JP2003294977A - 光インターフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続するための方法 - Google Patents

光インターフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続するための方法

Info

Publication number
JP2003294977A
JP2003294977A JP2003069542A JP2003069542A JP2003294977A JP 2003294977 A JP2003294977 A JP 2003294977A JP 2003069542 A JP2003069542 A JP 2003069542A JP 2003069542 A JP2003069542 A JP 2003069542A JP 2003294977 A JP2003294977 A JP 2003294977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
insert
waveguides
waveguide
beam splitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003069542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003294977A5 (ja
Inventor
Ken Nishimura
ケン・ニシムラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agilent Technologies Inc
Original Assignee
Agilent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agilent Technologies Inc filed Critical Agilent Technologies Inc
Publication of JP2003294977A publication Critical patent/JP2003294977A/ja
Publication of JP2003294977A5 publication Critical patent/JP2003294977A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/35Optical coupling means having switching means
    • G02B6/351Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements
    • G02B6/3512Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements the optical element being reflective, e.g. mirror
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
    • G02B6/2817Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using reflective elements to split or combine optical signals
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/43Arrangements comprising a plurality of opto-electronic elements and associated optical interconnections

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再接続が可能な光インターフェースシステ
ム、並びに光学部品とOCB等の光学素子を比較的容易
に光学的に相互接続及び取り外す方法を提供することに
ある。 【解決手段】 開口114により分離された第1の導波
路108及び第2の導波路110を備えている光学構造
体102と、反射素子122,406,606を備え、
前記開口への挿入により前記反射素子が前記第1及び第
2の導波路のうちの少なくとも一方と光学的にアライメ
ントされた場合においては、前記第1及び第2の導波路
のうちの少なくとも一方と光学接続を確立する光学イン
サート104,404,604と、を備えている光イン
ターフェースシステム100,400,600である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に光学装置に関
するものであり、より具体的には光インターフェースシ
ステム並びに光学装置を光学的に相互接続する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板(PCB)の進歩によ
り、レジスタ、ダイオード、集積回路(IC)及び中央
演算装置(CPU)といった様々な電子部品は、1つの
構造体に容易に接続することが可能となった。PCB
は、その上に取り付けられた電子部品間に電気接続を作
る「導電体パターン」として知られる事前に作成された
回路を備えている。導電体パターン及び取り付けられた
電子部品に応じて、PCBは1つ以上のアプリケーショ
ン用に使用することが可能である。この結果、PCB
は、その上に異なる電子部品を取り付けることによっ
て、カスタマイズすることが可能となる。
【0003】PCBへの電子部品の取り付けは、電子部
品をPCB上にはんだ付けすることにより可能である。
片面PCBの場合、PCBの片面上に導電体パターンが
作られ、その反対面に電子部品が取り付けられている。
PCB上への取り付けに適した電子部品は通常、一方向
に突出した導電性のピンを備えている。電子部品のピン
をPCBボードに貫通させ、その後これらのピンを導電
体パターンへとはんだ付けすることにより、電子部品は
PCB上に取り付けられている。このように取り付けら
れた電子部品は、PCB上の導電体パターンに電気的に
接続されることになる。電子部品のPCB導電体パター
ンへのはんだ付けは、部品をPCB上に取り付け、これ
ら部品をPCBに電気的に接続するための効果的な方法
である。しかしながら、はんだ付けの場合、取り付けら
れた電子部品はPCBから容易に取り外すことができな
い。
【0004】はんだ付けされた電子部品をPCBから取
り外す際の困難性を解消するために、一部のPCBは、
これらのPCBに取り付けられ、それぞれの導電体パタ
ーンに接続されるソケットを備えている。ソケットは、
電子部品のピンを挿入することにより部品をPCB上に
取り付けることが可能なレセプタクル(受容器)であ
る。ソケットの一例としては、通常はCPUのPCB上
への装着に使用されるゼロ挿入力(ZIF)ソケットが
あげられる。電子部品がソケットへと挿入されると、電
子部品のピンがこのソケットを通じてPCBの導電体パ
ターンに電気的に接続されることになる。電子部品は、
そのピンをソケットから引き抜くことにより容易にPC
Bから取り外すことができるようになっている。電子部
品のピンを対応するソケットに挿入することにより、こ
の電子部品は元のPCB或いは異なるPCBに再度取り
付けることが可能である。
【0005】ソケットの使用により、比較的容易に電子
部品をPCBに接続したり、PCBから取り外したりす
ることができるようになっている。残念ながらこれに対
応する機構で、同様の容易性をもって光学部品を光学回
路基板(OCB)に光学的に接続したり、取り外したり
できるものは存在していない。OCBは、光学的にPC
Bの対応機構とみなすことができる。PCB上の導電体
パターンと同様に、OCBも様々な光学部品を他の光学
部品に光学的に相互接続する導波路を備えている。通
常、光学部品は、その1つ以上の導波路をエポキシ等の
接着材料を用いてOCBの所望の導波路に物理的に接続
することにより、光学的に接続されている。あるいは、
研磨した導波路の端部を機械的に押し当てることによ
り、光学部品はOCBに光学的に接続され、その後導波
