JP2003287462A - 光源ユニット輝度検出装置、アライメント装置、光源ユニット輝度の検出方法および光源ユニットの製造方法 - Google Patents
光源ユニット輝度検出装置、アライメント装置、光源ユニット輝度の検出方法および光源ユニットの製造方法Info
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Abstract
が不要で、測定に際して劣化する光学部品数が低減さ
れ、再現性よく光源ユニットの輝度を測定できる光源ユ
ニット輝度検出装置を提供する。 【解決手段】 ランプ1とリフレクタ2を含む光源ユニ
ット7と、リフレクタの開口部側に設置された受光器6
とを備え、光源ユニットと受光器の間に少なくとも2つ
のアパーチャー3、5が設置される。例えば、リフレク
タを回転放物面リフレクタとし、光源ユニットと受光器
の間に1個のレンズ4を設置し、レンズの略焦点位置に
アパーチャーの一つを設置する。
Description
等の映像投写機器用の光源ユニットの輝度を検出するた
めの装置に関する。また、それを用いたアライメント装
置および光源ユニットの製造方法に関する。
器用の光源として、電極間隔が1mm程度のショートア
ークの放電灯を回転放物面鏡や回転楕円面鏡に組み込ん
だ光源ユニットが用いられている。光源ユニットを組み
込んだ映像投射機器の光学系では、アークから放射され
た光が反射鏡によって反射された後、液晶、DMDなどの
画像表示素子に一旦集光され、スクリーンに拡大投影さ
れる。従ってスクリーン輝度向上のためには、光源ユニ
ットから放射される光の画像表示素子への集光効率を高
める必要がある。集光効率を高めるためには、例えば、
回転放物面鏡を用いた場合、アークから放射される光を
効率よく平行光に変換しなければならない。平行光は回
転放物面鏡焦点位置にアライメントされたアークからの
放射光を反射面で反射することによって作られているの
で、アークを精度良く、一般にはミクロンオーダーの精
度でリフレクタ焦点位置にアライメントすることが必要
である。
いられる映像投写機器の光学系の概略図を示す。この光
学系は、ランプ1とリフレクタ2とを備えた光源ユニッ
ト7に対して整列して配置されている。ランプ1はリフ
レクタ2の回転中心軸即ち光軸18上に配置されてい
る。光学系は、光軸18上に配置された、第一インテグ
レータレンズ11、第二インテグレータレンズ12、コ
ンデンサレンズ13、液晶パネル14、投写レンズ15
から構成される。
ント調整方法では、まず映像投写機器に用いられる光学
系を用いて、光源ユニット7からの射出光をスクリーン
16上に拡大投影する。それからスクリーン16上に設
置された受光器により照度を測定し、照度が最大になる
ようにランプ1の位置を三次元的に位置調整し、位置決
めを行なう。このときいくら調整してもある基準値以上
の照度が得られないときは、そのランプ1は不良と見な
される。
うなアライメント調整では、以下のような課題があっ
た。 (1)映像投写機器の光学系、スクリーンを配置する空
間が必要である。 (2)映像投写機器の光学系には、ランプの配光ムラ等
を軽減するためのインテグレータレンズを始め、コンデ
ンサレンズ、液晶パネルもしくはDMD素子、投写レン
ズ、UVカットフィルタ等の多数の光学部品が含まれてい
る。これらの光学部品には、ダスト付着により透過率が
低下するといった劣化現象が発生する。個々の部品の透
過率低下が微少であっても、映像投写機器の光学系の透
過率としては、各光学部品の透過率の積算値として現わ
れるので、大きな透過率低下となる。その結果照度の測
定値の再現性が得られない。この場合、長時間の使用で
光学系の透過率が低下するために、いくらランプの位置
調整しても基準値以上の照度が得られず、誤ってランプ
を不良と見なしてしまっていた。
映像投写機器、スクリーンなどの大きな装置が不要で、
再現性よく光源ユニットの輝度を測定できる光源ユニッ
ト輝度検出装置、それを用いたアライメント装置、およ
びそれを用いた光源ユニットの製造方法を提供すること
を目的とする。
度検出装置は、ランプとリフレクタを含む光源ユニット
と、前記リフレクタの開口部側に設置された受光器とを
備え、前記光源ユニットと前記受光器の間に少なくとも
2つのアパーチャーが設置されたことを特徴とする。こ
