JP7394514B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
電子決済(Electronic Billing)サービス事業者や、EC(Electronic Commerce)事業者は、各種のポイント提供サービスを実施している。例えば、下記の特許文献1には、電子マネーの利用に伴ってポイントを提供するポイントサービス事業者を複数登録することが可能なポイント計算装置が開示されている。
これらの事業者が提供するポイントは、各種の商取引に利用可能であるため、例えば、特定のEC事業者が提供したポイントを、他の実店舗の事業者の商取引において利用されることがあった。この場合、EC事業者が提供したポイントは、本来の目的としてはEC事業者における商取引に利用されることを想定して提供していることから、EC事業者の売上増大に繋がらないという課題があった。
特開2012-212461号公報
本開示は上記課題を鑑み、EC事業者におけるポイント利用を促進することが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理システムは、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理部と、前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与部と、利用者が所定の条件を満たした場合に、前記一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与部と、を有する。
本開示によれば、EC事業者におけるポイント利用を促進することが可能な情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る決済装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る口座データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る利用者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る事業者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、決済装置、及び事業者端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本開示に係る情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が決済装置100、事業者端末200、及び利用者端末300を構成要素とする情報処理システム1により実行される例を示す。なお、図1では、決済装置100と事業者端末200を分けて図示しているが、決済装置100と事業者端末200が実行する処理を一台の情報処理装置により実行してもよい。
図1に示す情報処理の詳細を説明する前に、図1に示す情報処理の概要について説明する。図1では、決済装置100が利用者端末300から受け付けた決済情報に基づいて決済処理を実行し、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与し、利用者が所定の条件を満たした場合に、事業者端末200が即時利用ポイントを付与する処理が示されている。以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例についてステップごとに詳細に説明する。
まず、決済装置100は、利用者端末300から利用者の決済情報を受け付ける(ステップS1)。例えば、決済装置100は、利用者Uが事業者Mに対して、取引対象としての商品Cを、決済金額1,000円にて決済する旨の決済情報を受け付ける。このように決済情報は、決済金の支払人IDと受取人IDを示す情報と、決済の取引対象を示す情報と、決済金額を示す情報を含む情報である。
次に、決済装置100は、利用者端末300から受け付けた利用者の決済情報に従って、決済処理を実行する(ステップS2)。例えば、決済装置100は、利用者Uが電子決済サービスで保有する口座から、事業者Mが電子決済サービスで保有する口座へと、決済金額が示す1,000円を移行させる処理を実行する。
次に、決済装置100は、決済情報に含まれる決済金額に応じて、一定期間後に提供されるポイントを利用者に付与する(ステップS3)。ここで、決済装置100が決済金額に応じて利用者に一定期間経過後に提供されるポイントの付与制度は任意に設定してよい。例えば、決済装置100は、決済金額に対して5%のポイントを決済処理完了の2週間後に付与するサービスを行うこととしてよい。この場合、決済装置100は、例えば、事業者Mに対して1,000円の支払いを行った利用者Uに対して、決済金額の5%の50円相当の50ポイントを2週間後に付与する。なお、この際、決済装置100は、後述して説明する記憶部120の口座データベース121に、電子決済サービスの利用者ごとに、付与予定ポイントに関する情報を記録する。
次に、利用者端末300は、事業者端末200が提供する所定のプラットフォームを訪問するリクエストを送信する(ステップS4)。ここで、所定のプラットフォームとは、インターネット上において電子商取引サービスを提供する情報通信サービス事業者や、動画配信サービスを提供する情報通信サービス事業者を指す。例えば、利用者Uは、利用者端末300を操作してEC事業者がインターネット上に開設した電子商取引サービスである「Zモール」を訪問するリクエストを送信する。なお、図1に示すように、電子商取引サービスのZモールでは、商品Aが2,000円、商品Bが1,500円の価格で販売されている。利用者Uは、これらの情報を確認して、EC事業者との間において商取引を行う。
次に、事業者端末200は、所定のプラットフォームを訪問した利用者の付与予定ポイントに関する情報を決済装置100から取得する(ステップS5)。例えば、事業者端末200は、利用者Uが電子商取引サービスであるZモールを訪問した際に、利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を、決済装置100に問い合わせる。事業者端末200から利用者Uの付与予定ポイントに関する情報の問い合わせを受けた決済装置100は、問い合わせを受けた利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を事業者端末200に送信する。このようにして、事業者端末200は、所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスであるZモールを訪問した利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を決済装置100から取得する。
次に、事業者端末200は、取得した付与予定ポイントに関する情報に基づいて、付与予定ポイントが所定額を超えているかを判定する(ステップS6)。ここで、事業者端末200が判定する基準となる所定額は任意に設定されてよく、例えば、1,000円に相当する1,000ポイントとして設定してよい。この場合、事業者端末200は、取得した利用者Uの付与予定ポイントに関する情報に基づいて、利用者Uの付与予定ポイントが1,000ポイントを超えているか否かを判定する。
