JP2003288602A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP2003288602A JP2002092980A JP2002092980A JP2003288602A JP 2003288602 A JP2003288602 A JP 2003288602A JP 2002092980 A JP2002092980 A JP 2002092980A JP 2002092980 A JP2002092980 A JP 2002092980A JP 2003288602 A JP2003288602 A JP 2003288602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両から見た道路平面の傾きが変化したときで
も、撮像装置で撮影した画像が道路平面であると仮定し
て一方の画像から他方の画像へ変換する変換パラメータ
を確実に推定できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】画像入力部1は、車両に搭載した左右2台
のカメラにより、車両前方もしくは後方を撮影したステ
レオ画像を入力する。画像蓄積部2は、画像入力部1で
入力された左右のカメラ画像を蓄積する。画像変換部3
では、画像蓄積部2に蓄積された画像のうち、左画像を
道路平面を撮影した画像と仮定し、変換パラメータを用
いて画像を変換する。画像照合部4では画像変換部3で
変換した左画像と右画像を照合を行い、最も照合した変
換パラメータを出力する。状態推定部5、状態メモリ
6、状態予測部7は、画像照合部4で得られた変換パラ
メータを入力とし、カルマンフィルタを用いて現在の道
路平面を推定する変換パラメータの最適値を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の安全運転
の支援や自動走行を実現するために、複数の撮像装置に
より、先行車、駐車車両、歩行者など、道路上に存在す
る障害物を検出するステレオ障害物検出において、撮像
装置で撮影した画像が道路平面であると仮定して一方の
画像から他方の画像へ変換する変換パラメータを推定す
る画像処理装置及び方法である。
【0002】
【従来の技術】障害物を検知するための技術は、レーザ
や超音波等を利用するものとTVカメラを利用するもの
に大別できる。レーザを利用するものは高価であり、超
音波を利用するものは超音波の解像度が低いため、障害
物の検出精度に問題がある。また、レーザや超音波等を
用いる能動センサ単独では走行レーンの認識ができな
い。
【0003】これに対し、TVカメラは比較的安価であ
り、解像度、計測精度、計測範囲の面からも障害物検出
に適する。また、走行レーンの認識も可能である。TV
カメラを用いる場合、1台のカメラを使用する方法と複
数台のカメラ(ステレオカメラ)を使用する方法があ
る。
【0004】1台のカメラを使用する方法は、そのカメ
ラで撮影した1枚の画像から、輝度や色、あるいはテク
スチャ等の情報を手がかりにして道路領域と障害物領域
を分離する。例えば、画像中で彩度の低い中程度の輝度
領域、つまり灰色の領域を抽出し道路領域を求めたり、
テクスチャの少ない領域を求めて、道路領域を抽出し、
それ以外の領域を障害物領域とする。しかし、道路と似
た輝度、色、あるいはテクスチャを持つ障害物も数多く
存在するため、この方法で障害物領域と道路領域を切り
分けるのは困難である。
【0005】これに対し、複数台のカメラを用いる方法
は3次元情報を手がかりにして障害物を検出する。この
方法は一般にステレオ視と呼ばれる。
【0006】「ステレオ視」とは、例えば2つのカメラ
を左右に配置し、3次元空間中で同一点である点を左右
画像間で対応つけ、三角測量の要領で、その点の3次元
位置を求めるものである。各カメラの道路平面に対する
位置や姿勢等を予め求めておくと、ステレオ視により画
像中の任意の点の道路平面からの高さが得られる。この
ようにすることにより、高さの有無によって障害物領域
と道路領域を分離することができる。ステレオ視によれ
ば、1台のカメラを用いる場合のような問題を回避する
ことが可能である。
【0007】しかし、通常のステレオ視には、対応点探
索という問題点がある。ステレオ視とは、一般的には画
像上の任意の点のステレオカメラに固定した座標系(以
下では「ステレオカメラ座標系」と呼ぶ)に対する3次
元位置を求める技術である。対応点探索は空間中で同一
である点を左右の画像間で対応づける際に必要な探索計
算を意味し、計算コストが極めて高いという問題があ
る。対応点探索は、ステレオ視の実用化を妨げる要因と
なっている。
【0008】それに対し、一方の画像上の点が道路平面
上に存在すると仮定して、一方の画像上への点をもう一
方の画像上への投影点へ変換するパラメータを計算し、
そのパラメータを用いて画像を変換し、その画像間の差
を用いて道路領域と障害物領域を分離する手法も特開2
001−76128、特開2001−243456で提
案されている。
【0009】ところで、起伏のある道路を車両が通行す
る場合、車両への人員の搭載状態や荷物の積載状態が変
わった場合、車両の振動や道路の傾斜があった場合な
ど、道路平面と車両に取り付けたカメラの位置姿勢の関
