JP2003289913A - 着脱機構及び電子機器 - Google Patents
着脱機構及び電子機器Info
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Abstract
し、一方の装着される向きを他方に対して容易に切り替
えることを可能とする。 【解決手段】 受信機本体2とバンド取付部材3との相
対的な着脱方向への移動を案内する案内手段と、案内手
段により装着位置まで案内されたバンド取付部材3を受
信機本体2に対して係止する係止手段とを備え、案内手
段は、バンド取付部材3側に、着脱方向に沿ったレール
部37と、受信機本体2側に、レール部37の両端部の
うち何れの端部側からも係合可能にレール部37を装着
位置まで案内するガイド部16とを有し、係止手段は、
バンド取付部材3側に、レール部37の着脱方向の両側
に位置する被係止孔38a,38bと、受信機本体2側
に、被係止孔38a,38bのうち装着位置まで案内さ
れた側に位置する被係止孔38を係止する係止爪30と
を有する。
Description
て着脱可能とする着脱機構、並びにそのような着脱機構
を備え、本体部に対して着脱部が着脱される電子機器に
関する。
ラジオ受信機によってラジオ放送を受信して楽しむため
には、ラジオ受信機を身体のどこかに携帯し保持しなけ
ればならない。このため、従来より、ズボンのベルトに
ラジオ受信機を保持するためのアダプタを設けたり、ラ
ジオ受信機をヘッドフォンのバンドに取り付けて、この
バンドによりラジオ受信機を頭部に保持するものがあ
る。さらに、専用のベルトやバンド、紐等をラジオ受信
機に取り付けて、これらベルトやバンド、紐等を胴や腕
等に巻き付けることによって、ラジオ受信機を保持する
ものがある。
たラジオ受信機等の携帯可能な電子機器をズボンのベル
トに保持する場合には、専用のアダプタが必要となり、
ズボンをベルトによって固定しない場合には、そのよう
なアダプタを用いて電子機器を保持することはできな
い。また、ヘッドフォンのバンドを用いて電子機器を頭
部に保持する場合には、ヘッドフォン自体が比較的大き
なものでなくてはならない。そして、胴や腕等に巻き付
ける専用のベルトやバンド、紐等を電子機器に取り付け
て、電子機器を身体に保持する場合には、例えば片手で
ベルトやバンド、紐等を胴や腕等に巻き付けて装着する
ことが困難であったり、また、誤って逆向きに取り付け
てしまった場合には、向きを切り替えるのに着脱が面倒
であったりする。また、ベルトやバンド、紐等を直接身
体に取り付けるようにした場合には、これらベルトやバ
ンド、紐等を電子機器の本体部に対して着脱可能とし、
汚れが付着した場合に本体部から取り外して洗濯を行え
るようにすることが望まれる。さらに、身体への取付が
不要な場合には、これらベルトやバンド、紐等を本体部
に対して着脱可能とした方が邪魔にならないで済む。
に鑑みて提案されたものであり、一方を他方に対して容
易に着脱されるようにし、一方の装着される向きを他方
に対して容易に切り替えることを可能とした着脱機構を
提供することを目的とする。
えることによって、本体部に対して着脱部が容易に着脱
されると共に、着脱部の装着される向きを本体部に対し
て容易に切り替えることを可能とした電子機器を提供す
ることを目的とする。
に、本発明に係る着脱機構は、一方を他方に対して着脱
可能とするものであり、一方と他方との相対的な着脱方
向への移動を案内する案内手段と、案内手段により装着
位置まで案内された一方を他方に対して係止する係止手
段とを備え、案内手段は、一方の側に、着脱方向に沿っ
たレール部と、他方の側に、レール部の両端部のうち何
れの端部側からも係合可能にレール部を装着位置まで案
内するガイド部とを有し、係止手段は、一方の側に、レ
ール部の着脱方向の両側に位置する一対の被係止部と、
他方の側に、一対の被係止部のうち装着位置まで案内さ
れた側に位置する被係止部を係止する係止部とを有する
ことを特徴としている。
は、レール部の両端部のうち何れの端部側からも係合可
能にガイド部がレール部を装着位置まで案内すると共
に、一対の被係止部のうち装着位置まで案内された側に
