JP2003293243A - 布帛およびエアバッグ - Google Patents

布帛およびエアバッグ

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JP2003293243A
JP2003293243A JP2002093431A JP2002093431A JP2003293243A JP 2003293243 A JP2003293243 A JP 2003293243A JP 2002093431 A JP2002093431 A JP 2002093431A JP 2002093431 A JP2002093431 A JP 2002093431A JP 2003293243 A JP2003293243 A JP 2003293243A
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fabric
yarn
cross
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JP2002093431A
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Taiichi Okada
泰一 岡田
Hiroaki Tokutome
博明 徳留
Isoo Saito
磯雄 斉藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、低通気性、柔軟性、収納性および機
械的特性に優れた布帛およびエアバッグを提供せんとす
るものである。 【解決手段】本発明の布帛は、特定の扁平率を有する扁
平断面繊維(x)と扁平断面形状以外の繊維(y)との
混繊糸条からなることを特徴とするものである。(x)
と(y)を混繊することで各単糸同士のカバリング性が
向上し、布帛中における各単糸は最密状態に配置し、そ
の結果、薄くて収納性に優れ、かつ通気度の極めて低い
布帛を得ることが可能となる。また、本発明のエアバッ
グは、かかる布帛を用いて構成されていることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的特性に優
れ、かつ、低通気性、柔軟性に優れた厚みの薄い布帛に
関するものであり、各種非衣料用途、パラグライダー、
パラシュート、シーアンカ、テント、ターポリン、シー
ト、帆、旗およびエアバッグ用として好適な布帛および
エアバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エアバッグは自動車に搭乗した乗
員の安全を確保するための装置として欠かせないものと
なり、自動車への装着率が益々高まっている。
【0003】そして、安全装置としてのエアバッグに対
する信頼性向上の要求は一段と強まっており、また一方
で、エアバッグ装置のコンパクト化やコストダウン等と
いった要求もますます強まりつつある。このため、エア
バッグを構成するエアバッグ用基布、エアバッグ用原糸
および布帛の製造工程にも上記要求を満足させるよう一
層の改善が求められている。
【0004】これまでも、エアバッグ用基布としての機
械的特性を損なうことなく、折り畳み性に優れ、収納容
積の小さなエアバッグを実現させるための技術が開示さ
れている。
【0005】例えば、特開平1−41438号公報に
は、強度8.5g/d以上、かつ単糸繊度が3デニール
以下の繊維を用いることで、前記の機械的特性と収納性
を兼ね備えたエアバッグ用基布が得られるとしている。
しかしながら、該公報は基布表面に樹脂エラストマーが
コーティングされてなるコート基布に関するものであ
り、ノンコート基布に当該技術を適用した場合には、確
かに強力および収納性に優れた基布が得られるものの、
低通気性を保持するという点で十分に満足できるもので
はなかった。
【0006】ノンコート基布に関する技術としては、特
開平3−137245号公報がある。該公報に記載の3
00〜400dtexの繊度から構成されるノンコート
基布は、確かに機械的特性、収納性、低通気性をバラン
ス良く有していると認められるものの、前記の通り近年
エアバッグに要求される械的特性に優れ、かつ、低通気
性、柔軟性に優れた厚みの薄い布帛であるという厳しい
特性に対して、全てを十分に兼備しているとは言い難
く、さらなる改善が求められるものであった。
