JP2003294987A - 光簡易接続コネクタの製造方法及び専用フェルール - Google Patents

光簡易接続コネクタの製造方法及び専用フェルール

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JP2003294987A
JP2003294987A JP2002103506A JP2002103506A JP2003294987A JP 2003294987 A JP2003294987 A JP 2003294987A JP 2002103506 A JP2002103506 A JP 2002103506A JP 2002103506 A JP2002103506 A JP 2002103506A JP 2003294987 A JP2003294987 A JP 2003294987A
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ferrule
fiber
core wire
optical
connection connector
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JP2002103506A
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English (en)
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Kin Son
鈞 孫
Eiji Araki
栄次 荒木
Toshio Oikawa
寿雄 及川
Kenya Fuchigami
建也 渕上
Hiroshige Ono
博重 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイバカッタを用いずに、ファイバ心線の
切断、研磨、接続を可能にすることにある。 【解決手段】 内部にファイバ心線20が挿入される心
線用ゲージ11を持ち、周囲に劈開用溝12を備えた専
用フェルール10を使用して光簡易接続コネクタを製造
する方法であって、前記心線用ゲージ11にファイバ心
線20を挿入して接着剤で固定した後、前記劈開用溝1
2に沿って前記専用フェルール10を劈開すると共に前
記ファイバ心線20を切断することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光簡易接続コネクタ
の製造方法及び専用フェルールに関する。詳しくは、低
コストで光ネットワークを構築する場合、有効な技術に
関するものである。また、主な対象となるのは、伝送距
離が短く、コネクタ等の接続損失がそれほど気にならな
い構内宅内のネットワークである。将来、本発明の更な
る技術向上や、光ネットワーク自体の品質向上で、長い
距離(メトロ/アクセス系)の伝送系への適用もあり得
る。
【0002】
【従来の技術】従来、構内宅内の光ファイバのコネクタ
を付ける時、ファイバ外被を剥いて、心線をホルダに固
定した上で、ファイバカッタで心線を切断し、その後、
メカニカルスプライス或いは融着でコネクタ付きのピグ
テールを付けるか、MT−RJ現場付けタイプのような
メカニカルスプライス付きのコネクタに付けるかにな
る。
【0003】これらの方法は、高価なファイバカッタや
ファイバ融着器、又は、高価なコネクタ等を使用する
と、そのコネクタを組み立てるための部品(ブーツ、フ
ェルール、ハウジング治具等)、時間が必要となり、施
工費用が高くなり、光ネットワーク構築コスト高につな
がっている。
【0004】また、融着やメカニカルスプライスを使用
するために、長めのファイバ余長が必要になり、配線す
る際に、心線の余長処理という問題が出てくる。そのた
めに、光ファイバを収容するキャビネットやアウトレッ
トボックスの設計余地がなくなり、小型化・低コスト化
が難しくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低コストの
光ネットワークを実現するための、低コストの光接続技
術を実現できる1つのアプローチとして考えられる。ま
た、本発明は、光構内宅内ネットワークを普及させるた
めの、システム低コスト化を実現するための1つのアプ
ローチとして考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1に係る光簡易接続コネクタの製造方法は、
内部にファイバ心線が挿入される心線用ゲージを持ち、
周囲に劈開用溝を備えた専用フェルールを使用して光簡
易接続コネクタを製造する方法であって、前記心線用ゲ
ージにファイバ心線を挿入して接着剤で固定した後、前
記劈開用溝に沿って前記専用フェルールを劈開すると共
に前記ファイバ心線を切断することを特徴とする。
【0007】上記課題を解決する本発明の請求項2に係
る光簡易接続コネクタの製造方法は、請求項1におい
て、前記ファイバ心線は、1心又は複数心であることを
特徴とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の請求項3に係
る光簡易接続コネクタの製造方法は、請求項1におい
て、前記劈開用溝は、V字型溝又は幅が極めて狭いU字
型溝であることを特徴とする。
【0009】上記課題を解決する本発明の請求項4に係
る専用フェルールは、請求項1,2又は3に記載される
光簡易接続コネクタの製造方法において使用されること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る専用フェ
ルールの基本的な構造を図1に示す。図1に示すよう
に、この専用フェルール10は、外被21を剥いだファ
イバ心線20を通すためのゲージ11を設けているとこ
ろは普通のフェルールと同じである。
【0011】ただ、後に劈開が簡単にできるように、劈
開方向Aに沿ってフェルール10の周りに劈開用溝12
を予め加工してある。劈開用溝12としては、V字型溝
或いは幅が極めて狭いU字型溝が適切である。溝12の
深さは、使用するフェルールによって変わるが、基本的
に施工時に必要な強度を保つことが出来る程度とし、望
ましくは、劈開をした後の端面がきれいになるような程
度とすると良い。
【0012】また、ファイバ心線20を挿入する際の作
業のしやすさと、固定した後の強度を考えて、心線挿入
側に内径が大きめの補強用テーパー13を設けている。
専用フェルール20の形としては、既存の単心タイプの
FC型、SC型、SC2型、MU型、LC型と合わせる
ことが出来る。それにより、相互接続ができるようにな
る。
【0013】このような専用フェルールを用いて、光簡
易接続コネクタを製造する方法の一実施例を図2に示
す。図2は、本実施例に係る作業の流れを示す工程図で
ある。先ず、接続したいファイバ心線20の外被21を
剥ぎ、心線20をアルコールできれいにした後、図2
(a)に示すように、固定用の接着剤を専用フェルール
