JP3494000B2 - 腕装着型通信装置 - Google Patents

腕装着型通信装置

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JP3494000B2
JP3494000B2 JP07815398A JP7815398A JP3494000B2 JP 3494000 B2 JP3494000 B2 JP 3494000B2 JP 07815398 A JP07815398 A JP 07815398A JP 7815398 A JP7815398 A JP 7815398A JP 3494000 B2 JP3494000 B2 JP 3494000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信電波受信する機
能を備えた腕装着型通信装置に関するものである。更に
詳しくは、本発明は腕に装着したときにループ状のアン
テナを構成するための2枚のアンテナ板とそれぞれ一体
になった2本の腕バンドの中留め構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】携帯用の受信機として、FM電波を利用
してFMラジオ付き腕時計や腕時計型個別選択呼出し受
信機などが知られている。これらの携帯用通信装置のう
ち、腕時計タイプの腕装着型通信装置では、図5(A)
に示すように、通信回路を内蔵する装置本体2Cと、装
置本体2Cの腕時計における6時側から延びる第1のア
ンテナ板30Cを可撓性の絶縁材で被覆した第1の腕バ
ンド3Cと、12時側から延びる第2のアンテナ板40
Cを可撓性の絶縁材で被覆した第2の腕バンド4Cとが
構成されている。また、第1の腕バンド3Cの端部及び
第2の腕バンド4Cの所定位置には、図5(B)、
(C)に示すように、第1のアンテナ板30Cに導通す
る中留め本体5C、及び第2のアンテナ板40Cに導通
する中留めフック金具6Cがそれぞれ固定され、これら
の金具によって、第1の腕バンド3Cと第2の腕バンド
4Cとを中留めするとともに、第1のアンテナ板30C
と第2のアンテナ板40Cとを導通させてループ状のア
ンテナを構成するようになっている。
【0003】このような中留め装置は中留め本体5Cに
構成されている2本の係合軸のうち、一方の係合軸51
Cに対して、フック金具6Cのフック部61Cを掛けた
後、フック金具6Cを中留め本体5Cに重なるように連
結軸62Cの軸線周りに回転させると、中留め本体5C
の他方の係合軸52Cに対してフック金具6Cの食い付
き部分63Cが弾性変形しながら引っ掛かって、第1の
腕バンド3Cと第2の腕バンド4Cとの中留めが行われ
る。
【0004】その結果、第1のアンテナ板30Cは、中
留め本体5Cの側で係合軸53Cに支持されている押え
板54Cを起こすと、中留め本体5Cを第1の腕バンド
3C上でスライドさせることが可能なので、バンド長さ
を利用者の腕周りに合わせることができる。この際に、
第1の腕バンド3Cの内周面ではその長手方向に沿って
第1のアンテナ板30Cが所定の間隔で露出する凹部3
01Cが形成されているので、これらの凹部301Cの
いずれかに中留め本体5Cの位置決め用突起55Cが嵌
まる位置に中留め本体5Cをずらし、しかる後に、押え
板54Cを倒すと、押え板54Cには固定爪(図示せ
ず)が形成されているので、中留め本体5Cは第1の腕
バンド3Cに固定された状態に戻る。この状態で、位置
決め用突起55Cは凹部301C内で第1のアンテナ板
30Cに導通するので、第1のアンテナ板30Cと中留
め本体5Cとが導通する状態となる。
【0005】しかしながら、このような構造では、第1
の腕バンド3C及び第2の腕バンド4Cにおいて、第1
のアンテナ板30C及び第2のアンテナ板40Cがそれ
ぞれ一体化され、かつ、これらのアンテナ板がバンドの
強度面の配慮と利用者の手首を傷つけない様に分厚い合
成樹脂で被覆されているので、第1の腕バンド3C及び
第2の腕バンド4Cは、通常の腕時計に構成されている
バンドと比較して柔軟性が乏しい。このため、通信装置
本体2Cを腕に載せて、第1の腕バンド3Cを手首に廻
した後、第2の腕バンド4Cを引き寄せようとしたとき
に、第2の腕バンド4Cは手首の周りに沿って垂れてお
らず、そのまま水平に延びたままにあるので、第2の腕
バンド4Cに指が届かないことが多く、腕への装着性が
悪いと言う問題がある。
【0006】上記の装着性の問題を解決するためには、
図6及び図7(A)、(BG)に示すように、第1の腕
バンド3Dと第2の腕バンド4Dを中留めするのに三つ
折れ構造の中留め装置5Dを用いるものが最近開発され
た。この方式の中留め装置においては、第1の腕バンド
3Dの基端部がネジ306Dで固定、導通された中留め
下板51Dと、該中留め下板51Dの先端部に第1の連
結軸501Dを介して連結された中留め中板52Dと、
該中留め中板52Dの先端部に第2の連結軸502Dを