【0007】また、特開平7−254740号公報に
は、エアバッグを構成する合成フィラメントとして単糸
断面形状が扁平率1.5以上の異形断面糸を使用する方
法が記載されている。しかしながら、当該技術で得られ
る基布の124Pa下における通気度は0.3cc/c
2/sec程度であって、インフレータの高出力化に
伴い近年要求されるようになったハイレベルな低通気度
化を十分に満足できるものではなかった。
【0008】また、特開平8−60425号公報では単
糸の横断面において、扁平基部の長手方向に略半円形状
突起部からなる対称に付与された凸部を1〜3個有し、
扁平断面糸の長軸と短軸との比が4/1〜2/1であ
り、かつ単糸繊度が2〜10デニール、強度が7g/d
以上であるエアバッグ用繊維について開示している。
該突起を有する繊維は、製糸性、品位ともに良好で、ま
た、該繊維を用いて得られるエアバッグ用布帛は、柔軟
性、コンパクト性に優れるとされている。しかしなが
ら、エアバッグ用布帛に重要な特性である通気性に関す
る記載はなく、単糸断面に突起部を有すことから、単糸
同士のパッキング状態が密にならず、すなわち単糸間に
空隙を生じる結果、通気性の点に課題を残すものであっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り従来技術で
は、低通気性、柔軟性および収納性、機械的特性などを
十分に兼ね備えた布帛は得られておらず、また、エアバ
ッグについては、近年要求されるようになったより低い
通気性を十分に満足することは一層難しくなっている。
【0010】本発明は、非衣料用布帛として広く用いる
ことができる低通気性で、機械的特性に優れ、柔軟で厚
みの薄い布帛、そして特にエアバッグ用基布として好適
に使用できる布帛を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明の布帛は、単糸の断面形状が扁平率
(長軸と短軸の長さの比)1.5〜8の扁平断面繊維
(x)と単糸の断面形状が扁平断面以外の繊維(y)と
を混繊した糸条からなることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の布帛においては、次の
(a)〜(e)がそれぞれ好ましい態様であり、これら
の条件を採用することによって、さらに優れた効果の取
得を期待することができる。 (a)混繊した糸条における扁平断面繊維(x)の混繊
比率が50〜90重量%であること。 (b)扁平断面繊維(x)の単糸の短軸長が20μm以
下であること。 (c)扁平断面以外の繊維(y)の単糸の直径が30μ
m以下であり、かつ扁平断面繊維(x)の短軸長の1.
5倍以下であること。 (d)扁平断面以外の繊維(y)の単糸断面形状が丸断
面であること。 (e)布帛が以下の(1)〜(3)の特性を有すること (1)カバーファクター:1500〜2500 (2)引張り強力≧500N/cm (3)引裂き強力≧150N。
【0013】また、本発明のエアバッグは、かかる布帛
を用いて構成されていることを特徴とするものであり、
該布帛を構成する繊維がポリアミド繊維である場合にさ
らに優れた効果が期待できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり低通
気性、柔軟性、収納性および機械的特性に優れた布帛に
ついて、鋭意検討した結果、特定の扁平率を有する扁平
断面繊維と扁平断面以外の繊維を混繊することで、布帛
中での各単糸のカバリング性が著しく向上し、布帛中の
空隙が極端に低減することがわかり、かかる課題を一挙
に解決することを見いだしたものである。
【0015】以下、本発明について詳述する。本発明の
布帛を構成する扁平断面繊維(x)、扁平断面以外の繊
維(y)は合成繊維、例えば、ポリアミド繊維、ポリエ
ステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコー
ル繊維等であって、特に限定されるものではないが、高
強度、高タフネスの繊維を得るためには、硫酸相対粘度
が3.0以上のポリアミドからなる繊維であることが好
ましい。また、該繊維は、ホモポリマーであっても、共
重合成分を含むものであってもよく、ポリマー中には耐
候性、耐酸化性などを改善する目的で酸化チタン、酸化
ケイ素、炭酸カルシウムなどの無機物や耐候剤、耐酸化
