JP2003287701A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
光走査装置及び画像形成装置Info
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- JP2003287701A JP2003287701A JP2003027227A JP2003027227A JP2003287701A JP 2003287701 A JP2003287701 A JP 2003287701A JP 2003027227 A JP2003027227 A JP 2003027227A JP 2003027227 A JP2003027227 A JP 2003027227A JP 2003287701 A JP2003287701 A JP 2003287701A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリゴンミラー画像形成に関わる部分の光線
を確保するとともに、画像に関わらない面で発生する反
射光を効率的に遮光する。 【解決手段】 入射光学系によってポリゴンミラー93
に入射する光束の内で斜線で示した光束95はFθレン
ズに入射し、図示しないシリンドリカルミラーで反射さ
れ像面上にスポットを形成し、ポリゴンミラーの回転に
より走査する。ポリゴンミラー93に入射する光束はポ
リゴン面の幅よりも大きいため隣の面で反射する光束が
存在する。この光束を遮光するためにfθレンズとポリ
ゴンミラー面の間のある決められた範囲に遮光部材94
及び97を配置することにより不要なフレアー光をカッ
トする。
を確保するとともに、画像に関わらない面で発生する反
射光を効率的に遮光する。 【解決手段】 入射光学系によってポリゴンミラー93
に入射する光束の内で斜線で示した光束95はFθレン
ズに入射し、図示しないシリンドリカルミラーで反射さ
れ像面上にスポットを形成し、ポリゴンミラーの回転に
より走査する。ポリゴンミラー93に入射する光束はポ
リゴン面の幅よりも大きいため隣の面で反射する光束が
存在する。この光束を遮光するためにfθレンズとポリ
ゴンミラー面の間のある決められた範囲に遮光部材94
及び97を配置することにより不要なフレアー光をカッ
トする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は光走査装置に関し、
特に、レーザ光で画像を描くプリンタに用いる光走査装
置のスキャニングミラーのフレア防止に関する。
特に、レーザ光で画像を描くプリンタに用いる光走査装
置のスキャニングミラーのフレア防止に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の光走査装置の光路図であ
る。91はレーザユニット、92はシリンドリカルレン
ズ、93はスキャニングミラー、94は球面レンズ、9
5はトーリックレンズ、96は感光ドラムである。レー
ザユニット91からでた平行レーザ光はシリンドリカル
レンズ92により副走査方向についてのみ集光され、ス
キャニングミラー93の面上に照射する。スキャニング
ミラー93は一定速度で回転し、スキャニングミラー9
3で反射された光は球面レンズ94とトーリックレンズ
95を通ることによりFθが補正され感光ドラム96上
を収束光が走査する。感光ドラム96は前記半導体レー
ザ駆動信号に同期して一定速度で回転し、上記走査光に
より静電潜像が感光ドラム96上に形成される。この静
電潜像から電子写真のプロセスにより紙の上に画像が印
刷される。
る。91はレーザユニット、92はシリンドリカルレン
ズ、93はスキャニングミラー、94は球面レンズ、9
5はトーリックレンズ、96は感光ドラムである。レー
ザユニット91からでた平行レーザ光はシリンドリカル
レンズ92により副走査方向についてのみ集光され、ス
キャニングミラー93の面上に照射する。スキャニング
ミラー93は一定速度で回転し、スキャニングミラー9
3で反射された光は球面レンズ94とトーリックレンズ
95を通ることによりFθが補正され感光ドラム96上
を収束光が走査する。感光ドラム96は前記半導体レー
ザ駆動信号に同期して一定速度で回転し、上記走査光に
より静電潜像が感光ドラム96上に形成される。この静
電潜像から電子写真のプロセスにより紙の上に画像が印
刷される。
【0003】最近、画像の高精細化および出力の高速化
が強く望まれるようになり、Fθ光学系を明るくするた
めにポリゴンミラーの幅を大きくして、すなわちポリゴ
ンミラーの大きさを大きくした上に、ポリゴンミラーを
高速で回転させる必要に迫られている。一方、大きくな
ったポリゴンミラーを高速で回転させるモーターの能力
にも限界があり、かつポリゴンミラー及びモーターにか
かるコストが増大する。
が強く望まれるようになり、Fθ光学系を明るくするた
めにポリゴンミラーの幅を大きくして、すなわちポリゴ
ンミラーの大きさを大きくした上に、ポリゴンミラーを
高速で回転させる必要に迫られている。一方、大きくな
ったポリゴンミラーを高速で回転させるモーターの能力
にも限界があり、かつポリゴンミラー及びモーターにか
かるコストが増大する。
【0004】そのため、たとえば、特開平6−1436
77号公報に開示されているように、ポリゴンミラーの
主走査幅よりも大きな光束をポリゴンミラーに入射させ
ることによってポリゴンミラーの走査効率を上げている
(オーバーフィルド光学系)。この方法によるとポリゴ
ンの走査効率をあげることができるが、スポット径が像
高によって不均一になるといった問題が発生する。この
不均一を緩和する方法としてはポリゴンの回転軸とFθ
レンズの光軸で作る平面内から光束をポリゴンミラーに
入射させることが有効である。これによりスポットの不
均一は他の位置から入射させるのに対して最小に抑える
ことができかつ像高に対して対称となる。
77号公報に開示されているように、ポリゴンミラーの
主走査幅よりも大きな光束をポリゴンミラーに入射させ
ることによってポリゴンミラーの走査効率を上げている