介して連結され、かつ、第2の腕バンド4Dに固定され
た中留め上箱55Dと、中留め中板52Dを第1の連結
軸501Dの軸線周りに回転させて中留め下板51Dに
重ねたときに中留め下板51Dに中留め上箱55Dを固
定すると共に、固定した状態の解除が可能な中留め用ロ
ック機構80Dとを備えた三つ折れ構造を有している。
第1の腕バンド3Dと第2の腕バンド4Dとを中留めし
た際に、第1のアンテナ板30Dと導通している中留め
下板51Dに熔着された接点ボックス71Dと導通して
いる接点ばね70Dは、中留め中板52Dの穴524D
を通して第2のアンテナ板40Dに突接することによ
り、通信装置本体2D、第1のアンテナ板30D、中留
め5D及び第2のアンテナ板40Dが一つのループ状の
受信アンテナを構成することとなる。
【0007】この方式の中留めを使うと、通信装置本体
2D、第1の腕バンド3D、中留め装置5D及び第2の
腕バンド4Dで構成された輪の中に手首を通してから第
1の腕バンド3Dと第2の腕バンド4Dを中留めする。
従って、従来のように分立した2本の腕バンドを用いた
場合と違って、腕装着型通信装置が腕から誤って落ちて
しまうと言う不便さが無くなった上、腕への装着も容易
に行えるメリットがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スライド式中留め5Cまたは三つ折れ中留め5Dのいず
れを使う場合には、アンテナ板30C、40Cまたは3
0D、40Dの一定の面積を露出する必要がある為、汗
やゴミ屑が溜まりやすく、導通不良の原因になり易い。
また、接点ボックス71Dを持つ三折れ中留め5Dのよ
うなメカ製品は構造的に複雑の上、サイズ上を小さくす
ることが難しく、女性用の商品には向かないため、商品
性の広さが制限されている。更に、6時側の腕バンドと
12時側の腕バンドは形状およびサイズが異なるので、
製造上ではイニシャルコストがかかる。
【0009】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
2枚のアンテナ板をそれぞれ腕バンドと一体化したタイ
プの腕装着型通信装置において、三つ折れ中留めのよう
な腕への高装着性を維持しながら、ゴミ・汗溜りによる
導通不良を無くし、製品のサイズをコンパクトすると共
に部品構成をシンプル化にすることのできる構成を提供
することにある。また、製造コストを低減するために、
6時側の腕バンドと12時側の腕バンドに対称性を持た
せる事にある。
【0010】また、本発明はサイズをコンパクトにし、
部品構成をシンプルにすると共に、2枚のアンテナ板の
導通を確実に行うことのできる弾性接点機構を備えた腕
装着型通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の腕装着型通信装置では、請求項1に記載の
ように、通信回路を内蔵する装置本体と、前記装置本体
の腕時計における6時側及び12時側の内、一方の側か
ら延びる第1のアンテナ板を可撓性の絶縁材で被覆した
第1の腕バンドと、他方の側から延びる第2のアンテナ
板を可撓性の絶縁材で被覆した第2の腕バンドと、前記
第1の腕バンドと前記第2の腕バンドとを中留めしたと
きに前記第1のアンテナ板と前記第2のアンテナ板とを
導通させてループ状のアンテナを構成する接点機構を具
備する中留め装置とを有する腕装着型通信装置におい
て、前記中留め装置は、前記第1の腕バンドに基端部が
ネジで固着された第1の中留め上箱と、前記第1の中留
め上箱の下部に第1の連結軸を介して連結された第1の
中留め中板と、前記第1の中留め中板の先端部に第2の
連結軸を介して中留め下板と連結され、かつ、前記第2
の腕バンドに基端部がネジで固着された第2の中留め上
箱と、前記第2の中留め上箱の下部に第3の連結軸を介
して連結された第2の中留め中板と、前記第2の中留め
中板の先端部に第4の連結軸を介して前記中留め下板と
連結され、かつ、前記第1の中留め上箱を前記第2の連
結軸の軸線周りに回転させて前記中留め下板に重ね、前
記第2の中留め上箱を前記第4の連結軸の軸線周りに回
転させて前記中留め下板に重ねたときに、前記中留め下
板に前記第1の中留め上箱と前記第2の中留め上箱とを
固定すると共に、前記第1の中留め上箱と前記第2の中
留め上箱とを導通させる機構を備えた両開き構造を有す
ることを特徴とする。
【0012】本発明の腕装着型通信装置において、第1
の腕バンドと第2の腕バンドとを中留めするために両開
き構造の中留め装置を用いているので、腕への高装着性
を維持しながら、第1の腕バンドと第2の腕バンドとで
にまったく同一のものを使うことが可能のため、容易に
設計、製造、生産管理を行うことができる利点がある。
【0013】本発明の腕装着型通信装置において、請求
項3に記載のように、前記接点機構は、前記第1のアン
テナ板に導通した状態で前記第1の中留め上箱から接点
ピンが突出し、前記第1の腕バンドと前記第2の腕バン
ドとを中留めしたときに、前記第2のアンテナ板に導通
