JP2003289069A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003289069A
JP2003289069A JP2002090184A JP2002090184A JP2003289069A JP 2003289069 A JP2003289069 A JP 2003289069A JP 2002090184 A JP2002090184 A JP 2002090184A JP 2002090184 A JP2002090184 A JP 2002090184A JP 2003289069 A JP2003289069 A JP 2003289069A
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Seishin Sato
聖信 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉口フランジ内部壁面に付着した残留ガスを
効率良く離脱させ、反応炉内の残留ガスを効率良く排出
し、ガスパージに要する時間を短縮することを可能にす
る。 【解決手段】 基板処理装置は、ウェーハWを処理する
基板処理領域を形成する反応管30と、反応管30を支
持する炉口フランジ4と、炉口フランジ4に設けられて
反応管4内にガスを供給するガス供給管7と、プラズマ
を生成するプラズマ生成手段32とを備える。プラズマ
生成手段32は、放電用のリング状電極12で構成し
て、炉口フランジ4の内周壁に設けられる。このプラズ
マ生成手段32は、パージガスを供給するガス供給管7
の近傍の炉口フランジ4に設け、炉口フランジ内にプラ
ズマ生成領域26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は基板処理装置に係
り、特にプラズマを用いる基板処理装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般に、基板処理装置、例えば熱CVD
装置は、ヒータによって加熱される反応管を備える。こ
の反応管は炉口フランジによって支持され、この炉口フ
ランジにガス供給管が設けられる。ガス供給管から炉口
フランジを介して反応管内に反応ガスが供給されて、反
応管内の基板上に薄膜が成膜される。成膜後、反応管
内、炉口フランジ内の残留ガスを除去するためにガスパ
ージを行う。ガスパージの際、効率良く残留ガスを排出
するために、ガスパージと真空引きを繰り返し行うサイ
クルパージを行うことがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成膜後
にサイクルパージを行う場合でも、反応管内、炉口フラ
ンジ内の残留ガスを十分に除去するのに相当の時間を要
する。特に炉口フランジ内部壁面に付着した残留ガスは
離脱しにくく、これを離脱させるのにかなりの時間がか
かってしまう。 【0004】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解決して、成膜後の残留ガスを効率良く排出し、成
膜後のガスパージに要する時間を短縮することが可能な
基板処理装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板を
処理する反応管と、前記反応管を支持する炉口フランジ
と、前記炉口フランジに設けられ前記炉口フランジを介
して前記反応管内にガスを供給するガス供給管と、炉口
フランジ内に設けられプラズマを生成するプラズマ生成
手段とを備え、基板処理後に反応管および炉口フランジ
内の残留ガスを除去する際、前記プラズマ生成手段によ
りプラズマを生成しつつ反応管および炉口フランジ内を
ガスパージするよう構成したことを特徴とする基板処理
装置が提供される。 【0006】反応管および炉口フランジ内の残留ガスを
除去する際に、炉口フランジ内に設けたプラズマ生成手
段によりプラズマを生成しつつ反応管および炉口フラン
ジ内をガスパージするよう構成したことにより、プラズ
マのエネルギーによりフランジ内部壁面に付着した残留
ガスを効率的に離脱させることができ、成膜後の残留ガ
スを効率良く排出することができ、ガスパージに要する
