JP2003293495A - パネル - Google Patents

パネル

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JP2003293495A
JP2003293495A JP2002094492A JP2002094492A JP2003293495A JP 2003293495 A JP2003293495 A JP 2003293495A JP 2002094492 A JP2002094492 A JP 2002094492A JP 2002094492 A JP2002094492 A JP 2002094492A JP 2003293495 A JP2003293495 A JP 2003293495A
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panel element
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detachable
column
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JP2002094492A
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English (en)
Inventor
Koji Morita
耕司 森田
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枠構造体にパネル要素の取り付けが簡単で、ま
た取り外す際にも枠構造体に噛み付いて取り外しが困難
であるという問題等が無いといった、レイアウト変更を
行うときの取付作業等が容易な着脱可能なパネル要素を
有するパネルを提供する。 【解決手段】各々パネル面を有する複数のパネル要素P
Aを取り付け可能なパネル要素取付領域Aを具備するパ
ネルPであって、前記パネル要素取付領域Aを、少なく
とも一のパネル要素PAを固定して取り付けた固定領域
A1と、他のパネル要素PAを前記固定領域A1に取り
付けた固定パネル要素2に対して上段側または下段側に
着脱可能に取り付け得る着脱領域A2とを有するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスなどにお
いてワーキングスペース等を間仕切る際に好適に使用さ
れるパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、状況に適したワークスタイルの変
革や組織改編等が加速度的に進むオフィスでは、個々の
オフィスワーカにおける生産性の向上がさらに求められ
ており、このような要望に応えるべく、組み合わせによ
って自由にレイアウト変更可能で、また、個々人のワー
クスペースを間仕切ることのできるパネルを取り入れた
オフィスシステムが提案されている。
【0003】具体的にこのようなパネルには、予めフレ
ームのみで構成される枠構造体に、例えば、主要部がガ
ラスで構成されるパネル要素やオプション部材を取り付
け可能なパネル要素等、オフィスワークで必要な機能単
位等で用意したパネル要素を、使用目的に応じて組み合
わせて使用するように設定したものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成では、枠構造体に歪みが生じている場合に
は、パネル要素の取付部分に正確な寸法を得られず取付
作業が困難となるという問題があった。また、パネル要
素を取り外す際に、枠構造体にパネル要素が噛み付いて
取り外すことができないという問題があった。
【0005】また、枠構造体自体の強度を高めようとし
た場合、枠構造体を構成するフレームとフレームとの結
合を強固にするための別部材が必要である等、枠構造体
自体の強度を大きくすることにも課題があった。
【0006】すなわち、従来は、着脱可能なパネル要素
を有するパネルであっても、実際には、レイアウト変更
を行うときに取付作業等の問題を有するなど、レイアウ
ト変更への対応力に課題を残しているものであった。
【0007】そこで本発明は、上述した課題を解決する
ことを主たる目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
パネルは、各々パネル面を有する複数のパネル要素を取
り付け可能なパネル要素取付領域を具備するパネルであ
って、前記パネル要素取付領域を、少なくとも一のパネ
ル要素を固定して取り付けた固定領域と、他のパネル要
素を前記固定領域に取り付けた固定パネル要素に対して
上段側または下段側に着脱可能に取り付け得る着脱領域