次に、事業者端末200は、付与予定ポイントが所定額を超えている場合、利用者端末300に所定額のポイントを即時提供できる旨、及びポイント取得ボタンを表示させる(ステップS7)。例えば、事業者端末200は、利用者Uの付与予定ポイントが1,000ポイントを超えていた場合、利用者Uの利用者端末300に、1,000ポイントを即時提供できる旨、及びポイント取得ボタンを表示させる。
次に、事業者端末200は、利用者端末300に表示されたポイント取得ボタンが押された場合に、ポイントの所定額に関する情報を通知する(ステップS8)。ここで、ポイントの所定額に関する情報とは、即時にポイント取得を希望する利用者を識別する識別情報と、当該の利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報と、を含む情報である。例えば、事業者端末200は、利用者Uが利用者端末300に表示された1,000ポイントのポイント取得ボタンを押した場合、1,000ポイントの取得ボタンが利用者Uによって押された旨の情報を、決済装置100に送信する。
次に、決済装置100は、利用者の付与予定ポイントから所定額のポイントを減算する(ステップS9)。例えば、利用者Uが1,000ポイントを即時取得する旨の情報を通知された決済装置100は、口座データベース121に記憶された利用者Uの付与予定ポイント残高から1,000ポイントを減算する。
次に、事業者端末200は、所定額のポイントを利用者に付与する(ステップS10)。例えば、事業者端末200は、EC事業者がインターネット上で展開するZモールにおいて、即時利用が可能なポイントとして、1,000ポイントを利用者Uに対して付与する。即時利用が可能なポイントの付与を受けた利用者Uは、例えば、Zモールの取引対象である商品Aの購入の際に、当該ポイントを使用することができる。
これにより、所定のプラットフォームを訪れた利用者に対して、電子決済サービスにより一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、EC事業者におけるポイント利用を促進することが可能となる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、決済装置100と、事業者端末200と、利用者端末300と、を含む。なお、図2に示した情報処理システム1は、複数台の決済装置100や、複数台の事業者端末200や、複数台の利用者端末300が含まれ構成されていてもよい。決済装置100と、事業者端末200と、利用者端末300は所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。
決済装置100は、所定の決済サービス事業を行う事業者が利用する情報処理装置である。決済装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。例えば、決済装置100は、事業者端末200や利用者端末300からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
事業者端末200は、所定の情報通信サービス事業を行う事業者が利用する情報処理装置である。例えばPC、WS、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。例えば、事業者端末200は、決済装置100や利用者端末300からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
利用者端末300は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末300がスマートフォンである場合を示している。
〔3.決済装置の構成〕
次に、図3を用いて、決済装置100の構成について説明する。なお、これから説明する決済装置100の構成は、図3に示す構成に限定されるものではなく、事業者端末200の構成を全て含むように決済装置100を構成してもよい。言い換えると、決済装置100の構成と、事業者端末200の構成との両方を一台の情報処理装置によって実現してもよい。また、これから説明する決済装置100の構成の一部を、事業者端末200の構成に含めてもよい。
図3は、実施形態に係る決済装置の構成例を示す図である。図3に示すように、決済装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、事業者端末200や利用者端末300等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは、制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
図3に示すように、記憶部120は、口座データベース121と、利用者情報データベース122とを有する。
(口座データベース121について)
図4は、実施形態に係る口座データベースに記憶される情報の一例を示す図である。口座データベース121は、利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、口座データベース121が記憶する情報の一例を説明する。
図4に示す例において、口座データベース121は、「口座ID」に、「所有者情報」、「口座残高」、「ポイント残高」、「付与予定ポイント残高」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
「口座ID」は、利用者や事業者の口座を識別するための識別情報であり、文字列や番号などによって表される。「所有者情報」は、口座を所有ないし保有する利用者や事業者を識別するための識別情報であり、文字列や番号などによって表される。「口座情報」は、利用者や事業者が所有する口座の残高を示す情報である。「ポイント残高」は、利用者や事業者が所有し、ポイントの付与手続が完了し、利用者や事業者がポイントの利用が可能となったポイントの残高を示す情報である。「付与予定ポイント残高」は、利用者や事業者に対して、一定期間経過後に提供されるポイントの残高を示す情報である。すなわち、「付与予定ポイント残高」に示されるポイントは、一定期間経過後にその一部が「ポイント残高」に移行される。
すなわち、図4に示す例においては、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7800」であり、ポイント残高が「10000」であり、付与予定ポイント残高が「1500」である例を示している。
なお、口座データベース121に記憶される情報は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」、「ポイント残高」、「付与予定ポイント残高」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の電子決済サービスの口座に関係する情報が記憶されてよい。
(利用者情報データベース122について)