した前記第2の中留め上箱の端面に当接して電気的に導
通する突状接点ピン機構を有していることを特徴とす
る。
【0014】このような接点機構について、請求項4に
記載のように、前記突状接点ピン機構は、前記第1の腕
バンドと前記第2の腕バンドとを中留めしたときに前記
第1の中留め上箱の端面にある穴を通って前記接点ピン
が、前記第2のアンテナ板に導通した前記第2の中留め
上箱の端面に当接することを特徴とする。
【0015】また、請求項5に記載のように、前記突状
接点ピン機構は、前記第2の中留め上箱の端面に対して
弾性をもって当接するようにバネで付勢されていること
を特徴とする。
【0016】さらに、請求項6に記載のように、前記接
点ピンと前記バネを保持するために、前記第1の中留め
上箱の中に2本のネジで固定され、導通性を持ったバッ
クプレートを有することを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載のように、前記第1
腕バンドと前記第2腕バンドは、前記通信装置本体と前
記中留め装置との連結部以外において、全て絶縁材で被
覆されていることを特徴するとする。
【0018】本発明の腕装着型通信装置において、請求
項8に記載のように、前記第1の腕バンドと前記第2の
腕バンドは、前記第1の中留め中板と前記第2の中留め
中板を介して、前記中留め下板と中留めしたたきに、前
記第1の中留め中板と前記第2の中留め中板が前記中留
め下板にV型形状で形成されている嵌め合いによりロッ
クされ、かつ前記第1中留め上箱の両側面と前記第2中
留め上箱の両側面をそれぞれ持ち上げたときにロックを
解除することができるロック機構を有することを特徴と
する。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】図面に基づき、本発明の実施の形
態を説明する。 (実施の形態1) 図1は、本形態の腕装着型通信装置の全体構成を示す説
明図、図2は、この腕装着型通信装置の両開き中留め装
置の内部構造を示す断面図である。
【0022】図1において、腕装着型通信装置1は、装
置本体2と、この装置本体2の腕時計における6時側か
ら延びる第1の腕バンド3と、12時側から延びる第2
の腕バンド4と、これらの腕バンドを中留めするための
中留め装置5とから構成されている。
【0023】第1の腕バンド3及び第2の腕バンド4
は、その内部に金属製の第1のアンテナ板30及び金属
製の第2のアンテナ板40を備えており、これらの第1
のアンテナ板30及び第2のアンテナ板40は合成樹脂
からなる絶縁材料301、401で被覆されている。
【0024】また、これらの第1のアンテナ板30の基
端部及び第2のアンテナ板40の基端部はそれぞれ熔着
されている接点ピンを通して(図面に示さず)装置本体
の中の回路基板に導通する状態となっている。
【0025】詳細は後述となるが、第1のアンテナ板3
0及び第2のアンテナ板40は、中留め装置5を介して
第1の腕バンド3と第2の腕バンド4とが中留めされた
状態で導通し、かつ、装置本体2内では回路基板を介し
て導通しているので、ループ状のアンテナを構成するこ
とになる。従って、腕装着型通信装置1では、第1のア
ンテナ板30及び第2のアンテナ板40を用いたループ
状のアンテナによる通信電波の受信が可能となる。
【0026】このようなループ状のアンテナを構成しな
がら、装置本体2を腕に取り付けるための中留め装置と
して、本形態では、両開き構造の中留め装置5が用いら
れている。本形態の両開き構造の中留め装置5は、その
基本的な構造は従来からある腕時計に使用されているも
のと同一であるが、第1のアンテナ板30と第2のアン
テナ板40とを導通させる必要があることから、以下に
説明する様な改良が実施されている。
【0027】(中留め装置) 図2は腕装着型通信装置に用いた中留め装置の側面断面
図と平面断面図、図3は前記中留め装置の開いた状態を
斜め上方から見た斜視図、図4は前記中留め装置の第1
の中留め上箱が前記中留め下板に閉じている状態を斜め
横方向からみた斜視図である。
【0028】図2において、本形態で用いた中留め装置
5は、第1の腕バンド3に固着された金属製の第1の中
留め上箱51と、前記中留め上箱51の先端部511に
金属製の第1の連結軸541を介して基端部521が連
結された金属製の第1の中留め中板52と、前記中留め
中板52の先端部522に第2の連結軸542を介して
連結されている中留め下板56と、第2の腕バンド4に
固着された金属製の第2の中留め上箱61と、前記中留
め上箱61の先端部611に金属製の第3の連結軸64
1を介して基端部621が連結された金属製の第2の中
留め中板62と、前記中留め中板62の先端部622に
第4の連結軸642を介して前記の中留め下板56と連
結される構成となっている。
【0029】第1の中留め上箱51は、第1の腕バンド
3の先端部が嵌め込まれ、かつその下面側から2本のバ
ンド固定ネジ501の固着によって第1のアンテナ板3
