JP2003292394A - 液相成長方法および液相成長装置 - Google Patents

液相成長方法および液相成長装置

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JP2003292394A JP2002095996A JP2002095996A JP2003292394A JP 2003292394 A JP2003292394 A JP 2003292394A JP 2002095996 A JP2002095996 A JP 2002095996A JP 2002095996 A JP2002095996 A JP 2002095996A JP 2003292394 A JP2003292394 A JP 2003292394A
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Masaki Mizutani
匡希 水谷
Toshihito Yoshino
豪人 吉野
Tatsumi Shoji
辰美 庄司
Tetsuo Saito
哲郎 齊藤
Akiyuki Nishida
彰志 西田
Katsumi Nakagawa
克己 中川
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    • C30B19/06Reaction chambers; Boats for supporting the melt; Substrate holders
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶媒の蒸発を抑制することによって、低価格
で良質のエピタキシャル膜を得ることができる液相成長
方法および液相成長装置を提供する。 【解決手段】 結晶原料を溶かし込んだ坩堝2内の溶液
に種子基板11を浸漬し、その基板11上に結晶を成長
させる液相成長方法であって、基板11の浸漬前には溶
液面に蓋部材3を浮在させおき、基板11の浸漬時に蓋
部材3を溶液中に沈降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成長種を含有する
加熱溶液に種子基板を浸漬し、該溶液を除冷して基板上
に成長種をエピタキシャル成長させる液相成長方法およ
び液相成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶液の溶媒が蒸発して溶液に
浸漬する前の基板に付着すると、液相エピタキシャル
(LPE)成長に悪影響を及ぼすことが知られている。
【0003】特開平5−330983号公報には、溶剤
としてPbOとB23を用い、これにガーネット構成元
素を溶解した溶液から磁性ガーネット単結晶膜をLPE
成長させることが開示されている。この際、溶液に浸漬
する前の下地基板がPbOなどの蒸気に直接晒されて、
該基板上にPbOなどの析出物が堆積し、これが影響し
て良質な単結晶膜が得られないという問題があり、その
対策として、下地基板の下方および上方にPbO蒸気や
PbO滴が付着するのを防止する為の邪魔板を配置する
ことが成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の邪魔
板は、基板と同様の方法で基板保持器具に保持されてい
るため、基板への溶媒蒸気の回り込みを防止することが
不可避であった。
【0005】また、基板が成長室に無い待機状態では、
溶媒が蒸発して成長室内壁に付着して水などの吸着源と
なり、成長に悪影響を及ぼすことがあった。
【0006】さらに、溶媒の蒸発に伴って適宜溶媒を補
充する必要があり、コスト高や生産性低下を招いてい
た。
【0007】そして、半導体結晶を成長する際に融点の
低いGaなどの元素を溶媒あるいは溶質として用いる場
合、待機状態で低融点の元素がどんどん蒸発してしま
い、バッチ間で基板に均一に組成すること、あるいはド
ープすることが困難であった。
【0008】またさらに、シリコン単結晶をインジウム
溶液から形成する場合、基板をインジウム溶液に浸漬す
る工程の前に溶液から蒸発して基板表面に付着したイン
ジウムが触媒作用し、雰囲気中の酸素とシリコンを反応
させて酸化膜を形成してしまうという問題があった(W
eber et al., Appl. Phys.L
ett. 66(10), 1243 (199
5))。
【0009】同じく、シリコン単結晶をインジウム溶液
から形成する場合、基板として表面に多孔質層を形成し
た後、水素アニールして表面を平滑化したシリコン基板
を用いる技術が知られている。この基板を用いる場合、
基板をインジウム溶液に浸漬する工程の前に溶液から蒸
発してインジウムが基板表面に付着すると、多孔質表面
の平滑化層がインジウムに溶蝕されて多孔質層が露出し
てしまい、成長欠陥の原因となることがあった。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑みて創案された
ものであり、その目的は、溶媒の蒸発を抑制することに
よって、低価格で良質のエピタキシャル膜を得ることが
できる液相成長方法および液相成長装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明の液相成長方法は、結晶原料を溶かし込んだ
坩堝内の溶液に種子基板を浸漬し、その基板上に結晶を