係、つまり車両から見た道路平面の傾きが変化し、変換
パラメータの値も変化する。
【0010】特開2001−76128では、道路上に
描かれた2本の白線を利用して、画像の変換パラメータ
を計算している。しかし、この方法では白線が1本しか
見えない場合や汚れている場合には、変換パラメータを
計算できないという問題がある。
【0011】また、特開2001−243456では、
この問題に対して、想定されるカメラと道路面の取りう
る相対的関係の範囲から適当な姿勢を複数選び、それら
の全ての姿勢に対応する変換パラメータを計算し、その
変換パラメータを用いた変換画像を用意して他の画像と
比較を行い、一致度の最も低い領域を障害物として検出
している。
【0012】しかし、上記の方法では、道路平面として
照合したときに一致度の最も低い領域を検出するので、
車両に周期的な模様が描かれている場合や路面での写り
込み等で正しく障害物が検出されない場合があり、道路
平面の変換パラメータが必要になる。
【0013】また、精度よく障害物を検出するためには
選択した変換パラメータが実際の変換パラメータから十
分な精度内になければならない。さらに、例えば車両後
部に重い荷物を積載した結果、車体が前後に傾くといっ
た、発生する可能性の少ない事象に応じた変換パラメー
タも用意しておく必要がある。上記の2つの条件を満た
すためには数多くの変換画像が必要であり、多くの変換
画像の作成で、計算時間がかかってしまうという問題が
ある。
【0014】さらに、路面の段差による急激な振動を除
けば、車両の振動や路面の傾斜の変化は通常のテレビカ
メラ画像の撮影間隔に比べて緩やかであり、車両の走行
中に人員の搭載状態や貨物の積載状態が変化することは
ない。したがって、画像の変換パラメータも緩やかに変
化するが、上記の方法では、現在の変換パラメータの状
態を考慮せず、全ての変換パラメータを用いた変換画像
を用意するので、無駄な変換を数多く行うという問題が
ある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来方法では、撮像装置で撮影した画像が道路平面を撮影
していると仮定して一つの撮像装置で撮影した画像を他
の撮像装置で撮影した画像上へ変換する際に、白線を用
いて変換パラメータを計算する方法では、白線が見えな
い場合に変換パラメータを計算できないという問題があ
る。
【0016】また、多数の変換パラメータを用意して、
一致度の最も低い領域を検出する方法では、車両に周期
的な模様が描かれていたりそれらの変換パラメータを用
いた変換画像を作成する必要があり、計算時間がかかっ
てしまうという問題がある。その上、用意した変換パラ
メータは車両の現在の状態を考慮していないので無駄な
変換も多いという問題もある。
【0017】そこで、本発明は、起伏のある道路を車両
が通行する場合、車両への人員の搭載状態や荷物の積載
状態が変わった場合、車両の振動や道路の傾斜があった
場合など、道路平面と車両に取り付けたカメラの位置姿
勢の関係、つまり車両から見た道路平面の傾きが変化し
たときでも、撮像装置で撮影した画像が道路平面である
と仮定して一方の画像から他方の画像へ変換する変換パ
ラメータを確実に推定できる画像処理装置及びその方法
を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、道路
平面上の車両に取り付けられた異なる視点を持つ複数の
撮像装置から前記道路平面を時系列に撮影して、この時
系列に撮影した画像に基づいて前記複数の撮像装置の中
の一の撮像装置で撮影された画像を、前記他の撮像装置
の位置から見たアフィン変換の変換パラメータを用いて
変換する画像処理装置において、時刻(t−1)におけ
る車両の状態情報から時刻tにおける車両の状態情報を
予測する状態情報第1予測手段と、前記一の撮像装置で
撮影された時刻tにおける画像と、前記他の撮像装置で
撮影された時刻tにおける画像と、前記予測した時刻t
における車両の状態情報とを用いて、時刻tにおける前
記アフィン変換の並進成分である並進移動量を推定する
並進移動量推定手段と、前記推定した時刻tにおける並
進移動量と、前記予測した時刻tにおける車両の状態情
報を用いて、時刻tにおける車両の状態情報を予測する
状態情報第2予測手段と、を有することを特徴とする画
像処理装置である。
【0019】請求項2の発明は、前記並進移動量推定手
段は、前記予測した時刻tにおける車両の状態情報を用
いて時刻tにおける並進移動量の確率分布を求め、この
確率分布に基づいて一の並進移動量を選択し、この選択
した並進移動量に基づいて変換パラメータを求め、この
求めた変換パラメータに基づいて前記一の撮像装置で撮
影された時刻tにおける画像を、前記他の撮像装置の位
置から見た変換し、前記変換した時刻tにおける画像
と、前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像
を照合して時刻tにおける照合評価値を求め、前記選択
する並進移動量を変化させて、前記時刻tにおける照合
評価値が最もよい並進移動量を、時刻tにおける並進移
動量と推定することを特徴とする請求項1記載の画像処
理装置である。
【0020】請求項3の発明は、前記状態情報第1予測
