JP2003291013A - スローアウェイ式ドリル - Google Patents

スローアウェイ式ドリル

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JP2003291013A JP2002094924A JP2002094924A JP2003291013A JP 2003291013 A JP2003291013 A JP 2003291013A JP 2002094924 A JP2002094924 A JP 2002094924A JP 2002094924 A JP2002094924 A JP 2002094924A JP 2003291013 A JP2003291013 A JP 2003291013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削ヘッド部を堅固に固定でき且つ破損を防
止できるスローアウェイ式ドリルを提供する。 【解決手段】 切削ヘッド部5又は工具本体2の一方に
嵌合部が設けられ、他方に前記嵌合部と嵌合可能な受け
部が設けられ、前記嵌合部は、軸線方向に突出する軸部
と、該軸部の対向する側面にそれぞれ設けられた連結面
16と、その近傍に設けられたトルク伝達部18とを備
え、前記受け部は、前記軸部を嵌合する凹部と、該凹部
内に対向して形成され前記軸部の各連結面16にそれぞ
れ係合する当接面23と、その近傍に設けられ前記トル
ク伝達部18に嵌合して回転力を伝達するトルク受け部
24とを備え、前記嵌合部と前記受け部とを嵌合させた
状態で、前記軸部に締結ボルトを側方から圧接させるこ
とによって、工具本体2に切削ヘッド部5を固定させる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切刃を有する切
削ヘッド部を工具本体に交換可能に装着できるようにし
たスローアウェイ式ドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切刃を有する切削ヘッド部を工具
本体に交換可能に装着できるようにしたスローアウェイ
式ドリルとして、例えば実用新案登録第3054444
号公報に記載されたものがある。このスローアウェイ式
ドリルは、ドリルの先端側領域からなる切削ヘッド部と
工具シャンクの相互の連結部において、工具シャンクに
弾性スリットを設け、弾性スリットの両側に対向する連
結用の一対の凹面状固定壁とトルクを切削ヘッド部に伝
達する一対のトルク伝導壁とをそれぞれ形成し、切削ヘ
ッド部には工具シャンクの固定壁に係合する一対の凸面
状固定壁と、工具シャンクのトルク伝導壁に嵌合する一
対のトルク伝導壁とを有している。対向する凹面状固定
壁の最小の間隔は凸面状固定壁の幅より広く設定されて
いる。そして工具シャンクに切削ヘッド部を連結するに
当たって、工具シャンクの凹面状固定壁の間隙に切削ヘ
ッド部の凸面状固定壁を通過させるようにして両固定壁
を同軸で直交させ、次に切削ヘッド部を工具本体の回転
方向と逆方向に回転させると、工具シャンク部のトルク
伝導壁に切削ヘッド部のトルク伝導壁が当接すると共に
凸面状固定壁と凹面状固定壁とが結合する。両固定壁の
結合は工具本体の弾性スリットを弾性変形させて広げつ
つ行い、これによって切削ヘッド部と工具シャンクとが
弾性的に結合されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造では切削ヘッド部と工具シャンク部の結合は弾
性スリットによる弾性的な結合でのみ行われるために、
両者の結合力が小さく、穴明け加工時に大きな切削負荷
がかかると、切削ヘッド部がずれたり外れたりし易く、
穴加工精度が低下したり、工具破損の原因になり易いた
めに加工コストの増大につながるという問題がある。ま
た、トルク伝導壁に加わる力が、切削ヘッド部に不利な
方向に作用すると、切削ヘッド部の破損の原因になり易
いため、上記同様加工コストの増大につながるという問
題がある。この発明は、このような実情に鑑み、切削ヘ
ッド部の着脱が容易で堅固に固定でき且つ破損を防止で
き、更にドリル製作コストを抑えることができるスロー
アウェイ式ドリルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、切刃が設けられた切削
ヘッド部を工具本体に着脱可能に装着してなるスローア
