JP2003292692A - ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

ポリオレフィン樹脂組成物

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JP2003292692A
JP2003292692A JP2002102049A JP2002102049A JP2003292692A JP 2003292692 A JP2003292692 A JP 2003292692A JP 2002102049 A JP2002102049 A JP 2002102049A JP 2002102049 A JP2002102049 A JP 2002102049A JP 2003292692 A JP2003292692 A JP 2003292692A
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carbon atoms
polyolefin resin
resin composition
alkyl
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JP2002102049A
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English (en)
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Keiichi Kanbe
敬一 神戸
Naomi Ishikawa
直美 石川
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Futamura Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Futamura Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性インキによる印刷性、帯電防止性、耐ブ
ロッキング性を向上させたポリオレフィン樹脂組成物を
提供する。 【解決手段】 芳香族系ではない炭素数8〜25の疎水
基を1個以上有し、対イオンとしてハロゲン原子イオン
を含まないカチオン型界面活性剤(A)、炭素数16〜
18の脂肪酸からなるモノエステル含有量が40重量%
以上であるグリセリン脂肪酸エステル(B)、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン化合物(またはポリオキシエ
チレンアルケニルアミン化合物)(C)を(A):(B
+C)=5:95〜50:50(重量比)の範囲、かつ
(B):(C)=100:0〜70:30(重量比)の
割合を満たすように混合し、該混合物をポリオレフィン
樹脂に対し、0.1〜2.0重量%添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水性インキによ
る良好な印刷を可能にし、帯電防止性及び耐ブロッキン
グ適性を兼備するポリオレフィン樹脂組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィンフィルム等のポリ
オレフィン樹脂組成物に対する印刷は、トルエンを代表
とする有機溶剤系インキを用いた印刷が挙げられる。こ
れは、ポリオレフィン樹脂組成物表面にコロナ処理、オ
ゾン処理、プラズマ処理、火炎処理等の表面処理を施す
ことにより、表面張力の小さいポリオレフィン樹脂組成
物表面への印刷を可能としている。
【0003】前記有機溶剤系インキの問題点には、印刷
の乾燥工程で発生する有機溶剤類の排出・悪臭等の大気
汚染問題、作業環境等の労働安全衛生問題、危険物取扱
いや設備に関する消防法への対応、ポリオレフィン樹脂
組成物を浸食することによる樹脂組成物中への残留溶剤
等が挙げられる。特に、1995年に改正された労働安
全衛生法によりトルエンの作業環境許容濃度が強化さ
れ、また同年製造物責任法(PL法)が施行されたこと
等規制が厳しくなっている。以上の問題から、近年アル
コールを併用した水性インキによる印刷が主流になりつ
つある。なお、水性インキとは、使用時におけるインキ
中の有機溶剤量が30重量%以下のものをいう。
【0004】通常、ポリオレフィン樹脂組成物には、埃
の付着防止や、フィルム加工時の静電気発生を防止する
ために、帯電防止剤を予め添加しておく方法が一般的に
行われている。前記帯電防止剤はポリオレフィン樹脂組
成物表面にブリードしていなければ効果が得られない。
しかし、ブリードした帯電防止剤は印刷インキとポリオ
レフィン樹脂組成物との間に存在するため、水性インキ
による印刷性を悪化させる原因や、ブリード過多による
ポリオレフィン樹脂組成物の耐ブロッキング性を喪失さ
