JP2003291415A - 光プリンタ - Google Patents

光プリンタ

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JP2003291415A
JP2003291415A JP2002104229A JP2002104229A JP2003291415A JP 2003291415 A JP2003291415 A JP 2003291415A JP 2002104229 A JP2002104229 A JP 2002104229A JP 2002104229 A JP2002104229 A JP 2002104229A JP 2003291415 A JP2003291415 A JP 2003291415A
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optical
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Shigeru Futagami
茂 二上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ヘッドによって感光体上に形成される画像
を、濃淡や色調の差による縞模様のないものにする。画
素ピッチの設定をしやすくする。 【解決手段】 光ヘッド1を駆動するステップモーター
2の速度変動およびリードスクリュー5の速度変動から
変調データを得て、ステップモーター2へ供給する出力
パルスの周波数を前記の速度変動を解消する方向に変調
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体に対して
光ヘッドを相対移動しながら、所定のタイミングと露光
時間とでRGB光を照射し、感光体上にカラー画像を形
成する光プリンタにおいて、前記タイミングと露光時間
の設定(画素ピッチの設定)を容易にし、かつ、画質の
向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体上にカラー画像を形成する光プリ
ンタは、特開平2−287527号公報や特開平2−1
69270号公報あるいはWO98/35834号(再公表
公報)などに記載され、公知である。この種の光プリン
タは、感光体(現像液を内包した自己処理型フィルムが
多い)と光ヘッド(以下、単にヘッドという)を相対移
動させ、その間にヘッドからRGB光を順次、周期的に
繰り返して照射することにより画像を形成する。光ヘッ
ドから感光体へ照射される光は、画像データに基づき制
御された強度とされ、感光体の感度に対応した照射量と
なるようにされる。
【0003】画像を形成する最小単位は画素である。画
素は、微小なエレメントを一列に並べた液晶シャッター
を通じて感光体への露光される関係から、1個のエレメ
ントに対応した大きさである。したがって、画素は主走
査方向に幅を有する。なお、主走査方向は、エレメント
が1列に並ぶ方向である。
【0004】画像を形成する次の単位は、画素ラインで
ある。画素は前記のように、微小なエレメントを一列に
並べた液晶シャッターを通じて形成されるので、RGB
光ごとに1本の線上に並ぶ。そして、露光の制御上でヘ
ッドを移動しながらRGB光を順次に1回ずつ照射する
ことを単位とするので、この結果のRGB光それぞれに
よる3本の線を1組として画像形成上の単位と考えるこ
とができる。これを画素ラインと称することとする。ヘ
ッドの移動方向を副走査方向とする。そして、多数の画
像ライン(通常、640本)で1つの画像が形成され
る。
【0005】なお、液晶シャッターが開口し、露光が行
われている間もヘッドと感光体間には副走査方向の相対
移動があり、形成される画素は副走査方向にも幅を持っ
たものとなる。そして、前記の線上で隣合う画素と画素
の間、画素ラインを構成する3本のRGB光による線と
線の間及び画像を形成している画素ライン相互の間には
間隙が生じないように設計される。画素ラインの副走査
方向(時間方向でもある)の幅に基準線(例えば、R光
の照射開始時や幅方向の中央位置など)を設定した場
合、隣接した2本の画素ラインの基準線間は画素ピッチ
であり、画像形成時の距離的間隔あるいは時間的間隔の
単位となる。
【0006】この構造で正確な画像を形成するには、感
光体とヘッドの相対移動が均一であることが前提とな
る。しかし、実際にはヘッドを駆動するモーターの回転
やモーターからヘッドまでの駆動機構及びヘッドを係合
してこれを送るリードスクリューの回転に、回転にとも
ない大きさが変動する摩擦があって、結果的にヘッドの
移動速度に緩急がある。
【0007】図1(イ)は、従来のヘッド移動速度と光
照射のタイミングについて、モーター回転における速度
変動のレベルで検討したもので、縦軸がモーター速度変
動の程度を、横軸が時間の経過を示している。時間と共
に上下に振動している実線がモーターの速度変動、つま
りはヘッドの速度変動を模式的に示し、これに重ねてR