路が所定位置に固定される場合もある。光学部品をOC
Bに光学的に接続するこれら従来の方法における問題
は、光学部品をOCBに容易に接続したり、取り外した
りすることが容易ではないという点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この問題を考えると、
再接続が可能な光インターフェースシステム、並びに光
学部品とOCB等の光学素子を比較的容易に光学的に相
互接続及び取り外す方法が必要とされているのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】再接続が可能な光インタ
ーフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続及
び取り外す方法は、光学構造体の2本の導波路間に配置
することが出来る反射素子を備えた光学インサートと、
変位可能な光学ブリッジ素子を持つ光学構造体とを使用
するものであり、これにより光学装置を光学的に接続す
るものである。光学インサートは第1の光学装置の一部
であり、光学構造体は第2の光学装置の一部である。光
学インサート及び光学構造体は、相互接続することによ
り、第1の光学装置の光学インサートと第2の光学装置
の少なくとも1つの導波路との間に光学接続を確立する
ことが可能となる。光学インサートと光学構造体が相互
接続されていない場合、光学ブリッジ素子が導波路間に
配置されており、導波路間には光学接続が作られている
ことになる。光学インサート及び光学構造体の利用によ
り、異なる光学装置を相互接続したり、取り外したりす
ることが比較的容易に可能となる。
【0008】本発明に基づく再接続が可能な光インター
フェースシステムは、光学構造体及び光学インサートを
備えている。光学構造体は、開口により隔てられた第1
及び第2の導波路を備えている。光学インサートは、当
該光学インサートが光学構造体の開口に挿入されている
場合に、第1及び第2の導波路のうちの少なくとも一方
に対して光学的にアライメントすることが可能な反射素
子を備えている。
【0009】一実施例において、光学インサートの反射
素子は、当該光学インサートが光学構造体中に挿入され
ている場合、入射した光信号を全反射するように構成さ
れたミラー又はファセット(切子面)を備えている。
【0010】他の実施例において、反射素子は、光学イ
ンサートが光学構造体中に挿入されている場合に、入射
した光信号を部分的に反射させるように構成されたビー
ムスプリッタを備えている。この実施例において、光学
インサートは入射した光信号をビームスプリッタへ向か
って反射するように配置されたミラーを備えていても良
い。
【0011】他の実施例において、反射素子は、光学イ
ンサートが光学構造体中に挿入されている場合に、特定
の偏光成分を選択的に反射するように構成された偏光ビ
ームスプリッタを備えている。この実施例において、光
学インサートは光学素子及びミラーを備えているもので
あっても良い。光学素子は、1/4波長プレートとして
構成することができ、電気制御が可能な複屈折材料を備
えているものであっても良い。
【0012】一実施例において、光学構造体はブリッジ
素子を備えており、当該ブリッジ素子が光学構造体の開
口中の光学アライメント位置に置かれている場合、第1
及び第2の導波路間に光学接続が確立されるように構成
されている。この実施例において、光学構造体は、外部
応力が印加されていない場合にブリッジ素子を光学的に
アライメントされた位置に入れるように、かつ外部応力
が印加された場合にブリッジ素子を光学的にアライメン
トされた位置から移動させるように構成された変位機構
(転置機構)を備えているものであっても良い。
【0013】光学装置を光学的にインターフェースする
ための本発明に基づく方法は、第1の光学装置を設ける
ステップと、第2の光学装置を設けるステップとを含ん
でいる。第1の光学装置は、反射素子を持つ光学インサ
ートを備えている。第2の光学装置は、開口により分離
された第1及び第2の導波路を備えている。方法は更
に、第1の光学装置の光学インサートを第2の光学装置
の開口に挿入するステップを含んでいるが、このステッ
プは、光学インサートの反射素子を第1及び第2の導波
路のうち、少なくともいずれか一方に対してアライメン
トすることにより、光学インサートと光学的にアライメ
ントされた導波路の1つとの間に新たな光学接続を確立
することを含んでいる。
【0014】この方法は、光学構造体のブリッジ素子を
開口から変位するステップを含むものであっても良い。
ブリッジ素子は、これが開口中に配置されている場合
に、第1及び第2の導波路間に光学接続を確立するよう
に構成されている。方法は更に、光学インサートを開口
から除去するステップを含んでいるが、このステップ
は、ブリッジ素子を開口中に再度配置することにより、
このブリッジ素子を介して第1及び第2の導波路間に光
学接続を再確立することを含んでいる。
【0015】一実施例においては、光学インサートを開
口に挿入するステップが、入射した光信号の全反射を生
じるように構成された光学インサートのファセットを第
1及び第2の導波路のうち、少なくとも一方に対してア
ライメントするステップを含んでいる。
【0016】他の実施例においては、光学インサートを
開口に挿入するステップが、入射した光信号を部分的に
反射するように構成された光学インサートのビームスプ
リッタを第1及び第2の導波路のうち、少なくとも一方
に対してアライメントするステップを含んでいる。
【0017】更に他の実施例においては、光学インサー
トを開口に挿入するステップが、入射した光信号の特定
の偏光成分を選択的に反射するように構成された光学イ
ンサートの偏光ビームスプリッタを第1及び第2の導波
路のうち、少なくとも一方に対してアライメントするス
テップを含んでいる。
【0018】本発明の他の態様及び利点は、本発明の原
理を具体例によって説明する添付図を参照すると共に、
以下の詳細な説明を読むことにより明らかとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、ここには本発
明の第1の実施例に基づく再接続が可能な光インターフ
ェースシステム100の断面図が示されている。この再
接続が可能な光インターフェースシステム100は、相
互接続することによりそれらの間に光学接続を確立する
ことが可能な光学構造体102及び光学インサート10
4を備えている。光学構造体102及び光学インサート
104の構造は、当該光学インサートが光学構造体に対
して接続及び切断を繰り返し行えるようになっている。
したがって、再接続が可能な光インターフェースシステ
ム100は、この再接続が可能な光インターフェースシ
ステムを実現した光学装置間における光学接続の確立及
び解消を実施するために望ましい手段を提供するもので
ある。一例として、この再接続が可能な光インターフェ
ースシステムを使って光学部品を光回路基板(OCB)
に接続することが可能である。この例においては、光学
インサートを光学部品の一部とし、光学構造体をOCB
の一部とすることが可能である。これにより光学インサ
ート及び光学構造体が光学的に接続されている場合、光
学部品はOCBに対して光学的に接続されることにな
る。
【0020】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム100の光学構造体102は、基板106、導波路1
08,110、及びアライナー112を備えている。基
板106は、光回路に一般的に使用されるいずれの材料
から成るものであっても良い。光学構造体102の導波
路108及び110は、これら2つの導波路間に開口1
14が作られるように基板上に配置されている。導波路
間の開口114は、結果として2本の導波路108及び
110が形成されることになるように、1つの導波路を
貫通するバイアを形成することにより作られている。光
学構造体のアライナー112は、導波路の上に位置して
いる。これらアライナーは、光学インサート104が光
学構造体と接続する際に、光学インサート104を適正
な位置に配置するように構成されている。
【0021】光学構造体102は更に、光学ブリッジ素
子116及び変位機構(displacing mec