せる等の原因となり、樹脂組成物としての品質の悪化が
避けられなかった。
【0005】上記の帯電防止剤として、アルキルアミン
エステル系化合物等の添加が知られている。前記アルキ
ルアミンエステル系化合物を使用したポリオレフィン樹
脂組成物に対し、有機溶剤系インキで印刷した場合は特
に問題が生じないが、水性インキで印刷した場合は水性
インキとの馴染みが悪く、インキとポリオレフィン樹脂
組成物表面との接着性阻害、転移不良等の問題を生じ、
鮮明に印刷することは困難であった。
【0006】そのため、ポリオレフィン樹脂組成物と水
性インキとの印刷適性を改善する方法として、アミド系
帯電防止剤を用いる方法やアミド系帯電防止剤と多価ア
ルコール脂肪酸エステルの混合物を添加する方法が提案
されている。
【0007】しかしながら、帯電防止性、水性インキの
転移性や印刷時のハジキおよび耐ブロッキング性等の要
求される種々物性を全て満足するポリオレフィン樹脂組
成物は提案されておらず、更なる改良が急務であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたものであり、水性インキによる印刷性、帯
電防止性、耐ブロッキング性を向上させたポリオレフィ
ン樹脂組成物を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、芳香族系ではない炭素数8〜25の疎水基を1個
以上有し、対イオンとしてハロゲン原子イオンを含まな
いカチオン型界面活性剤(A)と、炭素数16〜18の
脂肪酸からなるモノエステル含有量が40重量%以上で
あるグリセリン脂肪酸エステル(B)と、下記一般式
(1)により表されるポリオキシエチレンアルキルアミ
ン化合物(またはポリオキシエチレンアルケニルアミン
化合物)(C)を、(A):(B+C)=5:95〜5
0:50(重量比)の範囲、かつ(B):(C)=10
0:0〜70:30(重量比)の割合を満たすように混
合し、(A),(B),(C)の混合物をポリオレフィ
ン樹脂に対し、0.1〜2.0重量%添加することを特
徴とするポリオレフィン樹脂組成物に係る。
【0010】
【化4】
【0011】ただし、R1は炭素数12〜18のアルキ
ル基またはアルケニル基であり、p+q=2〜6の整数
を示す。
【0012】請求項2の発明は、請求項1におけるカチ
オン型界面活性剤(A)が下記一般式(2)として示さ
れることを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物に係
る。
【0013】
【化5】
【0014】ただし、QはCH3OSO3 -、C25OS
3 -、NO3 -、CH3COO-、CH3OCOO-、有機カ
ルボン酸のいずれかの対イオンを示す。
【0015】また、R2は炭素数が8〜22のアルキル
基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルケニル基のいずれかを示す。
【0016】さらに、R3は炭素数が8〜22のアルキ
ル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキ
シアルケニル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、
プロピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の
整数)、炭素数が1〜3のアルキル基のいずれかを示
す。
【0017】加えて、R4及びR5は炭素数が1〜3の
アルキル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の整
数)のいずれかを示す。
【0018】請求項3の発明は、請求項1におけるカチ
オン型界面活性剤(A)が下記一般式(3)として示さ
れることを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物に係
る。
【0019】
【化6】
【0020】ただし、QはCH3OSO3 -、C25OS
3 -、NO3 -、CH3COO-、CH3OCOO-、有機カ
ルボン酸のいずれかの対イオンを示す。
【0021】また、R6は炭素数が8〜21のアルキル
基またはアルケニル基を示し、sは2または3を示す。
【0022】さらに、R7はR10−CONH(C
2r(R10は炭素数8〜21のアルキル基またはア
ルケニル基のいずれか、rは2または3を示す)、炭素
数が8〜22のアルキル基またはアルケニル基、−(A
O)nH基(Aはエチレン基、プロピレン基、ブチレン
基のいずれか、nは1〜20の整数)、炭素数が1〜3
のアルキル基のいずれかを示す。
【0023】加えて、R8及びR9は炭素数が1〜3の