GB光の露光タイミングと露光時間を書き込んである。
【0008】図1(イ)に見るように、モーターの回転
速度には1回転を周期とする速度変動があり、しかも、
この周期とヘッドからRGBの光が時分割で順次照射さ
れ一本の画素ラインが形成される時間間隔、すなわち、
画素ピッチとが一致していない。そのため、例えば最初
のR光が露光しているときと、次にR光が露光している
とき、さらには3番目のR光が露光しているときのヘッ
ドの移動速度が異なり、同じ強度のR光を同じ時間露光
しているにも関わらず、感光体の単位面積における照射
量が異なることとなって、濃淡が発生する。G光、B光
にも同様な差が生じ、濃淡の他に色調の差も伴う。
【0009】このような濃淡や色調の差は前記の駆動機
構における摩擦変動が周期的なことから、形成された画
像へ周期的に現れ、縞模様となるので満足できる画像と
ならない。図1(ロ)のように、モーター1回転と画素ピ
ッチを一致させると、モーターの1回転で1画素ライン
を形成するようになり、R光を露光しているときのヘッ
ドの移動速度は、どの画像ラインの場合も同じになる。
他のG光、B光の場合も同様である。このため、画素形
成の基本的な条件がどの画素でも同じになるので、濃淡
と色調が均一となりモーター回転のレベルにおいて、縞
模様の出現を抑制することができる。
【0010】なお、厳密に見れば、1画素ライン中にお
けるRGB光の間にもヘッドの速度差による濃淡が生じ
るが、必要があれば、各光にその強度をどの画素ライン
の場合も一様に調整すればよく、別途の制御となる。し
かし、このようにモーター1回転と画素ピッチを一致さ
せるのでは、画素ピッチの設定がモーターの1回転とい
う単位で制約を受けることとなり、モーターの1回転中
に複数本の画素ラインを形成するとか、任意のモーター
回転数の間に任意本数の画素ラインを形成することがで
きない。一方、前記のように、RGB光のそれぞれの露
光タイミングに光の強度をそのときのヘッド移動速度に
応じるように制御すれば、モーターの1回転が単位とい
う制約から逃れることができるが、この調整は各画素ラ
インにおいて一様に行うことはできず、非常に繁雑とな
り実効ある制御が困難で、実際的ではない。
【0011】図2は、リードスクリュー回転のレベルに
おけるヘッドの速度変動を示したもので、実際の光プリ
ンタにて測定したデータを単純化しわかりやすく整理し
てある。この光プリンタは、モーターの10回転でリー
ドスクリューが1回転し、送りピッチは100μm、回
転速度は平均8mm/sの装置である。図2において、
ピッチの細かな波形はモーター1回転にともなう速度変
動(前記のモーター回転レベルの速度変動)であり、こ
の他に細かな波のほぼ10ピークごとに1サイクルとな
る、ピッチの大きな“うねり”に相当する波形の速度変
動がある。この波形はモーターの10回転ごとに終息し
繰り返すもので、リードスクリューの回転にともなう速
度変動といえる。この“うねり”は平均の回転速度に対
して、絶対値で1mm/s程度の変動があり、変動差は
2mm/s(平均速度に対して25%)に達する。
【0012】このような“うねり”は、前記のモーター
回転レベルでの説明で述べたのと同じ理由で、やはり、
画像に縞模様や色調の差を作り出している。ただ、この
縞模様のピッチは大きく、画質に与える影響は前記のモ
ーター回転レベルでの縞模様ほどではないが、画像が大
きくなると目立つようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】光ヘッドによって、感
光体上に形成する画像から濃淡や色調の差による縞模様
をなくすると共に、画素ピッチを自由に設定できるよう
にする。
【0014】
【課題を解決するための手段】ヘッド駆動機構における
モーターをステップモーターとし、モーターに供給する
パルス信号の時間幅(周波数)を、ヘッド移動の速度変動
に対応させ、この速度変動を解消する方向に調整する。
調整はステップモーターの回転速度やこれにより駆動さ
れるリードスクリューあるはいはこれらを合成したもの
であり、これにより、モーターの回転はほぼ均一とな
り、どの時点で画素ラインを形成しても、また、画素ピ
ッチをどのように設定しても画像に濃淡や色調の差によ
る縞模様は生じない。すなわち、例えば、画素ピッチの
設定がモーターの回転を単位とすることから解放され、
設計の自由度が高い。
【0015】なお、パルス信号の時間幅(周波数)を調整
するにあたり、モーターの1回転における速度変動ある
いはリードスクリューの1回転における速度変動を単位
とし、この範囲で速度変動を解消する方式にしても、前
記のように、ヘッドの速度変動がモーターの速度変動や
リードスクリューの回転にともなうものであることと、
モーターの速度変動が1回転ごとに周期的に繰り返され
ることから、実効ある調整となる。
【0016】さらに、ステップモーターの1回転は当然
に駆動回路から供給される出力パルスの整数倍であるか
ら、画素の幅(露光時間)あるいは画素ピッチ(画素ラ