剤などの薬剤が含まれていてもよい。また、(x)、
(y)については必ずしも互いに同種のポリマーからな
る繊維である必要はなく、例えば扁平断面ポリアミド繊
維(x)と扁平断面以外のポリエステル繊維(y)であ
ってもよい。
【0016】本発明の布帛に用いる扁平断面繊維(x)
の単糸断面形状は、通常は図1に示すような楕円形、お
よび向かい合う辺が平行である楕円形であるが、楕円形
以外の形状であっても、長軸と短軸の関係を満たすもの
であればいずれも用いることができる。例えば、長方
形、菱形、繭型のような左右対称型は勿論、左右非対称
型でもよく、あるいはそれらの組み合わせ型でもよい。
また、更に上記を基本型として、本発明の効果を損ねな
い範囲で突起や凹み、或いは中空部が存在していてもよ
い。
【0017】本発明に係る扁平断面繊維(x)は、単糸
の断面形状が扁平率(長軸と短軸の長さの比)1.5〜
8であることが必須であり、好ましくは2〜6である。
本発明の布帛を構成する繊維の1成分として、かかる範
囲の扁平断面繊維を用いることで、布帛は薄く収納性に
優れ、通気度を低く抑えることができるようになる。扁
平率が1.5未満になると、通常の丸断面糸に近く、扁
平断面繊維を用いた効果、すなわち低通気性、柔軟性、
収納性を兼ね備えた布帛を得ることができなくなる。扁
平率が8を越えると、扁平断面繊維を用いた効果が飽和
するばかりか、高強度、高タフネス繊維を良好な品位で
安定に製糸することが難しくなるという問題が生じる。
【0018】扁平断面繊維(x)の単糸断面における短
軸長は20μm以下であることが好ましく、より好まし
くは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下であ
る。該短軸長は布帛の厚みに直接的にかかわり、かかる
範囲とすることで、収納性、柔軟性、低通気性を兼ね備
えた布帛を得ることができるようになる。ちなみに、単
糸繊度8dtex、扁平率3.5のポリアミド繊維の短
軸長はおよそ15μmであり、単糸繊度5dtex、扁
平率4.5のポリアミド繊維の短軸長はおよそ10μm
になる。
【0019】一方、本発明の布帛を構成する扁平断面以
外の繊維(y)の単糸断面形状については、特に限定さ
れるものではないが、扁平断面糸(x)とのパッキング
性の点を考慮すると、図2に示すような通常の丸断面、
三角断面、Y字型断面であることが好ましく、特に好ま
しいのは丸断面である。また、単糸断面の直径について
は、30μm以下であることが好ましく、より好ましく
は20μm以下である。ここで三角断面繊維、Y字型断
面繊維などの丸断面繊維以外の直径とは、該異形断面に
外接する円の直径(図2中、矢印の長さで示す)に等し
いものと考える。(y)の直径は前記扁平断面繊維
(x)短軸長に対し1.5倍以下が好ましく、より好ま
しくは1倍以下である。
【0020】布帛を構成する扁平断面繊維(x)の短軸
長、および扁平断面以外の繊維(y)の直径がそれぞれ
上記範囲、関係を満たすことで、各単糸同士のカバリン
グ性が大幅に向上し、布帛中での空隙を飛躍的に減少さ
せることが可能となり、その結果、本発明の目的である
低通気性、柔軟性および収納性を併せもった布帛を得る
ことができるようになる。
【0021】扁平断面繊維(x)の混繊した糸条におけ
る好ましい混繊比率は50重量%〜90重量%であり、
より好ましくは60重量%〜80重量%である。かかる
比率で(x)および(y)を混繊することで、低通気性
であり、かつ薄くて柔軟で収納性に優れた布帛を得るこ
とができる。(x)の混繊比率が50重量%未満である
と、扁平糸を用いた効果、すなわち低通気性と収納性の
改善が十分でなく、(x)の比率が80重量%を越える
と扁平糸を用いた効果が飽和するばかりか、逆に通気度
が増大する傾向にある。
【0022】混繊糸のトータル繊度は、布帛の用途によ
り適宜選択される。エアバッグ用途については、200
dtex〜1000dtexが好ましい。かかる繊度範
囲とすることで、機械的特性、収納性、低通気性をバラ
ンスよく配した布帛を得ることができ、しいては信頼性
の高いエアバッグ用基布の提供が可能となる。
【0023】本発明の布帛のカバーファクターは150
0〜2500であることが好ましい。ここで、カバーフ
ァクターとは経糸のトータル繊度をD1(dtex)、
織密度をN1(本/2.54cm)、緯糸のトータル繊