アルキル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の整
数)のいずれかを示す。
【0024】
【発明の実施の形態】請求項1に規定するポリオレフィ
ン樹脂組成物は、ポリオレフィン樹脂に対し、カチオン
型界面活性剤(A)、グリセリン脂肪酸エステル
(B)、ポリオキシエチレンアルキルアミン化合物(ま
たはポリオキシエチレンアルケニルアミン化合物)
(C)の3種類の混合物を帯電防止剤としてポリオレフ
ィン樹脂中に添加されているものである。前記ポリオレ
フィン樹脂組成物は、水性インキによる印刷性、帯電防
止性、耐ブロッキング性を向上させた樹脂組成物として
所望の形状に加工された後、各種水性インキにより公知
の印刷が施される。
【0025】前記カチオン型界面活性剤(A)は、前出
の一般式(2),(3)として表現される。前記一般式
(2),(3)は、芳香族系ではない炭素数8〜25の
疎水基を1個以上有し、対イオンとしてハロゲン原子イ
オンを含まない第4級アンモニウム塩化合物である。
【0026】カチオン型界面活性剤の対イオンとしてハ
ロゲン原子イオンを有するものは、本発明のポリオレフ
ィン樹脂組成物を製造するための成形機を腐食、あるい
は劣化を引き起こすため使用に適さない。また、疎水基
として芳香族系化合物を有するものは、帯電防止性と水
性インキに対する印刷性が劣るため、好ましくない。各
カチオン型界面活性剤ついては後に詳述する。
【0027】前記グリセリン脂肪酸エステル(B)は、
グリセリンと炭素数が16〜18の脂肪酸のエステル化
合物であり、特にグリセリンと脂肪酸のエステル化反応
において、モノエステルを形成したグリセリン脂肪酸エ
ステルの割合(モノエステル含有量)が40重量%以上
とするものである。前記モノエステル含有量が40重量
%未満の場合、経時によるブリード白化が生じポリオレ
フィン樹脂組成物としての透明性を損なう。また、脂肪
酸の炭素数が16より小さいとフィルムがブロッキング
し易くなり、炭素数が18を越えると経時によるブリー
ド白化が生じ、透明性を損なうため炭素数16〜18の
脂肪酸が最適である。炭素数16〜18の脂肪酸には、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、α−リノレ
ン酸、γ−リノレン酸等の脂肪酸が例示され、これらよ
り誘導されるグリセリン脂肪酸エステルには、グリセリ
ンモノパルミテート、グリセリンモノステアレート等が
列挙される。
【0028】前記ポリオキシエチレンアルキルアミン化
合物(またはポリオキシエチレンアルケニルアミン化合
物)(C)は、前出の化6の一般式(1)に示すとおり
の第3級アミン化合物である。一般式(1)において、
R1は炭素数12〜18のアルキル基またはアルケニル
基である。R1の炭素数が12より小さいとポリオレフ
ィン樹脂組成物(特にポリオレフィンフィルム)がブロ
ッキングし易く、炭素数が18を越えると経時によるブ
リード白化が生じ、透明性を損なうためである。該アミ
ン化合物(C)にあっては、p+q=2〜6の整数とす
るものが通常利用されている。なお、後述の実施例にお
いて汎用されるp=1,q=1としたが、必ずしもこれ
に限定されることはなく、p+q=2〜6(pは1以
上、かつqは1以上)の整数を満たす限りいずれでもよ
い。前記ポリオキシエチレンアルキルアミン化合物(ま
たはポリオキシエチレンアルケニルアミン化合物)
(C)を具体的に例示すると、ラウリルジエタノールア
ミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエ
タノールアミン、ステアリルジエタノールアミン、オレ
イルジエタノールアミン等が挙げられる。なお、後述の
配合比率より明らかなように、ポリオキシエチレンアル
キルアミン化合物(またはポリオキシエチレンアルケニ
ルアミン化合物)(C)は配合されない場合もある。
【0029】前記3種類の混合物における混合比率は、
(A):(B+C)=5:95〜50:50(重量比)
の範囲、好ましくは、(A):(B+C)=15:85
〜40:60(重量比)の範囲が好適である。同時に
(B):(C)=100:0〜70:30(重量比)、
すなわち(B+C)に対する(C)の比率を0〜30
(重量比)の割合を満たすようにしたものである。発明
者の検証によると、(A)が5以下の場合、水性インキ
に対する印刷適性が不十分となり、50以上であるとブ
ロッキングが著しく、(B+C)に対する(C)の比率
が30重量%以上の場合、耐ブロッキング性能に劣り、
ポリオレフィン樹脂組成物(特にポリオレフィン樹脂フ
ィルム)製造時の発煙が著しいためである。
【0030】以上の比率を満たすように配合した3種類
の混合物を帯電防止剤として、ポリオレフィン樹脂に対
し0.1〜2.0重量%添加する。好ましくは、0.3
