JP2003288698A - 周辺船舶情報統合方法および装置 - Google Patents

周辺船舶情報統合方法および装置

Info

Publication number
JP2003288698A
JP2003288698A JP2002088067A JP2002088067A JP2003288698A JP 2003288698 A JP2003288698 A JP 2003288698A JP 2002088067 A JP2002088067 A JP 2002088067A JP 2002088067 A JP2002088067 A JP 2002088067A JP 2003288698 A JP2003288698 A JP 2003288698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
arpa
ais
ship
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002088067A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ono
勉 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2002088067A priority Critical patent/JP2003288698A/ja
Publication of JP2003288698A publication Critical patent/JP2003288698A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ARPA装置の捕捉している目標と、AIS
装置で受信した目標船舶の対応付けを機械化し、これら
のデータを統括して画面上に表示することで、操船者に
更に高度な航行支援情報を提供する。 【解決手段】 ARPA装置10およびAIS装置12
によって得られる船舶26のデータにおいて、これらの
データを統括して統合目標情報20として表示手段に表
示する。そのため周辺船舶情報統合装置18では、デー
タ変換手段14によってARPA装置10とAIS装置
12との個別な座標系を同一座標系に置換し、かつ時間
的同期を図った後、情報判断手段16によって両者の情
報の関連性を判定し、同一目標と判定された情報を統括
している。統合目標情報20は、表示手段に同時もしく
は選択的に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周辺船舶情報統合方
法に係り、特にARPAデータとAISデータとを統括
し相互に連携して表示手段に同時もしくは選択的に表示
可能な周辺船舶情報統合方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海上を運行する船舶は、刻々とその位置
を変えて移動しているものである。このような船舶は、
自船の周辺にある船舶との衝突を回避するために、周辺
船舶を警戒してこれらの動静を監視する必要がある。こ
の周辺船舶の動静情報を得る手段としては、自動衝突予
防援助装置(Automatic Radar Plotting Aid:以下AR
PAという)を用いる方法と、船舶自動識別システム
(Automatic Identification System:以下AISとい
う)を用いる方法とがある。
【0003】ARPA装置は、ある周期で自船のレーダ
から電波を発し、周辺船舶からの電波反射により、周辺
船舶の存在を認識する装置である。これにより、波間に
ある小舟のようなケースを除き、自船の周辺に存在する
ほとんどの船舶の存在を認識することができる。このよ
うに、ARPA装置は、レーダにより自船の周辺に存在
する船舶の位置、針路、速力を解析する装置であり、一
度捕捉すると、以後継続して捕捉船舶のデータが更新提
供される。
【0004】これに対し、AIS装置は、周辺に存在す
る船舶自身が当該船舶の位置、針路、速力などのデータ
をある一定の間隔で発信するものであり、この電波を受
信することで、AIS装置を搭載している船舶に関する
詳細な各種データを得ることができる。このAISは、
船舶航行業務(VTS)の合理化、並びに船舶の衝突予
防向上策などの目的をもったもので、各船舶にAIS装
置を搭載装備し、自船の船名、位置、運動状態、大き
さ、種類、仕向港などのデータを放送すると同時に、周
辺船舶が同様に放送する当該データを受信することによ
り、自船周辺の船舶情報を入手できるシステムである。
このAISを用いることによって船舶の存在確認と併せ
て、レーダでは困難であった船名、船の大きさ、種類、
仕向港などのデータも確認することが可能となる。
【0005】AIS装置によるデータは、GPSを用い
て測定した自船の位置などが盛り込まれているため、A
RPA装置などのレーダによる位置測定に比べて、はる
かに精度の高い情報であると言える。また、ARPA装
置では得ることのできない船舶名、船舶の大きさ、仕向
港とETA(船長の判断)なども得ることができる。な
お、このようなAIS装置は、搭載が義務づけられてい
る一部の船舶にのみ装備されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ARPA装
置によるデータとAIS装置によるデータとは、表示画
面に個別に表示されている。これは、ARPA装置およ
びAIS装置のデータが、それぞれ異なった周期で提供
される時系列の異なった情報であり、これらの情報同士
の関連付けがなされないためである。
【0007】ARPA装置は、周辺船舶を自船に搭載し
たレーダによって探知するものであり、ARPA装置の
表示画面に表される周辺船舶の情報は、自船のいる位置
を基準とした相対的な座標系で表されている。また、自
船は海上を航行していることから、ARPA装置の座標
系の基準位置は、常に変化しているものである。これに
対してAIS装置は、経緯度を基準としたいわば絶対的
な座標系によるデータにより表されている。従って、A
RPAデータとAISデータとが混在する海域におい
て、ARPA装置によって表示される複数の船舶情報に
対して、AIS装置により受信される船舶情報がいずれ
のARPAデータに該当するかを、機械によって判定す
ることができず、人間が推定しなければならない。