とを有していることを特徴とする。
【0009】ここで、「固定」とは、他のパネル要素を
着脱領域に着脱する際に、固定パネル要素がパネルに対
して固定されている状態を示す。
【0010】なお、パネル全体の面剛性を確保するため
には、前記固定要素パネルが、支柱を挟み込むようにし
て取り付けたパネル面を有する面板部と、この面板部間
で挟まれる空間に充填するペーパーコア等の補強部材
と、一体に接着しているものが挙げられる。あるいは、
支柱と前記固定パネル要素とが溶接やボルト等により固
着されるものでもよい。
【0011】このようなものであれば、固定パネル要素
を固定して取り付けた固定領域によってパネル全体の剛
構造を実現できる。すなわち、複数の着脱パネル要素を
取り付け可能な着脱領域の剛性も高められるため、着脱
パネル要素の取付作業等を容易とすることができる。従
って、パネル要素を変更したいといったニーズにも十分
対応可能とでき、また、パネル要素の交換が必要なレイ
アウト変更にも取付作業等に問題のないパネルを提供す
ることができる。
【0012】また、着脱パネル要素を取り付けない状態
において、パネル全体の強度をさらに高めるため安定性
を向上するには、最下段側に取り付けられるパネル要素
が、前記固定パネル要素であることが好ましい。
【0013】着脱パネル要素が、支柱に噛み合ったりす
ることなくスムーズに着脱可能とするためには、左右に
離間して起立姿勢で設けられる一対の支柱を具備し、そ
れら支柱の下端部に固定領域を設定し、この固定領域に
取り付けた固定パネル要素の上端よりも上方へ突出する
部位に着脱領域を設定していることが望ましい。
【0014】そして、着脱パネル要素が任意の方向に動
くことなくしっかりと支柱に取り付けられるようにする
には、着脱領域に取り付けられるパネル要素である任意
の着脱パネル要素を、該着脱領域に取り付けた状態で、
その着脱パネル要素の上動を禁止する上動禁止要素を支
柱に取り付け得るようにすればよい。
【0015】その具体的実施態様としては、前記支柱
が、着脱パネル要素を上方から落とし込むことによって
前記着脱領域における所定の取付位置に取り付けるパネ
ル要素取付部を具備し、支柱に取り付けた任意の着脱パ
ネル要素の直上に、前記上動禁止要素を取り付けている
ようにすることが考えられる。
【0016】一方、簡単に取り付け可能とするために
は、着脱パネル要素を、支柱の前面又は背面側のいずれ
か一方から、着脱パネル要素を取り付ける部分に接近さ
せた上で、前記支柱に対して落とし込むことによって取
り付け可能としたり、また、一対の支柱に、前記着脱パ
ネル要素の両側端部を係り合わせつつ下方へスライド動
作によって落とし込むものとしたりすればよい。
【0017】さらに、着脱パネルの支柱からの離脱を防
止するためには、前記上動禁止要素が、一対の支柱の上
端部間に亘って取り付けられる笠木又は上動が禁止され
るべき着脱パネル要素の直上に配置される他の着脱パネ
ル要素であることが好ましい。
【0018】また、パネルに机等を隣接配置した場合の
パネルの仕様変更のニーズは、机の使用者の目線に届く
領域に多いため、パネルに隣接配置される天板の上方か
ら、その天板によって全体又は大半が視認不能に隠され
る下部領域に、前記固定領域を設定すればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態に係るパネルPを、天
板DTを有する机Dの反使用端側に隣接配置して使用す
る態様を示している。
【0021】まず、本実施形態に係るパネルPは、図
1、図2、図3に示すように、ベースBの両側端部に離
間して起立姿勢にて設けられる一対の支柱1と、この支
柱1に溶接等によって固定されている固定パネル要素た
る幕板2と、この支柱1に、着脱可能に取り付けられる
着脱パネル要素たるハンギングパネル3及びガラスパネ
ル4と、このガラスパネル4の直上に配置しかつ支柱1
に固着される上動禁止要素たる笠木5とを具備するもの
である。なお、本実施形態では、固定パネル要素たる前
記幕板2と、着脱パネル要素たる前記ハンギングパネル
3と前記ガラスパネル4とを総じてパネル要素PAとし
て設定している。
【0022】なお、本実施形態において、ハンギングパ
ネル3を支柱1に取り付ける方向をパネル取付方向と
し、取り外す方向をパネル離脱方向と定義して説明す
る。
【0023】以下、各部について具体的に説明する。
【0024】支柱1は、図1、図2、図3、図4、図5
に示すように、長手方向に各部等断面形状を成す断面視
略矩形状のアルミ製角パイプからなるものである。そし
て、そのパネル取付方向に直行するパネル要素取付面1
1、12に、ハンギングパネル3を着脱可能に取り付け
