JP2003286063A - 光触媒担持組成物およびこれを用いた構造物 - Google Patents

光触媒担持組成物およびこれを用いた構造物

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JP2003286063A JP2002090533A JP2002090533A JP2003286063A JP 2003286063 A JP2003286063 A JP 2003286063A JP 2002090533 A JP2002090533 A JP 2002090533A JP 2002090533 A JP2002090533 A JP 2002090533A JP 2003286063 A JP2003286063 A JP 2003286063A
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Kumiko Sano
久美子 佐野
Yoshihisa Kaneda
由久 金田
Masaki Ishimori
正樹 石森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒性能や作業性を低下させることな
く、低温時でも特殊な養生を施すことなく硬化させ、工
期の短縮を図ることが可能な組成物、およびこれを用い
た構造物を提供する。 【解決手段】水硬性材料、細骨材、凝結調整剤、減水
剤、および光触媒性能を有する材料を含む組成物で、水
硬性材料中にC3A以外のカルシウムアルミネートを8
wt%以上含有することを特徴とする光触媒担持組成物
であり、特に凝結調整剤として炭酸リチウム及び酒石酸
を含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒性能および
施工作業性を低下させることなく、工期の短縮を図るこ
とを可能にした速硬型光触媒担持組成物およびこれを用
いた環境浄化用構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光触媒性能を有する物質(以下光触媒物
質と称す)は、太陽光や蛍光灯等の光の照射によって強
い酸化力を生じ、その酸化力により大気または水中の有
害物質の分解・浄化、抗菌・殺菌等の作用を示す。通
常、このような光触媒物質は、構造物等の基材に固定ま
たは固着して用いられる。一般には太陽光を表面に受光
できるような施設環境に置かれるため、風雨に晒される
可能性が高く、風雨等による長期間の侵食によって表面
層が次第に削り取られて光触媒性能が低下する。このた
め、光触媒物質の担持媒体の耐候性を高めたものが検討
され、この場合光触媒物質自体の触媒活性を低下させる
ことなく、長期間安定した光触媒機能を維持できる担持
媒体の使用が不可欠であり、そのようなものとして例え
ば特開2000−233134で開示のセメント系組成
物を挙げることができる。
【0003】このような光触媒担持組成物は、構造物等
の基材に塗るだけでその性能を発揮できるため、近年、
路面やその周辺の構築物に用いられることが多くなって
きている。しかしながら、最近の交通事情の悪化から、
長期間の交通規制ができないことが多く、工期の短縮が
求められている。また、冬場の夜間のような低温時でも
特殊な養生を必要とすることなく、短時間で施工できる
ような材料が求められ、具体的には5℃の環境下におい
て、施工6時間後の圧縮強度で5N/mm2という性能
が求められている。
【0004】一方、土木・建築分野において補修や緊急
工事、道路や橋脚の工事は時間的制約があるものが大半
であるが、特に近年、交通事情の悪化とともに、工期短
縮がより強く要求され、速硬性を有するセメント組成物
が広く用いられている。しかしこのようなセメント組成
物は、流動性の保持時間が短いため、施工可能な時間が
短い上、作業性が良好でない。このため速硬性を有し、
かつ作業効率化のために流動性の保持性を向上させたも
のが検討され、このようなものとして例えば特開200
1−64072で開示の速硬性セメント組成物を挙げる
ことができる。
【0005】しかしながら、このような速硬性を有する
セメント組成物に光触媒性能を有する材を単に添加した
だけでは流動性が低下し、作業性が著しく悪くなる。一
方、作業性を改善するために水を過剰に添加すると、速
硬性が失われると同時に強度発現性も低下するという問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の光触