図5は、実施形態に係る利用者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。利用者情報データベース122は、決済装置100が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、利用者情報データベース122が記憶する情報の一例を説明する。図5の例において、利用者情報データベース122は、「利用者ID」に、「決済履歴」、「利用履歴」といった項目に係る情報を紐づけて記憶する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先や、取引対象、決済金額などといった情報が格納される。「利用履歴」は、事業者の情報配信サービスにおける注文内容を示す情報や、事業者の情報配信サービスにおいて利用者が利用しているサービスを示す情報などが格納される。
すなわち、図5においては、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、利用履歴が「利用履歴#1」である例を示している。
なお、利用者情報データベース122に記憶される情報は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者に関係する情報が記憶されてよい。
(制御部130について)
制御部130は、決済装置100を制御するコントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
制御部130は、図3に示すように、受付部131と、決済処理部132と、第1付与部133と、差引部134と、を備える。制御部130は、記憶部120からプログラム(ソフトウェア)を読み出して、RAMを作業領域として実行することで、受付部131と、決済処理部132と、第1付与部133と、差引部134と、を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部131について)
受付部131は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける。例えば、受付部131は、利用者Uが事業者Mに対して、取引対象としての商品Cを、決済金額1,000円にて決済する旨の決済情報を受け付ける。決済情報は、決済金の支払人IDと受取人IDを示す情報と、決済の取引対象を示す情報と、決済金額を示す情報を含む情報である。受付部131は、このように利用者や事業者の間における取引対象の決済に関する情報を受け付ける。
(決済処理部132について)
決済処理部132は、受付部131が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部132は、決済情報に含まれる支払人IDが示す支払人の口座から、受取人IDが示す受取人の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
また、決済処理部132は、所定のプラットフォームを介して利用者から受け付けられた注文内容に基づく処理を実行してもよい。例えば、決済処理部132は、注文内容に対応する決済情報が示す決済金額分の電子マネーを、利用者Uが電子決済サービスで保有する第1の口座から、利用者Uが保有する他の口座であって、利用者Uが取引に利用できない第2の口座へ移行させる。そして、決済処理部132は、商品の受領に応じて、利用者Uの第2の口座から、事業者Mが電子決済サービスで保有する口座に移行させる。
決済処理部132は、後述して説明する質問部236の質問に対して、利用者が即時付与ポイントを利用する旨の回答をした場合に、決済金額から即時付与ポイントを差し引いた金額を決済する。この決済処理部132の処理を、具体例を用いて具体的に説明する。例えば、1,000ポイントの即時付与ポイントを付与された利用者Uが、所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスを提供するZモールにおいて、商品Aを購入する際に、質問部236が即時付与ポイントを利用するか否かを質問した際に、利用者Uが即時付与ポイントを利用する旨の回答をしたとする。この場合、決済処理部132は、利用者Uの商品Aの決済金額2,000円から、即時付与ポイントの1,000ポイントに相当する1,000円を差し引いた金額を決済する。
(第1付与部133について)
第1付与部133は、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する。第1付与部133は、決済金額が高ければ高いほど多くのポイントを付与することとしてよい。ここで、ポイント付与制度は任意に設定して良く、例えば、決済金額に対して5%のポイントを、決済処理完了の2週間後に付与するサービスを行うこととしてよい。この場合、第1付与部133は、例えば、1,000円の支払いを行った利用者に対して、決済金額の5%の50円相当の50ポイントを2週間後に付与する。なお、この際、第1付与部133は、記憶部120の口座データベース121に、電子決済サービスの利用者ごとに、付与予定ポイントに関する情報を記録する。
(差引部134について)
差引部134は、後述する通知部234の通知に基づいて、第1付与部133が付与したポイントの中から所定額を差し引く。すなわち、差引部134は、通知部234の通知に従って動作する。後述して説明するが、通知部234は、即時にポイント取得を希望する利用者を識別する識別情報と、当該の利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報を含む情報を示すポイントの所定額に関する情報を通知する。差引部134は、当該情報に基づいて、口座データベース121に記憶された即時にポイント取得を希望する利用者の付与予定ポイント残高から所定額のポイントを差し引く、言い換えると減算する。
〔4.事業者端末の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る事業者端末200の構成について説明する。なお、これから説明する事業者端末200の構成は、図6に示す構成に限定されるものではなく、決済装置100の構成を全て含むように事業者端末200を構成してもよい。言い換えると、決済装置100の構成と、事業者端末200の構成との両方を一台の情報処理装置によって実現してもよい。また、これから説明する事業者端末200の構成の一部を、決済装置100の構成に含めてもよい。
図6は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。図6に示すように、事業者端末200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を有する。
通信部210は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、決済装置100や利用者端末300との間で各種の情報の送受信を行う。
記憶部220は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部230が実行するプログラム、あるいは、制御部230が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部230が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
図6に示すように、記憶部220は、事業者情報データベース221を有する。
(事業者情報データベース221について)
図7は、実施形態に係る事業者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。事業者情報データベース221は、事業者に関する各種情報を記憶する。ここで、図7を用いて、事業者情報データベース221が記憶する情報の一例を示す。