(オーバーフィルド光学系)。この方法によるとポリゴ
ンの走査効率をあげることができるが、スポット径が像
高によって不均一になるといった問題が発生する。この
不均一を緩和する方法としてはポリゴンの回転軸とFθ
レンズの光軸で作る平面内から光束をポリゴンミラーに
入射させることが有効である。これによりスポットの不
均一は他の位置から入射させるのに対して最小に抑える
ことができかつ像高に対して対称となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入射光束幅が
ポリゴンの反射面の幅よりも大きくすると、隣の面の反
射光がフレアー光となって像面に到達して画像を悪化さ
せるという問題がある。
ポリゴンの反射面の幅よりも大きくすると、隣の面の反
射光がフレアー光となって像面に到達して画像を悪化さ
せるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、ポリゴンミラー画像形
成に関わる部分の光線を確保するとともに、画像に関わ
らない面で発生する反射光を効率的に遮光することを課
題としている。
成に関わる部分の光線を確保するとともに、画像に関わ
らない面で発生する反射光を効率的に遮光することを課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明においては、効率的にフレアー光を遮光する
ために、遮光部材の先端の位置をポリゴンの内接円の直
径φ及びFθレンズの焦点距離f等より決められる所定
範囲に配置している。具体的には、本発明の光走査装置
は、レーザ光源から出射した第1の光束を偏向反射させ
る複数の反射面を有するスキャニングミラーと、前記ス
キャニングミラーの反射面で偏向反射された第2の光束
を像面上にスポット状に結像させるFθレンズと、を備
え、前記スキャニングミラーに入射する第1の光束の主
走査方向の幅は前記スキャニングミラーの主走査方向の
反射面の幅より広く、第2の光束が偏向反射された反射
面の隣の反射面で反射された第3の光束を遮光するため
の遮光部材を備えている。ここに、前記スキャニングミ
ラーに入射する第1の光束は、該スキャニングミラーの
回転軸と前記Fθレンズの光軸が作る平面内にある。
又、第1の光束は前記Fθレンズを通過し、前記スキャ
ニングミラーに入射する。又、前記スキャニングミラー
の回転軸の中心を原点とし、入射光線である第1の光束
の光軸をx座標として、該スキャニングミラーからの反
射光線である第2の光束及び第3の光束の進む方向を
正、主走査方向をy座標とするとき、前記遮光部材の先
端の位置を該スキャニングミラーの反射面と前記Fθレ
ンズの光線射出面の間の以下の式の範囲に配置する。
めの本発明においては、効率的にフレアー光を遮光する
ために、遮光部材の先端の位置をポリゴンの内接円の直
径φ及びFθレンズの焦点距離f等より決められる所定
範囲に配置している。具体的には、本発明の光走査装置
は、レーザ光源から出射した第1の光束を偏向反射させ
る複数の反射面を有するスキャニングミラーと、前記ス
キャニングミラーの反射面で偏向反射された第2の光束
を像面上にスポット状に結像させるFθレンズと、を備
え、前記スキャニングミラーに入射する第1の光束の主
走査方向の幅は前記スキャニングミラーの主走査方向の
反射面の幅より広く、第2の光束が偏向反射された反射
面の隣の反射面で反射された第3の光束を遮光するため
の遮光部材を備えている。ここに、前記スキャニングミ
ラーに入射する第1の光束は、該スキャニングミラーの
回転軸と前記Fθレンズの光軸が作る平面内にある。
又、第1の光束は前記Fθレンズを通過し、前記スキャ
ニングミラーに入射する。又、前記スキャニングミラー
の回転軸の中心を原点とし、入射光線である第1の光束
の光軸をx座標として、該スキャニングミラーからの反
射光線である第2の光束及び第3の光束の進む方向を
正、主走査方向をy座標とするとき、前記遮光部材の先
端の位置を該スキャニングミラーの反射面と前記Fθレ
ンズの光線射出面の間の以下の式の範囲に配置する。
【数3】
ここに、nはスキャニングミラーであるポリゴンの面
数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の最大
像高、φはポリゴンの内接円の直径である。又、前記遮
蔽部材は、前記Fθレンズの位置決め手段であってもよ
い。又、前記遮蔽部材は、前記Fθレンズの非有効画像
部のレンズ面に遮光処理を施した部分であってもよい。
又、前記遮蔽部材は、光学箱と一体形成されていてもよ
い。又、前記遮蔽部材は、前記スキャニングミラーの周
囲を囲んでいてもよい。又、前記スキャニングミラーの
回転軸の中心を原点とし、入射光線である第1の光束の
光軸をx座標として、該スキャニングミラーからの反射
光線である第2の光束及び第3の光束の進む方向を正、
主走査方向をy座標とするとき、前記遮光部材の先端の
位置を、前記Fθレンズと前記像面の間の以下の式の範
囲に配置してもよい。
数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の最大
像高、φはポリゴンの内接円の直径である。又、前記遮
蔽部材は、前記Fθレンズの位置決め手段であってもよ
い。又、前記遮蔽部材は、前記Fθレンズの非有効画像
部のレンズ面に遮光処理を施した部分であってもよい。
又、前記遮蔽部材は、光学箱と一体形成されていてもよ
い。又、前記遮蔽部材は、前記スキャニングミラーの周
囲を囲んでいてもよい。又、前記スキャニングミラーの
回転軸の中心を原点とし、入射光線である第1の光束の
光軸をx座標として、該スキャニングミラーからの反射
光線である第2の光束及び第3の光束の進む方向を正、
主走査方向をy座標とするとき、前記遮光部材の先端の
位置を、前記Fθレンズと前記像面の間の以下の式の範
囲に配置してもよい。
【数4】
ここに、nはスキャニングミラーであるポリゴンの面
数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の最大
