ渡す。
【0034】上記車両間通信部6は、TNC(パケット
通信コントローラ)7と、このTNC7に接続された無
線機8とからなっている。上記TNC7は、制御部4か
らの信号をエンコードして無線機8へ送ったり、無線機
8からの信号をデコードして制御部4に送ったりする。
【0035】また、上記ナビゲーション装置本体1は、
外部に設けられた情報センター71(図7参照)との間
で双方向通信を行うためのセンター間通信手段としての
センター間通信部10を備えている。このセンター間通
信部10は、モデム11と、このモデム11に接続され
た携帯電話31とで構成されている。
【0036】上記データベース2の道路地図データによ
る道路地図は、図2に示すように、升目状に分割されて
いる。つまり、上記道路地図は、複数の道路地図ブロッ
ク12,12,…からなっている。そして、各升目に相
当する道路地図ブロック12,12,…毎には、道路地
図データが作成された日付と、各道路を走行する際の平
均的な速度情報とを付加している。また、上記道路地図
は道路地図ブロック毎に更新可能になっている。尚、2
2はディスプレイ21の画面に相当する。
【0037】以下に、上記構成の通信型経路案内システ
ムを例えば3台の車両にそれぞれ搭載した場合について
説明する。また、以下では、各車両の利用者に(1),
(2),(3)とそれぞれ番号を付し、利用者(1)が
使用する通信型経路案内システムを端末、利用者
(2)が使用する通信型経路案内システムを端末、利
用者(3)が使用する通信型経路案内システムを端末
と表現する。
【0038】利用者(1)が端末を稼働させると、端
末のナビゲーション装置本体1は、位置検出部5のG
PS受信機能で現在位置を検出し、この現在位置に対応
する位置情報を制御部4に送る。上記制御部4は、デー
タベース2から現在位置の詳細な道路地図データを読み
出し、その道路地図データを表示制御部9に送る。そう
すると、上記表示制御部9はディスプレイ21を制御し
て、ディスプレイ21の中央に現在位置がくるように道
路地図をディスプレイ21に表示する。その現在位置を
含む道路地図ブロック12だけでディスプレイ21の画
面22の全部を満たせない場合、現在位置を含む道路地
図ブロック12周辺の道路地図ブロック12もディプレ
イ21に表示する(図2参照)。
【0039】利用者(1)のディスプレイ21に表示さ
れた道路地図ブロック12が作成された日付が、現在の
日付から予め制御部4に登録された日数分を減算した日
付より前であった場合、制御部4はTNC7でエンコー
ドした信号を無線機8に送り、利用者(1)の付近に新
しい道路地図を持った端末が存在しないかの問合せを行
う。
【0040】この問合せの信号は、図3に示すように、
データ種別を示す部分101と、問合せの信号を発した
端末固有の端末番号を示す部分102と、問合せの信号
を発した端末の経度を示す部分103と、問合せの信号
を発した端末の緯度を示す部分104と、問合せの信号
を発した端末が有する道路地図の作成日付を示す部分1
05とを含んでいる。ここでは、上記部分101は地図
情報日付の問合せであることを示し、部分102は端末
が問合せていることを示し、部分103は端末の経
度を示し、部分104は端末の緯度を示し、部分10
5は端末の道路地図ブロック12の作成日付を示して
いる。
【0041】利用者(1)の端末の付近に端末が存
在する場合、上記問合せの信号を受信した端末では、
受信した信号を無線機8からTNC7に渡し、その信号
をTNC7でデコードして制御部4に渡す。そして、端
末の制御部4は、問合せのあった道路地図ブロック1
2と同じ緯度・経度の道路地図ブロック12の作成日付
と、問合せのあった道路地図ブロック12の作成日付と
を比較する。この時、端末の道路地図ブロック12の
作成日付の方が、端末の道路地図ブロック12の作成
日付よりも古い日付であった場合、端末は端末から
の問合せを無視する。これとは反対に、端末の道路地
図ブロック12の作成日付の方が、端末の道路地図ブ
ロック12の作成日付よりも新しい日付であった場合、
端末は、日付返答の信号をTNC7でエンコードして
無線機8から端末へ向けて送信する。
【0042】この日付返答の信号は、図4に示すよう
に、データ種別を示す部分111と、問合せの信号を発
した端末固有の端末番号を示す部分112と、問合せを
受けた端末固有の端末番号、つまり日付返答を発した端
末固有の端末番号を示す部分113と、問合せの信号を
受けた端末の道路地図ブロック12の作成日付を示す部
