JP2003287273A - 情報通信システム及び用途別ガス消費量算出方法 - Google Patents

情報通信システム及び用途別ガス消費量算出方法

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JP2003287273A JP2002087485A JP2002087485A JP2003287273A JP 2003287273 A JP2003287273 A JP 2003287273A JP 2002087485 A JP2002087485 A JP 2002087485A JP 2002087485 A JP2002087485 A JP 2002087485A JP 2003287273 A JP2003287273 A JP 2003287273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、熱源機でガスを燃焼させて加熱し
た熱媒体を、熱源機と複数の端末機器との間で循環させ
る暖房システムにおいて、各端末機器毎に対応するガス
消費量を求める技術を得ることを目的とする。 【解決手段】 各端末機器の熱負荷に関連する熱負荷関
連情報を収集し、収集された各端末機器の熱負荷関連情
報から、各端末機器毎に対応するガス消費関連情報を、
各端末機器の熱負荷関連情報とガス消費関連情報との相
関関係知識を用いて算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源機でガスを燃
焼させて加熱した熱媒体を、前記熱源機と複数の端末機
器との間で循環させる暖房システムに対して設けられた
情報通信システムにおいて、端末機器毎の用途別にガス
消費量を算出することができる情報通信システムと用途
別ガス消費量算出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、説明を容易にするために、家庭用
の温水暖房システムを例に取って説明を進める。家庭用
の温水暖房システムにおいては、1つ若しくは2つ以上
の熱源機で、ガスを燃焼させて加熱された温水(熱媒
水)が、往温水として各端末機器等に供給され、各端末
機器で放熱後の温水が復温水として再び熱源機に供給さ
れ加熱される。このような端末機器としては、浴室暖房
乾燥機、暖房用ファンコンベクター、エアコン、食器洗
浄乾燥機、若しくは温水床暖房機、風呂の追い炊き配管
等を挙げることができ、熱源機と循環流路を介して複数
の端末機器が接続されている。
【0003】このような温水暖房システムは、近来、普
及の途にあるものであり、例えば温水床暖房機等の端末
機器の普及を図る目的から、ガスの単価を各端末機器毎
に対して消費されたガス消費量別に設定するなどのこと
も考えられ、実現するためには、各端末機器毎に対して
消費された用途別ガス消費量を算出する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、上記のように、熱源機に複数の端末機器が接続
されている場合、用途別ガス消費量を各別に知る有効な
手段が無かった。よって、本発明は、上記の事情に鑑み
て、暖房システムに設けられた情報通信システムにおい
て、各端末機器毎に対応するガス消費量を求める技術を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る情報通信システムの第一特徴構成は、特
許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、前記各端
末機器の熱負荷に関連する熱負荷関連情報を収集する情
報収集手段と、前記情報収集手段で収集された前記各端
末機器の熱負荷関連情報と、前記各端末機器毎に対応す
るガス消費関連情報と前記熱負荷関連情報との相関関係
知識とを少なくとも用いて、前記各端末機器毎に対応す
るガス消費関連情報を算出する情報算出手段と、前記情
報算出手段で算出された前記各端末機器毎に対応するガ
ス消費関連情報を出力する出力手段を備えた点にある。
【0006】同第二特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記情報収集手段が、前記各端末機器へ供給される
往熱媒体温度、前記各端末機器から排出される復熱媒体
温度、及び、前記各端末機器側における環境温度から選
択される少なくとも2つを前記熱負荷関連情報として収
集する手段である点にある。
【0007】上記のような暖房システムにおいて、浴室
暖房乾燥機、暖房用ファンコンベクター、エアコン、食
器洗浄乾燥機、温水床暖房機、若しくは風呂の追い炊き
配管等の複数の端末機器が、循環流路を介して熱源機と
接続されている。この端末機器においては、夫々の機器
の動作を制御するために、夫々に設けられたリモコン等
と、熱源機の運転状態を制御する制御器との間におい
て、家庭内ネットワーク(例えば、無線又は有線通信回
線、電力線等)を介して、運転中の各端末機器の状態情
報に関する通信が行なわれている。このような各端末機
器の状態情報としては、例えば、端末機器のON・OF
F情報や、端末機器における温水流量調整用のバルブの
開度情報などがあるが、その中でも、各端末機器へ供給
される往温水温度(往熱媒体温度)や、各端末機器から
排出される復温水温度(復熱媒体温度)や、各端末機器
側における外部環境温度等の、各端末機器の熱負荷関連
情報は、各端末機器の出力制御用に用いられ、この熱負
