JP2003285310A - 積みコンクリートブロックの製造方法および製造装置 - Google Patents

積みコンクリートブロックの製造方法および製造装置

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JP2003285310A
JP2003285310A JP2002088963A JP2002088963A JP2003285310A JP 2003285310 A JP2003285310 A JP 2003285310A JP 2002088963 A JP2002088963 A JP 2002088963A JP 2002088963 A JP2002088963 A JP 2002088963A JP 2003285310 A JP2003285310 A JP 2003285310A
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mold
punching
mesh
plate
side plates
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JP2002088963A
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English (en)
Inventor
Kosuke Inoishi
幸介 猪石
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SANKYO CONCRETE KK
Original Assignee
SANKYO CONCRETE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中央部及び又は側部を貫通する穴にメッシュ
が埋め込まれた積みコンクリートブロックを、作業性よ
く、品質のばらつきなく製造する方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 型枠面板1の中央に設けられた弾性的な
穴抜き用下側コマ2の上にメッシュ3を載置し、左右の
型枠側板4、4′を型枠側板回転軸線を旋回して、ほぼ
直立状態に閉じ、穴抜き用上側コマ6を有する内型8を
備えた型枠内型付き蓋板5をほぼ直立状態に閉じ、この
穴抜き用上側コマ6によってメッシュ3を上方から押下
する。押下により、メッシュ3を穴抜き用下側コマ2の
弾性によって穴抜き用下側コマ2中に食い込ませて固定
し、適当な固定具により、これら型枠側板4、4′およ
び型枠内型付き蓋板5、蓋板7を固定することにより、
型枠を組立て、この型枠内に生コンを投入し、生コンが
固化した後、脱型することから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央部を貫通され
た穴を設け、この中央部を貫通された穴にメッシュが埋
め込まれた様式の積みコンクリートブロック(A型の積
みコンクリートブロック)、および、左右側方または片
側に穴抜き部を設け、これら穴抜き部にメッシュが埋め
込まれた様式の積みコンクリートブロック(B型の積み
コンクリートブロック)の製造方法、およびこれらコン
クリートブロックを製造するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川、道路等の法面を、コンクリ
ートブロックにて覆うと同時に、植生による緑化を施す
法面緑化擁壁として、貫通された穴を有し、この穴内に
植栽用の土を充填し花木等の植栽またはこれらの種子を
植生する、植生緑化用の積みコンクリートブロックは公
知である。その際、このコンクリートブロックの貫通さ
れた穴からの充填した土の流出を防ぐために、金網等の
メッシュをこのコンクリートブロック表面に張り、ピン
等で固定する施工方法があるが、この施工方法では、ピ
ンによる固定作業が面倒であり、また美観上も良くな
い。また、最近時は、自然環境に対する配慮から、特に
積極的には植栽せず、上記の貫通された穴のメッシュの
裏側に、栗石または土砂砕石等を裏込めし、その後は自
然の草木の育成に任せること、または通気、排水、昆虫
の出入りを可能にすることも行われており、この場合は
上記以上に、メッシュ部分の美観が問題となる。
【0003】このため、コンクリートブロックを型枠内
で成形する際に、このコンクリートブロックに貫通穴を
形成するような型枠を使用し、この穴部に、外周部分を
コンクリート内に埋め込んだ状態でメッシュを保持して
成形した、例えば植生緑化用の、積みコンクリートブロ