手段は、前記時刻(t−1)における車両の状態情報か
ら前記時刻tにおける車両の状態情報をカルマンフィル
タによって予測することを特徴とする請求項1または2
記載の画像処理装置である。
【0021】請求項4の発明は、前記状態情報第2予測
手段は、前記推定した時刻tにおける並進移動量と、前
記予測した時刻tにおける車両の状態情報を用いて、前
記時刻tにおける車両の状態情報をカルマンフィルタに
よって推定することを特徴とする請求項1から3のうち
のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0022】請求項5の発明は、前記車両の状態情報
が、状態ベクトルと共分散行列であることを特徴とする
請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の画像処理
装置である。
【0023】請求項6の発明は、前記時刻tにおける並
進移動量に基づいて、車両を中心とした撮像装置に対す
る時刻tにおける道路平面の傾きを求める道路平面推定
手段を有することを特徴とする請求項1から5のうちの
いずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0024】請求項7の発明は、道路平面上の車両に取
り付けられた異なる視点を持つ複数の撮像装置から前記
道路平面を時系列に撮影して、この時系列に撮影した画
像に基づいて前記複数の撮像装置の中の一の撮像装置で
撮影された画像を、前記他の撮像装置の位置から見たア
フィン変換の変換パラメータを用いて変換する画像処理
方法において、時刻(t−1)における車両の状態情報
から時刻tにおける車両の状態情報を予測する状態情報
第1予測ステップと、前記一の撮像装置で撮影された時
刻tにおける画像と、前記他の撮像装置で撮影された時
刻tにおける画像と、前記予測した時刻tにおける車両
の状態情報とを用いて、時刻tにおける前記アフィン変
換の並進成分である並進移動量を推定する並進移動量推
定ステップと、前記推定した時刻tにおける並進移動量
と、前記予測した時刻tにおける車両の状態情報を用い
て、時刻tにおける車両の状態情報を予測する状態情報
第2予測ステップと、を有することを特徴とする画像処
理方法である。
【0025】請求項8の発明は、道路平面上の車両に取
り付けられた異なる視点を持つ複数の撮像装置から前記
道路平面を時系列に撮影して、この時系列に撮影した画
像に基づいて前記複数の撮像装置の中の一の撮像装置で
撮影された画像を、前記他の撮像装置の位置から見たア
フィン変換の変換パラメータを用いて変換する画像処理
方法をコンピュータによって実現するプログラムにおい
て、時刻(t−1)における車両の状態情報から時刻t
における車両の状態情報を予測する状態情報第1予測機
能と、前記一の撮像装置で撮影された時刻tにおける画
像と、前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画
像と、前記予測した時刻tにおける車両の状態情報とを
用いて、時刻tにおける前記アフィン変換の並進成分で
ある並進移動量を推定する並進移動量推定機能と、前記
推定した時刻tにおける並進移動量と、前記予測した時
刻tにおける車両の状態情報を用いて、時刻tにおける
車両の状態情報を予測する状態情報第2予測機能と、を
実現することを特徴とする画像処理方法のプログラムで
ある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6に従って本発
明の実施の形態を説明する。
【0027】本発明による実施形態の画像処理装置は、
左右2台のステレオカメラを車両に搭載し、ステレオカ
メラ搭載車両が走行する状態で、周囲の車両や歩行者な
どの障害物検出を目的として使用する状態を想定する。
【0028】(1)画像処理装置の構成 画像処理装置は、図1の構成図に示すように、画像入力
部1、画像蓄積部2、画像変換部3、画像照合部4、状
態推定部5、状態メモリ6、状態予測部7より構成され
る。これら各部1〜7の各機能は、コンピュータのプロ
グラムによって実現される。
【0029】画像入力部1は、車両に搭載した左右2台
のカメラにより、車両前方もしくは後方を撮影したステ
レオ画像を入力する。ここでは最も単純な例として左右
2台のカメラを例にとり、左カメラの画像を右カメラの
画像に変換する例を説明するが、同一の方法を右カメラ
の画像から左カメラへの変換に適用することも可能であ
る。また、3台以上カメラがある場合についても互いに
共通視野のある2台のカメラ画像間での変換に適用可能
である。
【0030】画像蓄積部2は、画像入力部1で入力され
た左右のカメラ画像を蓄積する。
【0031】画像変換部3では、画像蓄積部2に蓄積さ
れた画像のうち、左画像を道路平面を撮影した画像と仮
定し、変換パラメータを用いて画像を変換する。
【0032】画像照合部4では画像変換部3で変換した
左画像と右画像を照合を行い、最も照合した変換パラメ
ータを出力する。
【0033】状態推定部5、状態メモリ6、状態予測部
7は、画像照合部4で得られた変換パラメータを入力と
し、カルマンフィルタを用いて現在の道路平面を推定す
る変換パラメータの最適値を推定する。
【0034】すなわち、車両の振動などによるカメラと
