JPH11266913A - 腕装着型通信装置 - Google Patents

腕装着型通信装置

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JPH11266913A
JPH11266913A JP7815398A JP7815398A JPH11266913A JP H11266913 A JPH11266913 A JP H11266913A JP 7815398 A JP7815398 A JP 7815398A JP 7815398 A JP7815398 A JP 7815398A JP H11266913 A JPH11266913 A JP H11266913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3つ折れ中留めのような腕への装着性を維持し
ながら、ゴミ、汗による導通不良を無くすること。 【解決手段】第1の腕バンド3と,第2の腕バンド4と
の中留めとして,両開き構造の中留め装置5を設ける。
第1の腕バンドの端部に第1の中留め上箱51,第2の
腕バンドの端部に第2の中留め上箱61をそれぞれ設け
る。第1の中留め上箱51内の接点ピン53を、バネ5
4により押圧して第2の腕バンドの端面部612と接触
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信電波受信する機
能を備えた腕装着型装置に関するもである。更に詳しく
は、本発明は腕に装着したときにループ状のアンテナを
構成するための2枚のアンテナ板とそれぞれ一体になっ
た2本の腕バンドの中留め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯用の受信機として、FM電波を利用し
てFMラジオ付き腕時計や腕時計型個別選択呼出し受信機
などが知られている。これらの携帯用通信装置のうち、
腕時計タイプの腕装着型通信装置では、図5(A)に示すよ
うに、通信回路を内蔵の装置本体2Cと、該装置本体2Cの
腕時計における6時側から延びる第1のアンテナ板30Cを
可撓性の絶縁材で被覆した第1の腕バンド3Cと、12時側
から延びる第2のアンテナ板40Cを可撓性の絶縁材で被覆
した第2の腕バンド4Cとが構成されている。また、第1の
腕バンド3Cの端部及び第2の腕バンド4Cの所定位置に
は、図5(B)、(C)に示すように、第1のアンテナ板30Cに
導通する中留め本体5C、及び第2のアンテナ板40Cに導通
する中留めフック金具6Cがそれぞれ固定され、これらの
金具によって、第1の腕バンド3Cと第2の腕バンド4Cとを
中留めするとともに、第1のアンテナ板30Cと第2にアン
テナ板40Cとを導通させてループ状のアンテナを構成す
るようになっている。
【0003】このような中留め装置は中留め本体5Cに構
成されている2本の係合軸にうち、一方の係合軸51Cに対
して、フック金具6Cのフック部61Cを掛けた後、フック
金具6Cを中留め本体5Cに重なるように連結軸62Cの軸線
周りに回転させると、中留め本体5Cの他方の係合軸52C
に対してフック金具6Cの食い付き部分63Cが弾性変形し
ながら引っ掛かって、第1の腕バンド3Cと第2の腕バンド
4Cとの中留めが行われる。
【0004】その結果、第1のアンテナ板30Cは、連結軸
62C、フック金具6C、食い付き部分63C、係合軸52C、中
留め本体5Cの側で係合軸53Cに支持されている押え板54C
を起こすと、中留め本体5Cを第1の腕バンド3C上でスラ
イドさせることが可能なので、バンド長さを利用者の腕
周りに合わせることができる。この際に、第1の腕バン
ド3Cの内周面ではその長手方向に沿って第1のアンテナ
板30Cが所定の間隔で露出する凹部301Cが形成されてい
るので、これらの凹部301Cのいずれかに中留め本体5Cの
位置決め用突起55Cが嵌まる位置に中留め本体5Cをずら
し、しかる後に、押え板54Cを倒すと、押え板54Cには固
定爪(図示せず)が形成されているので、中留め本体5Cは
第1の腕バンド3Cに固定された状態に戻る。この状態
で、位置決め用突起55Cは凹部301C内で第1のアンテナ板
30Cに導通するので、第1のアンテナ板30Cと中留め本体5
Cとが導通する状態となる。
【0005】しかしながら、このような構造では、第1