荷関連情報から各端末機器における熱負荷又はその相当
量を推測することができる。
【0008】そこで、本発明に係る情報通信システムの
上記第一及び第二の特徴構成によれば、上記の暖房シス
テムにおいて、情報収集手段で、運転中の各端末機器の
熱負荷関連情報が所定タイミング等で収集される。ま
た、各端末機器の熱負荷関連情報は、各端末機器毎に設
けられたリモコンや、循環配管や端末機器内部に設置さ
れた温度センサ等の既存の設備から収集することができ
る。
【0009】次に、情報算出手段において、上記の情報
収集手段で収集された各端末機器の熱負荷関連情報と、
予め記憶手段等に記憶されている上記相関関係知識とを
少なくとも用いて、各端末機器の各熱負荷や各ガス消費
量、又はそれらの比率等のガス消費関連情報が算出さ
れ、その算出結果としてのガス消費関連情報が表示パネ
ル等に出力される。
【0010】従って、暖房システムに設けられる情報通
信システムを上記のように構成することで、熱源機に複
数の端末機器が接続されている場合においても、各端末
機器毎に対して消費された用途別ガス消費量の比率を各
別に知ることができる。
【0011】尚、上記熱源機がガスエンジンヒートポン
プである場合には、各端末機器をガスエンジンヒートポ
ンプに接続された空調用室内機としてもよいし、上記熱
源機が吸収式ガス空調機である場合には、各端末機器を
吸収式ガス空調機に接続された空調用室内機や温水床暖
房機としてもよい。
【0012】同第三特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項3に記載した如く、上記第一又は二の特徴構成に
加えて、前記情報収集手段が、前記各端末機器の熱負荷
関連情報と共に、前記熱源機の総ガス消費量情報を収集
する手段であり、前記情報算出手段が、更に前記情報収
集手段で収集された前記総ガス消費量情報を用いて、前
記各端末機器毎に対応するガス消費関連情報を算出する
手段である点にある。
【0013】即ち、上記第三の特徴構成によれば、情報
収集手段で、上記のような各端末機器の各熱負荷関連情
報と共に、熱源機において温水を加熱するために消費さ
れた熱源機の総ガス消費量情報が所定タイミング等で収
集される。そして、情報算出手段において、各端末機器
の熱負荷関連と上記相関関係知識とから推定算出された
各端末機器の熱負荷の比率等に基づいて、同じく情報収
集手段で収集された熱源機の総ガス消費量情報から、各
端末機器毎の各ガス消費量や、そのガス消費量から算出
できる各端末機器毎のガス料金等のガス消費関連情報を
正確且つ簡単に算出することができ、その算出結果をガ
ス消費関連情報として表示パネル等に出力することがで
きる。従って、情報通信システムを上記のように構成す
ることで、各端末機器毎に対して消費された用途別ガス
消費量若しくは用途別ガス料金等を正確且つ簡単に知る
ことができる。
【0014】同第四特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項4に記載した如く、上記第三の特徴構成に加え
て、前記複数の端末機器の内の単独運転状態である単独
運転端末機器の熱負荷関連情報と前記総ガス消費量情報
とを前記情報収集手段により収集して、前記収集した前
記単独運転端末機器の熱負荷関連情報と前記総ガス消費
量情報とを用いて、前記単独運転端末機器の前記相関関
係知識を生成する相関関係知識生成手段を備えた点にあ
る。
【0015】上記のような暖房システムにおいて、夫々
の端末機器の設置環境や熱源機との間の配管長などの設
置条件は、住居毎に異なるものであり、このような設置
条件の誤差により、各端末機器の熱負荷関連情報とガス
消費関連情報との相関関係は、各端末機器の機種毎に一
義的に設定することは困難である。また、端末機器の経
年変化により上記相関関係が変化し、この相関関係を更
新せずに、各端末機器毎のガス消費関連情報の算出に用
いると、算出したガス消費関連情報の信頼性が低下する
ことがある。
【0016】そこで、上記第四の特徴構成によれば、例
えば、各リモコン等から入力された運転情報等により、
複数の端末機器の内、1つの単独運転端末機器のみが単
独運転状態であることを検知したときに、上記相関関係
知識生成手段により、上記情報収集手段を働かせて、そ
の単独運転端末機器の熱負荷関連情報を収集すると共
に、単独運転端末機器の単独運転に対してのみ運転され
ている熱源機の総ガス消費量情報を収集し、その収集し
た単独運転端末機器の熱負荷関連情報と総ガス消費量と
から、単独運転端末機器の新たな相関関係知識を生成す
ることができる。そして、相関関係知識生成手段は、予
め記憶手段等に記憶されている上記単独運転端末機器の
相関関係知識を、新たに生成した相関関係知識により更
新したり、新たに相関関係知識を生成することができる
ので、情報算出手段で用いられる各端末機器の相関関係
知識は、夫々の端末機器の設置条件等にあったものとな
り、この相関関係知識を用いて各端末機器毎に対応する
ガス消費関連情報の信頼性を向上することができる。
【0017】同第五特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項5に記載した如く、上記第三又は四の特徴構成に
加えて、前記情報収集手段が、前記各端末機器の熱負荷
関連情報と、前記総ガス消費量情報と共に、前記熱源機
とガス機器へガスを供給するガスメータからガス供給量
情報を収集する手段であり、前記情報算出手段が、更