hanism)118を備えている。光学ブリッジ素子
は、図1に示したように、導波路108及び110間の
開口114中に配置することが可能なプラグである。こ
のため、光学ブリッジ素子は、開口に嵌合するような円
形状を有している。更に、光学ブリッジ素子は、導波路
に一致する屈折率プロファイルを有している。これによ
り、光学ブリッジ素子が開口中に配置されている場合
は、この光学ブリッジ素子を介して導波路間に光学接続
が確立されることになる。
【0022】光学構造体102の変位機構118は、光
学ブリッジ素子116に外部応力が印加されていない状
態において、光学ブリッジ素子116を導波路108及
び110間の開口114中に配置し、これにより導波路
を光学的に接続状態とするものである。しかしながら、
変位機構118は、光学ブリッジ素子116に対して下
方への圧力が印加された場合に、その下方圧力に対して
たわむように構成されており、光学ブリッジ素子116
の下方移動を許容するものである。光学ブリッジ素子1
16が下方へと変位された場合、この光学ブリッジ素子
を介しての導波路間の光学接続は解消されることにな
る。変位機構は、下方への圧力が加わった場合はこれに
屈し、下方への圧力が除去された場合は元の状態へと戻
るように構成されたものであれば、どのような種類の機
構であっても良い。一例として、変位機構はスプリング
とすることが可能であるが、これは光学ブリッジ素子に
下方への圧力が印加されていない状態においては光学ブ
リッジ素子を開口中で光学アライメント位置に保持する
のに充分な張力を有するものである。しかしながら、こ
のスプリングは、下方圧力が加わった場合に、光学ブリ
ッジ素子が光学アライメント位置の外に押し下げられる
ことを充分に許容するものである。
【0023】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム100の光学インサート104は、図2に示したよう
に、導波路108及び110間を光学的にインターフェ
ースするために光学構造体102の開口114に挿入す
るように設計された光伝導性のピンである。光学インサ
ート104が開口114中に挿入されると、光学インサ
ート104は光学ブリッジ素子116に対して下方への
圧力を印加し、これにより光学ブリッジ素子116が下
方へと変位することになる。したがって、光学インサー
ト104が開口114へと挿入された場合、導波路10
8及び110間の光学ブリッジ素子116を介した光学
接続は解消されることになる。しかしながら、光学構造
体102の変位機構118の存在により、光学インサー
ト104が光学構造体102の開口114から除去され
た場合は、光学ブリッジ素子116が上方へと移動して
光学アライメント位置に戻り、導波路108及び110
間に光学ブリッジ素子116を介した光学接続を再度確
立するのである。
【0024】図1及び図2に示したように、光学インサ
ート104は光伝導性領域120、オプションのレンズ
121、反射素子122及びアライナー124を備えて
いる。光伝導性領域120は、シリカ等の透明材料から
形成されている。光学インサート104の光伝導性領域
120は、当該光学インサートを通る光信号を伝送する
導波路として機能している。オプションのレンズ121
は、光学インサート104を通じて伝播される光線を収
束するため、或いは平行化するために当該光学インサー
ト中に設けることが可能である。光学インサート104
の反射素子122は、当該光学インサートの端部に配置
されている。光学インサート104のアライナー124
は、当該光学インサートの外周に配置され、光学インサ
ート104が光学構造体102の開口114に挿入され
た場合に、光学構造体102側のアライナー112と係
合するようになっている。アライナー112及び124
が接触すると、光学インサート104の反射素子122
は、図2に示したように、導波路108及び110間で
光学アライメント位置に入ることになる。反射素子12
2は、左から水平に反射素子へと入射する光信号が下方
へと反射され、かつ右から水平に反射素子へと入射する
光信号が上方へと反射されるように約45?の配向を持
つファセット、ミラー又はブラッグ格子を備えている。
この結果、反射素子122は、上方から入射する光信号
を水平に右方向へと反射するように配向されていること
になる。反射素子122は、入射する光信号の全内部反
射が生じるように設計されている。これによって、光学
インサート104が光学構造体102に接続されると、
光学インサート104と導波路110との間に双方向型
の光学接続が確立されることになる。従って、光学イン
サート104中を光学構造体102に向かって伝送され
る入力光信号は導波路110の右側に反射され、導波路
110からの入力光信号は上方に反射されて光学インサ
ート104を通ることになる。更に、導波路108から
伝送される光学信号は、光学構造体102の基板106
に向かって下方向へと反射される。これにより、光学イ
ンサート104と光学構造体102が相互に接続された
場合は、導波路間に存在していた光学ブリッジ素子11
6を介した元の光学接続が解消されることになるのであ
る。
【0025】図示はしていないが、再接続が可能な光イ
ンターフェースシステム100は、光学インサート10
4が光学構造体102の開口114に挿入され、これら
光学インサートと光学構造体が相互接続された場合に、
光学インサート104を所定位置に保持するインターロ
ック機構を備えている。このインターロック機構は、光
学インサートを光学構造体から切断する必要が生じた場
合には外れるようになっている。
【0026】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム100の作用を、図3A、図3B及び図3Cを参照し
つつ説明するが、これらはシステムの光学インサート1
04及び光学構造体102を通して光信号経路を示した
図である。図3Aは、光学インサート及び光学構造体が
相互接続していない場合の光信号経路を示したものであ
り、図3B及び図3Cは、光学インサート及び光学構造
体が相互接続されている場合の光信号経路を示したもの
である。図3Aに示したように、光学インサート104
及び光学構造体102が相互接続されていない場合、導
波路108及び110間には光学ブリッジ素子116を
介して双方向型光学接続が確立されており、導波路10
8からの入力光信号は経路302に沿って導波路110
へと伝送され、導波路110からの入力光信号は同じ経
路に沿って導波路108へと伝送されるようになってい
る。
【0027】しかしながら、図3B及び図3Cに示した
ように、光学インサート104及び光学構造体102が
相互接続された場合、導波路108及び110間の光学
接続は解消され、光学インサート104と導波路110
との間に新たな双方向型光学接続が確立されている。従
って、光学インサート104からの入力光信号は、図3
Bに示されているように、経路304を介して導波路1
10へと伝送されることになる。更に、導波路110か
らの入力光信号は、反射素子から上に向かって反射さ
れ、同じ経路に沿って光学インサート104へと伝送さ
れることになる。しかしながら、導波路108からの光
信号は反射素子から下方向に反射され、図3Cにおいて
経路306に示したように光学構造体102の基板10
6に向かって伝送されて失われてしまう。よって、導波
路108は、光学インサート104にも導波路110に
も接続されていないのである。
【0028】ここで図4を参照するが、ここには本発明
の第2の実施例に基づく再接続が可能な光インターフェ
ースシステム400が示されている。図4においては、
図1及び図2の実施例と共通する要素には、図1及び図
2と同じ符号が付されている。再接続が可能な光インタ
ーフェースシステム400は、インターロック機構(図
示せず)、光学構造体102及び光学インサート404
を備えている。この実施例において、光学インサート4
04の構成は、導波路108からの入力光信号が光学イ
ンサート404と導波路110に伝送され、導波路11
0からの入力光信号が光学インサート104及び導波路
108に伝送され、かつ光学インサート404からの入
力光信号が両方の導波路に伝送されるように、光学イン
