JP7394514B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
〔1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が決済装置100、事業者端末200、及び利用者端末300を構成要素とする情報処理システム1により実行される例を示す。なお、図1では、決済装置100と事業者端末200を分けて図示しているが、決済装置100と事業者端末200が実行する処理を一台の情報処理装置により実行してもよい。
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、決済装置100と、事業者端末200と、利用者端末300と、を含む。なお、図2に示した情報処理システム1は、複数台の決済装置100や、複数台の事業者端末200や、複数台の利用者端末300が含まれ構成されていてもよい。決済装置100と、事業者端末200と、利用者端末300は所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。
次に、図3を用いて、決済装置100の構成について説明する。なお、これから説明する決済装置100の構成は、図3に示す構成に限定されるものではなく、事業者端末200の構成を全て含むように決済装置100を構成してもよい。言い換えると、決済装置100の構成と、事業者端末200の構成との両方を一台の情報処理装置によって実現してもよい。また、これから説明する決済装置100の構成の一部を、事業者端末200の構成に含めてもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、事業者端末200や利用者端末300等との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは、制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
図4は、実施形態に係る口座データベースに記憶される情報の一例を示す図である。口座データベース121は、利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、口座データベース121が記憶する情報の一例を説明する。
図5は、実施形態に係る利用者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。利用者情報データベース122は、決済装置100が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、利用者情報データベース122が記憶する情報の一例を説明する。図5の例において、利用者情報データベース122は、「利用者ID」に、「決済履歴」、「利用履歴」といった項目に係る情報を紐づけて記憶する。
制御部130は、決済装置100を制御するコントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
受付部131は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける。例えば、受付部131は、利用者Uが事業者Mに対して、取引対象としての商品Cを、決済金額1,000円にて決済する旨の決済情報を受け付ける。決済情報は、決済金の支払人IDと受取人IDを示す情報と、決済の取引対象を示す情報と、決済金額を示す情報を含む情報である。受付部131は、このように利用者や事業者の間における取引対象の決済に関する情報を受け付ける。
決済処理部132は、受付部131が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部132は、決済情報に含まれる支払人IDが示す支払人の口座から、受取人IDが示す受取人の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
第1付与部133は、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する。第1付与部133は、決済金額が高ければ高いほど多くのポイントを付与することとしてよい。ここで、ポイント付与制度は任意に設定して良く、例えば、決済金額に対して5%のポイントを、決済処理完了の2週間後に付与するサービスを行うこととしてよい。この場合、第1付与部133は、例えば、1,000円の支払いを行った利用者に対して、決済金額の5%の50円相当の50ポイントを2週間後に付与する。なお、この際、第1付与部133は、記憶部120の口座データベース121に、電子決済サービスの利用者ごとに、付与予定ポイントに関する情報を記録する。
差引部134は、後述する通知部234の通知に基づいて、第1付与部133が付与したポイントの中から所定額を差し引く。すなわち、差引部134は、通知部234の通知に従って動作する。後述して説明するが、通知部234は、即時にポイント取得を希望する利用者を識別する識別情報と、当該の利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報を含む情報を示すポイントの所定額に関する情報を通知する。差引部134は、当該情報に基づいて、口座データベース121に記憶された即時にポイント取得を希望する利用者の付与予定ポイント残高から所定額のポイントを差し引く、言い換えると減算する。
次に、図6を用いて、実施形態に係る事業者端末200の構成について説明する。なお、これから説明する事業者端末200の構成は、図6に示す構成に限定されるものではなく、決済装置100の構成を全て含むように事業者端末200を構成してもよい。言い換えると、決済装置100の構成と、事業者端末200の構成との両方を一台の情報処理装置によって実現してもよい。また、これから説明する事業者端末200の構成の一部を、決済装置100の構成に含めてもよい。
図7は、実施形態に係る事業者情報データベースに記憶される情報の一例を示す図である。事業者情報データベース221は、事業者に関する各種情報を記憶する。ここで、図7を用いて、事業者情報データベース221が記憶する情報の一例を示す。
取得部231は、利用者が所定の条件を満たした場合に、第1付与部133が付与した一定期間後に提供されるポイントに関する情報を取得する。ここで、所定の条件は任意に設定されてよく、例えば、利用者が所定のプラットフォームを訪問したことを条件としてもよいし、利用者がニュースサイトを訪問したことを条件としてもよいし、利用者が天気予報サイトを訪問したことを条件としてもよいし、利用者端末300の位置情報センサが取得した位置情報に基づいて利用者がマラソンを行っていると推定されることを条件としてもよい。
判定部232は、取得部231が取得した付与予定ポイントに関する情報に基づいて、利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する。ここで、判定部232が判定する際の基準となる所定額は、任意に設定されてよく、例えば、1,000円に相当する1,000ポイントとして設定してよい。この場合、判定部232は、取得部231が取得した付与予定ポイントに関する情報に基づいて、付与予定ポイントが1,000ポイントを超えているか否かを判定する。
表示部233は、判定部232が、ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、利用者の利用者端末300に、所定額のポイントを即時提供できる旨、及び所定額のポイントの取得ボタンを表示させる。例えば、表示部233は、利用者Uの付与予定ポイントが1,000ポイントを超えていた場合、利用者Uの利用者端末300に、1,000ポイントを即時提供できる旨、及びポイント取得ボタンを表示させる。
通知部234は、利用者が取得ボタンを押した場合に、ポイントの所定額に関する情報を通知する。ここで、ポイントの所定額に関する情報とは、即時にポイント取得を希望する利用者を識別する識別情報と、当該の利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報を含む情報である。例えば、通知部234は、利用者Uが利用者端末300に表示された1,000ポイントのポイント取得ボタンを押した場合、1,000ポイントの取得ボタンが利用者Uによって押された旨の情報を通知する。
