JP2003294022A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2003294022A
JP2003294022A JP2002101346A JP2002101346A JP2003294022A JP 2003294022 A JP2003294022 A JP 2003294022A JP 2002101346 A JP2002101346 A JP 2002101346A JP 2002101346 A JP2002101346 A JP 2002101346A JP 2003294022 A JP2003294022 A JP 2003294022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フックと受け具とよりなり,フックは,第1
部材に連なる基部と,その基部に反転部を介して連なり
該基部とは逆向きに延びる先部とを備えて鉤状に形成さ
れる連結具において,構造簡素化を図り且つ取扱い操作
を容易としながらフックと受け具の係合状態を確実に保
持できるようにする。 【解決手段】 フックFと係合孔Hは,受け具Uに対し
てフックFを正規の係合姿勢より所定角度相対回動させ
た特定姿勢でフックFの先部Fcを係合孔Hに対し抜差
可能であり,係合孔Hと,これに係合させたフック反転
部Fbとの間に,その相互間を所定方向に相対摺動させ
る遊隙xが設けられ,係合孔Hの,前記所定方向に沿う
内面にガイド溝Hgが凹設され,そのガイド溝Hgとの
嵌合により前記抜差を案内するガイド突起GがフックF
の先部Fc周面に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,互いに隣接配置さ
れる第1部材及び第2部材間を簡単に係脱可能とするた
めの連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,第1部材に結合されるフックと,
このフックを係合させる係合孔を有して第2部材に結合
される受け具とよりなり,フックは,第1部材に連なる
基部と,その基部に反転部を介して一体に連なり該基部
とは逆向きに延びる先部とを備えて鉤状に形成される連
結具は,既に広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の連結具にお
いては,互いに係合状態にあるフックと受け具とがその
両者の相対姿勢変化によって簡単に外れてしまうことが
あった。そこでフック又は受け具に外れ防止のためのロ
ック機構を設けることが考えられるが,その場合には,
ロック機構の特設により,それだけ構造が複雑化しコス
トが嵩むばかりか,ロック機構の取り扱い操作が面倒に
なる等の別の問題があった。
【0004】また,従来では,上記フックや受け具に結
合される第1,第2部材としてシート材又は板材が使用
される場合に,フックや受け具の一部がシート材又は板
材の両面共に露出するように配設されていたので,その
露出部分が外観上目障りであるばかりか,シート材又は
板材の表面から突き出して使用の邪魔となったり或いは
使用者が引っ掛けたり或いは躓いたりする等の問題があ
った。
【0005】本発明は,上記の事情に鑑み提案されたも
ので,従来の上記問題を解決できる構造簡単な連結具を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,請求項1の発明は,第1部材に結合されるフック
と,このフックを係合させる係合孔を有して第2部材に
結合される受け具とよりなり,フックは,第1部材に連
なる基部と,その基部に反転部を介して一体に連なり該
基部とは逆向きに延びる先部とを備えて鉤状に形成され
る連結具において,フックと係合孔は,受け具に対して
フックを正規の係合姿勢より所定角度相対回動させた特
定姿勢でフックの先部を係合孔に対し抜差し得るように
形成され,係合孔と,これに係合させたフックの反転部
との間には,その相互間を所定方向に相対摺動させる遊
隙が設けられ,係合孔の,前記所定方向に沿う内側面に
ガイド溝が凹設され,そのガイド溝との嵌合により前記