ウェイ式ドリルにおいて、前記切削ヘッド部又は前記工
具本体の一方に嵌合部が設けられ、他方に前記嵌合部と
嵌合可能な受け部が設けられ、前記嵌合部は、軸線方向
に突出する軸部と、該軸部の対向する側面にそれぞれ設
けられた連結面と、該連結面の近傍に設けられたトルク
伝達部とを備え、前記受け部は、前記軸部を嵌合する凹
部と、該凹部内に対向して形成され前記軸部の各連結面
にそれぞれ係合する当接面と、該当接面の近傍に設けら
れ前記トルク伝達部に嵌合して回転力を伝達するトルク
受け部とを備え、前記嵌合部と前記受け部とを嵌合させ
た状態で、前記軸部に締結ボルトを側方から圧接させる
ことによって、前記工具本体に前記切削ヘッド部を固定
することを特徴とする。工具本体2に工具本体に切削ヘ
ッド部を固定するに当たり、凹部の対向する当接面の間
隙に切削ヘッド部の連結面を向けて相対的に挿入し、各
一対の当接面と連結面が互いに交差する状態で切削ヘッ
ド部を工具本体の回転方向と逆方向に相対的に回転さ
せ、トルク伝達部がトルク受け部に整合すると共に連結
面が当接面に係合した状態で軸部に締結ボルトを側方か
ら圧接させることで、前記工具本体に前記切削ヘッド部
を堅固に固定させることが可能となる。
【0005】また、請求項2に記した発明は、前記連結
面又はこれに対応する前記当接面の一方に前記トルク伝
達部として段差部が形成され、他方に前記トルク受け部
として受け段部が形成され、前記段差部及び前記受け段
部は、前記切削ヘッド部又は前記工具本体の外周に沿う
方向で、且つ、その外側端を回転方向に向けるように傾
斜して配置されていることを特徴とする。このように構
成することで、工具本体が回転して切削ヘッド部に駆動
力を伝達する時に、軸線に対向して設けられる各段差部
及び受け段部間には、駆動力によって切削ヘッド部の径
方向内側に向かう分力が発生し、切削ヘッド部に対し圧
縮方向に作用する。
【0006】また、請求項3に記した発明は、前記連結
面又はこれに対応する前記当接面の一方に前記トルク伝
達部として座付きボルトが設けられ、他方に前記トルク
受け部として前記座付きボルトの座受け部が形成される
ことを特徴とする。このように構成することで、切削ヘ
ッド部又は工具本体に形成されるトルク伝達のための突
出部分を廃止することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は本発明に係るスローアウェイ式
ドリルの側面図、図2はその平面図である。図1に示す
ように、本実施の形態によるスローアウェイ式ドリル
(以下、ドリルということがある)1は、工具本体2が
シャンク部3と刃部4とからなる略棒状を呈しており、
刃部4の先端には、テーパ状の先端面7に一対の切刃8
を有するスローアウェイタイプの切削ヘッド部5が交換
可能に装着されている。刃部4の外周面4aには、2つ
の切屑排出溝6,6及びそれらに隣接するランド部1
0,10がドリル本体の回転軸線Oを中心に対向して回
転対称に形成されており、回転軸線O回りにねじれてい
る。工具本体2の内部には、回転軸線Oに沿って、好ま
しくは同軸上に、工具本体2の基端側(同図においては
下方側)から切削ヘッド部5に向かって油孔28が形成
されている。この油孔28は切削ヘッド部5に到達しな
い途中位置で複数(本実施の形態においては2つ)に分
岐され、各分岐油孔28a,28aはそれぞれ外周側に
延びて切削ヘッド部5近傍のランド部10,10外周面
に設けられた油溝28b,28bに開口している。
【0008】図2に示すように、切削ヘッド部5におい
て、各切屑排出溝6,6の回転方向(図中矢印Rで示
す)を向く先端側の壁面と先端面7との各交差稜線部に
一対の切刃8,8が形成されている。尚、凹面部5b,
5bは前記油溝28b,28bの一部を構成しており、
穴あけ加工時に切削部への直接給油を可能にしている。
上述の基本構成を備えたドリル1は、図1に示すよう
に、スローアウェイタイプの切削ヘッド部5に設けられ
た後述する嵌合部14と、工具本体2に設けられた後述
する受け部20とが嵌合することで相互に固着可能とさ
れており、更に、工具本体2に締結ボルト30,30を
側方から締め込んで切削ヘッド部5の嵌合部14に圧接
させることで、工具本体2に切削ヘッド5を堅固に固定
している。
【0009】図3は切削ヘッド部5の平面図、図4はそ
の側面図である。図3に示すように、切削ヘッド部5
は、回転軸線Oの両側に回転対称に形成された一対のヘ
