JP2003284674A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JP2003284674A JP2002090478A JP2002090478A JP2003284674A JP 2003284674 A JP2003284674 A JP 2003284674A JP 2002090478 A JP2002090478 A JP 2002090478A JP 2002090478 A JP2002090478 A JP 2002090478A JP 2003284674 A JP2003284674 A JP 2003284674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡と、この内視鏡の挿入部に装着可能
で、内視鏡観察機構以外で、検査に必要であり、かつ十
分な機能を有する通路を持った内視鏡カバーとから構成
されて、極めて簡単な構成で、必要に応じて所望の機能
を持たせたカバーを容易に装着できるようにする。 【解決手段】 内視鏡1の挿入部3のほぼ全長を覆う内
視鏡カバーとして、カバーガラス15を硬質筒体14に
装着した先端本体11に可撓性スリーブ12を連結し、
さらに可撓性スリーブ12の基端部に止着部13を設け
た第1の内視鏡カバー10と、この第1の内視鏡カバー
10の構成をカバー本体部として、これに処置具挿通チ
ャンネル等として機能する可撓性チューブ28を設けた
第2の内視鏡カバー20と、外装スリーブ67を設ける
ことにより灌流液や洗浄液の供給通路68を備えた第3
の内視鏡カバー60が装着できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の挿入部に
着脱可能に装着されて体腔内等に挿入されるカバー式内
視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は人体等の体腔内に挿入される関
係から、使用の都度洗浄及び消毒を行なう必要があり、
しかも完全に滅菌できるようにしなければならない。こ
の洗浄,消毒は多大の時間と労力とを要することから、
内視鏡、特にその挿入部をカバーで覆った状態で、体腔
内等に挿入するようにした、所謂カバー式内視鏡が開発
されている。カバー式内視鏡は、カバーを交換すること
によって、内視鏡を洗浄及び消毒をせずに再使用できる
点で大きな利点がある。
【0003】内視鏡は、基本的には、体腔内の検査を行
なうものであるから、最低限内視鏡観察機構として、体
腔内を照明する照明部と、この照明部からの照明下で体
腔内を観察する観察部とが挿入部の先端部分に装着され
る。また、体腔内を観察した結果、必要に応じて適宜の
処置を施す場合もある。このために、内視鏡には鉗子等
の処置具を挿通する処置具挿通路を備えているのが一般
的である。さらに、吸引通路を設けて、体腔内の汚物や
体液等を吸引除去するようにしたものもある。そして、
これら処置具挿通路と吸引通路とを兼用すること、つま
り処置具挿通路の基端部に吸引チューブを接続する構成
としたものが多い。さらに、体腔内壁が汚れている等の
場合には、生理食塩水等を供給して灌流を行なうことも
必要となってくる。さらにまた、観察部が体液等で汚損
された時には、この観察部に付着する汚損物を洗い流さ
なければならず、このために洗浄用流体の供給経路が設
けられる。
【0004】以上のように、内視鏡には1乃至複数の通
路が設けられるが、内視鏡検査時にはこの通路も汚損さ
れることから、カバー式内視鏡として構成する場合に
は、前述した各通路は内視鏡側ではなく、カバー側に設
けられる。このように、1乃至複数の通路を形成したカ
バーを有するカバー式内視鏡は、例えば、実開平6−6
6608号公報等に開示されている。この公知のカバー
式内視鏡のカバーは、カバー外皮の内部に、内視鏡挿通
チャンネルを設けた挿入部カバーと、複数のチャンネル
を有するマルチルーメンチューブとを挿入することによ
り構成され、マルチルーメンチューブに設けた通路は鉗
子チャンネルや送気経路及び送水経路として利用され
る。
【0005】ここで、これら挿入部カバー及びマルチル
ーメンチューブは、その断面形状が概略半円となってお
り、従って挿入部カバーに形成される内視鏡挿通チャン
ネルの断面も概略半円形状となっている。内視鏡挿通チ
ャンネル内には内視鏡観察機構のみを備えた内視鏡の挿
入部が挿入されるが、この内視鏡の挿入部も、内視鏡挿
通チャンネルの断面形状に倣う形状となっている。ま
た、挿入部カバーの先端は気密状態に保持されるように
なっており、このために外皮カバーの先端にはカバー先
端構成部が連結して設けられている。このカバー先端構
成部には、内視鏡の挿入部の先端部分を固定的に保持す
る内視鏡先端部挿入孔が穿設されており、この内視鏡先
端部挿入孔にはカバーガラスが装着されて、このカバー
ガラスにより内部が気密状態に保たれている。また、カ
バー先端構成部には、送気送水ノズルと、チャンネル開
口部とが形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の構
成にあっては、内視鏡そのものは、使用の都度洗浄しな
くても再使用できるが、内視鏡以外の機構は、当然、そ
のままでは再使用できない。しかも、内視鏡観察機構以
外の機構は全てカバー側にあるので、その構成が極めて
複雑になってしまう。このために、それを1回の使用の
都度廃棄する、所謂使い捨てとするには、極めて高価な
ものとなってしまうという問題点がある。
【0007】また、内視鏡の挿入部はカバーにおける挿
入部カバーの形状に依存することから、その断面形状を
円形にすることができず、従って内視鏡とカバーとは対
としてしか使用できず、つまり他のタイプ、例えば異な
る通路形態を有するカバーに装着できるようになっては
おらず、また内視鏡単独で体腔内に挿入するのに適した
ものとなっていない。さらに、内視鏡の挿入部は挿入部
カバーからカバー先端構成部の内視鏡先端部挿入孔に固
定されることになるが、挿入部の先端を安定的に保持す
るには、内視鏡先端部挿入孔にほぼ密嵌状態に嵌合させ
なければならない。内視鏡先端部挿入孔には、カバーガ
ラスが装着されて、外部に対して気密状態に保たれてい
るので、内視鏡先端部挿入孔内に挿入部の先端部分を挿
入する際に、内部の空気を円滑に排除できないことがあ
り、挿入部の先端を確実に内視鏡先端部挿入孔の所定の
位置にまで挿入する操作は極めて困難になり、かなりの
手間と時間とが必要になる。内視鏡のカバーへの組み込
み時に、挿入部の先端がカバーガラスに当接する位置ま
で完全に挿入されていないと、挿入部に設けた照明部及
び観察部からカバーガラスまでの間に空気間隙が生じる
ことになり、照明光がカバーガラスの表面に反射して、
