JP2003287241A - 切換装置及び調湿システム - Google Patents

切換装置及び調湿システム

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JP2003287241A JP2002094280A JP2002094280A JP2003287241A JP 2003287241 A JP2003287241 A JP 2003287241A JP 2002094280 A JP2002094280 A JP 2002094280A JP 2002094280 A JP2002094280 A JP 2002094280A JP 2003287241 A JP2003287241 A JP 2003287241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調湿装置との組合せに適した切換装置を提供
し、切換装置の動作によって除湿運転と加湿運転の相互
の切り換えを可能とする。 【解決手段】 切換装置(200)では、直方体状のケー
シング(210)に円板状の切換部材(230)が収納され
る。ケーシング(210)の四つの側面には、それぞれに
流入口(221〜224)と流出口(225〜228)が一つずつ開
口する。ケーシング(210)内では、切換部材(230)が
90°だけ回転する。この切換部材(230)の回転によ
り、流入口(221〜224)と流出口(225〜228)の連通状
態が切り換わる。切換装置(200)の流入口(221〜22
4)や流出口(225〜228)は、調湿装置(150)の吸込口
(13,15)や吹出口(14,16)に接続される。そして、切
換部材(230)の位置を切り換えると、室外空気を減湿
して室内へ供給する除湿運転と、室外空気を加湿して室
内へ供給する加湿運転とが切り換わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気用の給排気ダ
クト等の途中に設けられて空気の流通経路を切り換える
切換装置、及びこの切換装置を備える調湿装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平9−329371号公
報に開示されているように、換気用の給気に温調や調湿
といった処理を施す調湿装置が知られている。この調湿
装置には、吸着剤を備えるデシカントロータと、冷凍サ
イクルを行う空調機とが設けられている。そして、この
調湿装置は、取り込んだ室外空気を減湿して室内へ供給
する運転を行う。
【0003】具体的に、この調湿装置において、取り込
まれた室外空気は、デシカントロータで減湿されてから
空調機の蒸発器で冷却され、その後に室内へ供給され
る。一方、取り込まれた室内空気は、空調機の凝縮器で
加熱されてからデシカントロータの再生に利用され、そ
の後に室外へ排出される。
【0004】このように、上述した従来の調湿装置で
は、四つの異なる空気が流入出する。つまり、この調湿
装置へは、排気される室内空気と、給気される室外空気
とが流入する。また、この調湿装置からは、減湿されて
湿度の低下した室外空気と、再生に利用されて湿度の上
昇した室内空気とが流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の調湿装
置では、室外空気を減湿して室内へ供給する除湿運転だ
けを行っているが、この調湿装置において空気の流通経
路を変更すれば、室外空気を加湿して室内へ供給する加
湿運転も可能である。つまり、取り込んだ室外空気を加
熱してからデシカントロータへ送り、この室外空気をデ
シカントロータから脱離した水蒸気で加湿してから室内
へ供給することも不可能ではない。
【0006】上記従来の調湿装置を用いて除湿運転と加
湿運転の両方を可能とするには、四つの異なる空気(即
ち、排気される室内空気、給気される室外空気、減湿さ
れた空気、及び加湿された空気)の流通経路を切り換え
ることが必要となる。そして、デシカントロータや空調
機を収納するケーシングの内部に、四つの異なる空気の
通路や、これら空気の流通経路を切り換えるためのダン
パ等をも収納することとすると、調湿装置が極めて大型
化するおそれがある。そして、調湿装置が大型化する
と、その設置場所等の制約が厳しくなり、調湿装置の使
い勝手が悪くなるといった問題がある。
【0007】また、調湿装置のユーザーは、その全員が
除湿運転と加湿運転の切り換えを臨んでいるとも限らな
い。このため、全ての調湿装置で除湿運転と加湿運転を
切り換え可能としてしまうと、何れか一方の運転だけを
必要とするユーザーには、不要な機能を持った調湿装置
の購入を強いる結果となってしまう。
【0008】このような背景から、調湿装置とは別体に
形成されて空気の流通経路の切り換えだけを行い、調湿
装置と組み合わされることで除湿運転と加湿運転の切り
換えを可能とする切換装置の出現が望まれていた。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、調湿装置と組み合わ
されて除加湿を切り換え可能とするのに適した切換装置
を提供し、併せて切換装置を用いた調湿システムを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、四つ
の異なる空気の流通経路を切り換えるための切換装置を
対象としている。そして、中空の箱状に形成されて空気
の流入口(221,…)と空気の流出口(225,…)とが四つ
ずつ開口するケーシング(210)と、第1状態と第2状
態を相互に切り換えるために上記ケーシング(210)内
を移動する切換部材(230,…)とを備え、上記第1状態
では、各流入口(221,…)が四つの流出口(225,…)の
うち何れか一つと個別に連通し、上記第2状態では、各
流入口(221,…)が上記第1状態とは異なる一つ流出口
(225,…)と個別に連通するものである。
【0011】請求項2の発明は、四つの異なる空気の流
通経路を切り換えるための切換装置を対象としている。
そして、中空の箱状に形成されて空気の流入口(221,
…)と空気の流出口(225,…)とが四つずつ開口するケ
ーシング(210)と、第1状態と第2状態を相互に切り
換えるために上記ケーシング(210)内を移動する切換
部材(230,…)とを備え、上記第1状態では、第1流入
口(221)が第1流出口(225)と、第2流入口(222)
が第2流出口(226)と、第3流入口(223)が第3流出
口(227)と、第4流入口(224)が第4流出口(228)
とそれぞれ連通し、上記第2状態では、第1流入口(22
1)が第3流出口(227)と、第2流入口(222)が第4
流出口(228)と、第3流入口(223)が第1流出口(22
5)と、第4流入口(224)が第2流出口(226)とそれ
ぞれ連通するものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
切換装置において、ケーシング(210)は、直方体状に
形成されると共に、その四つの側面だけに流入口(221,
…)又は流出口(225,…)が開口しているものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
切換装置において、ケーシング(210)は、直方体状に
形成されると共に、その四つの側面のそれぞれに流入口
(221,…)と流出口(225,…)が一つずつ開口している
ものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1又は2記載の
切換装置において、ケーシング(210)は、直方体状に
形成されると共に、その三つの側面だけに流入口(221,
…)又は流出口(225,…)が開口しているものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1又は2記載の
切換装置において、ケーシング(210)は、直方体状に
形成されると共に、その二つの側面だけに流入口(221,
…)又は流出口(225,…)が開口しているものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1又は2記載の
切換装置において、ケーシング(210)は、直方体状に
形成されると共に、その一つの側面だけに流入口(221,
…)又は流出口(225,…)が開口しているものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項2記載の切換装
置において、ケーシング(210)は、直方体状に形成さ
れ、切換部材(230)は、ケーシング(210)内に一つ設
置されて回転移動するように構成される一方、上記ケー
シング(210)の四つの側面のうち、第1の側面には第
1流入口(221)及び第4流出口(228)が、第2の側面
には第2流入口(222)及び第3流出口(227)が、第3
の側面には第3流入口(223)及び第2流出口(226)
が、第4の側面には第4流入口(224)及び第1流出口
(225)がそれぞれ開口し、上記切換部材(230)の回転
移動によって第1状態と第2状態とが相互に切り換えら
れるものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項2記載の切換装
置において、ケーシング(210)は、直方体状に形成さ
れ、切換部材(240,245)は、ケーシング(210)内に二
つ設置されると共に、それぞれが回転移動するように構
成される一方、上記ケーシング(210)の側面のうち互
いに対向する二つの側面には、その一方に第1流入口
(221)と第2流入口(222)と第3流出口(227)と第
4流出口(228)とが開口して、他方に第3流入口(22
3)と第4流入口(224)と第1流出口(225)と第2流
出口(226)とが開口し、第1流入口(221)が第1流出
口(225)と連通して第3流入口(223)が第3流出口
(227)と連通する状態と、第1流入口(221)が第3流
出口(227)と連通して第3流入口(223)が第1流出口
(225)と連通する状態とは、第1切換部材(240)の回
転移動によって切り換えられ、第2流入口(222)が第
2流出口(226)と連通して第4流入口(224)が第4流
出口(228)と連通する状態と、第2流入口(222)が第
4流出口(228)と連通して第4流入口(224)が第2流
出口(226)と連通する状態とは、第2切換部材(245)
の回転移動によって切り換えられるものである。
【0019】請求項10の発明は、請求項2記載の切換
装置において、ケーシング(210)の内部は、第1流出
口(225)が常に連通すると共に第1流入口(221)及び
第3流入口(223)が連通可能な第1空間(213)と、第
4流入口(224)が常に連通すると共に第2流出口(22
6)及び第4流出口(228)が連通可能な第2空間(21
4)とに区画され、切換部材(251,252)は、上記第1空
間(213)と第2空間(214)とに一つずつ設置されると
共に、それぞれが上記ケーシング(210)の内側面に沿
って移動するように構成され、第3流入口(223)が第
3流出口(227)と連通して第1流入口(221)が第1空
間(213)と連通する状態と、第1流入口(221)が第3
流出口(227)と連通して第3流入口(223)が第1空間
(213)と連通する状態とは、上記第1空間(213)の第
1切換部材(251)によって切り換えられ、第2流入口
(222)が第2流出口(226)と連通して第4流出口(22
8)が第2空間(214)と連通する状態と、第2流入口
(222)が第4流出口(228)と連通して第2流出口(22
6)が第2空間(214)と連通する状態とは、上記第2空
間(214)の第2切換部材(252)によって切り換えられ
るものである。
【0020】請求項11の発明は、請求項2,8,9又
は10記載の切換装置(200)と、吸着剤を空気と接触
させるための吸着素子(81,82)、及び空気を加熱する
ための加熱器(92)を有して、第1空気中の水分を上記
吸着素子(81,82)に吸着させる吸着動作、及び上記加
熱器(92)により加熱された第2空気で上記吸着素子
(81,82)を再生する再生動作を行う調湿装置(150)と
を備え、吸着動作により減湿された第1空気を室内へ供
給する除湿運転と、再生動作により加湿された第2空気
を室内へ供給する加湿運転とが切り換え可能な調湿シス
テムを対象としている。そして、上記調湿装置(150)
には、第1空気を吸い込むための第1吸込口(13)と、
吸着動作により減湿された第1空気を吹き出すための第
1吹出口(14)と、第2空気を吸い込むための第2吸込
