JP2003287246A - マイナスイオン発生装置 - Google Patents

マイナスイオン発生装置

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JP2003287246A JP2002088962A JP2002088962A JP2003287246A JP 2003287246 A JP2003287246 A JP 2003287246A JP 2002088962 A JP2002088962 A JP 2002088962A JP 2002088962 A JP2002088962 A JP 2002088962A JP 2003287246 A JP2003287246 A JP 2003287246A
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Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人間の生活空間にマイナスイオンを有効に放出
することのできるマイナスイオン発生装置を提供する。 【解決手段】水滴を分裂させてマイナスイオンを発生さ
せる第1のマイナスイオン発生源と、放電によりマイナ
スイオンを発生させる第2のマイナスイオン発生源と
を、同一の筐体内に組込んだ。また、第1のマイナスイ
オン発生源と、第2のマイナスイオン発生源とを個別に
制御可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイナスイオン
発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイナスイオンは、人体内に取り込まれ
ることにより、精神安定効果、体質改善効果、新陳代謝
効果、さらにその他健康促進において多様な効果が認め
られるとされているとともに、シックハウス症候群の原
因とされる壁材などから発生するプラスイオンを中和す
る作用もあるといわれている。
【0003】近年、かかるマイナスイオンが注目されて
おり、このマイナスイオンを発生させる装置を組込んだ
家電製品が増加している。
【0004】例えば、比較的大型のものではエアコンデ
ィショナーがあり、小型のものではヘアケアを目的とし
たヘアブラシなどがあるが、通常、これらにはいずれも
放電式のマイナスイオン発生装置が組込まれている。
【0005】これは、放電によって空気中の酸素にマイ
ナスの電気を帯びさせ、これに微小な水分を結合させマ
イナスイオンとし、風に乗せてマイナスイオンを放出す
るようにしている。
【0006】他方、マイナスイオンは自然の中にも存在
しており、特に、滝周辺などにはマイナスイオンが多く
存在していることがレナード現象として一般によく知ら
れている。これは、空気中で水滴が分裂するときに水滴
はプラスに帯電し、その周囲の空気はマイナスに帯電し
て空気のイオン化現象が起こりマイナスイオンが生成さ
れるとされている。
【0007】この自然界のマイナスイオンは、前述した
放電により生成されたマイナスイオンよりも長寿命で、
しかも人間にやさしいとされている。
【0008】かかる自然のマイナスイオンを発生させる
ようにしたマイナスイオン発生装置として、例えば特公
平5−58755号公報などに記載されているものがあ
り、前記放電式の装置に対してレナード式と呼ばれてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のマイナスイン発生装置において、放電式の装置で生
成されたマイナスイオンは、所謂小イオンと呼ばれる分
子集団であり、分子数としては数十個程度であって、空
間における拡散力は大きいものの、マイナスイオンとし
ての寿命は短いものであった。
【0010】一方、レナード式の装置で生成されたマイ
ナスイオンは大イオンと呼ばれ、前記小イオンや電子が
微細な水分粒子に付着したものであり、質量的には小イ
オンの数千倍に達するものもあり、寿命が長いものの小
イオンに比べて拡散力が弱いために、居住空間全体にマ
イナスイオンを満たすことは難しいものであった。ま
た、水滴を円板の遠心力などを用いて機械的に分裂させ
るようにしているために、円板による水切り音などが騒
音となりやすい。
【0011】このように、放電式、レナード式にはそれ
ぞれ一長一短があり、これらを単独で使用する以上、室
内などのような人間の生活空間そのものの環境を人体に
有益な空間としながら、なおかつ十分量のマイナスイオ
ンを人体に取り込ませるようにすることは難しいもので
あった。