10のゲージ11に入れる。
【0014】次に、図2(b)に示すように、ファイバ
心線20を専用フェルール10のゲージ1に挿入する。
このとき、図2(c)に示すように、心線20の外被2
1が完全に補強用テーパー13に入るまでに十分に押し
込む。そして、接着剤が完全に硬化するまでに待つ。こ
の時間は使用する接着剤と環境により変化する。
【0015】引き続き、ファイバ心線20が専用フェル
ール10に完全に固定されていることを確認した上で、
図2(d)に示すように、専用フェルール10を予め切
られている劈開用溝12に沿って折る。これにより、心
線20と一緒に、専用フェルール10が劈開して、折れ
る。そして、図2(e)に示すように、心線20の使用
する端面を研磨具40で簡単に研磨し、最後に、保護用
のブーツ30を被せて、終了する。
【0016】このように説明したように、本実施例で
は、劈開を利用して、ファイバ心線20を切断すること
で、高価なファイバカッタを使用しない済むため、光接
続システム全体のコストの低減を実現することができ
る。また、そのまま、心線20の端面を簡単に研磨する
だけで接続可能な状態になるので、高価な融着器や専用
のメカニカルスプライス付きのコネクタも必要なくな
る。更に、ハウジング治具・フェルールが一体型可能で
あるために、組み立てる時間も大幅な短縮が望める。こ
れにより、施工コストの削減にもつながる。
【0017】しかも、本実施例では、基本的にファイバ
心線20から外被21を剥いて、専用フェルール10に
入れて、折るだけの作業なので、作業用の余長はほとん
ど必要としない。そのために、短余長のキャビネット、
アウトレットの開発がより簡単に出来るようになる。
尚、本発明は、SMF(シングルモードファイバ)、M
MF(マルチモードファイバ)のどちらでも適用でき
る。
【0018】本発明の他の実施例に係る多心用専用フェ
ルールを図3に示す。この多心用専用フェルール50
は、多心テープ型ファイバに対応したものである。即
ち、この多心用フェルール50は、図3に示すように、
4心タイプであり、四つの心線用ゲージ51を配列した
ものであり、更に、図1に示す実施例と同様に、その周
囲に劈開用溝52が形成されている。
【0019】本実施例に係る多心用フェルール50は、
四つの心線用ゲージ51を有するため、同時に4心の接
続が可能になるという利点がある。また、従来の構造に
比較して単に劈開用溝52を加えるだけであり、構造が
非常に簡単であるために、製造コストも低く抑えること
が出来る利点もある。更に、専用フェルール50の形
は、既存の多心タイプの光コネクタMT型、MT−RJ
型に合わせることができるので、相互接続が可能にな
る。
【0020】このように、説明したように、本発明で
は、多心テープ型ファイバヘの対応も可能なため、ビル
等の比較的に光接続要求の緩い構内縦系の配線への適用
も可能である。尚、多心用タイプの専用フェルール50
の組立手順も、基本的に図2に示すように、単心用タイ
プと同じである。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明は、結晶体の劈開特性を利用して、フ
ァイバカッタを用いずに、ファイバ心線の切断、研磨、
接続を可能にするものである。即ち、専用のフェルール
にファイバ心線を直接入れて、接着剤で固定することだ
けでコネクタを組み立てることができるので、現場での
ファイバ心線接続の大幅た時間短縮が図れる。それによ
り、光ネットワークを構築する際の物品代、施工費用の
低減が実現可能にある。
【0022】また、1心タイプの光ファイバから、複数
心線タイプの光ファイバまで対応可能であり、更に、既
存のSC,FC,SC2,MU,LC等の各種類の単心
光コネクタ、MT,MT−RJ等の多心光コネクタと互
換性を持っている。専用フェルールの形を合わせるだけ
で、相互接続が簡単にできるので、既存の光ネットワー
クをそのまま利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施例に係る専用フ
ェルールの斜視図、図1(b)は、その側面図である。
【図2】図2(a)〜図2(e)は、本発明の一実施例
に係る光簡易接続コネクタを製造する方法を示す工程図
である。
【図3】本発明の他の実施例に係る専用フェルールの斜
視図である。
【符号の説明】
10 専用フェルール 11 ゲージ 12 劈開用溝 13 補強用テーパ 20 ファイバ心線 21 ファイバ外被 30 ブーツ 40 研磨具 50 多心タイプ専用フェルール 51 心線用ゲージ 52 劈開用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 寿雄 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 渕上 建也 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大野 博重 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 KA01 QA12 QA23 QA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にファイバ心線が挿入される心線用
    ゲージを持ち、周囲に劈開用溝を備えた専用フェルール
    を使用して光簡易接続コネクタを製造する方法であっ
    て、前記心線用ゲージにファイバ心線を挿入して接着剤
    で固定した後、前記劈開用溝に沿って前記専用フェルー
    ルを劈開すると共に前記ファイバ心線を切断することを
    特徴とする光簡易接続コネクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ファイバ心線は、1心又は複数心で
    あることを特徴とする請求項1記載の光簡易接続コネク
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記劈開用溝は、V字型溝又は幅が極め
    て狭いU字型溝であることを特徴とする請求項1記載の
    光簡易接続コネクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載される光簡易
    接続コネクタの製造方法において使用されることを特徴
    とする専用フェルール。
JP2002103506A 2002-04-05 2002-04-05 光簡易接続コネクタの製造方法及び専用フェルール Pending JP2003294987A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102156332A (zh) * 2011-04-29 2011-08-17 上海上诠电信科技有限公司 一种光纤对接结构

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