JP2003284306A - 薄型ブラシレスdcモータ - Google Patents
薄型ブラシレスdcモータInfo
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- JP2003284306A JP2003284306A JP2002078213A JP2002078213A JP2003284306A JP 2003284306 A JP2003284306 A JP 2003284306A JP 2002078213 A JP2002078213 A JP 2002078213A JP 2002078213 A JP2002078213 A JP 2002078213A JP 2003284306 A JP2003284306 A JP 2003284306A
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
タと、該ロータと微小空隙を介して対向配置された複数
の突極にステータ巻線を巻回して成るステータとを備え
たブラシレスDCモータにおいて、各突極を複数の脚部
に分岐し各脚部の連結された先端を磁極部として構成
し、前記ステータ巻線を前記各脚部に分割して巻回する
ことで薄型化を実現した。
Description
ータ、特に薄型ブラシレスDCモータのステータ構造に
関する。
トルクが大きく、一定速度に安定した回転で高速運転が
可能で、ブラシや整流子がないため運転中に火花が発生
しないので雑音の原因になる電波を発生しないなどの特
徴がある。この特徴を活かし医療機械、事務機器、OA
機器、自動制御機器などに広く利用されている。
ブラシレスDCモータのステータとロータの位置関係を
示す概略平面図、図5(b)は同ブラシレスDCモータ
のステータとロータの一部を拡大して示す斜視図であ
る。図示した例は、ステータの突極数が3極、ロータの
磁極数が4極である。
く知られているので、ステータとロータに絞って説明す
ると、ステータヨーク51は軟磁性体を積層して成り、
等間隔に3つの位置から内方に突極52が伸び、各突極
52を包むようにステータ巻線55を巻回したボビン5
4が挿入されている。一方、ロータ6はシャフト8を中
心軸として外周にN極とS極を交互に着磁した円筒状磁
石で構成されている。ステータの突極52にボビン54
を挿入した後、突極52の先端には、ロータ磁石6の外
周との空隙が均一でかつロータ磁石6との円周方向の対
向面積を大きくするための突極先端部53が接合され
る。ボビン54の一方の端部の鍔54aには端子ピン7
が植設されており、ステータ巻線55の端末を絡げてあ
る。ロータ磁石6はステータの突極52の先端部53と
微小な空隙を介して対向している。
トパソコンなどのOA機器では、機器を構成している要
素は占有面積が多少大きくても問題ないが、その厚さが
薄いことが強く要望されている。OA機器に用いられる
モータ類もその例に漏れず、占有面積が多少増加しても
より薄型であることが強く望まれている。
示した従来のブラシレスDCモータをみると、ステータ
の突極はそこに挿入するボビンとこのボビンに巻回した
コイルの厚みが薄型化のネックになっている。
で、薄型化を実現できるブラシレスDCモータのステー
タ構造を提供することを目的とする。
成するために、ステータの各突極を複数の脚部に分岐し
各脚部を共通のステータヨークに接合させてなり、各脚
部にステータ巻線を分割して巻回した。
明する。
ブラシレスDCモータに適用した一実施の形態のステー
タとロータの位置関係を示す概略平面図、図1(b)は
同ブラシレスDCモータのステータとロータの一部を拡
大して示す斜視図である。
6はシャフト8を回転軸とした円筒状磁石の外周にN極
とS極を交互に着磁した従来のロータ構造と同じである
が、ステータは薄型化を図るために、ステータ巻線を挿
入する突極2を2つの脚部2b、2cを有するコの字状
に構成している。すなわち、突極2は、ロータ磁石6と
対向する磁極部2dから分岐した2つの脚部2b、2c
が平行に伸びたコの字状である。
形成された2個のボビン4、4にステータ巻線5を連続
して巻回し、その巻始め端と巻終り端を一方のボビン4
に植設した2本の端子ピン7、7のそれぞれに絡げて製
作した2つの巻線ユニット10b、10cを用意する。
この巻線ユニット10b、10cは巻線に電流を流した
とき各脚部に同一方向の磁束を発生するように巻線され
ている。また2つのボビン4、4が完全に分離している
と両者に巻き渡した巻線5aがボビンの取り扱い時に断
線するおそれがあるので、2つのボビン4、4間にはボ
ビン成形時に連結部4bを形成し、両ボビンが離れない
ようにしておく。この巻線ユニット10b、10cを突
極2のそれぞれの脚部2b、2cに挿入した後、磁極部
2dがロータ磁石6と微小空隙を介して対向するように
して、脚部2b、2cの先端をリング状のステータヨー
ク1の内周に形成した溝1a、1aにそれぞれ嵌め込ん
で接合する。
cにステータ巻線を分割して巻くことによりステータ巻
線の厚みを減少でき、従来のブラシレスDCモータに比
較して薄型化できる。
するように構成すれば2以上の脚部に分割してもよい
が、分割数が増すとボビンや巻線部品点数が増し、モー
タ特性を維持するための占有面積が増加するなどのマイ
ナス要因が出てくるので、分割数はそれらの点を勘案し
て決定するのがよい。
た例で説明したが、これに限定されるものではなく、各
ボビンに1本ずつ設けてもよいし、各ボビンに2本設け
て個々に巻線し別途結線するようにしてもよいので、適
宜他の条件を考慮して決定すればよい。
おける突極の変形例を示しており、突極2がロータ磁極
と対向する面積を大きくするために、磁極部2dに突極
先端部3を取り付けた構造としたものである。
ータ磁石に対向する側からボビンを挿入する必要がない
ため、突極2のロータ磁石6との円周方向の対向面積を
大きくする必要がある場合には突極先端部3は別部品と
して製作して事前に磁極部2dに取り付けてもよいし、
突極2と別体でなく、突極2を製作する際その素材であ
る軟磁性体板の形状を突極先端部3まで含む形状にして
おいてもよい。このように、モータの特性向上だけを考
慮してステータ磁心形状を選択することができるという
利点がある。
DCモータに適用した他の実施の形態を示し、図3
(a)は発明の要部のみを示すモータの平面図、図3
(b)は発明の要部のみを拡大して示す斜視図である。
