JP2003295574A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP2003295574A
JP2003295574A JP2002104749A JP2002104749A JP2003295574A JP 2003295574 A JP2003295574 A JP 2003295574A JP 2002104749 A JP2002104749 A JP 2002104749A JP 2002104749 A JP2002104749 A JP 2002104749A JP 2003295574 A JP2003295574 A JP 2003295574A
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image forming
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Takuji Shibuya
卓史 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジのコストダウン及び本体装置構
成の設計自由度向上。 【解決手段】 ロータリー現像方式のカラーLBPにお
いて、カートリッジに搭載する記憶手段(不揮発性メモ
リなど)の書き換えを非接触で行う方式のものを搭載し
た現像カートリッジを、少なくとも1個有する。また、
非接触式メモリを搭載する現像カートリッジは、全ての
現像カートリッジの中で最も交換頻度の低い現像カート
リッジに搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービ
ームプリンター等の電子写真方式を用いた多色画像形成
装置、及び、該多色画像形成装置に着脱可能なプロセス
カートリッジに関するものである。
【0002】ここで言うプロセスカートリッジとは、電
子写真感光体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング
手段を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
及び、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なく
とも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンに依存することなくユーザ
ー自身で行うことが出来るので、格段に操作性を向上さ
せることが可能となった。そのため、画像形成プロセス
手段を一体的に構成したプロセスカートリッジ方式は、
画像形成装置において広く用いられている。
【0004】また、近年では情報端末(パーソナルコン
ピューターなど)、或いはそれらから構成されるネット
ワークシステムの目覚しい発展に伴い、オフィス・ビジ
ネス文書からホームプリンティングに至るまでカラー画
像の出力が主力となってきている。そのため、それらの
市場の要求を満たすべく、インクジェット方式、電子写
真方式などを用いた多色画像形成装置が広く用いられる
ようになった。その中でも、電子写真方式を用いた多色
画像形成装置は、オフィス或いはビジネスなどの場にお
いて、ネットワーク性能や大容量出力の実現のためにも
欠かせない存在いとなりつつある。
【0005】その電子写真方式を用いた多色画像形成装
置においても、その満足する機能に応じて様々な方式々
ものが考案、実用化されている。多色画像の形成を満足
するためには、複数の顕画像を形成する必要があり、そ
のためにそれら顕画像形成用のプロセスカートリッジが
必要となり、それらを画像形成装置内に具備してなるも
のである。
【0006】ここで多色画像形成装置において、様々な
方式のものが採用されている理由は前記した複数色の画
像形成ユニット或いはプロセスカートリッジが必須であ
るからであり、それらの配置構成等から方式が分かれて
いくことになる。
【0007】一般的な構成としては、感光体ユニットが
独立した形態で構成され、その感光体ユニットに対して
フルカラー画像を形成する各色の現像カートリッジが回
転移動式の機構を有するハウジング内に収納され、各色
の現像カートリッジがそれぞれの作用時に、回転移動式
のハウジングユニットにより各現像カートリッジが感光
体ユニットに対峙し、所定の現像工程を順次行う事によ
り多色画像を形成するのもである。尚、本方式の現像法
はロータリー現像方式と呼ばれる。
【0008】感光体に形成された顕画像は、転写ドラム
などに担持された転写材上に順次転写され、多色画像を
形成するものであり、本方式を多重転写方式と呼ぶ。
