JPH091515A - 生態系育成ブロックの製造方法及び生態系育成ブロック製造用型枠 - Google Patents

生態系育成ブロックの製造方法及び生態系育成ブロック製造用型枠

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JPH091515A
JPH091515A JP18104695A JP18104695A JPH091515A JP H091515 A JPH091515 A JP H091515A JP 18104695 A JP18104695 A JP 18104695A JP 18104695 A JP18104695 A JP 18104695A JP H091515 A JPH091515 A JP H091515A
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JP
Japan
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mold
block
planting hole
ecosystem
hole
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JP18104695A
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Toshiaki Sato
俊明 佐藤
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NIPPON NACHIYUROTSUKU KK
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NIPPON NACHIYUROTSUKU KK
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  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然環境に優しく、ブロック自体から生態系
が育成しやすく、また、ブロックとしても無味乾燥なコ
ンクリートの地肌が露出することなく、さらに、植栽孔
とともに大小の表面化粧用の自然石を用いても容易に製
造することがでる生態系育成ブロツクの製造方法及び生
態系育成ブロック製造用型枠を提供する。 【構成】 型枠底部に、底部または全体が磁化され脱型
後植栽孔となる植栽孔用型を係止し、砂層を設けた後、
熔岩等の多孔質骨材を植栽孔用型の間に投入し、次いで
コンクリートを打設して凝結後、脱型することを特徴と
する生態系育成ブロックの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植栽用の孔を有した生
態系育成ブロックの製造法、さらに詳しくは、自然石で
表面化粧し、特に、自然環境との調和を叶え生態系を崩
さない生態系育成ブロックの製造方法及び生態系育成ブ
ロック製造用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、緑化を促進するためのブロツ
クとして植栽ブロックがあり、植栽ブロックとしては、
篭形状で底部が開放したコンクリート製品に植物を植え
込んだり(図13)、コンクリートブロックで額縁状の
枠を作製し、その空洞部分に植物を育成するもの等が開
発されている。
【0003】また、従来の植栽ブロツクの製造法として
は、コンクリートの凝結前に孔となる部分を打ち抜いた
り、コンクリート打設前に予め開放部に型を挿入して孔
を得ていた。
【0004】また、近年、表面を合成樹脂で自然石風に
作製した擬石形状のブロックを、ブロックの側面に設け
たフックを介して金属鋼線で連結し、連結部によって生
じた各ブロック間のすきまに雑草等を植生する植栽ブロ
ックが開発されている(図14)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の植栽ブ
ロックは、単にコンクリート製品の底部が開放されてい
るに過ぎないため、孔から植物が育成したとしてもコン
クリートの無味乾燥な表面が露出し自然環境と不調和で
あった。
【0006】また、ブロックの表面を自然石風に型取っ
て表面化粧したとしても、表面がコンクリートであるこ
とに変わりなく、コンクリート表面に植物等は育成しな
い。さらに、ブロックの表面に砂利等の自然石等を埋め
込んだとしても、ブロック自体から植物や微小生物が育
成することはなく、単に孔に植えた植物が育成するのみ
で、ブロック自体が自然環境と同化して自然の植物、昆
虫、小動物が育成するものとはならなかった。
【0007】また、近年の分割ブロックは、各ブロック