図3(b)には、説明の便宜上1つの突極とロータ磁極
との関係のみを示し、図3中図1と同じ参照数字は同じ
構成部分を示し、説明は省略する。
ータはリング状の磁石6aの外周を被覆するようにロー
タヨーク13を取り付けて構成されており、突極2′は
分岐した2つの脚部2′b、2′cから成り、両脚部
2′b、2′cの磁極部2′d(先端)に突極先端部
3′が取り付けられ、後端はステータヨーク1′に形成
した溝1′aに嵌め込まれる。このような接合方法によ
れば、脚部2′b、2′cとステータヨーク1′との間
の磁気抵抗を少なくすることができる。脚部2′b、
2′cに、ボビン4にステータ巻線5を巻回した巻線ユ
ニット10b、10cが挿入され、突極2′の先端部
3′、もしくは、突極2′と別体でなく突極2′を製作
する際その素材である軟磁性体の形状を突極先端部3′
まで含む形状にしたものがアウターロータの磁石6aの
内周面と微小空隙を介して対向するように配置される。
この実施の形態においても図2に示した実施の形態と同
様に2分割して巻線したのでステータ巻線の厚みを小さ
くすることができる。この実施の形態においても、2つ
のボビン4、4間には両ボビンが離れないようにボビン
成形時に連結部4bを形成しておく。
タ型ブラシレスDCモータに適用した別の実施の形態で
あり、図3と同様に、発明の要部のみを示すモータの平
面図と発明の要部のみを拡大して示す斜視図である。
と異なる点は、アウターロータのロータヨーク13がリ
ング状の磁石6aの内周面に取り付けられ、突極2″の
先端の磁極部2″dがやや長くその先端が上方に立ち上
がってL字状になっており、その立上り部3aがアウタ
ーロータのロータ磁石6aの外周面と微小空隙を介して
対向するように配置されている構成である。その他の構
成は同じであるので同じ参照番号を付して説明は省略す
る。
と2″cに分岐され、各脚部に小型の巻線ユニット10
b、10cが挿入されるので、ステータ巻線の厚みが薄
くできる。
て説明したが、本発明者の試作によればブラシレスDC
モータのステータ巻線の厚みを従来のその部分の厚みに
比べて約30%減少することができた。
極を複数の脚部に分岐し先端を磁極部として構成し、各
脚部にステータ巻線を巻回するようにしたので、ステー
タ巻線を薄くでき、その結果、ノートパソコンなどのO
A機器の薄型化に対応することができる。
スDCモータに適用したステータ形態とロータの位置関
係を示すモータの概略平面図、(b)同ブラシレスDC
モータのステータとロータの一部を拡大して示す斜視図
である。
モータに適用したステータ形態とロータの位置関係を示
すモータの概略平面図、(b)同ブラシレスDCモータ
のステータとロータの一部を拡大して示す斜視図である
ラシレスDCモータに適用したさらに他のステータ形態
とロータの位置関係を示すモータの概略平面図、(b)
同ブラシレスDCモータのステータとロータの一部を拡
大して示す斜視図である。
DCモータのステータとロータの位置関係を示す概略平
面図、(b)同ブラシレスDCモータのステータとロー
タの一部を拡大して示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒状またはリング状磁石から成るロー
タと、該ロータと微小空隙を介して対向配置された複数
の突極にステータ巻線を巻回して成るステータとを備え
たブラシレスDCモータにおいて、前記各突極を複数の
脚部に分岐し各脚部を共通のステータヨークに接合させ
て成り、前記ステータ巻線を前記各脚部に分割して巻回
したことを特徴とする薄型ブラシレスDCモータ。 - 【請求項2】 各突極が2つの脚部に分岐された請求項
1に記載の薄型ブラシレスDCモータ。 - 【請求項3】 前記各突極の先端にロータとの対向面積
を増加させるための突極先端部を形成した請求項1また
は2に記載の薄型ブラシレスDCモータ。 - 【請求項4】 インナーロータ型である請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の薄型ブラシレスDCモータ。 - 【請求項5】 アウターロータ型である請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の薄型ブラシレスDCモータ。 - 【請求項6】 前記ステータ巻線の前記分岐した各脚部
が挿入されるボビンが連結部により繋がっていることを
特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の薄
型ブラシレスDCモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078213A JP2003284306A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 薄型ブラシレスdcモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078213A JP2003284306A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 薄型ブラシレスdcモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003284306A true JP2003284306A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29228282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002078213A Pending JP2003284306A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 薄型ブラシレスdcモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003284306A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078213A patent/JP2003284306A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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