ッドランド部10a,10aが設けられ、これらヘッド
ランド部10a,10aに隣接して略凹曲面状の一対の
凹側面6a,6aが形成されている。 ヘッドランド部
10a,10aは前記ランド部10,10の一部を構成
しており、凹側面6a,6aは切屑排出溝6,6の一部
を構成している。先端面7は回転軸線Oを中心とした概
略テーパ状に形成され、回転軸線O付近から径方向外側
に延びる一対の前記切刃8,8と、各切刃8の回転方向
後方に順次設けられた逃げ面11とシンニング面12と
を有している。尚、図中矢印Rは回転方向を示す。
【0010】図4に示すように、切削ヘッド部5の先端
面7の反対側の面(基端面5a)には、工具本体2と嵌
合するための嵌合部14が設けられている。この嵌合部
14は、回転軸線Oと同軸上で基端面5aから略テーパ
状に突出する軸部15と、この軸部15のヘッドランド
部10a,10a方向の外側面を略円錐台周面形状に形
成してなる一対の連結面16,16とを備えている。
尚、軸部15の工具本体2側の端面を下端面15aとす
る。
【0011】また、嵌合部14は、基端面5aを先端面
7側に切り欠いて形成される段差部18を備えている。
この段差部18は、駆動力を伝達するための径方向に延
びる傾斜面18aと、その周方向両側に位置する肉厚部
18b及び肉薄部18cとを有している。ここで、図3
に示すように、肉厚部18bは、肉薄部18cに対して
ドリル1の回転方向前方に位置している。また、段差部
18はヘッドランド部10a,10aの裏面に一対設け
られ、各々回転軸線Oの両側に180°回転対称に形成
されている。尚、同図においては、図示都合上一方の段
差部18のみに符号を付す。更に、段差部18,18
は、切削ヘッド部5の外周に沿う方向で、且つ、その外
周側を回転方向に向けるように傾斜して配置されてい
る。
【0012】図5は工具本体2の先端部分の平面図、図
6はその側面図である。図5に示すように、工具本体2
の刃部4には、切屑排出溝6,6に隣接して、回転軸線
Oの両側に回転対称に形成された一対の本体ランド部1
0b,10bが設けられており、この本体ランド部10
b,10bはヘッドランド部10a,10aと共にラン
ド部10,10を構成している。尚、図中矢印Rは回転
方向を示す。
【0013】図6に示すように、工具本体2の先端面2
aには、切削ヘッド部5を嵌合させるための受け部20
が設けられている。この受け部20は、工具本体2の先
端面2aを工具本体2の基端側(同図においては下方
側)に向けて切り欠いた凹部22と、この凹部22の本
体ランド部10b,10b方向の内側面を前記連結面1
6に対応した略円錐台形状の凹面に形成してなる一対の
当接面23,23とを備えている。尚、凹部22の底面
を底面22aとする。また、当接面23,23に隣接す
る一対の対向領域が切屑排出溝6,6で切除され、外部
に開放された一対の側部開口部22b,22bをなして
いる。本体ランド部10b,10bには、締結ボルト3
0を締め込むためのねじ孔29,29が、回転軸線Oの
両側に回転対称に形成されている。このねじ孔29,2
9は、本体ランド部10b,10bの外周面から回転軸
線Oに向かって、当接面23,23と略垂直に交差する
ように下方に傾斜して形成されている。尚、回転軸線O
の周囲に形成される穿孔は工具本体2加工時の芯出し孔
である。
【0014】また、受け部20は、先端面2aに突出成
形され切削ヘッド部5の段差部18と凹凸嵌合して工具
本体2の駆動力を切削ヘッド部5に伝達して一体回転さ
せるための受け段部24を備えている。この受け段部2
4は駆動力を伝達するための径方向に延びる傾斜面(垂
直面でもよい)24aとその周方向両側に位置し切削ヘ
ッド部5側に比較的突出する上面部24bと上面部24
bより低い位置の底面部24cとを有している。ここ
で、図7に示すように、上面部24bは底面部24cに
対してドリル1の回転方向後方に位置している。また、
これら一対の受け段部24は本体ランド部10b,10
bの先端面2a上に一対設けられ、各々回転軸線Oの両
側に180°回転対称に形成されている。尚、同図にお
いては、図示都合上一方の受け段部24のみに符号を付
す。また、凹部22の上部開口部22cは受け段部24
の底面24cと同一高さにあり、上面部24bはこれよ
り一段高い位置にある。更に、受け段部24,24は、
工具本体2の外周に沿う方向で、且つ、その外周側を回