度をD2(dtex)、織密度をN2( 本/2.54c
m)としたときに、(D1×0.9)1/2 ×N1+(D2
×0.9)1/2 ×N2で表される値である。カバーファ
クターは布帛の通気度および収納性と大きく関係し、適
切な範囲にあることがて極めて重要である。
【0024】なお、本発明の布帛は、扁平断面繊維
(x)と扁平断面以外の繊維(y)との混繊糸から構成
されており、各単糸同士のパッキング性が極めて良好で
あることから、通常の丸断面繊維のみからなる布帛に較
べ、カバーファクターを10〜30%低く設定したとし
ても、同等以上の低通気性を確保できる点が特徴であ
る。カバーファクターを低く設定できることは、布帛が
薄く収納性が向上すること以外に使用する繊維量が減
り、整経・製織時間を短縮できることから、布帛全体に
おけるコストダウンが図れるものである。
【0025】かくして、本発明の布帛は低通気性と柔軟
性、収納性を兼ね備えることを特徴とするが、通気度に
ついて、124Paの圧力下での通気度(A)が0.1
cc/cm2 /sec以下、19.6KPaの圧力下で
の通気度(B)が20cc/cm2 /sec以下とな
る。このように低圧下および高圧下において、低い通気
性を達成することで、エアバッグとして該布帛を用いた
際にエアバッグの展開速度が速くなり、より高い確率で
乗員の安全性を確保できるようになる。
【0026】本発明の布帛が極めて低い通気性を達成で
きるのは、布帛を構成する繊維の1成分として、特定の
扁平率を有す扁平断面繊維を使用することで、布帛の垂
直方向における空隙が減少するためであり、さらに、も
う一方の成分である扁平断面以外の繊維(y)が、その
空隙部分を埋めることで、布帛中での空隙が激減するた
めである。
【0027】布帛の厚みは0.20〜0.35mmとな
る。より狭い場所への収納性を余儀なくされる用途、例
えば小型車以下のエアバッグ用布帛として好適に使用で
きるようになる。本発明の布帛では、同一の単糸繊度お
よび同一のカバーファクターの丸断面繊維のみからなる
布帛とその厚みを比較した場合、およそ15%以上薄く
できることが特徴である。
【0028】本発明の布帛の機械的特性については、引
張り強力≧500N/cm、引裂き強力≧150Nであ
ることが、各種非衣料用途布帛として好適に使用でき
る。特にエアバッグ用布帛においては、バッグ展開時の
衝撃力に耐えうるだけの高い強力が必要であり、上記範
囲の強力を有する布帛であれば、安全の信頼性が増し好
ましい。
【0029】次に本発明の布帛を製造するための代表的
な方法について説明する。本発明布帛に用いる扁平断面
繊維(x)および扁平断面以外の繊維(y)は、前記し
たとおり種々のポリマからなる繊維を用いることができ
るが、高強度・高タフネスを有する繊維を得るためには
ポリアミド繊維が好ましい。特に硫酸相対粘度3.0〜
4.0の高粘度のナイロン66ポリマが好ましく用いら
れる。
【0030】本発明の最大の特徴である扁平断面繊維
(x)と扁平断面以外の繊維(y)とを混繊した糸条を
得るためには、種々の方法が採用できる。
【0031】例えば、(x)、(y)をそれぞれ別々の
工程で紡糸・延伸し一旦巻き取り延伸糸を得たのち、別
工程で両者を引き揃えて混繊する方法がある。本方法で
は、(x)、(y)が異種のポリマーからなる繊維であ
る場合に有利である。
【0032】また、(x)、(y)をそれぞれ別々の口
金を用いて吐出したのち、巻き取りまでのあいだに2種
の繊維を引き揃えて目的の混繊糸を得る方法がある。本
方法は1工程で混繊糸が得られることから、コスト的に
有利であるが、少なくとも口金、冷却部を別々に設ける
必要があり、広い装置スペースが必要となる。
【0033】その他の混繊糸を得る方法として、1枚の
口金に扁平断面用および扁平断面以外用の2種の吐出孔
を配し、同時に吐出、延伸して巻き取る方法がある。本
方法は工程の簡易さからコスト的に有利であるばかり
か、混繊糸を構成する(x)、(y)が単糸レベルでよ
く混ざり合い、布帛にしたときの収納性、低通気性に優
れることから最も好ましい製造法である。
【0034】口金孔形状については、本発明で特定する
扁平断面形状、および扁平断面以外の形状となるよう適
宜設計すればよい。この場合、紡出糸条が冷却固化する
までの溶融ポリマの表面張力による断面形状の変化を考
慮して設計する。
【0035】扁平断面繊維(x)を得るための口金孔形