分114とを含んでいる。ここでは、上記部分111は
地図情報日付の問合せに対する返答であることを示し、
部分112は端末が地図情報日付の問合せの信号を発
したことを示し、部分113は端末が新しい日付の道
路地図ブロック12を有することを示し、部分114は
端末の道路地図ブロック12の作成日付を示してい
る。
【0043】また、端末の付近に端末も存在する場
合、端末の道路地図ブロック12の作成日付の方が、
端末の道路地図ブロック12の作成日付よりも新しい
日付であった場合、端末は、端末と同様の手順で端
末に日付返答を行う。つまり、端末は、端末が有
する道路地図ブロック12の作成日付を端末に返信す
る。
【0044】地図情報日付の問合せを行った端末で
は、無線機8で受けた信号をTNC7に渡してデコード
し、端末が発した問合せに対する返答のみ選択する。
この時、上記返答が複数あった場合、端末は、返答の
各々の部分114が示す日付を比較し、その複数の返答
の中から、最も新しい日付を示す部分114を有する返
答を選択する。例えば、この返答が端末から発せられ
たものとすると、端末は、図5で示すように、地図情
報送信要求の信号をTNC7でエンコードして無線機8
から端末へ向けて送信する。
【0045】その地図情報送信要求の信号は、図5に示
すように、データ種別を示す部分121と、地図情報送
信要求の信号を発した端末固有の端末番号を示す部分1
22と、地図情報送信要求の信号を受けるべき端末固有
の端末番号を示す部分123と、地図情報送信要求の信
号を発した端末が要求する地図情報の経度を示す部分1
24と、地図情報送信要求の信号を発した端末が要求す
る地図情報の緯度を示す部分125とを含んでいる。こ
こでは、上記部分121は地図情報送信要求の信号であ
ることを示し、部分122は端末が地図情報送信要求
の信号を発したことを示し、部分123は端末が地図
情報送信要求の信号を受けることを示し、部分124は
端末が要求する地図情報の経度を示し、部分125は
端末が要求する地図情報の緯度を示している。
【0046】端末では、地図情報送信要求の信号を無
線機8で受け、その信号をTNC7でデコードして制御
部4に渡す。端末の制御部は、地図情報送信の要求に
対する返答としての地図情報信号を、TNC7でエンコ
ードして無線機8から端末へ向けて送信する。
【0047】その地図情報信号は、図6に示すように、
データ種別を示す部分131と、地図情報送信要求の信
号を発した端末固有の端末番号を示す部分132と、地
図情報送信の要求に対して返答した端末固有の端末番号
を示す部分133と、道路地図ブロック12のデータを
持つ部分134とを含んでいる。ここでは、上記部分1
31は地図情報送信の要求に対する返答であることを示
し、部分132は端末が地図情報送信要求の信号を発
したことを示し、部分133は端末が地図情報送信要
求の信号に対して返答したことを示し、部分134は地
図情報送信の要求が示す経度・緯度の道路地図ブロック
12のデータを持つ。
【0048】端末からの地図情報信号を受け取った端
末は、端末のデータベース2の道路地図ブロック1
2を、地図情報信号の部分134が持つ道路地図ブロッ
ク12に置き換える。これにより、端末は、データベ
ース2の道路地図ブロック12を新しいものに更新でき
る。
【0049】以上のように、端末は、他の車両の端末
が有する道路地図ブロック12を車両間通信部6を介し
て取得する。その結果、道路地図データを蓄積・管理す
る情報センター71へのアクセス回数が減少し、その情
報センター71にアクセスが一時に集中するのを阻止で
きる。
【0050】また、上記情報センター71へのアクセス
回数が減少するので、情報センター71の設備の簡略化
が可能になる。
【0051】また、端末は、他の車両の端末が有する
道路地図ブロック12を取得するので、利用者(1)は
最新の道路地図データが記録された記録メディアを購入
する必要がなく、端末のデータベース2の道路地図ブ
ロック12を更新するための経費を低減できる。
【0052】図7は地図を蓄積管理する情報センター7
1の構成を模式的に示すブロック図である。この情報セ
ンター71は、インターネット通信網70からの信号を
TA(ターミナルアダプタ)72を通じて制御部73で
受け取り、地図データベース74に蓄積された道路地図
データの作成日付の問合せに答えたり、地図データベー
ス74の道路地図データの送信を行う。
【0053】利用者(1)のディスプレイ21に表示さ
れた道路地図ブロック12が作成された日付が、現在の