の構成により、測定に際して劣化する光学部品数を低減
し、再現性よく光源ユニットの輝度を測定できる。
束を前記受光器の前の集光位置で集光させる集光手段を
備え、前記アパーチャーは第一及び第二アパーチャーを
含み、前記第一アパーチャーは、前記リフレクタの反射
面のうち有効な反射面を規制する機能を有し、前記第二
アパーチャーは、略前記集光位置に配置され、前記光束
に対する有効な集光性の範囲を規制するように構成され
る。これにより、実際の映像投写機器よりも簡素な構成
により、かつダストなどの付着による光学系の劣化が少
なく、映像投写機器と同一の光学特性を有する光学系に
より、再現性よく光源ユニットの輝度を検出できる。同
一の光学特性とは、輝度の異なる2つの光源ユニット
A、Bがあった時に、その輝度の相対値A/Bが、投写
機器の光学系と本発明の光源ユニット輝度検出装置にお
いて同一であることをいう。
物面リフレクタであり、前記光源ユニットと前記受光器
の間に前記集光手段を構成する1個のレンズが設置さ
れ、前記レンズの略焦点位置に前記第二アパーチャーが
設置された構成とする。
フレクタであり、前記光源ユニットは、前記リフレクタ
の開口部に設けられた凹レンズからなる前面カバーを有
し、前記光源ユニットと前記受光器の間に前記集光手段
を構成する1個のレンズが設置され、前記レンズの略焦
点位置に前記第二アパーチャーが設置される。
フレクタであり、前記リフレクタの第1焦点位置に前記
ランプが配置され、前記リフレクタの第2焦点位置に前
記第二アパーチャーが設置される。
フレクタであり、前記光源ユニットは前記リフレクタの
開口部に設けられた凹レンズからなる前面カバーを有
し、前記凹レンズの焦点位置に前記第二アパーチャーが
設置される。
かの構成を有する光源ユニット輝度検出装置と、前記ラ
ンプを前記光源ユニットの光軸に対して3次元的に位置
調整可能な3次元駆動装置とを備える。これにより、受
光器からの信号に応じてランプを3次元的に調整できる
ので、良好な光源ユニットを得ることができる。
ランプとリフレクタを含む光源ユニットに対して、前記
リフレクタの開口部側に受光器を設置し、前記光源ユニ
ットと前記受光器の間に少なくとも2つのアパーチャー
を設置して、前記アパーチャーを透過する光束量を前記
受光器により測定することを特徴とする。
束を前記受光器の前の集光位置で集光させる集光手段を
用い、前記アパーチャーは第一及び第二アパーチャーを
含み、前記第一アパーチャーは、前記リフレクタの反射
面のうち有効な反射面を規制する機能を有し、前記第二
アパーチャーは、略前記集光位置に配置され、前記光束
に対する有効な集光性の範囲を規制するように構成され
る。
いずれかの構成を有する光源ユニット輝度検出装置を用
いて、前記リフレクタに対する前記ランプのアライメン
ト調整を行うことを特徴とする。これにより、実際の映
像投写機器に組み込んでも良好なスクリーン照度を得る
ことが可能な光源ユニットを作製できる。アライメント
調整後、ランプをリフレクタ内に接着剤で固定してもよ
い。
は、上記いずれかの構成を有する光源ユニット輝度検出
装置を用いて、前記光源ユニットの明るさ判定検査を行
うことを特徴とする。これにより、光源ユニット輝度検
出装置を用いて明るさの出力値を調整することによっ
て、映像投写機器の光学系の劣化に影響を受けることな
く、再現性のよい明るさ判定ができる。
の実施の形態1における光源ユニット輝度検出装置の概
略構成を示す配置図である。光源ユニット7は、ランプ
1をリフレクタ2の回転中心軸、すなわち光軸18上に
配置することにより構成されている。ランプ1として
は、電極間隔が1mm程度の高圧水銀ランプが用いられ
る。リフレクタ2は回転放物面リフレクタである。光源
ユニット7に対向するように、受光器6が配置されてい
る。回転放物面リフレクタ2の前方には、第一アパーチ
ャー3、第一アパーチャー3側に凸となった平凸レンズ
4、及び第二アパーチャー5が、受光器6との間に順次
配置されている。第一アパーチャー3は、矩形の穴(開
口)を有するアルミ板により形成され、矩形の開口面が
光軸18に対し垂直になるよう設置されている。第二ア
パーチャー5は矩形の穴(開口)を有するアルミ板によ
り形成され、矩形の開口面が平凸レンズ4の焦点位置に
位置し、光軸18に対し垂直になるように設置されてい
る。
あり、その開口部を第二アパーチャー5の位置に合わせ