【0009】ー方、近年では、幅広い種類の転写材に対
して多色画像を形成する目的の為に、中間転写体を用い
る構成の画像形成装置も考案、実用されている。これ
は、中間転写体上に順次多色画像を形成し、中間転写体
上に形成された多色画像を転写材に対して一括転写する
方式である。
【0010】ロータリー現像方式を用いた多色画像形成
装置は、各色の画像形成を順次行なうため、すなわち、
1枚の画像を出力するまでには最低4回の画像形成工程
を経なければならないため、スループット(1分当たり
に可能な出力枚数;PPm)は比較的小さいというのが
特徴である。
【0011】上記画像形成装置の構成に関わらず、近年
ではプロセスカートリッジを中心として、ユーザーある
いはサービスマンが交換するユニット、消耗品などに書
き込み及び読み出し可能である記憶手段を設ける技術が
提案されている。(特開平09−120248号公報な
ど)この目的とするところは、これらの記憶手段に、記
憶手段を搭載しているユニットの情報を書き込みあるい
は読みだし(すなわち書き換え)、その情報に基づいた
動作を画像形成装置に行なわせる事で画像形成装置に最
適な状態を維持させる、あるいはユーザーにユニット情
報を提供する事でユーザーの支障を来たさないようにす
る事が可能になるという利点がある。
【0012】また、前記の記憶手段としては、記憶手段
に情報を書き換える際の通信を非接触式で行なうもの
と、接触式で行なう方式がある。非接触で行なうもの
は、記憶手段の他に書き換え用の書き換え装置が必要で
あり、書き換え装置から励起された電磁波により記憶手
段に電流が発生し、記憶手段の書き換え動作が行われ
る。非接触式のものは、プロセスカートリッジなど、画
像形成時などに移動するもの、或いはその記憶手段の位
置が固定しないものとの間での情報の授受を行う場合に
は非常に有用なものである。
【0013】一方、接触式の記憶手段の場合、情報の送
信側と受信側の素子が電気的に接触しているため、記憶
手段へのアクセスの信頼性が安定している。
【0014】非接触式の記憶手段と接触式の記憶手段の
何れを採用するかは、それらを搭載する装置に依存して
おり、特に限定されるものではない。
【0015】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、上記構成
の多色画像形成装置において、下記に挙げるような問題
が発生する場合がある。
【0016】ロータリー式現像ハウジングに現像器が収
納された方式の多色画像形成装置においては、現像カー
トリッジが画像形成時に感光体カートリッジに順次移
動、近接することで画像形成が行われるため、現像器に
搭載する記憶手段としてはその装置構成上非接触式のも
のを採用しなければならなかった。しかし、非接触式の
記憶手段を採用する場合には、以下の不具合が発生す
る。
【0017】(1)非接触式の記憶手段は、接触式の記
憶手段に比べてコストが高い。特に、一般的な多色画像
形成装置の場合には、消耗品の数量はイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4種類もあるため、コストもそ
の現像器の数量分だけ割高になってしまう。
【0018】(2)非接触式の記憶手段は、本体との情
報の書き込み及び読取り動作はアンテナ素子を介して行
わなければならないため、各記憶手段への送受信のアク
セスするタイミングが限られてしまう。すなわち、不特
定の位置に配置したアンテナ素子と現像カートリッジに
搭載した記憶手段との間で情報の送受信を行う場合に
は、現像カートリッジがアンテナ素子に近接しなければ
ならない。
【0019】近接するタイミングとしては、画像形成時
に各現像カートリッジが感光体カートリッジに移動する
際に行うか、あるいは、その他のタイミングにおいて現
像カートリッジを順次アンテナ素子に近接させるモード
を設定しなければならない。その為、本体側との情報の
授受に関する自由度が限られてしまう。
【0020】上記問題点を鑑み、本発明の目的とする所
は、ロータリー式現像ハウジングを有する多色画像形成
装置において、現像カートリッジに接触式の記憶手段を
搭載した多色画像形成装置及び現像器を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、(1)本出願に係わる第1の発明は、像担持体とし
ての感光体カートリッジが独立して配置し、複数の現像
カートリッジが回転移動式のハウジング内に収納され、
画像形成工程において各現像カートリッジが感光体カー
トリッジに回転移動し、対面した状態にて現像工程を行
う多色画像形成装置であり、各現像カートリッジは該現