時間を短縮することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に本発明の基板処理装置に係
る実施の形態を図面を用いて説明する。 【0008】図1は、本発明の実施の形態に係るプラズ
マを用いた縦型熱CVD(ChemicalVapor Deposition)装
置の概略断面図である。 【0009】熱CVD装置は、加熱手段としての抵抗加
熱ヒータ1を備える。そのヒータ1の内側に石英製の外
部反応管2が設けられ、外部反応管2の内部には石英製
の内部反応管3が同心状に配設される。外部反応管2と
内部反応管3とでウェーハWを処理する反応管30が構
成される。外部反応管2、内部反応管3は例えば金属製
の炉口フランジ4上に立設される。炉口フランジ4の下
端は炉口キャップ5により気密に閉塞される。炉口キャ
ップ5にボートキャップ31を介してボート6が立設さ
れて内部反応管3内に挿入される。ボート6にはバッチ
処理されるウェーハWが水平姿勢で管軸方向に多段に積
載される。ボート6はボートエレベータ10によって昇
降自在に支持される。 【0010】炉口フランジ4の下部にガス供給管7が接
続され、内部反応管と連通している。また外部反応管2
と内部反応管3との間に形成される円筒状の空間8の下
端に連通するように、排気管9が炉口フランジ4に接続
されている。 【0011】炉口フランジ4には、プラズマを生成する
プラズマ生成手段32が設けられる。このプラズマ生成
手段32は炉口フランジ4のガス供給管7の近傍(ガス
供給管のガス供給口よりもガス流の下流側)に設けられ
て、ガス供給管7から反応管30内に供給されるガス
を、必要に応じてプラズマにより活性化できるように構
成されている。図示例では、プラズマ生成手段32は、
高周波放電を行なう放電用電極から主に構成され、炉口
フランジ4の内部に絶縁体を介して設けられている。 【0012】プラズマ生成手段32が設けられる炉口フ
ランジ4の近傍には、図示例のように炉口フランジ4の
内部の他に、炉口フランジを絶縁体で形成した場合には
炉口フランジ4の外部も含まれる。また、プラズマ生成
手段32が設けられるガス供給管7の近傍には、図示例
のように、ガス供給管7の近辺の他に、ガス供給管を絶
縁体で形成した場合、ガス供給管自体も含まれる。ま
た、プラズマ生成手段32は、高周波放電以外の公知の
手段を用いてもよい。 【0013】ここで、反応管30内のウェーハWが処理
される領域を基板処理領域24、プラズマ生成手段32
によって炉口フランジ4にプラズマが生成される領域を
プラズマ生成領域26という。 【0014】この基板処理領域24とプラズマ生成領域
26との間に、プラズマ生成領域26から基板処理領域
24へ流入するプラズマの量を制御するプラズマ制御手
段11を設ける。このプラズマ制御手段11は、プラズ
マのみを制御して活性化されたガスないし活性種は制御
しないようになっている。ここでプラズマ制御手段11
によってプラズマを制御する領域をプラズマ制御領域2
5という。また、ヒータ1、反応管30、及び反応管3
0を支持する炉口フランジ4で構成されたものを反応炉
または単に炉という。 【0015】図2は、図1に示す左右対称の炉下部の右
半分の拡大図である。 【0016】炉口フランジ4は、上下が開口した筒体で
構成される。炉口フランジ4の上下開口には上フランジ
部4b、下フランジ部4cが設けられる。上フランジ部
4bで外部反応管2を下方から支持する。外部反応管2
の外周にヒータ1が設けられる。炉口フランジ4の内周
壁の上方に径方向内方に突出した内部反応管支持リング
4aが設けられる。内部反応管支持リング4aで内部反
応管3が下方から支持される。ボート6が挿入される内
部反応管3内に基板処理領域24が形成される。 【0017】内部反応管3と外部反応管2との間に形成
される円筒状の空間8の下端に対応する炉口フランジ4
に、真空ポンプ等(図示せず)に接続される排気管9が
設けられる。炉口フランジ4の下部フランジ部4cには
炉口キャップ5が当接されて炉口を塞ぐ。この炉口キャ
ップ5には、内部反応管3及び炉口フランジ4内に挿入
されるボートキャップ受け33、ボートキャップ31、
及びボート6が下から順に設けられる。 【0018】白抜き矢印で示すガス供給管7は炉口フラ