状については、図3に示すような長方形形状や丸孔とス
リット孔が交互に配置したいわば芋虫形状とすればよ
い。ここで、長方形のタテ長さ(d)、ヨコ長さ
(c)、丸孔の数、直径、スリット孔の幅、長さ等は、
得ようとする単糸の扁平率、短軸長に合わせ適宜設計す
ればよい。
【0036】上記の口金孔より紡出された糸条は冷却固
化した後、油剤を付与され、所定の回転速度で回転する
引き取りロ−ラに捲回して引き取られる。引き続き、そ
のまま連続して糸条を順次高速回転するネルソンローラ
ーに捲回することで延伸を行う。より高強度の繊維を得
るためには2段以上の多段延伸することが好ましい。ま
た、最終延伸ローラー温度は200℃以上に設定し延伸
熱処理を施した後、弛緩処理して巻き取ることが、適当
な収縮特性を有する繊維を得るために好ましい。製糸生
産効率の向上に伴い、巻き取り速度は2500〜450
0m/minで4〜8糸条の同時延伸直接紡糸延伸法で
行われる。
【0037】通常、巻き取り前の糸条に集束性を付与す
るため交絡処理を行う。交絡処理は走行糸条に対し交差
方向に、複数のノズル孔から高圧の空気を噴射させて行
う。交絡数が多いほど糸条は集束状態にあり、整経や製
織での工程通過性がよくなるため好まれる。また、本発
明において異なる断面形状を有する2種の繊維を効率的
に混繊させるために該交絡処理は重要である。
【0038】本発明にかかる繊維に付与する好ましい交
絡数は3〜20個/m、より好ましくは5〜15個/m
である。
【0039】次に、上記で得られた混繊繊維は整経、製
織される。製織工程における経糸および緯糸の適度な張
力の範囲は0.1〜0.6cN/dtexである。かか
る張力範囲とすることで、品位、品質に優れた布帛を高
生産性で得ることができる。
【0040】織機はウォ−タ−ジェットル−ムが多く用
いられるが、レピアル−ムやエア−ジェットル−ムなど
何ら限定されるものではない。また、布帛の織構造につ
いても、通常、平織りが多いが、ツイル織りなどいずれ
の構造であっても構わない。
【0041】引き続き布帛は、精練、カレンダー加工、
ヒ−トセット加工などを行うことが好ましいが、これら
は複数であっても、単独であってもよい。
【0042】上記、本発明の態様について詳述してきた
が、本発明の布帛においては、特定の扁平率を有する扁
平断面繊維(x)と扁平断面形状以外の繊維(y)との
混繊糸条からなることが重要な特徴である。(x)と
(y)を混繊することで各単糸同士のカバリング性が向
上し、布帛中における各単糸は最密状態に配置すること
になる。その結果、薄くて収納性に優れ、かつ通気度の
極めて低い布帛を得ることが可能となる。
【0043】また、扁平断面繊維(x)を製造する方
法、および該繊維(x)と扁平断面以外の繊維(y)と
を混繊する方法、さらに該混繊糸を用いて布帛を製造す
る方法は、いずれも特に特異な方法、装置を採用する必
要はなく、極めて実用的である。
【0044】かくして得られた本発明の布帛は、エアバ
ッグをはじめとして、パラグライダー、パラシュート、
シーアンカ、テント、ターポリン、シート、帆、旗の製
作にそれぞれ使用できる。いずれも低通気性、収納性に
優れ、強度などの機械特性も良好であり、好適に使用可
能である。
【0045】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
を具体的に説明する。なお、明細書本文および実施例に
示した物性の測定法は次の通りである。
【0046】<繊維特性> [扁平率、軸長]:繊維の断面を200倍で写真撮影
し、写真上で単糸の長軸(a)と短軸(b)の長さを測
定し、その比をもって扁平率とした。単糸を10本測定
し、その平均値で示した。 扁平率=a/b。
【0047】[総繊度]:JIS L−1013に準
じ、正量繊度を測定した。
【0048】[強度、伸度]:JIS L−1013に
準じ、試長25cm、引張速度30cm/minの条件
で測定した。
【0049】[沸騰水収縮率]:原糸をカセ状にサンプ
リングして、20℃、65%RHの温湿度調整室で24
時間以上調整し、試料に1cN/dex相当の荷重をかけて長
さL 0を測定した。次に、この試料を無緊張状態で沸騰
水中に30分間浸漬した後、上記温室度調整室で4時間
風乾し、再び試料に1cN/dex相当の荷重をかけて長さL
1を測定した。それぞれの長さL0およびL1から次式に