〜1.5重量%とする。添加量が0.1%以下の場合、
帯電防止性能が発揮されず、2.0重量%以上の場合、
耐ブロッキング性の低下が著しいためである。
【0031】前記帯電防止剤(3種類の混合物)の添加
方法は、高濃度マスターバッチを別に作製し、これにポ
リオレフィン樹脂組成物を得るまでの任意の工程中に混
合する方法、あるいは、ポリオレフィン樹脂パウダーと
あらかじめ混合する方法等の公知の方法により行われ
る。
【0032】前出のポリオレフィン樹脂は、エチレン、
ポリプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンの
単独重合体、前記α−オレフィン同士の共重合体、およ
びこれらの混合物等が例示される。また、前記α−オレ
フィンと共重合可能なα−オレフィン以外の単量体とし
ては、酢酸ビニル、マレイン酸、ビニルアルコール、メ
タクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
等を挙げることができる。
【0033】上記のポリオレフィン樹脂組成物におい
て、特にポリオレフィンフィルムは、単層フィルムある
いは2種類以上のポリオレフィン樹脂を積層した積層フ
ィルムとすることができる。
【0034】本発明に使用する水性インキは、溶剤とし
て水が用いられる他、アルコール類、好ましくはメタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−プロ
ピルアルコール等の低級アルコールを併用しても良く、
これらに特に制限はない。また着色剤として一般的な無
機及び有機顔料が使用でき、例えば溶解性及び不溶解性
アゾ系、フタロシアニン系、ナフトール系等の有機顔料
や酸化チタン、炭酸カルシウム、弁柄、カーボンブラッ
ク等の無機顔料が挙げられる。また水性インキの樹脂バ
インダーとしては、水溶性または水分散性の樹脂である
スチレン−アクリル酸系、スチレン−マレイン酸系等の
アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ロジン変性樹脂
等で安定な水性インキを製造できるものであれば良く、
単独または併用して用いることができる。その他の添加
剤としてワックス類、消泡剤、分散剤等を使用してもよ
い。また印刷時のインキの粘度調整として水、アルコー
ル類を併用した希釈剤を使用してもよい。
【0035】なお、本発明のポリオレフィン樹脂組成物
に対し、上記の水性インクを用いて公知の印刷機により
印刷を行う場合、印刷に先立ちフィルム表面をコロナ放
電処理、オゾン処理、プラズマ処理等の公知の方法によ
り表面の活性化処理を行うとインキのなじみや接着性を
向上できるため、何らかの方法により表面の活性化処理
を行うことが望ましい。
【0036】請求項2に記載のポリオレフィン樹脂組成
物は、カチオン型界面活性剤(A)を上記化5の一般式
(2)として規定し、カチオン型界面活性剤(A)、グ
リセリン脂肪酸エステル(B)、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン化合物(またはポリオキシエチレンアルケ
ニルアミン化合物)(C)の3種類の混合物を帯電防止
剤として請求項1に示す配合比率、添加量を満たすよう
に添加したものである。
【0037】上記化5の一般式(2)におけるQ,R
2,R3,R4は、次の組み合わせにより構成される。
一般式(2)において、QはCH3OSO3 -、C25
SO3 -、NO3 -、CH3COO-、CH3OCOO-、有機
カルボン酸のいずれかの対イオンを示す。
【0038】また、R2は炭素数が8〜22のアルキル
基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシ
アルケニル基のいずれかを示す。
【0039】さらに、R3は炭素数が8〜22のアルキ
ル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキ
シアルケニル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、
プロピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の
整数)、炭素数が1〜3のアルキル基のいずれかを示
す。
【0040】加えて、R4及びR5は炭素数が1〜3の
アルキル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の整
数)のいずれかを示す。
【0041】上記に掲げたQ,R1,R2,R3,R4
の組み合わせより構成される一般式(2)のカチオン型
界面活性剤には、ラウリル−トリメチルアンモニウム・
メトサルフェート、ステアリル−ジメチル−エチルアン
モニウム・エトサルフェート、ジオクチル−ジメチルア
