JP2003295856A - 弦鳴楽器の駒構造 - Google Patents

弦鳴楽器の駒構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低音弦について駒の振動を大きくして、本来
の低音弦の伸びがあり響きのいい音を発生させる弦鳴楽
器の駒構造を提案し、もってバランスのとれた良く鳴る
楽器を提供する。 【解決手段】 低音弦から高音弦までの複数の弦S1,
S2,S3,S4を載置する駒10であって、前記駒の
低音弦S1側の側部12から駒本体11の内側に延設さ
れた空間部15を介して低音弦側に自由肩部16が形成
されている。また、低音弦から高音弦までの複数の弦を
載置する駒本体41を備え、前記駒本体は低音弦側支点
部材51及び高音弦側支点部材52によって支持されて
いるとともに、前記低音弦側支点部材の前記低音弦S1
と高音弦S4の中間位置Oを基準とする距離xは前記高
音弦側支点部材の前記低音弦と高音弦の中間位置を基準
とする距離yよりも短く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンドリンやギ
ターあるいはピアノ等の弦鳴楽器に関し、特にはその駒
(「ブリッジ」ともいう。)の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばマンドリンやギターなどの楽器
は、低音弦から高音弦までの複数の弦が駒を介してその
両端が弦留めされた構造となっている。駒は弦と響板の
間にあって、弦の振動を響板に伝達する。駒を介して響
板に伝達された弦の振動は響板から反発する応力を生じ
させ、この応力によって駒を反復振動させ弦を振動させ
る。
【0003】駒の上(頭部)には、例えばマンドリンの
場合、低音弦から低中音弦、高中音弦、高音弦と順に張
設される。各弦の振動に対しては、低音弦については響
板が大きく振幅することによって力強く幅広い音を発生
させ、他方高音弦については響板が細かく振幅すること
によって鋭く細い音を発生させることが、バランスのと
れた良く鳴る楽器としての機能上望ましい。駒は、前記
したように、弦と響板の間に介在されて弦の振動を響板
に伝達するものであるから、低音域の弦については弦の
振動を響板に大きく振幅させ、また高音域の弦について
は弦の振動を響板に細かく伝達することが有効である。
【0004】しかるに、従来の駒構造では、例えば添付
の図面の図15及び図16に示したマンドリン90のよ
うに、正面視略左右対称の台形状に形成された駒91が
響板92上に固定されている。このような駒91にあっ
ては、図16に図示のように、低音弦S1の駒91の端
部91Eまでの距離K1が、低中音弦S2の駒91の端
部91Eまでの距離K2よりも小さい。また、低音弦S
1の駒91の端部91Eまでの距離K1と、高音弦S4
の駒91の端部91Fまでの距離K4とがほぼ等しい。
【0005】駒91の全長Wの中央部Oを中心とする駒
91の振動は、駒91の先端91E,91Fにかかる響
板92の応力が一定であるとするならば、伝達距離の大
きい低中音弦S2の方が低音弦S1より大きいことにな
り、また低音弦S1と高音弦S4とは同じということに
なる。従って、駒91が生じさせる響板92の反発応力
による振幅も、これにより、低中音弦S2の方が低音弦
S1より大きく、また低音弦S1と高音弦S4とが同じ
になり、前記した、低音弦S1については響板92が大
きく振幅して力強く幅広い音を発生させ、他方高音弦S
4については響板92が細かく振幅して鋭く細い音を発
生させるという要請とは相反する結果となる。
【0006】上のように、従来の駒構造にあっては、本
来響板92を大きく振幅させるべき低音弦S1について
駒91の振動を大きくすることに関して何ら考慮されて
いなかった。かえって、低音弦S1よりも中音域の低中
音弦S2や高中音弦S3の方が響板92の振幅が大きか
ったり、あるいは低音弦S1と高音弦S4との響板92
の振幅がほぼ同じという、バランスのとれた良く鳴る楽