第2付与部235は、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与する。例えば、第2付与部235は、利用者Uが利用者端末300に表示された1,000ポイントのポイント取得ボタンを押した場合に、1000ポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者Uに付与する。
質問部236は、所定のプラットフォームにおいて、利用者が取引対象を購入する際に、即時付与ポイントを利用するか否かを質問する。例えば、質問部236は、所定のプラットフォームとしての電子商取引サービスを提供するZモールにおいて、利用者Uが商品Aを購入する際に、即時付与ポイントを利用するか否かを質問するメッセージを利用者Uの利用者端末300に送信する。利用者端末300に表示された即時利用ポイントを利用するか否かについての質問を確認した利用者Uは、即時付与ポイントを利用するか否かについて回答する。
次に、図8を用いて、実施形態に係る利用者端末300の構成について説明する。図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図8に示すように、利用者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、を有する。
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
また、上述した実施形態に係る決済装置100、及び事業者端末200は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、決済装置、及び事業者端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
本開示に係る情報処理システム1は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付部131と、受付部131が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理部132と、決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与部133と、利用者が所定の条件を満たした場合に、一定期間後に提供されるポイントのうち一部のポイントを即時利用が可能なポイントとして利用者に対して付与する第2付与部235と、を有する。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
110 通信部
120 記憶部
121 口座データベース
122 利用者情報データベース
130 制御部
131 受付部
132 決済処理部
133 第1付与部
134 差引部
200 事業者端末
210 通信部
220 記憶部
221 事業者情報データベース
230 制御部
231 取得部
232 判定部
233 表示部
234 通知部
235 第2付与部
236 質問部
300 利用者端末
N ネットワーク
Claims (8)
- 利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理部と、
前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与部と、
利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与部と、
を有する情報処理システム。 - 利用者が前記所定の情報通信サービス業者が提供する前記所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記第1付与部が付与した一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得部と、をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記取得部が取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与する前記ポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該所定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示部と、をさらに有する、
請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記利用者が前記取得ボタンを押した場合に、前記利用者を識別する識別情報と、前記利用者が即時に取得するポイントの額を示す情報とを含む情報を示すポイントの所定額に関する情報を通知する通知部と、をさらに有する、
請求項3に記載の情報処理システム。 - 前記通知部の通知に基づいて、前記第1付与部が付与したポイントから前記所定額のポイントを差し引く差引部と、をさらに有する、
請求項4に記載の情報処理システム。 - 利用者が前記所定の情報通信サービス業者が提供する前記所定の電子商取引または動画配信サービスを利用し、前記利用者が取引対象を購入する際に、前記所定額のポイントを利用するか否かを質問する質問部と、をさらに有し、
前記決済処理部は、前記質問部の質問に対して、前記利用者が前記所定額のポイントを利用する旨の回答をした場合に、決済金額から前記所定額のポイントを差し引いた金額を決済する、
請求項5に記載の情報処理システム。 - コンピュータが実行する情報処理方法であって、
利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付工程と、
受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理工程と、
前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与工程と、
前記利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得工程と、
取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定工程と、
ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該所定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示工程と、
前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与工程と、
を含む情報処理方法。 - 利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける受付手順と、
受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する決済処理手順と、
前記決済情報に含まれる決済金額に応じて一定期間後に提供されるポイントを付与する第1付与手順と、
前記利用者が所定の情報通信サービス業者が提供する所定の電子商取引または動画配信サービスを利用した場合に、前記一定期間後に提供される、決済金額に応じた付与予定ポイントに関する情報を取得する取得手順と、
取得した前記情報に基づいて、前記利用者に付与するポイントが所定額を超えているか否かを判定する判定手順と、
ポイントが所定額を超えていると判定した場合に、前記利用者の利用者端末に、当該所定額のポイントを即時提供できる旨、及び当該所定額のポイントの取得ボタンを表示させる表示手順と、
前記一定期間後に提供されるポイントのうち、当該ポイントが所定額を超えている場合に、当該所定額のポイントを即時利用が可能なポイントとして前記利用者に対して付与する第2付与手順と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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