に、前記各端末機器毎に対応するガス消費関連情報と共
に、前記情報収集手段で収集された前記熱源機の総ガス
消費量情報と前記ガス供給量情報とを少なくとも用い
て、前記ガス機器のガス供給関連情報を算出する手段で
あり、前記出力手段が、前記各端末機器毎に対応するガ
ス消費関連情報と共に、前記ガス機器のガス供給関連情
報を出力するものである点にある。
【0018】これまで説明してきた本発明の情報通信シ
ステムは、ガスメータから供給されるガスを燃焼させ熱
媒水を加熱する熱源機において、温水が供給される各端
末機器のガス消費関連情報を算出し、各端末機器毎に対
して消費された用途別ガス消費量するように構成されて
いるが、上記第五の特徴構成によれば、情報収集手段に
おいて、さらにガスメータにおいて計測されたガスの流
量であるガス供給量情報を収集し、収集されたガスメー
タのガス供給量情報と熱源機の総ガス消費量情報との差
から、上記熱源機以外のガス機器へのガス供給量や、そ
のガス供給量から算出できるガス機器へ供給されたガス
のガス料金等であるガス供給関連情報を情報算出手段に
おいて算出することができ、この算出したガス供給関連
情報と前記各端末機器のガス消費関連情報とを出力手段
にて出力することができる。従って、本発明の情報通信
システムを上記のように構成することで、各端末機器毎
に対して消費された用途別ガス消費量と共に、熱源機以
外のガス機器へのガス供給量等を知ることができ、ガス
消費者宅におけるガスの消費量を全体的に知ることがで
きる。尚、上記のガス機器としては、給湯用熱源機、ガ
スコンロ、ガス炊飯器、ガスファンヒータ、ガスオーブ
ン、ガスストーブ、ガスエンジンヒートポンプ(GH
P)、ガスエアコン、燃料電池等を挙げることができ
る。
【0019】同第六特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項6に記載した如く、上記第五の特徴構成に加え
て、前記ガス機器が複数のガス機器であり、前記情報収
集手段が、前記各端末機器の熱負荷関連情報と、前記総
ガス消費量情報と、前記ガス供給量情報と共に、前記各
ガス機器の運転情報を収集する手段であり、前記情報算
出手段が、更に前記ガス機器の運転情報を用いて、前記
各ガス機器に対応するガス供給関連情報を算出する手段
である点にある。
【0020】即ち、上記第六の特徴構成によれば、情報
収集手段によって、夫々のガス機器におけるON・OF
F情報、ガス流量を設定するバルブの開度情報等である
各ガス機器の運転情報を家庭内ネットワーク等を介して
収集し、ガスメータのガス供給量情報と熱源機の総ガス
消費量情報との差である全てのガス機器へのガス供給量
と、上記の夫々のガス機器の運転情報とから推定するこ
とができる各ガス機器への各ガス供給量の比率から、各
ガス機器に対応するガス供給量若しくはそれから算出で
きる各ガス機器に供給されたガス料金等である各ガス機
器のガス供給関連情報を推定算出することができ、この
各ガス機器毎のガス供給関連情報を前記各端末機器毎の
ガス消費関連と共に出力することができる。従って、本
発明の情報通信システムを上記のように構成すること
で、各端末機器毎に対して消費された用途別ガス消費量
と共に、熱源機以外の各ガス機器毎の各ガス供給量等を
知ることができ、ガス消費者宅におけるガスの消費量を
全体的且つ詳細に知ることができる。
【0021】同第七特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項7に記載した如く、上記第一から六の何れかの特
徴構成に加えて、前記情報算出手段で算出された前記各
端末機器毎のガス消費関連情報から、前記各端末機器毎
に対応する消費ガス料金を算出する消費ガス料金算出手
段と、ガス消費者へ前記各端末機器毎に対応する消費ガ
ス料金の課金処理を行なう課金手段とを備えた点にあ
る。
【0022】即ち、上記第七の特徴構成によれば、例え
ば、各家庭にガスを供給する供給業者側等に設けられた
中央監視装置において、端末機器毎に算出された前記各
端末機器毎のガス消費関連情報を、通信ネットワーク
(例えば、公衆回線、インターネット、専用回線等)を
介して受信することができ、消費ガス料金算出手段によ
って、その受信されたガス消費関連情報と、たとえば各
端末機器毎に設定されたガス単価から、各端末機器毎の
消費ガス料金を算出することができる。このように算出
された各端末機器毎の消費ガス料金は、前記課金手段に
よって、例えば、ガス消費者に対する決済処理を行なう
決済システム側に送信されて、ガス消費者に対する課金
処理が行われ、さらに、その課金処理情報を上記の通信
ネットワーク若しくは郵送等によって利用者に通知する
こともできる。従って、簡単な構成で、暖房システムの
各端末機器毎に対するガス料金を算出して、夫々各別に
ガス料金を課金する情報通信システムを実現でき、例え
ばガス消費者が端末機器毎の消費ガス量若しくは料金を
明確に知ることができ、さらに、各端末機器毎にガス単
価を設定することができる。
【0023】同第八特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項8に記載した如く、上記第1から7の何れかの特
徴構成に加えて、前記情報収集手段が、前記各端末機器
の熱負荷関連情報と、前記総ガス消費量情報と共に、前
記熱源機とガス機器へガスを供給するガスメータからガ
ス供給量情報を収集する手段であり、前記情報算出手段