【0012】本発明は、上記課題を解決することのでき
るマイナスイオン発生装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の本
発明では、水滴を分裂させてマイナスイオンを発生させ
る第1のマイナスイオン発生源と、放電によりマイナス
イオンを発生させる第2のマイナスイオン発生源とを、
同一の筐体内に組込んだ。
【0014】(2)請求項2記載の本発明では、第1の
マイナスイオン発生源と、第2のマイナスイオン発生源
とを個別に制御可能とした。
【0015】(3)請求項3記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン発生源からのマイナスイオンを放出
する第1のマイナスイオン放出口と、第2のマイナスイ
オン発生源からのマイナスイオンを放出する第2のマイ
ナスイオン放出口とを個別に設けた。
【0016】(4)請求項4記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン放出口と第2のマイナスイオン放出
口との開口向きを異ならせた。
【0017】(5)請求項5記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン放出口を略水平方向に開口する一
方、第2のマイナスイオン放出口を略垂直方向に開口し
た。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、水滴を分裂させてマイ
ナスイオンを発生させる第1のマイナスイオン発生源
と、放電によりマイナスイオンを発生させる第2のマイ
ナスイオン発生源とを、同一の筐体内に組込んだもので
ある。
【0019】すなわち、第1のマイナスイオン発生源は
所謂レナード式のものであり、同発生源から発生する所
謂大イオンと呼ばれるマイナスイオンは、小イオンや電
子が微細な水分粒子に付着したものであり、質量的には
極めて大きく、寿命が長いものであり、かつ自然界、特
に滝周辺に存在するマイナスイオンと同質のもので人間
にやさしい。これを十分に摂取することで、疲労回復、
精神安定、体質改善、血液浄化、新陳代謝、抵抗力増
進、自律神経調整、胃腸消化促進などの各種効果を奏す
ることができると言われている。
【0020】さらに、第2のマイナスイオン発生源は所
謂放電式のものであり、同発生源から発生する所謂小イ
オンと呼ばれる分子集団からなるマイナスイオンは拡散
力が極めて大きい。これを人間の生活空間に広く拡散し
て充満させることにより、室内に存在するプラスイオン
を中和して、環境を良好に保つことができる。
【0021】このように、性状の異なる二種類のマイナ
スイオンを同時に発生させることにより、人間の生活空
間内に健康に良いとされるマイナスイオンの効果を最大
限に引き出すことが可能となる。
【0022】そして、これら性状の異なるマイナスイオ
ンを用途に応じて使い分けができるように、前記第1の
マイナスイオン発生源と、第2のマイナスイオン発生源
とを個別に制御可能とすることができる。
【0023】したがって、第1のマイナスイオンを生成
してこれを吸い込むことでリラクセーション効果や前記
した身体に関する各種効果を積極的に享受したり、ある
いは夜間などは水切り音などによる騒音のおそれのない
第2のマイナスイオン発生源のみを駆動して安眠しなが
らマイナスイオンによる効果を生起させるなどの使い分
けが可能となる。
【0024】また、小イオンと大イオンとが衝突しあ
い、お互いの長所を消しあったりすることのないよう
に、前記第1のマイナスイオン発生源からのマイナスイ
オンを放出する第1のマイナスイオン放出口と、第2の
マイナスイオン発生源からのマイナスイオンを放出する
第2のマイナスイオン放出口とを個別に設けることが好
ましい。
【0025】さらに、かかる第1のマイナスイオン放出
口と第2のマイナスイオン放出口との開口向きを異なら
せることがなお好ましい。
【0026】すなわち、小イオンと大イオンとでは、拡
散力、寿命などの点でそれぞれ異なる特徴を有するもの
で、これらを異なる方向に放出することで、特徴を十分
に活かした利用が可能となる。
【0027】例えば、前記第1のマイナスイオン放出口
を略水平方向に開口する一方、第2のマイナスイオン放
出口を略垂直方向に開口することができる。
【0028】かかる構成とすると、拡散力が大きな小イ
オンからなるマイナスイオンをプラスイオンが発生しや
すい壁材に沿って広く部屋中に拡散させてマイナスイオ
ンによるドーム状のバリヤを形成して室内環境を改善
