JP2003292422A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2003292422A
JP2003292422A JP2002098160A JP2002098160A JP2003292422A JP 2003292422 A JP2003292422 A JP 2003292422A JP 2002098160 A JP2002098160 A JP 2002098160A JP 2002098160 A JP2002098160 A JP 2002098160A JP 2003292422 A JP2003292422 A JP 2003292422A
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cordyceps
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Taizo Seki
泰三 関
Tetsuo Shoji
哲生 小路
Yuki Yamashita
由貴 山下
Shoichi Ueno
省一 上野
Yano Yamamura
野乃 山村
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットローションやヘアスプレー
等の毛髪化粧料は、毛髪セット時に毛髪を固定し、仕上
がりを美しくする目的で用いられてきた。従来、これら
の毛髪化粧料には、毛髪に光沢,滑らかさを与える目的
でシリコーン油,エステル油,炭化水素油等の油分が、
可溶化あるいは乳化,溶解して用いられている。しかし
ながら、シリコーン油に代表される油分では、多量に用
いたり、消費者が長い間使用したりすると、頭髪のきし
み感が増したり、脂っぽくなるといった欠点があった。 【解決手段】 冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界
流体により抽出して得られる抽出物と、高分子化合物の
1種又は2種以上を併用して含有させることにより、優
れたセット保持力と良好な感触とを併せ持つ毛髪化粧料
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関し、
更に詳細には、毛髪に対して優れたセット保持力と良好
な感触とを併せ持つ毛髪用セット剤,スタイリング剤,
整髪料等の毛髪化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】毛髪セット時に毛髪を固定し、仕上がり
を美しくする目的で、セットローション,ヘアスプレー
等の毛髪化粧料が用いられてきた。従来、これらの毛髪
化粧料には、毛髪に光沢,滑らかさを与える目的でシリ
コーン油,エステル油,炭化水素油等の油分が、可溶化
あるいは乳化,溶解して用いられている。特にシリコー
ン油は、表面張力が低く、毛髪に対するなじみに優れ、
良い光沢が得られるため、近年多用されているものであ
る。 【0003】また、毛髪セットの目的で高分子化合物、
例えばポリビニルピロリドン系高分子化合物,酸性アク
リル系高分子化合物,あるいはエチレンと無水マレイン
酸との共重合体高分子化合物等が配合され、両性高分子
化合物と陽イオン性高分子化合物を配合した毛髪処理剤
(特開昭58−124712号公報、特開昭56−92
812号公報)、両性高分子化合物と陰イオン性高分子
化合物を配合した毛髪処理剤(特開昭56−92813
号公報)等が開示されている。 【0004】しかしながら、シリコーン油に代表される
油分では、多量に用いたり、消費者が長い間使用したり
すると、頭髪のきしみ感が増したり、脂っぽくなるとい
った欠点があった。また、高分子化合物の使用も、塗布
後乾燥までのべたつきのなさ,なめらかさの点で不十分
であり、仕上がった髪にゴワゴワした感触が出てしまう
等、十分に満足できるものではなかった。 【0005】また、なめらかさを付与する目的でカチオ
ン性界面活性剤も多用されているが、多量に配合すると
安全性上も好ましくないという欠点があり、未だ十分満
足すべきセット保持力と使用感触を併せ持つ毛髪化粧料
は得られていなかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上記のような欠点を解消し、優れたセット保持
力と良好な感触とを併せ持つ毛髪化粧料を提供すること
にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】先に述べた課題を解決す
るべく種々検討したところ、冬虫夏草を超臨界流体又は
亜臨界流体により抽出して得られる抽出物と高分子化合
物を併用して含有させることにより、優れたセット保持
力と良好な感触とを併せ持つ毛髪化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明にかかる毛髪化粧料は、毛
髪セット時に使用する形態のものであれば特に制限され
ず、ヘアミスト,ヘアスプレー,ヘアフォーム,ヘアジ
ェル,ヘアワックス,ヘアトニック等が挙げられる。 【0009】本発明で用いる冬虫夏草は、蝶蛾類鱗翅目
及び鞘翅目の昆虫またはその幼虫に寄生してその体内に
菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫またはその幼虫の
体表面に形成される子実体である。冬虫夏草は、世界に
およそ400種が知られており、古くから人体に対して
全く毒性が無く、様々な効果を示すために漢方薬として
経口投与される物質であり、今日では中国の漢方薬に関