像高、φはポリゴンの内接円の直径、x1はFθレンズ
の後側主平面の位置である。又、本発明の画像形成装置
は、上述した光走査装置と、前記被走査面に配置された
感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前
記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像
する現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転
写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着
させる定着器とから成る。又、本発明の画像形成装置
は、上述した光走査装置と、外部機器から入力したコー
ドデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せ
しめるプリンタコントローラとから成る。
数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の最大
像高、φはポリゴンの内接円の直径、x1はFθレンズ
の後側主平面の位置である。又、本発明の画像形成装置
は、上述した光走査装置と、前記被走査面に配置された
感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前
記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像
する現像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転
写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着
させる定着器とから成る。又、本発明の画像形成装置
は、上述した光走査装置と、外部機器から入力したコー
ドデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せ
しめるプリンタコントローラとから成る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0009】[第1実施形態]図1は第1実施形態の光
走査装置の主走査方向の光路図である。
走査装置の主走査方向の光路図である。
【0010】図2は、第1実施形態の光走査装置の副走
査方向の光路図である。
査方向の光路図である。
【0011】図1、図2において、1はレーザ光源、2
はコリメータレンズ、3は絞り、4はシリンドリカルレ
ンズ、5はFθレンズ、6はスキャニングミラー、7は
シリンドリカルミラー、8は感光ドラム等の像面であ
る。
はコリメータレンズ、3は絞り、4はシリンドリカルレ
ンズ、5はFθレンズ、6はスキャニングミラー、7は
シリンドリカルミラー、8は感光ドラム等の像面であ
る。
【0012】レーザ光源1から放射されたレーザ光はコ
リメータレンズ2によって近平行光にされ、絞り3によ
って光束を規制され、シリンドリカルレンズ4により副
走査方向についてのみ集光し、Fθレンズ5を通過し
て、スキャニングミラーの反射面近傍に線上に集光され
る。スキャニングミラー6は一定速度で回転しレーザ光
を偏向する。
リメータレンズ2によって近平行光にされ、絞り3によ
って光束を規制され、シリンドリカルレンズ4により副
走査方向についてのみ集光し、Fθレンズ5を通過し
て、スキャニングミラーの反射面近傍に線上に集光され
る。スキャニングミラー6は一定速度で回転しレーザ光
を偏向する。
【0013】さらに偏向されたレーザ光はFθ特性を持
ったFθレンズ5に再び入射し、光束を主走査方向につ
いて集光させる。Fθレンズを出射した光束は副走査方
向にパワーを持ったシリンドリカルミラー7により副走
査方向に集光され像面上8にスポットを形成する。
ったFθレンズ5に再び入射し、光束を主走査方向につ
いて集光させる。Fθレンズを出射した光束は副走査方
向にパワーを持ったシリンドリカルミラー7により副走
査方向に集光され像面上8にスポットを形成する。
【0014】図3は、第1実施形態の光走査装置に於い
て光線に沿って主走査方向について展開した図である。
21はレーザ光源、22はコリメータレンズ、23は絞
り、24はシリンドリカルレンズ、25はFθレンズ、
26はスキャニングミラーの反射面、27はシリンドリ
カルミラー、28は感光ドラム等の像面である。
て光線に沿って主走査方向について展開した図である。
21はレーザ光源、22はコリメータレンズ、23は絞
り、24はシリンドリカルレンズ、25はFθレンズ、
26はスキャニングミラーの反射面、27はシリンドリ
カルミラー、28は感光ドラム等の像面である。
【0015】光源21から出射されたレーザ光はコリメ
ータレンズ22によって近平行光に集光され、23によ
り光束が規制され、主走査にパワーを持たないシリンド
リカルレンズ24を通過してFθレンズ25に入射す
る。Fθレンズ25は主走査方向にパワーを有し光束を
さらに平行光に近づける。Fθレンズ25から出射され
た光束はポリゴン反射面26に入射して光束の1部につ
いて偏向反射される。ポリゴンにより反射された光束は
Fθレンズ25に再び入射し主走査方向に集光される。
Fθレンズ25はポリゴン反射面の偏向角によるFθ特
性を補正する。さらにFθレンズを出射した光束は主走
査方向にパワーを持たないシリンドリカルレンズで反射
され像面28にスポットを形成する。ポリゴンミラー2
6は矢印Rの方向に回転するため像面8上のスポットは
矢印Sの方向に走査する。
ータレンズ22によって近平行光に集光され、23によ
り光束が規制され、主走査にパワーを持たないシリンド
リカルレンズ24を通過してFθレンズ25に入射す
る。Fθレンズ25は主走査方向にパワーを有し光束を
さらに平行光に近づける。Fθレンズ25から出射され
た光束はポリゴン反射面26に入射して光束の1部につ
いて偏向反射される。ポリゴンにより反射された光束は
Fθレンズ25に再び入射し主走査方向に集光される。
Fθレンズ25はポリゴン反射面の偏向角によるFθ特