道路の幾何学関係の変化は、車両を中心にすればカメラ
に対する道路の傾きの変化であり、状態推定部5、状態
メモリ6、状態予測部7では、車両に対する道路平面の
傾きを推定する。
【0035】状態メモリ6は、現在の車両の状態情報を
表すメモリである。
【0036】状態推定部5は、画像変換部3の出力した
変換パラメータを用いて、状態メモリ6に記憶された車
両の状態情報を更新する。
【0037】状態予測部7は、カルマンフィルタでの予
測式に基づいて、状態メモリ6に記憶された車両の状態
情報から、新しく撮影した画像での変換パラメータを予
測する。予測した変換パラメータの値は画像変換部3に
出力する。
【0038】(2)従来の画像変換とその問題点 ここで、まず、道路平面と2台のカメラの幾何学的関係
から導き出される、一方のカメラ画像を他方のカメラ視
点へ変換する従来の画像変換とその問題点について説明
する。
【0039】まず、2台のカメラを図2に示すような平
面上(道路平面上)に配置する。
【0040】3次元の点P=(X,Y,Z)の左画像へ
の投影先を(u,v)とすると、一般に、透視変換で
は、以下の式1が成立する。
【0041】
【数1】 ここでは、Z=0の道路平面上の点P=(X,Y,0)
を想定しているので、投影先との関係は、式2になる。
【0042】
【数2】 但し、h11〜h34はカメラのワールド座標系に対す
る位置や方向、カメラレンズの焦点距離、画像原点等に
よって決まるパラメータである。h11〜h は定数
倍しても同一のカメラモデルを表すので、h11〜h
34の任意の要素を1にしても一般性を失わない。そこ
で、以下では、h32を1とする。
【0043】上式の分母d=h31X+h32Y+h
34は、図3に示すように、カメラの視点Cと点Pの間
の光軸方向の距離、すなわち、奥行きを表す。本装置に
おいてステレオカメラは、光軸がX軸にほぼ直交するよ
うに設置しているので、奥行きdはXに依存しないとみ
なすことができる。したがって、上記関係式はh31
0として、
【数3】 と近似できる。
【0044】さらに、Y=Y+h34と置くと、
【数4】 よって、道路平面を撮影した左右の画像は、互いにアフ
ィン変換の関係にあることがわかる。
【0045】式7の変換パラメータは、車両にカメラを
取り付けた時点で、車両を平坦な道路上に置いて道路平
面を撮影し、左右の画像から道路平面上の同一点を撮影
した座標を与えるキャリブレーション作業により計算す
ることができる。画像上の座標点は3組以上与えること
によって計算可能であるが、実際には、さらに多数の座
標を与えて、最小自乗により最適なパラメータを計算す
る。
【0046】また、車両を直線道路の進行方向に沿って
斜線の中央に置けば、左右の白線の交点から消失点ベク
トルtの座標が計算可能である。
【0047】(3)道路平面が変化したときの画像変化 次に、道路の傾斜や自車両の振動により道路平面が、Z
=0から、Z=pYへ変化したとする。すなわち、カメ
ラを取り付けた自車が起伏のある道路を車両が通行する
場合、自車への人員の搭載状態や荷物の積載状態が変わ
った場合、自車の振動や道路の傾斜があった場合など、
道路平面と車両に取り付けたカメラの位置姿勢の関係、
つまり車両から見た道路平面の傾きが変化して、上下方
向の振動を含む移動があって画像が変化することがあ
る。
【0048】このとき、Z=0の場合は式3は、以下の
式8になる。
【0049】
【数5】 これに、Y=Y+h34とおくと、
【数6】 と表すことができる。
【0050】
【数7】 上記の道路平面とカメラに関する幾何学関係についての
説明から、左画像と右画像は互いにアフィン変換の関係
にあり、道路の傾きや自車の振動によって画像の変形は
起きず、アフィン変換の並進成分だけが変化し、また、
その並進成分の変化は方向が一定であることがわかる。
【0051】ここで、並進移動量を(α,β)とおく
と、(α,β)と式7から変換パラメータを求めること
ができる。
【0052】(4)画像変換部3の機能 先の説明により、道路、自車ともに水平であれば、左画
像を変換する際のアフィン変換の変換パラメータはキャ
リブレーション作業により求めることができる。また、
道路や自車が傾いた場合にも、アフィン変換した画像が
一定方向に並進する変化が起きるだけである。
【0053】そこで、画像変換部3では、並進移動量
(α,β)を変えた変換パラメータにより左画像を右画
像の位置から見た右画像の視点へ変換して、最も照合評
価値のよい並進移動量(α,β)を、求めたい並進移動
量(α,β)とする。
【0054】詳細は後で述べるが、状態予測部7では、
2次元の並進移動量の予測値Yの分布は、平均Y
t/t−1=(α,βと、その予測共分散行列
ハットPを使った以下の式14で表される2次元正規
分布Z(Y)で表される。
【0055】なお、以下で使用する共分散行列P,状態
ベクトルX,並進移動量Y,2次元正規分布Zの符号
は、前記の3次元の点P=(X,Y,Z)の各符号とは
異なる意味であることを注記しておく。
【0056】但し、Yt/t−1は、後から説明する状
態ベクトルの予測値Xt/t−1に、式24のhを適
用して計算する。
【0057】また、Yt/t−1の添字のt/t−1の
意味は、時刻t−1の計測時刻が与えられたときの時刻