する書物である「中草葯学」や「中葯大辞典」などに収
載され、本邦においても「新訂和漢薬」その他多数の漢
方書に記載されている。 【0010】本発明において使用可能な抽出原料である
冬虫夏草は特に制限はなく、一般に知られている蝶蛾類
鱗翅目および鞘翅日の昆虫又はその幼虫に寄生してその
体内の菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫又はその幼
虫の体表面に形成される子実体であればよい。本発明に
おいては特に好ましく使用可能な冬虫夏草としては、コ
ウモリ蛾科の幼虫(Hepialus armoricanus Ober.)に寄
生してその体内に菌核を形成し、夏季に頭部から根棒状
の子実体を形成するコルダイセプシネンシス(Cordycep
s sinensis)が挙げられる。また、コルダイセプシネン
シス以外の冬虫夏草で生薬として薬効のあるものとして
はセミタケ(Cordyceps sobolifera B.)やサナギタケ
Cordyceps militaris Link)、ミミカキタケ(Cordyc
eps nutans Pat.)などが知られており、これらも本発
明において好ましく使用できるものである。本発明にか
かる方法により、これらの冬虫夏草であって、有効成分
を産生するものであればいずれの場合も抽出可能であ
る。また、本発明にかかる方法を用いることにより、子
実体又は被子体の区別なく抽出可能であるが、特に高収
量で得るためには、コルダイセプシネンシスの子実体か
らの抽出が好ましい。 【0011】[超臨界流体又は亜臨界流体抽出物]次
に、超臨界流体又は亜臨界流体を用いて抽出する方法に
ついて説明する。超臨界(又は亜臨界)流体抽出装置に
冬虫夏草の全草又は子実体又は被子体の1又は2以上の
箇所を生のまま若しくは乾燥させたもの、あるいは、
水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソ
ブタノール、n-ヘキサノール、メチルアミルアルコー
ル、2-エチルブタノール、n-オクチルアルコール等の1
価アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレン
グリコール、1,3-ブチレングリコール、へキシレングリ
コール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル
-n-プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イ
ソプロピル等のエステル類、エチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、n-ブチルエーテル等のエーテル類、スク
ワラン、ワセリン、パラフィンワックス、パラフィン油
などの炭化水素類、オリーブ油、小麦胚芽油、米油、ゴ
マ油、マカダミアンナッツ油、アルモンド油、ヤシ油等
の植物油脂、牛脂、豚脂、鯨油等の動物油脂、リン酸緩
衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒、界面活
性剤を添加した溶媒などを用いて予め抽出した抽出物を
濃縮した後に減圧乾燥させた成分を投入し、超臨界流体
又は亜臨界流体によって抽出する。 【0012】超臨界流体抽出法又は亜臨界流体抽出法で
用いる抽出剤には特に制限はなく、例えば、水、二酸化
炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパン、一酸
化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオ
ロメタン、キセノン、アンモニア、メタノール、エタノ
ールなどを使用することができるが、最終製品が食品や
医薬品または化粧品や医薬部外品であるときには、取り
扱い上において、あるいは安全性、製品への混入による
毒性の問題などを考慮すると、二酸化炭素を使用するこ
とが好ましい。抽出圧力は、使用する抽出剤の臨界圧力
に応じて適宜選定することができるが、通常は3〜70
MPaであることが好ましく、特に二酸化炭素を使用す
るときは4〜60MPa、好ましくは5〜40MPa、
最も好ましくは6〜20MPaである。抽出温度は、使
用する抽出剤の臨界温度に応じて適宜選定することがで
きるが、通常は10〜700℃であることが好ましく、
特に抽出剤として二酸化炭素を使用するときは15〜2
00℃、好ましくは20〜150℃、最も好ましくは2
5〜100℃である。 【0013】抽出の際の冬虫夏草と抽出剤との比率は特
に限定されないが、冬虫夏草1に対して溶媒0.1〜1
000重量倍、特に抽出操作、効率の点で、0.5〜1
00重量倍が好ましい。また、抽出時間は抽出条件など
により異なるが2時間〜2週間の範囲とするのが好まし
い。 【0014】また、抽出剤の溶解度を向上させるために
エントレーナを用いることもできる。エントレーナとし
ては、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、トル
エン等の溶媒が挙げられるが、特に限定されない。 【0015】これらの抽出剤の1種または2種以上を組
み合わせてエントレーナとして用いる。特にエントレー
ナとして、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールなどを用いた場合、エントレーナ濃度と
して好ましくは、0.000001〜30.0%、より
好ましくは、0.00001〜10.0%、最も好まし
くは、0.0001〜1.0%である。これらのエント