ンジ4に設けられ、炉口フランジ4を介して反応管30
内にガスを供給するようになっている。ここでは、成膜
に活性化する必要のあるガス17aと活性化する必要の
ないガス16aの両方を用いる場合について説明する。
ガス供給管7は、プラズマのエネルギーにより活性化す
る必要のあるガス17aを供給する第1のガス供給管1
7と、活性化する必要のないガス16aを供給する第2
のガス供給管16とから構成される。第1のガス供給管
17は、炉口フランジ4内のプラズマ生成領域26内に
連通し、第2のガス供給管16は、後述するプラズマ制
御領域25に連通している。 【0019】第1のガス供給管17の近傍にプラズマ生
成手段32が設けられて、第1のガス供給管17から反
応管30内に供給されるガスを、プラズマにより活性化
するように構成されてれいる。すなわち、炉口フランジ
4の内周壁であって、ちょうど内部反応管支持リング4
aと下部フランジ部4cとの中間位置に、プラズマを生
成するプラズマ生成手段32が設けられる。このプラズ
マ生成手段32は、炉口フランジ4の内周に沿って絶縁
体13を介して設けられたリング状の放電用電極12を
備える。絶縁体13により炉口フランジ4から電気的に
絶縁された放電用電極12に、整合器34を介して高周
波電源35が接続される。高周波電源35の高周波電力
を放電用電極12に印加して、放電用電極12とアース
される炉口キャップ5との間に高周波電界が形成され、
この高周波電界により炉口フランジ4内にプラズマが生
成される。プラズマは炉口フランジ4内に供給されるガ
スによって生成され、プラズマの生成される領域がプラ
ズマ生成領域26となる。このプラズマ生成領域26内
に供給されるガスはプラズマによって活性化される。 【0020】なお、炉口フランジ4が金属製の場合、上
述したように、電極12は絶縁体13を挟んでアースと
絶縁させるが、炉口フランジ4が絶縁体の場合は、絶縁
体を挟む必要がない。要するに放電用電極12はアース
に落ちないような構造であればよい。 【0021】また、炉口フランジ4内の内部反応管支持
リング4aとボートキャップ受け33との間であって、
炉口フランジ4内に供給されたガスが上方の内部反応管
3内に流入する流路に、プラズマを制御するプラズマ制
御手段11が設けられる。プラズマ制御手段11は、プ
ラズマ生成領域26で生成されたプラズマの通過量を規
制するプラズマ制御領域25を設けることにより、プラ
ズマが基板処理領域24に侵入しがたい、ないし基板処
理領域24で発生しないようにしている。このプラズマ
制御領域25に、プラズマにより活性化する必要のない
ガス16aが、前述したように第2の供給管16から導
入される。 【0022】プラズマ制御手段11は、例えばボートキ
ャップ受け33の外周壁に、これから径方向外方にリン
グ状の縁36を張り出し、その先端側を管軸方向上方に
折り曲げて断面略L字型をした折曲リング36aで構成
される。これにより炉口フランジ4内のプラズマ生成領
域26から反応管30内の基板処理領域24に通じる蛇
行したガス流路25aが形成される。図示例では、さら
に、折曲リング36aに加えて、ボートキャップ受け3
3上方に位置する炉口フランジ4の内部反応管支持リン
グ4aの周端から折曲リング36aの底部に向けて同心
状にリング37を垂下させ、ガス流路25aの蛇行回数
を増やしている。この蛇行流路25aがプラズマ制御領
域25となる。プラズマ制御手段11を構成するリング
36a、37は、成膜に悪影響を与えない材質、例えば
金属、絶縁体等の材料で構成する。 【0023】このようなプラズマ制御手段11の構成に
よってプラズマが制御されるメカニズムは、次の通りで
ある。リング36a、37によりプラズマ中の負に帯電
した電荷が遮断され、負電荷が基板処理領域24へ流入
しないので、基板処理領域24にプラズマが生成される
のが抑制される。また、蛇行流路25aにより基板処理
領域24に拡散するプラズマ中の負電荷が制御される。
制御には具体的に電気的制御と機械的制御とがある。 【0024】電気的制御は、基本的には負に帯電した電
子を制御する。プラズマ制御手段11を構成するリング
36a、37を金属で構成して、リング36a、37を