得る被係合部13を複数設けている。この被係合部13
は、上側に大径部131を有し、下側にこの大径部13
1に連続する小径部132を有するいわゆるダルマ孔状
のものである。また、この支柱1の上端縁には、ねじ孔
NHを備えた蓋部14を溶接等により取り付けている。
【0025】そして、この一対の支柱1で挟まれる領域
に、複数のパネル要素PAを取り付け可能なパネル要素
取付領域Aを設定している。
【0026】このパネル要素取付領域Aは、前記幕板2
を固定して取り付ける固定領域A1と、この固定領域A
1の上段側にハンギングパネル3及びガラスパネル4と
を着脱可能に取り付け得る着脱領域A2との二つの領域
に区分している。
【0027】より具体的には、固定領域A1は、前記机
Dの天板DTの上方から、その天板DTを介して天板D
Tによって全体又は大半が視認不能に隠されるパネル要
素取付領域Aの下部領域に設定している。そして、本実
施形態において、この固定領域A1に幕板2を取り付け
得るように設定している。一方、着脱領域A2は、支柱
1が幕板2の上端縁よりも上方へ突出する部位に設定し
ている。そしてこの着脱領域A2に、ハンギングパネル
3及びガラスパネル4を着脱可能に取り付け得るように
構成している。
【0028】幕板2は、図1、図2に示すように、例え
ば表面をクロス張り等で仕上げたハニカム一体構造で形
成される矩形板状をなすものである。そしてこの幕板2
は、前記固定領域A1に、支柱を挟み込むようにして取
り付けたパネル面を有する面板部21と、この面板部2
1間で挟まれる空間22に充填する図示しないペーパー
コア等の補強部材と、一体に接着しているものである。
しかして、パネルPA全体の面剛性を確保している。
【0029】なお、本実施形態では、幕板2を支柱1に
溶接によって固定するものとしたが、これに限らず、ボ
ルトやリベット等によって支柱1に固定するものであっ
ても構わない。
【0030】ハンギングパネル3は、図1、図2、図
3、図4に示すように、薄板状の板金を折り曲げ加工や
溶接によって形成した幅方向に各部等断面形状を成す板
金製のものであって、支柱1に当接する当接起立面31
0を有する背板31と、この背板31における前記当接
起立面310の裏側面を構成する非当接起立面311に
溶接等によって固着される複数の補強部32とを具備し
ている。
【0031】より具体的には、背板31は、その上端縁
と下端縁において、該背板31からパネル離脱方向に屈
曲する屈曲片312と、さらにこの各屈曲片312から
それぞれ上側と下側とに屈曲する当接片313とを形成
している。さらに、前記当接起立面310の各隅部に
は、前記支柱1の被係合部13に係合可能な係合部33
を設けている。この係合部33は、背板1の当接起立面
310から突出し前記被係合部の小径部よりやや小さく
形成される係合軸部331と、前記被係合部13の大径
部131よりやや小さく小径部132よりやや大きく形
成される円盤形状の係合先端部332とからなるもので
ある。
【0032】補強部32は、前記当接片313と面一に
設けられる補強部当接片321と、この補強部当接片3
21と前記背板31とを横架し内部に中空部を有する横
架部322とを備えている。そして、この補強部32
は、支柱1の被係合部13に対応して上下方向に複数個
設けられている。
【0033】また、これら各部によって囲まれる部位
に、パネル離脱方向に一部開口し長手方向に各部等断面
形状を成すオプション部材取付部Cを形成している。そ
して、このオプション部材取付部C等を利用して、図示
しないトレーや棚等のオプション部材を係り合わせて取
り付け可能とすることができる。
【0034】なお、このハンギングパネル3は、上下に
対称に形成しているため、上下を逆にすることで前記支
柱1を構成するパネル要素取付面11及び12のどちら
からでも取り付けることができる。
【0035】ガラスパネル4は、図1、図2、図3、図
5に示すように、ガラス板41と、このガラス板41の
両側端部を支持する断面視略矩形状の縦枠部材42と、
ガラス板41の上下端部を支持する断面視略矩形状の横
枠部材43とを備えている。
【0036】さらに詳述すると、縦枠部材42は、内側
は、断面視略コ字形状の上下方向に延出し前記ガラス板
41を支持するガラス板支持縦溝45を形成している。
また、外側には、断面視略コ字形状の上下方向に延出す
るスライド溝44を具備している。このスライド溝44
は、前記支柱1の断面よりやや大きい断面を有するよう
に設定している。このため、前記支柱1を上下方向にス
ライド可能に支持することができる。一方、横枠部材4
3は、内側に前記ガラス41を支持するガラス板支持横
溝46を具備している。