位置する被係止部を係止部が係止することによって、一
方を他方に対して容易に着脱することができ、しかも一
方の装着される向きを他方に対して容易に切り替えるこ
とができる。
と、本体部に対して着脱される着脱部と、本体部と着脱
部との相対的な着脱方向への移動を案内する案内手段
と、案内手段により装着位置まで案内された本体部と着
脱部とのうち、一方を他方に対して係止する係止手段と
を備え、案内手段は、一方の側に、着脱方向に沿ったレ
ール部と、他方の側に、レール部の両端部のうち何れの
端部側からも係合可能にレール部を装着位置まで案内す
るガイド部とを有し、係止手段は、一方の側に、レール
部の着脱方向の両側に位置する一対の被係止部と、他方
の側に、一対の被係止部のうち装着位置まで案内された
側に位置する被係止部を係止する係止部とを有すること
を特徴としている。
は、レール部の両端部のうち何れの端部側からも係合可
能にガイド部がレール部を装着位置まで案内すると共
に、一対の被係止部のうち装着位置まで案内された側に
位置する被係止部を係止部が係止することによって、着
脱部を本体部に対して容易に着脱することができ、しか
も着脱部の装着される向きを本体部に対して容易に切り
替えることができる。
及び電子機器について、図面を参照しながら詳細に説明
する。
に、国内及び海外のラジオ放送等が受信可能な携帯型ラ
ジオ受信機1に本発明を適用したものであり、この携帯
型ラジオ受信機1は、受信機本体2と、バンド取付部材
3と、このバンド取付部材3を受信機本体2に対して着
脱可能とする着脱機構4とを備えている。
的扁平且つ湾曲した直方体状の外筐を有してなり、凸面
側が正面とされている。そして、この受信機本体2の正
面側には、現在の時刻やスリープ時刻、受信放送の局
名、電池残量等のマルチ表示を行うための液晶表示パネ
ル5と、例えば選局/時刻ボタン6やメモリー選局ボタ
ン7、モード切替ボタン8等の各種操作を行うための操
作ボタンと、これら操作ボタンによる各種操作を行えな
いように状態を保持するためのホールドレバー9とが設
けられている。
手方向の一方側に位置して、各種操作を行うための操作
ボタン10や電源ボタン11等が設けられている。ま
た、この受信機本体2の側面部には、イヤフォン等を接
続するためのジャック12が外筐の短手方向の一方側か
ら外部に臨むように設けられている。
2及び図3に示すように、長手方向の他方側に位置し
て、内部に電池を収納するための電池収納部(図示せ
ず。)と、この電池収納部を開閉する電池蓋13が設け
られており、この電池収納部に収納された電池によって
受信機本体2が駆動される。また、この受信機本体2の
背面側には、長手方向の他方側の一方コーナー部に位置
して、受信放送の受信バンドを切り替えるバンド切替レ
バー14と、短手方向の一方側に位置して、音量を調節
するボリュームダイヤル15とが設けられている。
略中央部に位置して、後述するバンド取付部材3の着脱
方向への移動を案内する一対のガイド部16と、この一
対のガイド部16により装着位置まで案内されたバンド
取付部材3の更なる装着方向への移動を係止するホック
部17と、このホック部17により更なる装着方向への
移動が係止されたバンド取付部材3を係止する係止部1
8とが設けられている。
ンド取付部材3との相対的な着脱方向、すなわち受信機
本体2の短手方向に沿って互いに平行に設けられてお
り、後述する一対のレール部の形状に対応して、受信機
本体2の背面側の外筐と一体に形成された第1のガイド
リブ19と第2のガイドリブ20とをそれぞれ有してい
る。
する一対のレール部の外側に位置して、互いに平行にバ
ンド取付部材3の幅と略一致した長さで突出形成されて
いる。また、第1のガイドリブ19には、バンド取付部
材3が着脱される側の端部に位置して、互いに対向する
方向に向かって略直角に折り曲げられた折曲げ片21が
突出形成されている。第2のガイドリブ20は、後述す
る一対のレール部の内側に位置して、互いに平行に装着
位置から離脱方向に向かって第1のガイドリブ19より
も短い長さで突出形成されている。これにより、第1の
ガイドリブ19と第2のガイドリブ20との間には、後