日付から予め制御部4に登録された日数分を減算した日
付より前であった場合、かつ、利用者(1)の付近に他
の端末が存在しなかった場合、端末の制御部4はモデ
ム11を通して携帯電話31からインターネットプロバ
イダに接続し、情報センター71に問合せを行う。具体
的には、端末は、情報センター71の地図データベー
ス74に蓄積された道路地図のうち、端末のデータベ
ース2の道路地図ブロック12に対応する道路地図の作
成日付を情報センター71に問合せる。この時、上記情
報センター71の地図データベース74の道路地図の作
成日付の方が、端末のデータベース2の道路地図ブロ
ック12の作成日付よりも新しい場合、端末は、その
情報センター71の地図データベース74の道路地図を
取得する。そして、端末は、データベース2における
道路地図ブロック12のデータを、情報センター71か
ら取得した道路地図のデータに置き換える。その結果、
上記データベース2の道路地図ブロック12のデータを
より新しいデータに更新できる。
【0054】以上のようにして、古い道路地図データを
持っている端末が、新しい道路地図データを持っている
端末からその新しい道路地図データを取得することによ
り、情報センター71への直接アクセスを減らすことが
可能になる。
【0055】以下に、利用者(1)が端末に目的地を
入力して、出発地から目的地までの経路を端末に案内
させる場合の例について説明する。また、以下では、上
記出発地点と目的地点との間の距離は近いものとし、利
用者(1)の現在地が出発地になるものとする。
【0056】端末の指定条件入力部3を用いて、目的
地等を含む指定条件を端末の制御部4に入力する。具
体的には、端末の指定条件入力部3を用いて、図8に
示すように、A地点を出発地、B地点を目的地として設
定する。そうすると、端末の制御部4はTNC7を通
して無線機8から渋滞情報の問合せを行う。
【0057】この問合せの信号は、図9に示すように、
データ種別を示す部分141と、問合せの信号を発した
端末固有の端末番号を示す部分142と、問合せの信号
を中継した端末固有の中継端末番号を示す部分143
と、問合せの信号を発した端末の現在地経度を示す部分
144と、問合せの信号を発した端末の現在地緯度を示
す部分145と、問合せの信号を発した端末の目的地経
度を示す部分146と、問合せの信号を発した端末の目
的地緯度を示す部分147と、問合せ信号の最大中継回
数を示す部分148とを含んでいる。ここでは、上記部
分141は渋滞情報の問合せであることを示し、部分1
42は端末が問合せを行ったこと示し、部分143は
問合せが中継問合せでないことを示し、部分144は出
発地Aの経度を示し、部分145は出発地Aの緯度を示
し、部分146は目的地Bの経度を示し、部分147は
目的地Bの緯度を示し、部分148は端末が設定した
最大中継回数を示している。
【0058】即ち、最初に問合せ発した端末は中継端
末ではないので、中継端末番号を示す部分143にはデ
ータが入っていない。また、上記部分148が示す最大
中継回数は、1回の問合せで目的地付近まで電波が届か
ない距離で問合せを発する目的と、無闇に不必要な中継
信号が飛び回ることを避ける目的とから設定されてい
る。
【0059】問合せの電波を受けた端末は、受けた問
合せの信号の最大中継回数が0でない場合に、部分14
3の中継端末番号に端末の端末番号を入れて、部分1
48の最大中継回数から1を減算した信号を送信すると
共に、端末からの渋滞情報の問合せを中継したこと
を、端末のデータベース2内に記憶する。
【0060】更に、端末は、問合せのあった2地点間
の道路を、端末の現在地から端末の目的地への方向
に向かって通行中であるか、遠くない過去に通過したこ
とがあれば、渋滞情報の問合せに対する返答の信号を送
信する。
【0061】この渋滞情報の問合せに対する返答の信号
は、図10に示すように、データ種別を示す部分151
と、問合せの信号を発した端末固有の端末番号を示す部
分152と、問合せの信号を受けた端末固有の端末番号
を示す部分153と、返答の信号を中継した端末固有の
中継端末番号を示す部分154と、返答の信号を発した
端末が通った道路上の経度を示す部分155と、返答の
信号を発した端末が通った道路上の緯度を示す部分15
6と、返答の信号を発した端末が通った道路上での速度
を示す部分157とを含んでいる。ここでは、上記部分
151は渋滞情報の問合せに対する返答を示し、部分1
52は端末が渋滞情報の問合せを行ったことを示し、
部分153は端末が渋滞情報の問合せを受けたことを