より沸騰水収縮率を求めた。 沸騰水収縮率=[(L0−L1)/L0]×100
(%)。
【0050】[交絡数]:水浸法により長さ1mm以上
の交絡部の個数を測定し、1mあたりの個数に換算し
た。原糸10本を測定し、その平均値で示した。水浸バ
スは、長さ70cm、幅15cm、深さ5cmで、長手
方向の両端より10cmの位置に仕切板を設けたものを
用いた。このバスに純水を満たし、原糸サンプルを水浸
させ、交絡部個数を測定した。なお、油剤等の不純物の
影響を排除するために測定毎に純水を交換した。
【0051】<布帛特性> [カバーファクター]:経糸の総繊度D1(dte
x)、織密度N1(本/2.54cm)、緯糸の総繊度
2(dtex)、織密度N2( 本/2.54cm)を用
いて、次式により算出した。 カバーファクター=(D1×0.9)1/2 ×N1+(D2
×0.9)1/2 ×N2
【0052】[引張り強力]:JIS L1096
(6.12.1A法)に準じ測定した。
【0053】[引裂き強力]:JIS L1096
(6.15.2A−2法)に準じ測定した。
【0054】[通気度(A)]:JIS L1096
(6.27.1A法)に準じ測定した。その詳細は、タ
テ20cm、ヨコ15cmの布帛サンプルにおいて、直
径10cmの円形部分に層流管式通気度測定機を用い
て、124Paの圧力に調整した空気を流したときに通
過する空気量(cc/cm2/sec)を測定した。
【0055】[通気度(B)]:タテ20cm、ヨコ1
5cmの布帛サンプルにおいて、直径10cmの円形部
分に層流管式通気度測定機を用いて、19.6KPaの
圧力に調整した空気を流したときに通過する空気量(c
c/cm2/sec)を測定した。
【0056】[布帛の厚み]:JIS L1096
(6.5)に準じ測定した。
【0057】[剛軟度]:JIS L1096(6.1
9.1A法)に準じ測定した。
【0058】[エアバッグの厚み(バッグの収納
性)]:60リットル容量のエアバッグを製織し、15
0×150mmの面積になるよう、先ず左右方向からそ
れぞれ4回蛇腹に折り畳んだ後、次に上下方向からそれ
ぞれ4回蛇腹に折り畳み、この折り畳んだバッグに40
00gの荷重をかけ、そのときのバッグの厚さを測定し
た。
【0059】[実施例1〜4]25℃で測定した98%
硫酸相対粘度が3.7のナイロン66ペレットをエクス
トルーダへ供給し、2つの軽量ポンプにより扁平断面糸
用口金、および丸断面糸用口金にそれぞれ配し、295
℃で溶融紡糸した。各紡糸口金は扁平断面糸および丸断
面糸について繊度、フィラメント数、扁平率を変更する
ため、その孔数、孔形状、孔寸法等を適宜設計した。
【0060】各口金直下にはそれぞれ300℃に加熱し
た250mmの加熱筒を設け、紡出糸条を徐冷却した
後、次いで常温、風速30m/minのチムニー域を通
過させ冷却固化せしめ、給油部で給油を施した後、扁平
断面糸(x)と丸断面糸(y)を合わせ引き揃えて紡糸
引き取りローラに捲回して引き取った。引き続き、連続
して混繊糸条を延伸・熱処理ローラに順次供給し2段延
伸、弛緩熱処理を施した後、交絡付与装置にて交絡処理
し合成繊維を製造した。各ローラの表面温度、回転速度
(延伸倍率、弛緩率)は、混繊糸条の総繊度や単糸繊
度、扁平糸の扁平率等に応じて適宜設定した。また、交
絡装置内で糸条に噴射する空気圧力についても混繊糸条
の特性により0.1〜0.4MPaの範囲で適宜選択設
定した。
【0061】得られた混繊糸条の物性、混繊糸条を構成
する扁平断面糸および丸断面糸の繊度、フィラメント
数、単糸の軸長等を表1に示す。
【0062】次に混繊糸条を300m/minの速度で
整経し、津田駒製ウォータージェットルーム(ZW30
3)を用いて、経糸緯糸の織密度を適宜調整し回転速度
1000rpmで製織し生機を得た。引き続き、生機を
110℃で乾燥させ、180℃、1分間の熱処理を施し
布帛を得た。織密度、カバーファクター等の布帛条件、
および布帛物性を表1に示す。
【0063】次に得られた布帛を用いエアバッグ用基布
を作製した。まず、直径725mmの円状布帛2枚を打
ち抜き法にて裁断し、一方の円状布帛の中央部に同一布
帛からなる直径200mmの円状補強布帛を3枚積層し
て、直径110mm、145mm、175mmの円周上
を470dtex/1×3から構成されるナイロン66