ックが提案されている。この様式の積みコンクリートブ
ロックは、従来からのコンクリートブロックを製造する
方法および装置をそのまま使用することはできず、その
ために、従来の製造方法および装置に若干の手を加えて
行ってきた。しかし、このような方法では製造の作業性
が悪く、またできあがった製品におけるメッシュの保持
の保持品質にばらつきが大きい、という欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の欠点
に鑑み、本発明の課題は、製造の作業性が良く、また、
できあがった製品におけるメッシュの保持の保持品質の
ばらつきが無い、中央部を貫通された穴を設け、この中
央部を貫通された穴にメッシュが埋め込まれた様式の積
みコンクリートブロック(A型の積みコンクリートブロ
ック)、および、左右側方または片側に穴抜き部を設
け、これら穴抜き部にメッシュが埋め込まれた様式の積
みコンクリートブロック(B型の積みコンクリートブロ
ック)の製造方法、およびこれらコンクリートブロック
を製造するための装置を提案することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1または2に記載の方法によって解決され
る。
【0006】また、この課題は本発明に従い、請求項3
または4に記載の装置によって解決される。
【0007】この請求項1の方法および請求項3の装置
によつて、中央部を貫通された穴を設け、この中央部を
貫通された穴にメッシュが埋め込まれた様式の、A型の
積みコンクリートブロック(以降、A型ブロックと称
す)が製造される。また、この請求項2の方法および請
求項4の装置によつて、左右側方に穴抜き部を設け、こ
れら穴抜き部にメッシュが埋め込まれた様式の、B型積
みコンクリートブロック(以降、B型ブロックと称す)
が製造される。
【0008】
【作用】本発明による積みコンクリートブロックの製造
方法およびこれらコンクリートブロックを製造するため
の装置により、積みコンクリートブロック製造の作業性
が良くなり、これにより製造コストが低減でき、また、
できあがった製品におけるメッシュの保持の保持品質の
ばらつきを無くすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図を参照して本発明の実施
の形態を詳しく説明する。図1は、本発明の実施の形態
によるA型ブロックを製造するための装置の斜視図であ
る。参照符号1は、その中央に、弾性的な、有利にはゴ
ム状の、上方に向かって抜き勾配を有する穴抜き用下側
コマ2が設けられた型枠面板である。この穴抜き用下側
コマ2は、型枠面板に接着等により固定されている。こ
の型枠面板の内側平面部には、石積模様等の外観を表現
する凹凸表面模様の成形模様が施されている。この型枠
面板1は、有利には、金属性の枠体および合成樹脂製凹
凸表面模様部から成るが、全体を合成樹脂製としても良
い。
【0010】この型枠面板1の左右側辺には、型枠側板
4、4′が、周知の構造の枢着装置9によりこの回転軸
線を中心として旋回可能に枢着されている。
【0011】この型枠面板1の上下辺の一方の辺には、
下方に向かって抜き勾配を有する穴抜き用上側コマ6を
有する内型8を備えた型枠内型付き蓋板5が、枢着装置
(図示されていない)の回転軸線を中心として旋回可能
に上記の型枠側板と同様に枢着されている。その際、こ
の穴抜き用上側コマ6は、この型枠内型付き蓋板5をほ
ぼ直立状態に閉じた際に、弾性的な穴抜き用下側コマ2
に当接押圧するように形成されており、このことによ
り、メッシュ3は上からこの穴抜き用上側コマ6によっ
て押圧され、弾性的な穴抜き用下側コマ2に食い込み固
定される。この食い込み固定によって、このメッシュ3
が生コンの投入によっても動かされず、これによって、
できあがった製品におけるメッシュの保持の品質的なば
らつきは、無くなる。更に、この弾性的な穴抜き用下側
コマ2の働きにより、この穴抜き用上側コマ6との当接
のための型枠製作における寸法許容差が広げられる。こ
のコンクリートブロックの裏面の、型枠側板4、4′、
および型枠内型付き蓋板5の内型8の形状は、周知の控
え壁部21が形成されるように形成されている。
【0012】この型枠面板1の上下辺の他方の辺には、
型枠蓋板7が、枢着装置(図示されていない)の回転軸
線を中心として旋回可能に上記と同様に枢着されてい
る。これら型枠側板4、4′、型枠内型付き蓋板5およ
び型枠蓋板7には、それぞれの回転軸線を中心として、
上方へとほぼ直立状態にまで閉じた後に、これらを型枠