間の隙間から植物を育成させて自然環境に近似したもの
を作製しようというものであるが、ブロックの表面は前
記同様コンクリートであり、ブロック自体が生態系の育
成の場にはならない。また、分割ブロックは主に河川の
法面に設置されるが、平面での設置ならともかく、凹凸
の激しい河川の法面では、各ブロツク間が地盤の凹凸に
よって浮くためワイヤで連結する作業が困難となり作業
性に劣る欠点がある。
【0008】また、従来の分割ブロックは、表面が自然
石風でも表面が樹脂等で製作されたものであるためブロ
ック自体の生態系の育成の場とはならず、仮りに分割ブ
ロックの表面に自然石を埋め込む作業をするにしても、
一定の大きさのブロック成型用パレットの中に大小さま
ざまな自然石を納める作業が容易でなく、またこれを一
定の植栽孔を設けるとしたら自然石を植栽孔の場所を外
して詰め込むため、さらに作業性が低下する。また、植
栽孔の作製においても従来のものは、表面に自然石の突
出したものとの組み合わせがなく、任意の場所の形状の
植栽孔を容易に作り出すことができなかった。また、植
栽孔用の型を用いるにしても成型時の振動等で孔型が移
動したりして、当初予定した意匠と異なったり、孔型が
あらかじめ一定の場所にあると大小さまざまの自然石を
組み合わせることが困難となる。
【0009】このように近年においては、コンクリトー
の無味乾燥な表面をそのまま露出するようなブロックか
ら、表面を自然石風に化粧したり、ブロックの設置時に
ブロック間に隙間を生じさせ、隙間から植物を育成させ
るというようにできるだけ自然環境にマッチした製品を
提供するようになってきたが、これらのブロツクは、観
賞的には自然環境にマッチしたものに近づいてきている
が、ブロツク自体がコンクリートの構造物であることか
ら、これを設置するとその河川等の生態系を崩すことに
なりかねない。このため、ブロック自体が生態系の育成
の場となるような、生態系を崩すことなく、かつ、生態
系にマッチしたコンクリート製品の提供が望まれてい
た。
【0010】本発明は、自然環境に優しく、ブロック自
体から生態系が育成しやすく、また、ブロックとしても
無味乾燥なコンクリートの地肌が露出することなく、さ
らに、植栽孔とともに大小の表面化粧用の自然石を用い
ても容易に製造することがでる生態系育成ブロツクの製
造方法及び生態系育成ブロック製造用型枠を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、前
記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ブロック
自体を従来にない構造とし、その製造方法として、特殊
な型枠を用いることによって、任意の植栽孔を容易に成
型でき、生態系育成に適したブロックが得られるとの知
見に基づきなされた。
【0012】つまり、本発明は、必要に応じて表面に砂
層を設け、かつ、表面化粧骨材として熔岩等の多孔質の
骨材又は玉石等の自然石等を1以上露出させて表面を化
粧し、表面から裏面を貫通する1以上の植栽孔を有して
なる生態系ブロックを得れば、生態系を崩すこと無く、
むしろ生き物の新たな生息域にもなる生態系育成ブロッ
クが得られることを知見し、その製造方法として、型枠
底部に、脱型後植栽孔となる植栽孔用型を係止し、型枠
底部に砂層を設けた後、自然石を植栽孔用型の間に投入
し、次いでコンクリートを打設して凝結後、脱型、養生
すれば前記課題が解決できる生態系育成ブロックが得ら
れるとの知見を得て本発明を完成した。
【0013】型枠は、目的とする生態系育成ブロックに
よって、大きさ、形状を適宜定めるが、その材質は、磁
力を用いた植栽孔用型を用いるときは、鉄、鋼等の磁力
による磁性体を保持する材料から選択するが、磁力を用
いないときは、合成樹脂、プラスチック、木材等あらゆ
る材料を選択することができる。
【0014】型枠は、脱型後植栽孔となる植栽孔用型と
組になっており、型枠底部に植栽孔用型が固定または着
脱自在、移動自在に係止されている。なお、型枠は、間
置ブロツク、大型ブロック、平板、水路ブロツク等のあ
らゆるブロツクの型枠を用いることができる。
【0015】型枠は、一体型でも、上下2分割でも利用
することができるが、まず上段を外した状態で、骨材の
投入や植栽孔用型の移動等の作業を行い、その後上段を
設置してコンクリートを打設すれば、作業効率が上がる
ため好ましい。
【0016】また、型枠の側面となる各辺の内側に凸部
を設ければ、脱型後ブロックの側面に凹部が生じ、ブロ
ツクを連接して設置すれば、凹部同志が組合わさって植
栽孔と同様の孔部ができ植栽孔として用いることができ
る(図3参照)。
【0017】植栽孔用型は、型枠底面に係止させるため
底部または全体が磁化され、または底部に磁石を組み込
