JP2003290471A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003290471A
JP2003290471A JP2002104191A JP2002104191A JP2003290471A JP 2003290471 A JP2003290471 A JP 2003290471A JP 2002104191 A JP2002104191 A JP 2002104191A JP 2002104191 A JP2002104191 A JP 2002104191A JP 2003290471 A JP2003290471 A JP 2003290471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤5には、その略中央
部において可変表示装置14が取着されている。可変表
示装置14は、液晶表示部20と、該液晶表示部20を
囲むようにして設けられたセンターフレーム21とを有
している。センターフレーム21の下部には、後方ステ
ージ部材が取着されるとともに、後方ステージ部材の前
方において前方ステージ部材が取着されている。前方ス
テージ部材は、遊技盤5及びセンターフレーム21の前
面より突出している。前方ステージ部材の左右両端部に
はクッション部が設けられている。そして、クッション
部を介して、遊技盤5を流下する遊技球Bが前方ステー
ジ部材の左右端部から導入され、後方ステージ部へと案
内される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
遊技機の一種として、遊技盤面上における遊技球の挙動
に起因して種々の遊技状態が導出されるパチンコ機が知
られている。このようなパチンコ機で遊技を行う遊技者
は、所定の遊技状態の導出を期待し、遊技盤面上の遊技
球の挙動に期待感を持って注目する。 【0003】近年、上記パチンコ機の遊技盤には、各種
中央装置(例えば表示装置等)が配設され、これにより
遊技球が動きうる遊技盤面上の遊技領域が狭められつつ
あった。このため、中央装置において、遊技者に遊技球
の挙動を視認させ興趣の向上を図るため、ステージ等の
球転動部を設けたパチンコ機も見受けられる。 【0004】しかし、遊技盤面上を流下する遊技球を球
転動部上へ案内する際、遊技球の流下する勢いが比較的
強い場合等においては、球転動部上でその勢いが弱まら
ず遊技球が暴れてしまう可能性があった。そのため、遊
技球が球転動部上から落下してしまったり、遊技球が球
転動部上をスムーズに転動していかないといった不具合
の発生するおそれがあり、ひいては遊技球が所定態様で
転動せず、遊技者にとっての興趣が低減されるおそれが
あった。 【0005】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、より確実に遊技球を所定態
様で転動させ、当該転動を遊技者に視認させ、興趣の飛
躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供することに
ある。 【0006】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。 【0007】手段1.遊技盤に所定の中央装置を備え、
当該中央装置に遊技球が転動可能な球転動部を備えてな
る遊技機であって、球転動部に又はその近傍に、遊技球
の乱動を整える整動手段を備えたことを特徴とする遊技
機。 【0008】上記手段1によれば、遊技球の乱動を整え
る整動手段を備えることにより、例えば遊技球をより安
定した態様で、球転動部等へ導いたり、球転動部上にお
いて転動させたりすることができるようになる。結果と
して、より確実に遊技球を所定態様で転動させ、当該転
動を遊技者に視認させることによって、遊技者にとって
の興趣の飛躍的な向上を図ることできる。 【0009】手段2.遊技盤に所定の中央装置を備え、
当該中央装置に遊技球が転動可能な球転動部を備えてな
る遊技機であって、球転動部の少なくとも一部に、当該
球転動部に案内される遊技球の乱動を整える整動手段を
備えたことを特徴とする遊技機。 【0010】上記手段2によれば、遊技球の乱動を整え
る整動手段を備えることにより、例えば遊技盤面上等か
ら球転動部へ落下してくる(案内される)遊技球の乱動
を整えることができ、球転動部上において遊技球をより
安定した態様で転動させることができる。結果として、
より確実に遊技球を所定態様で転動させ、当該転動を遊
技者に視認させることによって、遊技者にとっての興趣
の飛躍的な向上を図ることできる。 【0011】手段3.手段1又は手段2において、前記
球転動部は、前記遊技機の前後方向に対して、少なくと
も一部が前記遊技盤面より前方へ突出し、当該突出部分
の少なくとも一部に、前記整動手段を備えたことを特徴
とする遊技機。 【0012】上記手段3によれば、球転動部の突出部分
に整動手段を備えている。上記手段3のように球転動部
の少なくとも一部が突出した構成では、遊技球の乱動が
激しいく、その勢いが比較的強い状態で球転動部へと案
内されることが考えられ、前記問題点がさらに懸念され
るところであるが、さらに上記手段3の構成の下に、そ
のような不具合をより効果的に低減することができる。 【0013】手段4.手段1乃至手段3のいずれかにお
いて、前記整動手段は、遊技球の転動を許容する所定の
転動面を有し、当該転動面は所定方向に沿って傾斜して
いることを特徴とする遊技機。 【0014】上記手段4によれば、遊技球の勢いを所定
方向に沿って受け流すことができ、上記手段1乃至手段