状に組立て固定するための、適当な固定具(図示されて
いない)が設けられている。しかし、これら固定具は、
この装置に装着されているのではなく、別体の固定具、
例えば囲繞して固定する固定ベルトのようなものであっ
てもよい。また、これら型枠内型付き蓋板5および型枠
蓋板7は、この型枠面板1に枢着されず、別体であって
も良い。
【0013】図2は、型枠状に組立て固定された本発明
のA型ブロック用の製造装置に装置に生コン20を投入
した図である。
【0014】図3は、生コンが固化した後、脱型した本
発明の装置により製造された積みコンクリートブロック
の裏側方向からの斜視図である。クリートブロックの裏
面に、型枠側板4、4′と型枠内型付き蓋板5の内型8
とによって、控え壁部21が形成されていることが、見
て取れる。
【0015】図4は、図3の積みコンクリートブロック
の表面方向からの斜視図である。この図から、中央部を
貫通された穴にメッシュが埋め込まれた様式の、A型ブ
ロックが見て取れる。
【0016】図2は、本発明の実施の形態によるB型ブ
ロックを製造するための装置の斜視図である。参照符号
11は、その左右側方に、弾性的な、有利にはゴム状
の、上方に向かって抜き勾配を有する穴抜き用下側コマ
12、12′が設けられた型枠面板である。これら穴抜
き用下側コマ12、12′は、型枠面板に接着等により
固定されている。この型枠面板の内側平面部には、石積
模様等の外観を表現する凹凸表面模様の成形模様が施さ
れている。この型枠面板11は、有利には、金属性の枠
体および合成樹脂製凹凸表面模様部から成るが、全体を
合成樹脂製としても良い。
【0017】この型枠面板11の左右側辺には、下方に
向かって抜き勾配を有する穴抜き用上側コマ16、1
6′を有する型枠側板14、14′が、周知の構造の枢
着装置19によりこの回転軸線を中心として旋回可能に
枢着されている。その際、この穴抜き用上側コマ16、
16′は、これら型枠側板14、14′をほぼ直立状態
に閉じた際に、弾性的な穴抜き用下側コマ12、12′
に当接押圧するように形成されており、このことによ
り、メッシュ13は上からこれら穴抜き用上側コマ1
6、16′によって押圧され、弾性的な穴抜き用下側コ
マ12、12′に食い込み固定される。この食い込み固
定によって、これらメッシュ13が生コンの投入によっ
ても動かされず、これによって、できあがった製品にお
けるメッシュの保持の品質的なばらつきは、無くなる。
更に、これら弾性的な穴抜き用下側コマ12、12′の
働きにより、これら穴抜き用上側コマ16、16′との
当接のための型枠製作における寸法許容差が広げられ
る。
【0018】この型枠面板11の上下辺の一方の辺に
は、内型18を備えた型枠内型付き蓋板15が、枢着装
置(図示されていない)の回転軸線を中心として旋回可
能に上記の型枠側板と同様に枢着されている。コンクリ
ートブロックの裏面の、型枠側板14、14′、および
型枠内型付き蓋板15の内型18の形状は、周知の控え
壁部21が形成されるように形成されている。
【0019】この型枠面板11の上下辺の他方の辺に
は、型枠蓋板17が、枢着装置(図示されていない)の
回転軸線を中心として旋回可能に上記と同様に枢着され
ている。これら型枠側板14、14′、型枠内型付き蓋
板15および型枠蓋板17には、それぞれの回転軸線を
中心として、上方へとほぼ直立状態にまで閉じた後に、
これらを型枠状に組立て固定するための、適当な固定具
(図示されていない)が設けられている。しかし、これ
ら固定具は、この装置に装着されているのではなく、別
体の固定具、例えば囲繞して固定する固定ベルトのよう
なものであってもよい。また、これら型枠内型付き蓋板
15および型枠蓋板17は、この型枠面板11に枢着さ
れず、別体であっても良い。
【0020】図6は、型枠状に組立て固定された本発明
のB型ブロック用の製造装置に生コン30を投入した図
である。
【0021】図7は、生コンが固化した後、脱型した本
発明の装置により製造された積みコンクリートブロック
の裏側方向からの斜視図である。クリートブロックの裏
面に、型枠側板14、14′と型枠内型付き蓋板15の
内型18とによって、控え壁部31が形成されているこ
とが、見て取れる。
【0022】図8は、図7の積みコンクリートブロック
の表面方向からの斜視図である。この図から、左右側方
の穴抜き部にメッシュ13が埋め込まれた様式の、B型
ブロックが見て取れる。
【0023】A型ブロックの製造は、以下の工程で行わ
れる。この工程は、即ち、型枠面板1の中央に設けられ