【0008】本発明は、ARPA装置の捕捉している目
標と、AIS装置で受信した目標の対応付けを機械化す
ることにより、二つの装置による個別な情報を、それぞ
れの装置の長所を生かした周辺船舶に関する統括データ
とすることで、操船者に更に高度な航行支援情報を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る周辺船舶情報統合方法は、ARPAと
AISの両データを取得し、前記ARPAデータまたは
前記AISデータを単一座標系に統一し、かつ同一時刻
における前記ARPAデータおよび前記AISデータを
求めた後、前記ARPAデータと前記AISデータとの
相関関係を評価して同一目標であるかの判定された目標
船舶データに対してARPAとAISからの取得データ
を統括したことを特徴としている。これにより、ARP
AデータとAISデータとを受信した場合に、演算など
から同一座標系かつ同一時刻におけるそれぞれのデータ
を求め、両方のデータの関連性から同一目標判定を行う
ことにより、ARPAとAISとの両方のデータとを連
繋させて参照することが可能となる。このように相互の
情報を補足することにより、操船者は詳細な情報を取得
することができる。
【0010】また、前記ARPAデータおよび前記AI
Sデータは、同一時刻かつ同一座標系において時系列に
よる運動パターンの類似性を判定する相関評価処理を行
うことが可能である。このように運動パターンの類似性
を評価することにより、ARPAデータに示された目標
船舶とAISデータによる目標船舶とが、同一船舶であ
る可能性を判定することができる。
【0011】また、前記ARPAデータおよび前記AI
Sデータは、同一時刻かつ同一座標系において時系列に
より相互距離を比較し、最も近接する前記ARPAデー
タと前記AISデータとを同一目標と判定する競合解消
処理を行うことが可能である。競合解消処理により、運
動パターンなどが類似の傾向を示す船舶が複数存在する
場合に、同一目標の可能性を絞り込み、ひとつのARP
Aデータに対応するひとつのAISデータを判定するこ
とができる。
【0012】前記同一目標と判定され統括された目標船
舶を、表示手段に同時もしくは選択的に表示させること
が可能である。これにより、操船者は、航行に必要な情
報を状況に応じて選択的に参照することができる。な
お、前記表示手段において、前記同一目標と判定された
目標船舶を、特定のシンボル表示により表示することが
好ましい。これにより、操船者は表示手段の表示によっ
て、どのような情報を有した船舶であるのかを簡易に判
断することが可能となる。
【0013】また、本発明に係る周辺船舶情報統合装置
は、ARPAデータおよびAISデータを受信する周辺
船舶情報統合装置であって、前記ARPAデータと前記
AISデータとにおける位置座標系および時間軸を統一
するためのデータ変換手段と、前記ARPAデータと前
記AISデータとの相関関係を評価し同一目標と判定す
る目標判定手段と、同一目標と判定された前記ARPA
データおよび前記AISデータとを統括して表示手段に
同時もしくは選択的に表示させる表示手段と設けること
を特徴としている。このような周辺船舶情報統合装置
は、ARPAデータとAISデータとを受信可能な船舶
や、海上交通管制などの陸上施設に設置することができ
る。船舶にて本装置を用いた場合、操船者は、表示画面
を操作することにより、同時同座標におけるARPAデ
ータおよびAISデータを参照することができ、これら
のデータに基づいた航行操作が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る周辺船舶情
報統合方法および装置の具体的実施形態を、図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る周辺船
舶情報統合方法のブロック図である。また、図2は、本
実施形態に係る周辺船舶情報統合装置の画面表示例、図
3は、本実施形態に係る表示ブロック図である。なお、
以下に記載するものは本発明の実施形態の一態様に過ぎ
ず、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】図1に示すように、自船の周囲に複数の船
舶が存在している場合に、船舶は周辺船舶との距離や方
位などのデータをARPA装置10およびAIS装置1
2によって得ることができる。これらのデータは、捕捉
される周期や座標系がそれぞれ異なっているため、本実
施形態では周辺船舶情報統合装置18によって時間的同
期および座標系の統一を図り、統合目標情報20として
出力している。
【0016】船舶は、自船に設置されたレーダ装置によ
って周辺船舶の情報を捕捉している。レーダ装置は、設
定された周期で周回するアンテナと、このアンテナから
電波を送受信する送受信部と、この電波のタイミングを
調整する指示部とを有している。船舶は自船の全方位方
向の情報を捕捉する必要があるため、このようなアンテ
ナが船舶の高所に設置されている。
【0017】このようなレーダ装置によって捕捉された
信号は、ARPA装置10に入力される。ARPA装置
10はCPU等の演算機能が備えられており、アンテナ
から放出された電波が周辺海域の船舶などに到達しては
ね返った反射波を前記アンテナによって受信し、反射時
間や量などを演算することにより位置を割り出してい
る。またARPA装置では、レーダ装置から得られた信
号に基づいて、周辺海域にある船舶の進路、速力、方
位、距離などを算出し、衝突計算を行っている。このよ
うにARPA装置10によって得られたデータ(以下A
RPAデータという)は、表示手段である表示画面上の
自船を中心とした座標系にシンボルで表示される。この
とき、表示画面上にレーダ画像や海図を重ねて表示すれ
ば、周辺海域の情報をより詳細に知ることができる。
【0018】また周辺船舶情報は、AIS装置12から
得ることも可能である。AIS装置12は、GPS受信
データの入力手段とAISデータの発生手段とを有し、
複数の衛星を利用してGPSアンテナから自船の位置を
検出している。AIS装置から得られるデータ(以下A
ISデータという)には、船舶の位置や進路、速力とい
った時々刻々と変化するデータの他に、船名や大きさな
どの不変的なデータも含まれている。このようなAIS