【0037】なお、このガラスパネル4は、上下及び左
右に対称に構成しているため、上下及び左右にひっくり
返して前記支柱1に取り付けることができる。
【0038】笠木5は、図1、図2、図3に示すよう
に、長手方向に各部等断面形状を成す断面視略矩形状の
笠木主要部51と、この笠木主要部51の両側端部に設
けられる笠木取付部52とを具備するものであり、アル
ミダイキャスト成形により形成されている。
【0039】より具体的には、この笠木取付部52は、
外側中央部が円弧状に外側に膨らむように形成され、ま
た、その略中央部において上下方向に貫通するパネル要
素取付部たる笠木取付孔53を具備している。そして、
この笠木取付孔53にねじNを挿通し、前記支柱1のね
じ孔NHにねじ止めすることによって、笠木5を支柱1
に固定して取り付けることができる。
【0040】なお、本実施形態では、笠木主要部51及
び笠木取付部52とを、アルミダイキャスト成形によっ
て形成するように構成したが、これに限らず、任意の素
材で形成しても構わないことは言うまでもない。
【0041】一方、机Dは、図1、図2に示すように、
物品載置面D1を有する天板DTと、この天板DTを支
持する一対の脚D2とを具備するものである。
【0042】以上のようにして、天板DTを有する机D
の反使用端側に隣接配置して使用する態様のパネルPで
は、パネルPの下部領域たる固定領域を、上方からは、
隣接配置される机Dの天板DTによって視認不能に隠す
こととなる。
【0043】そして、このように構成されるパネルP
は、視認可能な天板DTより上側におけるパネル要素P
Aの交換ニーズに対応し、一方、視認不能な天板DTよ
り下側における、パネルの安定性や強度等のニーズに対
応することができる。
【0044】次に、支柱1の着脱領域A2にパネル要素
PAを取り付ける方法について説明する。
【0045】まず、ハンギングパネル3を支柱1に取り
付ける方法について説明する。
【0046】パネルPA全体の面剛性を確保された固定
領域A1の上段側に設定される着脱領域A2において、
図2、図4に示すようにパネル取付方向からハンギング
パネル3を着脱領域A2に近づける。そして、支柱1の
被係合部13の大径部131に係合部33の係合先端部
332を挿入する。そして、ハンギングパネル3の当接
起立面310を支柱1のパネル要素取付面11に押し当
て、すなわち、係合部33の係合軸部331が大径部1
31に挿通している状態で、ハンギングパネル3を下方
へ落とし込む。このようにして、下方に落とし込まれた
ハンギングパネル3の係合軸部331が、前記小径部1
32の下端縁に当接する。そして、これらが当接した状
態では、ハンギングパネル3の係合軸部331が小径部
132に挿通し、且つ、係合先端部332が小径部13
2から突出した状態となる。すなわち、ハンギングパネ
ル3が所定の取付位置で支柱1に係合されることとな
る。このように、2アクションでハンギングパネル3を
支柱1に取り付けることができる。
【0047】次に、ガラスパネル4を支柱1に取り付け
る方法について説明する。
【0048】まず、図2、図5に示すように、ガラスパ
ネル4の両側端部のスライド溝44を、支柱1に係り合
わせる。そして、これらが係り合った状態でガラスパネ
ル4を下方にスライドさせる。下方にスライドさせたガ
ラスパネル4は、先に支柱1に取り付けたハンギングパ
ネル3に当接する所定の取付位置で止まる。すなわち、
ガラスパネル4は、支柱1に対して前後方向に固定さ
れ、上方向に持ち上げ可能な状態で、支柱1に係り合う
こととなる。このように、1アクションでガラスパネル
4を支柱1に取り付けることができる。
【0049】以上のようにしてパネル要素PAを着脱領
域A2に取り付けた後、笠木5の笠木取付孔53に挿通
させたねじNを、支柱1のねじ孔NHにねじ止めするこ
とによって、笠木5を支柱1に固定する。
【0050】以上のようにして、支柱1に、ハンギング
パネル3を2アクションで取り付けることができ、ま
た、ガラスパネル4を1アクションで取り付けることが
できる。また、ハンギングパネル3及びガラスパネル4
は、上下に対称に形成しているため、上下にひっくり返
して前記支柱1を構成するパネル要素取付面11、12
のどちらからでも取り付ける部分に接近させた上で、前
記支柱1に対して落とし込むことによって簡単に取り付
け可能である。
【0051】ところで、笠木5が支柱1に固定されてい
るため、この笠木5を直上に配置しているガラスパネル
4は、この笠木5によって、支柱1に対して上動不能と
なる。また、同様に、上動不能となったガラスパネル4
を直上に配置するハンギングパネル3は、このガラスパ
ネル4によって、支柱1に対して上動不能となる。すな