図7に示す例において、事業者情報データベース221は、「事業者ID」に、「店舗ID」、「口座ID」、「所在地」、「取引対象情報」という項目に係る情報を紐づけて記憶する。
「事業者ID」は、事業者を識別するための識別情報を示し、文字列や番号などによって表される。「店舗ID」は、事業者が管理する店舗を識別するための識別情報を示し、文字列や番号などによって表される。「口座ID」は、事業者が所有する口座を識別するための識別情報を示し、文字列や番号などによって表される。「所在地」は、事業者が管理する店舗の位置情報、例えば、住所を示す。「取引対象情報」は、事業者が提供する取引対象に関する情報を示し、例えば、「取引対象ID」、「価格」、「画像」という項目を有する。「取引対象ID」は、取引対象を識別するための識別情報を示し、文字列や番号などによって表される。「価格」は、取引対象の価格を示す。「画像」は、取引対象の画像を示す。
すなわち、図7に示す例においては、事業者ID「MID#1」によって識別される事業者が管理する店舗が店舗ID「SID#1」によって識別され、所在地が「所在地#1」であり、当該事業者が所有する口座が口座ID「AID#2」によって識別され、当該事業者が提供する取引対象のうち、取引対象ID「TID#1」によって識別される取引対象の価格が「400円」、画像が「画像#1」である例を示している。
なお、事業者情報データベース221に記憶される情報は、「事業者ID」、「店舗ID」、「口座ID」、「所在地」、「取引対象情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の事業者に関係する情報が記憶されてよい。
制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、事業者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
図6に示すように、制御部230は、取得部231と、判定部232と、表示部233と、通知部234と、第2付与部235と、質問部236と、を備える。制御部230は、記憶部220からプログラム(ソフトウェア)を読み出して、RAMを作業領域として実行することで、取得部231と、判定部232と、表示部233と、通知部234と、第2付与部235と、質問部236と、を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部231について)
取得部231は、利用者が所定の条件を満たした場合に、第1付与部133が付与した一定期間後に提供されるポイントに関する情報を取得する。ここで、所定の条件は任意に設定されてよく、例えば、利用者が所定のプラットフォームを訪問したことを条件としてもよいし、利用者がニュースサイトを訪問したことを条件としてもよいし、利用者が天気予報サイトを訪問したことを条件としてもよいし、利用者端末300の位置情報センサが取得した位置情報に基づいて利用者がマラソンを行っていると推定されることを条件としてもよい。
取得部231は、例えば、利用者Uが所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスを訪問した際に、利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を決済装置100に問い合わせる。取得部231から利用者Uの付与予定ポイントに関する情報の問い合わせを受けた決済装置100は、利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を事業者端末200に送信する。このようにして、取得部231は、利用者Uの付与予定ポイントに関する情報を決済装置100から取得する。
(判定部232について)
判定部232は、取得部231が取得した付与予定ポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する。ここで、判定部232が判定する際の基準となる所定額は、任意に設定されてよく、例えば、1,000円に相当する1,000ポイントとして設定してよい。この場合、判定部232は、取得部231が取得した付与予定ポイントに関する情報に基づいて、付与予定ポイントが1,000ポイントを超えているか否かを判定する。
(表示部233について)
表示部233は、判定部232が、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者の利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及び所定額のポイントの取得ボタンを表示させる。例えば、表示部233は、利用者Uの付与予定ポイントが1,000ポイントを超えていた場合、利用者Uの利用者端末300に、1,000ポイントを即時提供できる旨、及びポイント取得ボタンを表示させる。
(通知部234について)
通知部234は、利用者が取得ボタンを押した場合に、ポイントの所定額に関する情報を通知する。ここで、ポイントの所定額に関する情報とは、即時にポイント取得を希望する利用者を識別する識別情報と、当該の利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報を含む情報である。例えば、通知部234は、利用者Uが利用者端末300に表示された1,000ポイントのポイント取得ボタンを押した場合、1,000ポイントの取得ボタンが利用者Uによって押された旨の情報を通知する。
(第2付与部235について)
第2付与部235は、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与する。例えば、第2付与部235は、利用者Uが利用者端末300に表示された1,000ポイントのポイント取得ボタンを押した場合に、1000ポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者Uに付与する。
(質問部236について)
質問部236は、所定のプラットフォームにおいて、利用者が取引対象を購入する際に、即時付与ポイントを利用するか否かを質問する。例えば、質問部236は、所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスを提供するZモールにおいて、利用者Uが商品Aを購入する際に、即時付与ポイントを利用するか否かを質問するメッセージを利用者Uの利用者端末300に送信する。利用者端末300に表示された即時利用ポイントを利用するか否かについての質問を確認した利用者Uは、即時付与ポイントを利用するか否かについて回答する。
〔5.利用者端末の構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る利用者端末300の構成について説明する。図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図8に示すように、利用者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、を有する。
通信部310は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、決済装置100や事業者端末200との間で各種の情報の送受信を行う。