製の縫い糸で本縫いによるミシン縫製した。また、布帛
に直径90mmの孔を設け、インフレータの取り付け口
とした。次に中心部からバイアス方向に225mmの位
置に相反して同一布帛からなる直径75mmの円状補強
布帛を1枚当て、直径50mm、60mmの円周上を4
70dtex/1×3から構成されるナイロン66製の
縫い糸で本縫いによるミシン縫製し、直径40mmの孔
を設け、ベントホール2カ所を作製した。最後に、本円
状布帛の補強布側を外にし、他方の円状布帛と経軸を4
5度ずらして重ね合わせ、直径700mm、710mm
の円周上を1400dtex/1から構成されるナイロ
ン66製の縫い糸で二重縫いによるミシン縫製をし、袋
体を裏返し60リットル容量のエアバッグを作製した。
得られた袋体エアバッグの厚み(バッグの収納性)を表
1に併せて示す。
【0064】[実施例5]25℃測定した硫酸相対粘度
3.7のナイロン66ペレットをエクストルーダに供給
し、軽量ポンプにより孔数72、扁平率3.5になるよ
う設計した紡糸口金に配し、295℃で溶融紡糸した。
【0065】口金直下には300℃に加熱した250m
mの加熱筒を設け、紡出糸条を徐冷却した後、次いで常
温、風速30m/minのチムニー域を通過させ冷却固
化せしめ、給油部で給油を施した後、紡糸引き取りロー
ラに捲回して引き取った。引き続き、連続して延伸・熱
処理ローラに順次供給し2段延伸、弛緩熱処理を施した
後、交絡付与装置にて0.3MPaの空気を噴射し交絡
処理し、470dtex、扁平率3.5の扁平断面ナイ
ロン66繊維を製造した。
【0066】上記とは別に硫酸相対粘度3.7のナイロ
ン6ペレットをエクストルーダに供給し、軽量ポンプに
より孔数72、丸断面になるように設計した紡糸口金に
配し、265℃で溶融紡糸した。
【0067】口金直下には270℃に加熱した250m
mの加熱筒を設け、紡出糸条を徐冷却した後、次いで常
温、風速30m/minのチムニー域を通過させ冷却固
化せしめ、給油部で給油を施した後、紡糸引き取りロー
ラに捲回して引き取った。引き続き、連続して延伸・熱
処理ローラに順次供給し2段延伸、弛緩熱処理を施した
後、交絡付与装置にて0.2MPaの空気を噴射し交絡
処理し、235dtexの丸断面ナイロン6繊維を製造
した。
【0068】得られたナイロン66繊維、およびナイロ
ン6繊維を引き揃え、交絡付与装置内を通過させ、圧力
0.2MPaの空気噴射により混繊し、混繊糸条を得
た。
【0069】引き続き、実施例1と同様の方法で布帛を
得て、さらに該布帛を用いエアバッグ用基布を作製し
た。得られた繊維特性、布帛特性、エアバッグ厚み等を
表1に示す。
【0070】[実施例6]25℃で測定した硫酸相対粘
度3.7のナイロン6ペレットを用い、265℃溶融紡
糸し、口金直下に270℃に加熱した250mmの加熱
筒を設けた以外は実施例1と同様の方法で、混繊糸、布
帛、エアバッグを作製した。各特性について表1に示
す。
【0071】[実施例7]固有粘度1.2のポリエチレ
ンテレフタレートのペレットを用い300℃で溶融紡糸
し、口金直下に320℃、250mmの加熱筒を設けた
以外は実施例1と同様の方法で、混繊糸、布帛、エアバ
ッグをそれぞれ作製した。各特性について表1に示す。
【0072】[実施例8]丸断面糸の代わりに三角断面
形状となるような紡糸口金を用いた以外は、実施例1と
同様の方法で、混繊糸、布帛、エアバッグをそれぞれ作
製した。各特性について表1に示す。
【0073】[比較例1]実施例1と同様の方法で丸断
面糸を得て、混繊することなく該丸断面糸のみを用い
て、実施例1と同様の方法で布帛、エアバッグをそれぞ
れ作製した。丸断面糸、布帛、エアバッグの特性を表2
に示す。
【0074】[比較例2]実施例1と同様の方法で扁平
断面糸を得て、混繊することなく該扁平断面糸のみを用
いて、実施例1と同様の方法で布帛、エアバッグをそれ
ぞれ作製した。扁平断面糸、布帛、エアバッグの特性を
表2に示す。
【0075】[比較例3〜4]実施例1と同様の方法
で、混繊糸、布帛、エアバッグを作製した。各特性につ
いて表2に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】 表1の結果から明らかなように、実施例の扁平断面糸
(x)と丸断面糸(y)および三角断面糸(y)の混繊
糸条からなる布帛は、機械的特性に優れ、通気度が極め