抜差を案内するガイド突起がフックの先部周面に形成さ
れることを特徴とする。
【0007】請求項1の発明の上記特徴によれば,フッ
クを受け具に対して正規の係合姿勢から所定角度回動さ
せた特定姿勢において,ガイド突起がガイド溝を嵌合,
通過するようにすれば,該フックを係合孔に難なく係合
させることができる。その係合後は,フックを係合孔に
対しその遊隙の範囲内で相対摺動させることによってガ
イド突起がガイド溝との対応位置からずれ動くため,フ
ックが上記特定姿勢に在っても,ガイド突起の係合孔へ
の引っ掛かりによりフックの係合孔に対する抜差が規制
されるようになり,これにより,フックと受け具との係
合状態が的確に保持され,その係合が妄りに外れる虞れ
はなくなる。また,その係合を外す場合には,フックを
係合孔に対しその遊隙の範囲内で相対摺動させて,ガイ
ド突起をガイド溝との対応位置にくるようにし,その位
置でフックを受け具に対し上記特定姿勢となるよう相対
回動させ,ガイド突起がガイド溝を嵌合,通過するよう
にフック先部を係合孔より引き抜けば,フックを係合孔
より簡単に離脱させることができる。
【0008】また請求項2の発明は,請求項1の発明の
上記特徴に加えて,前記所定方向が,前記フックと受け
具との配列方向と略直交する方向に設定され,その設定
方向に沿う前記係合孔の内側面の略中央に前記ガイド溝
が形成されることを特徴としている。この特徴によれ
ば,フックの係合孔への係合後は,フックを係合孔に対
しその遊隙の範囲内でその一方側及び他方側の何れに相
対摺動させても,ガイド突起がガイド溝との対応位置か
らずれ動くため,係合孔に対してガイド突起を引っ掛か
り易くすることができる。
【0009】また請求項3の発明は,請求項1の発明の
上記特徴に加えて,前記所定方向が,前記フックと受け
具との配列方向に設定され,その設定方向に沿う前記係
合孔の内側面には前記フックから離れる側に偏位して前
記ガイド溝が形成されることを特徴としている。この特
徴によれば,フックの係合孔への係合後において,第
1,第2部材間を引き離そうとする荷重により,ガイド
突起がガイド溝との対応位置からずれ動く方向(即ちガ
イド突起が係合孔に引っ掛かる方向)にフックが偏倚さ
れるので,該フックの係合状態がより確実に保持され
る。
【0010】また請求項4の発明は,請求項1,2また
は3の上記特徴に加えて,前記第1及び第2部材が各々
シート材又は板材より形成され,その両部材の相互に隣
り合う端縁部には前記フック及び受け具が,該端縁部の
各一面側だけに露出し且つ該端縁部の外端より外方に食
み出さないように接合され,前記第2部材の前記端縁部
は,その自由端側が対応する前記受け具の係合孔周辺部
より捲れるように構成され,その捲れにより,該係合孔
に対して前記フックの先部を抜差可能としたことを特徴
としている。この特徴によれば,フック及び受け具は,
これらが各々接合されるシート状又は板状の第1,第2
部材の,相互に隣り合う端縁部の各一面側だけに露出し
且つ該端縁部の外端より外方に食み出さないように配置
されるため,それらフック及び受け具は,これらを第
1,第2部材の各裏面側に接合することで体裁よく覆い
隠すことが可能となり,しかもこれらフック及び受け具
に使用者が引っ掛けたり躓いたりする心配もなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0012】添付図面において,図1〜図12は本発明
の第1実施例を示すものであって,図1は,第1実施例
に係る連結具を用いてレジャー用シートを接続した状態
を示す平面図,図2は図1の裏面図,図3は前記シート
の単体を示す裏面図,図4は図4の2矢視拡大図,図5
は図4の5−5線断面図,図6は図5の6−6線断面
図,図7は,連結具の係合解除状態を示す図4対応図,
図8は,連結具の係合解除状態を示す斜視図,図9は,
連結具の係合手順を示す工程説明図,図10は,連結具
のフックと受け具とがその両者間の遊隙の範囲内で相対
移動する状態を示す拡大裏面図,図11は,前記フック
と受け具の変形例を示す斜視図,図12は,前記フック
及び受け具を複数ずつ連ねて蝶番に用いた変形例を示す