口(15)と、再生動作により加湿された第2空気を吹き
出すための第2吹出口(16)とが設けられる一方、上記
切換装置(200)は、第1流入口(221)及び第4流出口
(228)が室外と、第3流入口(223)及び第2流出口
(226)が室内と、第1流出口(225)が上記調湿装置
(150)の第1吸込口(13)と、第2流入口(222)が上
記調湿装置(150)の第1吹出口(14)と、第3流出口
(227)が上記調湿装置(150)の第2吸込口(15)と、
第4流入口(224)が上記調湿装置(150)の第2吹出口
(16)とそれぞれ連通されているものである。
【0021】−作用− 請求項1,2の発明では、四つの空気の流入口(221,
…)と、四つの空気の流出口(225,…)とがケーシング
(210)に形成される。このケーシング(210)には、切
換部材(230,…)が収納される。そして、切換装置(20
0)は、この切換部材(230,…)がケーシング(210)内
を移動することにより、第1状態と第2状態とに切り換
わる。
【0022】請求項1の発明に係る切換装置(200)で
は、四つ設けられた流入口(221,…)のそれぞれが第1
状態と第2状態とで異なる流出口(225,…)と連通す
る。ただし、何れの流入口(221,…)も、同時に複数の
流出口(225,…)と連通することはない。
【0023】請求項2の発明に係る切換装置(200)で
は、四つ設けられた流入口(221,…)のそれぞれが第1
状態と第2状態とで異なる流出口(225,…)と連通す
る。具体的に、第1流入口(221)は、第1流出口(22
5)又は第3流出口(227)の何れかと連通する。第2流
入口(222)は、第2流出口(226)又は第4流出口(22
8)の何れかと連通する。第3流入口(223)は、第3流
出口(227)又は第1流出口(225)の何れかと連通す
る。第4流入口(224)は、第4流出口(228)又は第2
流出口(226)の何れかと連通する。
【0024】請求項3の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち四つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。従って、このケーシング(210)には、流入口(22
1,…)や流出口(225,…)の開口しない側面が二つ存在
している。
【0025】請求項4の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち四つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。また、この四つの側面のそれぞれには、流入口(22
1,…)と流出口(225,…)が一つずつ開口している。従
って、このケーシング(210)には、流入口(221,…)
や流出口(225,…)の開口しない側面が二つ存在してい
る。
【0026】請求項5の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち三つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。従って、このケーシング(210)には、流入口(22
1,…)や流出口(225,…)の開口しない側面が三つ存在
している。
【0027】請求項6の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち二つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。従って、このケーシング(210)には、流入口(22
1,…)や流出口(225,…)の開口しない側面が四つ存在
している。
【0028】請求項7の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち一つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。従って、このケーシング(210)には、流入口(22
1,…)や流出口(225,…)の開口しない側面が五つ存在
している。
【0029】請求項8の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち四つだけに
流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口してい
る。この四つの側面のそれぞれには、所定の流入口(22
1,…)と流出口(225,…)が一つずつ開口している。ま
た、ケーシング(210)の内部には、切換部材(230)が
一つだけ収納されている。この切換部材(230)は、回
転移動するように構成されている。そして、切換部材
(230)が回転移動することで、切換装置(200)の第1
状態と第2状態が相互に切り換わる。
【0030】請求項9の発明では、直方体状のケーシン
グ(210)において、その六つの側面のうち互いに対向
する二つの側面だけに流入口(221,…)又は流出口(22
5,…)が開口している。また、ケーシング(210)の内
部には、切換部材(240,245)が二つ収納されている。
第1切換部材(240)と第2切換部材(245)は、共にケ
ーシング(210)内で回転移動するように構成される。
【0031】本発明に係る切換装置(200)の第1状態
において、第1切換部材(240)は、第1流入口(221)
を第1流出口(225)と連通させると共に、第3流入口
(223)を第3流出口(227)と連通させる。また、この
第1状態において、第2切換部材(245)は、第2流入
口(222)を第2流出口(226)と連通させると共に、第
4流入口(224)を第4流出口(228)と連通させる。一
方、切換装置(200)の第2状態において、第1切換部
材(240)は、第1流入口(221)を第3流出口(227)
と連通させると共に、第3流入口(223)を第1流出口
(225)と連通させる。また、この第2状態において、
第2切換部材(245)は、第2流入口(222)を第4流出
口(228)と連通させると共に、第4流入口(224)を第
2流出口(226)と連通させる。
【0032】請求項10の発明では、中空に形成された
ケーシング(210)の内部が、第1空間(213)と第2空
間(214)に仕切られる。また、ケーシング(210)の内
部には、切換部材(251,252)が二つ収納されている。
この切換部材(251,252)は、第1空間(213)と第2空
間(214)とに一つずつ設置されている。第1空間(21
3)の第1切換部材(251)と、第2空間(214)の第2
切換部材(252)とは、共にケーシング(210)の内側面
に沿って移動するように構成されている。
【0033】本発明に係る切換装置(200)の第1状態
では、第1空間(213)を介して第1流入口(221)が第
1流出口(225)と連通し、第1切換部材(251)を介し
て第3流入口(223)が第3流出口(227)と連通する。
また、この第1状態では、第2切換部材(252)を介し
て第2流入口(222)が第2流出口(226)と連通し、第
2空間(214)を介して第4流入口(224)が第4流出口
(228)と連通する。
【0034】一方、本発明に係る切換装置(200)の第
2状態では、第1切換部材(251)を介して第1流入口
(221)が第3流出口(227)と連通し、第1空間(21
3)を介して第3流入口(223)が第1流出口(225)と
連通する。また、この第2状態では、第2切換部材(25
2)を介して第2流入口(222)が第4流出口(228)と
連通し、第2空間(214)を介して第4流入口(224)が
第2流出口(226)と連通する。
【0035】請求項11の発明では、切換装置(200)
と調湿装置(150)とを備える調湿システム(100)が構
成される。調湿装置(150)では、吸着動作と再生動作
とが行われる。吸着動作では、第1空気に含まれる水分
が吸着素子(81,82)に吸着され、第1空気が減湿され
る。一方、再生動作では、加熱された第2空気を送るこ
とによって吸着素子(81,82)から水分が脱離し、吸着
素子(81,82)が再生されると共に、吸着素子(81,82)
から脱離した水分によって第2空気が加湿される。
【0036】本発明に係る調湿システム(100)におい
て、切換装置(200)を第1状態とすれば、除湿運転が
可能である。具体的に、室外空気は、切換装置(200)
を第1流入口(221)から第1流出口(225)へ通り抜
け、調湿装置(150)の第1吸込口(13)へ第1空気と
して送られる。吸着動作により減湿された第1空気は、
第1吹出口(14)を通って調湿装置(150)から流出
し、切換装置(200)を第2流入口(222)から第2流出
口(226)へ通り抜けて室内へ送られる。室内空気は、
切換装置(200)を第3流入口(223)から第3流出口
(227)へ通り抜け、調湿装置(150)の第2吸込口(1
5)へ第2空気として送られる。再生動作により加湿さ
れた第2空気は、第2吹出口(16)を通って調湿装置
(150)から流出し、切換装置(200)を第4流入口(22
4)から第4流出口(228)へ通り抜けて室外へ送られ
る。
【0037】また、この調湿システム(100)におい
て、切換装置(200)を第2状態とすれば、加湿運転が
可能である。具体的に、室外空気は、切換装置(200)
を第1流入口(221)から第3流出口(227)へ通り抜
け、調湿装置(150)の第2吸込口(15)へ第2空気と
して送られる。再生動作により加湿された第2空気は、
第2吹出口(16)を通って調湿装置(150)から流出
し、切換装置(200)を第4流入口(224)から第2流出
口(226)へ通り抜けて室内へ送られる。室内空気は、
切換装置(200)を第3流入口(223)から第1流出口
(225)へ通り抜け、調湿装置(150)の第1吸込口(1
3)へ第1空気として送られる。吸着動作により減湿さ
れた第1空気は、第1吹出口(14)を通って調湿装置
(150)から流出し、切換装置(200)を第2流入口(22
2)から第4流出口(228)へ通り抜けて室外へ送られ
る。
【0038】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明において、
「上」 「下」 「左」 「右」 「前」 「後」 「手前」 「奥」 は、何れ
も参照する図面におけるものを意味している。
【0039】本実施形態1の調湿システム(100)は、
切換装置である切換ユニット(200)と、調湿装置であ
る調湿ユニット(150)とをダクトで接続することによ
って構成されている。そして、この調湿システム(10
0)は、除湿運転と加湿運転とを相互に切り換え可能に
構成されている。
【0040】−調湿ユニット− 本実施形態の調湿ユニット(150)について、図1〜図
5を参照しながら説明する。
【0041】《調湿ユニットの構成》図1,図4に示す
ように、上記調湿ユニット(150)は、やや扁平な直方
体状のケーシング(10)を備えている。このケーシング
(10)には、2つの吸着素子(81,82)と、1つの冷媒
回路とが収納されている。そして、この調湿ユニット
(150)は、いわゆるバッチ式の動作を行うように構成
されている。
【0042】図2に示すように、上記吸着素子(81,8
2)は、正方形状の平板部材(83)と波板部材(84)と
を交互に積層して構成されている。波板部材(84)は、
隣接する波板部材(84)の稜線方向が互いに90°ずれ
る姿勢で積層されている。そして、吸着素子(81,82)
は、直方体状あるいは四角柱状に形成されている。つま
り、各吸着素子(81,82)は、その端面が平板部材(8
3)と同様の正方形状に形成されている。
【0043】上記吸着素子(81,82)には、平板部材(8
3)及び波板部材(84)の積層方向において、調湿側通
路(85)と冷却側通路(86)とが平板部材(83)を挟ん
で交互に区画形成されている。吸着素子(81,82)の4
つの側面のうち、対向する一対の側面に調湿側通路(8
5)が開口し、これとは別の対向する一対の側面に冷却
側通路(86)が開口している。また、吸着素子(81,8
2)の端面には、調湿側通路(85)及び冷却側通路(8
6)の何れも開口していない。調湿側通路(85)に臨む
平板部材(83)の表面や、調湿側通路(85)に設けられ
た波板部材(84)の表面には、水蒸気を吸着するための
吸着剤が塗布されている。この種の吸着剤としては、例
えばシリカゲル、ゼオライト、イオン交換樹脂等が挙げ
られる。
【0044】上記冷媒回路は、圧縮機(91)と、凝縮器