ンモニウム・メトサルフェート、ジ硬化牛脂アルキル−
ジメチルアンモニウム・アセテート、ヘキサデシル−ジ
メチル−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム・ナイ
トレート、N,Nビス(ポリオキシエチレン)−ステア
リル−メチルアンモニウム・メトサルフェート、ジステ
アリルジメチルアンモニウム・アセテート、(2−ヒド
ロキシ)ドデシル−トリメチルアンモニウム・メトサル
フェート、(2−ヒドロキシ)オクタデシル−トリメチ
ルアンモニウム・メトサルフェート、ジ(2−ヒドロキ
シ)ドデシル−ジメチルアンモニウム・メトサルフェー
ト等が例示される。
【0042】請求項3に記載のポリオレフィン樹脂組成
物は、カチオン型界面活性剤(A)を上記化6の一般式
(3)として規定し、カチオン型界面活性剤(A)、グ
リセリン脂肪酸エステル(B)、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン化合物(またはポリオキシエチレンアルケ
ニルアミン化合物)(C)の3種類の混合物を帯電防止
剤として請求項1に示す配合比率、添加量を満たすよう
に添加したものである。
【0043】上記化6の一般式(3)におけるQ,R
6,R7,R8,R9は、次の組み合わせにより構成さ
れる。一般式(3)において、QはCH3OSO3 -、C2
5OSO3 -、NO3 -、CH3COO-、CH3OCO
-、有機カルボン酸のいずれかの対イオンを示す。
【0044】また、R6は炭素数が8〜21のアルキル
基またはアルケニル基を示し、sは2または3を示す。
【0045】さらに、R7はR10−CONH(C
2r(R10は炭素数8〜21のアルキル基またはア
ルケニル基のいずれか、rは2または3)として表記さ
れる側鎖、炭素数が8〜22のアルキル基またはアルケ
ニル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、プロピレ
ン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の整数)、
炭素数が1〜3のアルキル基のいずれかを示す。
【0046】加えて、R8及びR9は炭素数が1〜3の
アルキル基、−(AO)nH基(Aはエチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基のいずれか、nは1〜20の整
数)のいずれかを示す。
【0047】上記に掲げたQ,R6,R7,R8,R9
の組み合わせより構成される一般式(3)のカチオン型
界面活性剤には、ステアラシドエチル−トリメチルアン
モニウム・メトサルフェート、ラウラシドプロピル−ジ
メチル−エチルアンモニウム・エトサルフェート、ジス
テアラシドプロピル−ジメチルアンモニウム・メトサル
フェートが例示される。
【0048】本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、発
明の目的を損なわない範囲において、酸化防止剤、滑
剤、着色剤、紫外線吸収剤、本発明以外の帯電防止剤、
通常のポリオレフィン樹脂組成物に用いられる各種添加
剤、充填剤等を付加成分として添加することができる。
【0049】
【実施例】1.帯電防止剤の調整 実施例1〜14及び比較例1〜12におけるポリオレフ
ィン樹脂に添加する帯電防止剤は、表1に示す配合比率
及びカチオン型界面活性剤を選択した。
【0050】実施例1〜8及び比較例1,比較例5〜9
において、カチオン型界面活性剤は、前記一般式(2)
として表される中から化7に示すジ硬化牛脂アルキル−
ジメチルアンモニウム・アセテート(A1)を選択し
た。また、実施例9において化8に示すステアリル−ジ
メチル−エチルアンモニウム・エトサルフェート(A
2)、実施例10において化9に示すヘキサデシル−ジ
メチル−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム・ナイ
トレート(A3)、実施例11において化10に示す
(2−ヒドロキシ)ドデシル−トリメチルアンモニウム
・メトサルフェート(A4)、実施例12において化1
1に示す(2−ヒドロキシ)オクタデシル−トリメチル
アンモニウム・メトサルフェート(A5)を選択した。
なお、実施例9〜12は一般式(2)として表されるカ
チオン型界面活性剤である。さらに実施例13において
は請求項3に規定した一般式(3)の1つであり化12
に示すステアラシドエチル−トリメチルアンモニウム・
メトサルフェート(A6)、実施例14においては同一
般式(3)として化13に示すラウラシドプロピル−ジ
メチル−エチルアンモニウム・エトサルフェート(A
7)を選択した。
【0051】
【化7】
【0052】
【化8】
【0053】