て設置することによって、第二アパーチャー5を透過す
る光束量を測定できるようになっている。
関する動作について説明する。光源ユニット7から射出
された光のうち、第一アパーチャー3の矩形の穴に到達
する光のみ第一アパーチャー3を通過し、平凸レンズ4
によって、平凸レンズ4の焦点位置付近に集光する。集
光した光のうち、第二アパーチャー5の矩形の穴に到達
する光のみ第二アパーチャー5を透過し、受光器6であ
る積分球に入射して光束量として測定される。
二アパーチャー5の穴形状を矩形としたが、その形状は
矩形にこだわらず丸であっても十文字であってもよい。
ただし、第一アパーチャー3及び第二アパーチャー5
は、光源ユニット7が使用される映像機器の光学系と同
一の光学特性を有する光学系が構成されるように、最適
形状に設定される必要がある。本実施の形態では、第一
アパーチャー3は、リフレクタ2の反射面のうち有効な
反射面を規制する機能を有し、第二アパーチャー5は、
光源ユニット7からの射出光のうち有効な平行光のみを
選択する機能を有する。
フレクタ2の反射面の開口面積は映像投写機器の光学系
の入射口の開口面積よりも大きくなっているため、実際
の映像投写機器の光学系にとりこまれない光束量も測定
してしまうことになり、映像投写機器の光学系と同一の
光学特性が得られない。
以下に説明する理由により、実際に使用される映像投写
機器と同一の光学特性が得られないので好ましくない。
すなわち、光源ユニット7からの射出光および第一アパ
ーチャー3を透過した光線には、光軸18に平行に進行
する平行光以外のものが多く含まれている。つまり、光
軸18に対して角度を有する方向に進行する光を含んで
いる。実際の映像投写機器の光学系には有効な偏向角度
範囲があり、この角度以上に偏向して進行する光はロス
となる。本実施の形態において、光源ユニット7からの
射出光のうち、平行光は平凸レンズ4によってその焦点
位置を通過する。一方、光軸18に対し偏向角度が大き
い光ほど、第二アパーチャー5の面上平凸レンズ4の焦
点位置よりも離れた位置を通過する。したがって、第二
アパーチャー5の穴の形状及びサイズを最適に設計する
ことによって、映像投写機器の光学系と同等な、有効な
光の偏向角度の範囲に規制することができる。これに対
して第二アパーチャー5が無い場合には、有効な偏向角
度以上に偏向した進行方向を有する光、すなわち映像投
写機器にとって無効な光束量も測定しまい、その結果、
映像投写機器と同一の光学特性が得られない。
3を光源ユニット7と平凸レンズ4の間に設置した例を
示したが、平凸レンズ4と第二アパーチャー5の間、又
は第二アパーチャー5と受光器6の間に設置してもよ
い。この理由を以下に述べる。光源ユニット7から射出
され、第一アパーチャー3の開口面の縁を通り光軸18
に平行に進行する光(光A)は、平凸レンズ4で屈折
し、その焦点位置を通過して進行する。従って、図1に
示した位置に代えて第一アパーチャー3を設置しようと
する位置において、光軸18に垂直な面上に、光Aが通
る点を結んでできる閉じた領域を開口面とするように構
成したアパーチャー3を配置すれば、図1に示したもの
と同様の機能を果たすことができる。
数のアパーチャーの組み合わせとして配置することもで
きる。これは、第一アパーチャー3の形状が複雑となる
場合に、単純な形状の組み合わせで同等の機能を実現さ
せたいときに用いる。
ー5と受光器6の間に設置した場合、第一アパーチャー
3の開口面よりも受光器6の入射口を大きくし、第一ア
パーチャー3を透過する光束を全部受光できるようにす
る必要がある。
使用される映像投写機器の光学系の光学特性に合わせ
て、平凸レンズ4の焦点位置から前後に多少ずらして設
置してもよい。
ー5の中心は映像投写機器の光学特性に合わせて、光軸
18より水平方向X(紙面に垂直な方向)あるいは垂直
方向Yにずらして設置してもよい。例えば、2個の光源
ユニットの光を合成して1つの光学系でスクリーンへ拡
大投写するような映像投写機器において、映像投写機器
の光学系の光軸に対し、2個の光源ユニットの光軸が水
平方向Xに並んで設置されている場合には、第一アパー
チャー3を光源ユニットの光軸に対し、水平方向Xにず
れた位置に設置する。
る光学部品は平凸レンズ4のみである。比較のために、
ダストの多い製造工程において、図6に示した従来の光