レーナを用いることで炭酸ガス中への有効成分の溶解度
を向上させる効果が高く、抽出率も高くなる。 【0016】このようにして得られた冬虫夏草の抽出物
は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その効果
を失わない範囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を
加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなどを用
いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や精製
物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって
乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなどの溶
媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いることが
できる。 【0017】なお、冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界流
体により抽出して得られる抽出物の皮膚外用剤への配合
量は、特に限定されないが、あまり多量に配合しても、
その効果に変化はなく、固形分として0.0001〜5
重量%、さらには0.001〜1重量%の範囲とするこ
とが好ましい。 【0018】本発明においては、上述の冬虫夏草を超臨
界流体又は亜臨界流体により抽出して得られる抽出物と
イオン性,ノニオン性等の高分子化合物を併用して毛髪
化粧料に含有させる。高分子化合物としては、樹脂系高
分子化合物を好ましく用いることができる。 【0019】本発明に用いられるカチオン性の樹脂系高
分子化合物としては、例えば、ビニルピロリドン・N,
N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチ
ル硫酸塩等が挙げられ、GAF社のGAFQUATシリ
ーズ,大阪有機化学工業のHC高分子化合物シリーズ等
として市販されている。 【0020】本発明に用いられる両性の樹脂系高分子化
合物としては、例えば、N−メタクリロイルエチルN,
N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシ
ベタイン・メタクリル酸ステアリル共重合体,N−メタ
クリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム
−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ア
ルキルエステル共重合体等が挙げられ、三菱化学(株)
のユカフォーマーSM、ユカフォーマーRシリーズ等と
して市販されている。 【0021】本発明に用いられるノニオン性の樹脂系高
分子化合物としては、例えば、シリコーン樹脂,ビニル
ピロリドン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、GAF
社のPVP/VACOPOLYMERシリーズ,三菱化
学(株)のルビスコールVAシリーズ等として市販され
ている。 【0022】上記樹脂系高分子化合物以外にも、水溶性
高分子化合物等を用いることもでき、メチルセルロー
ス,カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシエチルセ
ルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマ
ー,カチオン化セルロース,カチオン化デンプン,カチ
オン化グアーガム,加水分解蛋白質並びにそれらの誘導
体又はそれらの塩等を例示することができる。 【0023】本発明において、上記の高分子化合物は、
1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、そ
の配合量は全組成中0.1〜20重量%、より好ましく
は0.5〜10重量%である。0.1重量%未満では高
分子化合物の十分な効果が得られず、20重量%を超え
るとセット剤,整髪料としての品質を損なう場合があ
る。 【0024】本発明の毛髪化粧料には、上記の必須成分
に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲
で、上記成分以外のセット剤、粘度調整剤、髪質改良
剤、pH調整剤、界面活性剤、乳化助剤、油性成分、水
性成分、紫外線吸収剤、香料、殺菌剤、防腐剤、酸化防
止剤、ヘアケア用の美容成分等、毛髪用化粧料において
汎用されている、他の成分の配合が可能である。 【0025】また、本発明の整髪剤組成物は、目的に応
じて本発明の効果を損なわない範囲内で各種の噴射剤と
混合し、ヘアスプレー、ヘアスタイリングフォーム等の
エアゾール製品とすることができる。噴射剤としては、
液化石油ガス、窒素ガス、炭酸ガス、ジメチルエーテル
等を例示することができる。 【0026】 【実施例】更に、実施例により、本発明の特徴について
詳細に説明する。 【0027】まず、本発明に用いる冬虫夏草の超臨界流
体抽出物を下記の要領で調製した。 【0028】[冬虫夏草の超臨界流体抽出物]冬虫夏草
Cordyceps sinensis)粉末50gを500mLの熱水
で5時間抽出した後、抽出残試料を乾燥粉砕する。エン
トレーナとして0.003%のエタノールを加えた後、
40℃において15MPaの二酸化炭素を分離槽出口で
の大気圧下での二酸化炭素の流量が700リットル/時