の腕バンド3C及び第2の腕バンドにおいて、第1のアンテ
ナ板30C及び第2のアンテナ板40Cがそれぞれ一体化さ
れ、かつ、これらのアンテナ板がバンドの強度面の配慮
と利用者の手首を傷つけない様に分厚い合成樹脂で被覆
されているので、第1の腕バンド3C及び第2の腕バンド4C
は、通常の腕時計に構成されているバンドと比較して柔
軟性が乏しい。このため、通信装置本体2Cを腕に載せ
て、第1の腕バンド3Cを手首に廻した後、第2の腕バンド
4Cを引き寄せようとしたときに、第2の腕バンド4Cは手
首の周りに沿って垂れておらず、そのまま水平に延びた
ままにあるので、第2の腕バンド4Cに指が届かないこと
が多く、腕への装着性が悪いと言う問題がある。
【0006】上記の装着性の問題を解決するためには、
図6及び図7(A)、(B)に示すように、第1の腕バンド3Dと
第2の腕バンド4Dを中留めするのに三つ折れ構造の中留
め装置5Dを用いるものが最近開発された。この方式の中
留め装置においては、第1の腕バンド3Dの基端部がネジ3
06Dで固定、導通された中留め下板51Dと、該中留め下板
51Dの先端部に第1の連結軸501Dを介して連結された中留
め中板52Dと、該中留め中板52Dの先端部に第2の連結軸5
02Dを介して連結され、かつ、第2の腕バンド4Dに固定さ
れた中留め上箱55Dと、中留め中板52Dを第1の連結軸の
軸線周りに回転させて中留め下板51Dに重ねたときに中
留め下板51Dに中留め上箱55Dを固定すると共に、固定し
た状態の解除が可能な中留め用ロック機構80Dとを備え
た三つ折れ構造を有している。第1の腕バンド3Dと第2の
腕バンド4Dとを中留めした際に、第1のアンテナ板30Dと
導通している中留め下板51Dに熔着された接点ボックス7
1Dと導通している接点ばね70Dは、中留め中板52Dの穴52
4Dを通して第2のアンテナ板40Dに突接することにより、
通信装置本体2D、第1のアンテナ板30D、中留め5D及び第
2のアンテナ板40Dが一つのループ状の受信アンテナを構
成することとなる。
【0007】この方式の中留めを使うと、通信装置本体
2D、第1の腕バンド3D、中留め装置5D及び第2の腕バンド
で構成された輪の中に手首を通してから第1の腕バンド3
Dと第2の腕バンド4Dを中留めする。従って、従来のよう
に分立した2本の腕バンドを用いた場合と違って、腕装
着型通信装置が腕から誤って落ちてしまうと言う不便さ
が無くなった上、腕への装着も容易に行えるメリットが
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スライド式中留め5Cまたは三つ折れ中留め5Dのいずれを
使う場合には、アンテナ板30Cまたは40Dが一定の面積で
の露出する必要とする為、汗屑やゴミが溜まりやすく、
導通不良の原因になり易い。また、接点ボックス71Dを
持つ三折れ中留め5Dのようなメカ製品は構造的に複雑の
上、サイズ上は小さくすることが難しいため、女性用の
商品には向かないため、商品性の広さが制限されてい
る。更に、腕サイズ調整のために、6時側の腕バンドと1
2時側の腕バンドと形状からサイズまでが異なるので、
製造上ではイニシャルコストがかかる。
【0009】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
2枚のアンテナ板をそれぞれ腕バンドと一体化したタイ
プの腕装着型通信装置において、三つ折れ中留めのよう
な腕への高装着性を維持しながら、ゴミ・汗溜りによる
導通不良を無くし、製品のサイズをコンパクトすると共
に部品構成をシンプル化にすることのできる構成を提供
することにある。また、製造コストを低減するために、
6時側の腕バンドと12時側の腕バンドと対称性を持たせ
る事にある。
【0010】また、本発明はサイズをコンパクトし、部
品構成をシンプルにすると共に、2枚のアンテナ板の導
通を確実に行うことのできる弾性接点機構を備えた腕装
着型通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、通信回路を内蔵の装置本体と、該装置
本体の腕時計における6時側及び12時側の内、一方の側
から延びる第1のアンテナ板を可撓性の絶縁材で被覆し
た第1の腕バンドと、他方の側から延びる第2のアンテナ
