JP2003288480A - 貯蓄管理方法および貯蓄管理プログラム - Google Patents

貯蓄管理方法および貯蓄管理プログラム

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JP2003288480A
JP2003288480A JP2002089450A JP2002089450A JP2003288480A JP 2003288480 A JP2003288480 A JP 2003288480A JP 2002089450 A JP2002089450 A JP 2002089450A JP 2002089450 A JP2002089450 A JP 2002089450A JP 2003288480 A JP2003288480 A JP 2003288480A
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JP2002089450A
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Nao Momose
奈央 百瀬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンラインショッピングの利用時における無
駄な出費を抑制して計画的な貯蓄を行う。 【解決手段】 まず、利用者端末10から貯蓄管理に関
する基本設定情報が送信されると、サーバ20により、
予め利用者の貯蓄目標額が受信される(ステップS
1)。次に、利用者の収支情報に基づいて単位期間にお
ける貯蓄可能額が算出され(ステップS2)、貯蓄目標
額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要
期間が算出されて(ステップS3)、利用者端末10に
通知される(ステップS4)。一方、利用者端末10か
らの商品の購入要求を受けると(ステップS5)、サー
バ20にて、この時点での新たな収支情報に基づいて、
商品を購入した場合の所要期間が算出されて(ステップ
S6)利用者端末10に通知される(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貯蓄を管理する貯蓄
管理方法および貯蓄管理プログラムに関し、特に商品を
購入する利用者に対して浪費防止のための情報を通知す
る貯蓄管理方法および貯蓄管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PC(パーソナルコンピュータ)
の普及や通信網の整備により、一般家庭においてもイン
ターネットが頻繁に利用されている。特に最近では、W
ebページを利用したオンラインショッピングのサービ
スが盛んに利用されている。
【0003】オンラインショッピングでは、Webペー
ジ上で提示された様々な商品に対して購入申し込みを行
うことが可能で、クレジットカードの番号を通知するこ
と等により、代金の支払い手続きまでも済ませることが
可能なサイトも多い。これにより、利用者は自宅に居な
がらにして、商品の検討や購入手続きを時間を問わず容
易に行うことが可能となっている。
【0004】また、インターネットを使用した他のサー
ビスとしては、例えば銀行口座の残高の照会や、料金の
自動振り込み等をWebページを通して行うことが可能
なオンラインバンキングも広まりつつある。さらに、こ
のオンラインバンキングと上記のオンラインショッピン
グとが組み合わされて、商品の購入代金を銀行口座から
自動的に引き落とすことが可能なサービスも実現されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなクレジットカードやオンラインバンキングにより購
入代金を支払うオンラインショッピングでは、画面操作
のみによって購入代金が自動的に支払われ、商品を手軽
に購入できることから、利用回数が多くなり、また支払
う金額も多くなりがちとなる。例えば、1年間といった
期間内での貯蓄目標額を設定して積み立てを行っている
利用者も多いが、このような場合でも、オンラインショ
ッピングを頻繁に利用することで、貯蓄目標額になかな
か到達しないことも考えられる。従って、利用時の無駄
な出費を抑制できるような仕組みが求められている。
【0006】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、オンラインショッピングの利用時における
無駄な出費を抑制して計画的な貯蓄を可能とする貯蓄管
理方法および貯蓄管理プログラムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような手順による貯蓄管理方
法が提供される。本発明に係わる貯蓄管理方法は、予め
利用者により登録された貯蓄目標額に対して、商品を購
入する際に貯蓄目標額に達するまでの所要時間を算出し
て利用者に通知し、商品購入あるいは貯蓄の事前判断を
支援するためのものである。ここで、図1によると、商
品を購入する利用者に対して浪費防止のための情報を通
知する貯蓄管理方法において、貯蓄管理登録時に、予め
利用者の貯蓄目標額を受け取り(ステップS1)、利用
者の収支情報に基づいて単位期間における貯蓄可能額を
算出し(ステップS2)、貯蓄目標額と貯蓄可能額とか
ら、貯蓄目標額に達するまでの所要期間を算出して(ス
テップS3)、利用者に通知し(ステップS4)、貯蓄
管理運用時に、利用者による商品の購入要求を受けると
(ステップS5)、この時点での新たな収支情報に基づ
いて、商品を購入した場合の所要期間を算出して(ステ
ップS6)利用者に通知する(ステップS7)、ことを
特徴とする貯蓄管理方法が提供される。
【0008】このような貯蓄管理方法によれば、貯蓄管
理登録時に、予め利用者の貯蓄目標額を受け取り、利用
者の収支情報に基づいて単位期間における貯蓄可能額が
算出される。そして、この貯蓄目標額と貯蓄可能額とか
ら、貯蓄目標額に達するまでの所要期間を算出して、利
用者に通知される。次に、貯蓄管理運用時、利用者によ
る商品の購入要求を受けると、この時点での新たな収支
情報に基づいて、商品を購入した場合の所要期間が算出
されて利用者に通知される。
【0009】また、上記課題を解決するために、商品を
購入する利用者に対して浪費防止のための情報を通知す
る貯蓄管理プログラムにおいて、貯蓄管理登録時に、予
め利用者の貯蓄目標額を受け取り、利用者の収支情報に
基づいて単位期間における貯蓄可能額を算出し、貯蓄目
標額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所
要期間を算出して、利用者に通知し、貯蓄管理運用時
に、利用者による商品の購入要求を受けると、この時点
での新たな収支情報に基づいて、商品を購入した場合の
所要期間を算出して利用者に通知する、処理をコンピュ
ータに実行させることを特徴とする貯蓄管理プログラム
が提供される。
【0010】このような管理プログラムをコンピュータ
に実行させれば、貯蓄管理登録時に、予め利用者の貯蓄
目標額を受け取り、利用者の収支情報に基づいて単位期
間における貯蓄可能額が算出される。そして、この貯蓄
目標額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの
所要期間を算出して、利用者に通知される。次に、貯蓄
管理運用時、利用者による商品の購入要求を受けると、
この時点での新たな収支情報に基づいて、商品を購入し
た場合の所要期間が算出されて利用者に通知される。
【0011】さらに、上記課題を解決するために、商品
を購入する利用者に対して浪費防止のための情報を通知
する貯蓄管理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体において、貯蓄管理登録時に、予め利
用者の貯蓄目標額を受け取り、利用者の収支情報に基づ
いて単位期間における貯蓄可能額を算出し、貯蓄目標額
と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要期
間を算出して、利用者に通知し、貯蓄管理運用時に、利
用者による商品の購入要求を受けると、この時点での新
たな収支情報に基づいて、商品を購入した場合の所要期
間を算出して利用者に通知する、処理をコンピュータに
実行させることを特徴とする貯蓄管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され
る。
【0012】このようなコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録された管理プログラムをコンピュータに実
行させれば、貯蓄管理登録時に、予め利用者の貯蓄目標
額を受け取り、利用者の収支情報に基づいて単位期間に
おける貯蓄可能額が算出される。そして、この貯蓄目標
額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要
期間を算出して、利用者に通知される。次に、貯蓄管理