3による効果がさらに高められる。 【0015】手段5.遊技盤に所定の中央装置を備え、
当該中央装置に遊技球が転動可能な球転動部を備えてな
る遊技機であって、前記遊技機の前後方向に対して、前
記球転動部の少なくとも一部を前記遊技盤面より前方へ
突出させ、当該突出部分の左右両端部の少なくとも一方
に、当該部分に案内される遊技球の乱動を整える整動手
段を備え、遊技球を前記遊技盤面から前記球転動部へ、
前記整動手段を介して導入できるよう構成したことを特
徴とする遊技機。 【0016】上記手段5によれば、遊技球の乱動を整え
る整動手段を備えることにより、例えば遊技盤面上等か
ら球転動部へ落下してくる(案内される)遊技球の乱動
を整えることができ、球転動部上において遊技球をより
安定した態様で転動させることができる。上記手段4の
ように球転動部の少なくとも一部が突出した構成では、
遊技球の乱動が激しいく、その勢いが比較的強い状態で
球転動部へと案内されることが考えられ、前記問題点が
さらに懸念されるところであるが、さらに上記手段4の
構成の下に、そのような不具合をより効果的に低減する
ことができる。結果として、遊技盤面上からの遊技球の
導入をより円滑にするとともに、球転動部においてより
確実に遊技球を所定態様で転動させ、当該転動を遊技者
に視認させることによって、遊技者にとっての興趣の飛
躍的な向上を図ることできる。 【0017】手段6.手段5において、前記中央装置の
左右方向に対して、少なくとも前記突出部分は、下に凸
となるよう略円弧状に湾曲し、前記整動手段は、遊技球
の転動を許容する所定の転動面を有し、当該転動面は前
記中央装置の左右方向の中央部に向かって下方へ傾斜し
ていることを特徴とする遊技機。 【0018】上記手段6によれば、遊技球の勢いを傾斜
に沿って受け流すとともに、球転動部へ遊技球を導入し
やすし、上記手段5による効果がさらに高められる。 【0019】手段7.手段1乃至手段6のいずれかにお
いて、前記整動手段を、中空形状としたことを特徴とす
る遊技機。 【0020】上記手段7によれば、中空形状とすること
により、整動手段に弾力性を持たせ、遊技盤面上等から
球転動部へ落下してくる遊技球の勢いを弱めることがで
き、上記手段1乃至手段6による効果をより確実に奏す
る。さらに、遊技球が球転動部に衝突等することにより
起こり得る当該球転動部が破損してしまうといった不具
合の発生を低減することができる。 【0021】手段8.手段7において、前記整動手段の
中空部は、その所定方向の断面形状が略平行四辺形状と
なっていることを特徴とする遊技機。 【0022】上記手段8によれば、中空部の断面形状が
略平行四辺形状となっていることにより、整動手段が比
較的変形しやすくなるため、整動手段の弾力性が増し、
上記手段1乃至手段7による効果がさらに高められる。
さらに前記所定方向の上方から流下してくる遊技球に対
してよりその効果は高まる。 【0023】手段9.手段1乃至手段8のいずれかにお
いて、前記球転動部の少なくとも一部と前記整動手段と
が樹脂により一体形成されていることを特徴とする遊技
機。 【0024】上記手段9によれば、部材点数の削減を図
ることができる。 【0025】手段10.手段1乃至手段9のいずれかに
おいて、前記中央装置は、識別情報を変動表示可能な可
変表示装置であって、前記球転動部は、前記可変表示装
置の周囲を囲むセンターフレームにおいて、前記可変表
示装置の表示部の前方かつ下方にあたる部分に設けられ
たステージ部であることを特徴とする遊技機。 【0026】手段11.手段1乃至手段10のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を遊技盤面上
に発射させ、遊技球が遊技盤を流下し、遊技盤に配設さ
れた入賞手段に入賞することに基づいて、所定条件が成
立した場合には特別遊技価値が付与される。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、パチンコ遊技機(以下、単
に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基
づいて詳細に説明する。 【0028】図1に示すように、パチンコ機1は、外枠
2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開
閉可能に支持された前面枠3とを備えている。 【0029】前面枠3の前面側には、一対のガラス板G
(図5参照)のはめ込まれたガラス扉枠4が開閉自在に
設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、
外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に装着されて
いる。 【0030】ガラス扉枠4の下方には、遊技球Bを貯留
するための球受皿としての上皿6が設けられている。ま
た、前面枠3の前面下部には、ほぼ中央部において球受
皿としての下皿7が設けられている。下皿7の側方に
は、遊技球発射用ハンドル8が設けられている。ハンド
ル8は図示しない遊技球発射装置に連結されており、遊
技者がハンドル8を回転させることにより、遊技球Bが
遊技球発射装置から発射される。 【0031】遊技盤5には、ルータ加工が施されること
によって複数の開口部が形成されており、各開口部に
は、普通入賞チャッカー11、中央装置としての可変入
賞装置12、入賞手段としての作動チャッカー13、可
変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されて
いる。 【0032】遊技盤5の一側部には、遊技球発射装置に