板を可撓性の絶縁材で被覆した第2の腕バンド、該第2の
腕バンドと前記第1の腕バンドとを中留めしたときに前
記第1のアンテナ板と前記第2のアンテナ板とを導通させ
てループ状のアンテナを構成する接点機構を具備する中
留め装置とを有する腕装着型通信装置において、前記中
留め装置は、前記第1の腕バンドに基端部が固着された
中留め上箱と、該中留め上箱の下部に第1の連結軸を介
して連結された第1の中留め中板と、該中留め中板の先
端部に第2の連結軸を介して中留め下板と連結され、か
つ、前記第2の腕バンドに基端部がネジで固着された第2
の中留め上箱と、該中留め上箱の下部に第3の連結軸を
介して連結された第2の中留め中板と、該中留め中板の
先端部に第4の連結軸を介して前記中留め下板と連結さ
れ、かつ、前記第1の中留め上箱を前記第2の連結軸の軸
線周りに回転させて前記中留め下板に重ね、前記第2の
中留め上箱を前記第4の連結軸の軸線周りに回転させて
前記中留め下板に重ねたときに、該中留め下板に前記第
1の中留め上箱と前記第2の中留め上箱とを固定すると共
に、前記第1の中留め上箱と前記第2の中留め上箱とを導
通させる機構を備えた両開き構造を有することを特徴と
する。
【0012】本発明において、第1の腕バンドと第2の腕
バンドとを中留めするのに両開き構造の中留め装置を用
いているので、腕への高装着性を維持しながら、第1の
腕バンドと第2の腕バンドとがサイズ的にまったく対称
したものを使っても可能のため、設計、製造、生産管理
上は容易に行うことができる利点がある。
【0013】本発明において、前記接点機構の接点ピン
は、前記第1のアンテナ板と導通した状態で前記第1の中
留め上箱の端面部にある穴から突出し、前記第1の腕バ
ンドと前記第2の腕バンドとを中留めした際に、前記第2
のアンテナ板と導通してある前記第2の中留め上箱の端
面部に当接して前記第1のアンテナ板と前記第2のアンテ
ナ板とを導通させる。
【0014】このような接点機構について、製造の精度
などにより前記第1の中留め上箱の端面部から前記第2の
中留め上箱の端面部までの隙間が変化することがあるた
め、前記接点機構の接点ピンは前記第2の中留め上箱の
端面部に対して弾性をもって当接することが望ましい。
本発明では接点の後ろにばねを付勢させ、ばねにはスト
ップ板をネジで前記第1の中留め上箱の内部に固定する
構造を取っている分、電気的には前記第1のアンテナ板
と確実に導通する。
【0015】本発明において、前記第1の中留め上箱を
前記第2の連結軸の軸線周りに回転させて前記中留め下
板に重ね、前記第2の中留め上箱を前記第4の連結軸の軸
線周りに回転させて前記中留め下板に重ねたときに、該
中留め下板に突出しているV型ブロックを利用して前記
第1の中留め中板と前記第2の中留め中板とを中留めして
更にロックさせる。また、前記第1の中留め中板に連結
されている前記第1の中留め上箱の両側面を指で持ち上
げれば、上記のロック機能が簡単に解除される。前記第
2の中留め中板に連結されている前記第2の中留め上箱に
ついても同様にロック解除が簡単にできることを有す
る。
【0016】また、第1の腕バンドと、第2の腕バンド
とによりループアンテナを構成する腕装着型通信装置に
おいて、前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドの中
留めとして,両開き構造の中留めを用いたことを特徴と
する。
【0017】さらに、接点ピンと,バネとを設け、前記
接点ピンを前記バネの押圧により第1の腕バンドと第2
の腕バンドとの電気的導通を取ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図面に基づき、本発明の実施の形
態を説明する。
【0019】[実施の形態1]図1は、本形態の腕装着型通
信装置の全体構成を示す説明図、図2は、この腕装着型
通信装置の両開き中留め装置の内部構造を示す断面図で
ある。
【0020】図1において、腕装着型通信装置1は、装置
本体2と、この装置本体2の腕時計における6時側から延
びる第1の腕バンド3と、12時側から延びる第2の腕バン
ド4と、これらの腕バンドを中留めするための中留め装
置5とから構成されている。
【0021】第1の腕バンド3及び第2の腕バンド4は、そ
の内部に金属製の第1のアンテナ板30及び金属製の第2の