斜視図である。また,図13〜図16は,本発明の第2
実施例を示すものであって,図13は,第2実施例に係
る連結具を用いてコンテナをワイヤで吊り上げた状態を
示す斜視図,図14は,フックの側面図及び正面図(側
面図のb矢視図),図15は,受け具の正面図,図16
は,第2実施例の変形例を示す斜視図である。
【0013】先ず,図1〜図3において,正方形状に各
々形成された複数のレジャー用シートS…は,可撓性を
有するビニール等のプラスチック製シート材より構成さ
れ,それらの端縁部1…が相互に隣接するように縦横に
敷かれる。隣り合うシートS,Sの端縁部1,1間は,
その間に等間隔おきに配設された本発明の連結具Jによ
り着脱可能に連結される。
【0014】図4〜図9も併せて参照して,各連結具J
は,第1部材としてのシートSに結合される金属製のフ
ックFと,このフックFを係合させる係合孔Hを有し第
2部材としてのシートSに結合される同じく金属製の受
け具Uとより構成される。このうち,フックFは,シー
トSの裏面に重合され適宜の固着手段(図示例ではリベ
ット2)で固着される比較的広幅の帯板状基部Faと,
その基部Faの先細り状の先端部に一体に連なる横断面
U字状の反転部Fbと,この反転部Fbに一体に連なり
前記基部Faとは逆向き且つ平行に延びる比較的狭幅の
帯板状先部Fcとより全体として概ね鉤状に形成され
る。
【0015】また受け具Uは方形の帯板状に形成されて
おり,シートSの裏面に重合され適宜の固着手段(図示
例ではリベット2)で固着される基部Uaと,この基部
Uaに一体に連なり係合孔Hを有する先部Ucとより構
成される。尚,前記フックF及び受け具UのシートSへ
の各固着手段としては,リベット以外の適当な公知の固
着手段,例えば接着,縫着,ネジ止め等の手段が実施可
能である。
【0016】相隣なるシートS,Sの相互に隣り合う端
縁部1,1には,それら端縁部1,1にそれぞれ接合さ
れるフックF及び受け具Uが,該端縁部1,1の各一面
側(図示例では裏面側)だけに露出し且つ該端縁部1,
1の外端より外方に食み出さないように配置されてい
る。
【0017】而して前記シートSの,フック基部Faが
接合された端縁部1は,その自由端側が対応するフック
基部Faの先端寄り部分より捲れるように構成される。
また前記シートSの,受け具基部Uaが接合された端縁
部1は,その自由端側が対応する受け具Uの先部Uc
(即ち係合孔H周辺部)より捲れるように構成され,そ
の捲れにより,後述するように係合孔Hに対してフック
先部Fcを抜差可能としている。
【0018】ところでフックFと受け具Uの係合孔H
は,受け具Uに対してフックFを同一平面上に並ぶ正規
の係合姿勢(図5,図9の(a)を参照)より所定角度
(図示例では約90度)相対回動させた特定姿勢(図9
の(b)を参照)でフックFの先部Fcを係合孔Hに対
し抜差し得るように形成されている。
【0019】そのフックFの先部Fcの外周面には,係
合孔Hに形成した横断面半円弧状のガイド溝Hgに摺動
可能に嵌合して前記抜差を案内する横断面半円弧状のガ
イド突起Gが形成され,係合孔Hと,これに係合させた
フックFの反転部Fbとの間には,その両者を所定方向
に相対摺動させる遊隙xが設けられる。この遊隙xは,
図示例ではフックFと受け具Uとの配列方向と直交する
方向に設定され,そのために係合孔Hは,フック反転部
Fbの幅よりも多少長い長方形状の長孔に形成される。
前記遊隙xの設定方向(前記配列方向と直交する方向)
に沿う係合孔Hの内側面には,その長手方向略中央に前
記ガイド溝Hgが凹設される。
【0020】次に前記第1実施例の作用を説明する。フ
ックFを受け具Uに係合させるに際しては,フックFを
受け具Uに対して正規の係合姿勢(図5,図9の
(a))から約90度回動させた特定姿勢(図9の
(b))とした上で,ガイド突起Gをガイド溝Hgに合
致させて該突起Gがガイド溝Hgを嵌合,通過するよう
にし,これにより,フックFを受け具Uの係合孔Hに難
なく係合させることができる。
【0021】その係合後は,フックFを受け具Uに対し
て図9(c)に示すように前記正規の係合姿勢まで相対
回動させ,更にフックFを係合孔Hgに対し前記遊隙x