有害光として観察部に取り込まれることになり、鮮明な
観察像が得られない。
【0008】ところで、内視鏡の検査時に必要な通路と
して、処置具を挿通する通路、吸引通路、灌流通路、観
察部の洗浄通路等があるが、内視鏡検査時にこれら各通
路は必ずしも全て必要とするとは限らず、検査の態様に
よっては通路を必要としない場合があり、また必要とす
る通路も異なってくる。例えば、処置具を使用しない場
合には、処置具を挿通するための通路を設けなくても良
いこともある。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、極めて簡単な構成
で、必要に応じて所望の機能を持たせたカバーを容易に
装着できるようにしたカバー式内視鏡を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための第1の発明としては、照明部及び観察部を設けた
先端硬質部を有する挿入部の基端部に本体操作部を連結
して設けた内視鏡と、この内視鏡の挿入部に着脱可能に
被挿される内視鏡カバーとを備えたカバー式内視鏡であ
って、前記内視鏡カバーは、硬質筒体に透明窓を装着し
た先端本体と、この先端本体に連結され、前記挿入部を
覆う可撓性スリーブと、この可撓性スリーブの基端部に
連結して設けた弾性部材からなる止着部とからなるカバ
ー本体部と、このカバー本体部の可撓性スリーブに装着
した可撓性を有する通路形成部材とから構成され、前記
内視鏡には、その挿入部と本体操作部との連結部に前記
止着部が着脱可能に係止されるカバー係止部が設けら
れ、前記内視鏡カバーの前記透明窓から前記止着部まで
の長さを、前記内視鏡の挿入部を構成する先端硬質部の
先端面から前記カバー係止部までの長さより短くし、こ
の内視鏡カバーを挿入部に装着したときに生じる前記可
撓性スリーブの伸びによって、前記先端硬質部を前記透
明窓に押圧させるよう組み付けられる構成としたことを
その特徴とするものである。
【0011】ここで、内視鏡の挿入部の断面形状は特に
規制されないが、それ自体で単独に体腔内に挿入できる
ようにするには、断面円形のものが好適である。また、
挿入部の全体を硬質の部材で形成しても良いが、軟性部
及びアングル部を備えた軟性鏡として構成する方が望ま
しい。挿入部には照明部及び観察部が設けられるが、こ
れら以外の機構は設けられていない。従って、その挿入
部の細径化が図られる。この挿入部に装着される内視鏡
カバーのカバー本体部は、基本的には、硬質筒体に透明
窓を設けた先端本体に可撓性スリーブを装着し、この可
撓性スリーブの基端部には、カバーを内視鏡に着脱可能
に固定するための止着部を設けた簡単な構成のものであ
るから、この内視鏡カバーは1回限りの使用で、使い捨
て用として好適である。
【0012】内視鏡カバーは、このカバー本体部を含
み、かつ少なくとも1つの通路が設けられている。この
通路を形成するに当っては、基本形態となるカバー本体
部の構成はほぼそのままにして、付加的に通路を形成す
る。通路は少なくともカバー本体の先端本体に連結され
る。従って、どのような通路を形成するかによっては、
先端本体の構成が変化する。いずれにしろ、カバー本体
部における可撓性スリーブの内部は内視鏡の挿入部のみ
が位置し、その外部に通路形成部材を設けて、この通路
形成部材の先端を先端本体に連結する。
【0013】通路形成部材の一例としては、先端本体に
連結した可撓性チューブを備える構成としたものがあ
る。そして、可撓性チューブの基端部には処置具導入部
材を連結することによって、通路形成部材は処置具挿通
路として使用できる。この処置具挿通路を設ける場合に
は、先端本体の硬質筒部には、処置具導出用の開口を設
ける。また、処置具導入部材に吸引チューブを接続し、
かつこの処置具導入部材の処置具導入口を着脱可能にシ
ールする栓部材を装着すると共に、吸引チューブには吸
引バルブを装着する。このように構成すると、可撓性チ
ューブは処置具挿通路としての機能と吸引機能とを発揮
する構成となる。可撓性チューブは少なくとも1本設け
られるが、複数本の可撓性チューブを設けるようにして
も良い。また、通路形成部材は、先端本体の硬質筒部に
連結され、可撓性スリーブを囲繞するように設けた可撓
性部材からなる外装スリーブで構成することもできる。
この場合には、外装スリーブ自体またはそれと可撓性ス
リーブとの間を流体の供給通路となし、先端本体にこの
供給通路に通じる流出用開口を形成する。これによっ
て、灌流用や観察部の洗浄用流体等を流通させる通路と
することができる。
【0014】また、本発明の目的を達成する第2の発明
としては、照明部及び観察部を設けた先端硬質部を有す
る挿入部の基端部に本体操作部を連結して設けられ、挿
入部と本体操作部との連結部にカバー係止部を形成した
内視鏡と、硬質筒体に透明窓を装着した先端本体と、こ
の先端本体に連結され、前記挿入部を覆う可撓性スリー
ブと、この可撓性スリーブの基端部に連結して設けた弾
性部材からなる止着部とからなる第1の内視鏡カバー
と、硬質筒体に透明窓を装着した先端本体と、この先端
本体に連結され、前記挿入部を覆う可撓性スリーブと、
この可撓性スリーブの基端部に連結して設けた弾性部材
からなる止着部とを備えたカバー本体と、少なくとも先
端がこのカバー本体に連結された通路形成体とを備えた
他の内視鏡カバーとからなり、前記第1の内視鏡カバー
及び前記他の内視鏡カバーは、それらの止着部が前記カ
バー係止部に固定されるものであり、これら各内視鏡カ
バーの前記透明窓から前記止着部までの長さを、前記内
視鏡の挿入部を構成する先端硬質部の先端面から前記カ
バー係止部までの長さより短くし、この内視鏡カバーを
挿入部に装着したときに生じる前記可撓性スリーブの伸
びによって、前記先端硬質部を前記透明窓に押圧させる
ように組み付けられる構成としたことを特徴としてい
る。
【0015】このように構成することによって、検査態
様に応じて必要な機能を有する内視鏡であって、当該の
検査にとって不必要な機能を省略した内視鏡として構成
される。つまり、内視鏡である以上、内視鏡観察機構は
必須のものであるが、検査のみを行う場合には、最も簡
単な構成を有する第1の内視鏡カバーを装着するように
なし、処置具を用いる必要があれば、処置具挿通路を備
えた他の内視鏡カバーを使用し、観察部の洗浄や灌流等
の必要があれば、供給通路を設けた内視鏡カバーを装着
する。さらに、内視鏡単独でも体腔内に挿入することが
できる。ただし、このような使用態様を採ると、洗浄及
び消毒を行なわなければ、再使用できないことから、こ
の使用態様は緊急時のものに限定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1に本発明のカバ
ー式内視鏡を構成する内視鏡と、基本形態となる第1の
内視鏡カバーとの全体構成を示し、また図2に内視鏡の