器としての機能に反する構造を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
低音弦について駒の振動を大きくすることによって、本
来の低音弦の伸びがあり響きのいい音を発生させる弦鳴
楽器の駒構造を提案するものであって、もってバランス
のとれた良く鳴る楽器を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、低音弦から高音弦までの複数の弦を載置する駒で
あって、前記駒の低音弦側の側部から駒本体の内側に延
設された空間部を介して低音弦側に自由肩部が形成され
ていることを特徴とする弦鳴楽器の駒構造に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、前記空間部が切
欠溝よりなる請求項1に記載の弦鳴楽器の駒構造に係
る。
【0010】請求項3の発明は、前記空間部内に支点部
材が設けられている請求項1又は2に記載の弦鳴楽器の
駒構造に係る。
【0011】請求項4の発明は、前記支点部材が空間部
に沿って移動自在に設けられている請求項3に記載の弦
鳴楽器の駒構造に係る。
【0012】請求項5の発明は、低音弦から高音弦まで
の複数の弦を載置する駒本体を備え、前記駒本体は低音
弦側支点部材及び高音弦側支点部材によって支持されて
いるとともに、前記低音弦側支点部材の前記低音弦と高
音弦の中間位置を基準とする距離(x)は前記高音弦側
支点部材の前記低音弦と高音弦の中間位置を基準とする
距離(y)よりも短く形成されていることを特徴とする
弦鳴楽器の駒構造に係る。
【0013】請求項6の発明は、前記駒本体が前記低音
弦側支点部材及び高音弦側支点部材によって足部材と結
合されている請求項5に記載の弦鳴楽器の駒構造に係
る。
【0014】請求項7の発明は、前記駒本体が前記低音
弦側支点部材及び高音弦側支点部材を介して直接楽器本
体に支持されている請求項5に記載の弦鳴楽器の駒構造
に係る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るマ
ンドリンの駒構造を示す要部の断面図、図2は図1の駒
の振動を表す模式図、図3は駒と響板と力木の関係を表
す要部断面図、図4は駒形状と力木の関係を表す要部断
面図、図5は駒構造の他の例を示す断面図、図6は同じ
く駒構造の別の実施例を示す断面図、図7はさらに駒構
造の他の実施例を示す断面図、図8は駒構造の他の実施
例を示す断面図、図9は電気ギターの駒の一実施例を示
す要部の断面図、図10は駒の空間部に支点部材を設け
た構造を表す要部断面図、図11は同じく支点部材を設
けた駒の他の実施例を示す断面図、図12はさらに支点
部材を設けた駒の別の実施例を示す断面図、図13は駒
本体が支点部材によって支持された駒構造の一実施例を
示す要部断面図、図14は同じく電気ギターにおける実
施例を示す要部の断面図である。
【0016】図1に示すこの発明の弦鳴楽器の駒構造
は、低音弦から高音弦までの複数の弦S1,S2,S
3,S4を載置する駒10であって、前記駒10の低音
弦S1側の側部12から駒本体11の内側に延設された
空間部15を介して、低音弦S1側に自由肩部16が形
成されていることを特徴とするものである。なお、図に
示す弦鳴楽器はマンドリンを例としたもので、2本で一
対の複弦構造を有する。符号9はマンドリンの響板を示
す。
【0017】図示した駒10の空間部15は、請求項2
の発明として規定したように、切欠溝15Gとすること
ができる。この切欠溝15Gは、図に示すように低音弦
S1側の側部12から低中音弦S2付近まで切り込んだ
もので、最も簡単かつ容易に自由肩部16を形成できる
ほか、足部17が形成されるので安定性があるという利
点がある。なお、空間部15の大きさや長さならびに形
状等は特に限定されるものでなく、駒10の低音弦S1
側に自由肩部16が形成されるものであればよい。楽器
の種類や駒部材の大きさや形状、あるいは求められる音