媒担持組成物における上記問題を解決したものであり、
光触媒性能を低下させることなく、使用する上で必要十
分な流動性を保持しつつ、低温時でも特殊な養生を施す
ことなく短時間で硬化させ、かつ必要十分な強度を発現
することが可能な速硬型光触媒担持組成物およびこれを
用いた環境浄化用構造物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明者らは、前記課題解決の
ため鋭意検討した結果、C3Aを除く特定量以上のカル
シウムアルミネートを含有する水硬性材料と光触媒性能
を有する材を含み、これに細骨材、凝結調整剤と減水剤
を加えた光触媒担持組成物が、必要十分な流動状態を任
意の時間確保し、低温時でも特殊な養生を施すことなく
短時間で硬化させることができ、さらにこの光触媒担持
組成物を対象物の表面または空隙部に、吹き付け、塗
布、または注入しても材料分離を起すことなく、硬化後
も強固に光触媒を担持でき、汚染物質の分解・浄化、抗
菌・殺菌等の作用を持続的に発揮できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、次の(1)〜(9)で表
す光触媒担持組成物とこれを用いた構造物である。 (1)水硬性材料、細骨材、凝結調整剤、減水剤、およ
び光触媒性能を有する材料を含む組成物で、水硬性材料
中にC3A以外のカルシウムアルミネートを8wt%以
上含有することを特徴とする光触媒担持組成物。 (2)カルシウムアルミネートがCA、C33・CaS
4、C117・CaF2、およびC117・CaCl2
ら選択される1種または2種類以上であることを特徴と
する(1)に記載の光触媒担持組成物。 (3)水硬性材料100重量部に対して光触媒性能を有
する材料を10〜100重量部含むことを特徴とする
(1)または(2)に記載の光触媒担持組成物。 (4)凝結調整剤がアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩から選ばれる1種または2種以上を含むことを特
徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の光触媒担持
組成物。 (5)凝結調整剤がアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩から選ばれる1種または2種以上と、オキシカル
ボン酸またはその塩とを含むことを特徴とする(4)に
記載の光触媒担持組成物。 (6)アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩から選
ばれる凝結調整剤がアルカリ金属の炭酸塩であることを
特徴とする(4)または(5)に記載の光触媒担持組成
物。 (7)アルカリ金属の炭酸塩が炭酸リチウムであること
を特徴とする(6)に記載の光触媒担持組成物。 (8)オキシカルボン酸またはその塩が酒石酸またはそ
の塩であることを特徴とする(5)〜(7)のいずれか
に記載の光触媒担持組成物。 (9)(1)〜(8)のいずれかに記載の光触媒担持組
成物を対象物の表面または空隙部に、吹き付け、塗布ま
たは注入してなることを特徴とする構造物。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。本発明の光触媒担持組成物は、C3A以
外のカルシウムアルミネートを8wt%以上含有する水
硬性材料を必須成分として含む。ここでいうカルシウム
アルミネートとは、CaOをC、Al 23をAとする
と、例えば、CA2、CA、C127等やSO3を含有し
たC33・CaSO4等、フッ素を含有したC117・C
aF2、C33・CaF2等、塩素を含有したC117
CaCl2等をいい、これらの化合物は、結晶質でも非
晶質でもかまわない。カルシウムアルミネートのうち、
3Aは速硬性への寄与が小さいので、本発明からは除
外する。本発明の水硬性材料に含有されるカルシウムア
ルミネートとしては、CA、C33・CaSO4、C11
7・CaF2、およびC117・CaCl2から選択され
ることがより好ましい。また、本水硬性材料はC3A以
外のカルシウムアルミネートとして8wt%以上含まれ
ているのであれば、カルシウムアルミネート単独で用い
ても、セメント、スラグ、石灰石、石膏等を混合して用
いても良いし、市販の水硬性材料を用いてもかまわな