像カートリッジの状態を随時読取り及び書き込み可能で
ある記憶手段を有しているものであり、該記憶手段の少
なくとも1個は非接触式の記憶手段であることを特徴と
する多色画像形成装置である。
【0022】(2)本出願に係わる第2の発明は、非接
触式の記憶手段を搭載する現像カートリッジが、現像カ
ートリッジの中でも最も使用頻度の低い現像カートリッ
ジに搭載することを特徴とする(1)の多色画像形成装
置。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の基本となる電子写真プロセスを利用した多色画像形
成装置の概略断面図である。
【0024】ここで示す多色画像形成装置は、電子写真
プロセスを利用したレーザービームプリンターである。
【0025】以下に、該多色画像形成装置を、その画像
形成工程に沿って、各部の構成、その動作態様について
説明する。
【0026】像担持体としての回転ドラム型の電子写真
感光体1(以下「感光ドラム」という。)が装置本体内
に配置されている。該感光ドラム1表面は、帯電装置2
により所定の電位に均一に帯電処理される。均一に帯電
処理された感光ドラム1は、画像信号に基づいて露光装
置3から発せられたレーザー光Lを照射され、感光ドラ
ム1上には画像信号に基づいた静電潜像が形成される。
該静電潜像が感光ドラム1の回転に伴い、所定のタイミ
ングにて感光ドラム1に所定の間隙を有して対峙する位
置に待機する現像器4Y(以下「現像カートリッジ」と
いう)を通過する際に、現像カートリッジ4Yには静電
潜像に所望のトナー量を現像可能となるバイアスが印加
され、静電潜像は現像カートリッジ4Yにより現像され
たトナー像により可視化される。可視化された感光ドラ
ム1上の顕画像は、感光ドラム1と逆方向に、感光ドラ
ム1と略同速度で感光ドラム1と所定の当接幅にて接触
した状態で移動する中間転写体5に転写される。
【0027】上記工程を他色の現像カートリッジ4M、
4C、4Kにおいても同様に実施し、全色の工程終了
後、中間転写体5上にはイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックのトナーからなる未定着トナー像が形成され
る。
【0028】該中間転写体5上の未定着トナー像が中間
転写体5の回転移動に伴い転写部材6に接近するタイミ
ングに同期するように転写材pは給紙ローラ7によって
給紙され、中間転写体5と転写部材6との当接部に搬送
される。該当接部を通過する際に、転写部材6には所定
のバイアスが印加され、中間転写体5上の未定着トナー
像が転写材pへと転写される。
【0029】未定着トナー像が転写された転写材pは定
着装置8へと搬送され、定着装置8にて加熱及び加圧作
用を受けることにより転写材pへの定着動作が行われ、
所望の多色画像の形成が完了する。
【0030】尚、中間転写体5への転写工程を経た後に
感光ドラム1に残存するトナーは、感光ドラム1のクリ
ーニング装置9によりクリーニングされ、次なる画像形
成過程へと進行する。
【0031】更に、転写部材6による転写材pへのトナ
ー像の転写工程終了後に中間転写体5上に残存するトナ
ーは、所定のタイミングにて不図示の付勢手段により中
間転写体5に当接したクリーニング装置10によりクリ
ーニングされ、次なる画像形成工程へと進行する。
【0032】感光ドラム1はφ30(mm)、負帯電性
を有する有機感光体を用いた。
【0033】帯電装置2は、φ12(mm)のローラ式
のものを用いた。該帯電装置2には感光ドラム1表面の
帯電処理時に、直流電圧−600(∨)に交流電圧とし
てピーク間電圧1.6(kVpp)、周波数1.2(k
Hz)を重畳したバイアスを印加した。
【0034】露光装置3のレーザー照射により、帯電処
理を施された感光ドラム1表面は、およそ−150
(∨)の電位となる。
【0035】現像カートリッジ4Y、4M、4C、4K
は、非磁性一成分現像剤を用い、現像工程時には現像カ
ートリッジ4Y、4M、4C、4Kに直流電圧−350
(∨)(平均的に使用される電圧値)に交流電圧として
ピーク間電圧2.0(kVpp)、周波数2.0(kH
z)を重畳したバイアスを印加する。
【0036】また、不図示の回転機構(ロータリー方
式)により各色の現像カートリッジ4Y、4M、4C、
4Kが矢印aの方向へ感光ドラム1に向かって回転、移
動可能となっている。
【0037】中間転写体5は、周長440(mm)、下
層に体積抵抗値を10(Ω・cm)前後に調整した厚
さ0.7(mm)のゴム(ヒドリン)、上層には離型層
としての体積抵抗値を1012(Ω・cm)前後に調整
した厚さ20(μm)のフツ素樹脂で構成されたベルト