挿入部の先端部分を示す。
【0017】図1(A)と図2とから明らかなように、
内視鏡1は本体操作部2に体腔内への挿入部3を連設
し、また本体操作部2からはユニバーサルコード4を引
き出したものから構成される。挿入部3は先端側から順
に先端硬質部3a,アングル部3b及び軟性部3cとで
構成され、アングル部3bは本体操作部2に設けた操作
ノブ5を操作することによって、少なくとも上下方向
(または上下及び左右の4方向)に湾曲させることがで
きる。
【0018】内視鏡1は、その挿入部3の先端硬質部3
aの先端面に一対からなる照明部6及び観察部7が設け
られている。照明部6にはライトガイドの出射端が臨ん
でおり、また観察部7には対物レンズが装着され、また
この対物レンズの結像位置には固体撮像素子(またはイ
メージガイド)が設けられている。これらにより内視鏡
観察機構が構成されるが、内視鏡1の挿入部3として
は、この内視鏡観察機構のみを装着した細径のものであ
る。なお、この内視鏡観察機構及び挿入部全体の内部構
成そのものは従来から周知であるので、その図示及び詳
細な説明は省略する。
【0019】内視鏡1の挿入部3は、断面が円形であ
り、かつ内視鏡観察機構を設けた先端硬質部3aをアン
グル操作により所望とする方向に向けることができるよ
うになっているので、それ自体単独で体腔内に挿入して
検査を行うことができるものである。ただし、挿入部3
を直接体内に挿入すると、その表面が汚損されることに
なるので、内視鏡カバーで挿入部3を覆うこといによっ
て、この挿入部3が体腔内で汚損されないようにしてい
る。
【0020】内視鏡カバーとして、図1(B)及び図3
乃至図5に示した内視鏡カバー10は基本形態となるも
のであり、第1の内視鏡カバーである。この内視鏡カバ
ー10の他にも、他の形態の内視鏡カバーとして、後述
するように、第2の内視鏡カバー20及び第3の内視鏡
カバー60を内視鏡1に装着できるようになっている。
これら第2,第3の内視鏡カバー20,60は、実質的
に第1の内視鏡カバー10に加えて通路形成体を有する
ものであり、従って第2,第3の内視鏡カバー20,6
0では、この第1の内視鏡カバー10に相当する構成
は、カバー本体部となる。
【0021】而して、内視鏡カバー10は、図1に示し
たように、先端本体11と、可撓性スリーブ12と、止
着部13とから構成され、図3に示したように内視鏡1
の挿入部3に装着されるようになっている。先端本体1
1は、図4から明らかなように、硬質筒体14と、この
硬質筒体14に気密構造となるように装着した透明窓と
してのカバーガラス15とを含むものである。硬質筒体
14は、金属等で構成することもできるが、材料の安価
性、電気絶縁性等の観点から、プラスチック材で形成す
るのが望ましい。
【0022】可撓性スリーブ12は、曲げ方向の可撓性
に優れ、また全体にわたって多少の伸縮性があるウレタ
ン樹脂等の樹脂材またはゴム材等で構成される。なお、
伸縮性は必ず全長にわたって必要とするのではなく、少
なくとも基端側の部分が伸縮性のある部材で形成され
る。そして、内視鏡1の挿入部3を覆うためのものであ
ることから、可撓性スリーブ12は比較的薄い膜状また
はシート状のものでも構成できる。また、可撓性スリー
ブ12の内径は挿入部3の外径より多少大きくなってお
り、従って挿入部3は可撓性スリーブ12内に容易に挿
入できるようになっている。
【0023】可撓性スリーブ12の基端部に設けた止着
部13は、内視鏡1における本体操作部2と挿入部3と
の連結部分に固定するためのものであり、従ってこの止
着部13は可撓性スリーブ12と比較すれば、その肉厚
が十分大きい部材で形成される。止着部13は内視鏡1
の本体操作部2と挿入部3との連結部に固定されるもの
であり、このために連結部において、本体操作部2側若
しくは挿入部3側、好ましくは軟性部3cの本体操作部
2への連結部を覆うカバーゴム3dの先端部に当接させ
るようにして硬質リング部材からなるカバー係止部8が
装着されている。
【0024】止着部13とカバー係止部8との係止構造
については、例えば、図5に示したように、内視鏡1側
に設けたカバー係止部8の外面に形成した円環状の係止
突条8aと、止着部13に設けた係止溝13aとから構
成され、係止溝13aは係止突条8aにスナップアクシ
ョン作用により着脱可能に連結されるようになってい
る。従って、止着部13は弾性のあるプラスチックやゴ
ム等の部材で形成される。なお、この止着部13の内視
鏡1への係止機構の構成はこれ以外にも、例えばバイオ
ネット方式、ルアーロック方式等種々のものを採用する
ことができる。要は、止着部13は内視鏡1の本体操作
部2と挿入部3との連結部乃至その近傍に着脱可能に連
結され、かつ連結状態で固定的に保持できる構成であれ
ば良い。
【0025】ここで、図1に示したように、内視鏡1の
挿入部3における先端硬質部3aの先端面からカバー係
止部8の係止突条8aまでの長さをL1とし、また内視
鏡カバー10の全長、つまりカバーガラス15の内面か
ら止着部13における係止溝13aまでの長さをL2と
したときに、L1の方がL2より長くなっている。ただ
し、この寸法差は数%程度とする。
【0026】これによって、内視鏡カバー10を内視鏡
1の挿入部3に被着させると、この内視鏡カバー10の
可撓性スリーブ12が引っ張られた状態となり、そのカ
バーガラス15は挿入部3の先端硬質部3aの先端面に
圧接されて、その間に空気間隙が生じない状態となる。
その結果、照明部6からの照明光がカバーガラス15の
内面で反射して、観察部7に有害光として入り込むこと
はない。また、前述した寸法差は数%程度であるので、
可撓性スリーブ12は、先端硬質部3aとカバーガラス
15とを密着させるのに必要最小限の張力が作用する
が、挿入部3における曲げ方向の可撓性が大きく低下す
ることはなく、また特にアングル部3bを湾曲操作する
際に、格別の支障を来たすことはない。
【0027】内視鏡1により体腔内の検査を行なうに当
って、特に治療等を施さず、単に体腔内の観察をする場
合には、この内視鏡1の挿入部3にはこの通路を有さな
い簡単な構成の内視鏡カバー10が被着される。
【0028】内視鏡カバー10を構成する止着部13は
カバー係止部8に係止されるものであり、このカバー係
止部8の外径は挿入部3の外径より大きくなっている。
また、可撓性スリーブ12及びその先端に連結した先端
本体11の内径は、挿入部3の外径より多少大きくして
いる。従って、内視鏡1の挿入部3は止着部13側から
内視鏡カバー10内に挿入して、この挿入部3の先端硬
質部3aの先端面をカバーガラス15の内面に当接させ
ることができる。この状態で、可撓性スリーブ12を止
着部13側に手繰り寄せるようにして、止着部13の先
端部をカバー係止部8における係止突条8aを乗り越え