よって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する
内レール16a及び外レール16bが設けられている。
内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊
技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そし
て、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、この
アウト口17を通って図示しない球排出路へと案内され
る。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a
及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14
等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域
となっている。 【0033】さて、可変表示装置14は、液晶表示部2
0と、該液晶表示部20を囲むように設けられた特定遊
技部材としてのセンターフレーム21とを備えている。 【0034】液晶表示部20には、例えば左図柄列、中
図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図
柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されて
おり、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように
可変表示される。 【0035】より詳しくは、可変表示装置14の下方に
設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入賞するこ
とに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の図
柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合せ
が予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊技
価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生し、
可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態となり
(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球B
が入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12
は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い
状態になっている。 【0036】また、周知のとおり、前記普通入賞チャッ
カー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊
技球Bが入賞することに基づいて、上皿6又は下皿7に
対し所定数の景品球(遊技球B)が払い出される。ま
た、遊技盤5には、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調
整等するために多数の釘K(図1,5参照、但し便宜
上、図1では符号を省略する)が植設されているととも
に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。上記
釘や風車等によって本実施の形態における案内手段が構
成される。 【0037】次に、上述した可変表示装置14のセンタ
ーフレーム21について説明する。図2乃至図5に示す
ように、センターフレーム21は、遊技盤5の前面側に
配設される前ベース枠22と、遊技盤5の背面側に配設
される後ベース枠23とを備えている。 【0038】前ベース枠22及び後ベース枠23はそれ
ぞれ中央部が開口した枠体形状をなし、両ベース枠2
2,23が組付けられることによって、センターフレー
ム21は全体として前後方向に貫通した枠体形状となっ
ている。 【0039】前ベース枠22の背面側には背壁部24が
形成され、その中央部には略矩形状の窓部25が形成さ
れている。後ベース枠23の背面側にも、背壁部26が
形成され、その中央部には液晶表示部20に対応した略
矩形状の窓部27が形成されている。窓部27周辺とな
るセンターフレーム21の背面側(前ベース枠22及び
後ベース部23の背面側)には、図示しないLED等の
電飾部材が各種基板とともに取着されている。 【0040】後ベース枠23の前面側の開口周面部28
は、下辺部を除き、前記窓部25と略同一形状に形成さ
れ、両ベース枠22,23が組付けられた状態では、窓
部25及び開口周面部28の上辺部及び左右両側辺部が
それぞれ面一となる。なお、本実施の形態では、開口周
面部28の下辺部が窓部25の下辺部より低位置となる
ように構成されている。これは後述する後方ステージ部
材71を組付け易くするためであって、両下辺部が略同
一形状となるように構成してもよい。 【0041】前ベース枠22の上梁部30は、その上周
縁部が略円弧状となっており、その左右方向の中央部が
左右両端部より高くなっている。また、上周縁部の左右
両側には、当該上周縁部より前面側に向けて突出する一
対の左右天井部31,32がそれぞれ一体的に設けられ
ている。なお、前ベース枠22の上梁部30、下梁部6
6、及び、左右両側辺部34,35の周縁部によって、
遊技盤5の前面側に当接する基部としてのいわゆるフラ
ンジ部が構成される。 【0042】上梁部30の前面側には上部流路部材36
が取着されている。上部流路部材36は前ベース枠22
の背面側よりネジ200,201により固定されてい
る。上部流路部材36は、全体として上に凸となる略円
弧形状をなし、その左右方向の中央部が左右両側部より
高くなっている。上部流路部材36は、左右天井部3
1,32にほぼ並行するように形成された底部37と、
底部37の前面側端部より上方へ延設された前面壁38
とを有している。 【0043】底部37の左右方向の中央部には、当該底
部37を左右に仕切る仕切部39が設けられている。左
右両天井部31,32と底部37との間隔、及び、上梁
部30の前面と前面壁38との間隔は少なくとも遊技球
Bが通過可能な大きさに構成されている。これにより、
センターフレーム21の上部には、遊技盤5上を流下し
てくる遊技球Bを上梁部30の略中央部から導入し、左
又は右側方へ案内することのできる上部流路40が形成
される(図4参照)。 【0044】なお、底部37は、左右天井部31,32
とほぼ並行するように形成されているとはいっても、中
央部から左右方向に向けて徐々にその傾斜角度が変化し
ていくようには形成されておらず、その傾斜角度が段階
的に変化していくように構成されている。詳しくは、中
央部付近では比較的緩やかな傾斜面が続き、左右端部近
傍において比較的傾斜のきつい傾斜面となっている。従
って、傾斜の緩やかな部分が比較的多くなり、上部流路
40へ導入された遊技球Bは、その転動速度が比較的速
くならないように左右方向へと案内される。 【0045】上梁部30の前面側には、上部流路部材3
6の下方において、図示しないLED用の第1レンズ4
1が設けられている。第1レンズ41の本体部は、上辺
部の左右方向の長さより下辺部の長さが短くなった正面
略台形状に形成されている。また、第1レンズ41の上
部周辺の形状と、上部流路部材36の中央下部の形状と
が略同一となっており、第1レンズ41は上部流路部材
36の中央下部に背面側より嵌入されている。第1レン
ズ41の左右両端部に突起部41aが形成されるととも
に、上部流路部材36の背面側には突起部41aに対応
する図示しない受部が形成されている。従って、上部流
路部材36により第1レンズ41が係止され、これによ
り第1レンズ41の前方及び下方への抜け落ちが防止さ
れている。 【0046】また、上記背壁部24の上辺部の前面側に
は、第1レンズ41の下方においてLED用の第2レン
ズ42が設けられている。第2レンズ42は、取付枠4
3とともに組付けられている。第2レンズ42は、複数
のLED等に対応するように複数の箱形レンズ44(本
実施の形態では4つ)が連接された構成となっている。
取付枠43には各箱形レンズ44の形状に対応した複数
の貫通孔45が形成されており、各箱形レンズ44が各
貫通孔45に対し、取付枠43の背面側より嵌入されて
いる。 【0047】第2レンズ42の左右両端部に突起部42
aが形成され、取付枠43の背面側には突起部42aに
対応する図示しない受部が形成されている。これによ
り、取付枠43により第2レンズ42が係止される。さ
らに、取付枠43の左右両端部近傍に突起部43aがそ
れぞれ形成され、上梁部30には、突起部43aに対応
するように前後方向に延びる溝46が設けられている。
そして、突起部43aにが溝46へそれぞれ前面側より
差し込まれることにより、取付枠43及び第2レンズ4
2が前ベース枠22に組付けられている。これにより、
取付枠43ひいては第2レンズ42の下方への抜け落ち
が防止されている。 【0048】また、上部流路部材36の背面側に突起部
43aに対応する図示しない受部が形成されている。こ
れにより、上部流路部材36により取付枠43が係止さ
れ、取付枠43ひいては第2レンズ42の前方への抜け
落ちが防止されている。 【0049】さて、上記左右両側辺部34,35の内周
面側には、一対の側部流路部材50,51がそれぞれ設
けられている。側部流路部材50,51は、横方向の断
面形状が凹型であって、左右両側辺部34,35の内周
面に沿って上下方向に延びた形状となっている。側部流
路部材50,51は、それぞれ凹型開口部が背面側を向
いている。なお、左右両側辺部34,35の内周面には
上下方向に沿って起伏が設けられており、当該起伏に対
応するように側部流路部材50,51は波形に曲折した
形状となっている。 【0050】側部流路部材50,51には、上端部にお
いてそれぞれ突片50a,51aが形成され、下端部に
おいて突片50b,51bがそれぞれ形成されている。
また、上記上梁部30には、突片50a,51aに対応
するように前後方向に延びる溝52が設けられ、同様に
上記左右両側辺部34,35の下端部には突片50b,
51bに対応する溝54が設けられている。そして、突
片50a,51aが溝52へ、及び、突片50b,51
bが溝54へそれぞれ前面側より差し込まれることによ
り、側部流路部材50,51が前ベース枠22に組付け
られている。 【0051】左右両側辺部34,35の前面側と側部流
路部材50,51の前面側とが面一となっている。ま
た、側部流路部材50,51の前面側には、「龍」の胴
部を模した鱗模様が付されている。 【0052】側部流路部材50,51の内側は、少なく
とも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。側
部流路部材50,51は、その凹型開口部の端部が上記
背壁部24の左右両側辺部にそれぞれ当接している。こ