示し、部分154は返答が中継された返答でないことを
示し、部分155は端末が通った道路上の経度を示
し、部分156は端末が通った道路上の緯度を示し、
部分157は端末が通った道路上での速度を示してい
る。
【0062】即ち、端末自身が渋滞情報の問合せに対
して返答するから、中継端末番号の部分154はデータ
が空の状態となっている。また、上記部分155,部分
156,部分157の経度・緯度・速度によれば、端末
は、現在地と目的地との間の距離が短ければ、現在地
から目的地までの道路を複数の短い距離の区間に分割
し、各区間の例えば中間点の経度・緯度と、その中間点
の速度、または、各区間の平均速度とを組にして送信す
る。また、端末は、現在地と目的地との間の距離が長
ければ、現在地から目的地までの道路を複数の長い距離
の区間に分割し、各区間の例えば中間点の経度・緯度
と、その中間点の速度、または、各区間の平均速度とを
組にして送信する。
【0063】例えば、端末は、図8に示す経路Cを矢
印R1方向に直前に通った記録を持っている場合、経路
Cを例えば8つの区間に分割し、各区間内の地点C1,
…,C8の合計8箇所での経度・緯度・平均速度を返信
する。
【0064】そして、端末が中継した渋滞情報の問合
せを端末が受けた場合、端末は、渋滞情報の問合せ
の転送信号を受信したことを示す信号を送信する。
【0065】この信号は、図11に示すように、データ
種別を示す部分161と、渋滞情報の問合せの信号を中
継した端末固有の端末番号を示す部分162と、渋滞情
報の問合せの転送信号を受けた端末固有の端末番号を示
す部分163とを含む。ここでは、上記部分161は渋
滞情報の問合せの転送信号であることを示し、部分16
2は端末が渋滞情報の問合せを中継したことを示し、
部分163は端末が渋滞情報の問合せの転送信号を受
けたことを示す。
【0066】そして、端末が、端末が渋滞情報の問
合せの転送信号を受信したことを示す信号を受けると、
端末は、その転送信号を端末が受信したことを記憶
する。
【0067】また、端末は、端末が中継した渋滞情
報の問合せの中の最大転送回数が0であるかを調べ、最
大転送回数が0であれば中継をせず、最大転送回数が1
以上であれば、最大転送回数から1を減算し、中継端末
番号に端末の端末番号を入れて送信する。
【0068】例えば、端末が、図8に示す経路Dを矢
印R2方向に直前に通った記録を持っている場合、端末
は、渋滞情報の問合せに対する返答の信号(図10参
照)を送信する。ここでは、上記部分151は渋滞情報
の問合せに対する返答を示し、部分152は端末が渋
滞情報の問合せを行ったことを示し、部分153は端末
が渋滞情報の問合せを受けたことを示し、部分154
は返答が中継された返答でないことを示し、部分155
は端末が通った道路上の経度を示し、部分156は端
末が通った道路上の緯度を示し、部分157は端末
が通った道路上での速度を示している。
【0069】即ち、端末自身が渋滞情報の問合せに対
して返答するから、中継端末番号の部分154はデータ
が空の状態となっている。また、上記部分155,部分
156,部分157の経度・緯度・速度によれば、端末
は、経路Dを複数の区間に分割し、各区間の地点D
1,…,D8の合計8箇所での経度・緯度・平均速度を
返信する。
【0070】そして、端末が、渋滞情報の問合せに対
する返答の信号を端末から受けると、端末は、直前
に端末からの渋滞情報の問合せを端末に中継した記
録を持っているため、端末からの返答を端末へ向け
て中継する。この中継を行う時、その返答を示す信号の
中の中継端末番号に端末の端末番号を入れて中継を行
う。
【0071】端末が中継した渋滞返答(渋滞情報の問
合せに対する返答)は、端末へ渋滞情報の問合せを中
継した端末が存在すれば、その端末に中継されるが、今
回は端末からの渋滞情報の問合せを端末が直接受け
ていたので、端末からの渋滞返答は端末が直接受け
取り利用することになる。
【0072】渋滞返答を受け取った端末は、同じ候補
経路から複数の回答があった中で、候補経路の通過時の
速度が極端に遅いことを示す回答を、休憩等による遅れ
と判断して削除した後、複数の候補経路のそれぞれの通
過に要する実際の時間を、他の端末からの返答に基づい
て計算する。また、端末は、他の端末からの返答が無
かった候補経路に関しては地図情報に付加されている平
均的な速度を利用して、その候補経路の通過に要する時
間を計算する。その平均的な速度は、時間帯や曜日等に
より変化するように設定されている。
【0073】尚、候補経路が道路工事等で通行止めにな