述する一対のレール部が係合されることによって、バン
ド取付部材3を装着位置まで案内する一対のガイド部1
6が形成されている。
ジ止めされることによって、全体略鉤状を呈するホック
部材22からなる。このホック部材22は、合成樹脂等
からなり、一対のガイド部16に係合されて装着位置ま
で案内されたバンド取付部材3の端部が当接される当接
部22aと、受信機本体2の背面との間に一対のガイド
部16に係合されたバンド取付部材3を挟む隙間23を
有して、当接部22aからバンド取付部材3の離脱方向
に向かって延長して形成された延長部22bとを有して
いる。
脱方向において、ボリュームダイヤル12とは反対側に
位置し、一対のガイド部16に係合されて装着位置まで
案内されたバンド取付部材3の端部が当接されることに
よって、このバンド取付部材3の更なる装着方向への移
動を係止する。また、この当接部22aは、一対のガイ
ド部16に係合されたバンド取付部材3を挟む隙間23
に対応した厚みを有している。
対向すると共に、この一対のガイド部16に係合された
バンド取付部材3を受信機本体2の背面との間で挟む隙
間23を形成している。また、この延長部22bの略中
央部には、着脱されるバンド取付部材3が外方に臨む開
口部24が形成されている。また、延長部22bの受信
機本体2の背面と対向する主面には、バンド取付部材3
が着脱される側の端部に位置して、後述する一対のレー
ル部と係合される一対のガイド突部25が突出形成され
ている。なお、この延長部22bは、当接部22aを基
端とし、先端がバンド取付部材3の離脱方向に向かって
延長して形成されることによって、受信機本体2の背面
に対して近接又は離間する方向に弾性変位可能とされて
いる。
んだ状態で係止する、いわゆるクリップ機構を構成して
おり、バンド取付部材3を係止するロック位置とバンド
取付部材3の係止状態を解除するアンロック位置との間
で回動可能に設けられたクリップ部材26と、このクリ
ップ部材26をロック位置側へと付勢する付勢手段であ
る板バネ27とを有している。
22と同一材料、すなわち合成樹脂等からなり、このホ
ック部材22に回動可能に支持される一対の支軸28
が、一端と他端との間で互い逆向きに突出形成されてい
る。一方、ホック部材22の当接部22aと延長部22
bとの間には、このクリップ部材26を取り付けるため
の取付部29が設けられており、この取付部29は、ク
リップ部材26に対応した凹部を形成している。そし
て、クリップ部材26は、この取付部29に嵌合された
状態で一対の支軸28がフック部材22に設けられた一
対の軸受部(図示せず。)に軸支されることによって、
一端と他端との間が回動可能に支持されている。また、
クリップ部材26の一端側には、受信機本体2の背面と
対向する面に位置して、後述するバンド取付部材3の一
対の被係合部を係止する係止爪30が突出形成されてい
る。一方、ホック部材22の取付部29には、この係止
爪30が上述した隙間23に臨む開口(図示せず。)が
形成されている。また、クリップ部材26の他端側に
は、このクリップ部材26の取付部29側とは反対側の
面に位置して、クリップ部材26をアンロック位置側に
回動させるための操作突部31が設けられている。
9に取り付けられたクリップ部材26の他端と当接され
る位置に、このホック部材22と一体に形成されてい
る。そして、この板バネ27は、ホック部材22の取付
部29に取り付けられたクリップ部材26の他端側を押
圧しながら、このクリップ部材26をロック位置側、す
なわち係止爪30が取付部29の開口から隙間23に臨
む方向へと付勢している。
ンド取付部材3は、図1,図2及び図4に示すように、
受信機本体2の背面側に沿って僅かに湾曲した全体略矩
形状の平板部材からなる。このバンド取付部材3は、受
信機本体2に対して着脱される着脱部32と、この着脱
部32の受信機本体2に対する着脱方向と直交する方向
の両端部のうち、一端側にバンド33が取り付けられる
バンド取付部34と、他端側に補助バンド35が取り付
けられる補助バンド取付部36とを有している。
6と係合される一対のレール部37と、上述した係止部
18に係止される一対の被係止部38とを有している。