【化9】
【0054】
【化10】
【0055】
【化11】
【0056】
【化12】
【0057】
【化13】
【0058】次にグリセリン脂肪酸エステルとして、化
14に示すグリセリンモノステアレート(B1)、ポリ
オキシエチレンアルキルアミンとして、化15に示すス
テアリルジエタノールアミン(C1)を選択した。
【0059】
【化14】
【0060】
【化15】
【0061】また、比較例4,比較例10〜12におい
ては、前記(A1)〜(A7),(B1),(C1)に
加え、化16に示すポリオキシエチレンアルキルアミン
脂肪酸エステルであるステアリルジエタノールアミンモ
ノステアレート(D)、化17に示すポリオキシエチレ
ンアルキルアミドであるミリスチルジエタノールアミド
(E)を使用し、実施例、比較例共に下記の表1に記載
の配合比率(重量%)になるように帯電防止剤を調整し
た。
【0062】
【化16】
【0063】
【化17】
【0064】
【表1】
【0065】2.評価用ポリオレフィン樹脂組成物の作
成 メルトフローレート3.0g/10分、結晶化度97%
の結晶性ポリプロピレン(日本ポリケム株式会社製、ノ
バテック)に実施例1〜14及び比較例1〜12の帯電
防止剤を表1の添加量に従い添加した。さらにアンチブ
ロッキング剤として、粒径2.0μmのシリカ(富士シ
リシア化学株式会社製、サイロイド)を0.1重量%加
えて溶融混練した。前記の帯電防止剤を含有するポリプ
ロピレン樹脂をT−ダイより押し出し、テンター法二軸
延伸機(三菱重工株式会社製)により厚さ20μmの延
伸ポリオレフィン樹脂フィルムを得た。なお表面には、
25W・min/m2のコロナ放電処理を施した。
【0066】3.ポリオレフィン樹脂組成物の評価 上述の製法により製造された実施例1〜14及び比較例
1〜12の帯電防止剤を含有するポリオレフィン樹脂組
成物(ポリオレフィン樹脂フィルム)に帯電防止効果、
水性インキの適性について転移性及び接着性、耐ブロッ
キング性を測定し、それぞれについて5段階評価を行っ
た。これらの評価を総合的に判断し、優、良、可、不可
の判定を行い、結果を表2に記した。
【0067】帯電防止効果は、JIS K 6911に
基づき、高抵抗−抵抗率計(三菱化学株式会社製、MC
P−HT260)を用い、表面固有抵抗(Ω)を測定
し、以下の基準により判断した。 5 : 5×1011Ω未満は「大変良好」 4 : 5×1011Ω以上、5×1012Ω未満は「良
好」 3 : 5×1012Ω以上、5×1013Ω未満は「使用
限度」 2 : 5×1013Ω以上、2×1014Ω未満は「悪
い」 1 : 2×1014Ω以上は「非常に悪い」
【0068】水性インキの適性は、ポリオレフィン樹脂
フィルム表面をグラビア印刷機により印刷した。この際
の使用インキは東洋インキ製造(株)製「アクワエコー
ル」を専用の希釈溶剤を用い、固形分濃度20〜30重
量%、アルコール濃度30%以下に希釈したものを使用
した。
【0069】水性インキの転移性は、印刷表面を光学顕
微鏡にて観察し、ハジキ・インキの転移量の多少を評価
した。評価基準は以下の通りである。 5 : ハジキがまったく見られず、インキの転移量も
多い。 4 : 殆どハジキが見られず、多少インキの転移量も
多い。 3 : 多少ハジキが見られ、インキの転移量は普通。 2 : ハジキが多く、多少インキの転移量も少ない。 1 : 非常にハジキが多く、インキの転移量も少な
い。
【0070】水性インキの接着性は、印刷面にセロハン
テープを貼り、ローラーで10回すり、完全に密着させ
た。その後、印刷面からセロハンテープを一気に剥が
し、印刷面の水性インキの残存率を評価した。セロハン
テープ接着部分に対する水性インキのポリオレフィン樹
脂フィルム表面上の残存部分を%表示し、以下の基準で
判定した。 5 : 残存率95%以上は「大変良好」 4 : 残存率90%以上、95%未満は「良好」 3 : 残存率70%以上、90%未満は「使用限度」 2 : 残存率50%以上、70%未満は「悪い」 1 : 残存率50%未満は「非常に悪い」
【0071】耐ブッロッキング性は、フィルムのコロナ
処理面同士をあわせ、荷重9.8N(1kgf)/4c
2をかけ、60℃恒温層中で24時間放置する。その
後常温に戻した後のフィルムの剥離状態を官能により評
価した。評価基準は以下の通りである。 5 : 非常に良好 4 : 良 3 : 使用限界 2 : 使用不可 1 : 剥離不能
【0072】
【表2】
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリオレ
フィン樹脂組成物によると、カチオン型界面活性剤
(A)、グリセリン脂肪酸エステル(B)、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン化合物(またはポリオキシエチ