学系と本実施形態の光源ユニット輝度検出装置を同じ条
件で使用し、両光学系の透過率の低下を測定した。その
結果、図6の光学系は3時間の使用で10%低下したの
に対し、光源ユニット輝度検出装置は3時間の使用で1
%以下の低下率であった。このことから、本実施形態の
光源ユニット輝度検出装置は劣化し難いことが判る。
置において、受光器6として積分球の代わりに第二アパ
ーチャー5の直後に拡散板を配置し、さらに距離を離し
て光検出センサーを配置した構成としてもよい。その具
体例としては、拡散板としてオパールガラスを設置し、
光検出センサーとして照度計を設置して、積分球に代え
る。
おける光源ユニット輝度検出装置について、図2を参照
して説明する。この装置の光源ユニット20は、リフレ
クタ21として回転楕円面リフレクタを用い、リフレク
タ21の前面カバー8として凹レンズを用いて構成され
ている。ランプ1は、回転楕円面リフレクタ21の第一
焦点位置に配置される。ランプ1からの放射光は、リフ
レクタ21によってリフレクタ21の第二焦点位置に集
光する光束になるが、リフレクタ21の開口部側に取付
けられた前面カバー8によって平行光に変換される。そ
の他の構成は実施の形態1と同様である。光源ユニット
20から射出された光の進行も、実施の形態1と同様で
あるので説明を省略する。
おける光源ユニット輝度検出装置について、図3を参照
して説明する。この装置の光源ユニット22は、リフレ
クタ21として回転楕円面リフレクタを用い、リフレク
タ21の前面カバー17として平板ガラスを用いて構成
されている。ランプ1は、回転楕円面リフレクタ21の
第一焦点位置に配置されている。リフレクタ21の開口
部側に、矩形の穴(開口部)を有するアルミ板からなる
第一アパーチャー3が、矩形の開口面が光軸18に対し
垂直になるよう配置されている。さらにリフレクタ21
の第二焦点位置に、矩形の穴(開口部)を有するアルミ
板からなる第二アパーチャー5が、矩形の開口面が光軸
18に対し垂直になるよう配置されている。受光器6は
実施の形態1と同様に、第二アパーチャー5を透過した
全光束を受光できるように壁面に開口部を有する積分球
であって、開口部を第二アパーチャー5の位置に合わせ
て設置されている。
ついて説明する。光源ユニット22から射出された光の
うち、第一アパーチャー3の矩形の穴に到達する光のみ
第一アパーチャー3を通過し、リフレクタ21の第二焦
点位置付近に集光する。集光した光のうち、第二アパー
チャー5の矩形の穴に到達する光のみが第二アパーチャ
ー5を透過し、受光器6である積分球に入射し、光束量
として測定される。
アパーチャー5の穴形状を矩形としたが、その形状は矩
形にこだわらず丸であっても十文字であってもよい。し
かし、第一アパーチャー3、第二アパーチャー5は、光
源ユニット22が使用される映像機器の光学系の光学特
性と同一になるように最適形状に設定される必要があ
る。本実施の形態では、第一アパーチャー3は、リフレ
クタ21の反射面のうち有効な反射面を規制する機能を
有し、第二アパーチャー5は、光源ユニット22からの
射出光のうち有効な集光光束のみを選択する機能を有す
る。
フレクタ21の反射面の開口面積は映像投写機器の光学
系の入射口の開口面積よりも大きくなっているため、実
際の映像投写機器の光学系に取り込まれない光束量も測
定してしまうことになり、映像投写機器の光学系と同一
の光学特性を得ることができなくなる。
次の理由により、実際に使用される映像投写機器の光学
特性と同一にならないので好ましくない。すなわち、ラ
ンプ1として放電ランプを用いた場合のアークや、ハロ
ゲンランプを用いた場合のフィラメント等の発光源はあ
る大きさを有するので、光源ユニット22からの射出光
および第一アパーチャー3を透過した光線には、リフレ
クタ21の第二焦点位置を通過する光以外のものが多く
含まれている。つまりリフレクタ21の第一焦点位置か
ら放射された光は第二焦点位置を通過するが、第一焦点
以外の位置から放射された光は第二アパーチャーの面
上、リフレクタ21の第二焦点位置よりも離れた位置を
通過する。実際の光学機器では、集光性について許容さ
れる範囲には限度がある。本実施の形態において、光源
ユニット22からの射出光のうち、集光性が悪い光ほど
第二アパーチャー5の面上で第二焦点位置よりも離れた
位置を通過する。したがって、第二アパーチャー5の穴