性を補正する。さらにFθレンズを出射した光束は主走
査方向にパワーを持たないシリンドリカルレンズで反射
され像面28にスポットを形成する。ポリゴンミラー2
6は矢印Rの方向に回転するため像面8上のスポットは
矢印Sの方向に走査する。
【0016】図4は、第1実施形態の光走査装置に於い
て光線に沿って副走査方向について展開した図である。
光源21を出射したレーザ光はコリメータレンズ22に
より近平行光に集光され絞り23により光束を規制され
る。絞り23で決められた光束は副走査方向にパワーを
持つシリンドリカルレンズ24により副走査方向に集光
され、副走査方向にはほとんどパワーを持たないFθレ
ンズを通過した後ポリゴンミラーの反射面26に線上に
結像する。ポリゴンミラー反射面26で反射された光束
はFθレンズ25に入射する。Fθレンズ25は副走査
方向にほとんどパワーを持たず、光束はFθレンズ25
を通過の後、副走査方向にパワーを有するシリンドリカ
ルミラー27に入射する。シリンドリカルミラー27に
入射した光束は副走査方向に集光され像面28にスポッ
トを形成する。この時ポリゴンミラー26と像面28は
共役関係にあるためポリゴン面の傾きによる副走査方向
の結像位置がずれない倒れ補正系となっている。
て光線に沿って副走査方向について展開した図である。
光源21を出射したレーザ光はコリメータレンズ22に
より近平行光に集光され絞り23により光束を規制され
る。絞り23で決められた光束は副走査方向にパワーを
持つシリンドリカルレンズ24により副走査方向に集光
され、副走査方向にはほとんどパワーを持たないFθレ
ンズを通過した後ポリゴンミラーの反射面26に線上に
結像する。ポリゴンミラー反射面26で反射された光束
はFθレンズ25に入射する。Fθレンズ25は副走査
方向にほとんどパワーを持たず、光束はFθレンズ25
を通過の後、副走査方向にパワーを有するシリンドリカ
ルミラー27に入射する。シリンドリカルミラー27に
入射した光束は副走査方向に集光され像面28にスポッ
トを形成する。この時ポリゴンミラー26と像面28は
共役関係にあるためポリゴン面の傾きによる副走査方向
の結像位置がずれない倒れ補正系となっている。
【0017】図5は第1実施形態の光走査装置のスキャ
ニングミラー付近の主走査方向の拡大図である。31は
スキャニングミラーであるポリゴンに入射する第1の光
束、32はポリゴンの反射面、33はポリゴン、34は
フレアー光(第3の光束)をカットする遮光部材、35
は反射面32で反射してFθレンズに入射する光束であ
る。入射光学系によって反射面32に入射する光束の内
斜線で示した第2の光束35はFθレンズに入射し図示
しないシリンドリカルミラーで反射され像面上にスポッ
トを形成する。ポリゴン33に入射する光束はポリゴン
面の幅よりも大きい(オーバーフィルド光学系)ため、
隣の面36で反射する第3の光束が存在する。この光束
は像面に到達した場合画像に悪影響を与える。
ニングミラー付近の主走査方向の拡大図である。31は
スキャニングミラーであるポリゴンに入射する第1の光
束、32はポリゴンの反射面、33はポリゴン、34は
フレアー光(第3の光束)をカットする遮光部材、35
は反射面32で反射してFθレンズに入射する光束であ
る。入射光学系によって反射面32に入射する光束の内
斜線で示した第2の光束35はFθレンズに入射し図示
しないシリンドリカルミラーで反射され像面上にスポッ
トを形成する。ポリゴン33に入射する光束はポリゴン
面の幅よりも大きい(オーバーフィルド光学系)ため、
隣の面36で反射する第3の光束が存在する。この光束
は像面に到達した場合画像に悪影響を与える。
【0018】そこで、不要な反射光を遮光するためにポ
リゴンミラー33の周囲を遮光部材34により囲むこと
により不要なフレアー光をカットする。図に示したよう
に画像を形成するための光束を遮光せずに不要なフレア
ー光を遮光することは以下のような式によって制限され
た範囲に遮光部材を配置することにより可能となる。
リゴンミラー33の周囲を遮光部材34により囲むこと
により不要なフレアー光をカットする。図に示したよう
に画像を形成するための光束を遮光せずに不要なフレア
ー光を遮光することは以下のような式によって制限され
た範囲に遮光部材を配置することにより可能となる。
【0019】
【数5】
ここに、ポリゴンの回転軸の中心を原点とし、入射光線
である第1の光束の光軸をx座標とし、ポリゴンによる
反射光の進む方向を正、主走査方向をy座標としてい
る。又、nはポリゴン面数、fはFθレンズ焦点距離、
y0は主走査方向の最大像高(第2の光束の最外光
線)、φはポリゴンの内接円の直径である。
である第1の光束の光軸をx座標とし、ポリゴンによる
反射光の進む方向を正、主走査方向をy座標としてい
る。又、nはポリゴン面数、fはFθレンズ焦点距離、
y0は主走査方向の最大像高(第2の光束の最外光
線)、φはポリゴンの内接円の直径である。
【0020】図6は、遮光部材の先端を配置する範囲を
示すグラフである。このグラフにおいては、一例とし
て、f=318mm、y0=150mm、φ=26m
m、n=12面としている。図6の斜線の位置のいずれ
かの位置に先端をおいて光軸から離れるところを遮光す
ることによって、画像に悪影響を与えるフレアーを効率
的にカットすることができる。
示すグラフである。このグラフにおいては、一例とし
て、f=318mm、y0=150mm、φ=26m
m、n=12面としている。図6の斜線の位置のいずれ
かの位置に先端をおいて光軸から離れるところを遮光す
ることによって、画像に悪影響を与えるフレアーを効率
的にカットすることができる。
【0021】図9は、本実施形態1の他の遮光方法を示
した説明図である。図9において91はポリゴンミラー
に入射する第1の光束、92はポリゴンミラーの反射
面、93はポリゴンミラー、94は画像形成に関わる光
線を反射する面の隣の面から反射する第3の光束である
フレア光、95はポリゴンミラー面92で反射され、f
Θレンズ96を透過後に感光ドラム等に入射して画像を