運用時、利用者による商品の購入要求を受けると、この
時点での新たな収支情報に基づいて、商品を購入した場
合の所要期間が算出されて利用者に通知される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の貯蓄管理方法の
原理構成図である。ここで、本発明に係わる貯蓄管理方
法は、予め利用者により登録された貯蓄目標額に対し
て、商品を購入する際に貯蓄目標額に達するまでの所要
時間を算出して利用者に通知し、商品購入あるいは貯蓄
の事前判断を支援するためのものである。この事前判断
とは、予め算出されて登録された貯蓄可能額と所要期間
に対して、商品を購入することにより所要期間が変更に
なることを通知される。そして、この通知により、商品
購入、購入中止あるいは貯蓄の判断が、商品を購入する
前に事前に利用者へ促されることである。
【0014】図1によると、本発明では、予め金融機関
サーバ30に利用者金融情報31が用意されており、利
用者が商品を購入するための利用者端末10と、貯蓄管
理を行うサーバ20と、商品の購入先であるショッピン
グサイト40とが存在する。
【0015】ここで、利用者が利用者端末10にて、貯
蓄管理登録するためにサーバ20へアクセスする。アク
セスを受けるとサーバ20は、貯蓄管理登録として、予
め利用者の貯蓄目標額を利用者端末10から受け取り、
利用者登録情報27へ格納し(ステップS1)、利用者
金融情報31にある利用者の収支情報に基づいて、単位
期間における貯蓄可能額を算出し(ステップS2)、貯
蓄目標額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまで
の所要期間を算出して利用者登録情報27に格納し(ス
テップS3)、利用者端末10に通知する(ステップS
4)。たとえば、貯蓄目標額が100万円と登録、単位
期間が1ヶ月、単位期間当たりの収支情報の合算が収入
30万円/月と支出20万円/月である場合、貯蓄可能
額は収入と収支の差分により求められ10万円/月とな
る。また、貯蓄目標額に達するまでの所要期間は、貯蓄
目標額100万円を貯蓄可能額10万円/月で除算する
ことにより求められ、その結果は10ヶ月となる。
【0016】一方、貯蓄管理運用時において、利用者が
商品を購入する場合、利用者は利用者端末10にて商品
の購入要求を直接あるいはショッピングサイト40を介
してサーバ20へ送信する。また、サーバ20では、利
用者端末10からの商品の購入要求を受けると(ステッ
プS5)、利用者金融情報31にある、この時点での新
たな収支情報に基づいて、商品を購入した場合の所要期
間を算出して(ステップS6)利用者端末10に通知す
る(ステップS7)。つまり、ステップS2とステップ
S3と同様に、利用者の現時点での新しい収支情報に基
づいて、単位期間における出費可能額を算出する。さら
に、商品の購入金額を出費予定額として、この出費予定
額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要
期間を算出して利用者端末10に通知する。たとえば、
購入する商品の価格が30万円とした場合、出費予定額
は30万円となる。また、貯蓄可能額10万円/月が単
位期間1ヶ月当たりの貯蓄可能額であるので、貯蓄目標
額に達するまでの所要期間は、出費予定額30万円を貯
蓄可能額10万円/月で除算することにより求められ、
その結果は3ヶ月延びることになる。
【0017】そして、通知された所要時間をもとに利用
者が、購入するべきか貯蓄するべきかを判断し、その判
断結果をサーバ20にて受信し、サーバ20は利用者登
録情報27を更新する。なお、この更新の際には、購入
手続や貯蓄手続を信販会社又は銀行に対して行うことも
できる。
【0018】このようにして、まず、利用者端末10か
ら貯蓄管理に関する基本設定情報が送信される。そし
て、サーバ20により、貯蓄管理登録として基本設定情
報を受信し、予め利用者の貯蓄目標額が受け取られ利用
者登録情報27に格納され、利用者の収支情報に基づい
て単位期間における貯蓄可能額が算出されて、利用者登
録情報27に格納される。またサーバ20により、この
貯蓄目標額と貯蓄可能額とから、貯蓄目標額に達するま
での所要期間が算出されて、利用者端末10に通知され
る。
【0019】一方、貯蓄管理運用時には、利用者端末1
0からの商品の購入要求を受けると、サーバ20にて、
この時点での新たな収支情報に基づいて、商品を購入し
た場合の所要期間が算出されて利用者端末10に通知さ
れる。
【0020】そして、通知された所要時間をもとに利用
者が、購入するべきか貯蓄するべきかを判断し、サーバ
20により、その判断結果が受信され、利用者登録情報
27内の貯蓄管理に関する情報が更新される。
【0021】これにより、オンラインショッピングの利
用時における無駄な出費を抑制することができる。次
に、本発明の貯蓄管理方法を適用したシステムについ
て、図2を参照して説明する。
【0022】図2は、本発明の貯蓄管理方法におけるシ
ステム構成図である。図2によると、貯蓄管理方法を適
用したシステムは、利用者が商品を購入するための利用
者端末10、貯蓄管理を行うサーバ20、利用者の金融
情報を管理する金融機関サーバ30、商品の購入先であ
るショッピングサイト40、およびデータを伝送するネ
ットワーク50から構成される。ここで、利用者端末1
0は、利用者登録情報11を有している。また、サーバ
20は、利用者登録情報27を有している。金融機関サ
ーバ30は、利用者金融情報31を有している。
【0023】利用者端末10は、ネットワーク50に接
続され利用者が商品購入時に操作する。ここで、利用者
端末10は、貯蓄管理登録時にサーバ20に対して基本
設定受付電文を送信する。この基本設定受付電文は、貯
蓄管理するために必要な利用者の登録情報である。ま
た、利用者端末10は、商品購入時にサーバ20に対し
て商品購入要求を送信する。さらに、この商品購入要求
に対するサーバ20からの所要時間と購入/貯蓄判断情
報の通知を受信すると、利用者端末10は所要時間と購
入/貯蓄判断情報を利用者に提示する。そして、この提
示内容から利用者が購入/貯蓄判断を行い、この判断結
果(商品購入/貯蓄要求)を利用者端末10によりサー
バ20へ送信する。なお、商品購入要求は、サーバ20
に対して要求するのではなく、ショッピングサイト40
に対して要求することもでき、その際にはショッピング
サイト40からサーバ20へ商品購入要求が送信される
ことになる。また、利用者端末10は、サーバ20から
送信された利用者登録情報27のデータを受信し、内部
に利用者登録情報11として保存することができる。
【0024】サーバ20は、ネットワーク50に接続さ
れ、利用者の貯蓄管理を行う。ここで、サーバ20は、
貯蓄管理登録として、予め利用者の貯蓄目標額を利用者
端末10から受け取り、利用者の収支情報に基づいて単
位期間における貯蓄可能額を算出し、貯蓄目標額と貯蓄
可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要期間を算
出して、利用者端末10に通知する。一方、貯蓄管理運
用時において、利用者が商品を購入する場合、サーバ2
0は、利用者端末10からの商品の購入要求を受ける
と、この時点での新たな収支情報に基づいて、商品を購
入した場合の所要期間を算出して所要時間と購入/貯蓄
判断情報とを利用者端末10に通知する。そして、サー
バ20は、この通知に対する回答に従い、利用者登録情
報27を更新する。なお、この更新の際には、購入手続
や貯蓄手続を信販会社又は銀行に対して行ったり、更新
した利用者登録情報27を利用者端末10へ送信したり
することができる。また、サーバ20の詳細について
は、図3にて後述する。
【0025】金融機関サーバ30は、ネットワーク50
に接続され利用者金融情報31を管理する。ここで、利
用者金融情報31は、利用者の金融情報を管理してお
り、この金融情報とは利用者の収入と収支の情報であ
る。なお、この利用者金融情報31の詳細については、
図7にて後述する。
【0026】ショッピングサイト40は、ネットワーク
50に接続され、商品を購入するためのWebサイト
(Web site)である。ここで、ショッピングサイト40
は、商品を希望する利用者により、サーバ20にて提供
されたURL(Uniform Resource Locator)や直接指定
したURLをもとに、利用者端末10からアクセスされ
る。なお、商品購入の際には、利用者端末10からの商
品購入要求を受付け、サーバ20に対して商品購入要求
を送信することもできる。
【0027】ネットワーク50は、利用者端末10、金
融機関サーバ30、およびショッピングサイト40に接
続され、各機器間でデータを伝送する。ここで、ネット
ワーク50は、通信経路が張りめぐらされた網内にて、
所定のプロトコルに基づいてデータを伝送する。なおプ
ロトコルとは、例えば、HTTP(Hypertext Transfer
Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)であ
る。また、ネットワーク50は、例えばインターネット
である。
【0028】図3は、本発明の実施の形態におけるサー
バの機能ブロック図である。図3によると、サーバ20
は、入力情報処理部21、通知情報処理部22、画面生
成処理部23、ショッピングサイト提供部24、貯蓄所
要時間算出部25、口座情報取得部26、利用者登録情
報27、およびHTMLファイル28から構成される。
ここで、入力情報処理部21は、登録受付部211、購
入要求受付部212、および購入操作検出部213を有
している。通知情報処理部22は、登録処理部221、
貯蓄シミュレーション処理部222、および登録更新処
理部223を有している。
【0029】登録受付部211は、利用者端末10と利
用者登録情報27に接続され、基本設定受付電文を受信
する。ここで、登録受付部211は、利用者端末10か
らの基本設定受付電文を受信すると、基本設定受付電文
内の利用者特定情報、貯蓄目標額情報、および単位期間
(以下、計算単位時間と称する)を登録処理部221へ
渡す。
【0030】購入要求受付部212は、ショッピングサ
イト提供部24と貯蓄シミュレーション処理部222に
接続され、購入要求を受信する。ここで、購入要求受付
部212は、利用者端末10からの購入要求のメッセー
ジを受信すると、購入要求のメッセージから商品の購入
額を抽出し、内部メモリに一時記憶出費予定額として一
時的に記憶する。同時に、購入要求受付部212は、貯
蓄シミュレーション処理部222に購入要求を受付けた
ことを通知する。
【0031】購入操作検出部213は、ショッピングサ
イト提供部24と登録更新処理部223に接続され、利
用者端末10からの返信メッセージを受信する。ここ
で、購入操作検出部213は、利用者端末10からの商
品購入、購入中止あるいは貯蓄の返信メッセージを受信
し、商品購入、購入中止あるいは貯蓄の判断結果データ
を抽出して登録更新処理部223へ渡す。
【0032】登録処理部221は、登録受付部211、
口座情報取得部26、および利用者登録情報27に接続
され、貯蓄管理情報の初期登録(変更含む)を行う。こ
こで、登録処理部221は、登録受付部211から渡さ
れた利用者特定情報、貯蓄目標額情報、および計算単位
時間からなる基本設定を、利用者登録情報27に格納す
る。また、登録処理部221は、口座情報取得部26に
より渡された口座情報(利用者金融情報31)から積立
額情報を抽出し、内部メモリに一時記憶積立額として記
憶する。さらに、登録処理部221は、一時的に記憶さ
れた一時記憶積立額を、現状貯蓄額情報として利用者登
録情報27にも格納する。
【0033】貯蓄シミュレーション処理部222は、購
入要求受付部212、画面生成処理部23、貯蓄所要時
間算出部25、口座情報取得部26、および利用者登録
情報27に接続され、貯蓄シミュレーションを行う。こ
こで、貯蓄シミュレーション処理部222は、登録時に
おいて、口座情報取得部26により渡された口座情報
(利用者金融情報31)から収入と支出からなる収支情
報を抽出する。この収支情報の計算単位時間(例えば1
ヶ月)内に対して、貯蓄シミュレーション処理部222
は、収入情報と支出情報のそれぞれの合計額を算出し、
内部メモリにそれぞれ一時記憶収入と一時記憶支出とし
て一時的に記憶する。また、貯蓄シミュレーション処理
部222は、内部メモリに記憶されている一時記憶収入
と一時記憶支出との差分を求めて、結果を貯蓄可能額と
して貯蓄所要時間算出部25へ渡す。一方、貯蓄シミュ
レーション処理部222は、貯蓄所要時間算出部25か
ら渡された所要時間と、元の貯蓄可能額とを利用者登録
情報27へ格納する。そして、貯蓄シミュレーション処
理部222は、画面生成処理部23により所要時間、貯
蓄可能額、一時記憶積立額(現状貯蓄額)、および貯蓄
目標額を、利用者端末10へ所定のフォーマットで送信
し、利用者端末10上に表示させる。なお、所定のフォ
ーマットとは、例えばHTML(Hyper Text Markup La
nguage)形式である。また、所要時間とは、目標とする
貯蓄額を達成するまでの時間あるいは期間を指す。
【0034】一方、貯蓄管理運用時において、貯蓄シミ
ュレーション処理部222は、購入要求受付部212か
ら通知を受けると、口座情報取得部26により渡された
口座情報(利用者金融情報31)から収入と支出からな
る収支情報を抽出する。この収支情報の計算単位時間
(例えば1ヶ月)内に対して、貯蓄シミュレーション処
理部222は、収入情報と支出情報のそれぞれの合計額
を算出し、内部メモリにそれぞれ一時記憶収入と一時記
憶支出として一時的に記憶する。そして、この一時記憶
収入と一時記憶支出との差分により、臨時収入有りかど
うか、あるいは出費が臨時収入以内かどうかを判定す
る。また、貯蓄シミュレーション処理部222は、利用
者登録情報27から貯蓄可能額を読み出し、貯蓄可能額
と一時記憶出費予定額とを貯蓄所要時間算出部25へ渡
す。一方、貯蓄シミュレーション処理部222は、貯蓄
所要時間算出部25から渡された貯蓄可能時間を、内部
メモリに一時記憶所要時間として一時的に記憶する。さ
らに、貯蓄シミュレーション処理部222は、利用者登
録情報27から貯蓄可能額を読み出し、貯蓄可能額、収
入、支出、および一時記憶出費予定額を貯蓄所要時間算
出部25へ渡す。一方、貯蓄シミュレーション処理部2
22は、貯蓄所要時間算出部25から渡された増加所要
時間を、内部メモリに一時記憶所要時間として一時的に
記憶する。なお、この貯蓄可能時間とは、さらに貯蓄が
可能な時間であり、実質この貯蓄可能時間分だけ、目標
とする貯蓄額を達成するまでの所要時間を短縮すること
ができる。
【0035】登録更新処理部223は、購入操作検出部
213と利用者登録情報27に接続され、予め登録され
ている所要時間を更新する。ここで、登録更新処理部2
23は、購入操作検出部213から渡された、利用者端
末10からの判断結果データを判定する。つまり、商品
を購入するか、商品の購入を中止するか、あるいは、こ
の商品に対する出費予定額を貯蓄に回すかどうかを判定
する。そして、商品購入あるいは貯蓄と判定された場合
には、更新を行う。すなわち、登録更新処理部223
は、貯蓄所要時間算出部25から渡された新しい目標達
成所要時間を、利用者登録情報27へ格納し目標達成所
要時間を更新する。また、購入中止と判定された場合に
は、新しい目標達成所要時間を破棄する。なお、登録更
新処理部223は、更新時に商品購入手続あるいは貯蓄
手続を行うこともできる。
【0036】画面生成処理部23は、利用者端末10、
通知情報処理部22、およびHTMLファイル28に接
続され、画面生成データを送信する。ここで、画面生成
処理部23は、貯蓄シミュレーション処理部222から
渡された所要時間をもとに、メッセージを所定のフォー
マットで作成し、あるいはHTMLファイル28内のH
TMLファイルを加工して利用者端末10へ送信する。
なお、所定のフォーマットとは、例えばHTML形式で
ある。
【0037】ショッピングサイト提供部24は、利用者
端末10、ショッピングサイト40、購入要求受付部2
12、購入操作検出部213、およびHTMLファイル
28に接続され、ショッピングサイトを提供する。ここ
で、ショッピングサイト提供部24は、利用者端末10
からのショッピング用のサイト(site)へのアクセス要
求を受けた場合に、HTMLファイル28からショッピ
ングサイト40の宛先(URL)を掲載したHTMLフ
ァイルを利用者端末10へ提供する。また、ショッピン
グサイト提供部24は、利用者端末10又はショッピン
グサイト40からの購入要求や返信メッセージを、購入
要求受付部212あるいは購入操作検出部213へ渡
す。
【0038】貯蓄所要時間算出部25は、通知情報処理
部22に接続され、所要時間を算出する。ここで、貯蓄
所要時間算出部25は、貯蓄管理登録時において、利用
者登録情報27に格納されている貯蓄目標額と、貯蓄シ
ミュレーション処理部222から渡された貯蓄可能額と
から、目標とする貯蓄額を達成するまでの所要時間を算
出する。
【0039】一方、貯蓄管理運用時において、貯蓄所要
時間算出部25は、貯蓄シミュレーション処理部222
から渡された貯蓄可能額と一時記憶出費予定額から貯蓄
可能時間を算出し、貯蓄シミュレーション処理部222
へ渡す。この貯蓄可能時間の算出は、一時記憶出費予定
額を貯蓄可能額で除算することにより行われる。また、
貯蓄所要時間算出部25は、貯蓄シミュレーション処理
部222から渡された貯蓄可能額、収入、支出、および
一時記憶出費予定額から増加所要時間を算出し、貯蓄シ
ミュレーション処理部222へ渡す。さらに、貯蓄所要
時間算出部25は、貯蓄シミュレーション処理部222
から渡された現在の目標達成所要時間に対し、貯蓄シミ
ュレーション処理部222から渡された一時記憶所要時
間を加算あるいは減算する。そして、貯蓄所要時間算出
部25は、この加算/減算結果を新しい目標達成所要時