の形状及びサイズを最適に設計することによって、映像
投写機器の光学系と同等な、有効な光の集光性の範囲に
規制することができる。これに対して第二アパーチャー
5が無い場合には、集光性の悪い光すなわち映像投写機
器にとって無効な光束量も測定しまい、その結果同一の
光学特性が得られない。
ャー3を第二アパーチャー5と受光器6の間に設置して
もよい。この理由は以下の通りである。光源ユニット2
2から射出され、第一アパーチャー3の開口面の縁を通
り第二焦点を通過する光(光B)は、そのまま直進す
る。従って、図3に示した位置に代えて第一アパーチャ
ー3を設置しようとする位置において、光軸18に垂直
な面上に、光Bが通る点を結んでできる閉じた領域を開
口面とするように構成したアパーチャー3を配置すれ
ば、図3に示したものと同等の機能を果たすことができ
る。
3を複数のアパーチャーの組み合わせとして設置するこ
ともできる。これは、第一アパーチャー3の形状が複雑
となる場合に、単純な形状の組み合わせで同等の機能を
実現させたいときに用いる。
ー5の中心は、映像投写機器の光学特性の合わせて、光
軸より水平方向Xあるいは垂直方向Yにずらして設置し
てもよい。例えば、2個の光源ユニットの光を合成して
1つの光学系でスクリーンへ拡大投写するような映像投
写機器において、映像投写機器の光学系の光軸に対し、
2個の光源ユニットの光軸が水平方向Xに並んで設置さ
れている場合には、第一アパーチャー3を、光源ユニッ
トの光軸に対し水平方向Xにずれた位置に設置する。
施の形態1同様、オパールガラスと照度計を使用しても
よい。
る光学部品は全くない。比較のために、ダストの多い製
造工程において、映像投写機器の光学系と本実施形態の
光源ユニット輝度検出装置を同じ条件で使用し、両光学
系の透過率の低下を測定した。その結果、映像投写機器
の光学系は3時間の使用で10%低下したのに対し、本
実施形態の光源ユニット輝度検出装置は3時間の使用で
1%以下の低下率であった。このことから、本実施形態
の光源ユニット輝度検出装置は劣化し難いことが判る。
おける光源ユニット輝度検出装置について、図4を参照
して説明する。この装置の光源ユニット23は、リフレ
クタとして回転放物面リフレクタ2を用い、リフレクタ
2の前面カバー9として凸レンズを用いて構成されてい
る。ランプ1は回転放物面リフレクタ2の焦点位置に配
置される。ランプ1からの放射光は、リフレクタ2によ
って、リフレクタ2の前面カバー9の焦点位置に集光す
る光束になる。それに以外の構成は実施の形態3と同様
である。光源ユニットから射出された光の進行も実施の
形態3と同様であるので、説明を省略する。
おけるアライメント装置の概略図を図5に示す。本実施
の形態におけるアライメント装置は、実施の形態1の光
源ユニット輝度検出装置に、3次元駆動装置10を追加
した構成を有する。光源ユニット輝度検出部は実施の形
態1と同様であるので、説明は省略する。3次元駆動装
置10により、ランプ1の位置を光軸18に対して3次
元的に移動させることができる。受光器6からの信号出
力が最大になるように3次元駆動装置10によりランプ
1の位置を調整することにより、リフレクタ2に対する
ランプ1の最適位置を決定できる。なお本実施形態で
は、3次元駆動装置10により、実施の形態1の装置に
おけるランプ1を駆動する場合について説明したが、実
施の形態2から4の装置におけるランプを駆動するよう
に構成することができることは言うまでもない。
おける光源ユニットの製造方法によれば、上記各実施形
態における光源ユニット輝度検出装置を含むアライメン
ト装置を用いて、ランプをリフレクタに固着する工程を
行う。それにより、映像投写機器に組み込んでも良好な
光源ユニットを得ることができる。
上記各実施形態の光源ユニット輝度検出装置における受
光器6からの信号を基準値と比較することにより、光源
ユニットの明るさの良否判定を行なう。それにより、ダ
ストによる影響を受けずに再現性のよい良否判定ができ
る。
れば、実際の映像投写機器よりも簡素な構成により、か
つダストなどの付着による光学系の劣化が少なく、再現
性よく光源ユニットの輝度を検出できる。
輝度検出装置の構成図
輝度検出装置の構成図
輝度検出装置の構成図
輝度検出装置の構成図
装置の構成図
Claims (11)
- 【請求項1】 ランプとリフレクタを含む光源ユニット