である再生熱交換器(92)と、冷媒の膨張弁と、蒸発器
である冷却熱交換器(94)とを順に配管接続して形成さ
れた閉回路である。尚、冷媒回路の全体構成及び膨張弁
の図示は省略する。この冷媒回路は、充填された冷媒を
循環させて、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うように構
成されている。そして、凝縮器として機能する再生熱交
換器(92)は、空気を加熱するための加熱器を構成して
いる。
【0045】図1,図4に示すように、上記ケーシング
(10)において、最も手前側には第1パネル(11)が設
けられ、最も奥側には第2パネル(12)が設けられてい
る。第1パネル(11)には、その右上隅部に第1吸込口
(13)が形成され、その下部の左寄りに第2吹出口(1
6)が形成されている。一方、第2パネル(12)には、
その右下隅部に第1吹出口(14)が形成され、その左上
隅部に第2吸込口(15)が形成されている。
【0046】上記ケーシング(10)には、2つの仕切部
材(20,30)が収納されている。各仕切部材(20,30)
は、ケーシング(10)の長手方向(前後方向)に直交す
る断面とほぼ同じ形状の長方形板状に形成されている。
これら仕切部材(20,30)は、手前から奥に向かって順
に立設され、ケーシング(10)の内部空間を前後に仕切
っている。また、これら仕切部材(20,30)によって区
画されたケーシング(10)の内部空間は、それぞれが更
に上下に仕切られている。
【0047】第1パネル(11)と第1仕切部材(20)の
間には、上側の第1上部流路(51)と下側の第1下部流
路(52)とが区画形成されている。第1上部流路(51)
は、第1吸込口(13)に連通している。第1下部流路
(52)は、第2吹出口(16)に連通している。この第1
下部流路(52)における左端の手前側は、区画板(55)
によって仕切られて閉空間の機械室(56)を形成してい
る。この機械室(56)には、冷媒回路の圧縮機(91)が
設置されている。
【0048】第1仕切部材(20)と第2仕切部材(30)
の間には、2つの吸着素子(81,82)が左右に並んで設
置されている。具体的には、右寄りに第1吸着素子(8
1)が設けられ、左寄りに第2吸着素子(82)が設けら
れている。これら吸着素子(81,82)は、それぞれの長
手方向がケーシング(10)の長手方向と一致する姿勢
で、平行に配置されている。また、図3にも示すよう
に、これら吸着素子(81,82)は、その端面が正方形を
45°傾けた菱形をなす姿勢で設置されている。つま
り、各吸着素子(81,82)は、その端面における対角線
の一方が互いに一直線上に並ぶような姿勢で設置されて
いる。
【0049】更に、第1仕切部材(20)と第2仕切部材
(30)の間には、冷媒回路の再生熱交換器(92)と、切
換シャッタ(40)とが設置されている。再生熱交換器
(92)は、平板状に形成されている。再生熱交換器(9
2)の前後長は、吸着素子(81,82)の前後長と概ね等し
くなっている。この再生熱交換器(92)は、第1吸着素
子(81)と第2吸着素子(82)の間に概ね水平姿勢で設
置されている。また、再生熱交換器(92)は、各吸着素
子(81,82)における端面の中心を互いに結んだ直線上
に配置されている。そして、再生熱交換器(92)では、
上下方向に空気が貫流する。
【0050】切換シャッタ(40)は、シャッタ板(42)
と一対の側板(41)とを備え、第2切換機構を構成して
いる。各側板(41)は、何れも半円板状に形成されてい
る。各側板(41)の直径は、再生熱交換器(92)の左右
幅とほぼ同じとなっている。この側板(41)は、再生熱
交換器(92)における手前側と奥側の端面に沿って1つ
ずつ設けられている。一方、シャッタ板(42)は、一方
の側板(41)から他方の側板(41)に亘って延長され、
各側板(41)の周縁に沿って湾曲する曲面板状に形成さ
れている。このシャッタ板(42)は、その曲面の中心角
が90°となっており、再生熱交換器(92)の左右方向
の半分を覆っている。また、シャッタ板(42)は、側板
(41)の周縁に沿って移動するように構成されている。
そして、切換シャッタ(40)は、シャッタ板(42)が再
生熱交換器(92)の右半分を覆う状態(図3(a)を参
照)と、シャッタ板(42)が再生熱交換器(92)の左半
分を覆う状態(図3(b)を参照)とに切り換わる。
【0051】第1仕切部材(20)と第2仕切部材(30)
の間は、上下に区画されると同時に、上下の各空間が第
1,第2吸着素子(81,82)や切換シャッタ(40)によ
って左右に仕切られている。具体的に、第1吸着素子
(81)の右側には、上側の右上部流路(61)と下側の右
下部流路(62)とが区画形成されている。第1吸着素子
(81)と第2吸着素子(82)の間の上側では、切換シャ
ッタ(40)の右側の第1中央上部流路(63)と、切換シ
ャッタ(40)の左側の第2中央上部流路(64)とが区画
形成されている。第1吸着素子(81)と第2吸着素子
(82)の間の下側では、中央下部流路(65)が区画形成
されている。第2吸着素子(82)の左側には、上側の左
上部流路(66)と下側の左下部流路(67)とが区画形成
されている。
【0052】上述のように、各吸着素子(81,82)に
は、調湿側通路(85)及び冷却側通路(86)が形成され
ている。そして、第1吸着素子(81)は、その調湿側通
路(85)が第1中央上部流路(63)及び右下部流路(6
2)と連通し、その冷却側通路(86)が右上部流路(6
1)及び中央下部流路(65)と連通する姿勢で設置され
ている。一方、第2吸着素子(82)は、その調湿側通路
(85)が第2中央上部流路(64)及び左下部流路(67)
と連通し、その冷却側通路(86)が左上部流路(66)及
び中央下部流路(65)と連通する姿勢で設置されてい
る。
【0053】第2仕切部材(30)と第2パネル(12)の
間には、上側の第2上部流路(53)と下側の第2下部流
路(54)とが区画形成されている。第2上部流路(53)
は、第2吸込口(15)に連通している。この第2上部流
路(53)には、第2ファン(96)が設置されている。一
方、第2下部流路(54)は、第1吹出口(14)に連通し
ている。この第2下部流路(54)には、第1ファン(9
5)と冷却熱交換器(94)とが設置されている。
【0054】上記第1仕切部材(20)は、その上半分が
第1上部板(21)により構成され、その下半分が第1下
部板(24)により構成されている。第1上部板(21)と
第1下部板(24)には、それぞれ正方形状の開口が2つ
ずつ形成されている。
【0055】第1上部板(21)の開口(22,23)は、第
1上部板(21)を左右幅方向に4等分したと仮定した場
合において、第1上部板(21)の中央側に位置する2つ
の部分に形成されている。そして、これら2つの開口
(22,23)のうち、右側の開口が第1中央右上開口(2
2)を構成し、左側の開口が第1中央左上開口(23)を
構成している。
【0056】第1上部板(21)の各開口(22,23)は、
第1中央右上開口(22)が開放されて第1中央左上開口
(23)が閉鎖される状態と、第1中央右上開口(22)が
閉鎖されて第1中央左上開口(23)が開放される状態と
に切り換わる。第1中央右上開口(22)の開放状態で
は、この第1中央右上開口(22)によって第1上部流路
(51)と第1中央上部流路(63)とが連通される。第1
中央左上開口(23)の開放状態では、この第1中央左上
開口(23)によって第1上部流路(51)と第2中央上部
流路(64)とが連通される。
【0057】第1下部板(24)の開口(25,26)は、第
1下部板(24)を左右幅方向に4等分したと仮定した場
合において、第1下部板(24)の左右の端部に位置する
部分に1つずつ形成されている。そして、これら2つの
開口(25,26)のうち、右端側の開口が第1右下開口(2
5)を構成し、左端側の開口が第1左下開口(26)を構
成している。
【0058】第1下部板(24)の各開口(25,26)は、
第1右下開口(25)が開放されて第1左下開口(26)が
閉鎖される状態と、第1右下開口(25)が閉鎖されて第
1左下開口(26)が開放される状態とに切り換わる。第
1右下開口(25)の開放状態では、この第1右下開口
(25)によって右下部流路(62)と第1下部流路(52)
とが連通される。第1左下開口(26)の開放状態では、
この第1左下開口(26)によって左下部流路(67)と第
1下部流路(52)とが連通される。
【0059】上記第2仕切部材(30)は、その上半分が
第2上部板(31)により構成され、その下半分が第2下
部板(34)により構成されている。第2上部板(31)と
第2下部板(34)には、それぞれ正方形状の開口が2つ
ずつ形成されている。
【0060】第2上部板(31)の開口(32,33)は、第
2上部板(31)を左右幅方向に4等分したと仮定した場
合において、第2上部板(31)の左右の端部に位置する
部分に1つずつ形成されている。そして、これら2つの
開口(32,33)のうち、右側の開口が第2右上開口(3
2)を構成し、左側の開口が第2左上開口(33)を構成
している。
【0061】第2上部板(31)の各開口(32,33)は、
第2右上開口(32)が開放されて第2左上開口(33)が
閉鎖される状態と、第2右上開口(32)が閉鎖されて第
2左上開口(33)が開放される状態とに切り換わる。第
2右上開口(32)の開放状態では、この第2右上開口
(32)によって右上部流路(61)と第2上部流路(53)
とが連通される。第2左上開口(33)の開放状態では、
この第2左上開口(33)によって左上部流路(66)と第
2上部流路(53)とが連通される。
【0062】第2下部板(34)の開口(35,36)は、第
2下部板(34)を左右幅方向に4等分したと仮定した場
合において、第2下部板(34)の左右の端部に位置する
部分に1つずつ形成されている。そして、これら2つの
開口(35,36)のうち、右端側の開口が第2右下開口(3
5)を構成し、左端側の開口が第2左下開口(36)を構
成している。
【0063】第2下部板(34)の各開口(35,36)は、
第2右下開口(35)が開放されて第2左下開口(36)が
閉鎖される状態と、第2右下開口(35)が閉鎖されて第
2左下開口(36)が開放される状態とに切り換わる。第
2右下開口(35)の開放状態では、この第2右下開口
(35)によって第2下部流路(54)と右下部流路(62)
とが連通される。第2左下開口(36)の開放状態では、
この第2左下開口(36)によって第2下部流路(54)と
左下部流路(67)とが連通される。
【0064】《調湿ユニットの運転動作》上記調湿ユニ
ット(150)の運転動作について、図3〜図5を参照し
ながら説明する。尚、図3は、ケーシング(10)内にお
ける第1仕切部材(20)と第2仕切部材(30)の間の部
分を、模式的に図示したものである。
【0065】図4,図5に示すように、第1ファン(9
5)を駆動すると、第1空気が第1吸込口(13)を通っ
て第1上部流路(51)へ流入する。一方、第2ファン
(96)を駆動すると、第2空気が第2吸込口(15)を通
って第2上部流路(53)へ流入する。また、冷媒回路で
は、再生熱交換器(92)を凝縮器とし、冷却熱交換器
(94)を蒸発器として冷凍サイクルが行われる。そし
て、上記調湿ユニット(150)は、第1動作と第2動作
とを交互に繰り返して行う。
【0066】第1動作について、図3,図4を参照しな
がら説明する。この第1動作では、第1吸着素子(81)
についての吸着動作と、第2吸着素子(82)についての
再生動作とが同時に行われる。つまり、第1吸着素子
(81)で第1空気が減湿されると同時に、第2吸着素子
(82)が第2空気によって再生される。
【0067】第1上部板(21)では、第1中央右上開口
(22)が開放され、第1中央左上開口(23)が閉鎖され
ている。この状態で、第1上部流路(51)へ流入した第
1空気は、第1中央右上開口(22)を通って第1中央上
部流路(63)へ流入する。
【0068】第2上部板(31)では、第2右上開口(3
2)が開放され、第2左上開口(33)が閉鎖されてい
る。この状態で、第2上部流路(53)へ流入した第2空
気は、第2右上開口(32)を通って右上部流路(61)へ
流入する。
【0069】切換シャッタ(40)では、シャッタ板(4
2)が再生熱交換器(92)の右半分を覆う位置へ移動し
ている。この状態では、中央下部流路(65)と第2中央
上部流路(64)とが再生熱交換器(92)を介して連通す
る。
【0070】図3(a)にも示すように、第1中央上部流