サート404と光学構造体102の導波路108及び1
10との間に光学接続を確立するようになっている。従
って、光学インサート404を光学構造体102に接続
した場合、当該光学インサートは、これと導波路108
との間、及び導波路110との間に双方向型光学接続を
確立することになる。加えて、光学インサート404は
導波路間に元の双方向型光学接続をも再確立している。
換言すると、光学インサート404が光学構造体102
に接続されている場合、導波路間の光学ブリッジ素子1
16を介した元の光学接続が、導波路間の光学インサー
ト404を介した新たな光学接続へと切り替えられるこ
とになるのである。
【0029】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム400の光学インサート404は、光伝導性領域12
0、オプションのレンズ121、ビームスプリッタ40
6、ミラー408及びアライナー124を備えている。
ビームスプリッタ406は、伝播する光線を部分的に反
射するように約45?に配向されており、光線の半分が
直角に反射され、他の半分が方向を変えることなくビー
ムスプリッタを通過して伝送されるようになっている。
一例として、ビームスプリッタ406は45?に配向さ
れた銀製ミラーを備え、これが入力光線をそれぞれに入
力光線の半分の強度を持ち、直交方向に伝播される2つ
の光線へと分割するように構成されている。ビームスプ
リッタ406は、水平方向に伝播されて左側から当該ビ
ームスプリッタに入射する光線を部分的に上方へと反射
し、水平方向に伝播されて右側から当該ビームスプリッ
タに入射する光線を部分的に下方へと反射するように機
能している。同様に、ビームスプリッタ406は、上方
から垂直方向に伝播されて当該ビームスプリッタへと入
射する光線を部分的に水平方向で左側に反射し、垂直方
向に伝播されて右側から当該ビームスプリッタへと入射
する光線を部分的に水平方向で右側に反射するようにな
っている。
【0030】光学インサート404のミラー408は、
ビームスプリッタ406と共に作用して光学インサート
404及び導波路110間の接続を実現するものであ
る。このミラー408は、光学インサート404の長さ
方向に対して直角に配向されている。更に、ミラー40
8は光学インサート404上で、ビームスプリッタ40
6の下に配置されている。従って、下方に伝播されてミ
ラー408に入射する光信号は、上方へと反射し戻され
てビームスプリッタ406に向かって返されることにな
る。
【0031】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム400の作用を、図5A、図5B、図5C及び図5D
を参照しつつ説明する。光学インサート404及び光学
構造体102が相互接続されていない場合、導波路間に
は図5Aの光学経路502に示したように光学ブリッジ
素子116を介して双方向型光学接続が確立されてい
る。従って、導波路108からの入力光信号は、光学経
路502に沿って光学ブリッジ素子116を通過し、導
波路110へと伝送されることになる。同様に、導波路
110からの入力光信号は、同じ光学経路に沿って光学
ブリッジ素子116を通過し、導波路108へと伝送さ
れることになる。
【0032】しかしながら、光学インサート404及び
光学構造体102が相互接続されている場合において
は、光学インサート404により光学ブリッジ素子11
6が変位させられているために導波路108及び110
間の光学ブリッジ素子116を介した双方向型光学接続
は解消している。更に、図5B、図5C及び図5Dに示
したように、光学インサート404及び導波路108及
び110間には、新たな光学接続が確立されている。新
たな光学接続は、図5Bに示したように導波路108か
ら光学インサート404及び導波路110への光学接続
を含んでいる。従って、導波路108からの入力光信号
は光学インサート404のビームスプリッタ406によ
り部分的に反射されることになるものであり、光学経路
504及び506にそれぞれ示したように、光信号の反
射部分は光学インサート404に沿って上方へと伝送さ
れ、光信号の非反射部分は光学インサート404を通過
して導波路110へと伝送されることになる。
【0033】更に、光学インサート404及び光学構造
体102間の相互接続により確立された新たな光学接続
は、図5Cに示したように、光学インサート404から
導波路108及び110への光学接続を含んでいる。従
って、光学インサート404からの入力光信号は、当該
光学インサートのビームスプリッタ406により部分的
に反射されるようになっており、光信号のその反射部分
は光学経路508に示したように導波路108へと伝送
されることになる。更に、光信号の非反射部分は、ビー
ムスプリッタ406を介して光学インサート404のミ
ラー408に向かって下方向に伝送されることになる。
そして光信号の非反射部分は、ミラー408で反射して
ビームスプリッタ406に戻る。光信号のこの部分は、
ビームスプリッタ406において更に部分的に反射さ
れ、光学経路510に示すように導波路110へと伝送
されるようになっている。光信号の非反射部分は光学イ
ンサートを通って戻されることになる(図示せず)。
【0034】更に、光学インサート404及び光学構造
体102の相互接続により確立された新たな光学接続
は、図5Dに示したように、導波路110から光学イン
サート404及び導波路108への光学接続を含んでい
る。よって、導波路110からの入力光信号は、光学イ
ンサート404のビームスプリッタ406により部分的
に反射され、光信号の非反射部分は光学経路512に示
したようにビームスプリッタ406を通って導波路10
8へと伝送されることになる。光信号の反射部分は、光
学インサート404のミラー408に向かって伝送され
ることになる。この光信号の反射部分は、その後ミラー
408から反射されてビームスプリッタ406へと返さ
れる。ビームスプリッタ406においては、光信号のこ
の部分は更に部分的に反射され、光信号の非反射部分は
光学経路514に示したように光学インサート404へ
と伝送されるようになっている。光信号の反射部分は、
導波路110へと戻されることになる(図示せず)。
【0035】次に図6を参照すると、これは本発明の第
3の実施例に基づく再接続が可能な光インターフェース
システム600を示している。図6においては、本発明
の第1及び第2の実施例と共通する要素には、図1、図
2及び図4と同じ符号を付している。再接続が可能な光
インターフェースシステム600は、インターロック機
構(図示せず)、光学構造体102及び光学インサート
604を備えている。図4に示した再接続が可能な光イ
ンターフェースシステム400における光学インサート
404と同様に、光学インサート604は、これら光学
インサート及び光学構造体が相互接続された場合に、光
学インサート604と導波路108及び110との間に
光学接続を確立するように設計されている。しかしなが
ら、光学インサート404とは異なり、光学インサート
604は入力光信号の偏光成分に作用して、この偏光成
分を光学インサート及び導波路へと伝送するように設計
されている。一構成例においては、入力光信号の偏光成
分が選択的に光学インサート及び導波路へと伝送される
ように、光学インサート604が電気的に制御すること
が可能となっている。これにより光学インサート604
は、システムの光学インサートと光学構造体が相互接続
された場合に、光信号の再接続が可能な光インターフェ
ースシステム600を通じた伝送を制御することが可能
になるのである。
【0036】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム600の光学インサート604は、光伝導性領域12
0、オプションのレンズ121、偏光ビームスプリッタ
606、光学素子608、ミラー408及びアライナー
124を備えている。偏光ビームスプリッタ606は、
約45?に配向されており、入射する光線の特定の偏光
成分のみを反射するようになっている。一構成例におい
て、偏光ビームスプリッタ606は水平に伝播される光
線のS偏光成分のみを反射させるように設計されてお
り、S偏光成分は上方又は下方のいずれかに反射される