状のものであり、テンションローラ51、52、53に
より懸架している。
【0038】また、中間転写体5を挟む位置にて感光ド
ラム1に対向した位置に転写バイアス印加ローラ54が
配設してある。転写バイアス印加ローラ54は中間転写
体5に所望のバイアスを印加するのに用いる。従って、
感光ドラム1のトナー像を中間転写体5に転写する際に
は各色トナー像の転写順に応じて順次+200(∨)、
+500(∨)、+500(∨)、+600(∨)のバ
イアスが転写バイアス印加ローラ54に印加される。
【0039】転写部材6は体積抵抗値10(Ω・c
m)前後に抵抗調整したφ20(mm)の発泡EPDM
からなるローラ状のものであり、中間転写体5上のトナ
ー像を転写材pに転写する際には、凡そ2.OkVのバ
イアスが印加される。
【0040】定着装置8は、シリコーンゴムからなるφ
40(mm)の一対のローラ81、82を、ローラ内部
に配置したヒータ83、84により180℃に加熱温調
したものである。
【0041】以下、本発明の特徴を説明する。
【0042】本発明の特徴としては、現像カートリッジ
4Y、4M、4C、4Kには記憶手段が搭載されること
にある。該記憶手段としては、信号情報を書き換え可能
に記憶、保持するものであれば特に限定されるものでは
ないが、例えば、RAMや、書き換え可能なROMなど
の電気的な記憶手段、磁気記録媒体や磁気バブルメモ
リ、光磁気メモリなどの磁気的記憶手段が使用される。
【0043】本実施形態においては、記憶手段への信号
情報の書き換え及び読取りを接触式で行うものと、非接
触式で行うものの双方を採用する。以下にこれらの記憶
手段の概略構成を説明する(図2、図3)。
【0044】記憶手段としては不揮発性メモリを採用し
た。本実施形態では代表的なものとして強誘電体不揮発
メモリ(以下、「FeRAM」という)を用いた。
【0045】接触式のFeRAM22、23、24はコ
ネクタを介して信号情報の書き換え等が行われる。
【0046】非接触式のFeRAM21は、アンテナ2
5と不図示のコンデンサからなる共振回路を組み合わせ
ることにより、リーダライタ20から送信される電磁波
から動作電源が生成する。このため、現像カートリッジ
4K側には電源を必要とせずに通信可能となる。
【0047】一般に非接触式のメモリは接触式のメモリ
よりもコストが高いため、4個の現像カートリッジを有
する多色画像形成装置の場合にはトータルコストが更に
かさむことになる。そのため、本実施形態では、1個だ
け非接触式のFeRAMを搭載し、残る3個は接触式の
FeRAMを搭載することにする。説明のため、ブラッ
クの現像カートリッジ4Kに非接触式FeRAM21を
搭載し、イエロー、マゼンタ、シアンの現像カートリッ
ジ4Y、4M、4Cに接触式FeRAM22、23、2
4を搭載することとする。
【0048】全現像カートリッジ4Y、4M、4C、4
Kは、カートリッジ容器の外周面に配置したコネクタ
(不図示)が、現像カートリッジ4Y、4M、4C、4
Kをハウジング40内に装着した際にハウジング40内
のコネクタ(不図示)と結合するようになっている。
【0049】また、これらのコネクタ間はハウジング4
0の側板に、矢じりbを付した回線26で示す様に配線
され、通信可能となるように電気的に結ばれている。
【0050】図4は多色画像形成装置が非画像形成時す
なわちウェイト状態であることを示した図であり、現像
カートリッジが感光ドラム1に対峙していない位置で待
機しているが、アンテナ25は、ウェイト状態のブラッ
クの現像カートリッジ4Kの待機位置に近接した位置に
配設している。
【0051】本実施形態の現像カートリッジに搭載した
FeRAMに記憶させる情報としては、各現像カートリ
ッジの使用量(例えば画像形成枚数、画像形成時の画素
数(ピクセルカウント)など)、現像カートリッジの使
用時間(例えば最終便用時刻など)などが中心となり、
特にそれに限定されるものではない。
【0052】各現像カートリッジのFeRAMへの情報
の書き換えなどは以下のように行う。
【0053】多色画像形成装置がウェイト状態にあり、
ブラック現像カートリッジ4Kに搭載した非接触式Fe
RAM21がアンテナ25に近接した状態にある時に、
多色画像形成装置本体のCPU27から送信されてきた
信号をアンテナ25を介して非接触式FeRAM21ヘ
アクセスする。書き換える情報がブラックの場合には、
そのままブラックのFeRAM21内にその情報を書き
換える。
【0054】しかし、イエロー、マゼンタ、シアンの情
報が送信されてきた場合には、ブラックのFeRAM2
1を介してイエロー、マゼンタ、シアンのFeRAM2