アース電位とした場合は、アースに拡散する電子を抑制
するため、リング36a,37とプラズマとの間にシー
スが形成される。そのシース電位により電子が反発さ
れ、基板処理領域24内へ拡散する電子が抑制される。
リング36a、37をアースせずに浮かして浮遊電位と
した場合も、リング36a、37に拡散する電子が抑制
されるため、リング36a、37が負に帯電し、さらに
シース電位が大きくなり電子が拡散するのを抑制する。 【0025】リング36a、37が絶縁体で構成される
場合も同様に、リング36a、37は負に帯電し、シー
スが形成される。そのシース電位により電子が反発され
基板処理領域へ拡散する電子を抑制する。さらに、シー
ス電位を大きくさせる場合、または任意にリング36
a、37の電位を変える場合には、それを行なうための
電源機構を設ける。 【0026】機械的制御は、蛇行した流路25aにより
負の電荷が拡散するのを制御する。もっとも、電子はガ
ス分子の質量より遥かに小さいので、機械的制御よりも
電気的制御によって容易に電子が反発され、基板処理領
域24内への電子の拡散が抑制される。 【0027】プラズマ制御手段11を構成するリング3
6a、37が制御するのは、プラズマだけで、電気的に
中性なガスないし活性種は制御しないようにする必要が
ある。したがって、炉口フランジ4内のプラズマ生成領
域26で生成された活性種ガス及びガスの通りを良くす
るために、メッシュ状もしくはスリット状で構成すると
一層好ましい。 【0028】これらの制御方法で、基板処理領域24内
へ拡散するプラズマの抑制、もしくは基板処理領域24
内でのプラズマの生成促進が制御される。その結果、ウ
ェーハのプラズマによるダメージを有効に防止できる。 【0029】次に、上述した本実施の形態の熱CVD装
置によりウェーハWを処理する方法を説明する。この装
置を用いて基板を処理する方法は、基本的に、従来の縦
型熱CVD装置を用いてウェーハを処理する方法と同様
である。 【0030】すなわち、ボート6にウェーハWを装填
し、その後、ボートエレベータ10により炉口キャップ
5を介してボート6を反応管30内に挿入する。炉口キ
ャップ5が炉口フランジ4の下端を完全に密閉した後、
ヒータ1によって炉内温度を安定化させる。また、炉内
を排気管9からの真空引きによって排気して炉内圧力を
安定化させる。温度及び圧力を安定化させた後、ガス供
給管7から複数種の処理用ガスを炉口フランジ4を介し
て反応管30内に供給しつつ、排気管9より排気するこ
とにより、ウェーハW上に成膜を行なう。複数種の処理
用ガスは、必要に応じてプラズマ生成手段32により生
成したプラズマにより活性化して供給する。この際、活
性化する必要のあるガス17aを供給するときは第1の
ガス供給管17より供給し、活性化する必要のないガス
16aを供給するときは第2のガス供給管16から供給
する。ガス種としては、例えば、活性化する必要のある
ガス17aとしてNH3を、活性化する必要のないガス
16aガスとしてDCS(ジクロロシラン:SiH2
2)を使用する。このとき形成される膜は、Si34
膜である。 【0031】成膜後、プラズマ生成手段32によりプラ
ズマを生成した状態で反応炉内をガスパージして残留ガ
スを除去する。パージガスは少なくとも第1のガス供給
管17より供給すればよいが、第1のガス供給管17と
第2のガス供給管16の両方から供給するようにしても
よい。ガスパージの際、ガスパージと真空引きを複数回
繰り返し行うサイクルパージを実施するのが好ましい。
その後、反応管30内からボート6を取り出し、処理後
のウェーハWを回収する。 【0032】ここで、実施の形態の処理方法が、従来の
縦型熱CVD装置を用いて基板を処理する方法と異なっ
ている点は、成膜後に反応炉内の残留ガスを除去する
際、プラズマ生成手段32によりプラズマを生成した状
態で反応炉内すなわち反応管30内および炉口フランジ
4内をガスパージする点である。なおガスパージとは、
反応炉内にパージガス(例えば窒素、アルゴン、ヘリウ
ム等の不活性ガス等)を供給して排気することにより、
反応炉内の残留物、汚染物質等を取り除き、反応炉内を
清浄化することである。反応炉内にパージガスを供給し
ながら排気する方法の他、反応炉内にパージガスを充填