させる。ここで、止着部13は弾性部材で形成されてい
るので、この止着部13を強制的に拡開させれば、係止
突条8aを乗り越えることになる。そして、止着部13
の内面に形成した係止溝13aを係止突条8aに嵌合さ
せる。これによって、内視鏡カバー10を容易に、しか
も迅速に内視鏡1に組み込むことができる。
【0029】この状態で、内視鏡1の挿入部3を体腔内
に挿入するが、この挿入部3は内視鏡カバー10で完全
に覆われており、かつこの内視鏡カバー10は気密構造
となっているので、挿入部3は体液等により汚損される
おそれはない。また、挿入部3と可撓性スリーブ12と
の間に空気層が介在しているが、その間の径差は挿入部
3が可撓性スリーブ12内に挿入する操作を円滑に行な
うのに必要最小限のものに抑制できるので、また止着部
13がカバー係止部8に係止されると、可撓性スリーブ
12に張力が作用することになるので、その間の空気層
は極めて僅かなものとなり、挿入部3の挿入操作性に支
障を来たさない。また、可撓性スリーブ12に張力が作
用しているものの、この張力は比較的弱いものであるか
ら、挿入部3における軟性部3cの可撓性及びアングル
部3bの湾曲性を実質的に損なうおそれはない。
【0030】挿入部3の先端硬質部3aはカバーガラス
15に接合されているが、この先端硬質部3aの外径は
硬質筒体14の内径より小さいことから、硬質筒体14
内で先端硬質部3aが動き得る余地がある。しかしなが
ら、可撓性スリーブ12の張力の作用で先端硬質部3a
とカバーガラス15とを密着させているので、先端硬質
部3aが硬質筒体14内でみだりに動くことはない。特
に、先端硬質部3aとカバーガラス15との間に水等の
液膜を形成しておけば、この液膜が実質的な接着機能を
発揮するようになる結果、先端硬質部3aの固定性がさ
らに向上する。
【0031】内視鏡カバー10を装着した状態で、内視
鏡1による体腔内の検査が終了すると、内視鏡1の挿入
部3が体腔内から取り出されるが、勿論内視鏡カバー1
0で覆われた状態のまま体外に取り出される。その後、
内視鏡カバー10の止着部13をカバー係止部8から脱
着して、この内視鏡カバー10を引き出すことによっ
て、使用済みで、体液等で汚損されている内視鏡カバー
10が挿入部3から分離される。この状態で、体腔内に
挿入したにも拘らず、内視鏡1は汚損されていない。従
って、使用後に内視鏡1を洗浄したり、消毒したりする
ことなく、再度の使用が可能となる。
【0032】ところで、内視鏡検査の種類や態様によっ
ては、内視鏡観察機構だけではなく、通路を必要とする
ことがある。この通路の代表的なものとしては、処置具
を挿通するための処置具挿通路、吸引通路や、洗浄液や
薬液等の流体供給用の通路である。一般的な内視鏡にお
いては、処置具挿通路と吸引通路とは共用されるもので
ある。そこで、図6乃至図12に処置具の挿通及び体液
等の吸引を行なうための通路を供えた他の内視鏡カバー
として、内視鏡カバー20の構成について説明する。こ
の内視鏡カバー20が第2の内視鏡カバーである。
【0033】第2の内視鏡カバー20は、基本構造、つ
まり内視鏡1の挿入部3が挿入されるカバー本体部とし
て、第1の内視鏡カバー10の実質的に全ての構成を備
えている。即ち、内視鏡カバー20は、先端本体21
と、可撓性スリーブ22及び止着部23を備え、これら
によりカバー本体部が構成される。そして、先端本体2
1は硬質筒体24とカバーガラス25とを含み、止着部
23には係止溝23aが形成されている。また、カバー
ガラス25の内面から止着部23の係止溝23aまでの
長さは第1の内視鏡カバー10と同様の寸法、つまりL
2となっている。
【0034】第2の内視鏡カバー20の先端本体21に
おける硬質筒体24は、図7及び図8に示したように、
カバーガラス固定部24aと通路支持部24bとから構
成される。通路支持部24bには、処置具導出用開口と
して機能する透孔26が穿設されており、かつチューブ
嵌合用筒部27が基端側に向けて延在されている。そし
て、チューブ嵌合用筒部27には通路を形成する可撓性
チューブ28の先端が嵌合固定されている。これらによ
り通路形成体が形成され、可撓性チューブ28は鉗子等
の処置具を挿通する処置具挿通路として機能するもので
ある。このために、曲げ方向に可撓性を有し、かつ耐潰
性に優れ、かつ内面が滑りの良いチューブ材から構成さ
れる。この可撓性チューブ28は可撓性スリーブ22に
沿って基端側に延在されており、その基端部には処置具
導入部材29が連結して設けられている。処置具導入部
材29は、例えば図9に示したように構成される。
【0035】即ち、処置具導入部材29は本体ケーシン
グ30を有し、この本体ケーシング30の先端にはチュ
ーブ連結部31が設けられており、可撓性チューブ28
の基端部はこのチューブ連結部31に嵌合・固定されて
いる。本体ケーシング30の先端部は開口しており、こ
の先端部にはゴム等の弾性部材からなる処置具ガイド筒
32が取り付けられている。この処置具ガイド筒32の
途中には、逆止弁33が設けられて、処置具を挿通させ
たときにおける体内から、体液等の逆流を防止してい
る。
【0036】処置具導入部材29の本体ケーシング30
には連結パイプ34が接続されており、この連結パイプ
34には吸引チューブ35が接続されている。従って、
可撓性チューブ28及び処置具導入部材29は処置具の
挿通路に加えて吸引通路としても機能するものである。
そして、吸引通路として機能させる場合には、処置具ガ
イド筒32の先端を閉鎖する必要がある。このために、
処置具ガイド筒32に一体に設けた連結帯36の先端に
栓部材37を連結して設けている。従って、この栓部材
37を処置具ガイド筒32の先端に嵌着することによっ
て、処置具導入部材29の内部が密閉される。
【0037】処置具導入部材29は、止着部23に固定
的に保持される。このために、図10に示したように、
止着部23にはホルダ38が一体的に設けられている。
止着部23は弾性部材であり、従ってホルダ38も弾性
を備えている。このホルダ38は概略C字形状をしたも
のであり、処置具導入部材29を弾性的に抱持すること
により固定的に保持される。ホルダ38はC字形状をし
ており、そのスリット部は横向きとなっており、処置具
導入部材29をホルダ38に装着する際には、連結パイ
プ34に嵌合させた吸引チューブ35がスリット部に配
置されるようになっている。従って、スリット部の間隔
は少なくとも吸引チューブ35の外径より広くなってい
る。さらに、好ましくは可撓性チューブ28の外径より
大きくする。
【0038】処置具導入部材29に接続した吸引チュー
ブ35の他端は吸引バルブ39に接続されている。吸引
バルブ39は、図9から明らかなように、バルブケーシ
ング40に弁座部41を設け、この弁座部41によりバ