れにより、側部流路部材50,51及び背壁部24の左
右両側部によって、遊技球Bを流下させる側部流路53
がセンターフレーム21の左右両側部に形成される(図
4、5参照)。 【0053】側部流路部材50,51の上端部の前面側
にはそれぞれ上開口部60が形成されている。上梁部3
0の前面側には、各上開口部60に対応するように、左
右両端部近傍において傾斜部61が設けられている。各
傾斜部61は、上部流路部材36の左右両端部から前記
各上開口部60に向けて傾斜している。 【0054】側部流路部材50,51の前面側上部には
「龍」の頭部を模した肩カバー63,64がそれぞれ取
着されている。各肩カバー63,64は、それぞれ各開
口部60の前方、上部流路部材36の左右両端部、及
び、傾斜部61を覆っている。なお、各肩カバー63,
64には、それぞれ上部流路部材36側において、突起
部63a,64aが形成され、上部流路部材36の背面
側には各突起部63a,64aに対応する図示しない受
部が形成されている。これにより、上部流路部材36に
より各肩カバー63,64が係止され、肩カバー63,
64の前方への抜け落ちが防止される。各肩カバー6
3,64の背面側には、それぞれ図示しない係合部が形
成され、当該各係合部はそれぞれ各上開口部60に係合
されるようになっている。 【0055】各肩カバー63,64の背面側には遊技球
Bが通過可能な流路63b,64bが形成されている
(図4参照)。この流路63b,64bの前面側の壁面
は、上記傾斜部61とほぼ並行するように形成されてい
る。流路63b,64bによって上部流路40と側部流
路53とが、遊技球Bが通過可能に連通する。 【0056】一方、側部流路部材50,51の下部に
は、相対向する面において、下開口部65が形成されて
いる。これにより、前ベース枠22の下梁部66の上面
部67へ側部流路53から遊技球Bが排出されるように
なっている。 【0057】上面部67は、左右方向に沿って湾曲して
おり、凹型の(下に凸となる)略円弧状となっている。
その左右方向の略中央部には、遊技球Bを上記作動チャ
ッカー13の方へ誘導可能な誘導溝68が形成されてい
る。誘導溝68の左右両側部には前方へ傾斜した排出傾
斜部69が形成されいる。 【0058】下梁部66の上方には後方ステージ部材7
1が設けられている。後方ステージ部材71は、半透明
の樹脂等により成形され、遊技球Bの転動を許容する後
方ステージ部72と、上記上面部67上の遊技球Bを視
認可能とする視認部73とを有する。 【0059】後方ステージ部72は、左右方向に沿って
湾曲しており、パチンコ機1の正面から見て凹型の略円
弧状となっている。後方ステージ部72は、その左右両
端部がそれぞれ上記左右両側辺部34,35に達するま
で左右方向に拡がっている。また、後方ステージ部72
の後端部は上記背壁部24の前面に当接している。 【0060】なお、後方ステージ部72の左右両端部に
はそれぞれ突片72aが形成され、これに対応するよう
に、前ベース枠22においては、窓部25の左右両側辺
の下端部に溝75がそれぞれ設けられ、後ベース枠23
においては、開口周面部28の左右両側辺の下端部に溝
76がそれぞれ設けられている。さらに、後方ステージ
部72の後端部の略中央部には突片72bが形成され、
これに対応するように、背壁部26には嵌入孔77が形
成されている。そして、各突片72aがそれぞれ溝7
5,76へ前面側より差し込まれるとともに、突片72
bが嵌入孔77に嵌合されることにより、後方ステージ
部72が両ベース枠22,23に組付けられている。 【0061】後方ステージ部72の左右方向の中央部に
は、前方に向けて下方へ比較的緩やかに傾斜した傾斜面
78が設けられている。傾斜面78が本実施の形態にお
ける特定傾斜面を構成する。傾斜面78は比較的左右の
幅が広く、その中央部には上記作動チャッカー13の方
へ遊技球Bを誘導可能な誘導路79が形成されている。
誘導路79の上流側の端部近傍には、その左右両側にお
いて一対の傾斜突部80,81が誘導路79に沿って設
けられている。各傾斜突部80,81は、それぞれ誘導
路79側に向けて上方へ傾斜している。各傾斜突部8
0,81の前後方向の幅は少なくとも遊技球Bの径より
広くなっている。 【0062】後方ステージ部72の左右両側部には、左
右方向へ延在する一対のリブ82,83が設けられてい
る。各リブ82,83の前後方向の位置は傾斜突部8
0,81の前面側端部に対応している。すなわち、背壁
部26と各リブ82,83との間隔が遊技球Bの径より
広くなっている。また、各リブ82,83の高さは、遊
技球Bの転動速度によっては、遊技球Bが当該リブ8
2,83を乗り越えることができるような比較的低くな
っている。 【0063】さて、上記視認部73は、後方ステージ部
72の前面側端部より下方へ延設されている。視認部7
3の前面は、下梁部66及び両側部流路部材50,51
と略面一となるように構成されている。視認部73の下
端部は、少なくとも左右両端部近傍において下梁部66
と当接している。また、下端部の略中央部には誘導溝6
8及び排出傾斜部69に対応するように凹部85が形成
されており、誘導溝68又は排出傾斜部69からの遊技
球Bの導出又は排出を可能とする。 【0064】後方ステージ部材71の前方には前方ステ
ージ部材90が連接されている。前方ステージ部材90
は、その上面に前方ステージ部93を有する。後方ステ
ージ部72及び前方ステージ部93により、本実施の形
態における球転動部又はステージ部が構成される。従っ
て、前方ステージ部93がステージ部の突出部分に相当
する。 【0065】前方ステージ部材90は、左右方向に沿っ