路(63)の第1空気は、第1吸着素子(81)の調湿側通
路(85)へ流入する。この調湿側通路(85)を流れる間
に、第1空気に含まれる水蒸気が吸着剤に吸着される。
つまり、この調湿側通路(85)では、第1空気が減湿さ
れる。第1吸着素子(81)で減湿された第1空気は、右
下部流路(62)へ流入する。
【0071】一方、右上部流路(61)の第2空気は、第
1吸着素子(81)の冷却側通路(86)へ流入する。この
冷却側通路(86)を流れる間に、第2空気は、調湿側通
路(85)で水蒸気が吸着剤に吸着される際に生じた吸着
熱を吸熱する。吸着熱を奪った第2空気は、中央下部流
路(65)へ流入する。中央下部流路(65)の第2空気
は、再生熱交換器(92)を通過して第2中央上部流路
(64)へ流入する。その際、再生熱交換器(92)では、
第2空気が冷媒との熱交換を行って冷媒の凝縮熱を吸熱
する。
【0072】第1吸着素子(81)及び再生熱交換器(9
2)で加熱された第2空気は、第2吸着素子(82)の調
湿側通路(85)へ導入される。この調湿側通路(85)で
は、第2空気によって吸着剤が加熱され、吸着剤から水
蒸気が脱離する。そして、第2吸着素子(82)の再生が
行われると同時に、吸着剤から脱離した水蒸気によって
第2空気が加湿される。この調湿側通路(85)で加湿さ
れた第2空気は、その後に左下部流路(67)へ流入す
る。
【0073】第2下部板(34)では、第2右下開口(3
5)が開放され、第2左下開口(36)が閉鎖されてい
る。この状態で、右下部流路(62)の第1空気は、第2
右下開口(35)を通って第2下部流路(54)へ流入す
る。第2下部流路(54)を流れる間に、第1空気は冷却
熱交換器(94)を通過する。冷却熱交換器(94)におい
て、第1空気は、冷媒との熱交換を行い、冷媒に対して
放熱する。そして、減湿されて冷却された第1空気は、
第1吹出口(14)を通ってケーシング(10)から送り出
される。
【0074】第1下部板(24)では、第1左下開口(2
6)が開放され、第1右下開口(25)が閉鎖されてい
る。この状態で、左下部流路(67)へ流入した第2空気
は、第1左下開口(26)を通って第1下部流路(52)へ
流入する。そして、加熱されて加湿された第2空気は、
第2吹出口(16)を通ってケーシング(10)から送り出
される。
【0075】第2動作について、図5を参照しながら説
明する。この第2動作では、第1動作時とは逆に、第2
吸着素子(82)についての吸着動作と、第1吸着素子
(81)についての再生動作とが同時に行われる。つま
り、第2吸着素子(82)で第1空気が減湿されると同時
に、第1吸着素子(81)が第2空気によって再生され
る。
【0076】第1上部板(21)では、第1中央左上開口
(23)が開放され、第1中央右上開口(22)が閉鎖され
ている。この状態で、第1上部流路(51)へ流入した第
1空気は、第1中央左上開口(23)を通って第2中央上
部流路(64)へ流入する。
【0077】第2上部板(31)では、第2左上開口(3
3)が開放され、第2右上開口(32)が閉鎖されてい
る。この状態で、第2上部流路(53)へ流入した第2空
気は、第2左上開口(33)を通って左上部流路(66)へ
流入する。
【0078】切換シャッタ(40)では、シャッタ板(4
2)が再生熱交換器(92)の左半分を覆う位置へ移動し
ている。この状態では、中央下部流路(65)と第1中央
上部流路(63)とが再生熱交換器(92)を介して連通す
る。
【0079】図3(b)にも示すように、第2中央上部流
路(64)の第1空気は、第2吸着素子(82)の調湿側通
路(85)へ流入する。この調湿側通路(85)を流れる間
に、第1空気に含まれる水蒸気が吸着剤に吸着される。
つまり、この調湿側通路(85)では、第1空気が減湿さ
れる。第2吸着素子(82)で減湿された第1空気は、左
下部流路(67)へ流入する。
【0080】一方、左上部流路(66)の第2空気は、第
2吸着素子(82)の冷却側通路(86)へ流入する。この
冷却側通路(86)を流れる間に、第2空気は、調湿側通
路(85)で水蒸気が吸着剤に吸着される際に生じた吸着
熱を吸熱する。吸着熱を奪った第2空気は、中央下部流
路(65)へ流入する。中央下部流路(65)の第2空気
は、再生熱交換器(92)を通過して第1中央上部流路
(63)へ流入する。その際、再生熱交換器(92)では、
第2空気が冷媒との熱交換を行って冷媒の凝縮熱を吸熱
する。
【0081】第2吸着素子(82)及び再生熱交換器(9
2)で加熱された第2空気は、第1吸着素子(81)の調
湿側通路(85)へ導入される。この調湿側通路(85)で
は、第2空気によって吸着剤が加熱され、吸着剤から水
蒸気が脱離する。つまり、第1吸着素子(81)の再生が
行われると同時に、吸着剤から脱離した水蒸気によって
第2空気が加湿される。この調湿側通路(85)で加湿さ
れた第2空気は、その後に右下部流路(62)へ流入す
る。
【0082】第2下部板(34)では、第2左下開口(3
6)が開放され、第2右下開口(35)が閉鎖されてい
る。この状態で、左下部流路(67)の第1空気は、第2
左下開口(36)を通って第2下部流路(54)へ流入す
る。第2下部流路(54)を流れる間に、第1空気は冷却
熱交換器(94)を通過する。冷却熱交換器(94)におい
て、第1空気は、冷媒との熱交換を行い、冷媒に対して
放熱する。そして、減湿されて冷却された第1空気は、
第1吹出口(14)を通ってケーシング(10)から送り出
される。
【0083】第1下部板(24)では、第1右下開口(2
5)が開放され、第1左下開口(26)が閉鎖されてい
る。この状態で、右下部流路(62)へ流入した第2空気
は、第1右下開口(25)を通って第1下部流路(52)へ
流入する。そして、加熱されて加湿された第2空気は、
第2吹出口(16)を通ってケーシング(10)から送り出
される。
【0084】−調湿システム及び切換ユニット− 本実施形態の調湿システム(100)及び切換ユニット(2
00)について、図6,図7を参照しながら説明する。
【0085】《調湿システム及び切換ユニットの構成》
図7に示すように、切換ユニット(200)は、中空で箱
状のケーシング(210)を備えている。このケーシング
(210)は、その上面及び下面が正方形となる扁平な直
方体状に形成されている。このケーシング(210)にお
いて、その四つの側面には、それぞれ流入口と流出口が
一つずつ形成されている。
【0086】同図において、ケーシング(210)の奥側
の側面では、右寄りの位置に第1流入口(221)が開口
し、左寄りの位置に第4流出口(228)が開口してい
る。また、ケーシング(210)の左側の側面では、奥側
の位置に第2流入口(222)が開口し、手前側の位置に
第3流出口(227)が開口している。また、ケーシング
(210)の手前側の側面では、左寄りの位置に第3流入
口(223)が開口し、右寄りの位置に第2流出口(226)
が開口している。また、ケーシング(210)の右側の側
面では、手前側の位置に第4流入口(224)が開口し、
奥側の位置に第1流出口(225)が開口している。
【0087】図6に示すように、箱状のケーシング(21
0)には、一つの切換部材(230)が収納されている。こ
の切換部材(230)は、円板状に形成されている。切換
部材(230)の直径は、ケーシング(210)の上面又は下
面の一辺の長さと概ね等しくなっている。また、切換部
材(230)の厚みは、ケーシング(210)の高さと概ね等
しくなっている。
【0088】切換部材(230)には、第1内側通路(23
1)と、第2内側通路(232)と、第1外側通路(233)
と、第2外側通路(234)とが形成されている。第1内
側通路(231)と第2内側通路(232)の間の仕切り(23
5)は、切換部材(230)の直径に沿って形成されてい
る。そして、第1内側通路(231)及び第2内側通路(2
32)は、円板状の切換部材(230)をその直径方向へ横
断するように形成され、それぞれの両端が切換部材(23
0)の周側面に開口している。第1外側通路(233)は、
切換部材(230)の半径方向における第1内側通路(23
1)の外側に形成され、切換部材(230)の周側面に開口
している。第2外側通路(234)は、切換部材(230)の
半径方向における第2内側通路(232)の外側に形成さ
れ、切換部材(230)の周側面に開口している。つま
り、この切換部材(230)において、第1内側通路(23
1)及び第1外側通路(233)と第2内側通路(232)及
び第2外側通路(234)とは、仕切り(235)を挟んで対
称に配置されている。
【0089】この切換部材(230)は、その中心軸がケ
ーシング(210)の中心軸と一致する状態で設置されて
いる。また、切換部材(230)は、その中心軸周りに9
0°だけ回転移動するように構成されている。そして、
切換部材(230)が回転することによって、切換ユニッ
ト(200)は、切換部材(230)の直径に沿って延びる仕
切り(235)がケーシング(210)の上面や下面の一方の
対角線に沿う第1状態と、その仕切り(235)がケーシ
ング(210)の上面や下面の他方の対角線に沿う第2状
態とに切り換わる。
【0090】図6(a)に示すように、切換ユニット(20
0)の第1状態では、第1外側通路(233)を介して第1
流入口(221)と第1流出口(225)が、第2内側通路
(232)を介して第2流入口(222)と第2流出口(22
6)が、第2外側通路(234)を介して第3流入口(22
3)と第3流出口(227)が、第1内側通路(231)を介
して第4流入口(224)と第4流出口(228)がそれぞれ
互いに連通する。
【0091】一方、図6(b)に示すように、切換ユニッ
ト(200)の第2状態では、第2内側通路(232)を介し
て第1流入口(221)と第3流出口(227)が、第2外側
通路(234)を介して第2流入口(222)と第4流出口
(228)が、第1内側通路(231)を介して第3流入口
(223)と第1流出口(225)が、第1外側通路(233)
を介して第4流入口(224)と第2流出口(226)がそれ
ぞれ互いに連通する。
【0092】上述のように、本実施形態の調湿システム
(100)では、切換ユニット(200)と調湿ユニット(15
0)が互いにダクトを介して接続されている。具体的
に、切換ユニット(200)の第1流出口(225)は、調湿
ユニット(150)の第1吸込口(13)に接続されてい
る。切換ユニット(200)の第2流入口(222)は、調湿
ユニット(150)の第1吹出口(14)に接続されてい
る。切換ユニット(200)の第3流出口(227)は、調湿
ユニット(150)の第2吸込口(15)に接続されてい
る。切換ユニット(200)の第4流入口(224)は、調湿
ユニット(150)の第2吹出口(16)に接続されてい
る。また、この切換ユニット(200)は、第1流入口(2
21)及び第4流出口(228)がダクトを介して室外と連
通し、第3流入口(223)及び第2流出口(226)がダク
トを介して室内と連通している。
【0093】《除湿運転》調湿システム(100)の除湿
運転について、図6(a)を参照しながら説明する。この
除湿運転時には、切換ユニット(200)が第1状態に設
定される。
【0094】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、切換部材(230)の第1外側通路(233)を流
れ、第1流出口(225)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。その後、この室外空気は、調湿ユニッ
ト(150)の第1吸込口(13)へ送られる。
【0095】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室外空気を第1空気として取り込
み、この第1空気を吸着素子(81,82)で減湿する。減
湿後の第1空気は、第1吹出口(14)を通って調湿ユニ
ット(150)から流出し、切換ユニット(200)の第2流
入口(222)へ送り込まれる。この第2流入口(222)へ
流入した第1空気は、切換部材(230)の第2内側通路
(232)を流れ、第2流出口(226)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。そして、この第2流出口
(226)を通過した減湿後の第1空気が、室内へ供給さ
れる。
【0096】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、切換部材(230)の第2外側通路