い。このような市販の水硬性材料の例としてアルミナセ
メント、GRCセメント、超速硬セメント等が挙げられ
る。さらに、本発明の光触媒担持組成物を調整する際に
は、光触媒担持組成物中にC3A以外のカルシウムアル
ミネートとして3〜50wt%含有するように水硬性材
料を配合することが好ましい。3wt%未満では促進効
果が十分に得られず、50wt%を超えると必要十分な
流動性を確保しにくくなり、施工が困難になる場合があ
るので好ましくない。
【0010】また、本発明に使用する光触媒性能を有す
る材料としては、紫外線または可視光応答型の光触媒が
好ましく、中でも粉末度が比表面積(BET値)で20
〜350m2/g程度の二酸化チタンが好ましい。比表
面積が20m2/g未満では、光触媒活性が低く好まし
くない。また比表面積が350m2/gを超えると飛散
性が増して混合作業が困難になる他、流動性が著しく低
下することがあるので好ましくない。二酸化チタン粒子
の配合量は水硬性材料100重量部に対して10〜10
0重量部が好ましく、20〜50重量部がより好まし
い。10重量部未満では光触媒効果が乏しく、100重
量部を超えると光触媒担持組成物の流動性が大幅に低下
し、施工が困難になる場合があるので好ましくない。さ
らに、二酸化チタンの一部を二酸化すず、二酸化亜鉛、
三酸化タングステン、酸化セリウム、チタン酸バリウ
ム、酸化第二鉄等の公知光触媒物質の1種または2種以
上と置換しても良い。
【0011】また、本発明に使用する凝結調整剤として
は、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩が挙げら
れ、アルカリ金属の炭酸塩が好ましく、特に炭酸リチウ
ムが最も好ましい。その中でも粉末度が比表面積(BE
T値)で2000〜20000cm2/g程度の炭酸リ
チウムが推奨される。比表面積が2000cm2/g未
満では速硬性が低下し、比表面積が20000cm2
gを超えると流動状態を任意の時間確保するのが難しく
なるので好ましくない。その添加量は、水硬性材料10
0重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、
0.05〜5.0重量部がより好ましい。0.01重量
部未満では硬化促進効果が十分に得られず、10重量部
を超えると施工作業性が低下する場合がある。また、施
工作業性を向上させるために、前述の凝結調整剤にオキ
シカルボン酸またはその塩を併用することが望ましく、
特に酒石酸またはその塩が好ましい。その添加量は、水
硬性材料100重量部に対して0.01〜10重量部が
好ましく、0.1〜7.0重量部がより好ましい。0.
01重量部未満では施工作業性が十分に向上せず、10
重量部を超えると速硬性を付与する上で、好ましくな
い。
【0012】また、本発明に使用する減水剤は、一般に
広く用いられている高性能減水剤や高性能AE減水剤で
も良く、さらに液体状または粉体状の何れでもかまわな
い。その成分は特に限定されないが、凝結遅延や強度発
現性の低下および材料分離を起すことなく各配合成分の
分散性と流動性の向上を十分達成できるものとして、ポ
リエチレングリコール鎖を有するポリカルボン酸系の水
溶性高分子化合物を主成分とする液体状または粉体状の
減水剤が推奨される。減水剤の配合量は固形分換算で水
硬性材料100重量部に対して0.01〜20重量部が
好ましい。0.01重量部未満では添加効果がほとんど
期待できず、また20重量部を超えると硬化遅延や初期
強度の低下が起こる場合があるので好ましくない。
【0013】また本光触媒担持組成物は、必要に応じて
上記以外の成分が含まれたものでも良く、例えば、混練
物中の気泡の混入抑制や、硬化後の強度増進およびひび
割れを防止する観点から市販の液体状または粉体状の消
泡剤や増粘剤等を添加しても良い。
【0014】また本光触媒担持組成物を構造物に適用す
る際の水の配合量は、通常のモルタルより高めにするこ
とができる。すなわち固形分換算した配合物100重量
部に対して15〜50重量部とする。15重量部未満で
は必要十分な流動性を保持できず、50重量部を超える
と材料分離を引き起こし、また速硬性および強度発現性
が低下する場合があり、好ましくない。
【0015】本発明の構造物は上記光触媒担持組成物を
対象物の表面、空隙または間隙部で紫外光や可視光の受
光可能な部分に、吹き付け、塗布、または注入によって
形成したものである。対象物としては特に限定されない