の着脱方向と直交する方向の両側に位置して、このバン
ド取付部材3の幅方向に亘って互いに平行に設けられて
いる。そして、この一対のレール部37は、受信機本体
2の背面と対向する面側に、上述した第1のガイドリブ
19と第2のガイドリブ20との間に係合されるレール
凸部39と、ホック部材22の延長部22bと対向する
面側に、上述したガイド突部25が係合されるレール凹
部40とをそれぞれ有しており、これらレール凸部39
とレール凹部40とが表裏一体に形成されてなる。ま
た、レール凸部39の両端部には、一対の突出片41が
互い逆向きに上述した第1のガイドリブ19に向かって
突出形成されている。そして、この一対の突出片41
は、上述した第1のガイドリブ19の一対の折曲げ片2
5と当接されることによって、バンド取付部材3が受信
機本体2の背面から離間する方向に移動するのを係止す
る。
部材26の係止爪30が係止される一対の被係止孔38
a,38bであり、これら一対の被係止孔38a,38
bは、着脱部32の着脱方向の両側中央部に位置して形
成されている。また、着脱部32には、一対の被係止孔
38a,38bから着脱方向の両端部に向かって傾斜す
る傾斜溝42がそれぞれ形成されている。
と共にバンド33の一端を挟み込んだ状態で、このバン
ド取付部34をバンド固定部材43にネジ止めすること
によって、バンド33の一端を固定支持している。
長尺状の板バネ44と、この板バネ44を両面を被覆す
るカバー45とを有している。板バネ44は、ステンレ
ス等の金属からなり、その幅方向の断面が略円弧状に湾
曲した形状を有している。カバー45は、面状ファスナ
のループ側を構成しており、板バネ44の両面に貼り付
けられた状態で端縁部が互いに縫い合わされてなる。そ
して、このバンド33は、図7に示すように、凸面を内
側にして弾性変形することによって、例えば腕等の取付
対象に対して巻き付けられた状態となる。
ように、補助バンド36を挿通させる略矩形状のループ
孔46と、このループ孔46を通して折り返された補助
バンド36を支持する略円柱状のループ軸47とを有し
ている。補助バンド36は、長手方向に伸縮性を有した
布状のゴム部材からなり、その内周側が面状ファスナの
ループ側を構成している。一方、補助バンド36の一端
には、内周側に位置して、この面状ファスナのループ側
と接合される面状ファスナのフック側48が取り付けら
れている。したがって、この補助バンド36は、ループ
孔46を通してループ軸47で内周側に折り返された一
端側において、面状ファスナのフック側48と面状ファ
スナのループ側(補助バンド36の内周側)との接合位
置を変えることによって、この補助バンド36の長さを
任意に調節することが可能となっている。
周側に位置して、上述したバンド33の面状ファスナの
ループ側と接合される面状ファスナのフック側49が取
り付けられている。また、この補助バンド36の他端に
は、外周側に位置して、面状ファスナのフック側49を
バンド33の面状ファスナのループ側(外周側)から引
き剥がすのに好適な摘み部50が設けられている。
体2とバンド取付部材3との相対的な着脱方向への移動
を案内するガイド機構(案内手段)として、一方を構成
するバンド取付部材3側に、着脱方向に沿った一対のレ
ール部37と、他方を構成する受信機本体2側に、一対
のレール部37の両端部のうち何れの端部側からも係合
可能に一対のレール部37を装着位置まで案内する一対
のガイド部16とを有している。
着位置まで案内された一方を他方に対して係止するロッ
ク機構(係止手段)として、一方を構成するバンド取付
部材3側に、着脱方向の両側に位置する一対の被係止部
38と、他方を構成する受信機本体2側に、一対の被係
止部38のうち装着位置まで案内された側に位置する被
係止部38を係止する係止部18とを有している。
レール部37の両端部のうち何れの端部側からも係合可
能に一対のガイド部16が一対のレール部37を装着位
置まで案内すると共に、一対の被係止部38のうち装着
位置まで案内された側に位置する被係止部38を係止部
18が係止することによって、一方を他方に対して容易
に着脱することができ、しかも一方の装着される向きを