形成する第2の光束である反射光束である。96はfΘ
レンズ、97はfΘレンズの位置決め部材(取り付け部
材)である。
した説明図である。図9において91はポリゴンミラー
に入射する第1の光束、92はポリゴンミラーの反射
面、93はポリゴンミラー、94は画像形成に関わる光
線を反射する面の隣の面から反射する第3の光束である
フレア光、95はポリゴンミラー面92で反射され、f
Θレンズ96を透過後に感光ドラム等に入射して画像を
形成する第2の光束である反射光束である。96はfΘ
レンズ、97はfΘレンズの位置決め部材(取り付け部
材)である。
【0022】遮光機能のあるfΘレンズの位置決め部材
(取り付け部材)97は、上記[数3]式を満たす範囲
内に配置される。
(取り付け部材)97は、上記[数3]式を満たす範囲
内に配置される。
【0023】図9に示したようにポリゴン91の画像形
成に関わる光束95を反射する反射面に隣接する面で反
射したフレア光は、不透明なレンズ位置決め部材97を
フレア光がドラム面に到達しないような形状で且つ画像
形成に関わる光を遮光しないような形状とすることによ
り、完全に遮光することができる。このとき、位置決め
部材97は不透明で、できれば反射光が発生しないもの
が望ましい。通常、光学箱自体を加工するため、材質と
しては不透明なポリカーボネート等の樹脂であったり、
アルミニウム等の金属であったりするが、いずれの場合
も植毛紙を貼ったり、反射防止のコーティングを施した
ほうが、多重反射によるフレア光が感光ドラム等に入射
することを防ぐ意味で望ましい。
成に関わる光束95を反射する反射面に隣接する面で反
射したフレア光は、不透明なレンズ位置決め部材97を
フレア光がドラム面に到達しないような形状で且つ画像
形成に関わる光を遮光しないような形状とすることによ
り、完全に遮光することができる。このとき、位置決め
部材97は不透明で、できれば反射光が発生しないもの
が望ましい。通常、光学箱自体を加工するため、材質と
しては不透明なポリカーボネート等の樹脂であったり、
アルミニウム等の金属であったりするが、いずれの場合
も植毛紙を貼ったり、反射防止のコーティングを施した
ほうが、多重反射によるフレア光が感光ドラム等に入射
することを防ぐ意味で望ましい。
【0024】図10は、本実施形態1の別の遮光方法を
示した説明図である。図10において11はポリゴンミ
ラーに入射する第1の光束、12はポリゴンミラーの反
射面、13はポリゴンミラー、18は画像形成に関わる
光線を反射する面の隣の面から反射する第3の光束であ
るフレア光、15はポリゴンミラー面12で反射され、
fΘレンズ16を透過後に感光ドラム等に入射して画像
を形成する第2の光束である反射光束である。17はレ
ンズの表面に遮光用にあらずり面としたり、遮光用の油
性の黒ペイントを施したりすることにより、部材を追加
することなく不要なフレア光をカットする遮光膜であ
る。
示した説明図である。図10において11はポリゴンミ
ラーに入射する第1の光束、12はポリゴンミラーの反
射面、13はポリゴンミラー、18は画像形成に関わる
光線を反射する面の隣の面から反射する第3の光束であ
るフレア光、15はポリゴンミラー面12で反射され、
fΘレンズ16を透過後に感光ドラム等に入射して画像
を形成する第2の光束である反射光束である。17はレ
ンズの表面に遮光用にあらずり面としたり、遮光用の油
性の黒ペイントを施したりすることにより、部材を追加
することなく不要なフレア光をカットする遮光膜であ
る。
【0025】遮光膜17は、fΘレンズ16の端部の非
有効画面部に配置され、上記[数3]式を満たす範囲内
に配置される。
有効画面部に配置され、上記[数3]式を満たす範囲内
に配置される。
【0026】図10はレンズの入射側に遮光用の処理を
施しているが、レンズの出射側に施しても同様の効果が
ある。ただし、レンズの光軸方向の寸法精度が厳しい場
合は、位置決めにあたらない側に施すことが好ましい。
施しているが、レンズの出射側に施しても同様の効果が
ある。ただし、レンズの光軸方向の寸法精度が厳しい場
合は、位置決めにあたらない側に施すことが好ましい。
【0027】又、本実施形態は、レンズに隣接した部分
に遮光部材を配置したが、フレアの光路中において、光
学箱の一部をフレア光の光路中で光を遮る形状とした
り、光学箱の蓋の形状をフレア光路を遮るように加工し
ても同様の効果を得ることができる。つまり、本発明の
遮光部材を光学箱と一体形成してもよい。
に遮光部材を配置したが、フレアの光路中において、光
学箱の一部をフレア光の光路中で光を遮る形状とした
り、光学箱の蓋の形状をフレア光路を遮るように加工し
ても同様の効果を得ることができる。つまり、本発明の
遮光部材を光学箱と一体形成してもよい。
【0028】[第2実施形態]図7は、第2実施形態の
光走査装置の遮光部材の位置を説明するための主走査方
向の光路図である。51はポリゴンミラーに入射する第
1の光束、52はポリゴンミラーの反射面、53はポリ
ゴンミラー、54は画像形成に関わる光線を反射する面
の隣の面から反射するフレアー光(第3の光束)、55
はポリゴンミラー面52で反射してFθレンズに入射し
た後シリンダーミラー等で反射された後感光ドラム等に
入射して画像を形成する反射光である第2の光束であ
り、56はFθレンズ、57は不要なフレアー光をカッ
トする遮光部材である。
光走査装置の遮光部材の位置を説明するための主走査方
向の光路図である。51はポリゴンミラーに入射する第
1の光束、52はポリゴンミラーの反射面、53はポリ
ゴンミラー、54は画像形成に関わる光線を反射する面
の隣の面から反射するフレアー光(第3の光束)、55
はポリゴンミラー面52で反射してFθレンズに入射し
た後シリンダーミラー等で反射された後感光ドラム等に
入射して画像を形成する反射光である第2の光束であ
り、56はFθレンズ、57は不要なフレアー光をカッ
トする遮光部材である。
【0029】入射光学系によってポリゴンミラー52に
入射する光束の内で斜線で示した光束55はFθレンズ
に入射し、図示しないシリンドリカルミラーで反射され