の範囲内でその一方側又は他方側の何れかに相対摺動さ
せることによってガイド突起Gをガイド溝Hgとの対応
位置(図10の鎖線位置A)から図10の実線に示すよ
うに適宜ずれ動かす。この状態では,フックFが上記特
定姿勢に在っても,ガイド突起Gの係合孔Hへの引っ掛
かりによりフックFの係合孔Hに対する抜差が阻止され
るため,フックFと受け具Uとの係合状態が的確に保持
され,その係合が妄りに外れる虞れはなくなる。
【0022】かくして,隣り合うシートS,Sの隣接端
部1,1間が連結具Jを以て的確に連結される。またそ
の連結具Jは,対応するシートSの端縁部1により体裁
よく覆われ,しかも隣り合うシートS,Sの隣接端縁部
1,1は,図1,図4に示すように互いに重なり合って
いるため,その一部の端縁部1の自由端が多少捲れても
地面が露出する等の問題は生じない。
【0023】また,前記係合を外す場合には,フックF
を係合孔Hに対しその遊隙xの範囲内で相対摺動させ
て,ガイド突起Gをガイド溝Hgとの対応位置(図10
の鎖線位置A)にくるようにする。そして,その位置で
フックFを受け具Uに対し上記特定姿勢となるよう相対
回動させ,ガイド突起Gがガイド溝Hgを嵌合,通過す
るようにして,フック先部Fcを係合孔Hより引き抜け
ば,フックFを係合孔Hより簡単に離脱させることがで
きる。
【0024】また,図示例では,相隣なるシートS,S
の相互に隣り合う端縁部1,1にフックF及び受け具U
が,該端縁部1,1の各裏面側だけに露出し且つ該端縁
部1,1の外端より外方に食み出さないように配置され
ている。このため,それらフックF及び受け具Uは,こ
れらを対応するシートS,Sの端縁部1,1で体裁よく
覆い隠すことができ,しかもこれらフックF及び受け具
UがシートS,Sの表側に突出することがないため,そ
のフックF等に使用者が引っ掛けたり躓いたりする心配
もない。
【0025】その上,シートSの,受け具基部Uaが接
合された端縁部1は,その自由端側が対応する受け具U
の先部Uc(即ち係合孔H周辺部)より離れるように捲
り上げ(撓み変形)可能であるため,この捲り上げによ
り,図9の(b)に示すように係合孔Hに対するフック
先部Fcの前記抜差が無理なく許容される。
【0026】ところでガイド突起G及びガイド溝Hg
は,前記第1実施例では横断面半円弧状としたが,本発
明では,種々の横断面形状を選定可能であり,たとえ
ば,図11に示すように横断面V字状(a),或いは横
断面方形溝状(b)に形成してもよい。
【0027】また第1実施例では,各一個ずつのペアか
らなる受け具U及びフックFで連結具Jを構成したもの
を示したが,本発明では,図12に示すように各複数の
受け具U及びフックFを一体に連ねて多連の連結具Jを
構成してもよく,このような多連の連結具Jは,本来の
連結具として使用可能であるばかりか,これを蝶番とし
ても使用可能である。この場合,多連の連結具Jにおけ
る多連の受け具Uの係合孔Hは,図12(a)のように
各独立させてもよいし,同(b)のように一連に連続さ
せてもよい。
【0028】図13には,本発明の第2実施例が示され
ている。この実施例では,第1の部材としてのワイヤW
にフックFの基部Faが結合され,また第2の部材とし
てのコンテナCの外壁に受け具Uの基部Uaが結合され
る。
【0029】この実施例では,フックFが,棒材を折り
曲げて鉤状に構成される点で、第1実施例のように板材
を折り曲げて鉤状に構成したものと相違している。また
特にこの第2実施例では,フックFの反転部Fbと受け
具Uの係合孔Uaとの間の遊隙xは,フックFと受け具
Uとの配列方向(図13で上下方向)に設定され,その
設定方向に長孔とされた前記係合孔Hの,長手方向に沿
う内側面には,フックFから離れる側(図示例では下
側)に偏位してガイド溝Hgが凹設される。
【0030】この第2実施例においても第1実施例と基
本的に同様の作用効果が達成される。更にフックFの係
合孔Hへの係合後において,第1,第2部材W,C間を
引き離そうとする引張荷重により,ガイド突起Gがガイ
ド溝Hgとの対応位置A(図15の鎖線位置)からずれ