アンテナ板40を備えており、これらの第1のアンテナ板3
0及び第2のアンテナ板40は合成樹脂からなる絶縁材料30
1、401で被覆されている。また、これらの第1のアンテ
ナ板30の基端部及び第2のアンテナ板40の基端部はそれ
ぞれ熔着されている接点ピンを通して(図面に示さず)装
置本体の中の回路基板に導通する状態となっている。
【0022】詳細は後述となるが、第1のアンテナ板30
及び第2のアンテナ板40は、中留め装置5を介して第1の
腕バンド3と第2の腕バンド4とが中留めされた状態で導
通し、かつ、装置本体2内では回路基板を介して導通し
ているので、ループ状のアンテナを構成することにな
る。従って、腕装着型通信装置1では、第1のアンテナ板
30及び第2のアンテナ板40を用いたループ状のアンテナ
による通信電波の受信が可能となる。
【0023】このようなループ状のアンテナを構成しな
がら、装置本体2を腕に取り付けるための中留め装置5と
して、本形態では、両開き構造の中留め装置5が用いら
れている。本形態の両開き構造の中留め装置5は、その
基本的な構造は従来からある腕時計に使用されているも
のと同一であるが、第1のアンテナ板30と第2のアンテナ
板40とを導通させる必要があることから、以下に説明す
る様な改良が実施されている。
【0024】(中留め装置)図2は腕装着型通信装置に用
いた中留め装置の側面断面図と平面断面図、図3は該中
留め装置の開いた状態を斜め上方から見た斜視図、図4
は該中留め装置の第1の中留め上箱が該中留め下板に閉
じている状態を斜め横方向からみた斜視図である。
【0025】図2において、本形態で用いた中留め装置5
は、第1の腕バンド3に固着された金属製の第1の中留め
上箱51と、該中留め上箱51の先端部511に金属製の第1の
連結軸541を介して基端部521が連結された金属製の第1
の中留め中板52と、該中留め中板52の先端部522に第2の
連結軸542を介して連結されている中留め下板55と、第2
の腕バンド4に固着された金属製の第2の中留め上箱61
と、該中留め上箱61の先端部611に金属製の第3の連結軸
641を介して基端部621が連結された金属製の第2の中留
め中板62と、該中留め中板62の先端部622に第4の連結軸
642を介して前記の中留め下板55と連結される構成とな
っている。
【0026】第1の中留め上箱51は、第1の腕バンド3の
先端部が嵌め込まれ、かつその下面側から第1の2本のネ
ジ501の固着によって第1のアンテナ板30に導通してい
る。また、第2の中留め上箱61においては、第2の腕バン
ド4の先端部が嵌め込まれ、かつその下面側から第2の2
本のネジ601の固着によって第2のアンテナ板40に導通し
ている。第1の中留め上箱51と第2の中留め上箱61とも
は、箱型となっているため、高い強度を有している。
【0027】(接点機構)第1の中留め上箱51は、内部的
に第2の中留め上箱61と導通性を持たせる接点機構を有
している。この接点機構は、第1の中留め上箱51の端面
部にある穴513を通して第2の中留め上箱61の端面部612
と直接接する接点ピン53と、この接点ピン53に弾性を持
たせるばね54と、該ばね54の受け止めとして第1の中留
め上箱51の肉厚い部512に2本のネジ502に固定されてい
る金属製のバックプレート55から構成される。この機構
を用いることにより、ばね54が常に一定の圧力で接点ピ
ン53を第2の中留め上箱61の端面部612に押し付けること
となるため、安定した導通性を実現させている。
【0028】(中留めロック機構)本形態では、第1の中
留め中板52の先端部521にV型の形状で形成され、かつ中
留め下板56の中心部にそのV型の形状に合っている突起
部561を有しているため、第1の中留め中板52を第2連結
軸542の軸線周りに回転させて中留め下板56に重ねたと
きに、上記のV型形状同士の嵌め合いで第1の中留め中板
52をロックすることとなる。この中留め中板52の先端部
511に第1の連結軸541を介して第1の中留め上箱51が連結
されているため、第1の中留め上箱51がこのロックの動
作によって第1の中留め中板52と連動して中留め下板56
上にロックされることとなる。このロック機構の解除に
おいて、人間の指で第1の中留め上箱51の両側面を挟ん
で持ち上げると、ロックが簡単に解除される。