が、P偏光成分の方は方向を変えられることなく偏光ビ
ームスプリッタ606を通して伝播されるようになって
いる。より具体的には、左側から偏光ビームスプリッタ
606へと入射する光線のS偏光成分が上方へと反射さ
れ、右側から偏光ビームスプリッタへと入射する光線の
S偏光成分が下方へと反射されるのである。偏光ビーム
スプリッタ606は、垂直に伝播される光線も同様にS
偏光成分のみを反射させるように設計されており、S偏
光成分が水平方向で左側又は右側に反射される一方で、
P偏光成分は方向を変えられることなく偏光ビームスプ
リッタ606を通して伝播されることになる。より具体
的には、上方から偏光ビームスプリッタ606へと入射
する光線のS偏光成分は水平方向で左側に反射され、下
方から偏光ビームスプリッタ606へと入射する光線の
S偏光成分は水平方向で右側に反射されるのである。
【0037】光学インサート604の光学素子608
は、偏光ビームスプリッタ606及びミラー408の間
に配置されている。光学素子608は1/4波長プレー
トであり、ミラー408の存在により光信号の偏光成分
が2度にわたって1/4波長プレートを通じて伝播され
る間に、その偏光方向が変わるのである。一構成例にお
いて、光学素子608は制御可能な1/4波長プレート
である。この構成において、光学素子608は液晶セル
又はリチウムニオベート板のような電気的に制御された
複屈折(ECB)材料(図示せず)の層と、ECB層中
に電界を発生させることが可能な電極(図示せず)を備
えている。ECB層は、電界を用いて活性状態及び不活
性状態間の切り替えを行うことが可能となっている。活
性状態において、ECB層は1/4波長プレートとして
機能している。不活性状態において、ECB層は光学的
にパッシブ(passive)となる。一実施例におい
て、ECB層は、電界が印加された場合に活性状態に切
り替わるように構成されている。他の実施例において、
ECB層は電界が印加された場合に不活性状態へと切り
替わるように構成されている。ECB層の厚さ及び配向
は、ECB層が活性状態へと切り替えられた場合に、光
線を伝播するために特定の偏光方向の1/4波長遅延を
作るように事前に決められている。これにより、ECB
層が活性状態へと切り替わると、光学素子は1/4波長
プレートとして機能するのである。しかしながら、EC
B層が不活性状態へと切り替わると、光学素子は光学的
にパッシブとなる。この結果、以下の詳細にも説明する
通り、ECB層が活性状態に切り替えられた場合、光学
素子はミラー408と共にS及びP偏光成分の偏光方向
を変更するように作動するのである。対照的に、ECB
層が不活性状態に切り替えられている場合、光学素子は
光学的にパッシブとなり、S及びP偏光成分の偏光方向
を変えることなくミラーで反射させられることになる。
【0038】再接続が可能な光インターフェースシステ
ム600の作用について、図7A、図7B、図7C、図
7D、図7E及び図7Fを参照しつつ説明する。光学イ
ンサート604及び光学構造体102が相互接続されて
いない場合、図7Aの光学経路702に示したように、
光学構造体102の光学ブリッジ素子116を介して導
波路108及び110間に双方向光学接続が確立されて
いる。よって、導波路108からの入力光信号は、光学
経路702に沿って光学ブリッジ素子116を介して導
波路110へと伝送されることになる。同様に、導波路
110からの入力光信号は、同じ光学経路に沿い、光学
ブリッジ素子116を介して導波路108へと伝送され
ることになる。
【0039】しかしながら、光学インサート604及び
光学構造体102が相互接続されている場合、導波路1
08及び110間の光学ブリッジ素子116を介した双
方向の光学接続は、光学インサートによる光学ブリッジ
素子の変位により解消されている。更に、図7B、図7
C、図7D、図7E及び図7Fに示したように、光学イ
ンサートと導波路間には新たな光学接続が確立されてい
る。新たな光学接続には、図7Bの光学経路704及び
706に示したように、導波路108から光学インサー
ト604及び導波路110への光学接続が含まれてい
る。光学経路704は導波路108からの入力光信号の
S偏光成分の経路を示したものであり、光学経路706
は入力光信号のP偏光成分の経路を示したものである。
導波路108からの入力光信号におけるS偏光成分は、
光学経路704に示したように光学インサートの偏光ビ
ームスプリッタ606により上方へと反射され、光学イ
ンサートを通じて伝送されるようになっている。入力信
号のP偏光成分は、光学経路706に示したように、方
向を変えることなく偏光ビームスプリッタを通って導波
路110へと伝送されることになる。
【0040】光学インサート604と光学構造体102
の相互接続により作られた新たな光学接続は、図7C及
び図7Dにおける光学経路708,710及び712に
示したように、更に光学インサートから導波路108及
び110への光学接続を含んでいる。図7C及び図7D
の光学経路708は、光学インサートの光学素子608
の光学状態にかかわらない、光学インサートからの入力
光信号のS偏光成分の経路を示すものである。図7Cの
光学経路710は、光学素子が1/4波長プレートとし
て活性化された場合における入力信号のP偏光成分の経
路を示す一方、図7Dの光学経路712は、光学素子が
パッシブ状態に不活性化された場合におけるP偏光成分
の経路を示している。光学インサートからの入力光信号
のS偏光成分は、光学経路708に示したように、光学
インサートの偏光ビームスプリッタ606により水平に
左方向へと反射され、導波路108へと伝送されること
になる。入力光信号のP偏光成分は、図7C及び図7D
の経路710及び712にそれぞれ示したように、方向
を変えることなく偏光ビームスプリッタ606を通過し
て光学インサート604のミラー408へと伝送され、
当該ミラーで反射して偏光ビームスプリッタ606へと
戻るようになっている。しかしながら、戻された偏光成
分の偏光方向は、光学素子608の光学状態に依存して
いる。
【0041】光学素子608が1/4波長プレートとし
て機能するように活性化されている場合、P偏光成分が
光学素子により2倍遅延されている。P偏光成分は光学
素子を通って伝播されるため、線形P偏光成分は光学素
子608により円形偏光成分へと変換されている。その
後、この円形偏光成分はミラー408により反射され、
これにより円形偏光成分の左右像が変わることになる。
円形偏光成分が再度光学素子に伝播されると、円形偏光
成分は線形偏光成分へと再変換される。しかしながら、
左右像が変わっているため、元のP偏光成分はS偏光成
分へと変換されている。この結果、変換されたS偏光成
分が偏光ビームスプリッタ606に入射することにな
り、これらの偏光成分が偏光ビームスプリッタ606に
より水平に右方向へと反射され、図7Cの光学経路71
0に示したように導波路110へと伝送されるのであ
る。
【0042】しかしながら、光学素子608がパッシブ
状態へと不活性化されている場合、光学素子608によ
りP偏光成分の偏光方向が変えられることはない。よっ
て、P偏光成分はミラー408から反射され、P偏光成
分として偏光ビームスプリッタ606へと入射するので
ある。この結果、図7Dの経路712に示したように反
射されたP偏光成分は、偏光ビームスプリッタ606を
介して上方へと伝送され、光学インサートへと戻される
のである。よって、光学素子608が不活性化されてい
る場合、光学インサートからの入力信号が導波路110
に伝送されることはない。
【0043】光学インサート604と光学構造体102
の相互接続により確立される新たな光学接続は、図7E
及び図7Fにおける光学経路714,716及び718
に示したように、更に導波路110から光学インサート
604及び導波路108への光学接続をも含んでいる。
図7E及び図7Fの光学経路714は、導波路110か
らの入力光信号のP偏光成分の経路を示すものであり、
これは光学インサート604の光学素子608の光学状
態に拘わらないものである。図7Eの光学経路716
は、光学素子が活性化され、1/4波長プレートとして
機能している場合における入力信号のS偏光成分の経路
を示し、図7Fの光学経路718は光学素子がパッシブ