装置12を搭載する義務のある船舶は、自船のAISデ
ータ24を無線などの通信手段により対外に放送してい
る。
【0019】このようなAISデータ24は、レーダ装
置によって捕捉されるARPAデータ22に比べて、詳
細かつ明確なデータである。しかし搭載義務のある船舶
が限られており、AIS装置12を装備した船舶とAI
S装置12を装備しない船舶とが海域に混在している。
本実施形態では、ARPAデータ22とAISデータ2
4とが混在する海域において、両方の装置によって自船
に捕捉されたデータの中で、ARPAデータ22および
AISデータ24に重複している同一船舶の情報を統括
するため、データ変換手段14により時刻および座標系
の統一を行う。
【0020】ARPAデータ22は、自船を中心とした
座標系によって表示されており、これに対してAISデ
ータ24は経緯度を基準とした位置情報を有している。
そこで、本実施形態では、AISデータ24とARPA
データ22との座標系を統一するために、データ変換手
段14によって目標情報変換処理を行っている。自船
は、GPSによって自船の経緯度を検出しているため、
経緯度によって表される自船の絶対的な座標は、常に明
確である。従って、目標情報変換処理によりAISデー
タ24と自船との相対的な位置関係を演算し、AISデ
ータ24に含まれる位置などの情報を、自船を基準とし
た相対座標系に置換させればよい。このように、前記デ
ータ変換手段14は、AIS装置12から得られる船舶
の緯度・経度などの目標情報の座標系をARPA装置1
0の座標系に統一させている。
【0021】また、ARPAデータ22とAISデータ
24とは、図4に示すように、それぞれのデータを受信
する周期が異なっている。そのため、両者の間にはタイ
ムラグが生じ、同一時刻における両者のデータを直接比
較することができない。そこで、本実施形態では、AR
PAデータ22およびAISデータ24を、同一時刻に
おけるデータに変換するための補完処理をデータ変換手
段14によって行っている。
【0022】この補完処理は、以下のようにして行う。
ARPA装置10あるいはAIS装置12から得られる
データは、目標船舶の航行軌跡上におけるある時刻のデ
ータである。そこで、過去のデータから目標船舶の航行
軌跡を最小二乗法などによって演算し、仮想軌跡28を
推定することが可能である。この仮想軌跡28は、目標
船舶の航行軌跡とほぼ同一のものであるから、仮想軌跡
28を単位時刻に区切ることにより、周辺船舶の単位時
刻におけるARPA補完データ30およびAIS補完デ
ータ32が得られる。このようにして、レーダやAIS
装置12などからARPAデータ22およびAISデー
タ24を取得し、これらのデータに基づいて単位時刻あ
たりのARPA補完データ30およびAIS補完データ
32を作成することにより、同一時刻における両者のデ
ータを直接比較することが可能となる。この時、両者の
データは、周辺船舶情報統合装置18によって時刻を付
加して管理することが可能である。なお、それぞれの装
置によって取得されたARPAデータ22またはAIS
データ24の中に、時刻および座標系が、比較対象であ
るARPAデータ22またはAISデータ24と合致し
ている時刻データが含まれていた場合、このデータは補
完処理を行わずに用いることが可能である。
【0023】なお、データの補完処理は、予め想定した
時刻に合わせてデータを演算することが好ましい。たと
えば、データを1分毎に補完する場合に、定められた区
切りの良い時刻に合わせて演算することで、時刻の管理
などが簡便にある。もちろん、ARPAデータ22また
はAISデータ24が更新される間隔を、それぞれの周
期を公約数などで等分して補完処理を行うことも可能で
ある。
【0024】なお、ARPAデータ22の補完処理を行
うことにより、以下に示す点が改善できる。ARPAデ
ータ22は、レーダの回転ごとに得られた目標船舶の時
刻tにおける位置(xt、yt)から、進路θ、速力vな
どを演算している。たとえば、時刻t1からt2にかけ
て、目標船舶の移動した位置の差を△x、△yとする
と、進路θおよび速力vは移動量の関数として求めるこ
とができる。しかし、一時的なデータだけを見ると、実
際の船舶の航行軌跡とARPA装置10のデータから得
られた進路θおよび速力vとの間に齟齬が生じる場合が
ある。
【0025】たとえば、図6に示すように、ある目標船
舶が直進から回頭に移行している場合、回頭行動に移っ
た時刻t4での目標船舶の進路θおよび速力vを、時刻
t3から時刻t4にかけての位置のみによって演算する
と、点線で表されるような演算結果になる。しかし、実
際には目標船舶は直線で表される航路を取っており、演
算から得られた進路θおよび速度vは、実際の値に比べ
て誤差が大きくなる。そこで、誤差を小さくするため
に、過去のデータ(時刻t1から時刻t3)を参照して
進路θおよび速力vの演算を行う。これは、たとえば数
1に示すような演算を行うとよい。ここで係数αは、新
しいデータに重みを置くためのフィルタリング処理とし
て使用している。
【数1】 このように、ARPAデータ22は、目標船舶が変針ま
たは変速中にあるとき、ベクトルの追従性能が悪く危険
判断の利用に適さないものであるが、過去のARPAデ
ータ22に基づいて補完処理を行って仮想軌跡を算出す
ることで、目標船舶の実際の航行軌跡に近似したARP
A補完データ30を得ることができる。
【0026】上術した目標情報変換処理および補完処理
から、ARPAデータ22とAISデータ24とは、同
時刻かつ同座標のデータにそれぞれ変換されている。こ
の時、ARPAデータ22とAISデータ24との間に
同一船舶のデータが重複している場合、いずれのARP
A補完データ30がいずれのAIS補完データ32に該
当するか、データ同士の相関関係を調査する必要があ
る。そこで、本実施形態では、目標判定手段16により
ARPA補完データ30とAIS補完データ32との相
関関係を評価する処理を行う。
【0027】相関評価処理には、一般的数学による手法
を用いている。これは、それぞれのデータを過去のデー
タから得られる相関係数を比較して、この相関係数が予
め設定した範囲内に入っている場合に両者は相関関係に
あると判定される。このような相関評価は、数2に挙げ
る直線回帰法によって求めることができる。ここで、y
は目的変数ベクトル、xは説明変数ベクトル、eは誤差