が、更に、前記各端末機器毎に対応するガス消費関連情
報と共に、前記情報収集手段で収集された前記熱源機の
総ガス消費量情報と前記ガス供給量情報とを少なくとも
用いて、前記ガス機器のガス供給関連情報を算出する手
段であり、前記出力手段が、前記各端末機器毎に対応す
るガス消費関連情報と共に、前記ガス機器のガス供給関
連情報を出力するものである点にある。
【0024】即ち、上記第八の特徴構成によれば、出力
手段により出力される各端末機器毎の各ガス消費量及び
ガス消費量から算出できる各端末機器毎の各ガス料金等
のガス消費関連情報や、各ガス機器毎への各ガス供給量
及びそのガス供給量から算出できる各ガス機器の各ガス
料金等のガス供給関連情報を、ガス消費者宅内の熱源機
及び端末機器のリモコンの表示パネル等の表示手段に表
示させることで、ガス消費者はその表示された情報から
詳細にガスの消費量及び料金等を知ることができ、省エ
ネルギ等を心がけながら、ガス機器及び熱源機の端末機
器を運転することができる。
【0025】この目的を達成するための本発明に係る用
途別ガス消費量算出方法の特徴構成は、特許請求の範囲
の欄の請求項9に記載した如く、熱源機でガスを燃焼さ
せて加熱した熱媒体を、前記熱源機と複数の端末機器と
の間で循環させる暖房システムにおいて、前記各端末機
器の熱負荷に関連する熱負荷関連情報を収集し、前記収
集された前記各端末機器の熱負荷関連情報から、前記各
端末機器毎に対応するガス消費関連情報を、前記各端末
機器の前記熱負荷関連情報と前記ガス消費関連情報との
相関関係知識とを少なくとも用いて算出する点にある。
【0026】即ち、本発明に係る用途別ガス消費量算出
方法の特徴構成によれば、暖房システムにおいて熱源機
に接続された複数の端末機器の各熱負荷関連情報として
の、各端末機器へ供給される往温水温度や、各端末機器
から排出される復温水温度や、各端末機器側における外
部環境温度等と、各端末機器毎の相関関係知識とを少な
くとも用いて、各端末機器毎に対応するガス消費量やそ
の比率が推定算出され、その比率等に基づいて、熱源機
において温水を加熱するために消費された熱源機の総ガ
ス消費量情報から、各端末機器毎の各ガス消費量や、そ
のガス消費量から算出できる各端末機器毎のガス料金等
のガス消費関連情報を推定算出することができる。よっ
て、暖房システムに設けられる情報通信システムを上記
のように構成することで、熱源機に複数の端末機器が接
続されている場合においても、各端末機器毎に対して消
費された用途別ガス消費量を各別に知ることができる。
また、本発明の用途別ガス消費量算出方法は、上記の構
成1から8の情報通信システムにおいて実施することが
できるので、同様の作用効果を発揮することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面に基
づいて説明する。図1に示す給湯暖房システム100
は、暖房用熱源機20と給湯用熱源機10を備え、夫々
の熱源機10,20にガスメータ2を介して都市ガスが
供給される。
【0028】給湯用熱源機10は、供給される給水をガ
スの燃焼により加熱し、熱源機10と接続される給湯栓
11及び風呂給湯栓12に温水を供給するように構成さ
れている。また、給湯熱源機10から供給された温水が
流通する温水流路には、給湯栓11及び風呂給湯栓12
に供給する温水温度を検出する温度センサ10aが設け
られている。尚、この風呂給湯栓12としての風呂にお
湯を溜めるための給湯栓は、追炊き用の排出口と共通の
ものでも構わない。
【0029】一方、暖房用熱源機20は、熱源機20と
接続される端末機器としての、浴槽22、温水床暖房機
23、浴室暖房乾燥機24、食器洗浄乾燥機25から供
給される復温水(熱媒水の一例)を、ガスを燃焼させて
加熱し、加熱後の往温水を夫々の端末機器22,23,
24,25に供給するように構成されている。
【0030】暖房用熱源機20側においては、先ず、浴
槽22の湯水の追炊き時に、暖房用熱源機20から浴槽
22への往温水の温度を検出する温度センサ22aと、
浴槽22から暖房用熱源機20への復温水の温度を検出
する温度センサ22bが設けられている。さらに、暖房
用熱源機20から温水床暖房機23への往温水の温度を
検出する温度センサ23aと、暖房用熱源機20から浴
室暖房乾燥機24への往温水の温度を検出する温度セン
サ24aと、暖房用熱源機20から食器洗浄乾燥機25
への往温水の温度を検出する温度センサ25aと、食器
洗浄乾燥機25から暖房用熱源機20への復温水の温度
を検出する温度センサ25bとが設けられている。
【0031】そして、夫々の熱源機10,20は、制御
器1によって、上記各温度センサ等の検出結果に基づい
て、都市ガスの流量調整用のバルブ等の開度制御によ
り、ガスの消費量が調整され、夫々の機器へ供給される
温水及び往温水の温度が、たとえば各リモコン31,3
2,33,34に入力された設定値に設定される。
【0032】また、上記の給湯栓11や風呂給湯栓12
へ供給する温水温度の設定値の入力及び表示を行なった
り、浴槽22、温水床暖房機23、浴室暖房乾燥機2
4、食器洗浄乾燥機25の動作条件の設定値の入力及び
表示、及びその動作制御等を行なう夫々のリモコン3
1,32,33,34がリモコン端子30へ接続されお
り、制御器1は、夫々のリモコン31,32,33,3
4側からの各種信号を、リモコン端子30及び後述する
情報通信システム40を介して受信し、その信号を用い
て、夫々の熱源機10,20の運転を制御する。