ルブケーシング40内は上下2つのチャンバ40a,4
0bに区画形成されている。そして、弁座部41には上
下に貫通する連通孔42が1または複数箇所設けられて
おり、常時においては、下部側のチャンバ40bに位置
する弁部材43によりこれら連通孔42は閉鎖されてい
る。そして、弁部材43には操作ロッド44が連結して
設けられており、この操作ロッド44は弁座部41を貫
通して上方に延在されている。吸引チューブ35は、バ
ルブケーシング40の下部側のチャンバ40bに接続さ
れており、また上部側のチャンバ40aには第2の吸引
チューブ45が接続されている。そして、バルブケーシ
ング40の下端部には吸盤46が固着して設けられてお
り、これによってバルブケーシング40の下部側チャン
バ40bの下端部が閉塞されている。また、バルブケー
シング40の上端部にはゴム等の弾性部材からなる弁操
作部47が設けられており、操作ロッド44の上端部は
この弁操作部47に取り付けられている。
【0039】チャンバ40aに接続されている第2の吸
引チューブ45は最終的には、吸引機に接続されてい
る。そして、弁操作部47は、その側部が筒形状となる
ように癖付けられており(若しくはばねにより付勢され
ており)、常時には図示した状態に保持され、この状態
では連通孔42は弁部材43により閉鎖されている。従
って、吸引チューブ35と第2の吸引チューブ45との
連通は遮断されている。このときに、吸引機を無負荷状
態で作動させるために、弁操作部47には大気開放口4
7aが開口している。そして、弁操作部47を手指等で
押圧すると、弁部材43が弁座部41から離間して下方
に変位することから、吸引チューブ35は連通孔42を
介して第2の吸引チューブ45と連通することになる結
果、吸引チューブ35を介して可撓性チューブ28の内
部に負圧吸引力を作用させて、体内からの吸引を行なう
ことができる。なお、弁操作部47には大気開放口47
aが設けられているが、弁操作部47をバルブケーシン
グ40の上端部に当接する位置まで押し込むように操作
することによって、この大気開放口47aが閉鎖され
る。
【0040】さらに、第2の吸引チューブ45の他端
は、接続パイプ48に接続されている。この接続パイプ
48は、吸引ポンプや吸引タンク等を備えた吸引機から
の配管(図示せず)に着脱可能に接続されるものであ
る。ここで、吸引機からの配管の径は様々なものがある
ので、接続パイプ48の配管接続部48aは竹の子形状
をしており、配管の内径に応じて接続パイプ48の接続
深さを変えることによって、様々なサイズの配管に確実
な接続を可能にしている。
【0041】前述した処置具導入部材29,吸引バルブ
39及び接続パイプ48のうち、処置具導入部材29
は、既に説明したように、内視鏡カバー20の止着部2
3に設けたホルダ38に固定されるが、図11に示した
ように、吸引バルブ39及び接続パイプ48は内視鏡1
の本体操作部2に固定的に保持される。吸引バルブ39
の底部には吸盤46が設けられており、この吸盤46を
本体操作部2の外表面における任意の位置に吸着させる
ことができる。また、接続パイプ48には、連結杆49
がその軸線と直交する方向に延在されており、この連結
杆49には円環状の凹溝49aが形成されて、この凹溝
49aにはCリング50が装着されている。一方、内視
鏡1の本体操作部2の側面部には取付部9が設けられて
おり、この取付部9には嵌入部9aが形成されている。
従って、接続パイプ48の連結杆49を嵌入部9aに嵌
入し、Cリング50による摩擦力の作用により接続パイ
プ48を本体操作部2に保持させる。しかも、接続パイ
プ48は連結杆49を中心として回動可能となってお
り、かつ任意の角度状態でCリング50と凹溝49aの
内周面との間の摩擦力で安定的に保持される。
【0042】ここで、吸引バルブ39は本体操作部2に
おける任意の位置に固定することができる。この吸引バ
ルブ39は術者が手で操作することから、術者が所望と
する位置に固定できるようにするのが望ましい。一方、
処置具導入部材29は所定の位置に固定される。また、
接続パイプ48の装着位置も変化させることができない
構成となっている。従って、吸引バルブ39を任意の位
置に取り付けると、この吸引バルブ39と、処置具導入
部材29及び接続パイプ48の位置が変化することにな
る。このために、処置具導入部材29と吸引バルブ39
とを接続する吸引チューブ35及び吸引バルブ39と接
続パイプ48とを接続する第2の吸引チューブ45と
は、長さ調整可能にする必要がある。このためには、こ
れら吸引チューブ35(及び第2の吸引チューブ45
も)は、例えば、図12に示したように、カール構造と
する等によって、所定の余長を持たせ、伸縮可能な構成
のものを用いる。
【0043】ここで、この内視鏡カバー20は、処置具
挿通路として機能する可撓性チューブ28が装着されて
おり、処置具の導出方向は、内視鏡観察機構、特に観察
部7と密接な関係にある。従って、内視鏡カバー20と
内視鏡1の挿入部3とは回転方向の位置合わせが必要に
なってくる。そこで、図7に示したように、例えば内視
鏡カバー20の先端本体21において、その硬質筒体2
4におけるカバーガラス固定部24aの内面には、左右
2箇所に凹部51を形成しておき、また挿入部3の先端
硬質部3aの外面に弾性部材からなる位置決め凸部52
を固着して設け、内視鏡1の挿入部3を第2の内視鏡カ
バー20に装着した後、位置決め凸部52が凹部51に
係合するようにしている。
【0044】第2の内視鏡カバー20は以上のように構
成されるものであり、この第2の内視鏡カバー20を内
視鏡1に接続する操作は、第1の内視鏡カバー10の場
合と実質的に同じである。ただし、可撓性チューブ28
は、その先端部と基端部とが内視鏡1に支持されている
が、中間部が自由状態となっている。従って、この中間
部を規制しないと、挿入操作性が悪くなる場合がある。
そこで、この中間部には、複数箇所にわたって粘着テー
プ53等を巻き付けることによって挿入部3を囲繞する
可撓性スリーブ22に連結するのが望ましい。ただし、
可撓性スリーブ22はカバーガラス25と挿入部3の先
端とを圧接させるために張力を作用させるようにしてお
り、かつ可撓性チューブ28は、処置具挿通路として機
能することから、可撓性スリーブ22より剛性を高くす
る必要があり、その間を全長にわたって固着した場合に
は、前述した張力の作用を確実に行なえない場合があ
る。この意味から、可撓性チューブ28の可撓性スリー
ブ22への連結箇所は、挿入操作性に支障を来たさない
範囲で最小限に抑制する。
【0045】可撓性チューブ28の基端部に連結した処
置具導入部材29は、止着部23に設けたホルダ38に
固定される。また、接続パイプ48は、その連結杆49
が本体操作部2の取付部9に嵌合させることにより安定