て湾曲しており、全体として下に凸となる略円弧形状と
なっている。なお、本実施の形態では、前方ステージ部
材90は硬質性樹脂により形成されている。 【0066】前方ステージ部材90の前後方向の幅は少
なくとも遊技球Bの径より広くなっている。前方ステー
ジ部材90の左右両端部は、その左右方向における位置
が上記左右両側辺部34,35の各左右端部とほぼ同じ
位置となっている(若干、外方へ突出している)。本実
施の形態では、上記視認部73の前後方向の位置が、遊
技盤5の前面とほぼ同じ位置となっている。従って、前
方ステージ部材90は、そのほぼ全体が遊技盤5面より
前方へ突出した状態となっている。前方ステージ部材9
0の前端部は、前後方向に対して上記複数の釘Kの前端
部とほぼ同位置まで達している。 【0067】前方ステージ部材90の左右両端部には、
それぞれ中空状のクッション部91,92が一体的に設
けられている。クッション部91,92は、本実施の形
態における整動手段を構成する。クッション部91,9
2の中空部91a,92aはその左右方向の断面形状が
略平行四辺形状となっている。また、クッション部9
1,92の上面部(転動面)は前方ステージ部材90の
中央部に向けて下方へ傾斜している。また、前方ステー
ジ部材90の左右両端部は遊技盤5に対して開放されて
おり、ここからクッション部91,92へ遊技球Bが導
入可能となっている。 【0068】両クッション部91,92に挟まれた前方
ステージ部93は上記後方ステージ部72と略面一とな
っている。前方ステージ部93には、各クッション部9
1,92の左右方向の内側において誘導部としての一対
の誘導リブ94,95が設けられている。誘導リブ9
4,95は、各クッション部91,92の前面側端部よ
り前方ステージ部材90の背面方向に向けて湾曲し、そ
の先端部近傍は後方ステージ部72の略対角線上にある
上記リブ82,83の先端部近傍に向けて略直線状に延
びている。 【0069】さらに、前方ステージ部93には、その左
右方向の中央部において落下孔97が設けられている。
落下孔97の左右方向の長さは上記傾斜面78の左右方
向の長さに対応している。なお、これらの左右方向の長
さは、遊技球Bの複数個分の長さ又はそれ以上となるよ
うに構成されている。 【0070】落下孔97の左右方向の中央部には、上下
方向に沿って一対の仕切板98,99が上記誘導路79
に対応して設けられている。一対の仕切板98,99に
よって、作動チャッカー13の直上方に誘導孔100が
形成される。 【0071】なお、前方ステージ部材90の背面側には
図示しない一対の突起部が形成され、これに対応するよ
うに、上記視認部73には前記突起部が嵌入される一対
の嵌入孔101,102が形成されている。これによ
り、前方ステージ部材90は後方ステージ部材71に組
付けられている。また、前方ステージ部材90は前ベー
ス部材22の背面側より上ネジ203,下ネジ204に
より固定されている。 【0072】ここで、センターフレーム21の組付け順
序について説明する。但し、センターフレーム21の背
面側における図示しないLEDや基板等の組付けについ
ては便宜上その説明を省略する。 【0073】まず、第2レンズ42を取付枠43に組付
けるとともに、この取付枠43を上梁部30下部に組付
ける。また、下梁部66に後方ステージ部材71を組付
ける。続いて、側部流路部材50,51を左右両側辺部
34,35にそれぞれ組付ける。 【0074】次に、肩カバー63,64をそれぞれ組付
ける。そして、予め第1レンズ41を組付けた上部流路
部材36を組付け、前ベース枠22の背面側からネジ止
めする。また、前方ステージ部材90を後方ステージ部
材71に組付け、前ベース部材22の背面側よりネジ止
めする。そして最後に、前ベース枠22と後ベース枠2
3とを組付ける。 【0075】次に、上記のように構成されてなる本実施
の形態の作用及び効果について説明する。 【0076】本実施の形態によれば、遊技者の操作によ
り、遊技盤5上部に打ち込まれた遊技球Bは、センター
フレーム21上部から上部流路40へ案内される場合が
ある。この遊技球Bは、当該上部流路40、流路63a
(64a)及び側部流路53を通って、下梁部66の上
面部67へ案内される。そして、遊技球Bは上面部67
に沿って転動し、誘導溝68又は排出傾斜部69から遊
技盤5へと導出される。このうち誘導溝68に沿って導
出される遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー1
3へと導かれる。なお、遊技者は、上面部67における
遊技球Bの挙動を、視認部73を介して視認することが
できる。 【0077】また、遊技盤5を流下する一部の遊技球B
は、上記釘K等によって、前方ステージ部材90へ案内
される場合がある。詳しくは、センターフレーム21の
左側(又は右側)を流下する遊技球Bが、前方ステージ
部材90の左側(右側)端部よりクッション部91(9
2)へと案内される。ここでは、遊技球Bがクッション
部91(92)の上面部へ着地すると、微視的に見た場
合、クッション部91(92)及びその中空部91a
(92a)が若干潰れた形に変形し、遊技球Bの流下の
勢いが弱められる。これとともに、遊技球Bはクッショ
ン部91(92)の傾斜に沿って転動する。 【0078】クッション部91(92)を通過すると、
遊技球Bは前方ステージ部93を下りつつ、誘導リブ9
4(95)に沿って転動する。 【0079】遊技球Bは、誘導リブ94(95)の上記
形状に基づいて転動方向を変化させていき、当該誘導リ
ブ94(95)を通過すると、後方ステージ部72の略