た弾性的な穴抜き用下側コマ2の上にメッシュ3を載置
すること、左右の型枠側板4、4′を型枠側板回転軸線
を中心として旋回して、ほぼ直立状態に閉じること、穴
抜き用上側コマ6を有する内型8を備えた型枠内型付き
蓋板5をほぼ直立状態に閉じ、この穴抜き用上側コマ6
によってメッシュ3を上方から押下すること、この押下
により、メッシュ3が穴抜き用下側コマ2の弾性によっ
て、この穴抜き用下側コマ2中に食い込み固定されるこ
と、型枠蓋板7をほぼ直立状態に閉じること、適当な固
定具により、これら型枠側板4、4′および型枠内型付
き蓋板5、型枠蓋板7を固定することにより、型枠を組
立てすること、この型枠内に生コンを投入すること、投
入した生コンが固化した後、脱型すること、から成る。
【0024】B型ブロックの製造は、以下の工程で行わ
れる。この工程は、即ち、型枠面板11の左右側方に設
けられた弾性的な穴抜き用下側コマ12、12′の上に
メッシュ13をそれぞれ載置すること、穴抜き用上側コ
マ16、16′を有する左右の型枠側板14、14′
を、型枠側板回転軸線を中心として旋回してほぼ直立状
態に閉じ、これら穴抜き用上側コマ16、16′によっ
て、これらメッシュ13を上方から押下すること、この
押下により、これらメッシュ13が、これら穴抜き用下
側コマ12、12′の弾性によって、これら穴抜き用下
側コマ12、12′中に食い込み固定されること、内型
18を備えた型枠内型付き蓋板15をほぼ直立状態に閉
じること、型枠蓋板17をほぼ直立状態に閉じること、
適当な固定具により、これら型枠側板14、14′およ
び型枠内型付き蓋板15、型枠蓋板17を固定すること
により、型枠を組立てすること、この型枠内に生コンを
投入すること、投入した生コンが固化した後、脱型する
こと、から成る。
【0025】ゴム状の穴抜き用下側コマ2、12は、弾
性的な、有利にはゴム、合成樹脂から成る。この穴抜き
用下側コマ2、12の高さは、型枠を閉じた際に、穴抜
き用上側コマ16、16′との間で隙間が形成しないよ
うに、即ちこの穴抜き用上側コマによって穴抜き用下側
コマが弾性的に押圧されるように若干高く形成する。
【0026】貫通または穴抜きされる穴の形状は任意で
あり、円形、楕円形、四角形等が可能であり、また大き
さも任意であり、所望の形状および大きさの穴抜き用下
側コマ16、16′および穴抜き用上側コマ2、12に
よって形成される。穴の開口面積比は、植生緑化等の用
途に相応して決められ、型枠面板の表面積の10%〜3
0%程度が有利である。
【0027】メッシュ3、13のメッシュサイズは、植
生緑化等の用途に相応して決められ、またメッシュの材
質は、不銹鋼、不銹のためにメッキされた鋼、合成樹脂
等が可能である。また、これらメッシュ3、13の大き
さは、貫通または穴抜きされる穴のよりも大きく、有利
には、埋め込まれる最小幅が5〜20mmであり、また
形状は、有利には矩形である。
【0028】図9は、本発明により製造されたA型ブロ
ック40およびB型ブロック41により、法面擁壁を構
築した時の正面から見た図である。
【0029】図10の(a)および(b)は、それぞれ
図9のC−C断面図、およびD−D断面図である。参照
符号45は、隅込めコンクリートである。参照符号46
は、裏込め材としての植栽用土、栗石、土砂砕石等であ
る。従って、この植栽用土に花木等の植栽またはこれら
の種子を植生したり、または、自然環境に対する配慮か
ら、特に積極的には植栽せず、上記の貫通された穴のメ
ッシュの裏側に、栗石または土砂砕石等を裏込めし、そ
の後は自然の草木の育成に任せたり、または通気、排
水、昆虫の出入りを可能にすることも可能である。参照
符号45の部分の隅込めコンクリートは、法面擁壁の施
工における諸条件によって、栗石または土砂砕石等の裏
込めでも可能であることは、言うまでも無い。
【0030】図11の(a)および(b)は、それぞれ
図9のA−A断面図、およびB−B断面図である。
【0031】図12の(a)および(b)は、それぞれ
B型ブロックの左右対称の半分体としてのC型ブロック
42およびD型ブロック43の図である。これらC型ブ
ロックおよびD型ブロックは、B型ブロックに比して正
に半分に構成された装置により、即ち片側のみにメッシ
ュが配置されて、それ以外は同様の装置および方法で製
造される。これらC型ブロックおよびD型ブロックは、
図9のD−D断面の状況で、擁壁の左右端部に使用され
る。
【0032】
【発明の効果】本発明による積みコンクリートブロック
の製造方法およびこれらコンクリートブロックを製造す
るための装置により、中央部を貫通された穴を設け、こ