ベクトルであり、aとbとはパラメータである。
【数2】 このように、数2では位置や移動方向などの船舶の運動
パターンを数値化し、それぞれのデータから得られる運
動パターンの類似性を比較している。このとき、非常に
似通った運動パターンを有する船舶同士を相関関係にあ
ると判定し、仮の同一目標としている。
【0028】この時、図7に示すように、自船26の周
辺には船舶に関する複数の情報が混在している場合が考
えられる。そこで、無駄な演算処理を省略するために、
物理的に同一目標とは考えられない組み合わせを排除す
る。すなわち、予め設定された相関評価範囲34に内包
されないARPAデータとAISデータとの組み合わせ
を演算処理対象から除外し、相関評価範囲34の内部に
存在する組み合わせについて、その相関関係を評価す
る。これは、たとえば相関評価範囲34の内部に2個の
ARPA補完データ30X、30Yと1個のAIS補完
データ32Zがある場合には、ARPA補完データ30
XとAIS補完データ32Z、およびARPA補完デー
タ30YとAIS補完データ32Zの、2組の組み合わ
せによる相関関係をそれぞれ演算するものである。そし
て、最も評価結果の良好な組み合わせを、仮の同一目標
データとする。
【0029】このように、相関評価処理においては、そ
れぞれのデータの示す運動パターンの傾向を見定めるの
に用いている。従って、ARPA装置10で捕捉された
ARPA補完データ30Xと、AIS装置12で受信し
たAIS補完データ32Zとの運動パターンに類似性が
あり、相関関係にあると判定されれば、ARPA補完デ
ータ30XとAIS補完データ32Zとは同一船舶であ
るとして仮の同一目標データと認識できる。
【0030】なお、相関評価処理は、上記した組み合わ
せだけではなく、1個のARPA補完データ30と複数
のAIS補完データ32、あるいは複数のARPA補完
データ30と複数のAIS補完データ32などの組み合
わせに対しても、同様の処理を行うことにより。同一目
標データを仮定することが可能である。
【0031】上記より、個々のデータに対して相関評価
処理を行うことで、AIS補完データ32をARPA補
完データ30の中のひとつのデータであると特定するこ
とが、ほぼ可能となる。しかし、設定した相関評価範囲
34の内部において、1個のAIS補完データ32に対
して仮の同一目標データとして認識されたARPA補完
データ30が複数存在し、競合が生じる場合がある。す
なわち、運動パターンの類似した船舶が複数存在する場
合、船舶同士の位置が接近している場合、運動パターン
が類似しており且つ船舶同士の位置が接近している場合
などにおいて、上述した相関評価処理では真偽の判断が
つかず競合状態となる。
【0032】そこで、本実施形態では、仮の同一目標デ
ータと判定された複数のデータについて目標判定手段1
6により競合解消処理を行っている。競合解消処理と
は、仮の同一目標データと判定された個々のデータの座
標を比較して、最も近接した値のARPA補完データ3
0とAIS補完データ32とを同一船舶とみなし、その
他のデータを同一目標の組み合わせから除外する処理で
ある。すなわち、前述した相関評価処理では個々のデー
タの示す運動パターンにより、ARPA補完データ30
とAIS補完データ32とを仮の同一目標データと判断
しているが、競合解消処理は、それぞれのデータの位置
による判定を行っている。
【0033】競合解消処理において、ARPA補完デー
タ30とAIS補完データ32との比較判定は、以下の
ようにして行われる。まず、同一座標系かつ同一時刻に
おいて、競合状態にあるすべてのARPA補完データ3
0とAIS補完データ32とについて、相互の距離をそ
れぞれ比較する。すなわち、仮の同一目標データと判断
された組み合わせに対して、それぞれの位置から差dを
算出し、この差dを時刻t0からtnまで累積する。こ
の時、競合解消処理を効率的に行うために、差dが予め
設定した範囲よりも大きな値であった場合には、この組
み合わせは同一目標データではないと判断し、競合解消
処理から排除することもできる。
【0034】このようにして、差dを求め、これらの誤
差累積を比較し、誤差累積が最小であった組み合わせが
同一船舶であると考えられるため、これを同一目標デー
タと判定する。この時、余計な処理を省くために、誤差
累積の最大許容値を予め設定しておき、これより大きな
誤差累積であった組み合わせを処理範囲から除外する処
置を取ってもよい。
【0035】上記より、競合状態にあるデータの位置関
係を比較材料として用いて、同一目標(同一船舶)であ
るとの判定を行っている。ここで、一致を否定された目
標データに関しては、前述の相関評価処理において、次
に相関度の高かった目標データとの組み合わせに変更
し、同様の競合解消処理を行う。この処理は、すべての
競合状態が解消されるまで繰り返すものである。
【0036】競合解消処理により、ARPAデータとA
ISデータとが同一目標であると決定したら、AISデ
ータに基づいて衝突計算などを行えばよい。もちろん、
ARPAデータから衝突計算などをすることも可能であ
るが、AISデータに比べると情報の確度が低いことも
あり、AISデータより算出する方が好ましい。
【0037】このようにして、同一目標と決定されたA
RPAデータ22とAISデータ24とは、相互に連携
させて出力し、ARPA装置10の画面上に同時に表示
される(統合目標情報)。この時、同じ画面上に、同一
船舶の情報であるARPAデータ22とAISデータ2
4との両方のデータを個別に表示することもできるが、
このような二重表示を行うと操船者の混乱を招くおそれ
がある。そのため、両方のデータを有する目標船舶に対
する表示シンボルを、AISデータ24を持たない船舶
(あるいはARPAデータ22を持たない船舶)のデー
タと区別するために、特定の記号に変えて表記すること
が望ましい。たとえば、画面に表示される目標船舶のシ
ンボル表示を、以下のように分類すればよい。すなわ
ち、『ARPAデータ22のみを有する目標船舶』と
『AISデータ24のみを有する目標船舶』と『ARP
Aデータ22とAISデータ24とを有する目標船舶』
との3種類の情報に対し、それぞれ異なったシンボルを
採用するものである。
【0038】また、画面にデータを表示する際に、オペ
レータが表示内容を選択できるようにしてもよい。すな