状態へと不活性化された場合におけるS偏光成分の経路
を示している。導波路110からの入力光信号のP偏光
成分は、図7E及び図7Fの経路714で示したよう
に、方向を変えることなく偏光ビームスプリッタ606
を介して導波路108へと伝送されることになる。入力
光信号のS偏光成分は、図7E及び図7Fの経路716
及び718にそれぞれ示したように、偏光ビームスプリ
ッタ606により下方へと反射されてミラー408に至
り、当該ミラーで反射して偏光ビームスプリッタ606
へと戻るようになっている。しかしながら、戻ってくる
偏光成分の偏光方向は、ここでも光学素子608の光学
状態に依存している。
【0044】光学素子608が活性化されて1/4波長
プレートとして機能している場合、図7Cに基づいて上
記に説明したようにS偏光成分は光学素子608により
P偏光成分へと変換される。従って、変換されたP偏光
成分が偏光ビームスプリッタ606上に入射することに
なり、これらの偏光成分は、図7Eの光学経路716に
示したように、方向を変えることなく偏光ビームスプリ
ッタ606を通って光学インサート604へと伝送され
るのである。しかしながら、光学素子がパッシブ状態へ
と不活性化されている場合、S偏光成分の偏光方向は光
学素子608によって変えられることはない。よってS
偏光成分は、ミラー408から反射され、S偏光成分の
まま偏光ビームスプリッタ606へと入射することにな
る。この結果、S偏光成分は偏光ビームスプリッタ60
6により水平に右方向へと反射され、図7Fの光学経路
718に示したように導波路110へと戻されるのであ
る。従って、光学素子608が不活性化されている場合
においては、導波路110からの入力光信号が光学イン
サート604へと伝送されることはない。
【0045】次に図8を参照すると、これは異なる構成
に基づく再接続が可能な光インターフェースシステム6
00を示したものである。この構成においては、再接続
が可能な光インターフェースシステム600の光学構造
体102が光学偏光素子802及び804を備えてい
る。これら光学偏光素子は、導波路108及び110に
沿ってS又はP偏光成分のみを選択的に伝送する偏光子
又は偏光回転子とすることが可能である。この結果、光
学インサート604及び光学構造体102が相互接続さ
れている場合における導波路からの光信号の経路は、光
学偏光素子の光学特性に依存することになるのである。
【0046】図9のフローチャートを参照しつつ、本発
明の一実施例に基づいて光学装置を光学的に相互接続及
び切断するための方法を説明する。ステップ902にお
いては、第1の光学装置(いずれの種類の光学部品でも
良い)の光学インサートが、例えばOCB等の第2の光
学装置の2つの導波路間の開口に挿入され、これにより
光学インサートの反射素子が導波路と光学的にアライメ
ントされることになり、1つ以上の光学接続が、光学イ
ンサートと導波路との間に確立される。光学インサート
の挿入により、第2の光学装置の2本の導波路間の開口
から第2の光学装置の光学ブリッジ素子が変位されるこ
とになり、これにより光学ブリッジ素子を介したこれら
2本の導波路間の光学接続が解除される。オプションの
ステップ904においては、第1の光学装置の光学イン
サートが第2の光学装置から除去され、これにより第1
及び第2の光学装置が光学的に切断される。光学インサ
ートの除去により、第2の光学装置の光学ブリッジ素子
が2本の導波路間の開口へと戻ってこれらの導波路間に
光学接続を再確立する。このように、第1の光学装置を
繰り返し第2の光学装置に接続することが可能となる。
かわりに、第1及び第2の光学装置を切断した場合、第
1及び第2の光学装置の一方又は両方を異なる光学装置
へと接続することも可能である。
【0047】本発明の特定の実施例を図示及び説明して
きたが、本発明はこれまでに説明した特定の形態又は部
品構成に限られたものではない。本発明の範囲は、本特
許請求の範囲又はこれに相当するものにより定義される
べきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に基づく再接続が可能な
光インターフェースシステムの断面図である。
【図2】光学インサート及び光学構造体が相互接続され
た場合における、図1の再接続が可能な光インターフェ
ースシステムの断面図である。
【図3A】図1の再接続が可能な光インターフェースシ
ステム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図3B】図1の再接続が可能な光インターフェースシ
ステム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図3C】図1の再接続が可能な光インターフェースシ
ステム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図4】本発明の第2の実施例に基づく再接続が可能な
光インターフェースシステムの断面図である。
【図5A】図4の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す図である。
【図5B】図4の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す図である。
【図5C】図4の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す図である。
【図5D】図4の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に基づく再接続が可能な
光インターフェースシステムの断面図である。
【図7A】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図7B】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図7C】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図7D】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図7E】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図7F】図6の再接続可能光インターフェースシステ
ム中を通る光信号経路を示す概念図である。
【図8】図6の再接続が可能な光インターフェースシス
テムの他の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例に基づいて光学素子を光学的
に相互接続・取り外す方法を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100,400,600 光インターフェースシステム 102 光学構造体 104,404,604 光学インサート 108 第1の導波路 110 第2の導波路 114 開口 116 光学ブリッジ素子 122,406,606 反射素子 408 ミラー 606 偏光ビームスプリッタ 608 光学素子
フロントページの続き (72)発明者 ケン・ニシムラ アメリカ合衆国カリフォルニア州94555− 2964,フリーモント,ダイアナ・コモン 5351 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA31 BA32 CA37 DA06 DA31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口により分離された第1の導波路及び
    第2の導波路を備えている光学構造体と、 反射素子を備え、前記開口への挿入により前記反射素子
    が前記第1及び第2の導波路のうちの少なくとも一方と
    光学的にアライメントされた場合においては、前記第1
    及び第2の導波路のうちの少なくとも一方と光学接続を
    確立する光学インサートと、 を備えている光インターフェースシステム。
  2. 【請求項2】 前記反射素子は、前記光学インサートが
    前記光学構造体に挿入された場合に入射する光信号を部
    分的に反射させるように構成されたビームスプリッタを