tの予測推定値を意味する。後から登場するX
t/t−1、Pt/t−1 も同様に推定値を意味す
る。
【0058】
【数8】 画像変換部3は、この式14の確率分布に基づいて、一
定数(ここではnとする)のg=(α
β)(iは1〜n)を選択する。gは、例えば
この確率分布にしたがってランダムに選択してもよい
し、確率分布で等確率になるように選択してもよい。
【0059】そして、画像変換部3は、この選択したg
=(α,β)と式7によって変換パラメー
タを求め、この変換パラメータによって左画像を右画像
の視点へ変換する。
【0060】図6にランダムサンプルの例を示す。
【0061】図6の楕円は、2次元正規分布で等確率な
座標を結んだ等高線でこれより内側が外側より確率が高
いことを表す。確率分布に従ってランダムサンプルを選
べば、確率の高いところは密に、確率の低いところは疎
にサンプルすることになるので、確率の高い部分では、
変換パラメータを精度よく推定することができる。
【0062】選択したg(i=1〜n)は、予測値
から近い順に並べ替え、順次、g を使った変換パラメ
ータにより左画像を変換し、画像照合部4に出力する。
画像が小さく、変換画像の作成時間が少なければ、式1
4の確率分布に基づかず、一定間隔でgを選択して
も構わない。
【0063】(5)画像照合部4の機能 画像照合部4では画像変換部3で変換した左画像と右画
像の照合を行う。ここで、左画像をI、右画像をI
とする。
【0064】(5−1)照合領域の作成 まず、左画像から、道路平面を多く含む領域を抽出し
て、これを照合領域R とする。
【0065】照合領域は、別に車両検出や道路の境界に
描かれた白線を抽出した結果を用いて動的に設定しても
よいし、図4のように、予め道路平面を多く含むと想定
される領域を指定してそれを用いてもよい。
【0066】画像変換部3では、左画像から右画像への
変換パラメータと同じパラメータを用いて、照合領域R
を変換した領域R’を予め作成しておく。
【0067】左画像Iを変換パラメータによって変
形した画像I′を作成する。
【0068】照合領域Rも画像と同様に変形するこ
とができ、変形した照合領域をR ′とする。
【0069】右画像Iからも同様に照合領域R
を抽出し、画像I′の座標(i,j)の画素値をI
′(i,j)とし、画像Iの座標(i,j)の
画素値をI(i,j)とする。
【0070】(5−2)左右画像の撮影条件の違いによ
る補正 左右の画像で撮影条件の違いにより、道路平面の同じ座
標を撮影していても画像の画素値が異なる場合がある。
【0071】例えば、オートアイリスレンズ(自動しぼ
りレンズ)を搭載したカメラで撮影していて、左画像に
だけ撮影される視野に白い車が入っている場合では、左
カメラのアイリス(しぼり)は、右カメラのアイリス
(しぼり)より少し閉じられ、その結果、道路平面の同
じ座標であっても左画像では右画像より明度が低くなる
場合がある。
【0072】そこで、画像I′,Iの明度平均
を用いて補正する。
【0073】
【数9】 (5−3)照合方法 補正した明度平均を用いて照合を行う方法は幾つかあ
り、ここではそのうち4つについて説明する。
【0074】(5−3−1)第1,2の照合方法 明度平均の差が0になるように補正して、照合評価値を
明度の差の総和とした場合、照合評価値は以下の式16
になる。
【0075】
【数10】 他に、明度平均の比が等しくなるように補正した場合
は、以下の式17で評価式を求めることができる。
【0076】
【数11】 式16、式17の照合評価値は0になる場合が2つの画
像が一致していることを表す。その場合、全ての変換パ
ラメータについて照合評価値を計算し、照合評価値の絶
対値が最小になるパラメータと2番目に小さいパラメー
タを選択する。最小になるパラメータをw、2番目
に小さいパラメータをwとする。
【0077】また、w,wの照合評価値をD
,Dとする。
【0078】このとき、照合するパラメータの値は、式
18に示すように、照合評価値の符号が違うときだけ、
照合評価値が0になる時のパラメータの値を推定値W’
として出力する。
【0079】
【数12】 (5−3−2)第3,4の照合方法 式19のような評価式を用いた第3の照合方法、式20
のような評価式を用いた第4の照合評価方法を用いるこ
ともできる。
【0080】
【数13】 この評価式は、画素毎の差の絶対値を総和したもので照
合評価値は正で照合評価値最小の並進移動量(α,β)
が照合する。ある変換画像について照合評価値計算の途
中で、既に計算した照合評価値の最小値を越えれば、そ
の画像についての計算を打ち切っても問題がない。
【0081】画像変換部3は、先に述べた式14の確率
分布に従って変換画像を作成する。
【0082】画像照合部4での照合では、画像変換部3
で作成した画像を順次照合するが、画像変換部3では、
予測値に近い並進移動量(α,β)でより多くの変換画
像を作成するので、予測が大きく外れなければ精度よく
並進移動量(α,β)を求めることができる。
【0083】また、中心値からの距離によってサンプル
の順序を並び替えているため順序の最初の方の画像が照
合して照合評価値の最小値がでる確率が高い。
【0084】したがって、変換画像を順次照合する際に
式19、式20の照合評価値を用いれば、照合評価値計