間となるように調節しながら超臨界状態の二酸化炭素を
供給した。その後、抽出槽の圧力を減圧し抽出物を取り
出した。 【0029】つづいて、本発明に係る毛髪化粧料につい
ての実施例の処方を示す。なお、特に断らない限り、実
施例中の量目は重量%で示した。 【0030】 実施例1 ヘアフォーム 原液処方 (1)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.00 (2)ジプロピレングリコール 8.00 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.10 (4)エタノール 15.00 (5)クエン酸 0.10 (6)香料 0.10 (7)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (8)イソステアロイル加水分解コラーゲン・ アミノメチルプロパンジオール塩 0.10 (9)ビニルピロリドン・ N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体 2.00 (10)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.00 (11)精製水 72.30 (12)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.20 充填処方 (a)原液 90.00 (b)噴射剤(液化石油ガス) 10.00 製法:(1)〜(11)を混合し、75℃まで加熱溶解
した後、ホモミキサーにて均一に乳化する。その後冷却
を行い、40℃で(12)を添加し、混合する。充填
は、缶に原液を充填し、バルブ装着後ガスを充填する。 【0031】 実施例2 ヘアワックス (1)キャンデリラロウ 4.00 (2)ベヘニルアルコール 1.00 (3)流動パラフィン 20.00 (4)スクワラン 10.00 (5)ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 3.00 (6)香料 0.20 (7)高重合ポリエチレングリコール 0.10 (8)オキシベンゾン 0.05 (9)ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液 1.00 (10)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.50 (11)キサンタンガム 0.10 (12)カルボキシビニルポリマー 0.05 (13)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20 (14)プロピレングリコール 10.00 (15)2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 0.10 (16)精製水 49.60 (17)加水分解シルク 0.10 製法:(1)〜(10)を混合溶解して油相とする。一
方、(11)〜(15)を(16)に添加、混合溶解して水相
とする。次いで、75℃にて水相に油相を添加し、ホモ
ミキサーにて均一に乳化する。その後冷却を行い、40
℃で(17)を添加、混合する。 【0032】 実施例3 ヘアジェル (1)精製水 77.40 (2)カルボキシビニルポリマー 0.70 (3)N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α −N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体 5.00 (4)グリセリン 5.00 (5)エタノール 10.00 (6)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.50 (7)香料 0.20 (8)エデト酸三ナトリウム 0.05 (9)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.10 (10)水酸化ナトリウム 0.05 製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。次いで
(4)〜(9)を順次添加し均一化した後、(10)を
添加して中和する。 【0033】本発明の効果を調べるために、官能評価パ
ネル20名にて、実施例1〜3及び各実施例の冬虫夏草
の超臨界流体抽出物を50重量%エタノール水溶液に代
替して調製した比較例1〜3の毛髪化粧料を実際にハー
フヘッドにて使用し、(1)塗布後、乾燥までのべたつ
きの少なさ、(2)塗布後、乾燥までのなめらかさ、
(3)セット保持力、(4)仕上がった髪のゴワゴワ感
の少なさについての評価を行った。 【0034】評価は、実施例のほうが効果のある場合を
1点、実施例と比較例で差がない場合を0点、比較例の
ほうが効果のある場合を−1点として、評価パネル20
名の点数を合計して評価点とした。その結果を表1に示
す。 【0035】 【表1】 【0036】表1の結果から明らかなように、本発明の
毛髪化粧料は、セット保持力に優れ、しかもべたつか
ず、なめらかさ,ゴワゴワ感の少なさ等、良好な感触を
有するものであった。 【0037】なお、実施例使用時に、かゆみ,刺激,頭
皮の発赤,腫れ等を認めたパネラーは皆無であった。ま
た、いずれの実施例についても、含有成分の沈降,相分
