JP2003293118A - 透明導電積層体の製造方法 - Google Patents

透明導電積層体の製造方法

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JP2003293118A
JP2003293118A JP2002098686A JP2002098686A JP2003293118A JP 2003293118 A JP2003293118 A JP 2003293118A JP 2002098686 A JP2002098686 A JP 2002098686A JP 2002098686 A JP2002098686 A JP 2002098686A JP 2003293118 A JP2003293118 A JP 2003293118A
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Kazuaki Sasa
和明 佐々
Kazunori Kawamura
和典 河村
Keiko Toyosawa
圭子 豊澤
Tomohiko Maeda
智彦 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全結晶化した透明導電層を有する透明導電
積層体を製造する。 【解決手段】 有機高分子成型物からなる基板上にIn
酸化物またはIn・Sn複合酸化物からなる透明導電層
をスパッタ製膜するにあたり、Sn原子の量が、In原
子とSn原子とを加えた重さに対して、0〜7重量%で
あるメタルターゲットまたは酸化物ターゲットを使用
し、基板温度80〜150℃で真空度が1.5×10-4
Pa以下となるまで排気し、これにArガスとともに酸
素ガスを、Arガスのみを導入したときのInのプラズ
マ発光強度を90としたとき、酸素ガス導入後の上記発
光強度が、メタルターゲットでは36〜40、酸化物タ
ーゲットでは87〜90となるように導入して、膜厚が
55〜200nmの透明導電層を製膜し、その後、大気
中で120〜150℃で0.5〜1時間熱処理して、基
板上に完全結晶化した透明導電層を有する透明導電積層
体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、有機高分子成型物
からなる基板上にIn酸化物またはIn・Sn複合酸化
物からなる透明導電層を有する透明導電積層体に関す
る。 【0002】 【従来の技術】この種の透明導電積層体は、液晶ディス
プレイやタッチパネルの透明電極などの分野に、広く用
いられている。この透明導電積層体は、真空蒸着法、イ
オンプレーティング法、スパッタ法などで作製される
が、制御性や再現性の点より、スパッタ法が最も一般的
に採用される。スパッタ法は、基板上に形成する透明導
電層の膜組成と同一の酸化物ターゲットか、InやIn
−Sn合金などのメタルターゲットを用い、不活性ガス
(Arガス)単独かこれと反応性ガス(酸素ガス)とを
導入して、基板上に透明導電層をスパッタ製膜するもの
である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、このスパッ
タ法では、基板が有機高分子成型物からなる場合、その
耐熱性の点より、高い温度で製膜できず、製膜直後はア
モルファス膜か一部結晶化した膜となっている。このた
め、曲げ応力に対し割れにくいという利点はあるもの
の、比抵抗値が下がらない、黄ばみなどの光学特性が悪
い、さらに機械的耐久性、温度変化、耐溶剤性などの点
で問題があった。 【0004】これまで、有機高分子成型物からなる基板
上に結晶膜を形成する手法として、特公平3−1553
6号公報などにおいて、膜中の酸素を少なくして製膜
し、その後、大気中の酸素雰囲気下で後加熱することに
より、アモルファス膜から結晶膜へ転換させる技術が提
案されている。しかし、このように後加熱する方法は、
短時間では結晶化せず、高温長時間の加熱が必要で、生
産性が悪く、また基板フィルム中のオリゴマーの発生な
ど品質面での問題もあった。 【0005】本発明は、このような事情に照らし、有機
高分子成型物からなる基板が十分に耐えられる150℃
以下の基板温度でスパッタ製膜したのち、低温短時間の
熱処理を施すことにより、完全結晶化した透明導電層を
形成しうる透明導電積層体の製造方法を提供することを
目的としている。ここで、上記の「完全結晶化」とは、
透過型電子顕微鏡(TEM)観察により結晶化したグレ
ンが全面に存在する状態を指すものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対し、鋭意検討した結果、有機高分子成型物からな
る基板上にIn酸化物またはIn・Sn複合酸化物から
なる透明導電層を、基板の実用的な加熱許容温度である
80〜150℃でスパッタ製膜するにあたり、ターゲッ
ト中のSnの含有量を低くし、かつ所定の真空度となる
まで排気して水分や基板から発生する有機ガスなどの不
純物を除去した雰囲気とし、これにArガスとともにI
nのプラズマ発光強度が微妙に変動する程度のわずかな
量の酸素ガスを導入して、特定膜厚の透明導電層をスパ
ッタ製膜すると、製膜直後の透明導電層はアモルファス
膜となっているが、その後、大気中で120〜150℃
で0.5〜1時間という低温短時間の熱処理を施すこと
で、上記膜を完全結晶化した膜に容易に変換できるもの
であることを見い出した。 【0007】本発明は、このような知見をもとにして、
完成されたものである。本発明は、有機高分子成型物か
らなる基板上にIn酸化物またはIn・Sn複合酸化物
からなる透明導電層をスパッタ製膜するにあたり、Sn
原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重さに対し
て、0〜7重量%であるメタルターゲットまたは酸化物
ターゲットを使用し、基板温度80〜150℃で真空度
が1.5×10-4Pa以下となるまで排気し、これにA
rガスとともに酸素ガスを、Arガスのみを導入したと
きのInのプラズマ発光強度を90としたとき、酸素ガ
ス導入後の上記発光強度が、メタルターゲットでは36
〜40、酸化物ターゲットでは87〜90となるように
導入して、膜厚が55〜200nmの透明導電層をスパ
ッタ製膜し、その後、大気中で120〜150℃で0.