し、シックハウス症候群などの発生防止に寄与させると
ともに、寿命が長く、人間にやさしく、かつ人体に取り
込みやすい大イオンを人体に向けて直接集中的に放出す
ることで、マイナスイオンによる身体への健康促進効果
を向上させることができる。
【0029】
【実施例】(第1実施例)以下、この発明の第1実施例
を図面に基づき具体的に説明する。
【0030】図1は第1実施例に係るマイナスイオン発
生装置Aの説明図、図2は同マイナスイオン発生装置A
の分解斜視図、図3は放電式マイナスイオン発生部2の
拡大説明図、図4は同マイナスイオン発生装置Aの使用
例を示す説明図である。
【0031】図1及び図2に示すように、マイナスイオ
ン発生装置Aは、水滴を分裂させてマイナスイオンを発
生させる第1のマイナスイオン発生源としてのレナード
式マイナスイオン発生部1と、放電によりマイナスイオ
ンを発生させる第2のマイナスイオン発生源としての放
電式マイナスイオン発生部2とを、同一の筐体3内に組
込んで構成している。
【0032】なお、筐体3は、底壁部32と周壁部33
と上部壁部34とからなる箱型の機能部収納ケース30
と、同機能部収納ケース30の上部を覆う上部カバーケ
ース31とから構成しているが、理解を容易にするため
に、図1においては上部カバーケース31を、図2にお
いては機能部収納ケース30の周壁部33を省略して表
している。
【0033】(レナード式マイナスイオン発生部1)レ
ナード式マイナスイオン発生部1は、水を微細水滴を発
生させる微細水滴生成部11と、筐体3の外から空気を
吸入して前記微細水滴生成部11に送り、同微細水滴生
成部11で生成された微細水滴を空気に拡散させて混合
空気となすファン部12と、微細水滴を含む前記混合空
気を遠心分離して、マイナスイオン化された極微小の微
細水滴のみを含む混合空気生成する遠心分離部13とを
備えている。
【0034】微細水滴生成部11と遠心分離部13と
は、筐体3の上部壁部34の下部に形成した上側開口の
水タンク10内に並設している。なお、図中、35は前
記上部壁部34の下端に連設した中間壁であり、水タン
ク10を形成するとともに、同水タンク10内には微細
水滴生成部11を収納する円筒部35aと、遠心分離部
13を形成する螺旋条付円筒部35bとを設けている。
【0035】微細水滴生成部11は、微細水滴生成用モ
ータ14から上方へ突設した回転軸15に、小間隙16
をあけて重合配設した二重回転筒部17を連設してお
り、同二重回転筒部17の各上端には、前記小間隙16
と連通した微小間隙をあけて上下平行に円板部18,1
8を連設するとともに、同円板部18,18を円筒状メ
ッシュ体19により囲繞している。
【0036】ファン部12は、筐体3の下部一側に設け
られており、ファンケース12a内にシロッコファン1
2bを配設するとともに、ULPAフィルタ12c、プ
レフィルタ12d、フィルタ押さえ12eを配設してい
る。12fはファンモータである。
【0037】そして、前記ファンケース12aにダクト
36の基端を連通連結するとともに、同ダクト36の先
端開口部36aを前記微細水滴生成部11の上部に臨ま
せている。
【0038】したがって、ファン部12により発生した
風は、図1の矢印fで示すダクト内流路を通って、微細
水滴生成部11に導入されることになる。36bは上部
壁部34に形成した送風ガイド部である。
【0039】また、遠心分離部13は、前記微細水滴生
成部11からファン部12からの送風により送られる分
裂した多数の微小水滴を含む混合空気から粒径の大きな
微細水滴を分離して、極微小水滴のみを含む混合空気を
発生させるもので、微細水滴生成部11を収納した円筒
部35aと連通し、内部に図示しない螺旋条を形成し
て、微細水滴生成部11から送られた混合空気を旋回さ
せながら粒径の大きな微細水滴を分離可能としている。
【0040】上記構成により、微細水滴生成用モータ1
4を駆動させると二重回転筒部17が高速回転し、前記
小間隙16を水タンク10内の水が毛細管現象により上
昇するとともに、円板部18,18間の微小間隙から遠
心力により吐き出され、前記円筒状メッシュ体19に衝
突して微小水滴が分裂し、このときに後述するファン部
12より送られた空気内に微小水滴が拡散し、レナード
効果によってプラスイオン化した水滴と、その周りの空
気がマイナスイオン化して、両イオンが混在した混合空
気が発生する。
【0041】かかる混合空気は、遠心分離部13に送ら
れて粒径の大きな微細水滴が分離されて前記水タンク1
0へ還流し、大量のマイナスイオンを含んだ混合空気と