入力部320は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部320は、利用者端末300に接続されたキーボードやマウスから利用者の各種操作を受け付けてもよい。また、入力部320は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部330)を介して事業者から各種操作を受け付けてもよい。
出力部330は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。なお、利用者端末300の入力部320が、タッチパネルを介して事業者から各種操作を受け付ける場合は、出力部330である表示画面により利用者の入力を受け付け、さらに利用者への出力も行う。また、出力部330は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末300に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
図8に示すように、制御部340は、受付部341を有する。
受付部341は、利用者から入力部320を介して入力された各種の操作情報を受け付ける。例えば、受付部341は、利用者から所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスを提供するZモールにおける商品の購入情報を操作情報として受け付ける。また、受付部341は、利用者から所定のプラットフォームとしての動画配信サービスにおける動画視聴の意思表示の情報を操作情報として受け付ける。
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
まず、決済装置100は、利用者端末300から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける(ステップS101)。次に、決済装置100は、受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する(ステップS102)。そして、決済装置100は、決済情報に含まれる決済金額に応じて、一定期間経過後に提供されるポイントを付与する(ステップS103)。そして、事業者端末200は、利用者が所定の条件を満たした場合に、付与したポイントに関する情報を取得する(ステップS104)。そして、事業者端末200は、取得したポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する(ステップS105)。そして、事業者端末200は、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及びポイントの取得ボタンを表示させる(ステップS106)。そして、事業者端末200は、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与する(ステップS107)。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る決済装置100、及び事業者端末200は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、決済装置、及び事業者端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が決済装置100又は事業者端末200として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、決済装置100の制御部130又は事業者端末200の制御部230の機能を実現する。
〔8.構成と効果〕
本開示に係る情報処理システム1は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付部131と、受付部131が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理部132と、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与部133と、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与する第2付与部235と、を有する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理システム1は、利用者が所定の条件を満たした場合に、第1付与部133が付与した一定期間後に提供されるポイントに関する情報を取得する取得部231と、をさらに有する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理システム1は、取得部231が取得したポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定部232と、判定部232が、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者の利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及び所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示部233と、をさらに有する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理システム1は、利用者が取得ボタンを押した場合に、ポイントの所定額に関する情報を通知する通知部234と、をさらに有する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理システム1は、通知部234の通知に基づいて、第1付与部133が付与したポイントの中から所定額を差し引く差引部134と、をさらに有する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理システム1は、所定のプラットフォームにおいて、利用者が取引対象を購入する際に、即時付与ポイントを利用するか否かを質問する質問部236と、をさらに備え、決済処理部132は、質問部236の質問に対して、利用者が即時付与ポイントを利用する旨の回答をした場合に、決済金額から即時付与ポイントを差し引いた金額を決済する。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理方法は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付けるステップと、受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行するステップと、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与するステップと、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントに関する情報を取得するステップと、取得したポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定するステップと、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者の利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及びポイントの取得ボタンを表示させるステップと、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与するステップと、を含む。