的に保持させる。ここで、連結杆49は取付部9に対し
て回動可能となっているので、吸引機からの配管の接続
部が本体操作部2を把持する手に邪魔にならない方向に
延在されるように接続することができる。一方、吸引バ
ルブ39は吸盤46により本体操作部2に固定されるよ
うになっている。従って、本体操作部2において、比較
的平坦な部分に吸盤46を吸着させることによって、こ
の吸引バルブ39を所望の位置に固定することができ
る。一般に、吸引バルブ39は本体操作部2を把持する
手の指で操作されることから、術者の個性等に応じて、
任意の位置に固定できることは、その操作性の向上が図
られる。
【0046】内視鏡カバー20を装着した状態での内視
鏡1は、その挿入部3が体腔内に挿入されて、内視鏡検
査機構により検査を行なった結果、患部等が発見される
と、鉗子その他の処置具を用いて処置を施したり、細胞
を採取したりすることができる。この処置具の挿入操作
は、処置具導入部材29の処置具ガイド筒32に装着さ
れている栓部材37を取り外して、この処置具導入部材
29内に処置具を導入する。処置具ガイド筒32には逆
止弁33が設けられているが、この逆止弁33を処置具
の先端で押し開くようにして挿入され、可撓性チューブ
28内に導かれる。そして、処置具の先端を先端本体2
1に形成した透孔26から外部に導出させることによっ
て、この処置具を用いることにより適宜の処置を施すこ
とができる。
【0047】また、体内に汚物が溜まっていると、これ
を吸引除去しなければ、体腔内壁に対する視野を確保で
きない。この吸引を行なうには、処置具ガイド筒32の
先端を栓部材37で閉鎖した状態で、本体操作部2に固
定されている吸引バルブ39を操作する。即ち、吸引バ
ルブ39の弁操作部47を手指で押し込むと、操作ロッ
ド44を介して弁部材43に押動力が伝達されるので、
この弁部材43が弁座部42から離間して、最終的には
バルブケーシング40における吸引チューブ35の接続
位置より下方に配置される。その結果、吸引チューブ3
5は第2の吸引チューブ45と弁座部41の連通孔42
を介して連通することになる。この第2の吸引チューブ
45は接続パイプ48を介して吸引機からの配管と接続
されているので、吸引チューブ35から可撓性チューブ
28の内部に負圧吸引力が作用することになる。これに
よって、体液等の汚物は可撓性チューブ28,吸引チュ
ーブ35及び第2の吸引チューブ45を介して吸引機に
吸い込まれるようにして除去される。これによって、体
腔内の視野を良好にすることができる。
【0048】そして、内視鏡による検査が終了し、内視
鏡カバー20と共に挿入部3が体腔内から取り出される
と、この内視鏡カバー20を分離して、新たな内視鏡カ
バー20を装着することによって、直ちに、つまり内視
鏡1を洗浄したり、また消毒したりすることなく、その
まま再使用することができる。
【0049】さらに、必要に応じて、図13乃至図17
に、第3の内視鏡カバー60を内視鏡1に装着すること
ができる。この第3の内視鏡カバー60は、第1の内視
鏡カバー10と同じく先端本体61と、可撓性スリーブ
62及び止着部63を備えており、これらがカバー本体
部を構成する。このカバー本体部における先端本体61
は硬質筒体64とカバーガラス65とを有している。そ
して、可撓性スリーブ62は張力を持った状態にして挿
入部3に装着され、止着部63にはカバー係止部8を構
成する係止突条8aに係止される係止溝63aが設けら
れている。また、カバーガラス65の内面から係止溝6
3aまでの長さは、第1の内視鏡カバー10と同様、長
さL2を有するものである。
【0050】ここで、この内視鏡カバー60は、挿入部
3を覆って汚損されないようにするための機能に加え
て、液体を供給する機能を付加したものである。つま
り、カバー本体部に流体を供給するための通路形成体を
組み込んだものである。而して、図14及び図15に示
したように、先端本体61の硬質筒部64にはカバーガ
ラス65が装着されているが、このカバーガラス65の
装着部は偏心した位置となっている。従って、硬質筒部
64における上部側は厚肉となっており、この厚肉の部
分に円弧状の流出用開口66が2箇所形成されている。
これら両流出用開口66は最も厚肉の部分を境にして、
この位置から僅かに離れた左右両側に所定の角度分だけ
形成されている。
【0051】硬質筒部64には、スリーブ固定部64a
が基端側に向けて所定の長さ突出する状態にして設けら
れており、可撓性スリーブ62の先端部はこのスリーブ
固定部64aに固着されている。そして、この可撓性ス
リーブ62には、外装スリーブ67により覆われてい
る。外装スリーブ67は内外2層の筒状部材からなり、
内側スリーブ67aは薄い膜状のものからなり、外側ス
リーブ67bはこの内側スリーブ67aより、また可撓
性スリーブ62より肉厚の大きい部材から構成され、ま
た最も剛性が高くなっている。外装スリーブ67を構成
する外装スリーブ67の外側スリーブ67bの先端は硬
質筒部64の外周面に固着されている。また、内側スリ
ーブ67aは可撓性スリーブ62と共にスリーブ固定部
64aに固着されている。従って、外装スリーブ67に
おける流出用開口66に臨む部位は内側スリーブ67a
と外側スリーブ67bとの間に隙間が存在しており、こ
の隙間が流体の供給通路68を構成する。なお、外装ス
リーブは可撓性スリーブに嵌合されているので、この可
撓性スリーブを内側スリーブとして機能させることも可
能である。この場合には、供給通路は外装スリーブと可
撓性スリーブとの間に形成されることになる。
【0052】図16に示したように、外装スリーブ67
の基端部には端部閉塞部69が設けられている。この端
部閉塞部69にはチャンバ69aを有するものであり、
このチャンバ69aが供給通路68に液を流入させる液
流入部となる。ここで、端部閉塞部69は、可撓性スリ
ーブ62の基端側から前方位置に配置されており、その
位置は通常体腔内に挿入されない部位としている。そし
て、端部閉塞部69には供給チューブ70が着脱可能に
接続されている。この供給チューブ70の他端部には液
注入部材71が接続されている。
【0053】液注入部材71は筒状の部材からなり、そ
の先端開口部にシリンジ等からなる液圧送手段が装着さ
れるようになっている。この液注入部材71は内視鏡カ
バー60の止着部63に連設したホルダ72に着脱可能
に固定されるようになっている。ホルダ72は概略C字
形状となったものであり、液注入部材71はこのホルダ
72に挟持されている。また、液注入部材71はホルダ
72に対して回り止めされるようになっている。このた
めに、液注入部材71の外周面には面取り部が形成され
ており、またホルダ72には、図17に示したようにこ
の面取り部に対応する平坦部72aが形成されている。