    備えている、請求項1に記載の光インターフェースシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記反射素子は、前記光学インサート)
    が前記光学構造体に挿入された場合に入射する光学信号
    の特定の偏光成分を選択的に反射するように構成された
    偏光ビームスプリッタを備えている、請求項2に記載の
    光インターフェースシステム。
  4. 【請求項4】 前記光学インサートは、光学素子及びミ
    ラーを備え、前記光学素子が前記偏光ビームスプリッタ
    及び前記ミラーの間に配置されており、前記光学素子が
    1/4波長プレートとして構成されている、請求項3に
    記載の光インターフェースシステム。
  5. 【請求項5】 前記光学構造体はブリッジ素子を含み、
    前記ブリッジ素子が前記開口中において光学的アライメ
    ント位置に配置されている場合に、前記第1及び第2の
    導波路間に光学接続を確立するように構成されている、
    請求項1に記載の光インターフェースシステム。
  6. 【請求項6】 光学装置を光学的に相互接続するための
    方法であって、 反射素子を備えた光学インサートを含む第1の光学装置
    を設けるステップと、 第1及び第2の導波路とそれらの間にある開口を含む第
    2の光学装置を設けるステップと、 前記光学インサートを前記開口に挿入するものであっ
    て、前記光学インサートの前記反射素子を前記第1及び
    第2の導波路のうちの少なくとも一方とアライメントす
    ることにより、前記光学インサートと前記第1及び第2
    の導波路のうちの前記少なくとも一方との間に新たな光
    学接続を確立するステップと、 を含む方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の光学装置は更にブリッジ素子
    を備え、前記ブリッジ素子が前記開口中に配置された場
    合においては、前記第1及び第2の導波路間に光学接続
    を確立するように構成され、前記ブリッジ素子を前記開
    口から変位させるステップを更に含む、請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記光学インサートを前記開口から除去
    すると共に、前記ブリッジ素子を前記開口中に戻すこと
    により前記第1及び第2の導波路間に前記ブリッジ素子
    を介した前記光学接続を再確立するステップを更に含
    む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記光学インサートは、更に入射光信号
    を部分的に反射するように構成されたビームスプリッタ
    を備え、前記光学インサートの前記反射素子を前記第1
    及び第2の導波路の少なくとも一方とアライメントする
    ステップが、前記ビームスプリッタを前記第1及び第2
    の導波路のうちの少なくとも一方とアライメントするこ
    とを含み、前記ビームスプリッタが前記第1及び第2の
    導波路のうちの少なくとも一方と光学的にアライメント
    されている場合においては、前記光学インサートと前記
    第1及び第2の導波路のうちの少なくとも一方との間に
    前記新たな光学接続を確立するように前記ビームスプリ
    ッタが配向されている、請求項6、7又は8のいずれか
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記光学インサートは、更に入射光信
    号の特定の偏光成分を選択的に反射するように構成され
    た偏光ビームスプリッタを備え、前記光学インサートの
    前記反射素子を前記第1及び第2の導波路のうちの少な
    くとも一方とアライメントするステップが、前記偏光ビ
    ームスプリッタを前記第1及び第2の導波路のうちの少
    なくとも一方とアライメントすることを含み、前記偏光
    ビームスプリッタが前記第1及び第2の導波路のうちの
    少なくとも一方と光学的にアライメントされている場合
    においては、前記光学インサートと前記第1及び第2の
    導波路のうちの少なくとも一方との間に前記新たな光学
    接続を確立するように前記偏光ビームスプリッタが配向
    されている、前記請求項6、7又は8のいずれかに記載
    の方法。
JP2003069542A 2002-03-15 2003-03-14 光インターフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続するための方法 Pending JP2003294977A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/099517 2002-03-15
US10/099,517 US6847765B2 (en) 2002-03-15 2002-03-15 Re-connectable optical interface system and method for optically interconnecting and disconnecting optical devices

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003294977A true JP2003294977A (ja) 2003-10-15
JP2003294977A5 JP2003294977A5 (ja) 2006-05-18

Family

ID=27765449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003069542A Pending JP2003294977A (ja) 2002-03-15 2003-03-14 光インターフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続するための方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6847765B2 (ja)
EP (1) EP1345052B1 (ja)
JP (1) JP2003294977A (ja)
DE (1) DE60206016T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069186A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Fuji Xerox Co Ltd 光電子回路基板
JP2015009036A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2015009037A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016064268A (ja) * 2015-12-24 2016-04-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030128933A1 (en) * 2002-01-10 2003-07-10 International Business Machines Corporation Light-coupling device
US7082238B2 (en) * 2002-03-19 2006-07-25 Avago Technologies Self-aligning optical interconnect utilizing conformal materials
JP3887371B2 (ja) * 2003-11-27 2007-02-28 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光伝送基板、光伝送基板製造方法、及び光電気集積回路
JP4153007B2 (ja) * 2004-12-02 2008-09-17 三井化学株式会社 光配線基板および光電気混載基板