(234)を流れ、第3流出口(227)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。その後、この室内空気
は、調湿ユニット(150)の第2吸込口(15)へ送られ
る。
【0097】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室内空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その後、第2空気は、第2吹出口(16)を通って調
湿ユニット(150)から流出し、切換ユニット(200)の
第4流入口(224)へ送り込まれる。この第4流入口(2
24)へ流入した第2空気は、切換部材(230)の第1内
側通路(231)を流れ、第4流出口(228)を通って切換
ユニット(200)から送り出される。そして、この第4
流出口(228)を通過した第2空気が、室外へ排出され
る。
【0098】《加湿運転》調湿システム(100)の加湿
運転について、図6(b)を参照しながら説明する。この
加湿運転時には、切換ユニット(200)が第2状態に設
定される。
【0099】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、切換部材(230)の第2内側通路(232)を流
れ、第3流出口(227)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。その後、この室外空気は、調湿ユニッ
ト(150)の第2吸込口(15)へ送られる。
【0100】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室外空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その際、第2空気は、吸着素子(81,82)から脱離
した水蒸気によって加湿される。加湿後の第2空気は、
第2吹出口(16)を通って調湿ユニット(150)から流
出し、切換ユニット(200)の第4流入口(224)へ送り
込まれる。この第4流入口(224)へ流入した第2空気
は、切換部材(230)の第1外側通路(233)を流れ、第
2流出口(226)を通って切換ユニット(200)から送り
出される。そして、この第2流出口(226)を通過した
加湿後の第2空気が、室内へ供給される。
【0101】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、切換部材(230)の第1内側通路
(231)を流れ、第1流出口(225)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。その後、この室内空気
は、調湿ユニット(150)の第1吸込口(13)へ送られ
る。
【0102】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室内空気を第1空気として取り込
み、この第1空気に含まれる水分を吸着素子(81,82)
に吸着させる。水分を奪われた第1空気は、第1吹出口
(14)を通って調湿ユニット(150)から流出し、切換
ユニット(200)の第2流入口(222)へ送り込まれる。
この第2流入口(222)へ流入した第1空気は、切換部
材(230)の第2外側通路(234)を流れ、第4流出口
(228)を通って切換ユニット(200)から送り出され
る。そして、この第4流出口(228)を通過した第1空
気が、室外へ排出される。
【0103】−実施形態1の効果− 本実施形態の切換ユニット(200)によれば、四つの異
なる空気の流通経路を、それぞれ二通りに切り換えるこ
とができる。このため、空気の取込先や供給先を切り換
えるための機構が設けられない調湿ユニット(150)を
用いる場合であっても、この調湿ユニット(150)に切
換ユニット(200)を組み合わせることで、除湿運転と
加湿運転を切り換えて行うことが可能となる。つまり、
調湿ユニット(150)の構成を簡素に維持しながら、除
湿運転と加湿運転の両方が必要な場合にだけ調湿ユニッ
ト(150)に切換ユニット(200)を組合せ、除加湿の切
り換えを可能とすることができる。従って、本実施形態
によれば、調湿ユニット(150)と組み合わされる切換
ユニット(200)を提供することで、調湿ユニット(15
0)の使い勝手を向上させることができる。
【0104】また、本実施形態の切換ユニット(200)
では、切換部材(230)を一つだけ用いて第1状態と第
2状態の切り換えを行っている。従って、本実施形態に
よれば、切換ユニット(200)を最も少数の部材で構成
することができ、切換ユニット(200)の簡素化や小型
化を図ることができる。
【0105】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、上記実
施形態1の調湿システム(100)において、切換ユニッ
ト(200)の構成を変更したものである。ここでは、本
実施形態の切換ユニット(200)について、図8,図9
を参照しながら説明する。
【0106】図9に示すように、切換ユニット(200)
は、中空で箱状のケーシング(210)を備えている。こ
のケーシング(210)は、扁平な直方体状に形成されて
いる。ケーシング(210)の内部は、その長手方向の中
央で二つの空間に仕切られている。同図に示すケーシン
グ(210)の内部において、奥側の空間が第1内部空間
(211)を構成し、手前側の空間が第2内部空間(212)
を構成している。また、このケーシング(210)におい
て、それぞれ四つの流入口(221,…)と流出口(225,
…)は、その左右の側面に形成されている。
【0107】同図において、ケーシング(210)の左側
面では、手前から奥へ向かって順に、第2流入口(22
2)と第4流出口(228)と第3流出口(227)と第1流
入口(221)とが開口している。一方、ケーシング(21
0)の右側面では、手前から奥へ向かって順に、第2流
出口(226)と第4流入口(224)と第3流入口(223)
と第1流出口(225)とが開口している。また、第1内
部空間(211)と第2内部空間(212)の間の仕切りは、
ケーシング(210)の長手方向における第4流入口(22
4)と第3流入口(223)の間から第4流出口(228)と
第3流出口(227)の間に亘って設けられている。
【0108】図8に示すように、本実施形態のケーシン
グ(210)には、二つの切換部材(240,245)が収納され
ている。具体的に、ケーシング(210)内の第1内部空
間(211)には、第1切換部材(240)が収納されてい
る。また、ケーシング(210)内の第2内部空間(212)
には、第2切換部材(245)が収納されている。各切換
部材(240,245)は、それぞれが円板状に形成されてい
る。各切換部材(240,245)の直径は、ケーシング(21
0)の左右幅の長さと概ね等しくなっている。また、各
切換部材(240,245)の厚みは、ケーシング(210)の高
さと概ね等しくなっている。
【0109】各切換部材(240,245)には、第1通路(2
41,246)と第2通路(242,247)とが形成されている。
各切換部材(240,245)において、第1通路(241,246)
と第2通路(242,247)の間の仕切り(243,248)は、切
換部材(240,245)の直径に沿って形成されている。そ
して、第1通路(241,246)及び第2通路(242,247)
は、円板状の切換部材(240,245)をその直径方向へ横
断するように形成され、それぞれの両端が切換部材(24
0,245)の周側面に開口している。つまり、各切換部材
(240,245)において、第1通路(241,246)と第2通路
(242,247)とは、仕切り(243,248)を挟んで対称に配
置されている。
【0110】各切換部材(240,245)は、それぞれ中心
軸がケーシング(210)の高さ方向と一致する状態で設
置されている。また、各切換部材(240,245)は、それ
ぞれが中心軸周りに90°だけ回転移動するように構成
されている。そして、切換ユニット(200)は、各切換
部材(240,245)が回転することによって、第1状態と
第2状態とに切り換わる。
【0111】図8(a)に示すように、切換ユニット(20
0)の第1状態では、第1切換部材(240)の第1通路
(241)を介して第1流入口(221)と第1流出口(22
5)が、第1切換部材(240)の第2通路(242)を介し
て第3流入口(223)と第3流出口(227)が、第2切換
部材(245)の第1通路(246)を介して第4流入口(22
4)と第4流出口(228)が、第2切換部材(245)の第
2通路(247)を介して第2流入口(222)と第2流出口
(226)がそれぞれ互いに連通する。
【0112】一方、図8(b)に示すように、切換ユニッ
ト(200)の第2状態では、第1切換部材(240)の第1
通路(241)を介して第3流入口(223)と第1流出口
(225)が、第1切換部材(240)の第2通路(242)を
介して第1流入口(221)と第3流出口(227)が、第2
切換部材(245)の第1通路(246)を介して第4流入口
(224)と第2流出口(226)が、第2切換部材(245)
の第2通路(247)を介して第2流入口(222)と第4流
出口(228)がそれぞれ互いに連通する。
【0113】上述のように、本実施形態の切換ユニット
(200)では、ケーシング(210)における二つの側面だ
けに流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口して
いる。従って、この切換ユニット(200)を据え付ける
際には、流入口(221,…)や流出口(225,…)の開口し
ないケーシング(210)の側面が壁などに近接した状態
で切換ユニット(200)を設置しても差し支えない。こ
のため、本実施形態によれば、切換ユニット(200)を
据え付ける際の制約を小さくでき、切換ユニット(20
0)の使い勝手を向上させることができる。
【0114】《除湿運転》調湿システム(100)の除湿
運転について、図8(a)を参照しながら説明する。この
除湿運転時には、切換ユニット(200)が第1状態に設
定される。
【0115】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、第1切換部材(240)の第1通路(241)を流
れ、第1流出口(225)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。その後、この室外空気は、調湿ユニッ
ト(150)の第1吸込口(13)へ送られる。
【0116】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室外空気を第1空気として取り込
み、この第1空気を吸着素子(81,82)で減湿する。減
湿後の第1空気は、第1吹出口(14)を通って調湿ユニ
ット(150)から流出し、切換ユニット(200)の第2流
入口(222)へ送り込まれる。この第2流入口(222)へ
流入した第1空気は、第2切換部材(245)の第2通路
(247)を流れ、第2流出口(226)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。そして、この第2流出口
(226)を通過した減湿後の第1空気が、室内へ供給さ
れる。
【0117】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、第1切換部材(240)の第2通路
(242)を流れ、第3流出口(227)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。その後、この室内空気
は、調湿ユニット(150)の第2吸込口(15)へ送られ
る。
【0118】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室内空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その後、第2空気は、第2吹出口(16)を通って調
湿ユニット(150)から流出し、切換ユニット(200)の
第4流入口(224)へ送り込まれる。この第4流入口(2
24)へ流入した第2空気は、第2切換部材(245)の第
1通路(246)を流れ、第4流出口(228)を通って切換
ユニット(200)から送り出される。そして、この第4
流出口(228)を通過した第2空気が、室外へ排出され
る。
【0119】《加湿運転》調湿システム(100)の加湿
運転について、図8(b)を参照しながら説明する。この