る場合、その通行止めの情報は事前に判る情報であって
即時性を必要としないため、通行止めの情報を既存のV
ICSによって得て、通行止めとなっている候補経路か
ら除外する。
【0074】以上のようにして、各候補経路毎に計算さ
れた通過に要する時間を比較し、最も早く目的地に到着
可能な候補経路を優先順位1位の候補経路として利用者
(1)に提示する。つまり、端末は、最も早く目的地
に到着可能な候補経路を、出発地から目的地までの最適
経路として特定して、その最適経路を利用者(1)に提
示する。
【0075】すなわち、他の車両の端末が取得した情報
に基づくことにより、候補経路の状況をほぼリアルタイ
ムに把握することが可能になって、例えば渋滞している
候補経路を避けて、出発地から目的地に最短時間で到達
可能な最適経路を高精度に特定できる。
【0076】また、他の車両の端末が取得した情報を利
用することにより、利用者が複数の異なる経路に分散
し、渋滞の発生を抑制することが可能になる。
【0077】他の車両が渋滞している道路または空いて
いる道路を通過するにあたり、休憩をとる等で実際の渋
滞に関係なく時間を消費することも考えられるが、これ
は複数の端末から情報を得ることにより、休憩によって
消費した端末からの情報を除外することが可能である。
【0078】各端末の持つ無線機の電波出力は走行速度
によって変化させ、無線機の電波到達距離を低速走行時
で1〜2キロメートル程度、高速走行時でも5キロメー
トル程度までに抑えることにより、不必要な多くの情報
が飛び交うのを避ける。また、電波到達距離外の渋滞情
報が必要な時は、電波到達距離内の他の車両に搭載され
た端末を中継器として利用することで、電波到達距離外
に在る車両に搭載された端末の情報を得ることが可能に
なる。
【0079】尚、候補経路の検索の結果、同じ時間で到
達可能な候補経路が複数見つかった場合、右左折の回数
が少ない候補経路を良い経路と判断し、更に、右左折の
回数が同じ場合は、日本は車両が左側通行であるので、
右折の回数より左折の回数が多い候補経路を良い経路だ
と判断する。
【0080】利用者(1)が他府県等の遠い目的地を端
末に入力した場合、端末の制御部4は渋滞情報の問
合せを行う際の最大転送回数を無闇に大きく設定するこ
とはせず、道路地図を用いて目的地までに使用する高速
道路や幹線道路を調べ、その高速道路や幹線道路へ合流
するまでの経路で合流点を一時的に目的地にして渋滞情
報の問合せを行う。また、付近に複数の高速道路や幹線
道路が存在し、最終的な目的地まではどちらを通ってで
も行ける場合、端末の制御部4は、最大転送回数を少
なく制限した上で最終目的地までの渋滞情報の問合せを
行って、付近に最終目的地方面へ行った端末が存在しな
いか調べると共に、複数の高速道路や幹線道路へ合流す
るまでの経路を目的地にした渋滞情報の問合せも行い、
最終目的地まで最短時間で移動可能な候補経路の情報を
取得する。
【0081】また、遠隔地を目的地にした場合は、全工
程の移動に長い時間が必須となり即時性が重要でなくな
るため、近隣地域でのみ渋滞情報の問合せを行い、遠隔
地での経路特定には既存のVICS情報を併用してもよ
い。
【0082】尚、全ての端末が古い道路地図データを持
ち続けるのを避けるため、各端末の制御部4に別途記憶
している経過時間に従い、数ヶ月に一度という長い間隔
で、周辺に他の端末が存在するかどうかに関係なく、情
報センターに地図の作成日付を問合せるようにしてもよ
い。
【0083】また、道路地図データに有効期限を付し
て、その有効期限が切れると、他の端末または情報セン
ターから新しい道路地図データを自動的に取得するよう
にしてもよい。
【0084】本発明の通信型経路案内システムを4台以
上の車両のそれぞれに搭載した場合でも、本実施の形態
と同等の効果を奏するのは言うまでもない。
【0085】また、本発明の通信型経路案内システムは
ディスプレイ21を備えてなくてもよい。この場合、車
両のインパネに設置された表示装置や、車両に持ち込ん
だ携帯表示装置に、ナビゲーション装置本体1を接続す
ることが考えられる。
【0086】上記ディスプレイ21として、例えば液晶
やEL(エレクトロルミネッセンス)等の平面ディスプ
レイを用いてもよい。
【0087】上記指定条件入力部3は、例えばキーボー
ドやタッチパネル等のように利用者が手で指定条件を直
接入力するものであってもよいし、利用者が指定条件を
声で入力するものであってもよい。
【0088】上記位置検出部5は、GPS受信機能とジ