対角線上にあるリブ83(82)の先端部近傍に向けて
転動していく。 【0080】ここで、遊技球Bは、クッション部91
(92)及び前方ステージ部93の傾斜によって十分に
加速されているため、傾斜面78及び誘導路79におい
て、その緩やかな傾斜に沿って手前側に転動することが
ほとんどなく、傾斜面78及び誘導路79を通過するこ
とができる。 【0081】遊技球Bは、傾斜面78及び誘導路79を
通過すると、リブ83(82)の先端部の先から背壁部
26へと到達する。また、遊技球Bは、傾斜面78及び
誘導路79の形状によって、その転動方向を若干変えら
れてリブ83(82)に向かって転動していったとして
も、リブ83(82)を乗り越え背壁部26へと到達す
ることができることもある。 【0082】背壁部26へと到達した遊技球Bは、当該
背壁部26によって転動方向を後方ステージ部72の外
方へと変化させられ、当該背壁部26に沿って開口周面
部28の右側辺部(左側辺部)へと転動する。ここで、
勢い余って背壁部26から前面側へ跳ね返ってくる遊技
球Bも、リブ83(82)によって前面側への動きを規
制されつつ、前記右側辺部(左側辺部)へと転動する。 【0083】遊技球Bは、前記右側辺部(左側辺部)へ
と到達すると、当該右側辺部(左側辺部)で跳ね返るこ
とによって(又は転動を停止させられ、後方ステージ部
72の傾斜によって)、その転動方向を反転させる。 【0084】そして、遊技球Bは、リブ83(82)に
よって前面側への動きを規制されつつ、後方ステージ部
72の傾斜に沿って傾斜突部81(80)へ向けて転動
する。 【0085】遊技球Bは、傾斜突部81(80)へ到達
すると、当該傾斜突部81(80)の傾斜によってその
転動速度が減速されつつ、傾斜突部81(80)を上っ
ていく。 【0086】傾斜突部81(80)を上りきった遊技球
Bは、誘導路79へ落下する。そして、遊技球Bは誘導
路79に沿って転動し、誘導孔100を通過し、作動チ
ャッカー13の方へと導かれる。上述したように誘導孔
100が作動チャッカー13の直上方に設けられている
ため、遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー13
に入賞する。 【0087】一方、傾斜突部81(80)を上りきらな
い遊技球Bは、傾斜面78に沿って前面側へ転動し、落
下孔97を通って遊技盤5上へ排出される。 【0088】以上詳述したように、後方ステージ部72
に加えて、前方ステージ部材90(前方ステージ部9
3)が設けられていることにより、遊技球Bの転動可能
な領域が拡大される。 【0089】さらに、前方ステージ部材90(前方ステ
ージ部93)が、遊技盤5の前面及び前ベース枠22の
左右両側辺部34,35の前面より突出するように設け
られている。本実施の形態のようなパチンコ機等におい
ては、可変表示装置14の奥側には液晶表示部20が設
けられているため、後方ステージ部72を後方へ向けて
拡張しようとすると、液晶表示部20を奥方へひかえな
ければならなかった。しかし、パチンコ機の背面側には
各種制御装置等が設けられているため、奥方へひかえる
ことは困難であり、仮にひかえることができたとして
も、液晶表示部20が遊技者から遠ざかってしまうた
め、表示内容を遊技者が視認しづらくなってしまうおそ
れがあった。このような理由で、従来、ステージ部の前
後方向への拡張は比較的困難であったが、上記構成とす
ることにより、前後方向へのステージ部の拡張を図るこ
とができる。結果として、遊技球の動きの幅を広げ、興
趣の飛躍的な向上を図ることができる。また、遊技者に
対して、より近い位置で遊技球の転動を視認させること
ができるため、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。 【0090】また、前方ステージ部材90が突出してい
ることにより、作動チャッカー13の直上方に誘導孔1
00を形成することができる。これにより、例えば遊技
球Bを水平方向に転動させ、作動チャッカー13等へ向
けて落下させるような構成に比べて、より確実に遊技球
Bを作動チャッカー13等へ導くことができる。 【0091】また、遊技球Bが上記ステージ部(前方ス
テージ部93及び後方ステージ部72)の略対角線上を
転動するように構成されている。従って、遊技球Bが単
に左右方向や前後方向へ転動する場合に比べて、より長
い距離を転動することが可能となり、その結果、遊技者
に対して、より長く遊技球Bの挙動を視認させることが
でき、さらなる興趣の向上を図ることができる。 【0092】さらに、本実施の形態では、クッション部
91(92)を中空状とすることにより、クッション部
91(92)に弾力性を持たせている。これにより、遊
技盤5面上等から前方ステージ部93へ案内される遊技
球Bの勢いを弱めるとともに、その乱動を整え、上記ス
テージ部上において遊技球Bをより安定した態様で転動
させることができる。結果として、遊技球の所定態様の
転動を遊技者に視認させることによって、遊技者にとっ
ての興趣の飛躍的な向上を図ることできる。さらに、本
実施の形態のように、前方ステージ部93が遊技盤5面
より前方へ突出した構成では、遊技球Bの乱動が激し
く、その勢いが比較的強い状態で前方ステージ部93へ
と案内されることが考えられ、前記問題点がさらに懸念
されるところであるが、前方ステージ部93にクッショ
ン部91(92)を備えた構成の下に、そのような不具
合をより効果的に低減することができるとともに、前方
ステージ部93が遊技球Bとの衝突により破損してしま