の中央部を貫通された穴にメッシュが埋め込まれた様式
の積みコンクリートブロック(A型の積みコンクリート
ブロック)、および、左右側方または片側に穴抜き部を
設け、これら穴抜き部にメッシュが埋め込まれた様式の
積みコンクリートブロック(B型、またはC型、D型の
積みコンクリートブロック)を、作業性良く製造でき、
これにより製造コストが低減でき、また、メッシュが簡
単かつ確実に固定され、更にできあがった製品における
メッシュの保持の、保持品質のばらつきを無くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるA型ブロックを製造
するための装置の斜視図である。
【図2】型枠状に組立て固定された本発明のA型ブロッ
ク用の製造装置に装置に生コンを投入した図である。
【図3】生コンが固化した後、脱型した本発明の装置に
より製造された積みコンクリートブロックの裏側方向か
らの斜視図である。
【図4】図3の積みコンクリートブロックの表面方向か
らの斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態によるB型ブロックを製造
するための装置の斜視図である。
【図6】型枠状に組立て固定された本発明のB型ブロッ
ク用の製造装置に生コンを投入した図である。
【図7】生コンが固化した後、脱型した本発明の装置に
より製造された積みコンクリートブロックの裏側方向か
らの斜視図である。
【図8】図7の積みコンクリートブロックの表面方向か
らの斜視図である。
【図9】本発明により製造されたA型ブロックおよびB
型ブロックにより、法面緑化擁壁を構築した時の正面か
ら見た図である。
【図10】図9のC−C、およびD−D断面図である。
【図11】図9のA−A、およびB−B断面図である。
【図12】B型ブロックの左右対称の半分体としての、
C型ブロックおよびD型ブロックの図である。
【符号の説明】
1 型枠面板 2 穴抜き用下側コマ 3 メッシュ 4、4′ 型枠側板 5 型枠内型付き蓋板 6 穴抜き用上側コマ 7 型枠蓋板 8 内型 9 枢着装置 11 型枠面板 12 穴抜き用下側コマ 13 メッシュ 14、14′ 型枠側板 15 型枠内型付き蓋板 16 穴抜き用上側コマ 17 型枠蓋板 18 内型 19 枢着装置 20 生コン 21 控え壁部 30 生コン 31 控え壁部 40 A型ブロック 41 B型ブロック 42 C型ブロック 43 D型ブロック 45 隅込めコンクリート 46 裏込め材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 29/02 311 E02D 29/02 311 312 312 Fターム(参考) 2D018 EA04 2D044 DB53 2D048 AA26 BA01 CA01 4G053 BB05 BC03 BD04 BE03 CA03 CA21 CA23 DA03 EA13 EA14 EA42 EA50 EB03 4G058 GA01 GE11 GE14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積みコンクリートブロックの製造方法に
    おいて、以下の工程、即ち、型枠面板(1)の中央に設
    けられた弾性的な穴抜き用下側コマ(2)の上にメッシ
    ュ(3)を載置すること、左右の型枠側板(4、4′)
    を型枠側板回転軸線を中心として旋回して、ほぼ直立状
    態に閉じること、穴抜き用上側コマ(6)を有する内型
    (8)を備えた型枠内型付き蓋板(5)をほぼ直立状態
    に閉じ、この穴抜き用上側コマ(6)によってメッシュ
    (3)を上方から押下すること、この押下により、メッ
    シュ(3)が穴抜き用下側コマ(2)の弾性によって、
    この穴抜き用下側コマ(2)中に食い込み固定されるこ
    と、蓋板(7)をほぼ直立状態に閉じること、適当な固
    定具により、これら型枠側板(4、4′)および型枠内
    型付き蓋板(5)、蓋板(7)を固定することにより、
    型枠を組立てすること、この型枠内に生コンを投入する
    こと、投入した生コンが固化した後、脱型すること、か
    ら成ることを特徴とする、中央部を貫通された穴にメッ
    シュが埋め込まれた様式の、A型の積みコンクリートブ
    ロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 積みコンクリートブロックの製造方法に
    おいて、以下の工程、即ち、型枠面板(11)の左右側