加湿運転時には、切換ユニット(200)が第2状態に設
定される。
【0120】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、第1切換部材(240)の第2通路(242)を流
れ、第3流出口(227)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。その後、この室外空気は、調湿ユニッ
ト(150)の第2吸込口(15)へ送られる。
【0121】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室外空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その際、第2空気は、吸着素子(81,82)から脱離
した水蒸気によって加湿される。加湿後の第2空気は、
第2吹出口(16)を通って調湿ユニット(150)から流
出し、切換ユニット(200)の第4流入口(224)へ送り
込まれる。この第4流入口(224)へ流入した第2空気
は、第2切換部材(245)の第1通路(246)を流れ、第
2流出口(226)を通って切換ユニット(200)から送り
出される。そして、この第2流出口(226)を通過した
加湿後の第2空気が、室内へ供給される。
【0122】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、第1切換部材(240)の第1通路
(241)を流れ、第1流出口(225)を通って切換ユニッ
ト(200)から送り出される。その後、この室内空気
は、調湿ユニット(150)の第1吸込口(13)へ送られ
る。
【0123】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室内空気を第1空気として取り込
み、この第1空気に含まれる水分を吸着素子(81,82)
に吸着させる。水分を奪われた第1空気は、第1吹出口
(14)を通って調湿ユニット(150)から流出し、切換
ユニット(200)の第2流入口(222)へ送り込まれる。
この第2流入口(222)へ流入した第1空気は、第2切
換部材(245)の第2通路(247)を流れ、第4流出口
(228)を通って切換ユニット(200)から送り出され
る。そして、この第4流出口(228)を通過した第1空
気が、室外へ排出される。
【0124】−実施形態2の変形例− 本実施形態の切換ユニット(200)では、扁平なケーシ
ング(210)の内部を奥側の第1内部空間(211)と手前
側の第2内部空間(212)とに仕切る構成を採っている
が(図9参照)、これに代えて、次のような構成を採っ
てもよい。
【0125】つまり、図10に示すように、ケーシング
(210)を各辺の長さが等しい直方体状(即ち立方体
状)に形成し、そのケーシング(210)の内部を上下に
仕切る構成としてもよい。本変形例において、ケーシン
グ(210)内の上部の空間が第1内部空間(211)を構成
し、その下部の空間が第2内部空間(212)を構成す
る。
【0126】ケーシング(210)の左側面において、そ
の上部では手前から奥へ向かって第3流出口(227)と
第1流入口(221)とが順に開口し、その下部では手前
から奥へ向かって第2流入口(222)と第4流出口(22
8)とが順に開口している。ケーシング(210)の右側面
において、その上部では手前から奥へ向かって第3流入
口(223)と第1流出口(225)とが順に開口し、その下
部では手前から奥へ向かって第2流出口(226)と第4
流入口(224)とが順に開口している。また、同図には
示さないが、第1内部空間(211)には第1切換部材(2
40)が収納され、第2内部空間(212)には第2切換部
材(245)が収納される。
【0127】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、上記実
施形態1の調湿システム(100)において、切換ユニッ
ト(200)の構成を変更したものである。ここでは、本
実施形態の切換ユニット(200)について、図11,図
12を参照しながら説明する。
【0128】図12に示すように、切換ユニット(20
0)は、中空で箱状のケーシング(210)を備えている。
このケーシング(210)は、扁平な直方体状に形成され
ている。ケーシング(210)の内部には、ケーシング(2
10)の長手方向に対して斜めに延びる仕切板(215)が
設けられている。ケーシングの内部は、この仕切板(21
5)によって二つの空間に区画されている。同図に示す
ケーシング(210)の内部において、左奥側の空間が第
1空間(213)を構成し、右手前側の空間が第2空間(2
14)を構成している。
【0129】このケーシング(210)において、それぞ
れ四つの流入口(221,…)と流出口(225,…)は、その
左右の側面に形成されている。図12において、ケーシ
ング(210)の左側面では、手前から奥へ向かって順
に、第4流入口(224)と第3流入口(223)と第3流出
口(227)と第1流入口(221)とが開口している。一
方、ケーシング(210)の右側面では、手前から奥へ向
かって順に、第2流出口(226)と第2流入口(222)と
第4流出口(228)と第1流出口(225)とが開口してい
る。
【0130】第1流入口(221)、第3流入口(223)、
第1流出口(225)、及び第3流出口(227)は、ケーシ
ング(210)の側面のうち第1空間(213)に対応する位
置に開口している。このうち、第1流入口(221)と第
3流出口(227)と第3流入口(223)とは、互いに等間
隔に形成されている。一方、第2流入口(222)、第4
流入口(224)、第2流出口(226)、及び第4流出口
(228)は、ケーシング(210)の側面のうち第2空間
(214)に対応する位置に開口している。このうち、第
2流出口(226)と第2流入口(222)と第4流出口(22
8)とは、互いに等間隔に形成されている。
【0131】図11に示すように、本実施形態のケーシ
ング(210)には、二つの切換部材が収納されている。
具体的に、ケーシング(210)内の第1空間(213)に
は、第1切換部材(251)が収納されている。また、ケ
ーシング(210)内の第2空間(214)には、第2切換部
材(252)が収納されている。各切換部材(251,252)
は、それぞれが半円弧形あるいはU字形の管状に形成さ
れている。
【0132】第1空間(213)の第1切換部材(251)
は、その開口部がケーシング(210)の左側面を向く姿
勢で配置され、その左側面に沿って同図の上下にスライ
ドするように構成されている。一方、第2空間(214)
の第2切換部材(252)は、その開口部がケーシング(2
10)の右側面を向く姿勢で配置され、その右側面に沿っ
て同図の上下にスライドするように構成されている。
【0133】本実施形態の切換ユニット(200)におい
て、第1流出口(225)は、常に第1空間(213)と連通
している。また、第1切換部材(251)が移動すること
により、第1流入口(221)と第3流入口(223)は、一
方が第1空間(213)に連通して他方が第3流出口(22
7)に連通する状態と、一方が第3流出口(227)に連通
して他方が第1空間(213)に連通する状態とに切り換
わる。
【0134】更に、この切換ユニット(200)におい
て、第4流入口(224)は、常に第2空間(214)と連通
している。また、第2切換部材(252)が移動すること
により、第2流出口(226)と第4流出口(228)は、一
方が第2空間(214)に連通して他方が第2流入口(22
2)に連通する状態と、一方が第2流入口(222)に連通
して他方が第2空間(214)に連通する状態とに切り換
わる。そして、切換ユニット(200)は、第1及び第2
切換部材(251,252)が移動することによって、第1状
態と第2状態とに切り換わる。
【0135】図11(a)に示すように、切換ユニット
(200)の第1状態では、第1空間(213)を介して第1
流入口(221)と第1流出口(225)が、第1切換部材
(251)を介して第3流入口(223)と第3流出口(22
7)が、第2空間(214)を介して第4流入口(224)と
第4流出口(228)が、第2切換部材(252)を介して第
2流入口(222)と第2流出口(226)がそれぞれ互いに
連通する。
【0136】一方、図11(b)に示すように、切換ユニ
ット(200)の第2状態では、第1空間(213)を介して
第3流入口(223)と第1流出口(225)が、第1切換部
材(251)を介して第1流入口(221)と第3流出口(22
7)が、第2空間(214)を介して第4流入口(224)と
第2流出口(226)が、第2切換部材(252)を介して第
2流入口(222)と第4流出口(228)がそれぞれ互いに
連通する。
【0137】上述のように、本実施形態の切換ユニット
(200)では、ケーシング(210)における二つの側面だ
けに流入口(221,…)又は流出口(225,…)が開口して
いる。従って、この切換ユニット(200)を据え付ける
際には、流入口(221,…)や流出口(225,…)の開口し
ないケーシング(210)の側面が壁などに近接した状態
で切換ユニット(200)を設置しても差し支えない。こ
のため、本実施形態によれば、切換ユニット(200)を
据え付ける際の制約を小さくでき、切換ユニット(20
0)の使い勝手を向上させることができる。
【0138】《除湿運転》調湿システム(100)の除湿
運転について、図11(a)を参照しながら説明する。こ
の除湿運転時には、切換ユニット(200)が第1状態に
設定される。
【0139】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、第1空間(213)内を流れ、第1流出口(22
5)を通って切換ユニット(200)から送り出される。そ
の後、この室外空気は、調湿ユニット(150)の第1吸
込口(13)へ送られる。
【0140】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室外空気を第1空気として取り込
み、この第1空気を吸着素子(81,82)で減湿する。減
湿後の第1空気は、第1吹出口(14)を通って調湿ユニ
ット(150)から流出し、切換ユニット(200)の第2流
入口(222)へ送り込まれる。この第2流入口(222)へ
流入した第1空気は、第2切換部材(252)の内部を流
れ、第2流出口(226)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。そして、この第2流出口(226)を通
過した減湿後の第1空気が、室内へ供給される。
【0141】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、第1切換部材(251)の内部を流
れ、第3流出口(227)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。その後、この室内空気は、調湿ユニッ
ト(150)の第2吸込口(15)へ送られる。
【0142】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室内空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その後、第2空気は、第2吹出口(16)を通って調
湿ユニット(150)から流出し、切換ユニット(200)の
第4流入口(224)へ送り込まれる。この第4流入口(2
24)へ流入した第2空気は、第2空間(214)内を流
れ、第4流出口(228)を通って切換ユニット(200)か
ら送り出される。そして、この第4流出口(228)を通
過した第2空気が、室外へ排出される。
【0143】《加湿運転》調湿システム(100)の加湿
運転について、図11(b)を参照しながら説明する。こ
の加湿運転時には、切換ユニット(200)が第2状態に
設定される。
【0144】切換ユニット(200)の第1流入口(221)
へは、換気用の給気として室外空気が流入する。この室
外空気は、第1切換部材(251)の内部を流れ、第3流
出口(227)を通って切換ユニット(200)から送り出さ
れる。その後、この室外空気は、調湿ユニット(150)
の第2吸込口(15)へ送られる。
【0145】調湿ユニット(150)は、第2吸込口(1
5)へ送り込まれた室外空気を第2空気として取り込
み、この第2空気を用いて吸着素子(81,82)を再生す
る。その際、第2空気は、吸着素子(81,82)から脱離