わち、ハンギングパネル3及びガラスパネル4は、支柱
1に対して上動不能となり、着脱領域A2に固定される
こととなる。従って、笠木3はガラスパネル4の上動禁
止要素として機能し、ガラスパネル4はハンギングパネ
ル3の上動禁止要素として機能する。
【0052】次に、着脱領域A2からパネル要素PAを
取り外す方法について説明する。
【0053】まず、パネル要素PAを上動不能にしてい
る笠木5を支柱1から取り外す。そして、上動可能とな
ったガラスパネル4を上方向にスライドさせて、支柱1
から取り外す。次に、上動可能となったハンギングパネ
ル3を上方向に持ち上げて、係合部33及び被係合部1
3との係合を解き、支柱1から離れるパネル離脱方向に
引っ張りこんでハンギングパネル3を支柱1から取り外
す。
【0054】このようにして、ガラスパネル4を1アク
ションで、ハンギングパネル3を2アクションで支柱1
から取り外すことができる。すなわち、着脱領域A2か
らパネル要素PAを簡単に取り外すことができる。
【0055】また、ガラスパネル4及びハンギングパネ
ル3を支柱1から取り外す際、これらと係合している支
柱1は、前記固定領域A1から突出する構成を有してい
るため、支柱1間の寸法が大きくなったり小さくなった
りすることもない。すなわち、パネル要素PAが支柱1
に噛み合って取り外し困難となることがない。
【0056】以上のように、このようなパネルPであれ
ば、固定パネル要素を固定して取り付けた固定領域によ
ってパネル全体の剛構造を実現できる。すなわち、複数
の着脱パネル要素を取り付け可能な着脱領域の剛性も高
められるため、着脱パネル要素の取付作業等を容易とす
ることができる。従って、パネル要素を変更したいとい
ったニーズにも十分対応可能とでき、また、パネル要素
の交換が必要なレイアウト変更にも取付作業等に問題の
ないパネルを提供することができる。
【0057】また、笠木によって、パネル要素が上下左
右前後方向のいずれの方向にも動くことなくをしっかり
と支柱に取り付けることができる。
【0058】また、パネル要素の着脱も、1アクション
あるいは2アクションといった極めて簡単な方法で支柱
1に取り付けることができる。
【0059】なお、本発明は、以上に詳述した実施形態
に限られるものではない。
【0060】本実施形態において、固定領域A1の上に
着脱領域A2を設定したが、これに限らず、例えば、支
柱1間の寸法に誤差を生じさせにくい構成であれば固定
領域と着脱領域とを任意に組み合わせる構成でも良い。
例えば、固定領域の上下段に着脱領域を設定する実施態
様等が考えられる。
【0061】また、本実施形態では、ハンギングパネル
3を板金を折り曲げて形成するものとしたが、これに限
らず、樹脂成形により形成される成形物とするなど、任
意の素材で形成しても構わない。
【0062】また、ハンギングパネル3の支柱への取り
付けを係合部33及び被係合部13用いる構成とした
が、これに限らず、フックやフック受け等他の係り合わ
せ可能な部材を用いる構成としてもよい。
【0063】また、ガラスパネル4の支柱1への取り付
けをスライド溝44を利用して取り付けるようにした
が、これに限らず、スライド溝44の形状等を支柱1に
係り合わせ可能な他の形状に変更しても構わない。
【0064】さらに、支柱1に取り付けるパネル要素P
Aは、ハンギングパネル3やガラスパネル4に限らず、
例えば、他の機能などを有するパネルでもよいことは言
うまでもない。
【0065】なお、本実施形態に係るパネルPを、机D
の反使用端側に隣接配置して使用する態様を用いたが、
これに限らず、パネルPを複数並べて使用したり、単独
で使用したりするなど、本実施形態で説明した使用態様
に限られるものではない。
【0066】また、パネルPの外観をさらに向上させる
ために、支柱1の外側に化粧パネルを取り付けた態様等
も考えられる。
【0067】その他本発明は以上に詳述した図示例に限
られず、種々の変形が可能である。
【0068】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
固定パネル要素を固定して取り付けた固定領域によって
パネル全体の剛構造を実現できる。すなわち、複数の着
脱パネル要素を取り付け可能な着脱領域の剛性も高めら
れるため、着脱パネル要素の取付作業等を容易とするこ
とができる。従って、パネル要素を変更したいといった
ニーズにも十分対応可能とでき、また、パネル要素の交
換が必要なレイアウト変更にも取付作業等に問題のない
パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるパネルの全体斜視
図。