と、前記リフレクタの開口部側に設置された受光器と、
前記光源ユニットと前記受光器の間に設置された少なく
とも2つのアパーチャーとを備えたことを特徴とする光
源ユニット輝度検出装置。 - 【請求項2】 前記ランプから出射される光束を前記受
光器の前の集光位置で集光させる集光手段を備え、前記
アパーチャーは第一及び第二アパーチャーを含み、前記
第一アパーチャーは、前記リフレクタの反射面のうち有
効な反射面を規制する機能を有し、前記第二アパーチャ
ーは、略前記集光位置に配置され、前記光束に対する有
効な集光性の範囲を規制するように構成されたことを特
徴とする請求項1記載の光源ユニット輝度検出装置。 - 【請求項3】 前記リフレクタが回転放物面リフレクタ
であり、前記光源ユニットと前記受光器の間に前記集光
手段を構成する1個のレンズが設置され、前記レンズの
略焦点位置に前記第二アパーチャーが設置されたことを
特徴とする請求項2記載の光源ユニット輝度検出装置。 - 【請求項4】 前記リフレクタが回転楕円面リフレクタ
であり、前記光源ユニットは、前記リフレクタの開口部
に設けられた凹レンズからなる前面カバーを有し、前記
光源ユニットと前記受光器の間に前記集光手段を構成す
る1個のレンズが設置され、前記レンズの略焦点位置に
前記第二アパーチャーが設置されたことを特徴とする請
求項2記載の光源ユニット輝度検出装置。 - 【請求項5】 前記リフレクタが回転楕円面リフレクタ
であり、前記リフレクタの第1焦点位置に前記ランプが
配置され、前記リフレクタの第2焦点位置に前記第二ア
パーチャーが設置されたことを特徴とする請求項2記載
の光源ユニット輝度検出装置。 - 【請求項6】 前記リフレクタが回転放物面リフレクタ
であり、前記光源ユニットは前記リフレクタの開口部に
設けられた凹レンズからなる前面カバーを有し、前記凸
レンズの焦点位置に前記第二アパーチャーが設置された
ことを特徴とする請求項2記載の光源ユニット輝度検出
装置。 - 【請求項7】 請求項1から5のいずれかに記載の光源
ユニット輝度検出装置と、前記ランプを前記光源ユニッ
トの光軸に対して3次元的に位置調整可能な3次元駆動
装置とを備えたアライメント装置。 - 【請求項8】 ランプとリフレクタを含む光源ユニット
に対して、前記リフレクタの開口部側に受光器を設置
し、前記光源ユニットと前記受光器の間に少なくとも2
つのアパーチャーを設置して、前記アパーチャーを透過
する光束量を前記受光器により測定することを特徴とす
る光源ユニット輝度の検出方法。 - 【請求項9】 前記ランプから出射される光束を前記受
光器の前の集光位置で集光させる集光手段を用い、前記
アパーチャーは第一及び第二アパーチャーを含み、前記
第一アパーチャーは、前記リフレクタの反射面のうち有
効な反射面を規制する機能を有し、前記第二アパーチャ
ーは、略前記集光位置に配置され、前記光束に対する有
効な集光性の範囲を規制するように構成されることを特
徴とする請求項8記載の光源ユニット輝度の検出方法。 - 【請求項10】 請求項1から6のいずれかに記載の光
源ユニット輝度検出装置を用いて、前記リフレクタに対
する前記ランプのアライメント調整を行うことを特徴と
する光源ユニットの製造方法。 - 【請求項11】 請求項1から6のいずれかに記載の光
源ユニット輝度検出装置を用いて、前記光源ユニットの
明るさ判定検査を行うことを特徴とする光源ユニットの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002089214A JP3628306B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 光源ユニット輝度検出装置、アライメント装置、光源ユニット輝度の検出方法および光源ユニットの製造方法 |
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JP2002089214A JP3628306B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 光源ユニット輝度検出装置、アライメント装置、光源ユニット輝度の検出方法および光源ユニットの製造方法 |
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