像面上にスポットを形成し、ポリゴンミラーの回転によ
り走査する。ポリゴンミラー53に入射する光束はポリ
ゴン面の幅よりも大きいため(オーバーフィルド光学
系)、隣の面で反射する光束54が存在する。この光束
54は像面に到達した場合画像に悪影響を与える。従っ
て図5に示したように不要な反射光を遮光するためにf
θレンズと感光ドラム面の間のある決められた範囲に遮
光部材57を配置することにより不要なフレアー光をカ
ットする。画像を形成するための光束を遮光せずに不要
なフレアー光を遮光することは以下の式によって限定さ
れた範囲に遮光部材を配置することにより可能となる。
入射する光束の内で斜線で示した光束55はFθレンズ
に入射し、図示しないシリンドリカルミラーで反射され
像面上にスポットを形成し、ポリゴンミラーの回転によ
り走査する。ポリゴンミラー53に入射する光束はポリ
ゴン面の幅よりも大きいため(オーバーフィルド光学
系)、隣の面で反射する光束54が存在する。この光束
54は像面に到達した場合画像に悪影響を与える。従っ
て図5に示したように不要な反射光を遮光するためにf
θレンズと感光ドラム面の間のある決められた範囲に遮
光部材57を配置することにより不要なフレアー光をカ
ットする。画像を形成するための光束を遮光せずに不要
なフレアー光を遮光することは以下の式によって限定さ
れた範囲に遮光部材を配置することにより可能となる。
【0030】
【数6】
ここに、ポリゴンの回転軸の中心を原点とし、入射光線
の光軸をx座標とし、ポリゴンによる反射光の進む方向
を正、主走査方向をy座標としている。又、nはポリゴ
ン面数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の
最大像高、φはポリゴンの内接円の直径、x1はFθレ
ンズの後側主平面の位置である。
の光軸をx座標とし、ポリゴンによる反射光の進む方向
を正、主走査方向をy座標としている。又、nはポリゴ
ン面数、fはFθレンズ焦点距離、y0は主走査方向の
最大像高、φはポリゴンの内接円の直径、x1はFθレ
ンズの後側主平面の位置である。
【0031】図11は、遮光部材の先端を配慮する範囲
を示すグラフである。このグラフにおいては、一例とし
て、f=318mm、y0=150mm、φ=26m
m、n=12面、x1=80mmとしている。図11の
斜線の位置のいずれかの位置に先端をおいて光軸から離
れるところを遮光することによって、画像に悪影響を与
えるフレアを効率的にカットすることができる。
を示すグラフである。このグラフにおいては、一例とし
て、f=318mm、y0=150mm、φ=26m
m、n=12面、x1=80mmとしている。図11の
斜線の位置のいずれかの位置に先端をおいて光軸から離
れるところを遮光することによって、画像に悪影響を与
えるフレアを効率的にカットすることができる。
【0032】これによる画像に関わる面と隣接した面の
反射光を効率的に遮光することができ、フレアー光とな
って画像に悪影響を与えることがない。
反射光を効率的に遮光することができ、フレアー光とな
って画像に悪影響を与えることがない。
【0033】図12は、本発明の画像形成装置の実施形
態を示す副走査方向の要部断面図である。図12におい
て、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装
置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器1
17からコードデータDcが入力する。このコードデー
タDcは、装置内のプリンタコントローラ111によっ
て、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。こ
の画像データDiは、実施形態1〜2に示した構成を有
する光走査ユニット100に入力される。そして、この
光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて
変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム1
03によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に
走査される。
態を示す副走査方向の要部断面図である。図12におい
て、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装
置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器1
17からコードデータDcが入力する。このコードデー
タDcは、装置内のプリンタコントローラ111によっ
て、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。こ
の画像データDiは、実施形態1〜2に示した構成を有
する光走査ユニット100に入力される。そして、この
光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて
変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム1
03によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に
走査される。
【0034】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0035】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0036】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ108によって被転
写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光
ドラム101の前方(図12において右側)の用紙カセ
ット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可