み磁力によって型枠底部の任意の場所に保磁され、また
移動自在となる。これにより、得られる製品の任意の箇
所に植栽孔を得ることができ、後述する表面化粧骨材と
しての大小さまざまな熔岩等の表面化粧骨材を型枠に複
数投入しても、植栽孔用型を適宜移動できるため、型枠
内に熔岩や植栽孔用型を能率良く納めることができ、成
型時の振動でも孔型が移動することがない。
【0018】植栽孔用型の材質は、全体が磁石、底部が
磁石または磁化された以外では、あらゆる材質が用いら
れ、内部が空洞のものでも用いることができる。
【0019】植栽孔用型の形状は、求める植栽孔によっ
て適宜定めることができ、直方体形状、三日月形状、円
柱状、楕円形状等さまざまな形状を選択することがで
き、選択した該植栽孔用型の形状に応じた植栽孔が得ら
れ、大きい植栽孔を中心に設けたり、さまざまの形状の
ものを複数設けたり、その成型する製品の目的によって
適宜選択することができる(図1、図11参照)。
【0020】また、植栽孔用型は、磁力の保磁力を用い
て、型枠底面の任意の箇所を自由に移動することができ
るが、磁石の保磁力を利用しないで、既に型枠底部の任
意の場所に固定されたものを用いることができる。ま
た、磁力等のなんら係止手段を有しない植栽孔用型を用
いることもできる。さらに、骨材が小さいときなどは植
栽孔用型が型枠底面に既に固定した型枠を用いることも
できる。また、一点支点型として植栽孔用型を型枠底部
とボルト等において結合すれば、ボルトを中心にして植
栽孔用型が回転し、表面化粧骨材の大小や位置によって
型枠底部に自然石を投入した際に納まりが悪いときに、
植栽孔用型をボルトを支点として回転させて位置を調整
することもできる。
【0021】さらに、植栽孔用型の長手方向に溝を設
け、溝内を移動可能としたボルトによって型枠底部と固
着すれば、植栽孔用型は溝内を、そして、ボルトを支点
として回転することができて移動範囲が広くなり、磁石
型と同様、植栽孔を任意の場所に設けることができ、型
枠底部に形状の異なる熔岩を投入しても、熔岩の大きさ
に応じて、植栽孔用型を適宜移動させてパレット内に熔
岩や植栽孔用型を能率良く納めることができる(図12
参照)。
【0022】表面化粧骨材としての自然石としては、玉
石、砕石、抗火石、凝灰石、安山岩、粘板岩、花崗岩、
蛇紋岩、石灰岩等のあらゆる自然石を用いることができ
るが、多孔質の熔岩、軽石等を用いるのが最も好まし
い。多孔質の熔岩は、水分を吸収し、保湿性に富むた
め、天然石のなかでもそれ自体に最もコケが育成しやす
い。また、熔岩を表面化粧骨材として用いるため、熔岩
の回りの目地部分部分の砂や植栽孔に充填した土の部分
も常に湿潤状態が保たれ、コケや植物、小動物が育成し
やすい環境となりブロック全体が生き物の新たな生息域
となることができる。
【0023】熔岩は、表面化粧材として表面に複数個設
けるのが好ましいが、コケを表面に多く育成するときに
は、多く設けるのが好ましい。また、熔岩には浄化作用
があり河川に設置すると、汚染された河川を浄化してよ
り生態系に好ましい自然環境を得ることができる。
【0024】また、使用するコンクリートは、製品に応
じて超硬練りや軟練りコンクリートを用いることができ
るが、脱型なら超硬練り、流し込みなら軟練りと適宜選
択して用いることができる。
【0025】生態系ブロックの製造法としては、磁石式
の場合、まず、型枠底部の任意の場所に植栽孔用型を磁
石の保磁力により型枠底部に係止させた後(図5〜8参
照)、砂を敷く。次いで植栽孔用型の間に熔岩等の自然
石を投入する(図9参照)。このとき、自然石の形状が
さまざまであるため、自然石の形状によっては、型枠底
部にうまく納まらないことがあるため植栽孔用型を適宜
移動させて自然石を型枠底部内に収めるようにする。次
いで、コンクリートを打設し(図10参照)、凝結後、
脱型すれば、任意の箇所に植栽孔を有した生態系ブロッ
クを得ることができる(図1)。
【0026】なお、図面は、図4が上下分割型枠を示
し、図5は、上下分割型枠の下段型枠7の中心付近に植
栽孔用型9を設置した状態を示す図、図6は、これに上
段型枠を設置した図、図7は、上下分割型枠の下段型枠
7に植栽孔用型9を2個設置した状態を示す図、図8
は、型枠内に植栽孔用型9を4個設置した状態を示す
図、図9は、型枠に植栽孔用型9、砂層3を設けたのち
骨材2を投入した状態を示す図、図10は、型枠にコン
クリートを打設した状態を示す図、そして、図11は、
脱型して得られた製品を示す。
【0027】得られた生態系育成ブロック表面には、砂
層が設けられており、各熔岩間の間の目地部分が砂層に
よってコンクリートの無味乾燥な地肌が露出しないよう
になっている。砂層は、ブロックの表面1〜5cm位の