成長させる液相成長方法において、基板の浸漬前には溶
液面に蓋部材を浮在させおき、基板の浸漬時に該蓋部材
を溶液中に沈降させることを特徴とする。
【0012】前記液相成長方法において、基板を保持す
る基板保持器具に前記蓋部材を係合させて、溶液中へと
沈降させることが好ましい。
【0013】また、前記基板保持器具をさせ、該基板保
持器具の回転に伴って、これに係合する蓋部材を回転さ
せることが好ましい。
【0014】さらに、溶液を収容する坩堝の内壁に案内
部材を設け、該案内部材に沿って前記蓋部材を昇降させ
ることが好ましい。
【0015】そして、前記蓋部材の溶液中への沈降時
に、その下面に掛かる圧力を圧力除去手段によって逃が
すことが好ましい。
【0016】加えて、前記蓋部材の溶液中への沈降時
に、該蓋部材を回転させて溶液を撹拌することが好まし
い。
【0017】一方、本発明の液相成長装置は、結晶原料
を溶かし込んだ溶液を収容する坩堝と、種子基板を保持
して溶液中に浸漬する基板保持器具とが備えており、溶
液に基板を浸漬し、その基板上に結晶を成長させる液相
成長装置において、上記坩堝内に、基板を溶液に浸漬に
していないときに溶液面に浮在し、基板を溶液に浸漬し
ているときに溶液中へと沈降する蓋部材が備えられてい
ることを特徴とする。
【0018】前記液相成長装置において、基板保持器具
の下面には係合部が形成され、該係合部に前記蓋部材の
上面に形成された突起が係合することが好ましい。
【0019】また、基板保持器具が回転可能に形成さ
れ、該基板保持器具の回転に伴って、これに係合する蓋
部材も回転することが好ましい。
【0020】さらに、前記坩堝の内壁には、前記蓋部材
の昇降を補助する案内部材が設けられていることが好ま
しい。
【0021】そして、前記蓋部材には、溶液中への沈降
時にその下面に掛かる圧力を逃がすための圧力除去手段
が備えられていることが好ましい。
【0022】加えて、前記蓋部材には、溶液中への沈降
時にこれを回転させるための回転手段が備えられている
ことが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明するが、本発明は本実施形態に限られな
い。
【0024】図1及び図2は、本発明の液相成長装置を
模式的に示す断面図である。
【0025】図1は基板が溶液に浸漬していない待機状
態を表わしている。図1において、成長室4の内部に
は、有底円筒体状の坩堝2内に結晶原料を溶かし込んだ
溶液1が収容されて配置されている。
【0026】成長室4は密閉可能な空間であって、上部
開口部に開閉可能なゲートバルブ5を備え、その側壁を
囲繞するように坩堝2内の溶液1を加熱するためのヒー
ター6が配置されている。また、成長室4の上端部に
は、その内部に雰囲気ガスを導入するためのガス導入管
7、及び成長室4の内部から雰囲気ガスを排気するため
のガス排気管8が備えられている。雰囲気ガスとして
は、水素やアルゴンなどを用いることができる。
【0027】本実施形態では、坩堝2内に収容された溶
液1の液面に、該液面を覆うための蓋部材3を浮在させ
ている。この蓋部材3は、基板を溶液1に浸漬にしてい
ないときに溶液面に浮在し、基板を溶液1に浸漬してい
るときに溶液中へと沈降するように成っている。
【0028】蓋部材3の材質としては、溶液1の比重よ
り軽く、且つ、LPE工程における800乃至1100
℃の高温に耐え得る材料が用いられ、例えば、石英(S
iO 2)、カーボン、窒化ホウ素(BN)、窒化シリコ
ン(SiN)、シリコンなどが挙げられる。
【0029】蓋部材3の大きさは、坩堝2の内径より若
干小さく、坩堝2内における溶液中への沈降や浮上に差
し支えない程度になるべく大きく作成する。例えば、液
面の表面積に対して、90乃至98%の大きさとする。
【0030】また、図4に示すように、蓋部材3の溶液
中への沈降時あるいは浮上時の途中において、坩堝2の
内壁に引っ掛からないように、坩堝2の内壁にその深さ
方向に沿って複数条の案内部材21を設けると共に、蓋
部材3の外周縁部の相当箇所に該案内部材21の横断面
形状に対応する形状の切欠き部22を形成して係合さ
せ、蓋部材3を案内部材21に沿って昇降させるように
しても良い。本実施形態では、案内部材21は横断面が
三角形状を呈しており、坩堝2の内壁の周方向に等間隔
で4箇所に設けられ、蓋部材3の外周縁部において相当
する4箇所にはV字形状の切欠き部22が形成されてい
る。
【0031】また、蓋部材3が溶液中へ沈降する時の抵
抗を軽減するために、この蓋部材3には、その下面に掛
かる圧力を逃がすための圧力除去手段が備えられてい
る。圧力除去手段は、例えば、蓋部材3に開けられた微
小な穴や、特定の圧力で開閉する圧力弁として構成され
る。或いは、蓋部材3をプロペラ形状や、蓋部材3の外
周部に複数の斜め溝を切るような形状に形成しておき、
沈降時に溶液の抵抗により回転するようにして、その下
面に掛かる抵抗を軽減するようにしても良い。
【0032】磁気光学素子として用いられる磁性ガーネ
ットをLPE成長する場合には、溶媒としてPbOとB
23を用い、これにガーネット原料を溶解して溶液1を
調製する。
【0033】また、非線形光学素子として用いられるニ
オブ酸リチウムをLPE成長する場合には、Li2O、
Nb25、およびV25を溶融して溶液1を調製する。
【0034】さらに、発振素子や発光素子として用いら
れるIII−V族化合物半導体であるGaAsをLPE