イン形成時間)を出力パルスの1パルス時間の整数倍に
設定すると、ステップモーターの1回転と整合性があ
り、1枚の画像を形成する際の諸元(画像を形成する画
面の大きさと要求される画像の精細度及び画像形成に許
容される時間から割り出されるモーター回転数やヘッド
を送るリードスクリューの回転数など)を設計しやす
い。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は、カラー光プリンタにおけ
るヘッド1とその駆動部分である。駆動部分はステップ
モーター2、ウォームギア3(STギア)、はすば歯車
4及びリードスクリュー5を備える。また、符号6はガ
イドレール、符号7は感光体である。ヘッド1は主走査
方向の両側を前記のリードスクリュー5とガイドレール
6に支持されて平行に副走査方向へ移動する。ステップ
モーター2が駆動されるとウォームギア3とはすば歯車
4に減速されてリードスクリュー5が回転し、ヘッド1
が移動する。
【0018】なお、光プリンタには、露光時には停止す
る間歇移動のものがあるが、この実施形態では、少なく
とも露光している間はヘッドが停止せず連続して移動す
るタイプのものとする。この実施形態において、ステッ
プモーター2は、回転数=62.22rps、ステップ
角度=18°、リードスクリュー5は、回転数=6.2
rps(モーターからの減速比10)、リードピッチ=
1mm/1回転、1画像に要求される画像ライン数=6
40ライン、であり、画像の大きさ=ヘッド送り方向で
62.1mm(有効621ライン)である。したがっ
て、ステップモーターの1回転は20ステップであり、
1回転中に2画素ラインが形成される。ただし、画素ピ
ッチは10ステップずつに対応しているわけではない。
そして、1画像を形成に要する時間は4.940秒であ
る。
【0019】ヘッド1の構造は従来と同様であって(図
4)、LED8、LED8からの放射光を副走査方向に
誘導拡散し下方へ方向付ける導光板9、液晶シャッター
10及びレンズアレー11を備える。LED8は、RG
B光を放射するそれぞれのLEDからなり、液晶シャッ
ター10は、微小なエレメントが副走査方向に1列に固
定されたものである。レンズアレー11は前記エレメン
トを透過した光を感光体7上の焦点Pに集める。
【0020】図4は、ヘッド1に関する制御ブロックを
示したもので、作動と共に説明する。ヘッド1の移動
(副走査)と光の照射作動(主走査)は、光プリンタが
備えた画像形成制御部によって制御される。画像形成制
御部は、ヘッド移動制御部と露光制御部を備える。ヘッ
ド移動制御部からはヘッド移動信号がモーター駆動回路
に伝達され、ここで生成された出力パルスでステップモ
ーター2が駆動される。なお、ヘッド移動制御部には変
調部があって、パルス信号はここに格納されている変調
データに基づく周波数変調を受けてから発信される。
【0021】変調データは、ステップモーター2の1回
転における速度変動とリードスクリュー5の1回転にお
ける速度変動(“うねり”)の双方を記録するもので、
種々の手段で入手できるが、個々の光プリンタで異な
り、また、気温など環境によっても異なるので、この実
施形態では、光プリンタの起動当初に、変調データを収
集する目的で仮の画像形成作動を一度行なわせる。デー
タは画像形成制御部で処理され、それぞれ変調データと
して記録される。具体的には、光プリンタのスイッチO
N時、初期のローディングやセッティングが落ち着いた
のち、格納してあるモデル画像(測定に適合させた1画
像であり、感光体には露光しない)作成の指令が画像形
成部に送られ、ヘッド1が実際の画像形成時と同様に移
動される。その間、センサー13から得られるステップ
モーター2の速度変動データと、センサー12から得ら
れるリードスクリュー5の速度変動データが記録され
る。
【0022】露光制御部は、形成しようとする画像のデ
ータに基づき、色切換え信号、及びエレメント選択信号を
形成してフレームメモリに納め、制御した強度のRGB
光を感光体7へそれぞれ順次、周期的に繰り返し照射す
る。繰り返し間隔は画素ピッチである。
【0023】画像形成制御部にパソコンなどから画像形
成指令があると、画像形成部は画像データを取り込むと
共に、ヘッド移動制御部からヘッド移動のパルス信号を
発し、これを受けて、モーター駆動回路が出力パルスを
出力し、出力パルスでステップモーター2が駆動され
る。一方、前記の画像形成制御部は露光制御部に指令
し、色切換え信号と選択エレメント信号を生成し、これ
らを受けてLED駆動回路はRGBから選択した光を放
射させると共にこの光を露光させる個所に対応して位置
しているエレメントのみを開く。
【0024】この結果、ステップモーター2の回転と共
に副走査方向に移動するヘッド1からRGB光が感光体
上へ順次周期的に繰り返し照射されてRGBの3本の線
からなる画素ラインが、この実施形態ではステップモー
ター2の1回転において2本ずつ、一定のピッチで形成