転方向に向けるように傾斜して配置されている。
【0015】ここで、図5において、対向する凹曲面状
の一対の当接面23,23間の上部開口部22cにおけ
る最小距離をD1とし、底面22aにおける最小距離を
D2とした場合、D1<D2となる。また、図3におい
て、切削ヘッド部5の基端面5aにおける各連結面16
の幅をP1とし、軸部15の下端面15aにおける各連
結面16の幅をP2とした場合、P1<P2となる。し
かも連結面16の幅P1は、凹部22の上部開口部22
cの幅D1よりわずかに小さく、幅P2は幅D2よりわ
ずかに小さく設定されている。そのため、凹部22の側
部開口部22b,22b間を通して、切削ヘッド部5の
軸部15が連結面16を前方に向けて凹部22内に挿入
離脱可能となっている。
【0016】本実施の形態によるドリル1は上述の構成
を有しており、次にこのドリル1の工具本体2に切削ヘ
ッド部5を装着する手順について説明する。図7は、工
具本体2に切削ヘッド部5を装着する際の途中段階を示
す平面図、図8は装着完了状態を示す平面図である。先
ず、図7に示すように、具本体2の受け部20における
側部開口部22bに切削ヘッド部5の軸部15の連結面
16を向けて、図中両矢印Aに沿って凹部22内に挿入
する。切削ヘッド部5の軸部15の回転軸線Oと工具本
体2の回転軸線Oとがほぼ一致した時点で、切削ヘッド
部5のヘッドランド部10a,10aと工具本体2の本
体ランド部10b,10bとが互いに略直交し、且つ、
各一対の当接面23,23と連結面16,16とが互い
に略直交した状態となる。この時、軸部15の一対の連
結面16,16はそれぞれ凹部22の側部開口部22
b,22bに位置している。
【0017】そして、工具本体2の受け部20に対して
切削ヘッド部5を工具本体2の回転方向と逆の方向(図
中矢印R’で示す)に回転させると、図8に示すよう
に、軸部15の連結面16,16が略90°回転して凹
部22の各当接面23,23に内側で重なり、面接触し
て係合する。同時に、切削ヘッド部5の段差部18も略
90°回転して、その傾斜面18aが側面図に示すよう
に受け部20の受け段部24の傾斜面24aに接合す
る。この状態で切削ヘッド部5のランド部10a,10
aは工具本体2のランド部10b,10bに精密に重な
り、ドリル1として切屑排出溝6,6とランド部10,
10とが工具本体2から切削ヘッド部5まで滑らかに螺
旋状に連結されて一体化される。最後に、図9に示すよ
うに、締結ボルト30,30を工具本体2のねじ孔2
9,29に螺合させ締め付けて、当接面23,23と係
合される切削ヘッド部5の連結面16,16に締結ボル
ト30,30を圧接させることによって、各連結面16
と各当接面23とを、また、各段差部18と各受け段差
部24とを嵌合させた状態で、工具本体2に切削ヘッド
部5が堅固に固定される。この時、ねじ孔29,29は
当接面23,23と略垂直に形成されているため、ボル
ト30,30を連結面16,16にしっかり圧接させる
ことができと共に、ねじ孔29,29は下方に傾斜して
形成されているため、ボルト30,30を締め込むと連
結面16,16を介して切削ヘッド部5が工具本体2に
押し付けるように作用するため、工具本体2に切削ヘッ
ド部5がより堅固に固定される。以上の手順によってド
リル1に切削ヘッド部5が装着される。
【0018】このドリル1を用いて穴あけ加工を行う場
合、図示しない工作機械のスピンドル軸を介して工具本
体2に伝達された駆動力が、受け段部22から段差部1
8に伝達されることによって切削ヘッド部5が回転す
る。この時、受け段部22及び段差部18は、切削ヘッ
ド部5又は工具本体2の外周に沿う方向で、且つ、その
外周側を回転方向に向けるように傾斜して配置されてい
るため、回転軸線Oに対向して設けられる各段差部18
及び受け段部22間には、駆動力によって切削ヘッド部
5の径方向内側に向かう分力が発生し、回転軸線Oに回
転対称に形成された他方の段差部18及び受け段部22
間に同様に発生する径方向分力と共に、切削ヘッド部5
を圧縮するように作用する。従って、上記径方向分力が
切削ヘッド部5を引っ張るように作用する場合と比べ
て、特に工具鋼のような堅い鋼材の場合は強度的に有利
となり、切削ヘッド部5の耐久性を向上させることがで
きる。そして、ドリル1が回転軸線O回りに一体回転
し、切刃8,8によって被削材の穴加工が行われ、切刃
8で生成された切屑は切屑排出溝6を通して基端側に排