わち、『ARPAデータ22のみを有する目標船舶』あ
るいは『AISデータ24のみを有する目標船舶』を画
面上に表示するように指示した場合に、図1に示すよう
に、両方のデータを有する船舶36Aのシンボルを◎で
表示し、○で表示された単一データの船舶36Bのシン
ボル表示と異なる表示によって行うことで、オペレータ
は当該船舶が他方のデータも有していることを知ること
ができる。
【0039】なお、図2に示すように、表示画面には、
レーダ映像を重ねて表示することが好ましい。操船者
は、一般的に船舶を航行させる際に周辺海域の障害物な
どを、レーダ映像を用いて探知しているため、船舶情報
と同画面上にレーダ映像を表示することは有効である。
また、これらの画面に電子海図を重畳表示することも可
能である。
【0040】また、画面上に表示されている目標船舶の
シンボルに対して、オペレータがカーソルをシンボルに
重ねてキー操作を行うなどの操作をした場合、選択され
た目標船舶の持つ情報を文字により表示することが可能
である。このように操作された目標船舶が、AISデー
タ24とARPAデータ22との両方を有する目標であ
るとき、オペレータは、いずれかひとつのデータを選択
できる。もちろん、AISデータ24およびARPAデ
ータ22の両方のデータを選択することも可能である。
【0041】ARPA装置10の表示シンボルは、線分
の方向と長さとによって目標船舶の移動方向と移動速力
とを表現できるように、ベクトルで表示されている。こ
れは、他船の動静監視に大変有効なことから、本実施形
態においても、目標船舶のベクトル表示を行うものとす
る。このようなベクトル表示に関しても、前述したよう
な『ARPAデータ22のみを有する目標船舶』『AI
Sデータ24のみを有する目標船舶』『ARPAデータ
22とAISデータ24とを有する目標船舶』のいずれ
かを、オペレータは選択することが可能である。従っ
て、ARPAデータ22によるベクトル表示とAISデ
ータ24によるベクトル表示とは、オペレータが識別で
きることが望ましい。そこで、本実施形態では、ARP
Aデータ22のベクトル表示38Aを実線とし、またA
ISデータ24のベクトル表示を点線として、これらの
データの分別を行っている。
【0042】ところで、目標船舶が回頭運動を行ってい
る場合、その回頭率をAISデータ24から得ることが
できる。そこで、ARPAデータ22による表示ベクト
ル38AとAISデータ24による表示ベクトル38B
とを、画面上に同時に表示する手法を採用することによ
り、より明確に目標船舶の行動を把握することが可能と
なる。たとえば、図7に示すように、ある目標船舶にお
けるARPAデータ22の表示ベクトル38AとAIS
データ24の表示ベクトル38Bとを、表示画面上に同
時に表示する。従って、ARPAデータ22から得た目
標船舶の進路θなどのデータに誤差が生じた場合に、A
ISデータ24に含まれる回頭率の情報を参照すること
により、オペレータは画面を見るだけで、目標船舶が回
頭中であることを容易に認識できるものである。また、
表示ベクトル38は、ベクトルの先端を回頭方向に折り
曲げるなどの表示を行い、直線的な表示によって目標船
舶が回頭中であることを視認できる方法としてもよい。
なお、表示画面には、数値などで表したデータを表示す
ることも可能である。このような数値データは、オペレ
ータが選択的に表示/非表示の操作を行うことができる
ものが好ましい。
【0043】このように、本実施形態では、ARPA装
置10とAIS装置12とのそれぞれの利点を考慮し
て、これらの情報を統括することにより船舶の航行を支
援している。自船26の位置を基準としたレーダを用い
た航行が一般的であるが、これに密度の高いAISデー
タ24を関連付けることにより、操船者はARPAデー
タ22にAISデータ24の付加されたデータを、同時
に参照して検討することが可能となる。ARPAデータ
22とAISデータ24の両方のデータを有する目標船
舶については、船舶の衝突判定の演算(再接近距離、再
接近時間、再接近方位、船首横切り距離、船首横切り時
間、船首横切り方位など)に用いる目標船舶の進路、速
力として、詳細なAISデータ24を用いることが有効
である。この時、両者のデータを連繋させることによっ
て、AISデータ24を即時の情報として活用すること
が可能となる。また、このような衝突演算に、従来通り
ARPAデータ22によって得られた値を用いるか、A
ISデータ24によって得られた値を用いるかについて
は、操船者の選択に任せるように設定することが可能で
ある。
【0044】また、ARPAデータ22とAISデータ
24とを統括することは、目標船舶の乗り移り現象が生
じた際にも有効である。ARPA装置ではレーダで捕捉
した個々の目標に、個別の識別番号を自動的に割り当て
ている。乗り移り現象は、ARPA装置10が複数の船
舶を捕捉しているとき、ある船舶の追尾中に、近傍にあ
る他のレーダ映像(レーダエコー)に追尾対象が移って
しまう現象のことをいう。このとき、ある船舶の識別番
号と別の船舶の識別番号とが入れ替わるスワッピングが
生じる場合もある。たとえば図5に示すように、自船2
6の周囲に船舶36Aと船舶36Bとが存在する場合を
みると、時刻t1において、船舶36Aよりも船舶36
Bが自船26に接近している。ところが時刻t2では、
実際には船舶36Bは自船26から遠ざかっており、か
わりに船舶36Aが自船26に接近している。この時、
ARPA装置10は、時刻t1において自船に近い船舶
と、時刻t2において自船26に接近する船舶とを、同
じ船舶36Bとみなしており、ここで目標情報の入れ替
わりを生じさせている。このとき、一時的なデータのみ
で判断すると、乗り移りが生じたことを判断することは
困難である。
【0045】ところで、AISデータ24は、AIS装
置12を搭載している船舶の固有の情報であって、その
情報の中には船舶を特定する固有の識別番号が含まれて
いる。そこで、前述の処理によりARPAデータ22と
AISデータ24とを統括し、それぞれのデータの識別
番号を同一船舶のものとして管理することにより、AR
PAデータ24のみで判定した時に生じる乗り移り現象
を是正することができる。すなわち、ARPA装置が時
刻t2において船舶36Bと判断した目標船舶は、AI
Sデータ24によると船舶36Aであるため、ARPA