能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ1
10が配設されており、用紙カセット109内の用紙1
12を搬送路へ送り込む。
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ108によって被転
写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光
ドラム101の前方(図12において右側)の用紙カセ
ット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可
能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ1
10が配設されており、用紙カセット109内の用紙1
12を搬送路へ送り込む。
【0037】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
2において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
2において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から搬送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0038】図12においては図示していないが、プリ
ントコントローラ111は、先に説明データの変換だけ
でなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、
後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御
を行う。
ントコントローラ111は、先に説明データの変換だけ
でなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、
後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御
を行う。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ポリゴン
ミラー画像形成に関わる部分の光線を確保して、かつ画
像に関わらない面で発生する反射光を効率的に遮光する
ために遮光部材の先端の位置をポリゴンの内径およびF
θレンズの焦点距離より決められるある範囲に配置する
ことにより効率的にフレアー光を遮光する。これにより
フレアー光の無い良好な画像を得ることができる。
ミラー画像形成に関わる部分の光線を確保して、かつ画
像に関わらない面で発生する反射光を効率的に遮光する
ために遮光部材の先端の位置をポリゴンの内径およびF
θレンズの焦点距離より決められるある範囲に配置する
ことにより効率的にフレアー光を遮光する。これにより
フレアー光の無い良好な画像を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態の光走査装置の主走査方
向の光路図
向の光路図
【図2】第1実施形態の光走査装置の副走査方向の光路
図
図
【図3】第1実施形態の光走査装置の主走査方向の光路
の展開図
の展開図
【図4】第1実施形態の光走査装置の副走査方向の光路
の展開図
の展開図
【図5】第1実施形態の光走査装置のスキャニングミラ
ー付近の主走査方向の光路の拡大図
ー付近の主走査方向の光路の拡大図
【図6】第1実施形態の光走査装置の遮光部材の先端を
配置する範囲を示すグラフ
配置する範囲を示すグラフ
【図7】第2実施形態の光走査装置の遮光部材付近の光
路の拡大図
路の拡大図
【図8】従来の走査光学系の光路図
【図9】本発明の第1実施形態の光走査装置の主走査方
向の光路の拡大図
向の光路の拡大図
【図10】本発明の第1実施形態の光走査装置の主走査
方向の光路の拡大図
方向の光路の拡大図
【図11】第2実施形態の光走査装置の遮光部材の先端
を配置する範囲を示すグラフ
を配置する範囲を示すグラフ
【図12】本発明の画像形成装置の概略図
21 レーザ光源
22 コリメータレンズ
23 絞り
24 シリンドリカルレンズ
25 Fθレンズ
26 スキャニングミラーの反射面
27 シリンドリカルミラー
Claims (9)
- 【請求項1】 レーザ光源から出射した第1の光束を偏
向反射させる複数の反射面を有するスキャニングミラー
と、前記スキャニングミラーの反射面で偏向反射された
第2の光束を像面上にスポット状に結像させるFθレン
ズと、を備え、 前記スキャニングミラーに入射する第1の光束の主走査
方向の幅は前記スキャニングミラーの主走査方向の反射
面の幅より広く、 第2の光束が偏向反射された反射面の隣の反射面で反射
された第3の光束を遮光するための遮光部材を備え、 前記遮蔽部材は、前記Fθレンズの位置決め手段である
ことを特徴とする光走査装置。 - 【請求項2】 レーザ光源から出射した第1の光束を偏
向反射させる複数の反射面を有するスキャニングミラー
と、前記スキャニングミラーの反射面で偏向反射された
第2の光束を像面上にスポット状に結像させるFθレン
ズと、を備え、 前記スキャニングミラーに入射する第1の光束の主走査
方向の幅は前記スキャニングミラーの主走査方向の反射
面の幅より広く、 第2の光束が偏向反射された反射面の隣の反射面で反射
された第3の光束を遮光するための遮光部材を備え、 前記遮蔽部材は、前記Fθレンズの非有効画像部のレン
ズ面に遮光処理を施した部分であることを特徴とする光
走査装置。 - 【請求項3】 レーザ光源から出射した第1の光束を偏
向反射させる複数の反射面を有するスキャニングミラー
と、前記スキャニングミラーの反射面で偏向反射された
第2の光束を像面上にスポット状に結像させるFθレン
ズと、を備え、 前記スキャニングミラーに入射する第1の光束の主走査
方向の幅は前記スキャニングミラーの主走査方向の反射
面の幅より広く、 第2の光束が偏向反射された反射面の隣の反射面で反射