従って、液注入部材71をホルダ72に装着するに当っ
て、平坦部72aに面取り部を一致するようにして嵌め
込むことによって、液注入部材71にシリンジ等を装着
して、液を圧送する際に、回転方向の力が作用しても、
液注入部材71が位置ずれするおそれはない。また、C
字形状をしたホルダ72のスリット状の隙間は、好まし
くは供給チューブ70の外径より大きくしている。
【0054】以上のように構成される内視鏡カバー60
は、そのカバー本体部を構成する可撓性スリーブ62内
に内視鏡1の挿入部3が挿入されるが、その装着方法は
第1の内視鏡カバー10で説明したと同様である。この
内視鏡カバー60の基端側には供給チューブ70が延在
されており、この供給チューブ70には液注入部材71
が連結されている。この液注入部材71は止着部63に
設けたホルダ72に固定することができる。ただし、液
注入部材71から液を注入する作業を内視鏡1の操作者
ではなく、その介助者が行う場合には、ホルダ72には
連結しないでおくか、または体腔内に挿入した後に、液
注入部材71をホルダ72から取り外すこともできる。
【0055】この内視鏡カバー60は、流体を供給する
ための通路が設けられている。ここで、内視鏡検査時に
必要な流体の供給は、体腔内壁の付着物等を除去する灌
流と、観察部7が汚損されたときに、この観察部7を洗
浄するための洗浄用流体等がある。ここで、挿入部3の
先端硬質部3aはカバーガラス65で覆われているの
で、汚損されるのは観察部7の窓ではなくカバーガラス
65である。従って、洗浄を行なうには、カバーガラス
65の広い面にわたって洗浄液を供給されることにな
る。
【0056】いずれにしろ、流体を供給する場合には、
液注入部材71にシリンジ等の液圧送手段を接続して、
供給チューブ70から外装スリーブ67内に所要の流体
を圧送する。この流体は硬質筒部64に設けた流出用開
口66から体腔内に流入させることができる。
【0057】灌流液の供給を行う場合には、その供給圧
を高くすることによって、流出用開口66から灌流液を
ターゲットに向けて噴射させる。一方、カバーガラス6
5に付着した汚損物を洗い流す場合には、低圧の洗浄液
を供給することによって、流出用開口66から流出した
洗浄液がカバーガラス65の表面に沿って流れるように
する。この場合、内視鏡検査を受ける被検者の姿勢と、
挿入部3の方向とによっては、流出用開口66から流出
する洗浄液の重力方向が異なってくる。内視鏡カバー6
0における先端本体61と挿入部3の先端硬質部3aと
は回転方向に位置調整が可能になっているので、体腔内
に挿入した状態で、流出用開口66が重力方向における
上向きとなるように調整した上で、体腔内に挿入すれば
良い。カバーガラス65を洗浄するには、そのほぼ全面
に洗浄液を供給するのが望ましい。流出用開口66は1
80°に近い角度開口しているので、カバーガラス65
のほぼ全面に確実に洗浄液を供給することができる。し
かも、流出用開口66は、このように広い角度開口して
いるが、2箇所に分割されているので、潰れ等が生じて
洗浄液の供給むらが発生する等のおそれもない。なお、
流出用開口66の分割数は2つに限定されない。
【0058】このように、流体供給が可能な内視鏡カバ
ー60を内視鏡1の挿入部3に装着することによって、
付着物のある体腔内壁の検査を行う場合、また体液等が
充満して、カバーガラス65の表面が汚損される可能性
の高い部位での検査を行うのに有利である。勿論、内視
鏡検査を行った後、内視鏡カバー60を分離すれば、内
視鏡1そのものを洗浄等の作業を行うことなく再使用す
ることができる。
【0059】なお、3タイプの内視鏡カバーを示した
が、これ以外にも、例えばカバー本体部に第3の内視鏡
カバー60のように外装スリーブ67を設けた上で、第
2の内視鏡カバー20における可撓性チューブ28に相
当する部材を設けた内視鏡カバーを構成することもで
き、また第2の内視鏡カバー20において、可撓性チュ
ーブ28を2本またはそれ以上の本数設けるようにし
た、第4,第5の内視鏡カバーを用いることができる。
【0060】而して、1度だけ使用される所謂使い捨て
の内視鏡カバーとして構成する場合においては、内視鏡
カバーに必要以上の機能を持たせない方がコスト的にも
有利である。以上のように、複数種類の内視鏡カバーを
用意しておき、内視鏡に内視鏡カバーを組み込むことに
よって、内視鏡検査の態様に応じて必要であり、かつ十
分な機能を持たせることができる。
【0061】即ち、体腔内の検査のみを行う場合には、
第1の内視鏡カバー10を装着すれば良く、また汚れの
付着する可能性の高い部位の検査や灌流が必要な部位を
検査する場合には、第3の内視鏡カバー60を用いる。
そして、内視鏡検査の結果、処置が必要な場合には、第
2の内視鏡カバー20を組み込む。また、第2の内視鏡
カバー20の機能である処置具の挿入、吸引を必要と
し、さらに第3の内視鏡カバー60の機能である流体の
供給を必要とする場合には、第2,第3の内視鏡カバー
20,60の通路形成体を含む第4の内視鏡カバーを用
意しておき、これを内視鏡1に組み込むようにすれば良
い。さらにまた、緊急時等、内視鏡カバーが得られない
時には、内視鏡カバーを装着せず、内視鏡1のみを体内
に挿入するという対応も可能となる。
【0062】なお、第2の内視鏡2において、処置具導
入部材29を可撓性チューブ28から切り離せば、この
処置具導入部材29、吸引バルブ39等を洗浄の上、再
使用が可能であり、また第3の内視鏡カバー60におい
ても、供給チューブ70と液注入部材71とを分離すれ
ば、液注入部材71は再使用が可能になる。特に、液注
入部材71は汚損物が付着する可能性が極めて低いの
で、簡単な洗浄で再使用できるようになる。また、処置
具導入部材29、吸引バルブ39等は洗浄が必要である
にしても、それらが単体の部品であるので、洗浄及び消
毒は容易に行なえることから、やはり再使用できる程度
にまで清浄化が可能になる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内視鏡
と、この内視鏡の挿入部に装着可能で、内視鏡観察機構
以外で、検査に必要であり、かつ十分な機能を有する通
路を持った内視鏡カバーとから構成したので、極めて簡
単な構成で、必要に応じて所望の機能を持たせたカバー
を容易に装着できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡と第1の内視鏡カバーとを示す構成説明
図である。
【図2】内視鏡の挿入部における先端硬質部の先端面の
外観図である。
【図3】内視鏡に第1の内視鏡カバーを組み込んだ状態
を示す外観図である。
【図4】図3の先端部分の拡大断面図である。
【図5】図3における第1の内視鏡カバーの基端部にお