データ22とAISデータ24とは同一目標ではないと
周辺船舶情報統合装置18によって判定される。このと
き、船舶36A、36Bに対して前述した処理が行われ
ることにより、それぞれの情報は正しい組み合わせで統
括される。このようにして、乗り移り現象は自動的に是
正がなされる。従って、ARPAデータ22とAISデ
ータ24とを統括し、同一目標として管理することは、
相互のデータの不備を補うという点において非常に有効
である。
【0046】なお、本実施形態では目標情報変換処理に
おいて、基準をARPA装置10の座標系としたが、こ
れを経緯度を基準とした座標系を用いるものとしてもよ
い。また、ARPAデータ22とAISデータ24とを
照合し、同一船舶であるとの一致の決定を相関評価処理
および競合解消処理によって行っているが、これは、相
互距離の誤差累計による判定のみで行うことも可能であ
る。
【0047】なお、本発明の周辺船舶情報統合装置18
は、実施形態においては船舶に設置した場合を示した
が、ARPAデータ22とAISデータ24とを受信可
能な海上交通管制などの陸上施設に設置することも可能
である。このような陸上施設において、周辺船舶情報統
合装置18は、上述したような船舶に搭載した場合と同
様に、非常に有効に活用されることはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ARPAデータとAI
Sデータとを有する船舶に対して、ARPAデータとA
ISデータとの座標系と時間的同期を図り、これらのデ
ータを統括することで明確な目標情報を動画面に表示す
ることが可能となる。これにより、ARPAデータまた
はAISデータのいずれかのみが有するデータを、同一
目標のデータとして補足することができるため、操船者
は詳細な情報を取得することが可能となる。従って、デ
ータを付加して活用することにより、航行支援に非常に
効果的である。また操船者は、これらのデータのうち、
いずれのデータを航行する際の判断基準とするかを選択
することができる。操船者は、状況に応じてこれらのデ
ータを選択し、航行に運用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る周辺船舶情報統合方法のブ
ロック図である。
【図2】 本実施形態に係る周辺船舶情報統合装置の画
面表示例である。
【図3】 本実施形態に係る表示ブロック図である。
【図4】 ARPAデータおよびAISデータの時系列
におけるデータの変化を表した説明図である。
【図5】 乗り移り現象の説明図である。
【図6】 ARPA装置の表示解析に関する説明図であ
る。
【図7】 本実施形態に係る相関評価処理に関する説明
図である。
【符号の説明】
10………ARPA装置、12………AIS装置、14
………データ変換手段、16………目標判定手段、18
………周辺船舶情報統合装置、20………統合目標情
報、22………ARPAデータ、24………AISデー
タ、26………自船、28………仮想軌跡、30………
ARPA補完データ、32………AIS補完データ、3
4………相関評価範囲、36………船舶。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ARPAとAISとの両データを取得
    し、前記ARPAデータまたは前記AISデータを単一
    座標系に統一し、かつ同一時刻における前記ARPAデ
    ータおよび前記AISデータを求めた後、前記ARPA
    データと前記AISデータとの相関関係を評価して同一
    目標であるかの判定された目標船舶データに対してAR
    PAとAISからの取得データを統括したことを特徴と
    する周辺船舶情報統合方法。
  2. 【請求項2】 前記ARPAデータおよび前記AISデ
    ータは、同一時刻かつ同一座標系において時系列による
    運動パターンの類似性を判定する相関評価処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の周辺船舶情報統合方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ARPAデータおよび前記AISデ
    ータは、同一時刻かつ同一座標系において時系列により
    相互距離を比較し、最も近接する前記ARPAデータと
    前記AISデータとを同一目標と判定する競合解消処理
    を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の周辺
    船舶情報統合方法。
  4. 【請求項4】 前記同一目標と判定され統括された目標
    船舶を、表示手段に同時もしくは選択的に表示させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    周辺船舶情報統合方法。
  5. 【請求項5】 前記表示手段において、前記同一目標と
    判定された目標船舶を、特定のシンボル表示により表示
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に
    記載の周辺船舶情報統合方法。
  6. 【請求項6】 ARPAデータおよびAISデータを受
    信する周辺船舶情報統合装置であって、前記ARPAデ
    ータと前記AISデータとにおける位置座標系および時
    間軸を統一するためのデータ変換手段と、前記ARPA
    データと前記AISデータとの相関関係を評価し同一目
    標と判定する目標判定手段と、同一目標と判定された前
    記ARPAデータおよび前記AISデータとを統括して
    表示手段に同時もしくは選択的に表示させる表示手段と
    設けることを特徴とする周辺船舶情報統合装置。