算を途中で打ち切る可能性が高くなり、結果的に照合処
理が高速になる。
【0085】本実施例による画像照合部4では、複数の
並進移動量(α,β)を用いて左画像を画像変換して、
照合して、照合評価値を得る。照合した並進移動量
(α,β)は、照合評価値を最小にするパラメータであ
る。
【0086】(6)状態推定部5、状態メモリ6、状態
予測部7の機能 状態推定部5、状態メモリ6、状態予測部7では、画像
照合部4で得られた変換パラメータが入力され、カルマ
ンフィルタを用いて現在の道路平面を推定する。
【0087】状態メモリ6は、時刻tにおける車両の状
態情報である状態ベクトルXと、その共分散行列P
を記憶している。
【0088】状態メモリ6で記憶するのは、上記のよう
な画像の並進移動に関する情報であるが、これから式A
を用いて道路平面の傾きを推定することができる (6−1)状態ベクトルの説明 状態ベクトルXは、並進移動方向を表す単位ベクト
ルc,cと、並進移動の大きさl、lの単位時
間当たりの変化量aを用いて、以下の式21で表す。
【0089】
【数14】 (6−2)共分散行列の説明 共分散行列Ptは、状態ベクトルの各要素の共分散を表
す4行4列の行列である。この行列のi行j列の要素
は、i=jなら状態ベクトルのi番目の要素の分散を表
し、iとjが等しくないなら状態ベクトルのi番目とj
番目の要素の共分散を表す。
【0090】分散は、その要素の値が変化する度合いを
表し、共分散は、二つの要素が共に変化する度合いを表
している。つまり、分散、共分散が小さければ状態ベク
トルの値は変化が小さいために信頼性が高いことを表
す。逆に、分散と共分散が大きければ状態ベクトルの値
は変化する度合いが大きいために信頼性が低くなる。
【0091】(6−3)計測値の説明 また、画像照合部4で得られた、時刻tにおける並進移
動量に関する計測値をYとすると、
【数15】 とする。
【0092】(6−5)状態遷移関数f 車両の振動と道路の傾きの変化が滑らかであると仮定し
て、ある状態Xから単位時間だけ経過した後の状態
ベクトルXt+1 は、以下の式23で示す状態遷移関
数fで表すことにする。
【0093】
【数16】 (6−6)カルマンフィルタの説明 カルマンフィルタは、画像から計測した時系列座標デー
タに上記の状態遷移モデルを当てはめ、モデルパラメー
タの最適値を計算するアルゴリズムである。
【0094】計測値Yと、状態ベクトルの関係を以
下の式24によって定義する。
【0095】
【数17】 すると、車両の状態ベクトルを推定するカルマンフィル
タは、以下の式25から式29で表される。
【0096】
【数18】 ここでm,nは、状態遷移での誤差と計測誤差
を表す平均0のガウス白色雑音ベクトルであり、それぞ
れ共分散行列をQ,Sとする。
【0097】
【数19】 また、上式でハットFt、ハットHtは、定義される4
×4行列、2×4行列である。4は状態ベクトルの長
さ、2は計測ベクトルの長さである。
【0098】この画像処理装置での行列の値を具体的に
示すと式31と式32になる。
【0099】
【数20】 (6−7)状態ベクトル、共分散行列の推定手順 上記の拡張カルマンフィルタを用いた時刻tでの状態ベ
クトル、共分散行列の推定手順は、以下の手順になる。
【0100】(ステップ1)状態予測部7において、式
25,式28により、時刻tでの車両の状態情報である
状態ベクトルXt/t−1と共分散行列P
t/t−1を、時刻(t−1)での状態ベクトルX
t−1/t−1と共分散行列Pt−1/t−1を用いて
予測する。
【0101】(ステップ2)状態予測部7において、式
27でカルマンゲインKtを、式28で計算した共分散
行列Pt/t−1を用いて計算する。
【0102】(ステップ3)画像変換部3では、時刻
(t−1)での状態ベクトルXt/t−1とに基づいて
式14の確率分布を求め、ここからg=(α
β)(iは1〜n)を選択する。gは、例えば
この確率分布にしたがってランダムに選択してもよい
し、確率分布で等確率になるように選択してもよい。
【0103】(ステップ4)画像変換部3では、選択し
た並進移動量の中の一つの並進移動量(α,β)に基づ
いてアフィン変換の変換パラメータを式7から求める。
【0104】(ステップ5)画像変換部3では、求めた
変換パラメータにより時刻tにおける左画像を右画像の
視点へアフィン変換する。
【0105】(ステップ6)画像照合部4では、時刻t
における右画像と、時刻tにおける変換した左画像から
照合領域を抽出する。
【0106】(ステップ7)画像照合部4では、右画像
と、左画像の撮影条件による違いから明度を式9により
補正する。
【0107】(ステップ8)画像照合部4では、時刻t
における右画像と、時刻tにおける変換した左画像と右
画像の照合を前記で説明した4つの照合方法の中から一
つの照合方法で照合して、照合評価値を求める。
【0108】(ステップ9)画像照合部4では、時刻t
における右画像と、時刻tにおける変換した左画像とを
照合を、前記で説明した4つの照合方法の中から一つの
照合方法で照合して、時刻tにおける照合評価値を求め
る。
【0109】(ステップ10)前記したステップ4〜9
を繰り返して、時刻tにおける最もよい照合評価値を求
める。
【0110】(ステップ11)時刻tにおける最もよい