レンアルケニルアミン化合物)(C)を使用し、
(A):(B+C)=5:95〜50:50(重量比)
の範囲、かつ(B):(C)=100:0〜70:30
(重量比)の割合を満たすようにした混合物をポリオレ
フィン樹脂に対し、0.1〜2.0重量%添加した。こ
のため、従来の帯電防止剤のブリードによる水性インキ
の印刷性の不具合を解消し、水性インキに対する接着性
及び転移性等の印刷適性を改善した。さらに、帯電防止
性及び耐ブロッキング性に優れるポリオレフィン樹脂組
成物を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/16 102 C09K 3/16 102E 103 103A 103B 104 104E 108 108D (72)発明者 石川 直美 愛知県海部郡大治町大字西条字笠見立1番 地1号 二村化学工業株式会社名古屋工場 内 Fターム(参考) 4J002 BB031 BB051 BB061 BB071 BB081 BB091 BB101 BB121 BB141 BB171 EN016 EN047 EN057 EN128 EN136 FD106 FD107 FD108

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族系ではない炭素数8〜25の疎水
    基を1個以上有し、対イオンとしてハロゲン原子イオン
    を含まないカチオン型界面活性剤(A)と、 炭素数16〜18の脂肪酸からなるモノエステル含有量
    が40重量%以上であるグリセリン脂肪酸エステル
    (B)と、 下記一般式(1)により表されるポリオキシエチレンア
    ルキルアミン化合物(またはポリオキシエチレンアルケ
    ニルアミン化合物)(C)を、 (A):(B+C)=5:95〜50:50(重量比)
    の範囲、かつ(B):(C)=100:0〜70:30
    (重量比)の割合を満たすように混合し、(A),
    (B),(C)の混合物をポリオレフィン樹脂に対し、
    0.1〜2.0重量%添加することを特徴とするポリオ
    レフィン樹脂組成物。 【化1】 (ただし、R1は炭素数12〜18のアルキル基または
    アルケニル基であり、p+q=2〜6の整数を示す。)
  2. 【請求項2】 カチオン型界面活性剤(A)が下記一般
    式(2)として示されることを特徴とする請求項1に記
    載のポリオレフィン樹脂組成物。 【化2】 (ただし、Qは、CH3OSO3 -、C25OSO3 -、N
    3 -、CH3COO-、CH3OCOO-、有機カルボン酸
    のいずれかの対イオンを示す。) (R2は、炭素数が8〜22のアルキル基、アルケニル
    基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルケニル基の
    いずれかを示す。) (R3は、炭素数が8〜22のアルキル基、アルケニル
    基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルケニル基、
    −(AO)nH基(Aはエチレン基、プロピレン基、ブ
    チレン基のいずれか、nは1〜20の整数)、炭素数が
    1〜3のアルキル基のいずれかを示す。) (R4及びR5は、炭素数が1〜3のアルキル基、−
    (AO)nH基(Aはエチレン基、プロピレン基、ブチ
    レン基のいずれか、nは1〜20の整数)のいずれかを
    示す。)
  3. 【請求項3】 カチオン型界面活性剤(A)が下記一般
    式(3)として示されることを特徴とする請求項1に記
    載のポリオレフィン樹脂組成物。 【化3】 (ただし、Qは、CH3OSO3 -、C25OSO3 -、N
    3 -、CH3COO-、CH3OCOO-、有機カルボン酸
    のいずれかの対イオンを示す。) (R6は、炭素数が8〜21のアルキル基またはアルケ
    ニル基を示し、sは2または3を示す。) (R7は、R10−CONH(CH2r(R10は炭素
    数8〜21のアルキル基またはアルケニル基のいずれ
    か、rは2または3の整数)、炭素数が8〜22のアル
    キル基またはアルケニル基、−(AO)nH基(Aはエ
    チレン基、プロピレン基、ブチレン基のいずれか、nは
    1〜20の整数)、炭素数が1〜3のアルキル基のいず
    れかを示す。) (R8及びR9は、炭素数が1〜3のアルキル基、−
    (AO)nH基(Aはエチレン基、プロピレン基、ブチ
    レン基のいずれか、nは1〜20の整数)のいずれかを
    示す。)
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