他方に対して容易に切り替えることができる。なお、こ
の着脱機構4の着脱動作及び切替動作については、後で
詳細に説明する。
機1では、図8及び図9に示すように、受信機本体2に
対してバンド取付部材3が取り付けられる。このバンド
取付部材3を受信機本体2に取り付ける際には、先ず、
バンド取付部材3の着脱部32を着脱方向の一端側か
ら、受信機本体2の背面とホック部材22の延長部22
bとの隙間23に挿入する。このとき、一対のレール部
37と一対のガイド部16とが係合された状態となる。
すなわち第1のガイドリブ19と第2のガイドリブ20
との間には、レール凸部39が係合されると共に、レー
ル凹部40には、ガイド突部25が係合される。
に装着方向へとスライドさせることによって、バンド取
付部材3が受信機本体2の装着位置へと案内される。こ
のとき、着脱部32は、受信機本体2の背面とホック部
材22の延長部22bとの隙間23に挟まれた状態とな
ることから、バンド取付部材3が受信機本体2の背面か
ら離間する方向に移動するのを係止することができる。
されたバンド取付部材3は、着脱部32の一端がホック
部材22の当接部22aと当接されることによって、更
なる装着方向への移動が係止される。また、クリップ部
材26の係止爪30が傾斜溝42と摺接することによっ
て、このクリップ部材26を板バネ27の付勢に抗して
ロック位置からアンロック位置へと回動させる。そし
て、クリップ部材26の係止爪30が傾斜溝42を乗り
越えた時点で、このクリップ部材26が板バネ27の付
勢によりアンロック位置からロック位置へと回動され、
係止爪30が一方の被係止孔38aを係止する。これに
より、受信機本体2に対して着脱部32が係止された状
態となり、この受信機本体2の装着位置にバンド取付部
材3を装着することができる。
が取り付けられた状態において、この携帯型ラジオ受信
機1を人の腕に装着させるには、真っ直ぐな状態のバン
ド33を人の腕に軽く打ち付ける。すると、このバンド
33が凸面を内側にしてループ状に弾性変形しながら、
自動的に腕に対して巻き付けられた状態となる。そし
て、この状態において、補助バンド36の他端側に設け
られた面状ファスナのフック側49を、腕に巻き付けら
れたバンド33の面状ファスナのループ側(外周側)と
接合させることによって、この携帯型ラジオ受信機1を
腕に容易に装着することができる。
装着させることによって、例えば歩行又はランニングし
ながら、ラジオ放送をヘッドフォンで聴きながら楽しむ
ことが可能である。
ら取り外す際には、補助バンド36の他端側に設けられ
た摘み部50を摘んで、この補助バンド36の他端側に
設けられた面状ファスナ49のフック側をバンド33の
面状ファスナのループ側(外周側)から引き剥がす。そ
して、腕に巻き付けられたバンド33を弾性力に抗しな
がら真っ直ぐな状態へと復元させる。これにより、バン
ド33は、再び幅方向の断面が略円弧状の湾曲した状態
へと戻り、長手方向に真っ直ぐな状態を維持しながら、
腕から取り外すことができる。
を取り外す際には、先ず、クリップ部材26の操作突部
31を押圧しながら、このクリップ部材26を板バネ2
7の付勢に抗してロック位置からアンロック位置へと回
動させる。これにより、クリップ部材26の係止爪30
と一方の被係止孔38aとの係止状態が解除される。そ
して、この状態から、バンド取付部材3を離脱方向へと
相対的にスライドさせることによって、このバンド取付
部材3を受信機本体2から離脱させることができる。こ
のとき、ホック部材22の開口部24を通して指でバン
ド取付部材3を離脱方向に押し出すようにしてもよい。
また、クリップ部材26は、係止爪30と一方の被係止
孔38aとの係止状態が解除された後に、操作突部31
への押圧状態を解除することによって、板バネ27の付
勢により再びアンロック位置からロック位置へと回動さ
れて、係止爪30が再び取付部29の開口から隙間23
に臨んだ状態となる。
ンド取付部材3を受信機本体2から取り外した状態にお
いて、この受信機本体2の背面側に設けられたホック部
材22をズボンのベルト等に引っ掛けて止めることによ
って、身体に保持することも可能である。