【0033】尚、このようなリモコン31,32,3
3,34は、従来と同様に、台所に設けられ特に給湯栓
11や食器洗浄乾燥機25へ供給される温水温度の設定
値を入力及び表示するための台所用リモコン31と、特
に風呂給湯栓12へ供給される温水温度や浴槽22へ供
給される往温水温度や浴室暖房乾燥機24へ供給される
往温水温度等の設定値を入力及び表示するための風呂用
リモコン32や、特に温水床暖房機23へ供給される往
温水温度等の設定値を入力及び表示するための床暖房用
リモコン33や、特に浴室暖房乾燥機24の運転開始及
び停止等を行なうための浴室暖房乾燥機用リモコン34
等からなる。また、床暖房機用リモコン33には、温水
床暖房機23が設置された室内の環境温度を検出する温
度センサ33aが設けられ、さらに、浴室暖房乾燥機2
4の空気吸込み口付近には、浴室内の環境温度を検出す
る温度センサ24bが設けられている。
【0034】リモコン端子30と制御器1は、情報通信
システム40を介して接続されており、夫々の情報交換
が可能となっており、この情報通信システム40によっ
て、熱源機20のように、複数の端末機器22,23,
24,25に循環する温水を加熱する場合においても、
各端末機器毎に対して消費された用途別ガス消費量を各
別に算出して出力することができ、その詳細について以
下に説明する。
【0035】情報通信システム40は、図2に示すよう
に、情報通信装置41を備えており、この情報通信装置
41において、上記の用途別ガス消費量等を算出するこ
とができる。
【0036】この情報通信装置41には、各端末機器2
2,23,24,25の熱負荷に関連する熱負荷関連情
報等を収集する情報収集手段42と、各端末機器22,
23,24,25毎に対応するガス消費関連情報と熱負
荷関連情報との端末機器相関関係知識を端末機器22,
23,24,25別に記憶する記憶手段47と、情報収
集手段42で収集された各端末機器22,23,24,
25の熱負荷関連情報と、記憶手段47に記憶された各
端末機器22,23,24,25の端末機器相関関係知
識とから、各端末機器22,23,24,25毎に対応
するガス消費関連情報を算出する情報算出手段43と、
情報算出手段43で算出された各端末機器22,23,
24,25毎に対応するガス消費関連情報を出力する出
力手段44とが設けられている。
【0037】さらに、情報通信装置41には、単独運転
中の端末機器の熱負荷関連情報と、暖房用熱源機20の
総ガス消費量情報とを情報収集手段42により収集し
て、収集した単独運転端末機器の熱負荷関連情報と総ガ
ス消費量情報とを用いて、単独運転中端末機器の熱負荷
関連情報と総ガス消費量情報との端末機器相関関係知識
を生成する相関関係知識生成手段46が設けられてい
る。
【0038】詳しくは、図3の処理フロー図に示すよう
に、ステップ101において、情報収集手段42は、所
定の収集タイミングで、各端末機器22,23,24,
25の各熱負荷関連情報として、その温度差が各端末機
器22,23,24,25を夫々単独運転したときの熱
源機20におけるガス消費量と特定の相関を有する下記
の表1に示す2種の温度を、リモコン端子30側及び制
御器1側から各端末機器22,23,24,25別に収
集する。
【0039】
【表1】
【0040】また、夫々の端末機器22,23,24,
25において、上記表1のような情報収集手段42で熱
負荷情報として収集する2種の温度の差と、その端末機
器を単独で運転したときに暖房用熱源機20で消費され
るガス消費量とは、図4に示すように、特定の相関関係
を有し、この各端末機器22,23,24,25の相関
関係知識が、記憶手段47に記憶されている。
【0041】さらに、ステップ101において、情報収
集手段42は、所定の収集タイミングで、暖房用熱源機
20の総ガス消費量情報として暖房熱源機20における
ガス調整バルブの開度から推定できる総ガス消費量を、
ガスメータ2におけるガス供給量情報としてガスメータ
2により計測されるたガス供給量を、夫々制御器1側か
ら収集する。
【0042】次に、ステップ102において、情報算出
手段43は、情報収集手段42で収集した上記暖房等熱
源機20の総ガス消費量と、その他のガス機器10、6
1,62の各ガス消費量とから、暖房用熱源機20が単
独でガスを消費している、所謂単独運転状態であるかを
判断する。
【0043】そして、上記ステップ102で暖房用熱源
機20が単独運転状態であると判断した場合には、ステ
ップ103において、暖房用熱源機20の総ガス消費量
を、それと等しいと考えられるガスメータ2側から収集
したガス供給量として算出し、後述のステップ105に
進む。
【0044】一方、ステップ102で暖房用熱源機20
以外のガス機器10、61,62の少なくとも1つが運
転中であると判断した場合には、ステップ104におい
て、暖房用熱源機20の総ガス消費量を、暖房用熱源機
20のガス調整バルブ開度から推定したガス消費量とし
て算出し、後述のステップ105に進む。
【0045】次に、ステップ105において、情報算出
手段43は、リモコン31,32,33,34側から収
集した各端末機器22,23,24,25のON/OF
F情報等から、複数の端末機器22,23,24,25
の内、運転状態である端末機器の数が1つであるかを判
断する。
【0046】そして、上記ステップ105で運転中の端
末機器の数を1と判断した場合には、ステップ106に