出される。加工によって切刃8が摩耗したり欠損して交
換が必要な場合には、上述の装着工程と逆の手順で切削
ヘッド部5を取り外し、他の切削ヘッド部5を上述と同
一の手順で装着すればよい。
【0019】上述のように本実施の形態によれば、切削
ヘッド部5を工具本体2に堅固に固定することができ、
ドリル1による穴あけ加工時に高い負荷が切刃8を通し
て切削ヘッド部5にかかっても切削ヘッド部5がずれた
り外れたりすることがなく、振動を抑えて穴加工精度が
精密である上に工具寿命を向上させることができる。ま
た、駆動力によって切削ヘッド部5の径方向内側に向か
う分力が発生し、切削ヘッド部5に対し圧縮方向に作用
するため、径方向分力が切削ヘッド部5に対し引張方向
に作用する場合と比べて強度的に有利となり、切削ヘッ
ド部5の耐久性を向上させることができる。
【0020】次に、上記実施の形態の変形例について説
明する。以下、主として上記実施の形態に対する差異部
分のみを説明する。また、上記実施の形態と同一部品に
は同一符号を付し、その説明を省略する。本変形例によ
るスローアウェイ式ドリル101は、工具本体102に
切削ヘッド部105が着脱可能に装着されるものであ
る。図10はこの変形例における工具本体102の平面
図、図11はその正面図である。図10に示すように、
工具本体102には、切屑排出溝6,6に隣接して回転
軸線Oの両側に回転対称に形成された一対の本体ランド
部10b,10bが形成されている。尚、図中矢印Rは
ドリル101の回転方向を示す。
【0021】図11に示すように、工具本体102の先
端面2aには、切削ヘッド部105を嵌合させるための
受け部120が設けられている。この受け部120は、
凹部22と、当接面23,23とを備えており、その当
接面23,23の近傍には、工具本体102の駆動力を
切削ヘッド部105に伝達して一体回転させるための座
付きボルト130,130が、回転軸線Oの両側に回転
対称に取り付けられている。この座付きボルト130,
130は、前記ねじ孔29,29のドリル回転方向後方
部に、本体ランド部10b,10bの外周面から径方向
に形成されるねじ孔129,129に締め込まれて固定
される。各座付きボルト130は、その座部131の一
部を工具本体102の先端面2aから上方(切削ヘッド
部5側)に突出させるように取り付けられている。ここ
で、先端面2aは回転軸線Oに垂直な平面であり、各座
付きボルト130の座部131のみがこの先端面2aか
ら上方に突出している。ねじ孔129,129の本体ラ
ンド部10b,10bの外周面側には、外周面を切除し
て座部131形状に適合するボルト座面132,132
を形成している。ここで、各ボルト座面132の切除深
さは、座付きボルト130を取り付けた状態で、その座
部131が工具本体102の外周面から突出せず且つで
きるだけ外周面側に位置するように設定されている。ま
た、各ボルト座面132のドリル101の回転方向後方
部から切屑排出溝6まで、本体ランド部10bの外周面
がボルト座面132と同一面で且つ座部131の下端高
さで一定に切除されている。尚、各座付きボルト130
の首下長さは、座付きボルトを締め込んでもその首下先
端が凹部22の当接面23から突出しないように設定さ
れている。また、各油溝28bは、座付きボルト130
に給油経路を塞がれないように、締結ボルト30の取り
付け位置付近に設けられている。
【0022】図12はこの変形例における切削ヘッド部
105の平面図、図13はその正面図である。図12に
示すように、切削ヘッド部105には、回転軸線Oの両
側に回転対称に形成された一対のヘッドランド部10
a,10a及びこれらに隣接する凹側面6a,6aが形
成されている。尚、図中矢印Rはドリル101の回転方
向を示す。
【0023】図13に示すように、切削ヘッド部105
の基端面5aには、工具本体102と嵌合するための嵌
合部114が設けられている。この嵌合部114は、軸
部15と、連結面16,16とを備えており、その連結
面16,16の近傍には、工具本体102に取り付けら
れた座付きボルト130,130の座部131,131
に整合する座受け部133,133が形成されている。
各座受け部133は、ヘッドランド部10aの外周面
を、座部131と干渉しないように前記ボルト座面13
2より深く切除して形成されている。また、各座受け部
133は、一端側が座付きボルト130の座部131に