間として登録更新処理部223へ渡す。
【0040】口座情報取得部26は、金融機関サーバ3
0(銀行サーバ)に接続され、利用者の口座情報を取得
する。ここで、口座情報取得部26は、金融機関サーバ
30内の利用者金融情報31から、利用者特定情報に示
された利用者の口座情報として利用者金融情報31を取
得し、登録処理部221と貯蓄シミュレーション処理部
222へ渡す。
【0041】利用者登録情報27は、通知情報処理部2
2に接続され、貯蓄管理情報を格納する。ここで、利用
者登録情報27は、貯蓄管理登録を行った利用者の貯蓄
管理情報であり、ハードディスクドライブ(後述)、あ
るいは、図示しない外部記憶装置に記録されている。
【0042】HTMLファイル28は、画面生成処理部
23とショッピングサイト提供部24に接続され、HT
MLファイルを格納している。ここで、HTMLファイ
ル28は、ショッピングサイト40のURLリストが表
示されているHTMLファイル、あるいは貯蓄管理登録
設定画面のHTMLファイルであり、ハードディスクド
ライブ(後述)、あるいは、図示しない外部記憶装置に
記録されている。
【0043】図4は、本発明の実施の形態におけるサー
バのハードウェア構成例を示す図である。図4による
と、サーバ20は、CPU(Central Processing Unit)
201によって装置全体が制御されている。CPU20
1には、バス207を介してRAM(Random Access Mem
ory)202、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Di
sk Drive、以下、HDDと称する)203、グラフィッ
ク処理装置204、入力インタフェース205、および
通信インタフェース206が接続されている。
【0044】RAM202には、CPU201に実行さ
せるOS(Operating System)のプログラムやアプリケー
ションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納され
る。また、RAM202には、CPU201による処理
に必要な各種データ(本発明の実施の形態におけるサー
バ20の各種一時記憶データなど)が格納される。HD
D203には、OSやアプリケーションプログラム、あ
るいは各種データが格納される。
【0045】グラフィック処理装置204には、モニタ
P211が接続されている。また、グラフィック処理装
置204は、CPU201からの命令に従って、画像を
モニタP211の画面に表示させる。入力インタフェー
ス205には、キーボードP212とマウスP213と
が接続されている。また、入力インタフェース205
は、キーボードP212やマウスP213から送られて
くる信号を、バス207を介してCPU201に送信す
る。
【0046】通信インタフェース206は、ネットワー
ク50に接続されている。また、通信インタフェース2
06は、ネットワーク50を介して、他のコンピュータ
(利用者端末10、金融機関サーバ30、あるいはショ
ッピングサイト40)との間でデータの送受信を行う。
【0047】以上のようなハードウェア構成によって、
サーバ20における本実施の形態の処理機能を実現する
ことができる。たとえば、図4に示したコンピュータの
電源が投入されると、HDD203に格納されたOSの
プログラムの一部が、RAM202に読み込まれる。そ
して、CPU201によりOSのプログラムが実行され
る。これにより、CPU201上でOSの動作が開始す
る。そして、そのOSによって、本発明の実施の形態に
おける各機能を実現するプログラムが実行管理される。
【0048】次に、図1〜図3において、サーバ20に
対して送信されるデータ、あるいは各装置で管理される
データについて、図5〜図8を参照して具体的に説明す
る。図5は、利用者基本設定の登録時における送信デー
タのデータ構造図である。
【0049】図5によると、基本設定受付電文M10
は、利用者特定情報と貯蓄目標額情報と計算単位時間と
から構成されている。図5に示す例では、基本設定受付
電文M10には、例えば利用者特定情報として“鈴木太
郎”、貯蓄目標額情報として“¥1,000,00
0”、および計算単位時間として“1ヶ月”が設定され
る。
【0050】ここで、利用者登録情報27は、登録時情
報と運用時情報とに分けられ、登録時情報は利用者登録
情報27a、運用時情報は利用者登録情報27bとし
て、それぞれを図6と図7で説明する。
【0051】図6は、利用者基本設定の登録時における
利用者登録情報のデータ構造図である。図6によると、
利用者登録情報27a(登録時)は、利用者特定情報、
貯蓄目標額情報、現状貯蓄額情報、計算単位時間、貯蓄
可能額情報、および目標達成所要時間の項目から構成さ
れている。図6に示す例では、利用者登録情報27a
(登録時)には、利用者特定情報として“鈴木太郎”、
貯蓄目標額情報として“¥1,000,000”、現状
貯蓄額情報として“¥0”、計算単位時間として“1ヶ
月”、貯蓄可能額情報として“−(未登録)”、および
目標達成所要時間として“−(未登録)”が設定され
る。
【0052】図7は、商品購入要求時(運用時)におけ
る利用者登録情報のデータ構造図である。図7による
と、利用者登録情報27b(運用時)は、利用者特定情
報、貯蓄目標額情報、現状貯蓄額情報、計算単位時間、
貯蓄可能額情報、および目標達成所要時間の項目から構
成されている。図6に示す例では、利用者登録情報27
b(運用時)には、利用者特定情報として“鈴木太
郎”、貯蓄目標額情報として“¥1,000,00
0”、現状貯蓄額情報として“¥0”、計算単位時間と
して“1ヶ月”、貯蓄可能額情報として“¥100,0
00”、および目標達成所要時間として“10ヶ月”が
設定される。
【0053】図8は、金融機関サイトで管理される利用
者金融情報のデータ構造図である。図8によると、利用
者金融情報31は、利用者特定情報、出納情報、積立額
情報の項目から構成されている。ここで、出納情報に
は、さらに日付に対応した収入と支出の項目がある。図
8に示す例では、利用者金融情報31は、利用者特定情
報として“鈴木太郎”、出納情報として日付4/1の収
入“¥300,000”と支出“¥0”(以下、図に示
す通り)、積立額情報として“¥0”が設定される。
【0054】次に、サーバ20内にある内部メモリに一
時的に格納されるデータについて、図9〜図13を参照
して具体的に説明する。図9は、サーバ内に一時的に記
憶される収入データのデータ構造図である。
【0055】図9によると、一時記憶収入T21は、収
入情報から構成される。ここで、一時記憶収入T21に
は、利用者金融情報31から読み出された収入情報が一
時的に記憶される。例えば、この一時記憶収入T21に
は、収入情報として“¥300,000”が設定され
る。
【0056】図10は、サーバ内に一時的に記憶される
支出データのデータ構造図である。図10によると、一
時記憶支出T22は、支出情報から構成される。ここ
で、一時記憶支出T22には、利用者金融情報31から
読み出された支出情報が一時的に記憶される。例えば、
この一時記憶支出T22には、支出情報として“¥20
0,000”が設定される。
【0057】図11は、サーバ内に一時的に記憶される
積立額データのデータ構造図である。図11によると、
一時記憶積立額T23は、積立額情報から構成される。
ここで、一時記憶積立額T23には、利用者金融情報3
1から読み出された積立額情報が一時的に記憶される。
例えば、この一時記憶積立額T23には、積立額情報と
して“¥0”が設定される。
【0058】図12は、サーバ内に一時的に記憶される
出費予定額データのデータ構造図である。図12による
と、一時記憶出費予定額T24は、出費予定額から構成
される。ここで、一時記憶出費予定額T24には、利用
者端末10にて送信された購入要求から読み出された出
費予定額が一時的に記憶される。例えば、この一時記憶
出費予定額T24には、出費予定額として“¥300,
000”が設定される。
【0059】図13は、サーバ内に一時的に記憶される
所要時間データのデータ構造図である。図13による
と、一時記憶所要時間T25は、所要時間から構成され
る。ここで、一時記憶所要時間T25には、サーバ20
にて算出された所要時間が一時的に記憶される。例え
ば、この一時記憶所要時間T25には、所要時間として
“3ヶ月”が設定される。
【0060】図14は、本発明の実施の形態における貯
蓄管理方法の基本動作を示すフローチャートである。こ
の処理は、サーバ20にて、利用者端末10からのアク
セスを契機に動作し、CPU201において実行させる
処理である。なお、本フローチャートの処理において、
ステップS10は利用者登録情報27aの登録/変更時
のみで実行され、それ以外は、ステップS20から実行
される。また、本フローチャートにおける各機能の名称
については、図2および図3をもとに説明する。さら
に、本フローチャートの処理が実行されるに当たって、