成長する場合には、溶媒としてGaを用い、これにGa
As多結晶およびSiなどのドーパントを溶解して溶液
1を調製する。
【0035】そして、半導体集積回路や太陽電池素子と
して用いられるSiをLPE成長する場合には、溶媒と
してSn、In、AlまたはCuなどを用い、これにS
iおよびGa、B、Al、P、Asなどのドーパントを
溶解して溶液1を調製する。
【0036】図2は、基板が溶液に浸漬してLPE成長
している成長状態を表している。本実施形態では、枠体
状の基板保持器具10に複数の基板11が水平より若干
傾斜させた状態で保持されているが、基板11は垂直に
保持しても良い。
【0037】基板保持治具10の少なくとも溶液1に浸
漬する部分は、石英や白金などLPEに影響を及ぼさな
い耐熱材料で形成されている。この基板保持器具10
は、成長室4の上部にゲートバルブ5及び14を介して
配されたロードロック室12の上部に、伸縮可能なベロ
ゥズ13を介して垂下固定されている。このベロゥズ1
3を用いることにより、ロードロック室12の気密性を
保持したままで、基板保持器具10を昇降移動させるこ
とができる。
【0038】ロードロック室12は、ゲートバルブ14
によって気密性を保ったまま左右に移動可能であり、成
長室4の上に連結した後内部雰囲気を置換し、ゲートバ
ルブ14及び5を開放して基板保持器具10を下降さ
せ、これに保持した基板11を溶液中へと浸漬させる。
このとき、あたかも五右衛門風呂に入るときに湯面に浮
いている木板を押し下げるように、基板保持器具10は
その底部に蓋部材3を保持したまま、溶液中へと押し下
げる。
【0039】LPE成長中において、基板保持器具10
を回転または/および上下動させても良く、該基板保持
器具10を垂下する支持部材には、昇降機構の他、回転
機構が備えられている。
【0040】また、基板保持器具10の下面に凹部等の
係合部を形成すると共に、蓋部材3の上面に突起20を
形成して、基板保持器具10の下面と蓋部材3が係合す
るような構造にして、基板保持器具10の回転に伴って
溶液1の撹拌を行うように構成することができる。
【0041】本実施形態では、図3に示すように、例え
ば、蓋部材3の上面に洗濯機のパルセータの如き十字状
の突起20を形成し、基板保持器具10の下面に該十字
状の突起20に対応する係合部を形成している。即ち、
この突起20は、蓋部材3を基板保持器具10の下面に
係合する機能を有するだけでなく、該蓋部材3を回転さ
せる機能をも有している。
【0042】LPE成長の完了後、基板保持器具10の
上昇に伴って蓋部材3も浮力で自動的に浮上し、再び溶
液面に浮在することになる。
【0043】
【実施例】次に、図2に示した液相成長装置を用いて、
本発明の液相成長方法の一実施例を説明するが、本発明
は本実施例に限られない。
【0044】本実施例は、本発明の液相成長方法をシリ
コン単結晶薄膜の形成に適用した例である。成長室4の
内部は水素雰囲気に保たれている。内径180mmの石
英製の坩堝2内に、インジウム11kgおよびガリウム
1kgを収容し、これに930℃でシリコン35gを飽
和溶解した後、923℃に降温して溶液1を過飽和の状
態にする。
【0045】この溶液1の液面には、直径178mm、
厚さ5mmの石英製の蓋部材3が浮在している。基板1
1としては、直径5インチのp+シリコン基板を陽極化
成して多孔質層を12μm形成した基板を用い、ロード
ロック室12の基板保持器具10に保持させる。
【0046】ロードロック室12を不図示の水素アニー
ル室に連結して、1050℃で20分間水素アニールし
た後、水素雰囲気を保ったまま成長室4上に連結する。
そして、ゲートバルブ5及び14を開放して基板保持器
具10を下降させ、基板11を溶液中へ浸漬させる。
【0047】このとき蓋部材3は、基板保持器具10の
下面に係合して溶液中へと押し下げられる。基板11が
溶液中に浸漬している間、基板保持器具10は10rp
mで回転しており、その回転に伴って蓋部材3も回転
し、溶液1を撹拌することになる。
【0048】そして、溶液1を毎分2℃の降温速度で徐
冷すると、60分間で80μmの厚さのシリコン単結晶
膜が得られた。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板が溶液に浸漬していないときには、蓋部材が溶液面
に浮在して液面を覆っているので、溶液が蒸発を抑制し
たり、成長室の内壁に溶液成分が付着して不純物の吸着
源になったりするのを防止することができる。そして、
基板を成長室へと導入したときに、基板に溶液の蒸気が
付着することがないので、結晶成長の欠陥原因を無くす
ことができ、低価格で良質のエピタキシャル膜を得るこ
とができる。
【0050】また、蓋部材を基板保持器具の下面に係合
させて、昇降及び回転動作させることで、蓋部材を動作
させるための特別な機構が不要となり、且つ、蓋部材の
溶液中への沈降時に溶液を効率よく撹拌することができ
る。
【0051】さらに、坩堝の内壁に設けた案内部材によ
り蓋部材の昇降を案内することで、蓋部材が沈降または
浮上途中において、坩堝の内壁に蓋部材が引っ掛かるの
を防止することができる。
【0052】そして、蓋部材に、溶液中への沈降時にそ
の下面に掛かる圧力を逃がす圧力除去手段が備えること