0に導通している。また、第2の中留め上箱61におい
ては、第2の腕バンド4の先端部が嵌め込まれ、かつそ
の下面側から2本のバンド固定ネジ601の固着によっ
て第2のアンテナ板40に導通している。第1の中留め
上箱51と第2の中留め上箱61は、箱型となっている
ため、高い強度を有している。 (接点機構) 第1の中留め上箱51は、内部的に第2の中留め上箱6
1と導通性を持たせる接点機構を有している。この接点
機構は、第1の中留め上箱51の端面部にある穴513
を通して第2の中留め上箱61の端面部612と直接接
する接点ピン53と、この接点ピン53に弾性を持たせ
るばね54と、前記ばね54の受け止めとして第1の中
留め上箱51の肉厚部512に2本のネジ502で固定
されている金属製のバックプレート55から構成され
る。この機構を用いることにより、ばね54が常に一定
の圧力で接点ピン53を第2の中留め上箱61の端面部
612に押し付けることとなるため、安定した導通性を
実現させている。 (中留めロック機構) 本形態では、第1の中留め中板52の先端部521にV
型形状の溝が形成され、かつ中留め下板56の中心部に
そのV型形状にほぼ合致する突起部561を有している
ため、第1の中留め中板52を第2連結軸542の軸線
周りに回転させて中留め下板56に重ねたときに、上記
のV型形状同士の嵌め合いで第1の中留め中板52をロ
ックすることとなる。この中留め中板52の先端部51
1に第1の連結軸541を介して第1の中留め上箱51
が連結されているため、第1の中留め上箱51がこのロ
ックの動作によって第1の中留め中板52と連動して中
留め下板56上にロックされることとなる。このロック
機構の解除は、人間の指で第1の中留め上箱51の両側
面を挟んで持ち上げると、ロックが簡単に解除される。
【0030】また、反対側の第2の中留め上箱61も同
様な構造を有しているため、同様なロック機構とロック
解除機構を持っている。 (腕サイズの調整機構) 第1のアンテナ板30に一定の間隔で第1中留め上箱5
1に固着するための金具311、312が熔着されてお
り、腕サイズの短い人には第1の腕バンドの裏面に目安
として浅く形成されている溝322に沿って第1の腕バ
ンドをカットした後、再度第1の腕バンド3を第1の中
留め上箱51に差し込んで、2本のバンド固定ネジ50
1で第1の中留め上箱51に固定することができる。
【0031】反対側の第2の腕バンドにおいても同様な
腕サイズ調整が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る腕装着
型通信装置では、第1の腕バンドと第2の腕バンドを中
留めするのに両開き構造の中留め装置を用いるので、従
来の三つ折れ中留め装置が所持している高装着性を維持
しながら、第2の腕バンド側のアンテナ板の露出部がな
くなったため、長期間の携帯によるアンテナ板へのごみ
付着や汗溜りがなく、接点不良による受信不良が完全に
なくなった。また、接点機構は第1の中留め上箱内に持
たせたため、中留め装置そのもののサイズをコンパクト
することができる上、シンプルでかつ外観的に見栄えの
良い仕上げをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に関わる腕装着型通信装
置の全体構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装
置の側面断面図と平面断面図である。
【図3】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装
置を開いた状態で斜め上方からみた斜視図である。
【図4】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装
置を片側ロックした状態で横斜めから見た斜視図であ
る。
【図5】(A)は従来のスライド式中留めを用いた腕装
着型通信装置の斜視図、(B)は前記中留めの中留め本
体と腕バンドとの取り付け関係の説明図、(C)は前記
中留めのフック金具の説明図である。
【図6】従来の三つ折れ中留めを用いた腕装着型通信装
置の斜視図である。
【図7】(A)は図6に示す腕装着型通信装置に用いた
三つ折れ中留めの開いた状態を斜め上方から見たときの
説明図、(B)は前記三つ折れ中留めの開いた状態を斜
め下方から見たときの説明図である。
【符号の説明】
1 腕装着型通信装置 2 装置本体 3 第1の腕バンド 4 第2の腕バンド 5 両開き中留め装置 30 第1のアンテナ板 40 第2のアンテナ板 51、512、513 第1の中留め上箱 52、521、522 第1の中留め中板 53 接点ピン 54 ばね 55 バックプレート 56 中留め下板 61、612 第2の中留め上箱 62、621、622 第2の中留め中板 301、401 合成樹脂からなる絶縁材 311、312、411、412 中留め取付金具 501、601 バンド固定ネジ 502 バックプレート固定ネジ 541 第1の連結軸 542 第2の連結軸 641 第3の連結軸 642 第4の連結軸