利用者端末10にはWWWブラウザ(WWW browser)あ
るいは通信アプリケーションなどにより、サーバ20や
ショッピングサイト40のHTMLファイルあるいは表
示データが画面に表示されているものとする。この表示
には、例えば、貯蓄管理の登録設定要求画面や購入申し
込み画面などが表示されることによって、サーバ20に
対して貯蓄管理の登録設定要求や購入要求を行うことが
できる。ここで、ショッピングサイト40へアクセスす
る場合は、まずサーバ20へアクセスすることで、サー
バ20のショッピングサイト提供部24からショッピン
グサイト40の宛先(URL)が提供される。また、直
接ショッピングサイト40へアクセスすることもでき
る。以下、図14の処理をステップ番号に沿って説明す
る。
【0061】[ステップS10] まず、サーバ20に
て貯蓄管理の登録設定処理を行う。この処理は、貯蓄管
理の登録時あるいは変更時のみで行われ、利用者端末1
0からの基本設定受付電文M10を受信することで処理
が開始される。また、この処理は、利用者端末10から
の基本設定受付電文M10、利用者登録情報27、およ
び利用者金融情報31をもとに、目標とする貯蓄額の目
標達成までの所要時間が算出され、利用者端末10に通
知される処理である。なお、登録設定処理の詳細につい
ては、図15及び図16にて後述する。
【0062】[ステップS20] 次に、サーバ20に
て、商品購入に際しての貯蓄シミュレーションを実施す
るメイン処理を行う。この処理は、商品の購入時に行わ
れ、利用者端末10あるいはショッピングサイト40か
らの購入要求を受信することで処理が開始される。つま
り、サーバ20は、利用者の商品購入に当たって、利用
者端末10あるいはショッピングサイト40からの購入
要求、利用者登録情報27、および利用者金融情報31
をもとに、新しい収支情報による目標達成までの所要時
間を再度算出する。そして、サーバ20は、商品を購
入、購入中止あるいは貯蓄を行うかどうかのメッセージ
を、利用者端末10に通知する。なお、メイン処理の詳
細については、図17及び図18にて後述する。
【0063】[ステップS30] 利用者端末10に
て、ステップS20により商品を購入、購入中止あるい
は貯蓄を行うかどうかのメッセージの通知に対して、商
品購入、購入中止あるいは貯蓄の返信メッセージをサー
バ20に対して送信する。ここで、サーバ20の購入操
作検出部213は、利用者端末10からの返信メッセー
ジを受信して、商品購入、購入中止あるいは貯蓄の判断
結果データを入力する。
【0064】[ステップS40] サーバ20の登録更
新処理部223にて、ステップS30により入力された
判断結果データを判定する。ここで、判断結果データが
商品の購入であれば、ステップS50へ進み、購入で無
ければ(購入中止であれば)、ステップS60へ進む。
【0065】[ステップS50] サーバ20の登録更
新処理部223にて、ステップS40により判断結果デ
ータが商品の購入であると判定されたので、購入処理を
実行する。なお、購入処理の詳細については、図19に
て後述する。
【0066】[ステップS60] サーバ20の登録更
新処理部223にて、ステップS40により判断結果デ
ータが商品の購入で無い(購入中止)と判断されたの
で、さらに判断結果データを判定する。すなわち、この
商品に対する出費予定額を貯蓄に回すかどうかを判定す
る。ここで、判断結果データが貯蓄であれば、ステップ
S70へ進み、貯蓄で無ければ、本処理を終了して購入
を中止する。
【0067】[ステップS70] サーバ20の登録更
新処理部223にて、ステップS60により判断結果デ
ータが貯蓄であると判定されたので、貯蓄処理を実行す
る。なお、貯蓄処理の詳細については、図20にて後述
する。
【0068】図15及び図16は、図14の貯蓄管理方
法の基本動作における登録設定処理を示すフローチャー
トである。図14のステップS10(登録設定処理)が
実行されると、以下の流れに従って処理が行われる。
【0069】[ステップS101] サーバ20の登録
受付部211は、利用者端末10からの基本設定受付電
文M10を受信すると、基本設定受付電文M10内の利
用者特定情報を登録処理部221へ渡す。ここで、例え
ば図5の基本設定受付電文M10の例で表すと、“鈴木
太郎”が登録処理部221へ渡される。
【0070】[ステップS102] また、サーバ20
の登録受付部211は、利用者端末10からの基本設定
受付電文M10を受信すると、基本設定受付電文M10
内の貯蓄目標額情報を登録処理部221へ渡す。ここ
で、例えば図5の基本設定受付電文M10の例で表す
と、“¥1,000,000”が登録処理部221へ渡
される。
【0071】[ステップS103] さらに、サーバ2
0の登録受付部211は、利用者端末10からの基本設
定受付電文M10を受信すると、基本設定受付電文M1
0内の計算単位時間を登録処理部221へ渡す。ここ
で、例えば図5の基本設定受付電文M10の例で表す
と、“1ヶ月”が登録処理部221へ渡される。
【0072】[ステップS104] サーバ20の登録
処理部221は、ステップS101〜ステップS103
から渡された利用者特定情報、貯蓄目標額情報、および
計算単位時間からなる利用者基本設定を、利用者登録情
報27に格納する。
【0073】[ステップS105] 次に、サーバ20
の口座情報取得部26は、金融機関サーバ30内の利用
者金融情報31から、利用者特定情報に示された利用者
の口座情報として利用者金融情報31を取得し、登録処
理部221と貯蓄シミュレーション処理部222へ渡
す。
【0074】[ステップS106] 再びサーバ20の
登録処理部221は、ステップS105により取得され
た口座情報(利用者金融情報31)から積立額情報を抽
出し、内部メモリに一時記憶積立額T23として記憶す
る。
【0075】[ステップS107] また、サーバ20
の登録処理部221は、ステップS106で記憶された
一時記憶積立額T23を利用者登録情報27に現状貯蓄
額情報として格納する。
【0076】[ステップS108] 次に、サーバ20
の貯蓄シミュレーション処理部222は、ステップS1
05にて渡された口座情報(利用者金融情報31)から
収入と支出からなる収支情報を抽出する。ここでは、例
えば1日分の収支情報として、4/1の収入“¥30
0,000”と支出“¥0”とを抽出する。
【0077】[ステップS109] ステップS108
にて抽出された収支情報をもとに、サーバ20の貯蓄シ
ミュレーション処理部222は、収入情報を1日分算出
し、内部メモリに一時記憶収入T21として一時的に記
憶する。なお、この収入情報の算出は、現時点から過去
の計算単位時間(例えば1ヶ月)までの間における収入
を、合算することにより行われる。すなわち、この収入
情報の算出は、一時記憶収入T21と抽出した収支情報
(例えば、1日分である4/1の“¥300,00
0”)とを加算し、再び内部メモリに一時記憶収入T2
1として記憶する。また、ここでは、収入情報の算出単
位を1日分としているが、これは任意に設定でき、収入
情報の識別単位(例えば、年、月、日、あるいは時間)
に合わせて設定できる。さらに、一時記憶収入T21の
詳細については、図9にて既に説明済みである。
【0078】[ステップS110] ステップS108
にて抽出された収支情報をもとに、サーバ20の貯蓄シ
ミュレーション処理部222は、支出情報を1日分算出
し、内部メモリに一時記憶支出T22として一時的に記
憶する。なお、この支出情報の算出は、現時点から過去
の計算単位時間(例えば1ヶ月)までの間における支出
を、合算することにより行われる。すなわち、この支出
情報の算出は、一時記憶支出T22と抽出した収支情報
(例えば、1日分である4/1の“¥0”)とを加算
し、再び内部メモリに一時記憶支出T22として記憶す
る。また、ここでは、支出情報の算出単位を1日分とし
ているが、これは任意に設定でき、支出情報の識別単位
(例えば、年、月、日、あるいは時間)に合わせて設定
できる。さらに、一時記憶支出T22の詳細について
は、図10にて既に説明済みである。
【0079】[ステップS111] また、サーバ20
の貯蓄シミュレーション処理部222は、計算単位時間
(例えば1ヶ月)内の収支情報に対して処理したかどう
かを判定する。これにより、計算単位時間(例えば1ヶ
月)内の全ての収支情報が合算されたことになる。ここ
で、全ての収支情報を処理した場合には、ステップS1
12へ進み、処理しない場合には、ステップS108へ
戻り同様の処理を繰り返す。
【0080】[ステップS112] ステップS111
にて全ての収支情報が処理されたと判定されたので、サ
ーバ20の貯蓄シミュレーション処理部222は、内部
メモリに記憶されている一時記憶収入T21と一時記憶
支出T22との差分を求めて、結果を貯蓄可能額として
貯蓄所要時間算出部25へ渡す。なお、一時記憶積立額
T23がある場合には、貯蓄所要時間算出部25へ渡す
前に、一時記憶積立額T23をこの貯蓄目標額から減算
することができる。