図10及び図11に示すように、受信機本体2に対して
着脱されるバンド取付部材3の向きを切り替えることが
可能である。
す場合と同様に、先ず、バンド取付部材3の着脱部32
を着脱方向の他端側から、受信機本体2の背面とホック
部材22の延長部22bとの隙間23に挿入する。この
とき、一対のレール部37と一対のガイド部16とが係
合された状態となる。すなわち第1のガイドリブ19と
第2のガイドリブ20との間には、レール凸部39が係
合されると共に、レール凹部40には、ガイド突部25
が係合される。
に装着方向へとスライドさせることによって、バンド取
付部材3が受信機本体2の装着位置へと案内される。こ
のとき、着脱部32は、受信機本体2の背面とホック部
材22の延長部22bとの隙間23に挟まれた状態とな
ることから、バンド取付部材3が受信機本体2の背面か
ら離間する方向に移動するのを係止することができる。
されたバンド取付部材3は、着脱部32の他端がホック
部材22の当接部22aと当接されることによって、更
なる装着方向への移動が係止される。また、クリップ部
材26の係止爪30が傾斜溝42と摺接することによっ
て、このクリップ部材26を板バネ27の付勢に抗して
ロック位置からアンロック位置へと回動させる。そし
て、クリップ部材26の係止爪30が傾斜溝42を乗り
越えた時点で、このクリップ部材26が板バネ27の付
勢によりアンロック位置からロック位置へと回動され、
係止爪30が他方の被係止孔38bを係止する。これに
より、受信機本体2に対して着脱部32が係止された状
態となり、この受信機本体2の装着位置にバンド取付部
材3を、上述した図9及び図10に示す場合とは逆向き
に装着することができる。
を取り外す場合も同様に、先ず、クリップ部材26の操
作突部31を押圧しながら、このクリップ部材26を板
バネ27の付勢に抗してロック位置からアンロック位置
へと回動させる。これにより、クリップ部材26の係止
爪30と他方の被係止孔38bとの係止状態が解除され
る。そして、この状態から、バンド取付部材3を離脱方
向へと相対的にスライドさせることによって、このバン
ド取付部材3を受信機本体2から離脱させることができ
る。
ジオ受信機1では、一対のレール部37の両端部のうち
何れの端部側からも係合可能に一対のガイド部16が一
対のレール部37を装着位置まで案内すると共に、一対
の被係止部38のうち装着位置まで案内された側に位置
する被係止孔38a,38bを係止爪30が係止するこ
とによって、バンド取付部材3を受信機本体2に対して
容易に着脱することが可能であり、しかもバンド取付部
材3の装着される向きを受信機本体2に対して容易に切
り替えることが可能である。
は、バンド取付部材3の装着される向きを切り替えるこ
とによって、両腕のどちらにもバンド33を容易に巻き
付けることが可能であり、受信機本体2の向きを使用者
に対して常に正方向とすることが可能なことから、使い
勝手を従来よりも大幅に向上させることが可能である。
ンド取付部材3を受信機本体2から取り外した状態にお
いて、この受信機本体2の背面側に設けられたホック部
材26をズボンのベルト等に引っ掛けて止めることも可
能であり、さらに腕やズボンのベルトに限定されず、例
えば鞄や鞄のベルト、帽子等に広く受信機本体2を保持
させることが可能である。
ンド取付部材3を受信機本体2に対して容易に着脱する
ことが可能なことから、汚れたバンド33や補助バンド
36を取り外して洗濯することも可能である。
2とバンド取付部材3との相対的な着脱方向への移動を
案内するガイド機構(案内手段)として、一方を構成す
る受信機本体2側に、上述した一対のレール部37を設
け、他方を構成するバンド取付部材3側に、上述した一
対のガイド部16を設けた構成とし、ガイド機構により
装着位置まで案内された一方を他方に対して係止するロ
ック機構(係止手段)として、一方を構成する受信機本
体2側に、上述した一対の被係止部38を設け、他方を
構成するバンド取付部材3側に、上述した係止部18を
設けた構成としてもよい。
は、バンド取付部材3の装着される向きを受信機本体2
に対して切り替えた際に、上述した液晶表示パネルに表