    方に設けられた弾性的な穴抜き用下側コマ(12、1
    2′)の上にメッシュ(13)をそれぞれ載置するこ
    と、穴抜き用上側コマ(16、16′)を有する左右の
    型枠側板(14、14′)を、型枠側板回転軸線を中心
    として旋回してほぼ直立状態に閉じ、これら穴抜き用上
    側コマ(16、16′)によって、これらメッシュ(1
    3)を上方から押下すること、この押下により、これら
    メッシュ(13)が、これら穴抜き用下側コマ(12、
    12′)の弾性によって、これら穴抜き用下側コマ(1
    2、12′)中に食い込み固定されること、内型(1
    8)を備えた型枠内型付き蓋板(15)をほぼ直立状態
    に閉じること、蓋板(17)をほぼ直立状態に閉じるこ
    と、適当な固定具により、これら型枠側板(14、1
    4′)および型枠内型付き蓋板(15)、蓋板(17)
    を固定することにより、型枠を組立てすること、この型
    枠内に生コンを投入すること、投入した生コンが固化し
    た後、脱型すること、から成ることを特徴とする、左右
    側方の穴抜き部にメッシュが埋め込まれた様式の、B型
    の積みコンクリートブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】 積みコンクリートブロックの製造装置で
    あって、この装置が、その中央に、弾性的な、上方に向
    かって抜き勾配を有する穴抜き用下側コマ(2)が設け
    られた型枠面板(1)を有し、この型枠面板(1)の左
    右側辺に、型枠側板(4、4′)が、型枠側板回転軸線
    を中心として旋回可能に枢着されており、この型枠面板
    (1)の上下辺の一方の辺に、下方に向かって抜き勾配
    を有する穴抜き用上側コマ(6)を有する内型(8)を
    備えた型枠内型付き蓋板(5)が、蓋板回転軸線を中心
    として旋回可能に枢着されており、その際、この穴抜き
    用上側コマ(6)は、この型枠内型付き蓋板(5)をほ
    ぼ直立状態に閉じた際に、弾性的な穴抜き用下側コマ
    (2)に当接押圧するように形成されており、この型枠
    面板(1)の上下辺の他方の辺に、蓋板(7)が、蓋板
    回転軸線を中心として旋回可能に枢着されており、これ
    らそれぞれの回転軸線を中心として、型枠側板(4、
    4′)、型枠内型付き蓋板(5)および蓋板(7)をほ
    ぼ直立状態に閉じた後これらを型枠状に組立て固定する
    ための、適当な固定具が設けられている、ことを特徴と
    する請求項1に記載の、中央部を貫通された穴にメッシ
    ュが埋め込まれた様式の、A型の積みコンクリートブロ
    ックを製造するための装置。
  4. 【請求項4】 積みコンクリートブロックの製造装置で
    あって、この装置が、型枠面板(11)のその左右側方
    に、弾性的な、上方に向かって抜き勾配を有する穴抜き
    用下側コマ(12、12′)が設けられた型枠面板(1
    1)を有し、この型枠面板(11)の左右側辺に、下方
    に向かって抜き勾配を有する穴抜き用上側コマ(16、
    16′)を有する左右の型枠側板(14、14′)が、
    型枠側板回転軸線を中心として旋回可能に枢着されてお
    り、その際、これら穴抜き用上側コマ(16、16′)
    は、これら型枠側板(14、14′)をほぼ直立状態に
    閉じた際に、弾性的な穴抜き用下側コマ(12、1
    2′)に当接押圧するように形成されており、この型枠
    面板(11)の上下側辺の一方の辺に、内型(18)を
    備えた型枠内型付き蓋板(15)が、蓋板回転軸線を中
    心として旋回可能に枢着されており、この型枠面板(1
    1)の上下側辺の他方の辺に、蓋板(17)が、蓋板回
    転軸線を中心として旋回可能に枢着されており、これら
    それぞれの回転軸線を中心として、型枠側板(14、1
    4′)、型枠内型付き蓋板(15)および蓋板(17)
    をほぼ直立状態に閉じた後これらを型枠状に組立て固定
    するための、適当な固定具が設けられている、ことを特
    徴とする請求項2に記載の、左右側方の穴抜き部にメッ
    シュが埋め込まれた様式の、B型の積みコンクリートブ
    ロックを製造するための装置。
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