ャイロ機能とを有していたが、GPS受信機能を有する
だけでもよい。
【0089】上記位置検出部5は、GPS信号を受信し
た固定局が割り出した誤差情報をFM電波により受信し
て誤差補正を行ってもよい。
【0090】上記位置検出部5は、車両の左右輪の回転
数の差から方向を求める舵角センサ、光ファイバジャイ
ロ、及び振動ジャイロ等を有してもよい。
【0091】上記ナビゲーション装置本体1は、利用者
への経路誘導や各種案内を音声で行うための音声出力部
を備えてもよい。
【0092】また、上記ナビゲーション装置本体1は、
GPS信号を受信できない場合、ジャイロを用いた推測
航法により自車の走行位置を求めてもよい。
【0093】また、上記ナビゲーション装置本体1はデ
ィスプレイ21と一体または別体になっていてもよい。
【0094】また、上記ナビゲーション装置本体1は携
帯電話31と別体であったが、携帯電話31と一体にし
てもよい。つまり、上記ナビゲーション装置本体1は、
携帯電話31と同等の機能を有する通信装置を搭載して
もよい。この場合、利用者が携帯電話31をモデム11
に接続する手間を省くことができる。
【0095】上記車両間通信部6は、TNC7,無線機
8と、TNC7,無線機8以外の構成部品とを有しても
よい。
【0096】上記センター間通信部10は、モデム1
1,携帯電話31と、モデム11,携帯電話31以外の
構成部品とを有してもよい。
【0097】上記車両間通信部6による端末間の通信は
直接行ってもよいし、例えば中継局を介して間接的に行
ってもよい。
【0098】上記実施の形態では、出発地から目的地ま
での最適経路を特定するとき、利用者の現在地が出発地
と一致しているが、利用者の現在地が出発地と異なって
いてもよい。
【0099】また、他の端末が有する道路地図データを
取得するという思想を、GPS機能を有する携帯電話に
適用してもよい。
【0100】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の通信
型経路案内システムは、車両間通信手段を用いて、他の
車両の通信型経路案内システムが有する道路地図データ
を取得するので、道路地図データを蓄積・管理する例え
ば情報センターへのアクセス回数が減少し、その情報セ
ンターにアクセスが一時に集中するのを阻止できる。
【0101】また、上記情報センターへのアクセス回数
が減少するので、情報センターの設備の簡略化が可能に
なる。
【0102】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムが有する道路地図データを取得するので、最新の道
路地図データが記録された例えば記録メディアを購入す
る必要がなく、データベースの道路地図データを更新す
るための経費を低減できる。
【0103】また、最適経路特定手段は、他の車両の通
信型経路案内システムから取得した情報に基づくことに
より、候補経路の状況をほぼリアルタイムに把握するこ
とが可能になるので、例えば渋滞している候補経路を避
けて、出発地から目的地に最短時間で到達可能な最適経
路を高精度に特定できる。
【0104】また、上記他の車両の通信型経路案内シス
テムから取得した情報を利用するので、利用者が複数の
異なる経路に分散し、渋滞の発生を抑制することが可能
になる。
【0105】一実施形態の通信型経路案内システムにお
いて、上記最適経路特定手段は、他の車両の場所及び速
度で候補経路を評価するので、その候補経路で例えば渋
滞が発生しているか否かを判断することができる。
【0106】一実施形態の通信型経路案内システムは、
上記データベースの道路地図データの作成日と、他の車
両の通信型経路案内システムの道路地図データの作成日
とを比較するから、データベースの道路地図データを最
新の道路地図データに自動更新できる。
【0107】一実施形態の通信型経路案内システムは、
外部に設けられた情報センターとの間で双方向通信を行
うためのセンター間通信手段を備えているから、データ
ベースの道路地図データよりも新しいデータを情報セン
ターから受信して、データベースの道路地図データを最
新の道路地図データに自動更新できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の一形態の通信型経路案
内システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】 図2は上記通信型経路案内システムのナビゲ
ーション装置の画面の表示の模式図である。
【図3】 図3は道路地図ブロックの作成日付を問合せ