【0081】[ステップS113] サーバ20の貯蓄
所要時間算出部25は、利用者登録情報27に格納され
ている貯蓄目標額と、ステップS112から渡された貯
蓄可能額とから、目標とする貯蓄額を達成するまでの所
要時間を算出する。この所要時間の算出は、貯蓄目標額
を貯蓄可能額で除算することにより行われる。そして、
貯蓄所要時間算出部25は、算出した所要時間を通知情
報処理部22へ渡す。
【0082】[ステップS114] サーバ20の貯蓄
シミュレーション処理部222は、ステップS113に
て渡された所要時間と、ステップS112にて求められ
た貯蓄可能額とを利用者登録情報27へ格納する。
【0083】[ステップS115] また、サーバ20
の貯蓄シミュレーション処理部222は、ステップS1
13にて算出した所要時間、貯蓄可能額、一時記憶積立
額T23(現状貯蓄額)、および貯蓄目標額を、画面生
成処理部23により利用者端末10へ所定のフォーマッ
トで送信し、所要時間表示画面D21を利用者端末10
上に表示させる。なお、所定のフォーマットとは、例え
ばHTML形式である。また、所要時間表示画面D21
の詳細については、図22にて後述する。
【0084】図17及び図18は、図14の貯蓄管理方
法の基本動作におけるメイン処理を示すフローチャート
である。図14のステップS20(メイン処理)が実行
されると、以下の流れに従って処理が行われる。
【0085】[ステップS201] サーバ20の購入
要求受付部212は、利用者端末10からの購入要求の
メッセージを受信すると、購入要求のメッセージから商
品の購入額を抽出し、内部メモリに一時記憶出費予定額
T24として一時的に記憶する。
【0086】[ステップS202] サーバ20の貯蓄
シミュレーション処理部222は、利用者金融情報31
から収入と支出からなる収支情報を抽出する。なお、こ
の処理は、図16のステップS108と同様であるた
め、詳細は省略する。
【0087】[ステップS203] ステップS202
にて抽出された収支情報をもとに、サーバ20の貯蓄シ
ミュレーション処理部222は、収入情報を1日分算出
し、内部メモリに一時記憶収入T21として一時的に記
憶する。なお、この処理は、図16のステップS109
と同様であるため、詳細は省略する。
【0088】[ステップS204] ステップS203
にて抽出された収支情報をもとに、サーバ20の貯蓄シ
ミュレーション処理部222は、支出情報を1日分算出
し、内部メモリに一時記憶支出T22として一時的に記
憶する。なお、この処理は、図16のステップS110
と同様であるため、詳細は省略する。
【0089】[ステップS205] また、サーバ20
の貯蓄シミュレーション処理部222は、計算単位時間
(例えば1ヶ月)内の収支情報に対して処理したかどう
かを判定する。これにより、計算単位時間(例えば1ヶ
月)内の全ての収支情報が合算されたことになる。ここ
で、全ての収支情報を処理した場合には、ステップS2
06へ進み、処理しない場合には、ステップS203へ
戻り同様の処理を繰り返す。
【0090】[ステップS206] ステップS205
にて全ての収支情報が処理されたと判定されたので、サ
ーバ20の貯蓄シミュレーション処理部222は、臨時
収入有りかどうかを判定する。なお、この判定は、数式
(1)により求められる。また、この数式における平均
収入と平均支出は、過去数ヶ月の収入と支出である。
【0091】
【数1】 ここで、臨時収入が有る場合には、ステップS207へ
進み、臨時収入が無い場合には、ステップS211へ進
む。
【0092】[ステップS207] ステップS206
にて臨時収入があると判定されたので、サーバ20の貯
蓄シミュレーション処理部222は、さらに出費が臨時
収入以内かどうかを判定する。なお、この判定は、数式
(2)により求められる。
【0093】
【数2】 ここで、出費が臨時収入以内である場合には、ステップ
S208へ進み、臨時収入より大きい場合には、ステッ
プS211に進む。
【0094】[ステップS208] ステップS207
にて出費が臨時収入以内であると判定されたので、サー
バ20の貯蓄シミュレーション処理部222は、利用者
登録情報27から貯蓄可能額を読み出し、貯蓄可能額と
一時記憶出費予定額T24とを貯蓄所要時間算出部25
へ渡す。貯蓄所要時間算出部25は、この貯蓄可能額と
一時記憶出費予定額T24から貯蓄可能時間を算出し、
通知情報処理部22(貯蓄シミュレーション処理部22
2)へ渡す。そして、再び貯蓄シミュレーション処理部
222は、渡された貯蓄可能時間を、内部メモリに一時
記憶所要時間T25として一時的に記憶する。この貯蓄
可能時間の算出は、一時記憶出費予定額T24を貯蓄可
能額で除算することにより行われる。例えば、一時記憶
出費予定額T24を“¥300,000”とし、貯蓄可
能額を“¥100,000”とした場合、一時記憶所要
時間T25(貯蓄可能時間)は“3”となる。すなわ
ち、この一時記憶所要時間T25の“3”は、計算単位
時間が1ヶ月(前述)としているので、貯蓄可能時間と
して3ヶ月と求められる。これは、目標の貯蓄額を達成
するまでの期間として、3ヶ月短縮できることを示す。
【0095】[ステップS209] ステップS208
にて一時記憶所要時間T25が算出されたので、サーバ
20の画面生成処理部23は、メッセージを作成し利用
者端末10へ送信する。望ましくは、このメッセージに
一時記憶出費予定額T24と利用者登録情報27内の貯
蓄目標額を追加する。
【0096】[ステップS210] 一方、利用者端末
10は、ステップS209により送信されたメッセージ
を画面に表示する。なお、ここで表示されるメッセージ
は、図23にて後述する。
【0097】[ステップS211] ステップS206
にて臨時収入無し、ステップS207にて出費が臨時収
入より大きいと判定されたので、サーバ20の貯蓄シミ
ュレーション処理部222は、利用者登録情報27から
貯蓄可能額を読み出し、この貯蓄可能額、収入、支出、
および一時記憶出費予定額T24を貯蓄所要時間算出部
25へ渡す。貯蓄所要時間算出部25は、この貯蓄可能
額、収入、支出、および一時記憶出費予定額T24から
増加所要時間を算出し、通知情報処理部22(貯蓄シミ
ュレーション処理部222)へ渡す。そして、再び貯蓄
シミュレーション処理部222は、渡された増加所要時
間を、内部メモリに一時記憶所要時間T25として一時
的に記憶する。この増加所要時間の算出は、数式(3)
により行われる。
【0098】
【数3】 (出費予定額−((収入−支出)−貯蓄可能額))÷貯蓄可能額 ……(3) この数式(3)に従うと、例えば、一時記憶出費予定額
T24を“¥300,000”、貯蓄可能額を“¥10
0,000”、「収入−支出」“¥100,000”と
した場合、一時記憶所要時間T25(増加所要時間)は
“3”となる。すなわち、この一時記憶所要時間T25
の“3”は、計算単位時間が1ヶ月(前述)としている
ので、増加所要時間として3ヶ月と求められる。これ
は、目標の貯蓄額を達成するまでの期間として、3ヶ月
遅延することを示す。
【0099】[ステップS212] ステップS208
にて一時記憶所要時間T25が算出されたので、サーバ
20の画面生成処理部23は、メッセージを作成し利用
者端末10へ送信する。望ましくは、このメッセージに
一時記憶出費予定額T24を追加する。
【0100】[ステップS213] 一方、利用者端末
10は、ステップS209により送信されたメッセージ
を画面に表示する。なお、ここで表示されるメッセージ
は、図24にて後述する。
【0101】図19は、図14の貯蓄管理方法の基本動
作における購入処理を示すフローチャートである。図1
4のステップS50(購入処理)が実行されると、以下
の流れに従って処理が行われる。
【0102】[ステップS501] サーバ20の貯蓄
シミュレーション処理部222は、利用者登録情報27
に格納されている現在の目標達成所要時間を読み出し、
貯蓄所要時間算出部25へ渡す。この貯蓄所要時間算出
部25は、この目標達成所要時間に対し、一時的に記憶
されている一時記憶所要時間T25を加算する。そし
て、貯蓄所要時間算出部25は、この加算結果を新しい
目標達成所要時間として登録更新処理部223へ渡す。
【0103】[ステップS502] サーバ20の登録
更新処理部223は、ステップS501から渡された新
しい目標達成所要時間を、利用者登録情報27へ格納し
目標達成所要時間を更新する。なお、登録更新処理部2
23は、更新と同時にショッピングサイト40、信販会
社、あるいは銀行(口座引き落し)に対して、購入手続
を行うこともできる。
【0104】図20は、図14の貯蓄管理方法の基本動
作における貯蓄処理を示すフローチャートである。図1
4のステップS70(貯蓄処理)が実行されると、以下
の流れに従って処理が行われる。
【0105】[ステップS701] サーバ20の貯蓄
シミュレーション処理部222は、利用者登録情報27
に格納されている現在の目標達成所要時間を読み出し、
貯蓄所要時間算出部25へ渡す。この貯蓄所要時間算出