離といった製剤の状態変化は観察されなかった。 【0038】 実施例4 ヘアミスト (1)精製水 48.0 (2)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.1 (3)酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 1.0 (4)エタノール 50.0 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.8 (6)パラオキシ安息香酸エステル 0.1 製法:(1)〜(6)の成分を混合均一化する。 【0039】 実施例5 ヘアスプレー 原液処方 (1)アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 7.0 (2)セチルアルコール 0.1 (3)シリコーン油 0.3 (4)精製水 5.0 (5)香料 0.1 (6)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.3 (7)N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α− N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチル共重合体 0.2 (8)エタノール 87.0 充填処方 (a)原液 60.0 (b)噴射剤(ジメチルエーテル) 40.0 製法:(1)〜(7)の成分を(8)の成分に溶解し、
全てを混合均一化する。充填は、缶に原液を充填し、バ
ルブ装着後ガスを充填する。 【0040】 実施例6 ヘアオイル (1)スクワラン 34.0 (2)流動パラフィン 32.7 (3)オリーブ油 30.0 (4)香料 0.2 (5)酢酸トコフェロール 0.1 (6)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 2.0 (7)ポリビニルピロリドン 1.0 製法:(1)〜(7)の成分を混合均一化する。 【0041】 実施例7 ヘアクリーム (1)流動パラフィン 15.00 (2)ワセリン 15.00 (3)サラシミツロウ 2.00 (4)安息香酸ナトリウム 0.10 (5)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.30 (6)精製水 58.75 (7)カルボキシビニルポリマー 0.10 (8)キサンタンガム 0.10 (9)グリセリン 5.00 (10)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 3.00 (11)塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕 ヒドロキシエチルセルロース 0.50 (12)水酸化カリウム 0.05 (13)香料 0.10 製法:(1)〜(5)、(6)〜(11)をそれぞれ混
合溶解し、油相,水相とする。80℃にて撹拌しながら
油相を水相に加え、ホモジナイザーを用いて乳化した
後、(12)を添加して中和を行う。冷却を行い、40
℃で(13)を加え均一になるまで撹拌する。 【0042】 実施例8 セットローション (1)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 5.00 (2)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (3)冬虫夏草の超臨界流体抽出物 0.50 (4)香料 0.20 (5)エタノール 30.00 (6)精製水 61.70 (7)塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕 グァーガム 0.50 (8)グリセリン 2.00 製法:(1)〜(5)、(6)〜(8)をそれぞれ混合
溶解し、エタノール相,水相とする。次いで、水相をエ
タノール相に加え、混合する。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本発明により、優
れたセット保持力と良好な感触とを併せ持つ毛髪化粧料
を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 由貴 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地 の1 株式会社ノエビア神戸本社内 (72)発明者 上野 省一 滋賀県八日市市岡田町112−1 株式会社 ノエビア滋賀研究所内 (72)発明者 山村 野乃 滋賀県八日市市岡田町112−1 株式会社 ノエビア滋賀研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AA071 AA072 AA082 AA122 AB032 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC302 AC312 AC432 AC442 AC472 AC482 AC542 AC692 AD042 AD072 AD092 AD152 AD162 AD282 AD352 AD432 AD452 AD532 AD662 CC32 CC33 DD08 DD23 DD31 DD41 EE07 EE21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 冬虫夏草を超臨界流体又は亜臨界流体に
    より抽出して得られる抽出物と、高分子化合物から選択
    される1種又は2種以上を含有して成る毛髪化粧料。
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