2、23、24にアクセスし、各現像カートリッジのF
eRAM22、23、24の内容を書き換える。
【0055】以下に、本発明の効果について従来例との
比較をもとに説明する。
【0056】<発明の効果の例1>発明者らが効果確認
のために用いた接触式と非接触式のFeRAMのコスト
は、それぞれおおよそ、約500円/個、約1400円
/個である。
【0057】従来例と本発明で示すトータルコストは以
下の通りとなる。
【0058】従来(非接触式FeRAM 4個);14
00円/個×4個=5600円 本発明(非接触式FeRAMl個、接触式FeRAM
3個);1400円/個×1個+500円/個×3個=
2900円 となる。上記コスト試算の観点からも、本発明による大
幅なコストダウンが達成されていることが確認できる。
本効果はユーザーヘの画像形成装置及び現像カートリッ
ジの低価格化による提供を可能とするものである。尚、
上記のFeRAMのコスト試算は本発明者が採用したも
のに関したものであり、これに限るものではないが、他
の不揮発性メモリを採用した場合にも同様の効果が得ら
れることは説明するまでも無い。
【0059】<発明の効果の例2>本発明により非接触
式FeRAMへのアクセスポイントの自由度の向上が可
能となる。
【0060】本実施形態ではブラックの現像カートリッ
ジ4Kに非接触式FeRAM21を搭載したため、画像
形成装置がウェイト状態のとき、すなわち非作動状態に
ある時のブラック現像カートリッジ4Kの待機位置にア
ンテナ25を配置し、ブラック現像カートリッジ4Kが
待機中にFeRAM21にアクセスし、全ての現像カー
トリッジ4Y、4M、4Cの情報を書き換えることが可
能となったため、書き換えのために現像器を順次アンテ
ナ25位置まで回転移動させるという動作を行う必要が
無くなったと共に、任意のタイミングにて書き換えを行
うことが可能となった。
【0061】以上説明したように、本実施形態の如く、
複数の現像器カートリッジを収納し、画像形成時に該現
像カートリッジを順次回転移動させる方式の多色画像形
成装置において、現像カートリッジの状態量などを記憶
保持しておく記憶手段を、少なくとも1つは非接触式で
書き換え可能のものを搭載し、各現像カートリッジ間で
該情報の通信を可能とすることにより、全カートリッジ
に搭載する記憶手段のトータルコストを格段に抑えるこ
とが可能となると同時に、記憶手段への情報の書き換え
タイミングを任意のタイミングに行うことが可能になる
ことが確認された。
【0062】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、現像カートリッジに搭載する非接触式の記憶手段
を、複数の現像カートリッジの中で最も交換頻度の低い
現像カートリッジに搭載することを特徴とするものであ
る。
【0063】第1の実施形態で示した通り、非接触式の
記憶手段FeRAMは接触式のものに比べて非常に高価
なものであり、コストの高いFeRAMの使用を極力抑
制した方がトータルコスト軽減を達成可能となる。
【0064】一方、近年の多色画像形成装置、特にフル
カラープリンターはビジネス、オフィス環境で使用され
る場合が多く、それらの環境で出力されるカラープリン
トはカラーの画像比率の低いテキスト、グラフィックな
どが中心となる。すなわち、モノクロプリントの中にカ
ラーが多少使用されるというケースが多いため、ブラッ
クの現像カートリッジとその他のイエロー、マゼンタ、
シアンといったカラー現像カートリッジとでは、その使
用頻度、消耗度合いなどが異なり、ブラックの現像カー
トリッジの交換頻度がその他の現像カートリッジに比べ
て非常に多いという事が一般的である。写真画などのプ
リントの場合には全色の現像カートリッジを平均的に使
用することになるが、カラー現像器が際立った交換頻度
を示すといういことは希である。
【0065】そこで、本発明者はカラープリンターでの
ブラック現像カートリッジとカラー現像カートリッジの
消耗度合いについて調査した。調査したカラープリンタ
ーは、キャノン(株)社製;LBP−2160である。
【0066】参考に、本プリンターに使用する現像カー
トリッジの印字可能枚数(仕様書に記載の数値。4%印
字時の通紙印字可能枚数。)は以下の通りである。
【0067】ブラック現像カートリッジ;17000枚 カラー現像カートリッジ;8500枚 上記の数値からも自明な通り、ブラック現像器がカラー
現像器よりも2倍の使用量を見込んだ仕様で製品化して
いる。これはあくまでも製品仕様上の数値であり、実際
の比率は更に大きく、4倍ほどであった。尚、該使用頻
度の数値は本発明者が調査した範囲内の概略数値であ