て低く、同時に柔軟性、収納性に優れるものであった。
また、前記特性を兼備した布帛は、安全に対する信頼性
および収納性の点から特にエアバッグ用布帛として好適
に用いることができる。
【0078】一方、表2の結果に示すとおり丸断面糸の
みからなる比較例1の布帛、扁平率が本発明の範囲外で
ある扁平糸のみからなる比較例2の布帛は、機械的特性
には優れるものの、通気性および柔軟性、収納性の点で
十分でなく、それゆえエアバッグの要求特性を満足する
ものではなかった。また、扁平断面糸のみからなる比較
例3の布帛は、十分な強力が得られなかった。比較例4
では扁平断面糸の扁平率を9.5に設定しようとした
が、製糸糸切れが多発し混繊糸条を得ることができなか
った。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、低通気性でかつ収納性
すなわちコンパクト性に優れ、また良好な機械的特性、
耐熱性等を併せもち、各種非衣料用途、例えばエアバッ
グ、パラグライダー、パラシュート、テント、ターポリ
ン等の用途に好適に使用することができる。また上記特
性を兼備することから、特に安全性、かつ、狭いスペー
スの搭載が要求されるエアバッグ用途として好適に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扁平断面繊維(x)の単糸断面形状の
一例を示す断面模式図である。
【図2】本発明の扁平断面以外の繊維(y)の単糸断面
形状の一例を示す断面模式図である。
【図3】本発明の扁平断面繊維(x)を得るための口金
吐出孔形状の一例を示す平面模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D03D 1/02 D03D 1/02 Fターム(参考) 3D054 CC15 CC26 FF03 FF13 FF16 FF18 FF20 4L036 MA06 MA20 MA24 MA33 MA39 MA40 PA33 4L048 AA24 AA37 AA48 AB09 AC09 CA01 CA02 CA03 CA11 CA15 DA25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単糸の断面形状が扁平率(長軸と短軸の長
    さの比)1.5〜8の扁平断面繊維(x)と単糸の断面
    形状が扁平断面以外の繊維(y)とを混繊した糸条から
    なることを特徴とする布帛。
  2. 【請求項2】混繊した糸条における扁平断面繊維(x)
    の混繊比率が50〜90重量%であることを特徴とする
    請求項1に記載の布帛。
  3. 【請求項3】扁平断面繊維(x)の単糸の短軸長が20
    μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の布
    帛。
  4. 【請求項4】扁平断面以外の繊維(y)の単糸の直径が
    30μm以下であり、かつ扁平断面繊維(x)の短軸長
    の1.5倍以下であることを特徴とする請求項1に記載
    の布帛。
  5. 【請求項5】扁平断面以外の繊維(y)の単糸断面形状
    が丸断面であることを特徴とする請求項4に記載の布
    帛。
  6. 【請求項6】布帛が以下の(1)〜(3)の特性を有す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の布帛。 (1)カバーファクター:1500〜2500 (2)引張り強力≧500N/cm (3)引裂き強力≧150N
  7. 【請求項7】布帛が、パラグライダー、パラシュート、
    シーアンカ、テント、ターポリン、シート、帆、旗から
    選ばれたいずれかに用いられるものである請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の布帛。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の布帛から
    構成されることを特徴とするエアバッグ。
  9. 【請求項9】扁平断面繊維(x)および扁平断面以外の
    繊維(y)がポリアミド繊維であることを特徴とする請
    求項8に記載のエアバッグ。
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