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回路を内蔵する装置本体と、前記装
    置本体の腕時計における6時側及び12時側の内、一方
    の側から延びる第1のアンテナ板を可撓性の絶縁材で被
    覆した第1の腕バンドと、他方の側から延びる第2のア
    ンテナ板を可撓性の絶縁材で被覆した第2の腕バンド
    と、前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドとを中留
    めしたときに前記第1のアンテナ板と前記第2のアンテ
    ナ板とを導通させてループ状のアンテナを構成する接点
    機構を具備する中留め装置とを有する腕装着型通信装置
    において、 前記中留め装置は、前記第1の腕バンドに基端部がネジ
    で固着された第1の中留め上箱と、前記第1の中留め上
    箱の下部に第1の連結軸を介して連結された第1の中留
    め中板と、前記第1の中留め中板の先端部に第2の連結
    軸を介して中留め下板と連結され、かつ、前記第2の腕
    バンドに基端部がネジで固着された第2の中留め上箱
    と、前記第2の中留め上箱の下部に第3の連結軸を介し
    て連結された第2の中留め中板と、前記第2の中留め中
    板の先端部に第4の連結軸を介して前記中留め下板と連
    結され、かつ、前記第1の中留め上箱を前記第2の連結
    軸の軸線周りに回転させて前記中留め下板に重ね、前記
    第2の中留め上箱を前記第4の連結軸の軸線周りに回転
    させて前記中留め下板に重ねたときに、前記中留め下板
    に前記第1の中留め上箱と前記第2の中留め上箱とを固
    定すると共に、前記第1の中留め上箱と前記第2の中留
    め上箱とを導通させる機構を備えた両開き構造を有する
    ことを特徴とする腕装着型通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁材は合成樹
    脂から構成されていることを特徴とする腕装着型通信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記接点機
    構は、前記第1のアンテナ板に導通した状態で前記第1
    の中留め上箱から接点ピンが突出し、前記第1の腕バン
    ドと前記第2の腕バンドとを中留めしたときに、前記第
    2のアンテナ板に導通した前記第2の中留め上箱の端面
    に当接して電気的に導通する突状接点ピン機構を有して
    いることを特徴とする腕装着型通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記突状接点ピン機
    構は、前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドとを中
    留めしたときに前記第1の中留め上箱の端面にある穴を
    通って前記接点ピンが、前記第2のアンテナ板に導通し
    た前記第2の中留め上箱の端面に当接することを特徴と
    する腕装着型通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記突状接
    点ピン機構は、前記第2の中留め上箱の端面に対して弾
    性をもって当接するようにバネで付勢されていることを
    特徴とする腕装着型通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記接点ピンと前記
    バネを保持するために、前記第1の中留め上箱の中に2
    本のネジで固定され、導通性を持ったバックプレートを
    有することを特徴とする腕装着型通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、前記第1腕
    バンドと前記第2腕バンドは、前記通信装置本体と前記
    中留め装置との連結部以外において、全て絶縁材で被覆
    されていることを特徴するとする腕装着型通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドは、前記第1
    の中留め中板と前記第2の中留め中板を介して、前記中
    留め下板と中留めしたたきに、前記第1の中留め中板と
    前記第2の中留め中板が前記中留め下板にV型形状で形
    成されている嵌め合いによりロックされ、かつ前記第1
    中留め上箱の両側面と前記第2中留め上箱の両側面をそ
    れぞれ持ち上げたときにロックを解除することができる
    ロック機構を有することを特徴とする腕装着型通信装
    置。
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