調等によって適宜決定される。
【0018】このように駒10の低音弦S1側に自由肩
部16を形成した駒10にあっては、図2の模式図にも
示したように、低音弦S1の振動が大幅に増大し、該低
音弦S1を弾いたときに駒10の低音弦S1側が他の弦
S2,S3,S4に比して大きく振動することとなる。
その結果、響板9に伝達される低音弦S1側の振動も大
きくなり、これによって生ずる響板9の反発応力も大き
くなり、低音弦S1に力強く幅広い音を発生させること
ができる。これに対して、低中音弦S2、高中音弦S
3、高音弦S4に行くに従い響板9に伝達される駒の振
動も順次小さくなり、響板9の反発応力も小さくなっ
て、バランスのよい音作りが可能となるのである。
【0019】図3は響板9の裏面に設けられた力木8と
の関係を示したものであるが、この例のように、低音弦
S1側の力木部分8aを小さくしかつ高音弦S4側の力
木部分8bを大きくすることによって、低音弦S1側の
力木部分8aが高音弦S4側の力木部分8bを支点とし
てより振幅しやすくなり、これによって低音弦S1側の
響板9の振幅をさらに増大させることができるととも
に、その反応も早めることができる。
【0020】なお、図4に示す駒10Aのように、自由
肩部16下部の空間部15が足部のない大きな切欠空間
部15Vとすることも可能である。この場合には、駒1
0Aの安定性のために、図示のように、響板9の駒10
Aの対応位置に力木8を設けることが好ましい。
【0021】図5以下は、駒構造の他の例を示すもので
ある。なお、これらの例において、上の例と同一符号は
同一構成を表すものとする。図5の駒10Bは駒本体1
1の中央の高中音弦S3にほぼ対応する位置に貫通孔2
0を形成したもので、各弦の圧力を分散させ低音弦S1
側の振動を大きくする効果がある。図6の駒10Cは駒
本体11の下部の高音弦S4側に切欠部21を形成した
もので、上と同様に、低音弦S1側の振動を大きくする
とともに、各弦の圧力を分散させる効果がある。
【0022】図7の駒10Dは駒本体11の上部に切欠
部22、下部に切欠部23を設けたものである。また、
図8の駒10Eは上部切欠部24と2つの貫通孔25,
26を設けたものである。これらの例のように、駒に対
する各弦の圧力を分散し駒の低音弦S1側の振動を向上
させるために、適宜の切欠や貫通孔を設けることができ
る。
【0023】図9は電気ギターの駒(ブリッジ)10F
の一例を示すもので、低音弦S1から高音側へ順にS
2,S3,S4,S5,S6(高音弦)の6本の弦が駒
(ブリッジ)本体11の各サドル29上に載置されてい
る。この場合においても、低音弦S1側に切欠部15V
よりなる空間部15を介して自由肩部16が形成されて
いる。符号9Aは響板に対応するボディ本体である。
【0024】また、前記したと同様の効果が得られる駒
構造としては、請求項3の発明として規定し図10に図
示した駒10Gのように、前記駒の空間部15内に支点
部材30を設けた構造とすることもできる。該支点部材
30は木、プラスチック、金属等から構成することがで
きる。この支点部材30は、空間部15によって形成さ
れる自由肩部16の長さ(大きさ)を調整し、自由肩部
16の振動の大きさを決定する。
【0025】さらに、前記支点部材30は、請求項4の
発明として規定するように、前記空間部15に沿って移
動自在に設けられた構造としてもよい。この場合、駒1
0の空間部15に支点部材30の移動用の溝(図示せ
ず)等を形成しておき、スライド可能とするとずれが無
くスムーズな移動ができる。このように支点部材30を
移動可能とすることにより、自由肩部16の長さ(大き
さ)を調整可能とし、駒本体の振動を自由に変更調整す
ることができる。
【0026】図11の駒10Hは、空間部15(切欠溝
15G)の先端に駒本体11下方へのV字溝31を形成
して自由肩部16の可撓性(ここでは振動性)を向上さ
せたものである。また、図12の駒10Iは、駒本体1
1が空間部15を介して、自由肩部16を含む本体部分