整合するように弧状に形成され、他端側は工具本体10
2への装着時において座付きボルト130の座部131
の受け入れを可能とするため開放されている。つまり、
ドリル101の回転方向後方部から凹側面6aまで、ヘ
ッドランド部10aの外周面が座受け部132と同一面
で且つ座部131の突出高さで一定に切除されているの
である。尚、凹面部5a,5aは、工具本体102の油
溝28b,28bに対応する位置に移動して設けられて
いる。
【0024】以上の構成を有する本変形例の切削ヘッド
部105を工具本体102に装着する際は、上述した実
施の形態の装着手順と同様に、切削ヘッド部105の当
接面23,23間に工具本体102の連結面16,16
を略直交する方向で挿入し、切削ヘッド部105と工具
本体102との回転軸線Oとがほぼ一致した時点で切削
ヘッド部105を工具本体102に対しドリル101の
回転方向と逆方向に略90°回転させると、図14に示
すように切削ヘッド部105の嵌合部114と工具本体
102の受け部120とが嵌合し、同時に、各座付きボ
ルト130の座部131が、座受け部133にドリル1
01の回転方向後方から侵入して、図14の側面図に示
すように座部131と座受け部133とが整合する。
【0025】この状態で工具本体102と切削ヘッド部
105とが一体化されてドリル101を形成し、最後に
図15に示すように、締結ボルト30,30を工具本体
102のねじ孔29,29に螺合させ締め付けて、当接
面23,23と係合される切削ヘッド部105の連結面
16,16に締結ボルト30,30を圧接させることに
よって、工具本体102に切削ヘッド部105が堅固に
固定される。
【0026】上述のように本実施の形態の変形例によれ
ば、前記実施の形態に記載した効果に加え、工具本体1
02の先端面2aにトルク伝達のための突出部分を形成
せずに、工具本体102の外周面に座付きボルト130
を取り付けるためのねじ孔129及びボルト座面132
を形成するだけで済み、工具本体102の製造時におけ
る加工工数を減少し、且つ、工具材料の歩留まりを向上
させることができる。
【0027】尚、本発明は上記実施の形態に限られるも
のではなく、例えば切削ヘッド部5,105の基端面5
aに工具本体2,102と嵌合するための受け部20,
120を設け、工具本体2,102の先端面2aに切削
ヘッド部5,105を嵌合させるための嵌合部14,1
14を設けても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるドリル
では、切削ヘッド部の嵌合部は、軸線方向に突出する軸
部と、該軸部の対向する側面にそれぞれ設けられた連結
面と、その近傍に設けられたトルク伝達部とを備え、工
具本体の受け部は、軸部を嵌合する凹部と、該凹部内に
対向して形成され軸部の各連結面にそれぞれ係合する当
接面と、その近傍に設けられ前記トルク伝達部に嵌合し
て回転力を伝達するトルク受け部とを備え、前記嵌合部
と前記受け部とを嵌合させた状態で、軸部に締結ボルト
を側方から圧接させることによって、前記工具本体に前
記切削ヘッド部を固定させるようにしたため、凹部内の
当接面の間隙に切削ヘッド部の連結面を挿入して工具本
体の回転方向と逆方向に回転させて軸部に締結ボルトを
側方から圧接させると、工具本体と切削ヘッド部が堅固
に固定し、穴あけ加工時等に両者がずれたりすることが
なく振動を抑えて高精度な加工を行えて長寿命が得られ
る。
【0029】また本発明において、前記連結面又はこれ
に対応する前記当接面の一方に前記トルク伝達部として
段差部が形成され、他方に前記トルク受け部として受け
段部が形成され、前記段差部及び前記受け段部は、前記
切削ヘッド部又は前記工具本体の外周に沿う方向で、且
つ、その外側端を回転方向に向けるように傾斜して配置
されているスローアウェイ式ドリルでは、駆動力によっ
て切削ヘッド部の径方向内側に向かう分力が発生し、切
削ヘッド部に対し圧縮方向に作用するため、径方向分力
が切削ヘッド部に対し引張方向に作用する場合と比べて
強度的に有利となり、切削ヘッド部の耐久性を向上させ
ることができる。
【0030】更に本発明において、前記連結面又はこれ
に対応する前記当接面の一方に前記トルク伝達部として
座付きボルトが設けられ、他方に前記トルク受け部とし
て前記座付きボルトの座受け部が形成されるスローアウ
ェイ式ドリルでは、切削ヘッド部又は工具本体に形成さ