が、短時間での施工が望まれる道路面、およびその周辺
の構築物、例えば遮音壁、電柱、支柱、縁石、車止め、
ガードレール等に適しており、また、これらの対象物は
近年問題となっている窒素酸化物等の有害物質発生源の
近傍に設置されているため、効率よく有害物質の分解・
浄化を行う上でも適している。
【0016】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。但し本発明はこれらに限定されるものではない。 [光触媒担時組成物の調整:実施例1・比較例1]CA
を約70wt%含有するアルミナセメント(商品名:セ
カール51BTF,ラファージュアルミネート社製)、
光触媒性能を有する二酸化チタン(商品名:ST−0
1,石原産業株式会社製)、酒石酸、炭酸リチウム、ポ
リカルボン酸系粉末状高性能減水剤(商品名:NF−1
00,太平洋セメント株式会社製)、消泡剤(商品名:
SND14HP,サンノプコ社製)、細骨材を表1に記
載の割合で混合して、光触媒担時組成物を調整した。こ
の光触媒担時組成物100重量部に対して水22重量部
加え、ミキサーで2分間混合し、試験を実施した。
【0017】[光触媒担時組成物の調整:実施例2]C
Aを約70wt%含有するアルミナセメント(商品名:
セカール51BTF,ラファージュアルミネート社製)
と普通ポルトランドセメントを2:1で混合した水硬性
材料、光触媒性能を有する二酸化チタン(商品名:ST
−01,石原産業株式会社製)、酒石酸、炭酸リチウ
ム、ポリカルボン酸系粉末状高性能減水剤(商品名:N
F−100,太平洋セメント株式会社製)、消泡剤(商
品名:SND14HP,サンノプコ社製)、細骨材を表
1に記載の割合で混合して、光触媒担時組成物を調整し
た。この光触媒担時組成物100重量部に対して水22
重量部加え、ミキサーで2分間混合し、試験を実施し
た。
【0018】[光触媒担時組成物の調整:比較例2]普
通ポルトランドセメント、光触媒性能を有する二酸化チ
タン(商品名:ST−01,石原産業株式会社製)、酒
石酸、炭酸リチウム、ポリカルボン酸系粉末状高性能減
水剤(商品名:NF−100,太平洋セメント株式会社
製)、消泡剤(商品名:SND14HP,サンノプコ社
製)、細骨材を表1に記載の割合で混合して、光触媒担
時組成物を調整した。この光触媒担時組成物100重量
部に対して水22重量部加え、ミキサーで2分間混合
し、試験を実施した。
【0019】[光触媒担時組成物の調整:実施例3・比
較例3]C33・CaSO4を8wt%以上含有するセ
メント(商品名:GRCセメント,太平洋セメント株式
会社製)、光触媒性能を有する二酸化チタン(商品名:
ST−01,石原産業株式会社製)、酒石酸、炭酸リチ
ウム、ポリカルボン酸系粉末状高性能減水剤(商品名:
NF−100,太平洋セメント株式会社製)、消泡剤
(商品名:SND14HP,サンノプコ社製)、細骨材
を表1に記載の割合で混合して、光触媒担時組成物を調
整した。この光触媒担時組成物100重量部に対して水
22重量部加え、ミキサーで2分間混合し、試験を実施
した。
【0020】
【表1】
【0021】[光触媒担時組成物の評価]上記実施例お
よび比較例の光触媒担持組成物について、流動性、強度
発現性、NOx浄化性能の評価を実施した。流動性およ
び強度発現性の評価は5℃の環境下で、NOx浄化性能
の評価は20℃の環境下で実施した。 (1)流動性はJASS15M−103「セメントセル
フレベリング材規格」に準拠した混練物のフロー測定か
ら評価した。 (2)強度発現性は混練物をJSCE−G521「プレ
パックドコンクリートの注入モルタルの圧縮強度」に準
拠した方法で、6時間強度を測定した。 (3)NOx浄化性能は、大きさ5×10cmのスレー
ト版に光触媒担持組成を塗布し、24時間自然乾燥させ
た試験片を反応容器内に設置し、NOxガスを約4.0
リットル/分で系外に漏洩しないように反応容器内 に
循環させ、試験片の表面にブラックライト1.0mW/
cm2で20分間照射し、NOx用ガス検知管を用いて
照射前後のNOxガス濃度を測定し、その減少率から評
価した。
【0022】結果を表2に示す。通常、セメント系の光
触媒担持組成物を施工する際には、作業性の面から、注
水から60分経過してもフローが150mm以上である
ことが好ましく、また、工期短縮の面から、5℃の環境
下において、施工6時間後の圧縮強度で5N/mm2
いう性能が要求されている。実施例1〜3は、いずれも