なって矢印f’に示されるように螺旋条付円筒部35b
の上部から放出される。
【0042】なお、図2中、34aは上部壁部34に突
設した給水口を兼ねるガイド筒であり、遠心分離部13
を介して水タンク10に給水することができ、また、マ
イナスイオン発生時には、前記螺旋条付円筒部35bか
ら放出されるマイナスイオンを含んだ混合空気を後述す
る第1の放出口41に案内可能としている。
【0043】すなわち、上部カバーケース31に、前記
ガイド筒34aの直上方に位置するように矩形形状とし
た第1の放出口41を設けるとともに、同第1の放出口
41には、混合空気の放出向きを略水平方向に屈曲案内
する案内板41aを設けている。
【0044】したがって、本実施例によれば、レナード
式マイナスイオン発生部1からのマイナスイオンは、筐
体3から略水平方向からやや斜め方向に向かって放出さ
れることになる。
【0045】図1及び図2において、5は水タンク10
と連通した排水タンクであり、前記水タンク10の遠心
分離部13の下方に形成した排水口13aと排水ホース
51により連通連結している。
【0046】かかる排水タンク10は、筐体3から取出
自在に設けられており、所定時間を経過した古い貯留水
は、雑菌などが生じる前に適宜廃棄するようにしてい
る。
【0047】(放電式マイナスイオン発生部2)次に放
電式マイナスイオン発生部2について説明すると、同放
電式マイナスイオン発生部2は、図3に示すようにマイ
ナス極である針状電極21の周りにプラス極である周囲
電極22を配設し、両電極21,22を昇圧回路23と
接続したマイナスイオン発生器2aからなる周知の構成
のものを採用している。
【0048】針状電極21と周囲電極22との間に高電
圧を引加するとプラズマ放電が起こり、マイナスイオン
が発生するが、この場合のマイナスイオンは小イオンと
呼ばれるもので、電子に引き寄せられ結合した気体分子
の数としては数個〜数十個程度であり、空気中での拡散
力が極めて大きく、しかも、100万個/ccの規模で
大量に生成される。
【0049】かかるマイナスイオン発生器2aは、前記
レナード式マイナスイオン発生部1で説明したダクト3
6の中途に基端を連通連結した筒部28の先端側に収納
されており、前記筒部28の先端に第2の放出口42を
上向きに開口している。
【0050】すなわち、ファン部12からダクト36を
介して流れる風が筒部28に流れ込み、その風に乗っ
て、マイナスイオン発生器2aにより発生したマイナス
イオンが第2の放出口42から上方へ放出されることに
なる。
【0051】この第2の放出口42と前記したレナード
式マイナスイオン発生部1の第1の放出口42とは、図
2で示すように隣接してはいるが、全く別個に設けられ
ていることから両放出口41,42から放出されるマイ
ナスイオン同士が干渉し合うことがなく、円滑に放出さ
れる。図2中、34bは筒部28を挿通する円孔であ
る。
【0052】なお、図3中、24は漏斗状に形成した電
極カバー、25はイオンガイド筒、26は送風路、27
は防護メッシュである。
【0053】上記構成により、本マイナスイオン発生装
置Aを使用した場合、図4に示すように、前記レナード
式マイナスイオン発生部1により生成されて第1の放出
口41から略水平に近い斜め上方方向に放出される大イ
オンであるマイナスイオンは、居住空間Qの人間に直接
向かって人体に容易に摂取される。
【0054】一方、放電式マイナスイオン発生部2によ
り生成されて第2の放出口42から垂直上方へ大量放出
される小イオンであるマイナスイオンは、高速で居住空
間Q内に拡散し、しかも、このときに壁際に沿って拡散
するために、壁面のプラスイオンを迅速に中和するとと
もに、図4に一点鎖線Lで示すように壁面と居住空間Q
の中央部との間にマイナスイオンバリヤを形成し、居住
空間Q内の環境を良好に保ち、壁材などからの環境ホル
モンによるシックハウス症候群などの発症を防止するこ
とができる。
【0055】このように、本マイナスイオン発生装置A
では、レナード効果に基づいた大イオンのマイナスイオ
ンを効率的に人体内に取り込み、疲労回復効果、精神安
定効果、体質改善効果、血液浄化効果、新陳代謝効果、
抵抗力増進効果、自律神経調整効果、胃腸消化促進効果
などの各種効果を生起するともに、放電式により大量に
生成され高速で拡散する小イオンのマイナスイオンで壁
材などから発生するプラスイオンを中和して室内環境を
良好に整えることができることから、人間が生活する居
住空間Qに好適となる。
【0056】また、本実施例に係るマイナスイオン発生