した水蒸気によって加湿される。加湿後の第2空気は、
第2吹出口(16)を通って調湿ユニット(150)から流
出し、切換ユニット(200)の第4流入口(224)へ送り
込まれる。この第4流入口(224)へ流入した第2空気
は、第2空間(214)内を流れ、第2流出口(226)を通
って切換ユニット(200)から送り出される。そして、
この第2流出口(226)を通過した加湿後の第2空気
が、室内へ供給される。
【0146】一方、切換ユニット(200)の第3流入口
(223)へは、換気用の排気として室内空気が流入す
る。この室内空気は、第1空間(213)内を流れ、第1
流出口(225)を通って切換ユニット(200)から送り出
される。その後、この室内空気は、調湿ユニット(15
0)の第1吸込口(13)へ送られる。
【0147】調湿ユニット(150)は、第1吸込口(1
3)へ送り込まれた室内空気を第1空気として取り込
み、この第1空気に含まれる水分を吸着素子(81,82)
に吸着させる。水分を奪われた第1空気は、第1吹出口
(14)を通って調湿ユニット(150)から流出し、切換
ユニット(200)の第2流入口(222)へ送り込まれる。
この第2流入口(222)へ流入した第1空気は、第2切
換部材(252)の内部を流れ、第4流出口(228)を通っ
て切換ユニット(200)から送り出される。そして、こ
の第4流出口(228)を通過した第1空気が、室外へ排
出される。
【0148】−実施形態3の変形例1− 本実施形態の切換ユニット(200)では、ケーシング(2
10)における左右の側面に流入口(221,…)や流出口
(225,…)を形成する構成を採っているが、これに代え
て、次のような構成を採ってもよい。
【0149】つまり、図13,図14に示すように、第
1流出口(225)をケーシング(210)の奥側の側面に形
成し、第4流入口(224)をケーシング(210)の手前側
の側面に形成してもよい。本変形例においても、第1流
出口(225)は常に第1空間(213)と連通しており、第
4流入口(224)は常に第2空間(214)と連通してい
る。このように、本変形例の切換ユニット(200)で
は、ケーシング(210)の四つの側面に流入口(221,
…)や流出口(225,…)が開口している。
【0150】−実施形態3の変形例2− 本実施形態の切換ユニット(200)では、ケーシング(2
10)の長手方向に対して斜めに延びる仕切板(215)を
設け、この仕切板(215)によってケーシング(210)内
を第1空間(213)と第2空間(214)に区画する構成を
採っているが、これに代えて、次のような構成を採って
もよい。
【0151】つまり、図15,図16に示すように、ケ
ーシング(210)の長手方向に延びる仕切板(215)を設
け、この仕切板(215)によってケーシング(210)内を
左右に仕切るようにしてもよい。本変形例の切換ユニッ
ト(200)において、ケーシング(210)内の左側の空間
が第1空間(213)を構成し、この第1空間(213)に第
1切換部材(251)が収納される。また、ケーシング(2
10)の右側の空間が第2空間(214)を構成し、この第
2空間(214)に第2切換部材(252)が収納される。
尚、第1切換部材(251)及び第2切換部材(252)の構
成や機能は、上記実施形態のものと同様である。
【0152】更に、本変形例の切換ユニット(200)に
おいて、第1流出口(225)は、ケーシング(210)の手
前側の側面における左寄りの位置に開口している。ま
た、第4流入口(224)は、ケーシング(210)の手前側
の側面における右寄りの位置に開口している。本変形例
においても、第1流出口(225)は常に第1空間(213)
と連通しており、第4流入口(224)は常に第2空間(2
14)と連通している。このように、本変形例の切換ユニ
ット(200)では、ケーシング(210)の三つの側面に流
入口(221,…)や流出口(225,…)が開口している。
【0153】−実施形態3の変形例3− 上記変形例2の切換ユニット(200)では、扁平なケー
シング(210)の内部を仕切板(215)によって左右に区
画しているが、これに代えて、次のような構成を採って
もよい。
【0154】つまり、図17に示すように、左右幅より
も高さの方が長い直方体状にケーシング(210)を形成
し、このケーシング(210)の内部を仕切板(215)によ
って上下に区画してもよい。本変形例の切換ユニット
(200)において、ケーシング(210)内の下側の空間が
第1空間(213)を構成し、この第1空間(213)に第1
切換部材(251)が収納される。また、ケーシング(21
0)の上側の空間が第2空間(214)を構成し、この第2
空間(214)に第2切換部材(252)が収納される。尚、
第1切換部材(251)及び第2切換部材(252)の構成や
機能は、上記実施形態のものと同様である。
【0155】同図に示す切換ユニット(200)におい
て、第2流出口(226)と第2流入口(222)と第4流出
口(228)とは、ケーシング(210)の右側面における上
部に、手前から奥へ向かって順に開口している。また、
第3流入口(223)と第3流出口(227)と第1流入口
(221)とは、ケーシング(210)の左側面における下部
に、手前から奥へ向かって順に開口している。また、ケ
ーシング(210)の手前側の側面において、その下部に
は第1流出口(225)が開口し、その上部には第4流入
口(224)が開口している。尚、本変形例においても、
第1流出口(225)は常に第1空間(213)と連通してお
り、第4流入口(224)は常に第2空間(214)と連通し
ている。
【0156】また、本変形例の切換ユニット(200)に
おいて、ケーシング(210)には、次に示す位置に流入
口(221,…)や流出口(225,…)を形成してもよい。
【0157】先ず、図18に示すように、第1流出口
(225)をケーシング(210)の右側面の下部に形成し、
第4流入口(224)をケーシング(210)の左側面の上部
に形成してもよい。この場合、ケーシング(210)で
は、その対向する二つの側面に流入口(221,…)や流出
口(225,…)が開口する。
【0158】次に、図19に示すように、第3流入口
(223)と第3流出口(227)と第1流入口(221)と
を、ケーシング(210)の右側面における下部に、手前
から奥へ向かって順に形成してもよい。この場合、ケー
シング(210)では、隣接する二つの側面に流入口(22
1,…)や流出口(225,…)が開口する。
【0159】更に、図20に示すように、第3流入口
(223)と第3流出口(227)と第1流入口(221)と
を、ケーシング(210)の右側面における下部に、手前
から奥へ向かって順に形成すると共に、第1流出口(22
5)をケーシング(210)の左側面の下部に形成し、第4
流入口(224)をケーシング(210)の左側面の上部に形
成してもよい。この場合、ケーシング(210)では、そ
の対向する二つの側面に流入口(221,…)や流出口(22
5,…)が開口する。
【0160】−実施形態3の変形例4− 上記変形例2の切換ユニット(200)では、扁平なケー
シング(210)の内部を仕切板(215)によって左右に区
画しているが、これに代えて、次のような構成を採って
もよい。
【0161】つまり、図21,図22に示すように、奥
行きが長くて細長い直方体状にケーシング(210)を形
成し、このケーシング(210)の内部を仕切板(215)に
よって図22における前後に区画してもよい。
【0162】図22に示す本変形例の切換ユニット(20
0)において、ケーシング(210)内の奥側の空間が第1
空間(213)を構成し、その手前側の空間が第2空間(2
14)を構成する。また、同図において、ケーシング(21
0)の右側面には、手前から奥へ向かって順に、第4流
入口(224)、第2流出口(226)、第2流入口(22
2)、第4流出口(228)、第1流出口(225)、第3流
入口(223)、第3流出口(227)、及び第1流入口(22
1)が開口している。このように、本変形例のケーシン
グ(210)では、一つの側面だけに流入口(221,…)や
流出口(225,…)が開口している。
【0163】第1空間(213)と第2空間(214)を仕切
る仕切板(215)は、ケーシング(210)の長手方向にお
ける第4流出口(228)と第1流出口(225)の間に位置
している。そして、本変形例においても、第1流出口
(225)は常に第1空間(213)と連通しており、第4流
入口(224)は常に第2空間(214)と連通している。
【0164】図21に示すように、本変形例において
も、ケーシング(210)内の第1空間(213)に第1切換
部材(251)が収納され、その第2空間(214)に第2切
換部材(252)が収納されている。尚、第1切換部材(2
51)及び第2切換部材(252)の構成や機能は、上記実
施形態のものと同様である。
【0165】また、本変形例の切換ユニット(200)で
は、次のような構成を採ってもよい。つまり、図23に
示すように、左右幅よりも高さの方が長い直方体状にケ
ーシング(210)を形成し、このケーシング(210)の内
部を仕切板(215)によって上下に区画してもよい。
【0166】この切換ユニット(200)において、ケー
シング(210)内の下側の空間が第1空間(213)を構成
し、この第1空間(213)に第1切換部材(251)が収納
される。また、ケーシング(210)の上側の空間が第2
空間(214)を構成し、この第2空間(214)に第2切換
部材(252)が収納される。尚、第1切換部材(251)及
び第2切換部材(252)の構成や機能は、上記実施形態
のものと同様である。
【0167】同図に示す切換ユニット(200)におい
て、第1流出口(225)と第3流入口(223)と第3流出
口(227)と第1流入口(221)とは、ケーシング(21
0)の右側面における下部に、手前から奥へ向かって順
に開口している。また、第4流入口(224)と第2流出
口(226)と第2流入口(222)と第4流出口(228)と
は、ケーシング(210)の右側面における上部に、手前
から奥へ向かって順に開口している。そして、本変形例
においても、第1流出口(225)は常に第1空間(213)
と連通しており、第4流入口(224)は常に第2空間(2
14)と連通している。
【0168】
【発明のその他の実施の形態】上記の各実施形態の調湿
ユニット(150)では、二つの吸着素子(81,82)を用い
てバッチ式の動作を行う構成を採っているが、これに代
えて、次のような構成を採ってもよい。つまり、円板状
に形成されたロータ形の吸着素子を設け、この吸着素子
を回転駆動する構成としてもよい。この場合、円板状の
吸着素子では、その一部分を第1空気が通過し、残りの
部分を加熱後の第2空気が通過する。そして、吸着素子
の一部分についての吸着動作と、その残りの部分につい
ての再生動作とが、同時に並行して行われる。
【0169】また、上記の各実施形態の調湿ユニット
(150)では、加熱器としての再生熱交換器(92)を冷
媒回路に接続し、この再生熱交換器(92)を凝縮器とし
て機能させることによって第2空気を加熱しているが、
これに代えて、次のような構成を採ってもよい。つま
り、再生熱交換器(92)へ温水を導入し、この温水との
熱交換によって第2空気を加熱するようにしてもよい。
【0170】
【発明の効果】本発明に係る切換装置(200)によれ
ば、四つの異なる空気の流通経路を、それぞれ二通りに
切り換えることができる。このため、例えば四つの異な
る空気(即ち、減湿される前後の第1空気と加湿される
前後の第2空気)が出入りする調湿装置(150)と切換
装置(200)を組み合わせた場合には、調湿装置(150)
に出入りする四種類の空気の流通経路を切換装置(20
0)によって個別に切り換えることが可能となる。従っ
て、本発明によれば、調湿装置(150)との組合せによ
って除湿と加湿の両方を可能とする切換装置(200)を
提供でき、調湿装置(150)の使い勝手などを向上させ
ることができる。
【0171】特に、請求項8の発明では、切換部材(23
0)を一つだけ用いて第1状態と第2状態の切り換えを
行っている。従って、本発明によれば、切換装置(20
0)を最も少数の部材で構成することができ、切換装置
(200)の簡素化や小型化を図ることができる。
【0172】また、請求項11の発明では、本発明に係
る切換装置(200)を調湿装置(150)と組み合わせるこ
とによって、調湿システム(100)を構成している。従
って、本発明によれば、調湿装置(150)自体の構成が