照合評価値に対応する並進移動量(α,βを、求める時
刻tにおける並進移動量Yとする。
【0111】(ステップ12)状態推定部5では、時刻
tにおける並進移動量Yと、状態ベクトルXt/
t−1と、共分散行列Pt/t−1に基づいて式26、
式29により、時刻tでの状態ベクトルXt/tと、共
分散行列Pt/tを推定する。
【0112】(ステップ13)そして、ステップ1〜1
2を繰り返して、各時刻における状態ベクトルXt/
と共分散行列Pt/tを推定する。
【0113】(6−8)道路平面の推定 次に、道路平面の推定について説明する。
【0114】式9と式13で説明したように、道路の傾
きが変化すると、カメラで撮影した画像上では、画像照
合部4で左右の画像の照合する位置が一定の直線上を並
進移動する変化になって現れる。
【0115】そして、状態メモリ6は、この照合位置の
並進移動量を予測推定するための情報を記憶するメモリ
であるが、道路の傾きは状態メモリ6の情報から計算す
ることができる。
【0116】道路の傾きをBとし、そのときの画像照合
位置の移動量を式9により(B×h 13,B×h23
とする。
【0117】この計算で用いるh13,h23の値は、
傾きのある道路平面上の座標とその投影先座標の式8で
用いられる変数である。
【0118】予め平坦な道路上に車両を置いて、高さが
既知の物体を車両の前方に置き、この物体のが傾いた道
路平面上にあると仮定したときの道路の傾きと、撮影し
た左右の画像上でのこの物体の座標と、道路が平面であ
ると仮定して計算した式8の他の変数を用いて、
13,h23の値を計算することができる。
【0119】状態メモリ6では、時刻tにおける並進移
動方向の単位ベクトルc,cと並進移動量lを記憶
しているので、時刻tにおける道路の傾きBは、それら
の値から式33によって計算できる。
【0120】 B=l×sqrt(c +c )/sqrt(h13 +h23 ) (3 3)
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、アフィン変換の並進移
動量に着目して、車両の状態情報を予測するために、起
伏のある道路を車両が通行する場合、車両への人員の搭
載状態や荷物の積載状態が変わった場合、車両の振動や
道路の傾斜があった場合など、道路平面と車両に取り付
けたカメラの位置姿勢の関係、つまり車両から見た道路
平面の傾きが変化したときでも、確実に車両の状態情報
を予測できる。
【0122】また、複数の並進移動量から、画像の照合
結果により最適な並進移動量を選択する際、カルマンフ
ィルタを用いるので効率的に計算できる。
【0123】さらに、画像の照合により道路平面を推定
するため、白線の有無にかかわらず推定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像処理装置の構成
図である。
【図2】道路平面とカメラの位置関係を示す図である。
【図3】カメラの投影系の説明図である。
【図4】照合領域を示す図である。
【図5】画像照合部の処理手順を示す図である。
【図6】ランダムサンプルを示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 画像蓄積部 3 画像変換部 4 画像照合部 5 状態推定部 6 状態メモリ 7 状態予測部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 J K Fターム(参考) 5B057 AA16 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CD11 CD20 DA20 DB02 DC34 DC36 5C022 AA04 AB61 5C054 AA01 CA04 CH01 EA01 EA05 EC07 ED07 FC04 FC15 FD01 GB15 HA05 HA30 5H180 AA01 CC04 LL01 LL02 LL04 LL06 5L096 BA04 CA04 CA05 DA02 FA25 FA34 GA08 GA55 HA02 JA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路平面上の車両に取り付けられた異なる
    視点を持つ複数の撮像装置から前記道路平面を時系列に
    撮影して、この時系列に撮影した画像に基づいて前記複
    数の撮像装置の中の一の撮像装置で撮影された画像を、
    前記他の撮像装置の位置から見たアフィン変換の変換パ
    ラメータを用いて変換する画像処理装置において、 時刻(t−1)における車両の状態情報から時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第1予測手段
    と、 前記一の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記予測した時刻tにおける車両の状態情報とを用い
    て、時刻tにおける前記アフィン変換の並進成分である
    並進移動量を推定する並進移動量推定手段と、 前記推定した時刻tにおける並進移動量と、前記予測し
    た時刻tにおける車両の状態情報を用いて、時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第2予測手段