装置Aでは、レナード式マイナスイオン発生部1からの
マイナスイオン放出力と、放電式マイナスイオン発生部
2からのマイナスイオン放出力とを調整可能にしてい
る。
【0057】すなわち、図2及び図5に示すように、放
電式マイナスイオン発生部2の筒部28とダクト36と
の連通部近傍に流路幅調整弁6を設けており、図示しな
い操作部により、ファン部12からの送風量をレナード
式マイナスイオン発生部1側と放電式マイナスイオン発
生部2側とに適宜の割合で配分可能としている。
【0058】したがって、使用者が必要に応じて大イオ
ンを中心に放出させたり、あるいは小イオンを中心に放
出させたりすることが可能である。図5中、61は流路
幅調整弁6の基端に設けた回動軸、62は同流路幅調整
弁6の回動量を規制するストッパピンである。
【0059】また、レナード式マイナスイオン発生部1
と放電式マイナスイオン発生部2とを個別制御すること
もできる。
【0060】これも図示しない操作部により、使用者が
適宜操作できるようにするもので、例えばレナード式マ
イナスイオン発生部1をオンにして放電式マイナスイオ
ン発生部2をオフにしたり、あるいはその逆にしたりす
ることが可能である。すなわち、就寝時などには、放電
式マイナスイオン発生部2のみを作動させてレナード式
マイナスイオン発生部1をオフにすれば、微小水滴生成
部11による水切り音などから発生する騒音がないの
で、安眠しながらマイナスイオンによる効果を生起させ
ることができる。
【0061】もちろん、レナード式マイナスイオン発生
部1の微細水滴生成用モータ14や放電式マイナスイオ
ン発生部2の能力を自在に調整可能とすれば、流路幅調
整弁6の制御と合わせ、更にきめ細やかな制御が可能と
なる。
【0062】(第2実施例)図6に第2実施例に係るマ
イナスイオン発生装置Bの分解斜視図を示す。なお、第
1実施例と同一の構成要素については同一の符号を付
し、詳しい説明は省略する。
【0063】本実施例が第1実施例と異なるのは、レナ
ード式マイナスイオン発生部1と放電式マイナスイオン
発生部2とに、それぞれ個別のファンF1,F2を設け
た点にある。
【0064】本実施例おいては、図示するように、筐体
3の略中央に排水タンク5を配設するとともに、同排水
タンク5を挟んで対峙する位置にファンF1,F2を配
設している。そして、ファンF1とレナード式マイナス
イオン発生部1の遠心分離部13とを屈曲状ダクト3
6’を介して連通連結する一方、ファンF2と放電式マ
イナスイオン発生部2の筒部28とを直立状ダクト3
6’’を介して連通連結し、しかも、各ファンF1,F
2を個別に制御可能としている。
【0065】かかる構成とすることにより、前述したレ
ナード式マイナスイオン発生部1と放電式マイナスイオ
ン発生部2との個別制御をより効果的に行うことができ
る。
【0066】すなわち、それぞれ独立して配設したファ
ンF1,F2及びダクト36a,36bを設けるととも
に、かつ各ファンF1,F2の回転数についても個別制
御することで、レナード式マイナスイオン発生部1及び
放電式マイナスイオン発生部2からの各マイナスイオン
の放出量を、独立してきめ細かく調整することができる
のである。
【0067】つまり、前述したように一定の風量を、第
1の放出口41と第2の放出口42とに流路幅調整弁6
の回動量で配分するのではなく、各ファンF1,F2の
回転数を個別制御することで、いずれの放出口41,4
2からも最大風量あるいは最小風量を得ることができる
し、あるいは一方を完全にオフすることも可能となるの
である。
【0068】したがって、使用者は必要に応じてレナー
ド式マイナスイオン発生部1及び放電式マイナスイオン
発生部2とを最大限に利用できることになり、使い勝手
が著しく向上する。
【0069】また、図示するように、本実施例では、第
1の放出口41と第2の放出口42とが略対角線上に設
けられることになり、両放出口41,42から放出され
るマイナスイオン同士は全く干渉し合うことなく円滑に
放出されるので、レナード式マイナスイオン発生部1及
び放電式マイナスイオン発生部2の各利点を互いに打ち
消してしまうおそれもない。
【0070】
【発明の効果】(1)請求項1記載の本発明では、水滴
を分裂させてマイナスイオンを発生させる第1のマイナ
スイオン発生源と、放電によりマイナスイオンを発生さ
せる第2のマイナスイオン発生源とを、同一の筐体内に
組込んだことにより、第1のマイナスイオン発生源から
の大イオンであるマイナスイオンと、第2のマイナスイ