JP2002088067A 2002-03-27 2002-03-27 周辺船舶情報統合方法および装置 Withdrawn JP2003288698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088067A JP2003288698A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 周辺船舶情報統合方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002088067A JP2003288698A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 周辺船舶情報統合方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288698A true JP2003288698A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29234054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002088067A Withdrawn JP2003288698A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 周辺船舶情報統合方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288698A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065392A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Furuno Electric Co Ltd 船舶位置表示装置
JP2006317304A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置
KR100675525B1 (ko) 2005-08-22 2007-01-30 주식회사 지오에스엠 선박자동식별장치
JP2010003274A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 National Maritime Research Institute 目視認識支援装置及び目視認識支援方法
KR101131944B1 (ko) * 2010-09-28 2012-03-30 한국해양연구원 Ais 기반 레이더 타깃 정보 제공 방법
CN102621547A (zh) * 2012-04-01 2012-08-01 上海圆舟电子科技有限公司 多维信息融合参数自适应调整智能航海雷达及方法
JP2013083623A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Korea Ocean Research And Development Inst 船舶の統合監視のための衛星情報及び船舶情報の統合方法
KR101311714B1 (ko) * 2011-06-30 2013-09-25 주식회사 희망에어텍 선박을 감시하는 통합 감시 시스템 및 그의 방법
JP2015036832A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社日立ソリューションズ データ補完装置、データ補完方法、およびデータ補完プログラム
KR101553275B1 (ko) * 2013-10-31 2015-09-15 한국해양과학기술원 선박 통합모니터링 장치
JP2015190896A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 川崎重工業株式会社 目標探知支援システムおよびその方法
KR101696615B1 (ko) * 2016-08-04 2017-01-16 한국해양과학기술원 시계열 그래픽 표시를 이용한 다중 선박간 충돌회피 관제시스템
KR101707860B1 (ko) * 2015-09-09 2017-02-27 한국해양과학기술원 위성데이터의 위치좌표 오차 보정방법
KR101727141B1 (ko) * 2013-12-20 2017-04-17 한국전자통신연구원 레이더기반 관제시스템에서 어선 입출항 통보용 해양경비안전망의 정보와 결합한 자동적 레이더 융합 추적처리 방법
KR20200106101A (ko) * 2019-02-21 2020-09-11 충북대학교 산학협력단 컨볼루션 신경망 기반의 선박 교통 밀도 예측 방법 및 장치
JP2020164110A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 Ais非搭載障害物の存在を推定する避航対象判別方法、推定結果表示装置、避航対象判別情報共有方法、避航対象判別プログラム、及び避航対象判別利用方法
WO2023162562A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 古野電気株式会社 物標監視システム、物標監視方法、及びプログラム

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065392A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Furuno Electric Co Ltd 船舶位置表示装置
JP2006317304A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置
KR100675525B1 (ko) 2005-08-22 2007-01-30 주식회사 지오에스엠 선박자동식별장치
JP2010003274A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 National Maritime Research Institute 目視認識支援装置及び目視認識支援方法
KR101131944B1 (ko) * 2010-09-28 2012-03-30 한국해양연구원 Ais 기반 레이더 타깃 정보 제공 방법
KR101311714B1 (ko) * 2011-06-30 2013-09-25 주식회사 희망에어텍 선박을 감시하는 통합 감시 시스템 및 그의 방법
JP2013083623A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Korea Ocean Research And Development Inst 船舶の統合監視のための衛星情報及び船舶情報の統合方法