で、蓋部材に掛かる抵抗を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液相成長方法における待機状態を模式
的に示す断面図である。
【図2】本発明の液相成長方法における成長状態を模式
的に示す断面図である。
【図3】本発明の液相成長装置における蓋部材の形状の
一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の液相成長装置における坩堝内壁に案内
部材を設けた例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 溶液 2 坩堝 3 蓋部材 4 成長室 5 ゲートバルブ 6 ヒーター 7 ガス導入管 8 ガス排気管 10 基板保持器具 11 基板 12 ロードロック室 13 ベロゥズ 14 ゲートバルブ 20 突起 21 案内部材 22 切欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 辰美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齊藤 哲郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西田 彰志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中川 克己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA03 BA04 CG02 CG06 EA02 EG05 HA06 QA04 QA12 QA64 QA68 5F053 AA03 AA25 AA44 BB34 DD01 DD03 FF01 FF05 GG01 HH04 LL01 LL05 LL10 PP02 RR01 RR12 RR13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶原料を溶かし込んだ坩堝内の溶液に
    種子基板を浸漬し、その基板上に結晶を成長させる液相
    成長方法において、 基板の浸漬前には溶液面に蓋部材を浮在させおき、基板
    の浸漬時に該蓋部材を溶液中に沈降させることを特徴と
    する液相成長方法。
  2. 【請求項2】 基板を保持する基板保持器具に前記蓋部
    材を係合させて、溶液中へと沈降させることを特徴とす
    る請求項1に記載の液相成長方法。
  3. 【請求項3】 前記基板保持器具を回転させ、該基板保
    持器具の回転に伴って、これに係合する蓋部材を回転さ
    せることを特徴とする請求項2に記載の液相成長方法。
  4. 【請求項4】 溶液を収容する坩堝の内壁に案内部材を
    設け、該案内部材に沿って前記蓋部材を昇降させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の液相成長方法。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材の溶液中への沈降時に、その
    下面に掛かる圧力を圧力除去手段によって逃がすことを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液相成長
    方法。
  6. 【請求項6】 前記蓋部材の溶液中への沈降時に、該蓋
    部材を回転させて溶液を撹拌することを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の液相成長方法。
  7. 【請求項7】 結晶原料を溶かし込んだ溶液を収容する
    坩堝と、種子基板を保持して溶液中に浸漬する基板保持
    器具とを備えており、溶液に基板を浸漬し、その基板上
    に結晶を成長させる液相成長装置において、 上記坩堝内に、基板を溶液に浸漬にしていないときに溶
    液面に浮在し、基板を溶液に浸漬しているときに溶液中
    へと沈降する蓋部材が備えられていることを特徴とする
    液相成長装置。
  8. 【請求項8】 基板保持器具の下面には係合部が形成さ
    れ、該係合部に前記蓋部材の上面に形成された突起が係
    合することを特徴とする請求項7に記載の液相成長装
    置。
  9. 【請求項9】 基板保持器具が回転可能に形成され、該
    基板保持器具の回転に伴って、これに係合する蓋部材も
    回転することを特徴とする請求項8に記載の液相成長装
    置。
  10. 【請求項10】 前記坩堝の内壁には、前記蓋部材の昇
    降を補助する案内部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項7から9のいずれかに記載の液相成長装置。
  11. 【請求項11】 前記蓋部材には、溶液中への沈降時に
    その下面に掛かる圧力を逃がすための圧力除去手段が備
    えられていることを特徴とする請求項7から10のいず
    れかに記載の液相成長装置。
  12. 【請求項12】 前記蓋部材には、溶液中への沈降時に
    これを回転させるための回転手段が備えられていること
    を特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の液相
    成長装置。
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