オン発生源からの小イオンであるマイナスイオンという
性状の異なる二種類のマイナスイオンを同時に発生させ
ることができ、人間の生活空間内に健康に良いとされる
マイナスイオンの効果を最大限に引き出すことが可能と
なる。
【0071】(2)請求項2記載の本発明では、第1の
マイナスイオン発生源と、第2のマイナスイオン発生源
とを個別に制御可能としたことにより、性状の異なるマ
イナスイオンを目的に応じて使い分けができ、使い勝手
を向上させることができる。
【0072】(3)請求項3記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン発生源からのマイナスイオンを放出
する第1のマイナスイオン放出口と、第2のマイナスイ
オン発生源からのマイナスイオンを放出する第2のマイ
ナスイオン放出口とを個別に設けたことにより、性状の
異なるマイナスイオン同士が互いに干渉することなく円
滑に放出される。
【0073】(4)請求項4記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン放出口と第2のマイナスイオン放出
口との開口向きを異ならせたことにより、性状の異なる
マイナスイオンを目的に応じた方向に放出可能となる。
【0074】(5)請求項5記載の本発明では、前記第
1のマイナスイオン放出口を略水平方向に開口する一
方、第2のマイナスイオン放出口を略垂直方向に開口し
たことにより、拡散力が大きな小イオンからなるマイナ
スイオンをプラスイオンが発生しやすい壁材に沿って広
く部屋中に拡散させてマイナスイオンによるドーム状の
バリヤを形成して室内環境を改善し、シックハウス症候
群などの発生防止に寄与させるとともに、寿命が長く、
人間にやさしく、かつ人体に取り込みやすい大イオンを
人体に向けて直接集中的に放出することで、マイナスイ
オンによる身体への健康促進効果を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るマイナスイオン発生装置の説
明図である。
【図2】同マイナスイオン発生装置の分解斜視図であ
る。
【図3】放電式マイナスイオン発生部の拡大説明図であ
る。
【図4】同マイナスイオン発生装置の使用例を示す説明
図である。
【図5】流路幅調整弁の説明図である。
【図6】第2実施例に係るマイナスイオン発生装置の分
解斜視図である。
【符号の説明】
A マイナスイオン発生装置 1 レナード式マイナスイオン発生部 2 放電式マイナスイオン発生部 3 筐体 11 微細水滴生成部 12 ファン部 13 遠心分離部 41 第1の放出口 42 第2の放出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時松 高英 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BC04 3L055 BB03 4C080 AA09 BB02 CC01 QQ11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水滴を分裂させてマイナスイオンを発生さ
    せる第1のマイナスイオン発生源と、放電によりマイナ
    スイオンを発生させる第2のマイナスイオン発生源と
    を、同一の筐体内に組込んだことを特徴とするマイナス
    イオン発生装置。
  2. 【請求項2】第1のマイナスイオン発生源と、第2のマ
    イナスイオン発生源とを個別に制御可能としたことを特
    徴とする請求項1記載のマイナスイオン発生装置。
  3. 【請求項3】第1のマイナスイオン発生源からのマイナ
    スイオンを放出する第1のマイナスイオン放出口と、第
    2のマイナスイオン発生源からのマイナスイオンを放出
    する第2のマイナスイオン放出口とを個別に設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のマイナスイオン発
    生装置。
  4. 【請求項4】第1のマイナスイオン放出口と第2のマイ
    ナスイオン放出口との開口向きを異ならせたことを特徴
    とする請求項3記載のマイナスイオン発生装置。
  5. 【請求項5】第1のマイナスイオン放出口を略水平方向
    に開口する一方、第2のマイナスイオン放出口を略垂直
    方向に開口したことを特徴とする請求項3又は4に記載
    のマイナスイオン発生装置。
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