れるトルク伝達のための突出形状を座付きボルトによっ
て構成することが可能となるため、工具本体製造時にお
いて機械加工が単純になり、且つ、工具材料の歩留まり
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるスローアウェイ
式ドリルの側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるスローアウェイ
式ドリルの平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態における切削ヘッド部の
平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態における切削ヘッド部の
側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態における工具本体の先端
部分の平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態における工具本体の先端
部分の側面図である。
【図7】 工具本体に切削ヘッド部を装着する際の途中
段階を示す平面図である。
【図8】 工具本体に切削ヘッド部を装着した状態を示
す平面図である。
【図9】 工具本体に切削ヘッド部を装着した状態を示
す側面図である。
【図10】 本発明の実施の形態における変形例の工具
本体の先端部分の平面図である。
【図11】 本発明の実施の形態における変形例の工具
本体の先端部分の側面図である。
【図12】 本発明の実施の形態における変形例の切削
ヘッド部の平面図である。
【図13】 本発明の実施の形態における変形例の切削
ヘッド部の側面図である。
【図14】 変形例の工具本体に切削ヘッド部を装着し
た状態を示す平面図である。
【図15】 変形例の工具本体に切削ヘッド部を装着し
た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,101 スローアウェイ式ドリル 2,102 工具本体 5,105 切削ヘッド部 6 切屑排出溝 8 切刃 14,114 嵌合部 15 軸部 16 連結面 18 段差部(トルク伝達部) 20,120 受け部 22 凹部 23 当接面 24 受け段部(トルク受け部) 30 締結ボルト 130 座付きボルト(トルク伝達部) 133 座受け部(トルク受け部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切刃が設けられた切削ヘッド部を工具本
    体に着脱可能に装着してなるスローアウェイ式ドリルに
    おいて、 前記切削ヘッド部又は前記工具本体の一方に嵌合部が設
    けられ、他方に前記嵌合部と嵌合可能な受け部が設けら
    れ、 前記嵌合部は、軸線方向に突出する軸部と、該軸部の対
    向する側面にそれぞれ設けられた連結面と、該連結面の
    近傍に設けられたトルク伝達部とを備え、 前記受け部は、前記軸部を嵌合する凹部と、該凹部内に
    対向して形成され前記軸部の各連結面にそれぞれ係合す
    る当接面と、該当接面の近傍に設けられ前記トルク伝達
    部に嵌合して回転力を伝達するトルク受け部とを備え、 前記嵌合部と前記受け部とを嵌合させた状態で、前記軸
    部に締結ボルトを側方から圧接させることによって、前
    記工具本体に前記切削ヘッド部を固定することを特徴と
    するスローアウェイ式ドリル。
  2. 【請求項2】 前記連結面又はこれに対応する前記当接
    面の一方に前記トルク伝達部として段差部が形成され、
    他方に前記トルク受け部として受け段部が形成され、 前記段差部及び前記受け段部は、前記切削ヘッド部又は
    前記工具本体の外周に沿う方向で、且つ、その外側端を
    回転方向に向けるように傾斜して配置されていることを
    特徴とする請求項1記載のスローアウェイ式ドリル。
  3. 【請求項3】 前記連結面又はこれに対応する前記当接
    面の一方に前記トルク伝達部として座付きボルトが設け
    られ、他方に前記トルク受け部として前記座付きボルト
    の座受け部が形成されることを特徴とする請求項1記載
    のスローアウェイ式ドリル。
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