おいて、その単独運転中の端末機器に対応するガス消費
量を、暖房用熱源機20の総ガス消費量として算出す
る。このようにして算出した単独運転中の端末機器のガ
ス消費量は、暖房用熱源機20の総ガス消費量自身であ
るので、その信頼性は高いと考えられる。
【0047】さらに、ステップ107において、相関関
係知識生成手段46は、上記ステップ106の後に、こ
の単独運転中の端末機器のガス消費量と、単独運転中の
端末機器の熱負荷関連情報として上記表1に示す2種の
温度差との間の端末機器相関関係知識を生成し、その生
成した端末機器相関関係知識を記憶手段47に記録し、
後述のステップ109に進む。
【0048】給湯暖房システム100の設置直後の運転
開始前は、相関関係知識生成手段46は未だ実際の各端
末機器22,23,24,25毎の端末機器相関関係知
識を生成しておらず、例えば、記憶手段47には仮に標
準的な端末機器相関関係知識が記憶されているので、先
ず、各端末機器22,23,24,25の夫々を単独運
転させて、上記相関関係知識生成手段46により夫々の
端末機器相関関係知識を生成した後に、通常の運転を開
始することが好ましい。
【0049】一方、上記ステップ105で運転中の端末
機器の数が1ではなく、複数の端末機器が同時に運転さ
れていると判断した場合には、ステップ108におい
て、運転中の端末機器に対応するガス消費量の夫々を、
リモコン端子30側及び制御器1側から収集した運転中
の各端末機器に対応する温度差と、記憶手段47に記憶
されている運転中の端末機器の端末機器相関関係知識と
から導出する。
【0050】そして、上記ステップ107又はステップ
108の後に、ステップ109において、記憶手段47
に上記のように導出した運転中の端末機器のガス消費量
が記録されることになる。
【0051】即ち、これまで説明したステップ101〜
109を所定のタイミングで繰り返し実行することで、
記憶手段47には、各端末機器22,23,24,25
毎に対応するガス消費量が逐次記録されることになり、
その記録されたガス消費量や、ガス消費量とガス単価と
から算出できる各端末機器毎のガス料金等を、ガス消費
関連情報として算出し、出力手段44によって、その算
出結果が表示パネル(表示手段の一例)等に出力され
る。従って、暖房システムに設けられる情報通信システ
ムを上記のように構成することで、熱源機に複数の端末
機器が接続されている場合においても、各端末機器毎に
対して消費された用途別ガス消費量を各別に知ることが
できる。
【0052】また、このようなガス消費関連情報は、所
定の情報収集期間毎に求めることができ、たとえば記憶
手段47にそのデータを蓄積して、1日若しくは1月毎
の集計を求め出力することもできる。
【0053】さらに、情報算出手段43は、ガスメータ
1側から収集したガス供給量から、暖房用熱源機20側
から収集した総ガス消費量を差し引いて、暖房用熱源機
20以外のガスを消費するガス機器10,61,62の
ガス供給関連情報として、ガス機器10,61,62へ
のガス供給量を算出することができ、このガス供給量及
びそのガス供給量から求められるガス料金も、上記出力
手段44により表示手段に表示することができる。
【0054】さらに、このようなガス機器10,61,
62へのガス供給量は、上記暖房用熱源機と同様に、各
ガス機器10,61,62におけるガス調整バルブの開
度(運転情報の一例)から推定することもでき、この場
合は、各ガス機器10,61,62別にガス供給量を求
めることができる。
【0055】また、本発明に係る情報通信システム40
は、各家庭に都市ガスを供給する供給業者側等に設けら
れた中央監視装置49において、情報算出手段43で算
出された各端末機器毎22,23,24,25のガス消
費関連情報と、各ガス機器10,61,62の各ガス消
費量とを、インターネット、専用回線、又は公衆回線等
の通信ネットワークN2を介して受信する受信手段50
と、受信手段50で受信したガス消費関連情報等から、
用途別の消費ガス料金を算出する消費ガス料金算出手段
51と、給湯暖房システム100の利用者所謂ガス消費
者へ用途別の消費ガス料金を課金するための課金処理を
実行する課金手段52とを備えている。また、中央監視
装置49に記憶手段53を設け、上記のガス消費関連情
報等の通信を例えば1日毎に行い、それらの情報を記憶
手段53に蓄積して、1ヶ月毎のガス料金を算出して課
金することができる。
【0056】上記の中央監視装置49によって、たとえ
ば各端末機器22,23,24,25毎等に設定された
ガス単価から、各端末機器22,23,24,25毎の
消費ガス料金を算出し課金することができ、その課金情
報を上記の通信ネットワークN2若しくは郵送等によっ
てガス消費者に通知することもできる。従って、ガス消
費者が端末機器毎、さらにガス機器毎の消費ガス量若し
くは料金を明確に知ることができ、さらに、各端末機器
毎にガス単価を設定することができる。
【0057】また、出力手段44によって、消費者宅内
に設けられたリモコンの表示パネル等の表示手段に、各
端末機器22,23,24,25毎の消費ガス料金等の
ガス消費関連情報を表示させることで、ガス消費者はそ
の表示された情報から詳細にガスの消費量及び料金等を
知ることができ、省エネルギ等を心がけながら、ガス機
器及び端末機器等を運転することができる。
【0058】〔別実施の形態〕次に、本発明の別の実施
の形態を説明する。 〈1〉上記の実施の形態において、図2に示すように、