示される画面の上下を切り替える構成としてもよい。こ
の場合、受信機本体2側に画面切替スイッチを設けて、
バンド取付部材の装着される向きによって画像切替スイ
ッチのON/OFFが切り替わるようにすればよい。
信機1に適用したものに限定されず、本体部に対して着
脱部が着脱される着脱機構を備える電子機器に広く適用
可能である。
れば、レール部の両端部のうち何れの端部側からも係合
可能にガイド部がレール部を装着位置まで案内すると共
に、一対の被係止部のうち装着位置まで案内された側に
位置する被係止部を係止部が係止することから、本体部
と着脱部とのうち一方を他方に対して容易に着脱するこ
とが可能であり、しかも一方の装着される向きを他方に
対して容易に切り替えることが可能である。したがっ
て、更なる利便性の向上を図ることが可能である。
側から見た斜視図である。
視図である。
た状態を示す平面図である。
た状態を示す側面図である。
に装着された状態を示す平面図である。
に装着された状態を示す側面図である。
取付部材、4 着脱機構、16 ガイド部、17 ホッ
ク部、18 係止部、19 第1のガイドリブ、20
第2のガイドリブ、21 折曲げ片、22 ホック部
材、22a 当接部、22b 延長部、23 隙間、2
5 ガイド突部、26 クリップ部材、27 板バネ、
29 取付部、30 係止爪、31 操作突部、32
着脱部、33 バンド、34 バンド取付部、35 補
助バンド、36 補助バンド取付部、37 レール部、
38 被係止部、38a,38b 被係止孔、39 レ
ール凸部、40 レール凹部、41 突出片、42 傾
斜溝、43 バンド固定部材、44 板バネ、45 カ
バー、46 ループ孔、47 ループ軸、48,49面
状ファスナのフック側、50 摘み部
Claims (9)
- 【請求項1】 一方を他方に対して着脱可能とする着脱
機構において、 上記一方と上記他方との相対的な着脱方向への移動を案
内する案内手段と、 上記案内手段により装着位置まで案内された上記一方を
上記他方に対して係止する係止手段とを備え、 上記案内手段は、上記一方の側に、上記着脱方向に沿っ
たレール部と、上記他方の側に、上記レール部の両端部
のうち何れの端部側からも係合可能に上記レール部を上
記装着位置まで案内するガイド部とを有し、 上記係止手段は、上記一方の側に、上記着脱方向の両側
に位置する一対の被係止部と、上記他方の側に、上記一
対の被係止部のうち上記装着位置まで案内された側に位
置する被係止部を係止する係止部とを有することを特徴
とする着脱機構。 - 【請求項2】 上記係止部は、上記被係止部を係止する
ロック位置と、上記被係止部との係止状態を解除するア
ンロック位置との間で回動可能に設けられると共に、付
勢手段により上記ロック位置側へと付勢されていること
を特徴とする請求項1記載の着脱機構。 - 【請求項3】 上記ガイド部に係合されて上記装着位置
まで案内された上記レール部の更なる装着方向への移動
を係止する他の係止手段を備え、 上記他の係止手段は、上記他方の側に、上記レール部の
上記ガイド部に係合されて上記装着位置まで案内された
側の端部と当接される当接部と、上記一方との間に上記
ガイド部に係合された上記レール部を挟む隙間を有して
上記当接部から上記レール部の離脱方向に向かって延長
して形成された延長部とを有することを特徴とする請求
項1記載の着脱機構。 - 【請求項4】 本体部と、 上記本体部に対して着脱される着脱部と、 上記本体部と上記着脱部との相対的な着脱方向への移動
を案内する案内手段と、 上記案内手段により装着位置まで案内された上記本体部
と上記着脱部とのうち、一方を他方に対して係止する係
止手段とを備え、 上記案内手段は、上記一方の側に、上記着脱方向に沿っ
たレール部と、上記他方の側に、上記レール部の両端部
のうち何れの端部側からも係合可能に上記レール部を上
記装着位置まで案内するガイド部とを有し、 上記係止手段は、上記一方の側に、上記レール部の着脱
方向の両側に位置する一対の被係止部と、上記他方の側
に、上記一対の被係止部のうち上記装着位置まで案内さ
れた側に位置する被係止部を係止する係止部とを有する