る通信に用いられる情報の構成を示す模式図である。
【図4】 図4は上記道路地図ブロックの作成日付を答
える通信に用いられる情報の構成を示す模式図である。
【図5】 図5は上記道路地図ブロックの送信を要求す
る通信に用いられる情報の構成を示す模式図である。
【図6】 図6は上記道路地図ブロックを送信する通信
に用いられる情報の構成を示す模式図である。
【図7】 図7は地図を蓄積管理する情報センターの構
成を模式的に示すブロック図である。
【図8】 図8は出発地から目的地までの経路を示す模
式図である。
【図9】 図9は渋滞情報の問合せの通信に用いられる
情報の構成を示す模式図である。
【図10】 図10は渋滞情報の問合せに答える通信で
用いられる情報の構成を示す模式図である。
【図11】 図11は渋滞情報の問合せを転送したこと
を知らせる通信で用いられる情報の構成を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 2 データベース 3 指定条件入力部 4 制御部 5 位置検出部 6 車両間通信部 7 TNC(パケット通信コントローラ) 8 無線機 9 表示制御部 10 センター間通信部 11 モデム 21 ディスプレイ 31 携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HB23 HB24 HB25 HC05 HC08 HC14 HD13 HD16 HD23 HD24 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC14 5H180 AA01 BB04 BB05 CC12 FF04 FF05 FF13 FF22 FF27 FF32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図データを記憶しているデータベ
    ースと、 目的地を含む指定条件を入力するための指定条件入力手
    段と、 上記道路地図データを読み出して出発地から上記目的地
    までの候補経路を上記指定条件に従って特定する候補経
    路特定手段と、 現在位置を検出する現在位置検出手段と、 他の車両に搭載された通信型経路案内システムとの間で
    双方向通信を行うための車両間通信手段と、 上記他の車両の上記通信型経路案内システムから取得し
    た情報に基づいて、上記候補経路の中から、上記出発地
    から上記目的地までの最適経路を特定する最適経路特定
    手段とを備えたことを特徴とする通信型経路案内システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信型経路案内システ
    ムにおいて、 上記最適経路特定手段は、上記他の車両の場所及び速度
    で上記候補経路を評価して上記最適経路を特定すること
    を特徴とする通信型経路案内システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の通信型経路案
    内システムにおいて、 上記データベースに記憶された上記道路地図データの作
    成日と、上記他の車両の上記通信型経路案内システムが
    有する道路地図データの作成日とを比較して、最新の道
    路地図データに更新することを特徴とする通信型経路案
    内システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の通信型経路案
    内システムにおいて、 外部に設けられた情報センターとの間で双方向通信を行
    うためのセンター間通信手段を備え、 上記センター間通信手段を介して上記情報センターから
    道路地図データを取得することを特徴とする通信型経路
    案内システム。
  5. 【請求項5】 目的地を含む指定条件を入力するステッ
    プと、 データベースから道路地図データを読み出して出発地か
    ら上記目的地までの候補経路を上記指定条件に従って特
    定するステップと、 他の車両に搭載された通信型経路案内システムとの間で
    双方向通信を行うステップと、 上記他の車両の上記通信型経路案内システムから取得し
    た情報に基づいて、上記候補経路の中から、上記出発地
    から上記目的地までの最適経路を特定するステップとを
    備えたことを特徴とする通信型経路案内方法。
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