情報通信システム40に、電気消費量検出手段48を設
け、ガス消費関連情報を算出した所定の情報収集期間内
において、電源3から各端末機器22,23,24,2
5やガスコンロ61やガス炊飯器62等のガス機器へ供
給される有効電力を検出し、各消費電力量を算出するこ
とができ、その電力消費量若しくはその電力消費量と推
定の電力単価等から求められる電気料金等の電力消費関
連情報も上記の出力手段44の出力対象として表示手段
に表示させることができ、給湯暖房システム100の各
端末機器22,23,24,25毎、若しくはそれに加
えてガス機器毎の全消費エネルギーを知ることができ、
さらに、その消費エネルギーの内、ガスエネルギーと、
電力エネルギーの割合、及び各料金等を知ることができ
る。
【0059】さらに、各端末機器やガス機器以外の一般
的な家電機器に関しても、電源3から供給される有効電
力を検出し、各電力消費量を算出することができ、その
電力消費量若しくはその電力消費量と推定の電力単価等
から求められる電力料金等の電力消費関連情報をも出力
手段44の出力対象として、表示手段に表示させてもよ
い。また、家電機器単体の代わりに、分電盤の各ブレー
カ部等で消費電力を計測し、その計測した消費電力若し
くは消費電力から算出できる電力料金等を電力消費関連
情報として出力手段44により表示手段に表示させても
よい。さらに、水道に関しても、給湯栓11及び風呂給
湯栓12に供給される給水供給量を検出する流量計等の
給水供給量検出手段を設け、その給水供給検出手段の検
出結果としての夫々の給水供給量や、その給水供給量と
推定の水道単価とから算出することができる夫々の水道
料金等を給水供給関連情報として出力手段44により表
示手段に表示させてもよい。さらに、電力メータ及び水
道メータにおいて計測された電力及び水の消費量を上記
のリモコンの表示パネル等の表示手段に表示しても構わ
ない。
【0060】また、ガス、電力、水道に関する各消費関
連情報を表示する表示手段を、エネルギ消費者である顧
客により、各消費関連情報に対する比較対象として目標
値等を入力可能に構成しても構わない。このような表示
手段は、各消費関連情報が目標値に達したときに通報等
を表示するように構成することもできる。
【0061】〈2〉上記の実施の形態において、給湯栓
11等に消費される温水を供給する給湯用熱源機10
と、夫々の端末機器22,23,24,25に循環する
温水を加熱する暖房用熱源機20とを別に設けた給湯暖
房システム100について説明したが、別に給湯暖房シ
ステムを、夫々の端末機器22,23,24,25に循
環する温水を加熱する暖房用熱源機20のみを備えた暖
房システムとして構成しても構わない。また、給湯暖房
システム100を、1つの熱源機によって、給湯用及び
暖房用の温水を加熱するように構成することもでき、こ
のような場合においても、用途別のガス消費関連情報を
算出することもできる。即ち、運転中の端末機器の熱負
荷関連情報と端末機器相関関係知識とから、夫々の用途
別のガス消費量を推定算出し、出力することができる。
【0062】〈3〉上記の実施の形態において、出力手
段44により、表示手段としてのリモコンに設けられた
表示パネルに、各端末機器毎の各ガス消費量やガス消費
量から算出できる各端末機器毎のガス料金等のガス消費
関連情報等を表示するように構成したが、別に、表示手
段として他の機器のリモコン、パソコン、テレビ、専用
表示端末等に前記情報を表示するように構成しても構わ
ない。
【0063】〈4〉上記の実施の形態において、本発明
の情報通信システムに設けられた出力手段を、表示パネ
ル以外へ上記のガス消費関連情報を出力するように構成
することもでき、例えば、ガス料金の集計等の目的で、
通信ネットワークN2を介して、ガス供給業者側等に設
けられた中央監視装置49に上記のガス消費関連情報を
出力したり、各家庭に設けられた情報通信装置41の記
憶手段47に上記のガス関連情報を出力したりするよう
に構成することもできる。
【0064】〈5〉上記の実施の形態において、情報収
集手段41等の通信を行う機器をリモコン31等とは別
の情報通信装置41に設けた構成を説明したが、別にリ
モコン31に情報収集手段41を設けてリモコン31が
熱源機及び端末機器等と直接通信を行うように構成して
も構わない。また、ガスメータ,電力メータ及び水道メ
ータや、夫々の熱源機及び端末機器及びガス機器等の複
数の機器からの情報を、一端集約装置に集約するように
構成しても構わない。その集約装置は、ガスメータ,電
力メータ又は水道メータ等に内蔵することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯暖房システムの構成概要図
【図2】情報通信システムの構成概要図
【図3】用途別ガス消費量算出方法のフロー図
【図4】端末機器のガス消費関連情報と熱負荷関連情報
との相関関係を示す図
【符号の説明】