【0029】また、反対の第1の中留め上箱51側は同様
な構造を有しているため、同様なロック機構とロック解
除機能を持っている。
【0030】(腕スイズの調整機構)第1のアンテナ板30
に一定の間隔で第1中留め上箱51に固着するための金具3
11、312を熔着されており、腕サイズの短い人には第1の
腕バンドの裏面に目安として浅く形成されている溝322
を沿って第1の腕バンドをカットした後、再度第1の腕バ
ンド3を第1の中留め上箱51に差し込んで、2本のネジ501
で第1の中留め上箱51に固定することができる。
【0031】反対側の第2の腕バンドにおいても同様な
腕サイズ調整が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る腕装着
型通信装置では、第1の腕バンドと第2の腕バンドを中留
めするのに両開き構造の中留め装置を用いるので、従来
の三つ折れ中留め装置の所持している高装着性を維持し
ながら、第2の腕バンド側のアンテナ板の露出部がなく
なったため、長期間の携帯によるアンテナ板へのごみ付
着や汗溜りがなく、接点不良による受信不良が完全にな
くなった。また、接点機構は第1の中留め上箱内に持た
せたため、中留め装置そのもののサイズをコンパクトす
ることができる上、シンプルでかつ外観的に見栄えの良
い仕上げをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に関わる腕装着型通信装置
の全体構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装置
の側面断面図と平面断面図である。
【図3】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装置
開いた状態で斜め上方からみた斜視図である。
【図4】図1に示す腕装着型通信装置に用いた中留め装置
を片側ロックした状態で横斜めから見た斜視図である。
【図5】(A)は従来のスライド式中留めを用いた腕装着型
通信装置の斜視図、(B)は該中留めの本体と腕バンドと
の取り付け関係の説明図、(C)は該中留めのフック金具
の説明図である。
【図6】従来の三つ折れ中留めを用いた腕装着型通信装
置の斜視図である。
【図7】(A)は図6に示す腕装着型通信装置に用いた三つ
折れ中留めの開いた状態を斜め上方から見たときの説明
図、(B)は該三つ折れ中留めの開いた状態を斜め下方か
ら見たときの説明図である。
【符号の説明】
1 腕装着型通信装置 2 装置本体 3 第1の腕バンド 4 第2の腕バンド 5 両開き中留め装置 30 第1のアンテナ板 40 第2のアンテナ板 51、512、513 第1の中留め上箱 52、521、522 第1の中留め中板 53 接点ピン 54 ばね 55 バックプレート 56 中留め下板 61、612 第2の中留め上箱 62、621、622 第2の中留め中板 301、401 合成樹脂からなる絶縁材 311、312、411、412 中留め取付金具 501、601 バンド固定ネジ 502 バックプレート固定ネジ 541 第1の連結軸 542 第2の連結軸 641 第3の連結軸 642 第4の連結軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回路を内蔵の装置本体と、該装置本
    体の腕時計における6時側及び12時側に内、一方の側か
    ら延びる第1のアンテナ板を可撓性の絶縁材で被覆した
    第1の腕バンドと、他方の側から延びる第2のアンテナ板
    を可撓性の絶縁材で被覆した第2の腕バンドと、該第2の
    腕バンドと前記第1の腕バンドとを中留めしたときに前
    記第1のアンテナ板と前記第2のアンテナ板とを導通させ
    てループ状のアンテナを構成する接点機構を具備する中
    留め装置とを有する腕装着型通信装置において、 前記中留め装置は、前記第1の腕バンドに基端部がネジ
    で固着された第1の中留め上箱と、該中留め上箱の下部
    に第1の連結軸を介して連結された第1の中留め中板と、
    該中留め中板の先端部に第2の連結軸を介して中留め下
    板と連結され、かつ、前記第2の腕バンドに基端部がネ
    ジで固着された第2の中留め上箱と、該中留め上箱の下