しパージガスの供給を停止した後に排気する方法などが
ある。 【0033】上述したように本実施の形態では、反応管
内および炉口フランジ内の残留ガスを除去する際に、炉
口フランジ内に設けたプラズマ生成手段によりプラズマ
を生成しつつ反応管内および炉口フランジ内をガスパー
ジするようにしたので、プラズマのエネルギーによりフ
ランジ内部壁面に付着した残留ガスを効率良く離脱させ
ることができる。よって、残留ガスを効率良く排出する
ことができ、プラズマを生成しないでガスパージする場
合に比べて、ガスパージに要する時間を短縮することが
できる。 【0034】ここで、プラズマを生成しつつガスパージ
することにより、フランジ内部壁面に付着した残留ガス
を効率良く離脱させることができるメカニズムは、次の
通りである。まず、フランジ内部壁面に付着する残留ガ
スとは、例えば、NH3とDCSとを用いてSi34
を形成する場合においては、DCSの分解により生じる
塩素系のガスと未反応のNH3であり、また、シラン系
ガスとPH3とを用いてリンがドープされたシリコン膜
(ドープトポリシリコン膜)を形成する場合や、PH3
を用いてシリコン膜にリンをドープする場合において
は、未反応のPH3である。 【0035】パージガス(N2またはAr等)をプラズ
マにより励起し、この励起エネルギーをフランジ内部壁
面に付着する残留ガスに与える事により、熱エネルギー
以上のエネルギーを与えることができるため、炉口フラ
ンジの加熱による残留ガスの離脱以上に効率良く残留ガ
スを離脱させることができる。また、プラズマによりイ
オン化されたN+またはAr+がシースにより加速され、
付着する残留ガスをスパッタし、効率良く離脱させるこ
とができる。 【0036】なお、上述した実施の形態では、成膜後に
反応炉内の残留ガスを除去する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されず、反応炉内のクリーニン
グ後にクリーニングにより生じた残渣や残留ガスを除去
する場合にも適用することができる。例えばクリーニン
グガスとしてNF3やClF3を用いて反応炉内をクリー
ニングした場合、NF3やClF3の分解により生じるフ
ッ素系の残留ガスや残渣がフランジ内部壁面等に付着す
る。この場合でも、クリーニング後に炉口フランジ内に
設けたプラズマ生成手段によりプラズマを生成しつつ反
応管内および炉口フランジ内をガスパージするようにす
れば、効率良く残留ガスやクリーニング残渣を除去でき
る。なお、この場合もガスパージと真空引きを複数回繰
り返し行うサイクルパージを実施するのが好ましい。 【0037】 【発明の効果】本発明によれば、反応炉内の残留物質を
除去する際に、炉口フランジ内に設けたプラズマ生成手
段によりプラズマを生成しつつ反応管内および炉口フラ
ンジ内をガスパージするようにしたので、残留物質を効
率良く排出することができ、プラズマを生成しないでガ
スパージする場合に比べて、ガスパージに要する時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る基板処理装置の概略
図である。 【図2】図1に係る基板処理装置の炉口フランジ部の拡
大図である。 【符号の説明】 W ウェーハ(基板) 4 炉口フランジ 7 ガス供給管 32 プラズマ生成手段 30 反応管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 基板を処理する反応管と、前記反応管
    を支持する炉口フランジと、前記炉口フランジに設けら
    れ前記炉口フランジを介して前記反応管内にガスを供給
    するガス供給管と、炉口フランジ内に設けられプラズマ
    を生成するプラズマ生成手段とを備え、基板処理後に反
    応管および炉口フランジ内の残留ガスを除去する際、前
    記プラズマ生成手段によりプラズマを生成しつつ反応管
    および炉口フランジ内をガスパージするよう構成したこ
    とを特徴とする基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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