11Aと支点部材30が移動する足部分11Bとに分割
された例である。
【0027】さらにまた、駒構造の他の例としては、請
求項5の発明として規定し図13に図示した駒40が開
示される。すなわち、この構造に係る駒40の構造は、
低音弦から高音弦までの複数S1,S2,S3,S4の
弦を載置する駒本体41を備え、前記駒本体41は低音
弦側支点部材51及び高音弦側支点部材52によって支
持されているとともに、前記低音弦側支点部材51の前
記低音弦S1と高音弦S4の中間位置Oを基準とする距
離xは、前記高音弦側支点部材52の前記低音弦S1と
高音弦S4の中間位置Oを基準とする距離yよりも短く
形成されていることを特徴とするものである。
【0028】上の駒40にあっては、図からも解るよう
に、低音弦側支点部材51が、高音側支点部材52より
も、低音弦S1と高音弦S4との中間位置Oにより近く
配置されている。つまり、駒本体41の低音弦S1側に
高音弦S4側よりも振動の大きい自由肩部42が形成さ
れているのである。そして、その結果として、先の発明
について述べたと同様に、低音弦S1側における駒本体
41の振動が大きくなり、響板9に伝達される低音弦S
1側の振動も大きくなり、これによって生ずる響板9の
反発応力も大きくなり、響板9を大きく振幅させ、低音
弦S1に力強く幅広い音を発生させることができる。
【0029】前記低音弦側支点部材51と高音弦側支点
部材52は、先の実施例の支点部材30と同様に、木、
プラスチック、金属等から形成することができる。この
ような構成とすることによって、駒本体41に振動の大
きい自由肩部42を容易かつ確実に形成することができ
るほか、先述した駒本体に空間部を形成する構造に比し
て、強固で耐久性の高い機構とすることができる。ま
た、必要に応じて、各支点部材51,52を移動可能と
して位置調節自在とすることができる。さらに、図示し
ないが、支点部材51,52を例えばボルト及びナット
部材によって構成し、駒本体41の高さ位置(間隔)を
変更可能又は調節自在とすることもできる。
【0030】図13の実施例では、請求項6の発明とし
て規定したように、駒本体41が低音弦側支点部材51
と高音弦側支点部材52によって足部材45と結合され
ている例が示される。響板9が薄板よりなるマンドリン
等にあってはこのような構造が望ましい。
【0031】これに対して、図14の実施例に示す駒4
0Aの構造では、請求項7の発明として規定したよう
に、駒本体41が低音弦側支点部材51と高音弦側支点
部材52を介して直接楽器本体60に支持されている例
が示される。この例は、電気ギター等の例で、高音弦側
支点部材52はボルト53よりなり、低音弦側支点部材
51は前記した支点部材(30)よりなる。符号S1
(低音弦)ないしS6(高音弦)は弦、29はサドル、
54は座金、60はボディ本体を表す。
【0032】上に述べた実施例の駒構造では、弦鳴楽器
として主としてマンドリンやギター(電気ギターを含
む)を例に説明したが、このほかに弦と駒を有するピア
ノ、あるいは各種の撥弦楽器、擦弦楽器、打弦楽器等に
おいてもこの発明は有効に利用されることができる。
【0033】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
弦鳴楽器の駒構造によれば、低音弦について駒の振動を
大きくしたものであるから、これによって、本来の低音
弦の伸びがあり響きのいい音を発生させることができる
ようになり、バランスのとれた良く鳴る楽器を提供する
ことができるようになった。
【0034】また、請求項2の発明によれば、空間部を
切欠溝によって形成することで、極めて簡単かつ容易に
製作できる利点がある。
【0035】請求項3の発明によれば、空間部内に支点
部材を設けることによって、最も適切な位置の振動の支
点を配置することができる。
【0036】さらに、請求項4の発明によれば、支点部
材が空間部内を移動自在に構成されていることによっ