ける拡大断面図である。
【図6】第2の内視鏡カバーを内視鏡に組み込んだ状態
の構成説明図である。
【図7】内視鏡に組み込んだ第2の内視鏡カバーの先端
部分の拡大断面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】第2の内視鏡カバーに接続される処置具導入部
材、吸引バルブ及び接続パイプの断面図である。
【図10】第2の内視鏡の止着部の部分縦断面図であ
る。
【図11】内視鏡の本体操作部への吸引バルブと接続パ
イプとの取付状態を示す構成説明図である。
【図12】吸引チューブの外観図である。
【図13】第3の内視鏡カバーを内視鏡に組み込んだ状
態の構成説明図である。
【図14】内視鏡に組み込んだ第3の内視鏡カバーの先
端部分の拡大断面図である。
【図15】図14のY−Y断面図である。
【図16】第3の内視鏡カバーにおける外装チューブの
基端部の拡大断面図である。
【図17】第3の内視鏡の止着部の部分縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 本体操作部 3 挿入部 3a 先端硬質部 6 照明部 7 観察部 8 カバー係止部 9 取付部 10 第1の内視鏡カバー 11,21,61 先端本体 12,22,62 可撓性スリーブ 13,23,63 止着部 14,24,64 硬質筒体 15,25,65 カバーガラス 20 第2の内視鏡カバー 28 可撓性チューブ 35 吸引チューブ 38,72 ホルダ 39 吸引バルブ 45 第2の吸引チューブ 48 接続パイプ 49 連結杆 60 第3の内視鏡カバー 66 流出用開口 67 外装スリーブ 68 供給通路 70 供給チューブ 71 液流入部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明部及び観察部を設けた先端硬質部を
    有する挿入部の基端部に本体操作部を連結して設けた内
    視鏡と、この内視鏡の挿入部に着脱可能に被挿される内
    視鏡カバーとからなるカバー式内視鏡において、 前記内視鏡カバーは、硬質筒体に透明窓を装着した先端
    本体と、この先端本体に連結され、前記挿入部を覆う可
    撓性スリーブと、この可撓性スリーブの基端部に連結し
    て設けた弾性部材からなる止着部とを備えたカバー本体
    部と、このカバー本体部の可撓性スリーブに装着した可
    撓性を有する通路形成部材とから構成され、 前記内視鏡には、その挿入部と本体操作部との連結部に
    前記止着部が着脱可能に係止されるカバー係止部が設け
    られ、 前記内視鏡カバーの前記透明窓から前記止着部までの長
    さを、前記内視鏡の挿入部を構成する先端硬質部の先端
    面から前記カバー係止部までの長さより短くし、この内
    視鏡カバーを挿入部に装着したときに生じる前記可撓性
    スリーブの伸びによって、前記先端硬質部を前記透明窓
    に押圧させるよう組み付けられる構成としたことを特徴
    とするカバー式内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記通路形成部材は、前記先端本体に連
    結した可撓性チューブを備え、この可撓性チューブは、
    その基端部には処置具導入部材を備えた処置具通路であ
    り、かつ前記先端本体の硬質筒体には、この可撓性チュ
    ーブが接続される処置具導出用開口を形成する構成とし
    たことを特徴とする請求項1記載のカバー式内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記処置具導入部材には、吸引チューブ
    が接続されており、かつこの処置具導入部材の処置具導
    入口を着脱可能にシールする栓部材を装着し、かつこの
    吸引チューブには吸引バルブを装着する構成としたこと
    を特徴とする請求項2記載のカバー式内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記通路形成部材は、前記先端本体に連
    結され、前記可撓性スリーブを囲繞するように設けた可
    撓性部材からなる外装スリーブからなり、この外装スリ
    ーブと前記可撓性スリーブとの間を流体の供給通路とな
    し、前記先端本体には、この供給通路に通じる流出用開
    口を形成する構成としたことを特徴とする請求項1記載
    のカバー式内視鏡。
  5. 【請求項5】 照明部及び観察部を設けた先端硬質部を
    有する挿入部の基端部に本体操作部を連結して設けら
    れ、挿入部と本体操作部との連結部にカバー係止部を形
    成した内視鏡と、 硬質筒体に透明窓を装着した先端本体と、この先端本体
    に連結され、前記挿入部を覆う可撓性スリーブと、この
    可撓性スリーブの基端部に連結して設けた弾性部材から
    なる止着部とからなる第1の内視鏡カバーと、 硬質筒体に透明窓を装着した先端本体と、この先端本体
    に連結され、前記挿入部を覆う可撓性スリーブと、この
    可撓性スリーブの基端部に連結して設けた弾性部材から
    なる止着部とを備えたカバー本体と、少なくとも先端が
    このカバー本体に連結された通路形成体とを備えた他の
    内視鏡カバーとからなり、 前記第1の内視鏡カバー及び前記他の内視鏡カバーは、
    それらの止着部が前記カバー係止部に固定されるもので
    あり、 これら各内視鏡カバーの前記透明窓から前記止着部まで
    の長さを、前記内視鏡の挿入部を構成する先端硬質部の
    先端面から前記カバー係止部までの長さより短くし、こ
    の内視鏡カバーを挿入部に装着したときに生じる前記可
    撓性スリーブの伸びによって、前記先端硬質部を前記透
    明窓に押圧させるように組み付けられる構成としたこと
    を特徴とするカバー式内視鏡。
  6. 【請求項6】 前記他の内視鏡カバーは、その通路形成
    体が前記可撓性スリーブに沿って設けられ、処置具挿通
    路として機能する可撓性チューブを有する内視鏡カバー
    であることを特徴とする請求項5記載のカバー式内視
    鏡。
  7. 【請求項7】 前記他の内視鏡カバーは、可撓性部材か
    らなる外装スリーブが前記可撓性スリーブを囲繞するよ
    うに設けられ、これら外装スリーブと可撓性スリーブと
    の間の隙間を供給通路となし、かつ前記先端本体にこの
    供給通路からの流体を流出させる流出用開口を形成した
    内視鏡カバーを含むことを特徴とする請求項5または請
    求項6記載のカバー式内視鏡。
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