【図2】同実施形態におけるパネルの分解斜視図。
【図3】同実施形態におけるパネルの正面図及び側面
図。
【図4】同実施形態におけるハンギングパネルと支柱と
の取り付け構造を示す取付構造断面図。
【図5】同実施形態におけるガラスパネルと支柱との取
り付け構造を示す取付構造断面図。
【符号の説明】
A・・・パネル要素取付領域 A1・・・固定領域 A2・・・着脱領域 DT・・・天板 P・・・パネル 1・・・支柱 11・・・背面(パネル要素取付面) 12・・・裏面(パネル要素取付面) 13・・・パネル要素取付部(被係合部) 2・・・固定パネル要素(幕板) 21・・・面板部 22・・・空間 3・・・着脱パネル要素(ハンギングパネル) 4・・・着脱パネル要素(ガラスパネル) 5・・・上動禁止要素(笠木)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々パネル面を有する複数のパネル要素を
    取り付け可能なパネル要素取付領域を具備するパネルで
    あって、前記パネル要素取付領域を、少なくとも一のパ
    ネル要素を固定して取り付けた固定領域と、他のパネル
    要素を前記固定領域に取り付けた固定パネル要素に対し
    て上段側または下段側に着脱可能に取り付け得る着脱領
    域とを有していることを特徴とするパネル。
  2. 【請求項2】最下段側に取り付けられるパネル要素が、
    前記固定パネル要素であることを特徴とする請求項1記
    載のパネル。
  3. 【請求項3】左右に離間して起立姿勢で設けられる一対
    の支柱を具備し、それら支柱の下端部に固定領域を設定
    し、この固定領域に取り付けた固定パネル要素の上端よ
    りも上方へ突出する部位に着脱領域を設定していること
    を特徴とする請求項2記載のパネル。
  4. 【請求項4】着脱領域に取り付けられるパネル要素であ
    る任意の着脱パネル要素を、該着脱領域に取り付けた状
    態で、その着脱パネル要素の上動を禁止する上動禁止要
    素を支柱に取り付け得るようにしていることを特徴とす
    る請求項3記載のパネル。
  5. 【請求項5】前記支柱が、着脱パネル要素を上方から落
    とし込むことによって前記着脱領域における所定の取付
    位置に取り付けるパネル要素取付部を具備し、支柱に取
    り付けた任意の着脱パネル要素の直上に、前記上動禁止
    要素を取り付けていることを特徴とする請求項4記載の
    パネル。
  6. 【請求項6】着脱パネル要素を、支柱の前面側又は背面
    側のいずれか一方から着脱パネル要素を取り付ける部分
    に接近させた上で、前記支柱に対して落とし込むことに
    よって取り付け可能としていることを特徴とする請求項
    5記載のパネル。
  7. 【請求項7】一対の支柱に、前記着脱パネル要素の両側
    端部を係り合わせつつ下方へスライド動作によって落と
    し込むものであることを特徴とする請求項5記載のパネ
    ル。
  8. 【請求項8】前記上動禁止要素が、一対の支柱の上端部
    間に亘って取り付けられる笠木又は上動が禁止されるべ
    き着脱パネル要素の直上に配置される他の着脱パネル要
    素であることを特徴とする請求項4、5、6又は7記載
    のパネル。
  9. 【請求項9】パネルに隣接配置される天板の上方から、
    その天板によって全体又は大半が視認不能に隠される下
    部領域に、前記固定領域を設定することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のパネル。
  10. 【請求項10】前記固定要素パネルが、支柱を挟み込む
    ようにして取り付けたパネル面を有する面板部と、この
    面板部間で挟まれる空間に充填するペーパーコア等の補
    強部材とを一体に接着しているものであることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載
    のパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188886A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Okamura Corp 間仕切装置
JP2009102850A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Itoki Corp ハンギングパネル装置

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