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付けるステップと、受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行するステップと、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与するステップと、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントに関する情報を取得するステップと、取得したポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定するステップと、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者の利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及びポイントの取得ボタンを表示させるステップと、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与するステップと、をコンピュータに実行させる。
この構成によれば、所定の条件を満たした利用者に対して、一定期間後に付与される予定のポイントを、一定期間の経過前に付与することができることから、ポイント利用を促進することが可能となる。
〔9.付記〕
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部131は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
100 決済装置
110 通信部
120 記憶部
121 口座データベース
122 利用者情報データベース
130 制御部
131 受付部
132 決済処理部
133 第1付与部
134 差引部
200 事業者端末
210 通信部
220 記憶部
221 事業者情報データベース
230 制御部
231 取得部
232 判定部
233 表示部
234 通知部
235 第2付与部
236 質問部
300 利用者端末
N ネットワーク

Claims (8)

  1. 利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理部と、
    前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与部と、
    利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 利用者が前記所定の情報通信サービス業者が提供する前記所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記第1付与部が付与した一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得部と、をさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記取得部が取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与する前記ポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示部と、をさらに有する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記利用者が前記取得ボタンを押した場合に、前記利用者を識別する識別情報と、前記利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報とを含む情報を示すポイントの定額に関する情報を通知する通知部と、をさらに有する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記通知部の通知に基づいて、前記第1付与部が付与したポイントか前記所定額のポイントを差し引く差引部と、をさらに有する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 利用者が前記所定の情報通信サービス業者が提供する前記所定の電子商取引または動画配信サービスを利用し、前記利用者が取引対象を購入する際に、前記所定額のポイントを利用するか否かを質問する質問部と、をさらに有し、
    前記決済処理部は、前記質問部の質問に対して、前記利用者が前記所定額のポイントを利用する旨の回答をした場合に、決済金額から前記所定額のポイントを差し引いた金額を決済する、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付工程と、
    受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理工程と、
    前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与工程と、
    前記利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得工程と、
    取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定工程と、
    ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示工程と、
    前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与工程と、
    を含む情報処理方法。
  8. 利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付手順と、
    受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理手順と、
    前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与手順と、
    前記利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得手順と、
    取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定手順と、
    ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示手順と、
    前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与手順と、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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