動く方向(即ちガイド突起Gが係合孔Hに引っ掛かる上
方向)にフックFが偏倚されるので,該フックFと受け
具Uとの係合状態がより確実に保持される。
【0031】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことができる。
【0032】例えば,第1実施例では,本発明の連結具
を用いて,隣り合う複数のレジャー用シート相互間を連
結するものを示したが,本発明の連結具は,レジャー用
シート以外の種々の敷物用シート材相互の連結や,建築
足場や屋根等を覆う建築現場用シート材相互の連結に適
用してもよい。さらに種々の用途に用いられる板材相互
の連結に適用してもよく、この場合、板材としては、例
えば鋼板、木板、ダンボール紙等の紙板、プラスチック
板等が用いられる。
【0033】また、前記各実施例では、フックF及び受
け具Uの構成材料として鉄、アルミ等の金属が選択され
たが、本発明では、金属以外の適宜材料、例えばプラス
チック材を使用してもよい。
【0034】また、第2実施例では,本発明の連結具J
を用いて,コンテナCをワイヤWで吊持するものを示し
たが,本発明の連結具は,コンテナ以外の部材にワイヤ
を係止する場合にも適用可能である。更に図16に例示
したように,ワイヤW,W′相互の連結にも適用可能で
あり,この場合は,第2実施例と異なり,フックFばか
りか受け具Uの基部UaにもワイヤW′の結合部が設け
られる。
【0035】また第1実施例では,各シートSの直交す
る二辺の端縁部1,1に複数のフックF…を並設し,他
方の二辺の端縁部1,1に複数の受け具U…を並設した
ものを示したが,本発明では,各シートSの互いに平行
な二辺の端縁部1,1に複数のフックF…を並設し,他
方の二辺の端縁部1,1に複数の受け具U…を並設して
もよく,更に各シートSの各端縁部1にフックFと受け
具Uを交互に並設させてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,フックを
受け具に対し正規の係合姿勢から所定角度回動させた特
定姿勢において,ガイド突起がガイド溝を嵌合,通過す
るようにすれば,該フックの係合孔への係合が難なく許
容され,また,その係合後は,フックを係合孔に対しそ
の遊隙の範囲内で相対摺動させることによりガイド突起
がガイド溝との対応位置からずれ動くため,フックが上
記特定姿勢に在っても,ガイド突起の係合孔への引っ掛
かりにより該フックの係合孔に対する抜差が規制され
る。これにより,フックと受け具との係脱操作を容易且
つ迅速に行うことができるばかりか,その係合状態を的
確に保持することができ,しかも,フックを特定姿勢で
受け具の係合孔に抜差する際の案内手段となるガイド突
起を,フックの係合孔からの外れ防止手段に兼用できる
から,その外れ防止のために特別にロック機構を設ける
必要はなくなり,それだけ構造簡素化が図られてコスト
節減に寄与することができる。
【0037】また特に請求項2の発明によれば,フック
の係合孔への係合後は,フックを係合孔に対しその遊隙
の範囲内でその一方側及び他方側の何れに相対摺動させ
ても,ガイド突起がガイド溝との対応位置からずれ動く
ので,係合孔に対しガイド突起を引っ掛かり易くするこ
とができる。
【0038】また特に請求項3の発明によれば,フック
の係合孔への係合後において,第1,第2部材間を引き
離そうとする荷重により,ガイド突起がガイド溝との対
応位置からずれ動く方向(即ちガイド突起が係合孔に引
っ掛かる方向)にフックが偏倚されるので,該フックの
係合状態がより確実に保持される。
【0039】また特に請求項4の発明によれば,フック
及び受け具は,これらが各々接合されるシート状又は板
状の第1,第2部材の,相互に隣り合う端縁部の各一面
側だけに露出し且つ該端縁部の外端より外方に食み出さ
ないように配置されているため,それらフック及び受け
具は,これらを第1,第2部材の各裏面側に接合するこ
とで体裁よく覆い隠すことが可能となり,しかもこれら
フック及び受け具に使用者が引っ掛けたり躓いたりする
心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る連結具を用いてレジ