部25は、この目標達成所要時間に対し、一時的に記憶
されている一時記憶所要時間T25を減算する。そし
て、貯蓄所要時間算出部25は、この減算結果を新しい
目標達成所要時間として登録更新処理部223へ渡す。
【0106】[ステップS702] サーバ20の登録
更新処理部223は、ステップS501から渡された新
しい目標達成所要時間を、利用者登録情報27へ格納し
目標達成所要時間を更新する。なお、登録更新処理部2
23は、更新と同時に銀行などの金融機関に対して、貯
蓄手続を行うこともできる。
【0107】次に、本発明の貯蓄管理方法において、利
用者端末10に表示される画面のイメージを、図21〜
図24を参照して具体的に説明する。図21は、設定処
理の利用者基本設定時における基本登録画面を示す図で
ある。
【0108】図21によると、基本登録画面D11は、
利用者を特定する利用者特定情報、目標とする貯蓄額で
ある貯蓄目標額、所要時間を算出するための単位時間で
ある計算単位時間、基本登録画面のページ変更のための
「次へ」ボタン、および登録を終了し登録内容を送信す
る「終了」ボタンから構成されている。なお、基本登録
画面D11には、他の設定内容を任意に追加/変更する
ことができる。ここで、他の設定内容が追加された場合
には、「次へ」ボタンにより、次ページにある他の設定
内容を表示させることができる。
【0109】図22は、設定処理における所要時間表示
画面を示す図である。なお、この所要時間表示画面D2
1は、貯蓄目標額設定後にサーバ20から利用者端末1
0に伝送データとして通知され、利用者端末10上の画
面に表示される。
【0110】図22によると、所要時間表示画面D21
は、利用者の貯蓄目標額、現在の貯蓄額、計算単位時間
当たりの貯蓄可能額、および目標達成までの期間、を表
示する表示エリアと、表示内容を確認したことを通知す
るための「OK」ボタンと、から構成されている。ここ
で、利用者は所要時間表示画面D21に表示されている
内容を確認し、「OK」ボタンを押下する。なお、「O
K」ボタンを押下することで、サーバ20へ所要時間を
確認したことを通知することもできる。この「OK」ボ
タンは、例えば、サーバ20にて、所要時間を確認した
ことを示す通知があれば登録処理を終了し、所要時間を
確認したことを示す通知が一定時間内に無ければ、再
度、所要時間表示画面D21の伝送データを送信するこ
とにより、利用者に確認を促すことができる。
【0111】図23は、メイン処理における購入貯蓄判
断表示画面を示す図である。なお、この購入貯蓄判断表
示画面D22aは、購入要求後にサーバ20から利用者
端末10に伝送データとして通知され、利用者端末10
上の画面に表示される。
【0112】図23によると、購入貯蓄判断表示画面D
22aは、利用者の貯蓄目標額、利用者の出費予定額、
新しい目標達成までの期間、および購入判断表示と、貯
蓄額の貯蓄経過・貯蓄予定表示と、商品の購入処理に移
行するための「購入する」ボタンと、出費予定額を貯蓄
する貯蓄処理に移行するための「貯蓄する」ボタンと、
商品の購入処理を中断するための「購入やめる」ボタン
と、から構成される。ここで、利用者は、この商品を購
入することで貯蓄の目標達成が3ヶ月遅延することを、
購入貯蓄判断表示画面D22aにより視覚的に確認す
る。そして、利用者が購入すると判断した場合には、
「購入する」ボタンを押下する。利用者が貯蓄すると判
断した場合には、「貯蓄する」ボタンを押下する。ある
いは、利用者が購入しないと判断した場合には、「購入
やめる」ボタンを押下する。
【0113】図24は、メイン処理における購入判断表
示画面を示す図である。なお、この購入判断表示画面D
22bは、購入要求後にサーバ20から利用者端末10
に伝送データとして通知され、利用者端末10上の画面
に表示される。
【0114】図24によると、購入判断表示画面D22
bは、利用者の出費予定額、新しい目標達成までの期
間、および購入判断表示と、貯蓄額の貯蓄経過・貯蓄予
定表示と、商品の購入処理に移行するための「購入す
る」ボタンと、商品の購入処理を中断するための「購入
やめる」ボタンと、から構成される。ここで、利用者
は、この商品を購入することで貯蓄の目標達成が3ヶ月
遅延することを、購入判断表示画面D22bにより視覚
的に確認する。そして、利用者が購入すると判断した場
合には、「購入する」ボタンを押下する。あるいは、利
用者が購入しないと判断した場合には、「購入やめる」
ボタンを押下する。
【0115】このようにして、まず、利用者端末10か
ら貯蓄管理に関する基本設定情報が送信される。次に、
サーバ20により、予め利用者の貯蓄目標額を受け取
り、利用者の収支情報に基づいて単位期間(計算単位時
間)における貯蓄可能額が算出され、貯蓄目標額と貯蓄
可能額とから、貯蓄目標額に達するまでの所要期間を算
出して、利用者端末10に通知される。また同時に基準
となる所要時間が、利用者登録情報27に格納される。
そして、利用者端末10からの商品の購入要求を受ける
と、サーバ20にて、この時点での新たな収支情報に基
づいて、商品を購入した場合の所要期間が、再度算出さ
れて利用者端末10に通知される。この通知を受けて、
利用者端末10にて商品を購入するべきか貯蓄するべき
かの判断を利用者に促す。そして、判断を受信したサー
バ20により、購入処理や貯蓄処理が実行され、利用者
登録情報27上の所要時間の更新、あるいは購入中止の
処理が行われる。
【0116】これにより、オンラインショッピングの利
用時における無駄な出費を抑制して計画的な貯蓄が可能
となる。以上説明した処理は、コンピュータプログラム
に記述し、コンピュータで実行することにより、本発明
の機能を実現することができる。また、コンピュータで
実行する際には、コンピュータ内のハードディスク等に
コンピュータプログラムを予め格納しておき、メインメ
モリにロードして実行する。なお、コンピュータプログ
ラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録
しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な
記録媒体としては、磁気記録媒体、光ディスク、光磁気
記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録媒体に
は、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、Z
IP(Zip:磁気ディスクの一種)、磁気テープなどがあ
る。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Dis
c)、DVD−RAM(DVD Random Access Memory)、
CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、C
D−R(CD Recordable)、CD−RW(CD Rewritabl
e)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto O
ptical Disk)などがある。半導体メモリには、フラッ
シュ・メモリ(Flash Memory)などがある。
【0117】また、コンピュータプログラムを流通させ
る場合には、例えば各コンピュータプログラムが記録さ
れたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売
される。また、コンピュータプログラムをサーバの記憶
装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバか
らクライアントへコンピュータプログラムを転送するこ
ともできる。
【0118】(付記1) 商品を購入する利用者に対し
て浪費防止のための情報を通知する貯蓄管理方法におい
て、貯蓄管理登録時に、予め前記利用者の貯蓄目標額を
受け取り、前記利用者の収支情報に基づいて単位期間に
おける貯蓄可能額を算出し、前記貯蓄目標額と前記貯蓄
可能額とから、前記貯蓄目標額に達するまでの所要期間
を算出して、前記利用者に通知し、貯蓄管理運用時に、
前記利用者による前記商品の購入要求を受けると、この
時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記商品を購
入した場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知
する、ことを特徴とする貯蓄管理方法。
【0119】(付記2) 前記購入要求を受けた時点の
前記単位期間における収入が平均収入より多いことを前
記新たな収支情報から検出した場合には、前記商品を購
入せずに購入金額を貯蓄した場合の前記所要期間を算出
して前記利用者に通知することを特徴とする付記1記載
の貯蓄管理方法。
【0120】(付記3) 前記利用者が前記商品を購入
した場合に、前記新たな収支情報の支出に前記商品の購
入金額を加算して前記所要期間をあらためて算出するこ