層とすることが好ましく、熔岩間の目地部分の砂層は、
そのままでも景観に優れているが、砂地には、ブロック
作製時に予めまたは、ブロックの成型後芝の種を蒔き芝
を育成させてもよい。なお、砂層を厚くすると根の生え
る背丈の大きい植物が育成し、砂層を薄くすると背丈の
低い植物が育成するため、砂層を調整することによって
育成する植物も選択することができる。このため、施工
場所に育成さす植物によって砂層を調整することができ
る。例えば、雑草の繁殖を好まないときは、砂層を薄く
して用いればよい。また、砂層を設けないときは、表面
に熔岩をできるだけ多く露出させ、目地部分を植栽孔と
するのが好ましい。
【0028】得られた植栽孔および側面凹部の組合せに
よる孔は、ブロックの表面から裏面まで貫通され、該植
栽孔及び孔には、土が充填され、つつじ等の植物が植え
られる。そして、植栽孔の裏面で植栽孔の土と施工現場
の土が結合してブロックと地盤が一体化される。
【0029】
【効果】本発明によれば、自然環境に優しく、ブロック
自体から生態系が育成しやすい生態系ブロツクが、骨材
の大小等にかかわらず、型枠底部内に容易に納まり易く
なる。また、植栽孔も孔型が製造時に移動すること無
く、当初予定した意匠がそのまま実現でき、任意の場所
に任意の形状の植栽孔を設けられ、その製造時において
も骨材の大きさによって作業効率が低下することがな
い。
【0030】得られたブロックは、ブロックとしても無
味乾燥なコンクリートの地肌が露出することなく、砂部
に芝等の種を蒔けば芝が容易に育成し、植栽孔の砂部に
つつじ等の草木を植えれば、従来の植栽ブロック以上に
育成が持続する。また、河川等の法面への施工も簡単に
行え、施工後は、熔岩等の多孔質材を用いたときは、湿
潤状態が保たれるのでコケが容易に育成され、コケに伴
い微生物や昆虫等が育成され、また、熔岩の浄化作用か
ら河川を浄化することができ、生態系に優しく自然環境
と同様な環境を得ることができ、ブロック自体が生態系
の育成の場となる。
【0031】
【実施例】
実施例1 型枠として上下2段組としたものを用いた(図1)。1
000×1000×500mmで側面の各辺の中央部に
500×50mmの内側に凸部を有した鉄製の型枠に、
下段型枠底部7に磁石を埋め込んだ植栽孔用の型枠9を
4個を任意の箇所に設置し(図8参照)、次いで、砂層
3を20mm敷き詰め、さらに、化粧用骨材として50
〜200mmの大小さまざまな熔岩2を砂層上に乗せ
た。このとき、熔岩2が植栽孔用型枠9によって納まり
が悪いときは、植栽孔用型9を適宜移動した。その後、
型枠の上段8を設置した後、コンクリートを打設して
(図10)、凝結後植栽孔用の型枠とともに脱型して製
品を得た(図1)。
【0032】得られた製品は、成型時に孔型がずれるこ
とがなく、表面に熔岩2、目地部には砂層3を有し、コ
ンクリート部4には、表裏を貫通する植栽孔5を有し4
辺には、50mmの凹部6を有している。得られた生態
系育成ブロック1を連接して河川敷に敷き詰め、砂部3
に芝の種、植栽孔5及び連接して得られた凹部同志の孔
につつじの苗を植えたところ、約2週間で芝が延び、約
1ヵ月で熔岩部にコケが生え、つつじも育成し、以後つ
つじも枯れることなく育成されることが確認された。
【0033】また、これと同時に、熔岩を設けず、表面
を砂層のみとしたもの、砂層と植栽孔のみからなるブロ
ックを作製し、同様にして河川に敷き詰めたところ、熔
岩を用いたものに比して芝の育成は劣り、また、植栽部
のつつじも水の補給が必要となった。
【0034】実施例2 実施例1に準じて、底部に磁石を埋め込んだ円柱型植栽
孔用の型枠1個を型枠底部の中心に置き(図5)、次い
で、砂層3を20mm敷き詰め、さらに、化粧用骨材と
して50〜200mmの大小さまざまな玉石を砂層上に
喰いこませて乗せた。このとき、玉石が植栽孔用型枠に
よって納まりが悪いときは、植栽孔用型を適宜移動し
た。その後、型枠の上段を設置し、コンクリートを打設
して、凝結後植栽孔用の型枠とともに脱型して製品を得
た(図11)。
【0035】得られた製品は、表面に玉石、目地部には
砂層3を有し、コンクリート部4には、表裏を貫通する
丸い大型の植栽孔5、4辺には、50mmの凹部6を有
している。得られた生態系ブロック1を実施例1に準じ
て連接して河川敷に敷き詰め、砂部3に芝の種、植栽孔
及び連接して得られた凹部同志の孔につつじの苗を植え
たところ、実施例1同様約2週間で芝が延び、つつじも
育成し、以後水分の補給を必要としたが、つつじも枯れ
ることなく育成されることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つの植栽孔を有した生態系育成ブロックの平
面図
【図2】生態系育成ブロックの断面図