    と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記並進移動量推定手段は、 前記予測した時刻tにおける車両の状態情報を用いて時
    刻tにおける並進移動量の確率分布を求め、 この確率分布に基づいて一の並進移動量を選択し、この
    選択した並進移動量に基づいて変換パラメータを求め、
    この求めた変換パラメータに基づいて前記一の撮像装置
    で撮影された時刻tにおける画像を、前記他の撮像装置
    の位置から見た変換し、前記変換した時刻tにおける画
    像と、前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画
    像を照合して時刻tにおける照合評価値を求め、 前記選択する並進移動量を変化させて、前記時刻tにお
    ける照合評価値が最もよい並進移動量を、時刻tにおけ
    る並進移動量と推定することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記状態情報第1予測手段は、 前記時刻(t−1)における車両の状態情報から前記時
    刻tにおける車両の状態情報をカルマンフィルタによっ
    て予測することを特徴とする請求項1または2記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】前記状態情報第2予測手段は、 前記推定した時刻tにおける並進移動量と、前記予測し
    た時刻tにおける車両の状態情報を用いて、前記時刻t
    における車両の状態情報をカルマンフィルタによって推
    定することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれ
    か一項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記車両の状態情報が、状態ベクトルと共
    分散行列であることを特徴とする請求項1から4のうち
    のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記時刻tにおける並進移動量に基づい
    て、車両を中心とした撮像装置に対する時刻tにおける
    道路平面の傾きを求める道路平面推定手段を有すること
    を特徴とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】道路平面上の車両に取り付けられた異なる
    視点を持つ複数の撮像装置から前記道路平面を時系列に
    撮影して、この時系列に撮影した画像に基づいて前記複
    数の撮像装置の中の一の撮像装置で撮影された画像を、
    前記他の撮像装置の位置から見たアフィン変換の変換パ
    ラメータを用いて変換する画像処理方法において、 時刻(t−1)における車両の状態情報から時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第1予測ステッ
    プと、 前記一の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記予測した時刻tにおける車両の状態情報とを用い
    て、時刻tにおける前記アフィン変換の並進成分である
    並進移動量を推定する並進移動量推定ステップと、 前記推定した時刻tにおける並進移動量と、前記予測し
    た時刻tにおける車両の状態情報を用いて、時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第2予測ステッ
    プと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】道路平面上の車両に取り付けられた異なる
    視点を持つ複数の撮像装置から前記道路平面を時系列に
    撮影して、この時系列に撮影した画像に基づいて前記複
    数の撮像装置の中の一の撮像装置で撮影された画像を、
    前記他の撮像装置の位置から見たアフィン変換の変換パ
    ラメータを用いて変換する画像処理方法をコンピュータ
    によって実現するプログラムにおいて、 時刻(t−1)における車両の状態情報から時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第1予測機能
    と、 前記一の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記他の撮像装置で撮影された時刻tにおける画像と、
    前記予測した時刻tにおける車両の状態情報とを用い
    て、時刻tにおける前記アフィン変換の並進成分である
    並進移動量を推定する並進移動量推定機能と、 前記推定した時刻tにおける並進移動量と、前記予測し
    た時刻tにおける車両の状態情報を用いて、時刻tにお
    ける車両の状態情報を予測する状態情報第2予測機能
    と、 を実現することを特徴とする画像処理方法のプログラ
    ム。
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