前記性能を満足しているのに対して、本発明から外れた
比較例1〜3は、6時間後の強度が要求性能を満足して
いない。NOx浄化率については、いずれも95%以上
と高い値を示している。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明の光触媒担持組成物は必要十分な
流動状態を任意の時間維持し、対象物の表面または空隙
部に、吹き付け、塗布、または注入するだけで、低温時
でも特殊な養生を施すことなく短時間で硬化することか
ら、工期短縮および施工の効率化を図ることができる。
また、この光触媒担持組成物を用いた構造物は、硬化後
も強固に光触媒を担持できるため、有害物質の分解・浄
化、抗菌・殺菌等の作用を持続的に発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22/08 C04B 22/14 C 22/10 D 22/14 24/06 A 24/26 E 24/06 A61L 9/00 C 24/26 C04B 111:00 // A61L 9/00 B01D 53/36 J C04B 111:00 102D Fターム(参考) 4C080 AA07 BB05 CC01 HH09 JJ01 KK08 LL01 MM02 4D048 AA06 BA07X BA10X BA41X EA01 4G012 MB06 MB24 MB26 MB33 PA04 PA11 PB03 PB08 PB09 PB12 PB17 PB31 PC02 PC03 PC05 PC06 PC11 PD02 PD03 PE04 4G069 AA03 AA08 BA04B BA21A BA21B BA48A BB06A BB06B BB16A BB16B BC01A BC04B BC08A BC09A BC09B BC16A BC16B BE08A BE08B CA10 CA13 DA06 FA03 FB23 FC05 FC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性材料、細骨材、凝結調整剤、減水
    剤、および光触媒性能を有する材料を含む組成物で、水
    硬性材料中にC3A以外のカルシウムアルミネートを8
    wt%以上含有することを特徴とする光触媒担持組成
    物。
  2. 【請求項2】 カルシウムアルミネートがCA、C33
    ・CaSO4、C117・CaF2、およびC117・Ca
    Cl2から選択される1種または2種類以上であること
    を特徴とする請求項1に記載の光触媒担持組成物。
  3. 【請求項3】 水硬性材料100重量部に対して光触媒
    性能を有する材料を10〜100重量部含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載の光触媒担持組成物。
  4. 【請求項4】 凝結調整剤がアルカリ金属塩およびアル
    カリ土類金属塩から選ばれる1種または2種以上を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光触
    媒担持組成物。
  5. 【請求項5】 凝結調整剤がアルカリ金属塩およびアル
    カリ土類金属塩から選ばれる1種または2種以上と、オ
    キシカルボン酸またはその塩とを含むことを特徴とする
    請求項4に記載の光触媒担持組成物。
  6. 【請求項6】 アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属
    塩から選ばれる凝結調整剤がアルカリ金属の炭酸塩であ
    ることを特徴とする請求項4または5に記載の光触媒担
    持組成物。
  7. 【請求項7】 アルカリ金属の炭酸塩が炭酸リチウムで
    あることを特徴とする請求項6に記載の光触媒担持組成
    物。
  8. 【請求項8】 オキシカルボン酸またはその塩が酒石酸
    またはその塩であることを特徴とする請求項5〜7のい
    ずれかに記載の光触媒担持組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の光触媒
    担持組成物を対象物の表面または空隙部に、吹き付け、
    塗布、または注入してなることを特徴とする構造物。
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