され、640本の画素ラインで画像が形成される。
【0025】画素ラインを形成するに際してステップモ
ーター2に供給するパルス信号は、前記2種の変調デー
タに基づいて変調され、ステップモーター2の回転速度
が調整される。変調データは、モーター回転レベルでは
図5の状態にあるものを図6の状態に調整するもので、
図5では、パルス信号の間隔(図イ)が等間隔で変調前
である。このとき、ステップモーター2は1回転におい
て波形14(図ロ)のように速度変動しているものとす
る。変調データは、前記波形14の時間軸を中心に対称
形(逆転)とした波形15(図5ロ破線)の電圧であっ
て、この電圧に応じて、パルス送り出しの間隔(周波数)
を制御する(図6イ)。すなわち、ステップモーターの
1回転において、摩擦抵抗が少なく、ヘッド移動が平均
値よりも早くなる部分ではパルス送り出し間隔を大きく
してステップモーター2の平均速度を遅くし、平均値よ
りも遅くなる部分では、送り出し間隔を小さくしてステ
ップモーター2の平均速度を速くする。すると、変調後
のステップモーター2の回転速度はきわめてなだらかな
波形16となりほぼ均一なものとなる(図6ハ)。
【0026】なお、変調は応答遅れを勘案して、時間軸
で変調波形が速度波形より先行するよう位相を早めて適
用する。図5(ハ)は、このときのRGB光それぞれの
露光時間と画素ピッチおよび画素ラインの関係を示した
ものであり、調整前と調整後とで変わらない。図5
(ニ)はこれを(ロ)の図に合成したものである。ま
た、図6(ニ)は同様にこれを図(ハ)に合成したもの
である。図5(ニ)と図6(ニ)を対比すると明らかな
ように、調整前では、RGB光のどれについても第1と
第2の露光時ではステップモーター2の速度に大きな差
があるのに対して、調整後ではRGB光のどれをとって
も第1の露光時と第2の露光時とでステップモーターの
速度にほとんど差がない。したがって、図5(ニ)の場
合には、第1の画素ラインと第2の画素ラインとで濃淡
や色調の差があるが、図6(ニ)の場合にはほとんどな
い。
【0027】リードスクリュー回転レベルでの変調デー
タ(“うねり”に関する変調データ)は、モーター回転
レベルの場合と同様に、図7(イ)のような速度変動波
形17に対して同図(ロ)のように速度変動波形を逆転
した波形18となる電圧である。なお、図7(イ)の速
度変動波形17は、ヘッド移動速度の変動として記載さ
れており、リードスクリュー5の速度変動波形にモータ
ー回転レベルの速度変動波形が重畳されている。そし
て、前記(イ)の速度変動波形17は、“うねり”に関
する変調データを供給することにより、出力パルスの時
間間隔が調整されて同図(ハ)のようなほとんど“うね
り”のない波形19となる。このため、位置が異なる画
素ラインの間における濃淡や色調の差は、リードスクリ
ューの回転レベルでも大きく改善される。
【0028】したがって、モーター回転レベルとリード
スクリュー回転レベルの変調データを合わせて用いれ
ば、ヘッドの移動はほとんど平坦となり、各画素ライン
は基本とする条件を同じにして形成されるので、画像全
体で濃淡、色調の差が周期的に生じることによる、小ピ
ッチのあるいはこれに大ピッチのものが重なって現れる
縞模様の発生はない。
【0029】以上、実施形態として、ステップモーター
1回転で2本の画素ラインを形成する場合であって、か
つ、ステップモーター2の1回転における速度変動とリ
ードスクリューの1回転をそれぞれ単位とした変調デー
タによってパルスの時間幅を調整する速度変動について
説明したが、この発明は、ステップモーター2の速度変
動にともなうヘッド1の速度変動を、ステップモーター
2へ供給するパルスの周波数をステップモーター2の速
度変動を解消する方向に変調してヘッドの移動を均一に
するので、基本的にステップモーター2の回転と関係な
く画素ピッチを設定することができる。しかも、画像に
縞模様が現れることがない。
【0030】前記のモーター回転レベルでの変調データ
だけ、あるいは、リードスクリュー回転レベルの変調デ
ータだけを用いてもヘッドの移動速度はかなり改善され
実効がある。ちなみに速度変動を完全になくすことが困
難であっても20%ある速度変動を5%程度に緩和する
と濃淡や色調の差に基づく縞模様は目障りとならない程
度にほとんど解消される。
【0031】また、前記の実施形態はステップモーター
の10回転でリードスクリュー1回転、送りピッチ1m
mとしているが、送りピッチを2mmとすると“うね
り”の波長は2倍の長さになり、速度変動の程度が緩や
かになって、“うねり”による縞模様が現れにくくなる
傾向がある。したがって、“うねり”による縞模様の解
消には、リードスクリュー5の送りピッチを大きくする
ことも効果的である。
【0032】
【発明の効果】濃淡や色調の差による縞模様のない画像
を形成することができる。画素ピッチの設定に自由度が
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステップモーターの回転と画素ピッチ及びモー