り、全てにおいて本数値が適用されるものではないこと
は説明するまでも無い。
【0068】以上の調査結果を参考に、本実施形態で
は、ブラック現像カートリッジ以外のカラー現像カート
リッジに非接触式のFeRAMを搭載し、トータルコス
トに及ぼす影響について確認した。
【0069】確認の方式としては、フルカラーとモノク
ロのプリント比率を7:3とし、モノクロプリントは4
%印字比率のテキストチャートを、フルカラープリント
はカラートナーの平均印字率を2%、ブラックトナーの
平均印字率を4%のテキストチャートを用いた場合とし
て計算した。
【0070】この結果、ブラックカートリッジとカラー
カートリッジのトナー消費量比は以下の通りとなる。
【0071】ブラックカートリッジ:カラーカートリッ
ジ=20:7上記結果からも分かる通り、ブラックカー
トリッジはカラーカートリッジよりおよそ2.8倍も早
く交換することになる。大まかな表現をすると、カラー
カートリッジを1本使用する間にブラックカートリッジ
を3本使用することになる。従って、最も使用頻度の低
いカートリッジ、本発明ではイエロ一、マゼンタ或いは
シアンの何れか1個、に非接触式FeRAMを搭載する
ことで、上記比率に応じた割合だけ更にトータルコスト
を抑制することが可能となった。
【0072】以上説明したように、第1の実施形態で示
した多色画像形成装置及び記憶手段搭載の現像カートリ
ッジにおいて、本実施形態の如く、最も仕様頻度の低い
或いは交換頻度の偉い現像カートリッジに非接触式記憶
手段を搭載することにより、トータルコストを更に抑え
ることが可能となることが確認された。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本出願に係る第1の発明によれば、像担持体に対し、複
数の現像プロセスカートリッジが収納されたハウジング
が回転移動して像担持体に対峙し、現像工程を順次行う
機構を有する多色画像形成装置において、現像プロセス
カートリッジには記憶手段を有し、複数の記憶手段の少
なくとも一つは非接触で記憶手段への情報の書き換えを
行う多色画像形成装置であり、非接触式の記憶手段を最
小限の使用に留めることによりコストダウンの向上が計
れると共に、非接触記憶手段の書き換えに必要とされる
素子の配置の自由度の向上が計ることが可能となる。
【0074】本出願に係る第2の発明によれば、使用頻
度の最も低い現像プロセスカートリッジに非接触で記憶
手段への情報の書き換えを行う記憶手段を有するため、
単価の高い非接触式の記憶手段を有する現像プロセスカ
ートリッジの交換頻度が小さくなり、多色画像形成装置
の長期使用におけるトータルコストの抑制を計ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の多色画像形成装置を表わす概
略断面図。
【図2】第1の実施形態で用いた不揮発性メモリFeR
AMの概略構成図。
【図3】第1の実施形態中の不揮発メモリFeRAM間
の状態を示す概略図。
【図4】第1の実施形態の非動作状態の多色画像形成装
置を表わす概略断面図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像器 5 中間転写体 6 転写部材 8 定着装置 9、10 クリーニング装置 20 記憶手段書き換え装置 21、22、23、24 記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の画像に対する静電潜像が形成され
    た像担持体上を現像する現像プロセスカートリッジが像
    担持体とは個別に構成され、複数の該現像プロセスカー
    トリッジが前記静電潜像の現像工程において該像担持体
    に対峙する位置に順次回転移動し、現像工程を順次行う
    機構を有する多色画像形成装置であり、 該現像プロセスカートリッジはそれぞれ書き換え可能な
    記憶手段を保持し、該記憶手段の内の少なくとも1個は
    該記憶手段の内容の書き換え動作を非接触で行うことを
    特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電気信号の通信を非接触で行う記憶手段
    を有する現像プロセスカートリッジは、複数の現像プロ
    セスカートリッジの中でもっとも使用頻度の低い現像プ
    ロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1に
    記載の多色画像形成装置。
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