ことを特徴とする電子機器。 - 【請求項5】 上記係止部は、上記被係止部を係止する
ロック位置と、上記被係止部との係止状態を解除するア
ンロック位置との間で回動可能に設けられると共に、付
勢手段により上記ロック位置側へと付勢されていること
を特徴とする請求項4記載の電子機器。 - 【請求項6】 上記本体部は、上記ガイド部に係合され
て上記装着位置まで案内された上記レール部の更なる装
着方向への移動を係止する他の係止手段を備え、 上記他の係止手段は、上記他方の側に、上記レール部の
上記ガイド部に係合されて上記装着位置まで案内された
側の端部と当接される当接部と、上記一方との間に上記
ガイド部に係合された上記レール部を挟む隙間を有して
上記当接部から上記レール部の離脱方向に向かって延長
して形成された延長部とを有することを特徴とする請求
項4記載の電子機器。 - 【請求項7】 上記着脱部は、取付対象に対して巻き付
けられて取り付けられる帯状の取付手段を有することを
特徴とする請求項4記載の電子機器。 - 【請求項8】 上記取付手段は、幅方向の断面が略円弧
状に湾曲した弾性体からなるバンドであり、一端が上記
着脱部に取り付けられ、他端が凸面を内側にして弾性変
形することによって、上記取付対象に対して巻き付けら
れることを特徴とする請求項7記載の電子機器。 - 【請求項9】 上記バンドは、少なくとも上記弾性体の
外周面を被覆する一方の面状ファスナを有し、 上記取付手段は、上記着脱部の上記バンドの取付位置と
は反対側に取り付けられた補助バンドを有し、上記補助
バンドは、上記取付対象に対して巻き付けられた上記バ
ンドの一方の面状ファスナと接合される他方の面状ファ
スナを有することを特徴とする請求項8記載の電子機
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002101875A JP4147801B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 着脱機構及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003289913A true JP2003289913A (ja) | 2003-10-14 |
JP4147801B2 JP4147801B2 (ja) | 2008-09-10 |
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ID=29242014
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP4147801B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008233212A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Yamaha Corp | 装着型電子装置 |
JP7532566B1 (ja) | 2023-01-25 | 2024-08-13 | Necプラットフォームズ株式会社 | 業務用ハンディ端末のアームバンド取り付け機構及びアームバンド取り付け方法 |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002101875A patent/JP4147801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008233212A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Yamaha Corp | 装着型電子装置 |
JP4577321B2 (ja) * | 2007-03-16 | 2010-11-10 | ヤマハ株式会社 | 装着型電子装置 |
JP7532566B1 (ja) | 2023-01-25 | 2024-08-13 | Necプラットフォームズ株式会社 | 業務用ハンディ端末のアームバンド取り付け機構及びアームバンド取り付け方法 |
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