5〜1時間熱処理して、基板上に完全結晶化してなる透
明導電層を有する透明導電積層体を製造することを特徴
とする透明導電積層体の製造方法に係るものである。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明に用いられる基板は、有機
高分子成型物からなるものであり、とくに、透明性や耐
熱性にすぐれたものが好ましい。このような有機高分子
には、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
系高分子、ポリオレフィン系高分子、ポリカーボネー
ト、ポリエーテルスルフォン、ポリアリレートなどの単
一成分の高分子、共重合高分子、エポキシ系高分子など
がある。これら有機高分子のフィルム状物、シート状
物、その他の成型物が用いられる。この成型物は、必要
により、アンダーコートや背面コートしたものであって
もよい。 【0009】本発明では、このような基板上にIn酸化
物またはIn・Sn複合酸化物からなる透明導電層をス
パッタ製膜する。この製膜には、DC電源を用いた標準
的なマグネトロンスパッタ法だけでなく、RFスパッタ
法、RF+DCスパッタ法、パルススパッタ法、デュア
ルマグネトロンスパッタ法などの種々のスパッタ法を採
用できる。また、このようなスパッタ製膜に際し、上記
基板に熱的ダメージを与えないように、基板温度は80
〜150℃の範囲内とする。この範囲内でより高い基板
温度を選択することにより、製膜される透明導電層の結
晶化に好結果を得ることができるが、通常は、100℃
程度とするのがよい。 【0010】本発明に用いられるスパッタターゲット
は、Sn原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重
さに対して、0〜7重量%、好ましくは1〜6重量%、
さらに好ましくは2〜4重量%であるメタルターゲット
(InないしIn−Snターゲット)または酸化物ター
ゲット(In2 3 ないしIn2 3 −SnO2 ターゲ
ット)である。Snの添加は膜の耐久性などの信頼性の
向上に寄与するが、結晶化についてはIn2 3 が一番
結晶化しやすく、SnはIn2 3 結晶格子に取り込ま
れる量以外は不純物的な働きをし、結晶化を妨げる。こ
のため、Snの量は上記範囲内に抑える必要がある。 【0011】このようなターゲットを用いたスパッタ製
膜にあたり、まず、スパッタ装置内を真空度が1.5×
10-4Pa以下、好ましくは7×10-5Pa以下となる
まで排気して、装置内の水分や基板から発生する有機ガ
スなどの不純物を取り除いた雰囲気とする。製膜中の水
分や有機ガスの存在は、製膜中に発生するダングリング
ボンドを終結させ、結晶成長を妨げるからである。 【0012】つぎに、このように排気したスパッタ装置
内に、不活性ガスであるArガスとともに、反応性ガス
である酸素ガスを導入して、スパッタ製膜を行う。その
際、酸素ガスの導入量を微妙に制御することが重要であ
り、一般のマスフローコントローラで一定量の酸素ガス
を導入する方式では、ターゲット表面の酸化度が刻々変
動するし、また酸化のヒステリシスが存在するため、製
膜後の熱処理によっても結晶化膜を安定して成膜するこ
とはできない。 【0013】本発明者らは、スパッタ放電中に発生する
Inのプラズマ発光強度が製膜速度とスパッタターゲッ
トの酸化度に依存した膜質に関係することを利用したP
EM(プラズマエミッションモニター)制御システムに
より、詳細に検討した。その結果、Arガスのみを導入
したときのスパッタ製膿中のInのプラズマ発光強度を
90としたときに、酸素ガス導入後の上記発光強度が、
メタルターゲットでは36〜40、酸化物ターゲットで
は87〜90となるように、酸素ガスを導入すると、ス
パッタ製膜時はアモルファスであるが、その後の大気中
での低温短時間の熱処理で完全結晶化した膜に容易に変
換できることがわかった。 【0014】このように酸素ガス導入後のIn発光強度
が上記範囲内となるように酸素ガスを導入する方式は、
導入酸素量の変化量としてはある瞬間のマスフローメー
ターでは判別できないくらいである。なお、膜の抵抗値
に関して言えば、メタルターゲットではIn発光強度が
30のときに、また酸化物ターゲットではIn発光強度
が84のときに、最低となることが確認されている。 【0015】本発明においては、上記のように酸素ガス
導入量をわずかな範囲内に設定することで、基板上への
スパッタ製膜後、低温短時間の熱処理を施すことによ
り、完全結晶化してなる透明導電層を有する透明導電積
層体を製造することに成功したものであるが、スパッタ
製膜後の透明導電層の膜厚としては、55〜200nm
とすべきであり、好ましくは60〜150nmとするの
がよい。55nmよりも薄すぎると上記熱処理で結晶化