うような不具合の発生を低減することができる。 【0093】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されず、例えば次のように実施してもよい。 【0094】(a)上記実施の形態では、前方ステージ
部材90の左右両端部は、その左右方向における位置が
上記左右両側辺部34,35の各左右端部とほぼ同じ位
置となっている(若干、外方へ突出している)。これに
限らず、前方ステージ部材90の左右両端部が、センタ
ーフレーム21両側部の遊技領域を流下する遊技球Bの
邪魔にならない程度、上記左右両側辺部34,35の各
左右端部より外方へ突出した構成としてもよい。また、
上記左右両側辺部34,35の各左右端部より若干引っ
込んだ構成としてもよいが、ステージ部の領域を拡大す
る意味では可能な限り、左右方向へ延びているのが好ま
しい。 【0095】(b)上記側部流路53の下開口部を、後
方ステージ部72に向けて開口させ、この開口部に対応
するように後方ステージ部72に整動手段としてのクッ
ション部を設けた構成としてもよい。また、後方ステー
ジ部72や前方ステージ部93とは別の部位に設けた構
成としてもよい。例えば、クッション部が、前方ステー
ジ部93等の近傍となるセンターフレーム21の前面部
等や、遊技盤5面上等に設けられた構成としてもよい。 【0096】(c)上部流路40、流路63a(64
a)及び側部流路53のうち少なくとも1つを省略した
構成としてもよい。 【0097】(d)上記実施の形態に限らず、後方ステ
ージ部材71と前方ステージ部材90とを一体形成した
構成としてもよい。 【0098】(e)上記実施の形態では、液晶表示部2
0の周囲を囲むセンターフレーム21を特定遊技部材と
したが、他の役物を囲むものを特定遊技部材としてもよ
い。 【0099】(f)上記実施の形態では、可変表示装置
14の表示部として液晶表示部20を採用している。し
かし、これに限らず、他にも、CRT、ドットマトリッ
クス、LED(エレクトロルミネッセンス)、蛍光表示
管等を可変表示装置14の表示部として用いてもよい。 【0100】(g)上記実施の形態とは異なるタイプの
パチンコ機にも適用してもよい。従って、可変表示装置
14のないパチンコ機にも応用できる。また、本発明
は、パチンコ機以外にも雀球、アレンジボール等の遊技
機にも応用可能である。また、上記実施の形態では、作
動チャッカー13が入賞手段を構成しているが、入賞手
段はこれに限られるものではない。例えば、上記ステー
ジ部の下方に設けられたスルーチャッカー等を遊技球B
が通過することに基づき、各種遊技状態が導出されるパ
チンコ機等においては、当該スルーチャッカー等が入賞
手段を構成する。 【0101】(h)上記実施の形態に限らず、前方ステ
ージ部材90が複数の部材により構成されていることと
してもよい。 【0102】(i)上記実施の形態では、クッション部
91,92の中空部91a,92aはその左右方向の断
面形状が略平行四辺形状となっている。中空部91a,
92aの左右方向の断面形状は、これに限られるもので
はなく、例えば円形,楕円形,略長方形状等でもよい。 【0103】(j)上記実施の形態では、クッション部
91,92や前方ステージ部材90は硬質性樹脂により
形成されているが、その材質はこれに限られるものでは
なく、他の材質でもよい。さらに、クッション部91,
92を前方ステージ部材90と別体とし、クッション部
91,92を他の材質(例えば軟質性樹脂等)で形成す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図
である。 【図2】センターフレームを示す斜視図である。 【図3】センターフレームを示す分解斜視図である。 【図4】センターフレームを示す正面図である。 【図5】前方ステージ部,後方ステージ部等を説明する
ための図1におけるA−A線部分断面図である。 【符号の説明】 1…遊技機としてのパチンコ機、5…遊技盤、13…入
賞手段としての作動チャッカー、14…中央装置として
の可変表示装置、20…液晶表示部、21…特定遊技部
材としてのセンターフレーム、22…前ベース枠、23
…後ベース枠、30…上梁部、31,32…左右両天井
部、36…上部流路部材、37…底部、38…前面壁、
39…仕切部、40…上部流路、41…第1レンズ、4
2…第2レンズ、34,35…左右両側辺部、50,5
1…側部流路部材、53…側部流路、63,64…肩カ
バー、66…下梁部、68…誘導溝、69…排出傾斜
部、71…後方ステージ部材、72…後方ステージ部、
73…視認部、78…特定傾斜面としての傾斜面、79
…誘導路、80,81…傾斜突部、82,83…リブ、
90…前方ステージ部材、91,92…整動手段として
のクッション部、91a,92a…中空部、93…前方
ステージ部、94,95…誘導部としての誘導リブ、9
7…落下孔、98,99…仕切板、100…誘導孔、B
…遊技球。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技盤に所定の中央装置を備え、当該中
    央装置に遊技球が転動可能な球転動部を備えてなる遊技
    機であって、 球転動部に又はその近傍に、遊技球の乱動を整える整動
    手段を備えたことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008161462A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Samii Kk 遊技機

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