ャー用シートを接続した状態を示す平面図
【図2】図1の裏面図
【図3】前記シートの単体を示す裏面図
【図4】図4の2矢視拡大図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】連結具の係合解除状態を示す図4対応図
【図8】連結具の係合解除状態を示す斜視図
【図9】連結具の係合手順を示す工程説明図
【図10】連結具のフックと受け具とがその両者間の遊
隙の範囲内で相対移動する状態を示す拡大裏面図
【図11】前記フックと受け具の変形例を示す斜視図
【図12】前記フック及び受け具を複数ずつ連ねて蝶番
に用いた変形例を示す斜視図
【図13】本発明の第2実施例に係る連結具を用いてコ
ンテナをワイヤで吊り上げた状態を示す斜視図
【図14】第2実施例のフックの側面図及び正面図(側
面図のb矢視図)
【図15】第2実施例の受け具の正面図
【図16】第2実施例の変形例を示す斜視図
【符号の説明】
C コンテナ(第2部材) F フック Fa 基部 Fb 反転部 Fc 先部 G ガイド突起 H 係合孔 Hg ガイド溝 J 連結具 S シート(第1部材,第2部材) U 受け具 W ワイヤ(第1部材) W′ ワイヤ(第2部材) x 遊隙 1 端縁部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材(S,W)に結合されるフック
    (F)と,このフック(F)を係合させる係合孔(H)
    を有して第2部材(S,C,W′)に結合される受け具
    (U)とよりなり,フック(F)は,第1部材(S,
    W)に連なる基部(Fa)と,その基部(Fa)に反転
    部(Fb)を介して一体に連なり該基部(Fa)とは逆
    向きに延びる先部(Fc)とを備えて鉤状に形成される
    連結具において, フック(F)と係合孔(H)は,受け具(U)に対して
    フック(F)を正規の係合姿勢より所定角度相対回動さ
    せた特定姿勢でフック(F)の先部(Fc)を係合孔
    (H)に対し抜差し得るように形成され,係合孔(H)
    と,これに係合させたフック(F)の反転部(Fb)と
    の間には,その相互間を所定方向に相対摺動させる遊隙
    (x)が設けられ,係合孔(H)の,前記所定方向に沿
    う内側面にガイド溝(Hg)が凹設され,そのガイド溝
    (Hg)との嵌合により前記抜差を案内するガイド突起
    (G)がフック(F)の先部(Fc)周面に形成される
    ことを特徴とする連結具。
  2. 【請求項2】 前記所定方向は,前記フック(F)と受
    け具(U)との配列方向と略直交する方向に設定され,
    その設定方向に沿う前記係合孔(H)の内側面の略中央
    に前記ガイド溝(Hg)が形成されることを特徴とす
    る,請求項1に記載の連結具。
  3. 【請求項3】 前記所定方向は,前記フック(F)と受
    け具(U)との配列方向に設定され,その設定方向に沿
    う前記係合孔(H)の内側面には前記フック(F)から
    離れる側に偏位して前記ガイド溝(Hg)が形成される
    ことを特徴とする,請求項1に記載の連結具。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2部材(S,S)は各々
    シート材又は板材より形成され,その両部材(S,S)
    の相互に隣り合う端縁部(1,1)には前記フック
    (F)及び受け具(U)が,該端縁部(1,1)の各一
    面側だけに露出し且つ該端縁部(1,1)の外端より外
    方に食み出さないように接合され,前記第2部材(S)
    の前記端縁部(1)は,その自由端側が対応する前記受
    け具(U)の係合孔(H)周辺部より捲れるように構成
    され,その捲れにより,該係合孔(H)に対して前記フ
    ック(F)の先部(Fc)を抜差可能としたことを特徴
    とする,請求項1,2又は3に記載の連結具。
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