させにくく、200nmよりも厚すぎると結晶化しすぎ
てクラックが入るなどの不具合が生じやすい。 【0016】また、上記スパッタ製膜後の熱処理は、大
気中において、適宜の乾燥機などを用いて、120〜1
50℃で0.5〜1時間の加熱処理を施すことにより、
実施される。ここで、120℃より低い温度となった
り、0.5時間より短い時間となると、完全結晶化をは
かりにくく、150℃より高い温度となったり、1時間
を超える時間となると、従来の問題点を克服できず、生
産性の低下や基板フィルム中のオリゴマーの発生などの
品質面での問題が生じやすい。 【0017】 【実施例】以下に、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。 【0018】実施例1 平行平板型の巻き取り式マグネトロンスパッタ装置に、
ターゲット材料としてIn−Snメタルターゲット(S
n原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重さに対
して、3重量%)を装着し、また基板として厚さ75μ
mのポリエチレンテレフタレート(以下、PETとい
う)フィルムを装着し、巻き取りながら、脱水、脱ガス
を行い、真空度が7×10-5Paとなるまで排気した。
この状態で、3KwのDC反応性スパッタ法により、基
板の加熱温度を100℃とし、Arガスを300scc
m導入するとともに、PEMにより、Arガスのみでの
Inのプラズマ発光強度を90に設定後、酸素ガス導入
後の上記発光強度が36となるように、酸素ガス導入量
を自動のピエゾバルブで開閉調整して、膜質を調整しな
がら、スパッタ製膜した。 【0019】このようにしてPETフィルムからなる基
板上に透明なIn・Sn複合酸化物(以下、ITOとい
う)からなる膜厚が130nmの透明導電層を形成し、
透明導電積層体を作製した。この透明導電積層体につい
て、透過型電子顕微鏡(TEM)(倍率25,000
倍)により、その透明導電層を観察したところ、図1に
示すように、アモルファスのITO膜が形成されてい
た。つぎに、この透明導電積層体を、大気中で乾燥機を
用いて、130℃で30分加熱した。この熱処理後の透
明導電積層体について、その透明導電層を、上記と同様
に、透過型電子顕微鏡(倍率25,000倍)で観察し
たところ、図2に示すように、完全結晶化したITO膜
が形成されていた。 【0020】実施例2 平行平板型の巻き取り式マグネトロンスパッタ装置に、
ターゲット材料としてIn−Sn酸化物ターゲット(S
n原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重さに対
して、4.7重量%)を装着し、また基板として厚さ7
5μmのPETフィルムを装着し、巻き取りながら、脱
水、脱ガスを行い、真空度が1×10-4Paとなるまで
排気した。この状態で、3KwのDC反応性スパッタ法
により、基板の加熱温度を100℃とし、Arガスを3
00sccm導入するとともに、PEMにより、Arガ
スのみでのInのプラズマ発光強度を90に設定後、酸
素ガス導入後の上記発光強度が87となるように、酸素
ガス導入量を自動のピエゾバルブで開閉調整して、膜質
を調整しながら、スパッタ製膜した。 【0021】このようにしてPETフィルムからなる基
板上に透明なITO膜からなる膜厚が130nmの透明
導電層を形成し、透明導電積層体を作製した。この透明
導電積層体について、透過型電子顕微鏡により、その透
明導電層を観察したところ、実施例1と同様に、アモル
ファスのITO膜が形成されていた。つぎに、この透明
導電積層体を、大気中で乾燥機を用いて、130℃で5
0分加熱した。この熱処理後の透明導電積層体につい
て、その透明導電層を、透過型電子顕微鏡で観察したと
ころ、完全結晶化したITO膜が形成されていた。 【0022】比較例1 ターゲット材料を、In−Snメタルターゲット(Sn
原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重さに対し
て、10重量%)に変えた以外は、実施例1と同様にス
パッタ製膜して、基板上に透明なITO膜からなる透明
導電層を形成し、透明導電積層体を作製した。この透明
導電積層体について、透過型電子顕微鏡(倍率25,0
00倍)により、その透明導電層を観察したところ、図
3に示すように、アモルファスのITO膜が形成されて
いた。つぎに、この透明導電積層体を、大気中で乾燥機
を用いて、130℃で1時間加熱した。この熱処理後の
透明導電積層体について、その透明導電層を、上記と同
様に、透過型電子顕微鏡(倍率25,000倍)で観察
したところ、図4に示すように、完全には結晶化してい
なかった。 【0023】比較例2 ターゲット材料を、In−Sn酸化物ターゲット(Sn