て、振動の支点を自由に調節することができる。
【0037】さらにまた、請求項5の発明によれば、駒
本体を低音弦側支点部材と高音弦側支点部材によって支
持したものであるから、駒本体に振動の大きい自由肩部
を容易かつ確実に形成することができるほか、駒本体に
空間部を形成する構造に比して、強固で耐久性の高い機
構とすることができる。また、必要に応じて位置調節や
高さ調節も可能となるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るマンドリンの駒構造
を示す要部の断面図である。
【図2】図1の駒の振動を表す模式図である。
【図3】駒と響板と力木の関係を表す要部断面図であ
る。
【図4】駒形状と力木の関係を表す要部断面図である。
【図5】駒構造の別の実施例を示す断面図である。
【図6】同じく駒構造の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図7】駒構造の他の実施例を示す断面図である。
【図8】駒構造の他の実施例を示す断面図である。
【図9】電気ギターの駒の一実施例を示す要部の断面図
である。
【図10】駒の空間部に支点部材を設けた構造を示す図
である。
【図11】同じく支点部材を設けた駒の他の実施例を示
す断面図である。
【図12】さらに支点部材を設けた駒の別の実施例を示
す断面図である。
【図13】駒本体が支点部材によって支持された駒構造
の一実施例を示す要部断面図である。
【図14】同じく電気ギターにおける実施例を示す要部
の断面図である。
【図15】一般的な弦鳴楽器の一例を示す斜視図であ
る。
【図16】従来の駒構造の一実施例を示す要部の断面で
ある。
【符号の説明】
9 響板 10,10A〜10I 駒 11 駒本体 12 駒の低音弦側の側部 15 空間部 16 自由肩部 17 足部 30 支点部材 40,40A 駒 41 駒本体 45 足部材 51 低音弦側支点部材 52 高音弦側支点部材 S1 低音弦 S2 低中音弦 S3 高中音弦 S4 高音弦

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低音弦から高音弦までの複数の弦を載置
    する駒であって、 前記駒の低音弦側の側部から駒本体の内側に延設された
    空間部を介して低音弦側に自由肩部が形成されているこ
    とを特徴とする弦鳴楽器の駒構造。
  2. 【請求項2】 前記空間部が切欠溝よりなる請求項1に
    記載の弦鳴楽器の駒構造。
  3. 【請求項3】 前記空間部内に支点部材が設けられてい
    る請求項1又は2に記載の弦鳴楽器の駒構造。
  4. 【請求項4】 前記支点部材が空間部に沿って移動自在
    に設けられている請求項3に記載の弦鳴楽器の駒構造。
  5. 【請求項5】 低音弦から高音弦までの複数の弦を載置
    する駒本体を備え、前記駒本体は低音弦側支点部材及び
    高音弦側支点部材によって支持されているとともに、前
    記低音弦側支点部材の前記低音弦と高音弦の中間位置を
    基準とする距離(x)は前記高音弦側支点部材の前記低
    音弦と高音弦の中間位置を基準とする距離(y)よりも
    短く形成されていることを特徴とする弦鳴楽器の駒構
    造。
  6. 【請求項6】 前記駒本体が前記低音弦側支点部材及び
    高音弦側支点部材によって足部材と結合されている請求
    項5に記載の弦鳴楽器の駒構造。
  7. 【請求項7】 前記駒本体が前記低音弦側支点部材及び
    高音弦側支点部材を介して直接楽器本体に支持されてい
    る請求項5に記載の弦鳴楽器の駒構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5582431B1 (ja) * 2013-07-16 2014-09-03 六男 竹中 アコースティックギター

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