とを特徴とする付記1記載の貯蓄管理方法。
【0121】(付記4) 前記商品の購入要求は、商品
の提供側にて購入要求を受付けて、前記商品の提供側が
前記利用者に代わって、前記利用者に通知する側へ前記
商品の購入要求を送信することを特徴とする付記1記載
の貯蓄管理方法。
【0122】(付記5) 商品を購入する利用者に対し
て浪費防止のための情報を通知する貯蓄管理プログラム
において、貯蓄管理登録時に、予め前記利用者の貯蓄目
標額を受け取り、前記利用者の収支情報に基づいて単位
期間における貯蓄可能額を算出し、前記貯蓄目標額と前
記貯蓄可能額とから、前記貯蓄目標額に達するまでの所
要期間を算出して、前記利用者に通知し、貯蓄管理運用
時に、前記利用者による前記商品の購入要求を受ける
と、この時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記
商品を購入した場合の前記所要期間を算出して前記利用
者に通知する、処理をコンピュータに実行させることを
特徴とする貯蓄管理プログラム。
【0123】(付記6) 商品を購入する利用者に対し
て浪費防止のための情報を通知する貯蓄管理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、貯蓄管理登録時に、予め前記利用者の貯蓄目標額を
受け取り、前記利用者の収支情報に基づいて単位期間に
おける貯蓄可能額を算出し、前記貯蓄目標額と前記貯蓄
可能額とから、前記貯蓄目標額に達するまでの所要期間
を算出して、前記利用者に通知し、貯蓄管理運用時に、
前記利用者による前記商品の購入要求を受けると、この
時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記商品を購
入した場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知
する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とす
る貯蓄管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。
【0124】(付記7) 商品を購入する利用者に対し
て浪費防止のための情報を通知する貯蓄管理装置におい
て、貯蓄管理登録時に、予め利用者の貯蓄目標額の入力
を受ける貯蓄目標額受け取り手段と、前記利用者に収支
情報を照会する収支情報照会手段と、前記利用者の収支
情報に基づく単位期間における貯蓄可能額と、前記貯蓄
目標額とから、前記貯蓄目標額に達するまでの所要期間
を算出して前記利用者に通知する貯蓄所要期間算出手段
と、貯蓄管理運用時に、前記利用者による前記商品の購
入要求を検出する購入要求検出手段と、を有し、前記購
入要求検出手段が前記利用者による前記商品の購入要求
を検出すると、前記収支情報照会手段がこの時点での新
たな前記収支情報を照会し、前記貯蓄所要期間算出手段
は、前記新たな収支情報に基づいて、前記商品を購入し
た場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知する
ことを特徴とする貯蓄管理装置。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、予め貯蓄管理登録
を行い基準となる所要時間を算出し、商品の購入時に新
たに所要時間を算出して、貯蓄目標額に達するまでの所
要時間に変化があることを利用者に提示することによ
り、利用者は購入するべきか貯蓄するべきかを事前に判
断することができる。これにより、オンラインショッピ
ングの利用時における無駄な出費を抑制して計画的な貯
蓄が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯蓄管理方法の原理構成図である。
【図2】本発明の貯蓄管理方法におけるシステム構成図
である。
【図3】本発明の実施の形態におけるサーバの機能ブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるサーバのハードウ
ェア構成例を示す図である。
【図5】利用者基本設定の登録時における送信データの
データ構造図である。
【図6】利用者基本設定の登録時における利用者登録情
報のデータ構造図である。
【図7】金融機関サイトで管理される利用者金融情報の
データ構造図である。
【図8】商品購入要求時(運用時)における利用者登録
情報のデータ構造図である。
【図9】サーバ内に一時的に記憶される収入データのデ
ータ構造図である。
【図10】サーバ内に一時的に記憶される支出データの
データ構造図である。
【図11】サーバ内に一時的に記憶される積立額データ
のデータ構造図である。
【図12】サーバ内に一時的に記憶される出費予定額デ
ータのデータ構造図である。
【図13】サーバ内に一時的に記憶される所要時間デー
タのデータ構造図である。
【図14】本発明の実施の形態における貯蓄管理方法の
基本動作を示すフローチャートである。
【図15】図14の貯蓄管理方法の基本動作における設
定処理を示すフローチャート(1/2)である。
【図16】図14の貯蓄管理方法の基本動作における設
定処理を示すフローチャート(2/2)である。
【図17】図14の貯蓄管理方法の基本動作におけるメ
イン処理を示すフローチャート(1/2)である。
【図18】図14の貯蓄管理方法の基本動作におけるメ
イン処理を示すフローチャート(2/2)である。
【図19】図14の貯蓄管理方法の基本動作における購
入処理を示すフローチャートである。
【図20】図14の貯蓄管理方法の基本動作における貯
蓄処理を示すフローチャートである。
【図21】設定処理の利用者基本設定時における基本登
録画面を示す図である。
【図22】設定処理における所要時間表示画面を示す図
である。
【図23】メイン処理における購入判断表示画面を示す
図である。
【図24】メイン処理における購入貯蓄判断表示画面を
示す図である。
【符号の説明】
10 利用者端末 20 サーバ 30 金融機関サーバ 40 ショッピングサイト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を購入する利用者に対して浪費防止
    のための情報を通知する貯蓄管理方法において、 貯蓄管理登録時に、 予め前記利用者の貯蓄目標額を受け取り、 前記利用者の収支情報に基づいて単位期間における貯蓄
    可能額を算出し、 前記貯蓄目標額と前記貯蓄可能額とから、前記貯蓄目標
    額に達するまでの所要期間を算出して、前記利用者に通
    知し、 貯蓄管理運用時に、 前記利用者による前記商品の購入要求を受けると、この
    時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記商品を購
    入した場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知
    する、 ことを特徴とする貯蓄管理方法。
  2. 【請求項2】 商品を購入する利用者に対して浪費防止
    のための情報を通知する貯蓄管理プログラムにおいて、 貯蓄管理登録時に、 予め前記利用者の貯蓄目標額を受け取り、前記利用者の
    収支情報に基づいて単位期間における貯蓄可能額を算出
    し、 前記貯蓄目標額と前記貯蓄可能額とから、前記貯蓄目標
    額に達するまでの所要期間を算出して、前記利用者に通
    知し、 貯蓄管理運用時に、 前記利用者による前記商品の購入要求を受けると、この
    時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記商品を購
    入した場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知
    する、 処理をコンピュータに実行させることを特徴とする貯蓄
    管理プログラム。
  3. 【請求項3】 商品を購入する利用者に対して浪費防止
    のための情報を通知する貯蓄管理プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 貯蓄管理登録時に、 予め前記利用者の貯蓄目標額を受け取り、 前記利用者の収支情報に基づいて単位期間における貯蓄
    可能額を算出し、 前記貯蓄目標額と前記貯蓄可能額とから、前記貯蓄目標
    額に達するまでの所要期間を算出して、前記利用者に通
    知し、 貯蓄管理運用時に、 前記利用者による前記商品の購入要求を受けると、この
    時点での新たな前記収支情報に基づいて、前記商品を購
    入した場合の前記所要期間を算出して前記利用者に通知
    する、 処理をコンピュータに実行させることを特徴とする貯蓄
    管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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