JP2001234521A - 凝灰岩使用による河川の護岸改修工法 - Google Patents
凝灰岩使用による河川の護岸改修工法Info
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- JP2001234521A JP2001234521A JP2000095871A JP2000095871A JP2001234521A JP 2001234521 A JP2001234521 A JP 2001234521A JP 2000095871 A JP2000095871 A JP 2000095871A JP 2000095871 A JP2000095871 A JP 2000095871A JP 2001234521 A JP2001234521 A JP 2001234521A
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- revetment
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/30—Flood prevention; Flood or storm water management, e.g. using flood barriers
Abstract
(57)【要約】
【課題】魚が棲み良く景観にやさしい環境をつくる河川
の護岸改修工法に関する。 【解決手段】国内に広く分布している凝灰炭を使用して
コンクリートを一切使わない河川の改修工事であって凝
灰岩は加工がし易く、しかも多孔質なため苔のつきがよ
いため魚が棲みやすく緑の環境が保てる。
の護岸改修工法に関する。 【解決手段】国内に広く分布している凝灰炭を使用して
コンクリートを一切使わない河川の改修工事であって凝
灰岩は加工がし易く、しかも多孔質なため苔のつきがよ
いため魚が棲みやすく緑の環境が保てる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は凝灰岩を長方形状に
成形して使用する河川の護岸改修工法に関し、自然にや
さしく魚が棲み易い環境を造ることを目的とすることを
目的とする。
成形して使用する河川の護岸改修工法に関し、自然にや
さしく魚が棲み易い環境を造ることを目的とすることを
目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来から行われている河川の護岸河底工
事はコンクリートブロックを使用して河底及び堤防法面
に積み上げて工事を行っていた。このため河川はコンク
リート一色となり緑がなくなり殺風景な様相となってい
るばかりか、魚も棲めない河川となっている。
事はコンクリートブロックを使用して河底及び堤防法面
に積み上げて工事を行っていた。このため河川はコンク
リート一色となり緑がなくなり殺風景な様相となってい
るばかりか、魚も棲めない河川となっている。
【０００３】このため魚を棲めるようにと穴の空いた魚
巣ブロックなどを使用しているが、河岸に水草の生育が
少く、思うように魚が棲みつく元の環境に戻らないのが
現状である。
巣ブロックなどを使用しているが、河岸に水草の生育が
少く、思うように魚が棲みつく元の環境に戻らないのが
現状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】出願人はこの問題を解
決するため川の観察を続け種々試作研究を続けた結果コ
ンクリートブロックに代えて凝灰岩を使用することを見
出したものである。
決するため川の観察を続け種々試作研究を続けた結果コ
ンクリートブロックに代えて凝灰岩を使用することを見
出したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この凝灰岩は火山灰が堆
積して出来たもので多孔質で加工がし易く、しかも国内
に広く分布している岩石である。又この凝灰岩は多孔質
のため苔の生育が良く自然環境になじみ易いという利点
がある。
積して出来たもので多孔質で加工がし易く、しかも国内
に広く分布している岩石である。又この凝灰岩は多孔質
のため苔の生育が良く自然環境になじみ易いという利点
がある。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明は凝灰岩を長方形のブロッ
ク状に切出し、これを河底に敷設すると共に堤防の法面
に積み上げて使用するものでコンクリートを一切使わな
いところに特徴がある。
ク状に切出し、これを河底に敷設すると共に堤防の法面
に積み上げて使用するものでコンクリートを一切使わな
いところに特徴がある。
【０００７】添付図面により本発明の実施の形態を説明
すると、図１は河底及び堤防法面の断面図であり、図２
は正面図を示している。
すると、図１は河底及び堤防法面の断面図であり、図２
は正面図を示している。
【０００８】
【実施例】図においてＳは大形の石ブロックであり、Ｓ
−１はＳよりやや小形の石ブロックを示し、Ｓ−２はＳ
−１よりさらに小形の石ブロックを示している。
−１はＳよりやや小形の石ブロックを示し、Ｓ−２はＳ
−１よりさらに小形の石ブロックを示している。
【０００９】工事に当っては河底を掘下げて大形の石塊
ブロックＳを連結金具（１）で互いに繋ぎ合せて配置す
る。このように連結することによって石の移動を防ぎ安
定した河底が得られる。
ブロックＳを連結金具（１）で互いに繋ぎ合せて配置す
る。このように連結することによって石の移動を防ぎ安
定した河底が得られる。
【００１０】また堤防法面には下の方に大形の石ブロッ
クＳを基礎として置き、中段には中形の石ブロックＳ−
１を上段には小形の石ブロックＳ−２を順次階段状に積
み上げる。そしてこの階段状に積んだ段上に芝柳（２）
を間隔を置いて植込むこととする。そして工事終了後は
石の表面に苔の付着を早めるために種子を吹付けること
もできる。
クＳを基礎として置き、中段には中形の石ブロックＳ−
１を上段には小形の石ブロックＳ−２を順次階段状に積
み上げる。そしてこの階段状に積んだ段上に芝柳（２）
を間隔を置いて植込むこととする。そして工事終了後は
石の表面に苔の付着を早めるために種子を吹付けること
もできる。
【００１１】この芝柳は別名ネコヤナギとも呼ばれ水辺
に繁る潅木であって一米前後にしか育たず石ブロックに
付く苔ときわめて合致し緑の環境を調える。
に繁る潅木であって一米前後にしか育たず石ブロックに
付く苔ときわめて合致し緑の環境を調える。
【００１２】この法面に積む石ブロックは図示のように
階段状に積むため出水の際にも崩れることはないが万一
に備えて河底のように石ブロック相互を連結金具で固定
することもできる。
階段状に積むため出水の際にも崩れることはないが万一