1 制御器 2 ガスメータ 3 電源 10 給湯用熱源機 11 給湯栓 12 風呂給湯栓 20 暖房用熱源機 22 浴槽(端末機器) 23 温水床暖房機(端末機器) 24 浴室暖房乾燥機(端末機器) 25 食器洗浄乾燥機(端末機器) 30 リモコン端子 40 情報通信システム 41 情報通信装置 42 情報収集手段 43 情報算出手段 44 出力手段 46 相関関係知識生成手段 47 記憶手段 48 電力消費量検出手段 49 中央監視装置 50 受信手段 51 消費ガス料金算出手段 52 課金手段 61 ガスコンロ(ガス機器) 62 ガス炊飯器(ガス機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 176 G06F 17/60 176Z H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301D (72)発明者 藤井 元 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CE09 3L061 BA05 3L070 AA09 BB01 DE09 DF01 DF06 5K048 BA01 BA08 BA14 BA34 EB10 HA01 HA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機でガスを燃焼させて加熱した熱媒
    体を、前記熱源機と複数の端末機器との間で循環させる
    暖房システムに対して設けられた情報通信システムであ
    って、 前記各端末機器の熱負荷に関連する熱負荷関連情報を収
    集する情報収集手段と、 前記情報収集手段で収集された前記各端末機器の熱負荷
    関連情報と、前記各端末機器毎に対応するガス消費関連
    情報と前記熱負荷関連情報との相関関係知識とを少なく
    とも用いて、前記各端末機器毎に対応するガス消費関連
    情報を算出する情報算出手段と、 前記情報算出手段で算出された前記各端末機器毎に対応
    するガス消費関連情報を出力する出力手段を備えた情報
    通信システム。
  2. 【請求項2】 前記情報収集手段が、前記各端末機器へ
    供給される往熱媒体温度、前記各端末機器から排出され
    る復熱媒体温度、及び、前記各端末機器側における環境
    温度から選択される少なくとも2つを前記熱負荷関連情
    報として収集する手段である請求項1に記載の情報通信
    システム。
  3. 【請求項3】 前記情報収集手段が、前記各端末機器の
    熱負荷関連情報と共に、前記熱源機の総ガス消費量情報
    を収集する手段であり、 前記情報算出手段が、更に前記情報収集手段で収集され
    た前記総ガス消費量情報を用いて、前記各端末機器毎に
    対応するガス消費関連情報を算出する手段である請求項
    1又は2に記載の情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の端末機器の内の単独運転状態
    である単独運転端末機器の熱負荷関連情報と前記総ガス
    消費量情報とを前記情報収集手段により収集して、前記
    収集した前記単独運転端末機器の熱負荷関連情報と前記
    総ガス消費量情報とを用いて、前記単独運転端末機器の
    前記相関関係知識を生成する相関関係知識生成手段を備
    えた請求項3に記載の情報通信システム。
  5. 【請求項5】 前記情報収集手段が、前記各端末機器の
    熱負荷関連情報と、前記総ガス消費量情報と共に、前記
    熱源機とガス機器へガスを供給するガスメータからガス
    供給量情報を収集する手段であり、 前記情報算出手段が、更に、前記各端末機器毎に対応す
    るガス消費関連情報と共に、前記情報収集手段で収集さ
    れた前記熱源機の総ガス消費量情報と前記ガス供給量情
    報とを少なくとも用いて、前記ガス機器のガス供給関連
    情報を算出する手段であり、 前記出力手段が、前記各端末機器毎に対応するガス消費
    関連情報と共に、前記ガス機器のガス供給関連情報を出
    力するものである請求項3又は4に記載の情報通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記ガス機器が複数のガス機器であり、 前記情報収集手段が、前記各端末機器の熱負荷関連情報
    と、前記総ガス消費量情報と、前記ガス供給量情報と共
    に、前記各ガス機器の運転情報を収集する手段であり、 前記情報算出手段が、更に前記ガス機器の運転情報を用
    いて、前記各ガス機器に対応するガス供給関連情報を算
    出する手段である請求項5に記載の情報通信システム。
  7. 【請求項7】 前記情報算出手段で算出された前記各端
    末機器毎のガス消費関連情報から、前記各端末機器毎に
    対応する消費ガス料金を算出する消費ガス料金算出手段
    と、ガス消費者へ前記各端末機器毎に対応する消費ガス
    料金の課金処理を行なう課金手段とを備えた請求項1か
    ら6の何れか1項に記載の情報通信システム。
  8. 【請求項8】 前記出力手段により出力された情報を、
    ガス消費者宅内に表示する表示手段を備えた請求項1か
    ら7の何れか1項に記載の情報通信システム。
  9. 【請求項9】 熱源機でガスを燃焼させて加熱した熱媒
    体を、前記熱源機と複数の端末機器との間で循環させる
    暖房システムにおいて、 前記各端末機器の熱負荷に関連する熱負荷関連情報を収
    集し、前記収集された前記各端末機器の熱負荷関連情報
    から、前記各端末機器毎に対応するガス消費関連情報
    を、前記各端末機器の前記熱負荷関連情報と前記ガス消
    費関連情報との相関関係知識とを少なくとも用いて算出
    する用途別ガス消費量算出方法。
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