US9274297B2 (en) * 2009-01-07 2016-03-01 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Photonic waveguide
JP5089643B2 (ja) * 2009-04-30 2012-12-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 光接続要素の製造方法、光伝送基板、光接続部品、接続方法および光伝送システム
US8885991B2 (en) 2009-12-21 2014-11-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Circuit switched optical interconnection fabric
EP2521933B1 (en) * 2010-01-06 2017-08-23 Hewlett-Packard Enterprise Development LP Optical interconnect
US9594214B1 (en) * 2013-03-15 2017-03-14 Wavefront Research, Inc. Optical fiber devices

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4057719A (en) * 1976-08-27 1977-11-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Fiber optics electro-mechanical light switch
JPS57185410A (en) 1981-05-11 1982-11-15 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> Optical coupler
GB9014639D0 (en) 1990-07-02 1990-08-22 British Telecomm Optical component packaging
JP2976642B2 (ja) 1991-11-07 1999-11-10 日本電気株式会社 光結合回路
US5666448A (en) 1995-09-22 1997-09-09 Rockwell International Corporation Variable splitting optical coupler
DE19616932A1 (de) * 1996-04-27 1997-10-30 Bosch Gmbh Robert Optisches, strahlteilendes Bauelement sowie Verfahren zur Herstellung einer Prismenträgerplatte für ein solches Bauelement
US5699462A (en) * 1996-06-14 1997-12-16 Hewlett-Packard Company Total internal reflection optical switches employing thermal activation
US5867617A (en) 1997-05-19 1999-02-02 E-Tek Dynamics, Inc. High-reliability MXN fiber optic switches
DE19838519A1 (de) * 1998-08-25 2000-03-02 Bosch Gmbh Robert Leiterplatte und Verfahren zur Herstellung
TW531669B (en) * 2000-09-15 2003-05-11 Ibm Optical devices
US6678439B2 (en) * 2001-06-14 2004-01-13 Martin Hoffmann Wavelength division multiplexing and broadcast optical interconnection apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069186A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Fuji Xerox Co Ltd 光電子回路基板
JP2015009036A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2015009037A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016064268A (ja) * 2015-12-24 2016-04-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
US20030174965A1 (en) 2003-09-18
DE60206016D1 (de) 2005-10-13
DE60206016T2 (de) 2006-06-29
EP1345052B1 (en) 2005-09-07
EP1345052A3 (en) 2004-03-31
EP1345052A2 (en) 2003-09-17
US6847765B2 (en) 2005-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003294977A (ja) 光インターフェースシステム及び光学装置を光学的に相互接続するための方法
JP3117708B2 (ja) 光学システム
US6422761B1 (en) Angled optical connector
EP1447694B1 (en) Optical via for transmission of signals through a printed circuit board
JP3538432B2 (ja) 光ファイバ偏光制御器
US7454097B2 (en) Optical circuit board, an optical backplane and an optical communication system
JP2005182053A (ja) 光学バックプレーン・システムのためのカプラ・アセンブリ
WO2006028564A1 (en) Optical assembly with optoelectronic device alignment
WO2016143725A1 (ja) コヒーレントレシーバ
US6860650B2 (en) Assembly for aligning an optical array with optical fibers
US6920255B2 (en) Polarizer-equipped optical fiber ferrule, connector and connector adaptor
KR20100112731A (ko) 광 모듈, 광 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP2930178B2 (ja) 導波路型光デバイスの受光構造
JP2003131080A (ja) 光モジュール及びその製造方法並びに光伝達装置
JP7337167B2 (ja) 光回路基板およびそれを用いた電子部品実装構造体
JP2002043611A (ja) 光送受信システム
JP2021189227A (ja) 光変調器
JP2002131565A (ja) 実装用基板及びそれを用いたデバイスの搭載構造
JP2746718B2 (ja) 光送受信器一体化モジュール
JP2001196626A (ja) 配線基板間光相互接続装置
JPH03178230A (ja) 回路基板および基板ユニット
US6621950B2 (en) Optical data bus fixing board and optical back plane board
JPH0343704A (ja) プリント板接続部構造
JP2007248544A (ja) 基板側光コネクタおよび中間光コネクタ
JP3590226B2 (ja) 光モジュ−ル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090306