複雑化するのを回避しながら、調湿システム(100)全
体としては除湿運転と加湿運転との切り換えが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における調湿ユニットの構成を示す
概略斜視図である。
【図2】実施形態1における調湿ユニットの吸着素子を
示す概略斜視図である。
【図3】実施形態1における調湿ユニットの要部を示す
模式図である。
【図4】実施形態1における調湿ユニットの第1動作を
示す分解斜視図である。
【図5】実施形態1における調湿ユニットの第2動作を
示す分解斜視図である。
【図6】実施形態1における調湿システムの全体構成及
び切換ユニットの構成を示す概略平面図である。
【図7】実施形態1における切換ユニットを示す概略斜
視図である。
【図8】実施形態2における調湿システムの全体構成及
び切換ユニットの構成を示す概略平面図である。
【図9】実施形態2における切換ユニットを示す概略斜
視図である。
【図10】実施形態2の変形例における切換ユニットを
示す概略斜視図である。
【図11】実施形態3における調湿システムの全体構成
及び切換ユニットの構成を示す概略平面図である。
【図12】実施形態3における切換ユニットを示す概略
斜視図である。
【図13】実施形態3の変形例1における切換ユニット
の構成を示す概略平面図である。
【図14】実施形態3の変形例1における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図15】実施形態3の変形例2における切換ユニット
の構成を示す概略平面図である。
【図16】実施形態3の変形例2における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図17】実施形態3の変形例3における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図18】実施形態3の変形例3における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図19】実施形態3の変形例3における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図20】実施形態3の変形例3における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図21】実施形態3の変形例4における切換ユニット
の構成を示す概略平面図である。
【図22】実施形態3の変形例4における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【図23】実施形態3の変形例4における切換ユニット
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
(13) 第1吸込口 (14) 第1吹出口 (15) 第2吸込口 (16) 第2吹出口 (81) 第1吸着素子 (82) 第2吸着素子 (92) 再生熱交換器(加熱器) (150) 調湿ユニット(調湿装置) (200) 切換ユニット(切換装置) (210) ケーシング (213) 第1空間 (214) 第2空間 (221) 第1流入口 (222) 第2流入口 (223) 第3流入口 (224) 第4流入口 (225) 第1流出口 (226) 第2流出口 (227) 第3流出口 (228) 第4流出口 (230) 切換部材 (240) 第1切換部材 (245) 第2切換部材 (251) 第1切換部材 (252) 第2切換部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四つの異なる空気の流通経路を切り換え
    るための切換装置であって、 中空の箱状に形成されて空気の流入口(221,…)と空気
    の流出口(225,…)とが四つずつ開口するケーシング
    (210)と、 第1状態と第2状態を相互に切り換えるために上記ケー
    シング(210)内を移動する切換部材(230,…)とを備
    え、 上記第1状態では、各流入口(221,…)が四つの流出口
    (225,…)のうち何れか一つと個別に連通し、 上記第2状態では、各流入口(221,…)が上記第1状態
    とは異なる一つ流出口(225,…)と個別に連通する切換
    装置。
  2. 【請求項2】 四つの異なる空気の流通経路を切り換え
    るための切換装置であって、 中空の箱状に形成されて空気の流入口(221,…)と空気
    の流出口(225,…)とが四つずつ開口するケーシング
    (210)と、 第1状態と第2状態を相互に切り換えるために上記ケー
    シング(210)内を移動する切換部材(230,…)とを備
    え、 上記第1状態では、第1流入口(221)が第1流出口(2
    25)と、第2流入口(222)が第2流出口(226)と、第
    3流入口(223)が第3流出口(227)と、第4流入口
    (224)が第4流出口(228)とそれぞれ連通し、 上記第2状態では、第1流入口(221)が第3流出口(2
    27)と、第2流入口(222)が第4流出口(228)と、第
    3流入口(223)が第1流出口(225)と、第4流入口
    (224)が第2流出口(226)とそれぞれ連通する切換装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の切換装置におい
    て、 ケーシング(210)は、直方体状に形成されると共に、
    その四つの側面だけに流入口(221,…)又は流出口(22
    5,…)が開口している切換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の切換装置におい
    て、 ケーシング(210)は、直方体状に形成されると共に、
    その四つの側面のそれぞれに流入口(221,…)と流出口
    (225,…)が一つずつ開口している切換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の切換装置におい
    て、 ケーシング(210)は、直方体状に形成されると共に、
    その三つの側面だけに流入口(221,…)又は流出口(22
    5,…)が開口している切換装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の切換装置におい
    て、 ケーシング(210)は、直方体状に形成されると共に、
    その二つの側面だけに流入口(221,…)又は流出口(22
    5,…)が開口している切換装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の切換装置におい
    て、 ケーシング(210)は、直方体状に形成されると共に、
    その一つの側面だけに流入口(221,…)又は流出口(22
    5,…)が開口している切換装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の切換装置において、 ケーシング(210)は、直方体状に形成され、 切換部材(230)は、ケーシング(210)内に一つ設置さ
    れて回転移動するように構成される一方、 上記ケーシング(210)の四つの側面のうち、第1の側
    面には第1流入口(221)及び第4流出口(228)が、第
    2の側面には第2流入口(222)及び第3流出口(227)
    が、第3の側面には第3流入口(223)及び第2流出口
    (226)が、第4の側面には第4流入口(224)及び第1
    流出口(225)がそれぞれ開口し、 上記切換部材(230)の回転移動によって第1状態と第
    2状態とが相互に切り換えられる切換装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の切換装置において、 ケーシング(210)は、直方体状に形成され、 切換部材(240,245)は、ケーシング(210)内に二つ設
    置されると共に、それぞれが回転移動するように構成さ
    れる一方、 上記ケーシング(210)の側面のうち互いに対向する二
    つの側面には、その一方に第1流入口(221)と第2流
    入口(222)と第3流出口(227)と第4流出口(228)
    とが開口して、他方に第3流入口(223)と第4流入口
    (224)と第1流出口(225)と第2流出口(226)とが
    開口し、 第1流入口(221)が第1流出口(225)と連通して第3
    流入口(223)が第3流出口(227)と連通する状態と、
    第1流入口(221)が第3流出口(227)と連通して第3
    流入口(223)が第1流出口(225)と連通する状態と
    は、第1切換部材(240)の回転移動によって切り換え
    られ、 第2流入口(222)が第2流出口(226)と連通して第4
    流入口(224)が第4流出口(228)と連通する状態と、
    第2流入口(222)が第4流出口(228)と連通して第4
    流入口(224)が第2流出口(226)と連通する状態と
    は、第2切換部材(245)の回転移動によって切り換え
    られる切換装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の切換装置において、 ケーシング(210)の内部は、第1流出口(225)が常に
    連通すると共に第1流入口(221)及び第3流入口(22
    3)が連通可能な第1空間(213)と、第4流入口(22
    4)が常に連通すると共に第2流出口(226)及び第4流
    出口(228)が連通可能な第2空間(214)とに区画さ
    れ、 切換部材(251,252)は、上記第1空間(213)と第2空
    間(214)とに一つずつ設置されると共に、それぞれが
    上記ケーシング(210)の内側面に沿って移動するよう
    に構成され、 第3流入口(223)が第3流出口(227)と連通して第1
    流入口(221)が第1空間(213)と連通する状態と、第
    1流入口(221)が第3流出口(227)と連通して第3流
    入口(223)が第1空間(213)と連通する状態とは、上
    記第1空間(213)の第1切換部材(251)によって切り
    換えられ、 第2流入口(222)が第2流出口(226)と連通して第4
    流出口(228)が第2空間(214)と連通する状態と、第
    2流入口(222)が第4流出口(228)と連通して第2流
    出口(226)が第2空間(214)と連通する状態とは、上
    記第2空間(214)の第2切換部材(252)によって切り
    換えられる切換装置。
  11. 【請求項11】 請求項2,8,9又は10記載の切換
    装置(200)と、 吸着剤を空気と接触させるための吸着素子(81,82)、
    及び空気を加熱するための加熱器(92)を有して、第1
    空気中の水分を上記吸着素子(81,82)に吸着させる吸
    着動作、及び上記加熱器(92)により加熱された第2空
    気で上記吸着素子(81,82)を再生する再生動作を行う
    調湿装置(150)とを備え、 吸着動作により減湿された第1空気を室内へ供給する除
    湿運転と、再生動作により加湿された第2空気を室内へ
    供給する加湿運転とが切り換え可能な調湿システムであ
    って、 上記調湿装置(150)には、第1空気を吸い込むための
    第1吸込口(13)と、吸着動作により減湿された第1空
    気を吹き出すための第1吹出口(14)と、第2空気を吸
    い込むための第2吸込口(15)と、再生動作により加湿
    された第2空気を吹き出すための第2吹出口(16)とが
    設けられる一方、 上記切換装置(200)は、第1流入口(221)及び第4流
    出口(228)が室外と、第3流入口(223)及び第2流出
    口(226)が室内と、第1流出口(225)が上記調湿装置
    (150)の第1吸込口(13)と、第2流入口(222)が上
    記調湿装置(150)の第1吹出口(14)と、第3流出口
    (227)が上記調湿装置(150)の第2吸込口(15)と、
    第4流入口(224)が上記調湿装置(150)の第2吹出口
    (16)とそれぞれ連通されている調湿システム。
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