【図3】生態系育成ブロックを連接した状態を示す平面
【図4】上下分割型とした生態系育成型枠の型枠部
【図5】上下分割型枠の下段型枠の中心付近に植栽孔用
型を設置した状態を示す図
【図6】上下分割型枠の中心に円柱型植栽孔用型枠を設
置した図
【図7】上下分割型枠の下段型枠に植栽孔用型を2個設
置した状態を示す図
【図8】型枠内に植栽孔用型を4個設置した状態を示す
【図9】型枠に植栽孔用型9、砂層3を設けたのち骨材
2を投入した状態を示す図
【図10】型枠にコンクリートを打設した状態を示す図
【図11】円柱型植栽孔を有した生態系育成ブロックの
斜視図
【図12】溝式植栽孔用型枠の断面図
【図13】従来の植栽ブロックの平面図
【図14】従来の分割型擬石形状ブロックの平面図
【符号の説明】
1 生態系育成ブロック 2 熔岩 3 砂層 4 コンクリート 5 植栽孔 6 凹部 7 下段型枠 8 上段型枠 9 植栽孔用型 10 ボルト固定型植栽孔用型 11 溝 12 ボルト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠底部に、脱型後植栽孔となる植栽孔
    用型を係止し、砂層を設けた後、自然石を植栽孔用型の
    間に投入し、次いでコンクリートを打設して凝結後、脱
    型することを特徴とする生態系育成ブロックの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 型枠底部に、移動可能で脱型後植栽孔と
    なる植栽孔用型を係止し、砂層を設けた後、自然石を植
    栽孔用型の間に投入し、次いでコンクリートを打設して
    凝結後、脱型することを特徴とする生態系育成ブロック
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の植栽孔用型が、底部また
    は全体が磁化され、または底部に磁石を組込み、磁力に
    よって型枠底部の任意の個所に保磁されることを特徴と
    する生態系育成ブロックの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の植栽孔用型が、型枠底部
    と回転自在に結合していることを特徴とする生態系育成
    ブロックの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の植栽孔用型が、植栽孔用
    型の長手方向に溝を設け、溝内を移動可能としたボルト
    によって型枠底部と回転自在に結合していることを特徴
    とする生態系育成ブロックの製造方法。
  6. 【請求項6】 自然石が熔岩等の多孔質骨材であること
    を特徴とする生態系育成ブロックの製造方法。
  7. 【請求項7】 底部または全体が磁化され、または底部
    に磁石を組込み、磁石の保磁力により型枠底部に係止し
    脱型後植栽孔となる植栽孔用型を有してなる生態系ブロ
    ック製造用型枠。
  8. 【請求項8】 型枠底部と回転自在に結合し脱型後植栽
    孔となる植栽孔用型を有してなる生態系ブロック製造用
    型枠。
  9. 【請求項9】 植栽孔用型に長手方向に溝を有し、溝内
    を移動可能としたボルトによって型枠底部と回転自在に
    結合し脱型後植栽孔となる植栽孔用型を有してなる生態
    系ブロック製造用型枠。
  10. 【請求項10】 側面となる各辺の内側に凸部を設けた
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の生態
    系ブロック製造用型枠。
  11. 【請求項11】 型枠が上下2分割であることを特徴と
    する請求項7〜10記載の生態系ブロック製造用型枠。
  12. 【請求項12】 型枠底部に脱型後植栽孔となる植栽孔
    用型を有してなる生態系ブロック製造用型枠。
JP18104695A 1995-06-23 1995-06-23 生態系育成ブロックの製造方法及び生態系育成ブロック製造用型枠 Pending JPH091515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107088957A (zh) * 2017-06-22 2017-08-25 湘电重型装备有限公司 一种预制混凝土生态阶梯式护坡模具装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107088957A (zh) * 2017-06-22 2017-08-25 湘电重型装备有限公司 一种预制混凝土生态阶梯式护坡模具装置

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