    部に第3の連結軸を介して連結された第2の中留め中板
    と、該中留め中板の先端部に第4の連結軸を介して前記
    中留め下板と連結され、かつ、前記第1の中留め上箱を
    前記第2の連結軸の軸線周りに回転させて前記中留め下
    板に重ね、前記第2の中留め上箱を前記第4の連結軸の軸
    線周りに回転させて前記中留め下板に重ねたときに、該
    中留め下板に前記第1の中留め上箱と前記第2の中留め上
    箱とを固定することと共に、前記第1の中留め上箱と前
    記第2の中留め上箱とを導通させる機構を備えた両開き
    構造を有することを特徴とする腕装着型通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁材は合成樹脂
    または合皮革、或いは本皮から構成されていることを特
    徴とする腕装着型通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記接点導通
    機構は、前記第1のアンテナい板に導通した状態で前記
    第1の中留め上箱から接点ピンが突出し、前記第1の腕バ
    ンドと前記第2の腕バンドとを中留めしたときに、前記
    第2のアンテナ板に導通した前記第2の中留め上箱の端面
    に当接して電気的に導通する突出接点ピン機構を有して
    いることを特徴とする腕装着型通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記突状接点ピン機構
    は、前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドとを中留め
    したときに前記第1の中留め上箱の端面にある穴を通っ
    て前記突状接点ピンが、前記第2のアンテナ板に導通し
    た前記第2の中留め上箱の端面に当接することを特徴と
    する腕装着型通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3ないし4のいずれかにおいて、前
    記突状接点ピン機構は、前記第2の中留め上箱の端面に
    対して弾性をもって当接するように導通性を付勢するバ
    ネで付勢されていることを特徴とする腕装着型通信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記接点ピンと前記バ
    ネを保持するために、前記第1の中留め上箱の中に2本の
    ネジで固定され、導通性を持ったバックプレートを有す
    ることを特徴とする腕装着型通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし2において、前記第1腕バン
    ドと前記第2腕バンドは、前記通信装置本体と前記中留
    めとの連結部以外において、全て絶縁材から被覆されて
    いることを特徴するとする腕装着型通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7において、前記第1腕バン
    ドと前記第2腕バンドは、前記第1の中留め中板と前記第
    2の中留め中板とを通して、前記中留め下板とを中留め
    したたきに、前記第1の中留め中板と前記第2の中留め中
    板及び前記中留め下板にV型で形成されている形状の嵌
    め込み会いによりロックされる状態と、前記第1中留め
    上箱の両側面と前記第2中留め上箱の両側面をそれぞれ
    持ち上げることにより前記のロック状態を解除すること
    ができることを特徴とする腕型通信装置。
  9. 【請求項9】第1の腕バンドと、第2の腕バンドとによ
    りループアンテナを構成する腕装着型通信装置におい
    て、 前記第1の腕バンドと前記第2の腕バンドの中留めとし
    て,両開き構造の中留めを用いたことを特徴とする腕装
    着型通信装置。
  10. 【請求項10】請求項9の腕装着型通信装置において、 接点ピンと,バネとを設け、 前記接点ピンを前記バネの押圧により第1の腕バンドと
    第2の腕バンドとの電気的導通を取ることを特徴とする
    腕装着型通信装置。
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