ターの速度変動を示す図(モーター回転レベル)。
【図2】モーターの速度変動とリードスクリューの速度
変動(“うねり”)を示した図(リードスクリューの回
転レベル)。
【図3】光ヘッドとヘッド駆動機構の部分を示す斜視
図。
【図4】ヘッド駆動の機構を示すブロック図。
【図5】(イ)は、ステップモーター1回転における通
常のパルス信号の配列。(ロ)はこの場合におけるステ
ップモーター1回転における速度変動の波形。(ハ)
は、画素ラインを形成するRGB光それぞれの露光時間
と画素ピッチの説明図、(ニ)は、(ロ)図と(ハ)図を
合成した図。
【図6】(イ)は、ステップモーター1回転における変
調後のパルス信号の配列。(ロ)はこの場合における変
調データの電圧波形。(ハ)は、変調後のステップモー
ター1回転における速度変動の波形。(ニ)は、(ハ)図
に画素ラインを形成するRGB光それぞれの露光時間を
合成した図。
【図7】(イ)はリードスクリューの1回転におけるヘ
ッド移動速度の変動を示した図。(ロ)は、この場合に
おける変調データの電圧波形。(ハ)は、変調後のヘッ
ド移動速度の波形。
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 ステップモーター 3 ウォームギア 4 はすば歯車 5 リードスクリュー 6 ガイドレール 7 感光体 8 LED 9 導光板 10 液晶シャッター 11 レンズアレー 12 回転速度検出用のセンサー(リードスクリュー) 13 回転速度検出用のセンサー(モーター軸) 14 ステップモーターの速度変動を示す波形(調整
前) 15 変調データの電圧波形(モーター回転レベル) 16 ステップモーターの速度変動を示す波形(調整
後) 17 ヘッド移動速度の変動を示す波形(リードスクリ
ューの回転レベル・調整前) 18 変調データの電圧波形(リードスクリューの回転
レベル) 19 ヘッド移動速度の変動を示す波形(調整後)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づき感光体上に光を照射
    して画像を形成するプリンタであって、画像データに基
    づき、RGB光を時分割で照射し1回のRGB光の照射
    で感光体上に1画素ラインを形成することを周期的に繰
    り返す光ヘッドを備えるとともに、感光体と光ヘッドと
    の少なくとも一方を他方に対して移動させるステップモ
    ーターを有し、前記感光体または前記光ヘッドの移動速
    度を一定とするように、ステップモーターに供給するパ
    ルス信号の時間幅を変化させたことを特徴とする光プリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記感光体または前記光ヘッドの移動速
    度を、モーター1回転における速度変動に対応させて一
    定とするように、ステップモーターに供給するパルス信
    号の時間幅を変化させたことを特徴とする請求項1に記
    載の光プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記感光体または前記光ヘッドの移動速
    度を、モーター1回転における速度変動とステップモー
    ターによって駆動回転されるリードスクリューの1回転
    における速度変動を合成した速度変動に対応させて一定
    とするように、ステップモーターに供給するパルス信号
    の時間幅を変化させたことを特徴とする請求項1に記載
    の光プリンタ。
  4. 【請求項4】 1画素ラインを形成する時間は、ステッ
    プモーターに供給する出力パルスの1パルス時間の整数
    倍としてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1つに記載の光プリンタ。
  5. 【請求項5】 光ヘッドは、LED光源と液晶光シャッタ
    ーとを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1つに記載の光プリンタ。
  6. 【請求項6】 少なくとも光ヘッドによる照射が行われ
    ている間は光ヘッドの移動が連続していることを特徴と
    した請求項1〜5の何れか1つに記載の光プリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535000A (ja) * 2005-03-23 2008-08-28 マイクロスキャン・システムズ・インコーポレーテッド 光源とイメージ・センサを使用する焦点合せシステム
JP2011240556A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Katsuragawa Electric Co Ltd 露光装置

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