原子の量が、In原子とSn原子とを加えた重さに対し
て、9.5重量%)に変え、かつ真空度が8×10-4
aとなるまで排気し、また酸素ガス導入量を、Arガス
のみでのInのプラズマ発光強度を90に設定後、酸素
ガス導入後の上記発光強度が90となるように、自動の
ピエゾバルブで開閉調整し、さらに膜厚が40nmとな
るようにした以外は、実施例2と同様にスパッタ製膜し
て、基板上に透明なITO膜からなる透明導電層を形成
し、透明導電積層体を作製した。この透明導電積層体に
ついて、透過型電子顕微鏡により、その透明導電層を観
察したところ、アモルファスのITO膜が形成されてい
た。つぎに、この透明導電積層体を、大気中で乾燥機を
用いて、150℃で30分加熱した。この熱処理後の積
層体について、その透明導電層を、上記と同様に、透過
型電子顕微鏡で観察したところ、完全には結晶化してい
なかった。 【0024】 【発明の効果】以上のように、本発明は、有機高分子成
型物からなる基板上にIn酸化物またはIn・Sn複合
酸化物からなる透明導電層を、基板の実用的な加熱許容
温度である80〜150℃でスパッタ製膜するにあた
り、ターゲット中のSnの含有量を低くし、かつ所定の
真空度となるまで排気して水分や基板から発生する有機
ガスなどの不純物を除去した雰囲気とし、これにArガ
スとともにInのプラズマ発光強度が微妙に変動する程
度のわずかな量の酸素ガスを導入するようにしたことに
より、このスパッタ製膜後、120〜150℃で0.5
〜1時間という低温短時間の熱処理を施すことにより、
完全結晶化した透明導電層を形成しうる透明導電積層体
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1でスパッタ製膜した直後のITO膜か
らなる透明導電層を透過型電子顕微鏡(倍率:25,0
00倍)で観察したときの顕微鏡写真である。 【図2】実施例1でスパッタ製膜したITO膜からなる
透明導電層に低温短時間の熱処理を施したのちに、透過
型電子顕微鏡(倍率:25,000倍)で観察したとき
の顕微鏡写真である。 【図3】比較例1でスパッタ製膜した直後のITO膜か
らなる透明導電層を透過型電子顕微鏡(倍率:25,0
00倍)で観察したときの顕微鏡写真である。 【図4】比較例1でスパッタ製膜したITO膜からなる
透明導電層に低温短時間の熱処理を施したのちに、透過
型電子顕微鏡(倍率:25,000倍)で観察したとき
の顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊澤 圭子 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 前田 智彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4K029 AA11 AA24 BA45 BC09 CA05 CA06 EA01 EA03 EA06 EA08 GA01 5G323 BA02 BB05 BC01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 有機高分子成型物からなる基板上にIn
    酸化物またはIn・Sn複合酸化物からなる透明導電層
    をスパッタ製膜するにあたり、Sn原子の量が、In原
    子とSn原子とを加えた重さに対して、0〜7重量%で
    あるメタルターゲットまたは酸化物ターゲットを使用
    し、基板温度80〜150℃で真空度が1.5×10-4
    Pa以下となるまで排気し、これにArガスとともに酸
    素ガスを、Arガスのみを導入したときのInのプラズ
    マ発光強度を90としたとき、酸素ガス導入後の上記発
    光強度が、メタルターゲットでは36〜40、酸化物タ
    ーゲットでは87〜90となるように導入して、膜厚が
    55〜200nmである透明導電層をスパッタ製膜し、
    その後、大気中で120〜150℃で0.5〜1時間熱
    処理して、基板上に完全結晶化してなる透明導電層を有
    する透明導電積層体を製造することを特徴とする透明導
    電積層体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163680A (ja) * 2008-12-19 2010-07-29 Hitachi Zosen Corp 透明導電膜の製造方法
CN102467992A (zh) * 2010-11-12 2012-05-23 株式会社Bmc 透明导电层压薄膜、其制造方法以及包含该透明导电层压薄膜的触摸屏

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