KR101334804B1 (ko) * 2011-10-07 2013-11-29 한국해양과학기술원 선박 통합모니터링을 위한 위성정보 및 선박정보의 통합방법
CN102621547A (zh) * 2012-04-01 2012-08-01 上海圆舟电子科技有限公司 多维信息融合参数自适应调整智能航海雷达及方法
JP2015036832A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社日立ソリューションズ データ補完装置、データ補完方法、およびデータ補完プログラム
KR101553275B1 (ko) * 2013-10-31 2015-09-15 한국해양과학기술원 선박 통합모니터링 장치
KR101727141B1 (ko) * 2013-12-20 2017-04-17 한국전자통신연구원 레이더기반 관제시스템에서 어선 입출항 통보용 해양경비안전망의 정보와 결합한 자동적 레이더 융합 추적처리 방법
JP2015190896A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 川崎重工業株式会社 目標探知支援システムおよびその方法
KR101707860B1 (ko) * 2015-09-09 2017-02-27 한국해양과학기술원 위성데이터의 위치좌표 오차 보정방법
KR101696615B1 (ko) * 2016-08-04 2017-01-16 한국해양과학기술원 시계열 그래픽 표시를 이용한 다중 선박간 충돌회피 관제시스템
WO2018026095A1 (ko) * 2016-08-04 2018-02-08 한국해양과학기술원 시계열 그래픽 표시를 이용한 다중 선박간 충돌회피 관제시스템
KR20200106101A (ko) * 2019-02-21 2020-09-11 충북대학교 산학협력단 컨볼루션 신경망 기반의 선박 교통 밀도 예측 방법 및 장치
KR102195378B1 (ko) 2019-02-21 2020-12-24 충북대학교 산학협력단 컨볼루션 신경망 기반의 선박 교통 밀도 예측 방법 및 장치
JP2020164110A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 Ais非搭載障害物の存在を推定する避航対象判別方法、推定結果表示装置、避航対象判別情報共有方法、避航対象判別プログラム、及び避航対象判別利用方法
JP7357330B2 (ja) 2019-03-29 2023-10-06 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 Ais非搭載障害物の存在を推定する避航対象判別方法、避航対象判別情報共有方法、避航対象判別プログラム、及び避航対象判別利用方法
WO2023162562A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 古野電気株式会社 物標監視システム、物標監視方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003288698A (ja) 周辺船舶情報統合方法および装置
US7956798B2 (en) Radar apparatus and radar picture display method
US8665136B2 (en) Image processing device, radar apparatus equipped with the same, method of processing image, and image processing program
US7016772B2 (en) Vehicle information display apparatus
US9541403B2 (en) Method and device for displaying route
KR100966289B1 (ko) 선박 레이더 추적 시스템의 추적 표적 판정 방법 및 이를이용한 기록매체, 아파보드 및 레이더
JP5654223B2 (ja) 画像処理装置、これを搭載したレーダ装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
EP2535732B1 (en) Device and method for controlling tracking information
JP6234710B2 (ja) レーダ装置及び物標捕捉追尾方法
KR20150101748A (ko) 관제 서비스 제공 장치 및 그 방법
EP3376488B1 (en) System for building situation awareness
US20180172840A1 (en) Remote survey system
KR20150064909A (ko) Ais 표적정보를 이용하여 선박을 추적하는 장치 및 그 방법
JP4965035B2 (ja) 船舶表示装置および港湾監視装置
JP2007010367A (ja) 空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置
JP2000284049A (ja) レーダ統合追尾方式
JP2008197034A (ja) 電子走査式精測レーダ装置および目標追尾方法
JP2012154647A (ja) 物標運動推定装置
JP2015214247A (ja) 観測支援装置、観測支援方法、及び観測支援プログラム
JP3555758B2 (ja) センサー統制による同期式追尾方法及び装置
JP2005061893A (ja) 船舶航行支援装置
US8044840B2 (en) Method for surveillance of space/air space
JP2001330664A (ja) 捜索追跡支援装置
JP2002267746A (ja) 空域監視システム及び方法
JP2020164110A (ja) Ais非搭載障害物の存在を推定する避航対象判別方法、推定結果表示装置、避航対象判別情報共有方法、避航対象判別プログラム、及び避航対象判別利用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607