された第3の光束を遮光するための遮光部材を備え、 前記遮光部材の先端の位置は前記Fθレンズと前記像面
の間にあることを特徴とする光走査装置。 - 【請求項4】 前記スキャニングミラーに入射する第1
の光束は、該スキャニングミラーの回転軸と前記Fθレ
ンズの光軸が作る平面内にある請求項1〜3に記載の光
走査装置。 - 【請求項5】 第1の光束は前記Fθレンズを通過し、
前記スキャニングミラーに入射する請求項1〜3に記載
の光走査装置。 - 【請求項6】 前記スキャニングミラーの回転軸の中心
を原点とし、入射光線である第1の光束の光軸をx座標
として、該スキャニングミラーからの反射光線である第
2の光束及び第3の光束の進む方向を正、主走査方向を
y座標とするとき、前記遮光部材の先端の位置を該スキ
ャニングミラーの反射面と前記Fθレンズの光線射出面
の間の以下の式の範囲に配置する請求項1又は2に記載
の光走査装置。 【数1】 ここに、nはスキャニングミラーの面数、fはFθレン
ズ焦点距離、y0は主走査方向の最大像高、φはスキャ
ニングミラーの内接円の直径である。 - 【請求項7】 前記スキャニングミラーの回転軸の中心
を原点とし、入射光線である第1の光束の光軸をx座標
として、該スキャニングミラーからの反射光線である第
2の光束及び第3の光束の進む方向を正、主走査方向を
y座標とするとき、前記遮光部材の先端の位置を、前記
Fθレンズと前記像面の間の以下の式の範囲に配置する
請求項3に記載の光走査装置。 【数2】 ここに、nはスキャニングミラーの面数、fはFθレン
ズ焦点距離、y0は主走査方向の最大像高、φはスキャ
ニングミラーの内接円の直径、x1はFθレンズの後側
主平面の位置である。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前
記光走査装置で走査された光束によって前記感光体上に
形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器
と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写する転写
器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着
器とから成る画像形成装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画
像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリン
タコントローラとから成る画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003027227A JP2003287701A (ja) | 1999-11-09 | 2003-02-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31860999 | 1999-11-09 | ||
JP11-318609 | 1999-11-09 | ||
JP2003027227A JP2003287701A (ja) | 1999-11-09 | 2003-02-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000336236A Division JP3673709B2 (ja) | 1999-11-09 | 2000-11-02 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287701A true JP2003287701A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29252699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003027227A Pending JP2003287701A (ja) | 1999-11-09 | 2003-02-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003287701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006106694A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-04-20 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
JP2012159528A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Kyocera Document Solutions Inc | 光走査装置及び画像形成装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60225822A (ja) * | 1984-04-24 | 1985-11-11 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 画像記録装置 |
JPH05119278A (ja) * | 1991-10-28 | 1993-05-18 | Fujitsu Ltd | 画像形成装置 |
JPH09211356A (ja) * | 1996-02-06 | 1997-08-15 | Ricoh Co Ltd | 光走査用レンズ系 |
JPH10206761A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置 |
JPH10260371A (ja) * | 1997-03-19 | 1998-09-29 | Canon Inc | 走査光学装置 |
-
2003
- 2003-02-04 JP JP2003027227A patent/JP2003287701A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040130 |