に備えて河底のように石ブロック相互を連結金具で固定
することもできる。
【００１３】またこの階段状に積み上げた石ブロックの
裏側には控部として下部には凝灰岩の砕石や玉石（５）
を詰めこの上にネット（３）を敷き上部には土砂やコン
クリート（４）を詰めて法面の安定を図るものである。
そしてこの控部の中には地表からネット（３）に達する
ように通気用のパイプＰを埋設して魚棲部の換気を図
る。
裏側には控部として下部には凝灰岩の砕石や玉石（５）
を詰めこの上にネット（３）を敷き上部には土砂やコン
クリート（４）を詰めて法面の安定を図るものである。
そしてこの控部の中には地表からネット（３）に達する
ように通気用のパイプＰを埋設して魚棲部の換気を図
る。
【００１４】この石ブロックは上述のように河川の改修
工事に使用するだけでなく、堰などに設ける魚道に用い
たときも苔の存在によって魚に好まれる効果があり、さ
らには単に河底に敷き並べるだけでも苔の発生によって
水の浄化作用が得られる。
工事に使用するだけでなく、堰などに設ける魚道に用い
たときも苔の存在によって魚に好まれる効果があり、さ
らには単に河底に敷き並べるだけでも苔の発生によって
水の浄化作用が得られる。
【００１５】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、凝灰
石の石塊ブロックを使用することによって石と石との間
に隙間が出来、この隙間に魚が入り込み、棲み家となる
ばかりか冬には越冬の場所となり、石に生える苔と芝柳
によって堤防の補強と自然の正体系が出来上り、景観と
環境の美化に貢献するところが大である。
石の石塊ブロックを使用することによって石と石との間
に隙間が出来、この隙間に魚が入り込み、棲み家となる
ばかりか冬には越冬の場所となり、石に生える苔と芝柳
によって堤防の補強と自然の正体系が出来上り、景観と
環境の美化に貢献するところが大である。
【図１】堤防法面の断面図
【図２】正面図
（１）…連結金具 （２）…芝柳 （３）…土砂止めネット （４）…土砂 （５）…砕石 Ｓ…凝灰岩ブロック Ｒ…隙間 Ｐ…通気パイプ
Claims (2)
- 【請求項１】凝灰岩を長方形のブロック状に切出し、該
石塊ブロックを互いに固定金具で連結して河底に敷設
し、護岸下部から上方へ前記石塊ブロックを順次階段状
に積み上げ、該積み石塊ブロックの下部裏面に凝灰岩の
割石又は玉石を詰め、この上に土砂止め用のマットを配
し、この上方の積み石塊ブロックの裏面に土砂を詰めて
控え部とし、この土砂中に通気パイプを埋設すること、
及び階段状に積み上げた石塊ブロックの間に芝柳を植生
することを特徴とした凝灰岩使用による河川の護岸改修
工法。 - 【請求項２】請求項１の護岸改修工法において工事終了
後法面の石塊ブロックの表面苔の種子を吹付けることを
特徴とした凝灰岩使用による河川の護岸改修工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000095871A JP2001234521A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 凝灰岩使用による河川の護岸改修工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000095871A JP2001234521A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 凝灰岩使用による河川の護岸改修工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001234521A true JP2001234521A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18610714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000095871A Pending JP2001234521A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 凝灰岩使用による河川の護岸改修工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001234521A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453740C (zh) * | 2006-10-13 | 2009-01-21 | 河海大学 | 斜坡式变渗径面源截留净化生态护岸组合系统 |
| JP2009191602A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 法面壁、及びこれの構築に用いる法面用ブロック、基礎用ブロック |
| CN105887760A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-08-24 | 东南大学 | 一种生态型的破损护岸修复结构 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000095871A patent/JP2001234521A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453740C (zh) * | 2006-10-13 | 2009-01-21 | 河海大学 | 斜坡式变渗径面源截留净化生态护岸组合系统 |
| JP2009191602A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 法面壁、及びこれの構築に用いる法面用ブロック、基礎用ブロック |
| JP4671367B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2011-04-13 | 共和コンクリート工業株式会社 | 法面壁、及びこれの構築に用いる法面用ブロック、基礎用ブロック |
| CN105887760A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-08-24 | 东南大学 | 一种生态型的破损护岸修复结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040729 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040914 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |