JP2003283991A - データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム - Google Patents

データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム

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JP2003283991A
JP2003283991A JP2002085707A JP2002085707A JP2003283991A JP 2003283991 A JP2003283991 A JP 2003283991A JP 2002085707 A JP2002085707 A JP 2002085707A JP 2002085707 A JP2002085707 A JP 2002085707A JP 2003283991 A JP2003283991 A JP 2003283991A
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JP2002085707A
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Inventor
Yasushi Yamagami
泰史 山上
Kenichi Shiraishi
憲一 白石
Toshiaki Sakate
俊明 坂手
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの保護が十分に図られるようにするた
めのデータストリーム記録装置等を提供することであ
る。 【解決手段】 受信ユニット3は、デジタル放送を受信
して得られたデータストリームを、接続バスBを介して
マザーボード1に送る。マザーボード1は、このデータ
ストリームに含まれるTSパケットのうち、間引きスラ
イス対応テーブルが示すものを、コンテンツ記録再生プ
ログラムの制御に従って受信ユニット3のコンテンツ保
存用内部メモリ33に記憶させ、他をマザーボード用ス
トレージ2に記憶させる。間引きスライス対応テーブル
は、間引く対象をデータストリーム毎に指定する。コン
テンツを再生する場合は、当該スライス層を含むTSパ
ケットをコンテンツ記録再生プログラムの制御に従って
コンテンツ保存用内部メモリ33から読み出し、他をマ
ザーボード用ストレージ2から読み出して、元のデータ
ストリームを復元し、再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データストリー
ム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像や音声などのコンテンツを、コンテ
ンツを表すデータを含むパケットが連続したものからな
るデータストリームの形で放送するデジタル放送が利用
されている。
【0003】デジタル放送されたコンテンツは、デジタ
ル形式のデータとして記憶装置に蓄積することができ、
蓄積の際にデータの劣化が非常に起こりにくい。このた
め、デジタル放送されたコンテンツにかかる著作権など
の権利の保護を図るための技術が用いられている。具体
的には、コンテンツを表すデータを暗号化した上で蓄積
する手法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、暗号化の手法
が攻撃に対して十分な強度を持っていないと、暗号化さ
れたデータは復号鍵を知らない者によっても容易に復号
化されてしまい、データの十分な保護が図れない。
【0005】この問題を解決する手法としては、コンテ
ンツを表すデータの一部を、データストリームを構成す
るパケットから間引いて、間引いた部分を、不正なアク
セスから守られた安全な退避用メモリ(例えば、所定の
プログラムの制御に従ってのみアクセスできるようなメ
モリ)に退避させる、という手法が考えられる。
【0006】より具体的には、例えば、コンテンツがM
PEG2(Moving Picture ExpertGroup)形式のデータ
で表された動画からなる場合、このデータからIピクチ
ャを間引くようにすれば、間引かれたデータを正当な手
順で退避用メモリから読み出さない限り、この動画を正
しく再生することはできない。従って、この動画の保護
が図られる。
【0007】しかし、データの一部を間引く上述の手法
によっても、例えば、同一のコンテンツを複数個の装置
に並行して蓄積し、これらの装置の一方で間引かれた部
分を、他方から転記して補うようにすれば、コンテンツ
の完全な再生を不正に行うことが可能になってしまう、
という問題がなお残る。
【0008】また、コンテンツのうちユーザにとって重
要な部分はコンテンツ毎に異なる。例えば、映画やドラ
マ等の画像では、画像の中心部がユーザにとって重要で
あることが多い一方、ニュース等の画像では、テロップ
が入る画像下部がユーザにとって重要である。にもかか
わらず、様々なコンテンツについて、各コンテンツを区
別することなく一律の基準で間引きを行えば、コンテン
ツによっては、間引かれているにもかかわらず視聴にほ
とんど何ら差し支えがない、という状態が生じてしま
い、コンテンツ保護が図られない、という問題も生じて
しまう。
【0009】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、データの保護が十分に図られるようにするた
めのデータストリーム記録装置及びデータストリーム記
録方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
この発明の第1の観点にかかるデータストリーム記録装
置は、画像を表す画像データを含むデータストリームを
取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパ
ケットのうち、個々の画像につき指定された当該画像の
所定の部分を表す部分データを含むパケットを第1のグ
ループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに
振り分ける間引き手段と、前記間引き手段以外からのア
クセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1
の記憶手段と、第2の記憶領域を有する第2の記憶手段
と、を備え、前記間引き手段は、前記第1のグループに
属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第
2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納
する、ことを特徴とする。
【0011】各前記パケットは、各自が含む画像データ
が表す画像を示す識別データを付されていてもよい。こ
の場合、前記間引き手段は、取得したデータストリーム
を構成する互いに同一の識別データを付された複数の前
記パケットのうち、当該識別データにより示される画像
につき指定された当該画像の所定の部分を表す前記部分
データを含むパケットを前記第1のグループに振り分
け、当該識別データを付された他のパケットを前記第2
のグループに振り分けるものであってもよい。
【0012】前記識別データは、PES(Packetized E
lementary Stream)パケットに付されるPTS(Presen
tation Time Stamp)より構成されていていてもよい。
この場合、パケットに含まれる画像データが表す画像
は、例えば当該パケットに付されたPTSが示す時刻が
属する時間帯に基づいて識別することが可能であればよ
い。そしてこの場合、前記間引き手段は、取得したデー
タストリームを構成していて互いに同一の時刻を表すP
TSを付された複数の前記パケットのうち、当該時刻を
含む時間帯を表すPTSにより識別される画像の所定の
部分を表す前記部分データを含むパケットを前記第1の
グループに振り分けるものであってもよい。
【0013】前記画像データはMPEG2(Moving Pic
ture Expert Group)形式の画像データ又はMPEG2
形式の画像データと実質的に同一のデータ構造を有する
画像データより構成されていてもよい。この場合、前記
部分データは、たとえば、Iピクチャを表す前記画像デ
ータのうち当該Iピクチャの所定のスライスを表すスラ
イス層より構成されていればよい。
【0014】前記複数のパケットの少なくともいずれか
は、前記部分データの存在する範囲を識別する部分識別
データを含んでいてもよい。この場合、前記間引き手段
は、前記部分データを含むパケットを前記部分識別デー
タに基づいて特定し、特定したパケットを第1のグルー
プに振り分けるものであってもよい。
【0015】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
ループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の
記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて
前記データストリームを復元する合成手段を備えるもの
であってもよい。
【0016】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
ループに振り分けられたパケットが前記データストリー
ム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又
は第2の記憶領域に格納するものであってもよい。
【0017】前記間引き手段は、取得した前記データス
トリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケ
ットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータ
ストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納す
るものであってもよい。
【0018】前記間引き手段は、たとえばプロセッサを
備え、前記プロセッサは、所定のプログラムを実行する
ことにより、前記第1の記憶領域にアクセスするもので
あってもよい。
【0019】前記第1の記憶手段及び前記間引き手段
は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行すること
によりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接
続されているものであってもよい。
【0020】前記間引き手段は、前記第1及び/又は第
2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して前
記第1及び/又は第2の記憶領域に格納するものであっ
てもよい。
【0021】また、この発明の第2の観点にかかるデー
タストリーム記録方法は、画像を表す画像データを含む
データストリームを取得し、取得したデータストリーム
を構成する複数のパケットのうち、個々の画像につき指
定された当該画像の所定の部分を表す部分データを含む
パケットを第1のグループに振り分け、残余のパケット
を第2のグループに振り分ける間引きステップと、前記
第1のグループに属するパケットを、所定のアクセス装
置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領
域に格納する第1の記憶ステップと、第2のグループに
属するパケットを第2の記憶領域に格納する第2の記憶
ステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】各前記パケットは、各自が含む画像データ
が表す画像を示す識別データを付されていてもよい。こ
の場合、前記間引きステップでは、取得したデータスト
リームを構成する互いに同一の識別データを付された複
数の前記パケットのうち、当該識別データにより示され
る画像につき指定された当該画像の所定の部分を表す前
記部分データを含むパケットを前記第1のグループに振
り分け、当該識別データを付された他のパケットを前記
第2のグループに振り分けるようにしてもよい。
【0023】また、この発明の第3の観点にかかるプロ
グラムは、コンピュータを、画像を表す画像データを含
むデータストリームを取得し、取得したデータストリー
ムを構成する複数のパケットのうち、個々の画像につき
指定された当該画像の所定の部分を表す部分データを含
むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケッ
トを第2のグループに振り分ける間引き手段と、前記間
引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の
記憶領域を有する第1の記憶手段と、第2の記憶領域を
有する第2の記憶手段と、して機能させるためのプログ
ラムであって、前記間引き手段は、前記第1のグループ
に属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記
第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格
納する、ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形
態に係るデジタル放送レコーダの構成を示すブロック図
である。図示するように、このデジタル放送レコーダ
は、マザーボード1と、マザーボード用ストレージ2
と、受信ユニット3とより構成されている。マザーボー
ド用ストレージ2はマザーボード1に接続されており、
受信ユニット3は、接続バスBを介してマザーボード1
に接続されている。
【0025】マザーボード1は、たとえば、CPU(Ce
ntral Processing Unit)等からなるプロセッサと、R
AM(Random Access Memory)等からなるメモリと、バ
スコントローラと、を備える。なお、接続バスBは、P
CI(Peripheral ComponentInterface)バスからな
る。マザーボード1のメモリは、マザーボード1のプロ
セッサのワークエリアとなる記憶領域を有する。マザー
ボード1のバスコントローラは、マザーボード1のプロ
セッサとマザーボード1の外部の装置との間での接続バ
スBを介したデータ交換を制御するための制御回路から
なる。
【0026】マザーボード1は、マザーボード用ストレ
ージ2に記憶されている放送記録再生プログラムを読み
出し、この放送記録再生プログラムに従って後述する処
理を行う。放送記録再生プログラムが制御する処理は、
機能的には複数の処理ブロックを含んでいる。具体的に
は、図5や図7を参照して後述するデマルチプレクサ1
A、ストリーム間引きブロック1B、ストリーム合成ブ
ロック1C、ストレージ記録ブロック1D、MPEG
(Moving Picture Expert Group)デコードブロック1
E及びストレージ読み出しブロック1F、の各処理ブロ
ックを含んでいる。
【0027】マザーボード用ストレージ2は、ハードデ
ィスク装置等より構成されていて、上述の放送記録再生
プログラムと、後述する間引きスライス対応テーブルと
を、予め記憶している。そして、マザーボード1からの
アクセスに従い、マザーボード1が供給するデータを記
憶したり、自己が記憶しているデータを読み出してマザ
ーボード1に供給したりする。
【0028】受信ユニット3は、デジタル放送受信部3
1と、PCIバスブリッジ32と、コンテンツ保存用内
部メモリ33と、IDE(Intelligent Drive Electron
ics)バスブリッジ34とを備える。
【0029】デジタル放送受信部31は、復調回路より
構成されており、内部バスを介してPCIバスブリッジ
32に接続されている。デジタル放送受信部31は、外
部よりデジタル放送された、データストリームを表す変
調波を入力して復調することにより、データストリーム
を構成するTS(Transport Stream)パケットを復元す
る。そして、復元されたTSパケットを、PCIバスブ
リッジ32及び接続バスBを介してマザーボード1に供
給する。デジタル放送受信部31が受信する変調波が表
すデータストリームは、画像や音声又はその他のコンテ
ンツを表しており、図2に示すように、連続した複数の
TSパケットより構成されている。
【0030】TSパケットは、画像、音声あるいはその
他のコンテンツを表すパケットであり、図2に示すデー
タ構造を有している。すなわち、TSパケットは、TS
パケットヘッダと、TSパケットヘッダに後続するペイ
ロード部(アダプテーション/ペイロード部)とより構
成される。
【0031】ペイロード部は、コンテンツを表すデータ
を含む部分である。同一のフレームの画像を表すデータ
を含む各TSパケットは、図3に示すように、それぞれ
のペイロード部同士を、これらの各TSパケットが並ん
でいた順で互いに連結することによりPES(Packetiz
ed Elementary Stream)パケットを形成できるようにな
っている。
【0032】データストリームがMPEG2形式の画像
データ(又はMPEG2形式の画像データと実質的に同
一のデータ構造を有する画像データ)を表す場合、PE
Sパケットは、動画を構成する画像を表すデータである
Iピクチャ、Bピクチャ又はPピクチャの3種のうち1
種以上を含んでいる。このうちBピクチャは、Iピクチ
ャとPピクチャとの差分を表すものである。Bピクチャ
やPピクチャは、いずれも単独では完成した画像を表す
ものではない。
【0033】そして、図3に示すように、PESパケッ
トには、PESパケットを識別する情報を含むPESヘ
ッダと、ピクチャ層及びk個(kは、PESパケットが
表す画像の垂直方向のサイズに基づいて定められる正
数)のスライス層を含むPESデータとが含まれてい
る。
【0034】このうちPESヘッダは、PTS(Presen
tation Time Stamp)を含んでいる。PTSは、このP
TSを含んだPESパケットが表すコンテンツをユーザ
に提示すべき時刻を表すデータからなっている。
【0035】同一のデータストリームに属するTSパケ
ットに含まれている各PTSが示す値(時刻)は、この
データストリームに固有の一定の時間帯に属している。
従って、PTSは、データストリームの同一性を識別す
る目的で利用され得る。
【0036】一方、ピクチャ層は、当該ピクチャ層を含
むPESパケットが表す画面の属性を示すデータ(Iピ
クチャ、Bピクチャ又はPピクチャのいずれか)を含ん
でいる。
【0037】また、j番目(jはk以下の任意の正数)
のスライス層は、当該スライス層を含むPESパケット
が表す画面をk個の小画面(スライス)へと分割した場
合のj番目のスライスの属性を示すデータを含む。
【0038】Iピクチャを含むPESデータには、所定
の値を有するシーケンスヘッダコードが含まれており、
また、Iピクチャを含むPESデータには、更に、ビデ
オシーケンス層と、GOP(Group Of Picture)層とが
含まれている。
【0039】また、図3に示すように、画像を表すPE
Sパケットのピクチャ層の先頭には、所定の値を有する
PSC(Picture Start Code)が含まれている。PSC
は、ピクチャ層に属するデータが存在する範囲を識別す
るデータである。したがって、MPEG2形式のデータ
を含むデータストリームから動画を再生しようとする装
置は、Iピクチャを含むPESパケットのPSCを含む
TSパケットを取得できなければ、動画を正しく再生で
きない。
【0040】また、図3に示すように、画像を表すPE
Sパケットの各スライス層の先頭には、所定の値を有す
るSSC(Slice Start Code)が含まれている。j番目
のスライス層に含まれるSSCは、j番目のスライス層
に属するデータが存在する範囲を識別するデータであ
る。したがって、MPEG2形式のデータを含むデータ
ストリームから動画を再生しようとする装置は、Iピク
チャを含むPESパケットのj番目のスライス層にある
SSCを含むTSパケットを取得できなければ、動画の
j番目のスライスを正しく再生できない。
【0041】ここで、マザーボード用ストレージ2が記
憶する間引きスライス対応テーブルを説明すると、間引
きスライス対応テーブルは、図4に示すように、PTS
の値の範囲(時間帯)と、PTSの値がこの時間帯に入
るPESパケットから間引くべきスライス層(以下、間
引き対象スライス層と呼ぶ)とを、互いに対応付けて格
納する。
【0042】すなわち、図4に例示した間引きスライス
対応テーブルにおいては、例えばPTSの値の範囲がT
1を超えT2以下である場合、そのような範囲の値を取
るPTSを含んだPESパケットのうち、先頭から2番
目、6番目及び11番目のスライスが、ストリーム間引
きブロック1Bの制御に従って後述するように間引かれ
る。
【0043】TSパケットヘッダは、図2に示すよう
に、先頭より順に、同期バイト、TSエラーデータ、ペ
イロードユニットスタートインジケータ、トランスポー
ト優先度データ、PID(Program IDentifier)、トラ
ンスポートスクランブル制御データ、アダプテーション
フィールド制御データ及び連続性指標を含む。
【0044】このうち、ペイロードユニットスタートイ
ンジケータは、当該ペイロードユニットスタートインジ
ケータ自身が含まれているTSパケットのペイロード部
が、PESパケットの先頭のデータを含むか否かを示
す。具体的には、たとえば、ペイロードユニットスター
トインジケータの値が「1」である場合、当該ペイロー
ドユニットスタートインジケータ自身が含まれているT
Sパケットのペイロード部がPESパケットの先頭のデ
ータを含むことを示し、「0」である場合は、当該ペイ
ロード部がPESパケットの先頭のデータを含まないこ
とを示す。従って、1個のPESパケットは、たとえ
ば、データストリーム中、値が「1」であるペイロード
ユニットスタートインジケータを含むTSパケット以
降、値が「1」のペイロードユニットスタートインジケ
ータを含む次のTSパケットの直前のTSパケットまで
の連続する各TSパケットのペイロード部同士を連結す
ることにより生成される。
【0045】また、PIDは、当該PID自身が含まれ
ているTSパケットのペイロード部がどのコンテンツを
表すか(たとえば、どの画像あるいは音声を表すか)を
識別するデータである。
【0046】PCIバスブリッジ32は、バスコントロ
ーラ等より構成されており、接続バスBを介してマザー
ボード1に接続されており、また、内部バスを介してI
DEバスブリッジ34及びデジタル放送受信部31に接
続されている。PCIバスブリッジ32は、マザーボー
ド1が放送記録再生プログラムの制御に従って行う、コ
ンテンツ保存用内部メモリ33へのアクセスを媒介す
る。また、デジタル放送受信部31からコンテンツ保存
用内部メモリ33へのデータの供給を媒介する。
【0047】コンテンツ保存用内部メモリ33は、コン
パクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の不揮発性メモ
リと、IDEバスを介したデータの伝送を行うためのイ
ンターフェース回路とより構成されている。
【0048】IDEバスブリッジ34は、バスコントロ
ーラ等より構成されており、内部バスを介してPCIバ
スブリッジ32に接続され、一方でIDEバスを介して
コンテンツ保存用内部メモリ33に接続されている。I
DEバスブリッジ34は、マザーボード1が放送記録再
生プログラムの制御に従って行う、コンテンツ保存用内
部メモリ33へのアクセスを媒介する。なお、PCIバ
スブリッジ32及びIDEバスブリッジ34は、マザー
ボード1が放送記録再生プログラムの制御に従わずにコ
ンテンツ保存用内部メモリ33へとアクセスしても、こ
のアクセスを実質的に阻止する。
【0049】(動作)次に、このデジタル放送レコーダ
の動作を説明する。図5は、コンテンツを記録する処理
の流れを示す図である。図6は、ストリーム間引きブロ
ックの処理を示すフローチャートである。図7は、記録
したコンテンツを再生する処理の流れを示す図である。
【0050】(コンテンツの記録)受信ユニット3のデ
ジタル放送受信部31に、データストリームを表す変調
波が供給されると、デジタル放送受信部31は、この変
調波を復調することによりデータストリームを復元し
て、復元されたデータストリームを、PCIバスブリッ
ジ及び接続バスBを介し、マザーボード1に供給する。
【0051】一方、マザーボード1は、たとえば外部か
ら操作者の操作に従って供給される録画の指示に応答し
て、放送記録再生プログラムをマザーボード用ストレー
ジ2より読み出して実行する。
【0052】放送記録再生プログラムを実行するマザー
ボード1は、データストリームを供給されると(すなわ
ち、TSパケットを順次供給されると)、デマルチプレ
クサ1Aの制御に従って、このTSパケットを、図5に
示すように、ストリーム合成ブロック1C及びストリー
ム間引きブロック1Bの各処理ブロックに引き渡す。
【0053】TSパケットがデマルチプレクサ1Aから
ストリーム合成ブロック1Cに引き渡された場合(つま
り、このデジタル放送レコーダがデジタル放送を受信し
た場合)、マザーボード1はストリーム合成ブロック1
Cの制御に従い、このTSパケットに特に処理を加えな
いまま、このTSパケットをMPEGデコードブロック
1Eに引き渡す。
【0054】MPEGデコードブロック1EにTSパケ
ットが引き渡されると、マザーボード1は、MPEGデ
コードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが
表す画像や音声をデコードし、図5に示すように、たと
えばコンポジット信号などのビデオ信号や音声信号など
からなるコンテンツデータとして出力する。
【0055】一方、マザーボード1は、ストリーム間引
きブロック1Bの制御に従って、図6に示す処理を行
う。
【0056】すなわち、マザーボード1は、TSパケッ
トがストリーム間引きブロック1Bに引き渡されると
(図6、ステップS1)、このTSパケットに含まれる
PIDが、蓄積する対象のコンテンツを示すか否かを判
別する(ステップS2)。そして、PIDが蓄積する対
象のコンテンツを示すものでないと判別するとこのPI
Dを含むTSパケットを破棄して、ストリーム間引きブ
ロック1Bの処理をステップS1に戻す。なお、蓄積す
る対象のコンテンツは、たとえば、外部から操作者の操
作に従って供給されるデータにより指定されればよい。
【0057】一方、蓄積する対象のコンテンツを示すと
判別すると、このPIDを含むTSパケットに含まれる
ペイロードユニットスタートインジケータの値が、PE
Sパケットの先頭を含むことを示す値であるか否かを判
別する(ステップS3)。そして、PESパケットの先
頭を含まないことを示す値であると判別すると、このT
Sパケット(非間引き対象スライスパケット)をストレ
ージ記録ブロック1Dに引き渡して、ストリーム間引き
ブロック1Bの処理をステップS1に戻す。(なお、本
明細書及び図面では、マザーボード1から受信ユニット
3に供給されたTSパケットを間引き対象スライスパケ
ットと呼び、ストリーム間引きブロック1Bからストレ
ージ記録ブロック1Dへと引き渡されたTSパケットを
非間引き対象スライスパケットと呼ぶ。)
【0058】一方、PESパケットの先頭を含むことを
示す値であると判別すると、マザーボード1はまず、こ
のTSパケットのペイロード部に含まれるPESヘッダ
相当部分より、PTSを読み出して一時記憶する(ステ
ップS4)。
【0059】次に、マザーボード1は、このTSパケッ
トが、シーケンスヘッダコードを含んでいるか否か(す
なわち、このTSパケットがIピクチャを含むPESパ
ケットの先頭のデータを含んでいるか否か)を判別する
(ステップS5)。そして、シーケンスヘッダコードを
含まないと判別すると、このTSパケット(非間引き対
象スライスパケット)をストレージ記録ブロック1Dに
引き渡して、ストリーム間引きブロック1Bの処理をス
テップS1に戻す。一方、シーケンスヘッダコードを含
むと判別すると、ストリーム間引きブロック1Bの処理
をステップS6に進める。
【0060】ステップS6で、マザーボード1は、シー
ケンスヘッダコードを含むとステップS5で新たに判別
されたTSパケット(又は、後述のステップS9で新た
にストリーム間引きブロック1Bへと引き渡されたTS
パケット)が、コンテンツ保存用内部メモリ33に記憶
させるべきスライス層(すなわち、間引き対象スライス
層)を示すSSCを含むか否かを、間引きスライス対応
テーブルに基づいて判別する。
【0061】具体的には、ステップS6でマザーボード
1は、マザーボード用ストレージ2より間引きスライス
対応テーブルを読み出し、ステップS4でもっとも新し
く読み出したPTSの値が、間引きスライス対応テーブ
ルにより示されているPTSの値の各範囲のうちどれに
属するかを特定する。これにより、該当する範囲(時間
帯)に対応付けられた間引き対象スライス層が特定され
る。そして、マザーボード1は、シーケンスヘッダコー
ドを含むとステップS5で新たに判別されたTSパケッ
ト(又は、ステップS9で新たにストリーム間引きブロ
ック1Bへと引き渡されたTSパケット)に含まれるS
SCが示すスライス層が、間引きスライス対応テーブル
より特定された間引き対象スライス層に該当するか否か
を判別する。
【0062】そして、マザーボード1は、該当するSS
Cを含まないTSパケットであるとS6で判別すると、
ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS8に
進める。一方、該当するSSCを含むTSパケットであ
るとステップS6で判別すると、マザーボード1は、ス
テップS6で該当するSSCを含むと判別されたTSパ
ケット(間引き対象スライスパケット)を、受信ユニッ
ト3のコンテンツ保存用内部メモリ33に書き込む(ス
テップS7)。
【0063】なお、マザーボード1は、コンテンツ保存
用内部メモリ33への間引き対象スライスパケットの書
き込みを、PCIバスブリッジ32及びIDEバスブリ
ッジ34を介してコンテンツ保存用内部メモリ33にア
クセスすることにより行う。すなわち、マザーボード1
がコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、間引
き対象スライスパケットが受信ユニット3へと供給され
ると、受信ユニット3のPCIバスブリッジ32は、こ
の間引き対象スライスパケットをIDEバスブリッジ3
4へと供給し、IDEバスブリッジ34はコンテンツ保
存用内部メモリ33にアクセスして、この間引き対象ス
ライスパケットを、コンテンツ保存用内部メモリ33の
記憶領域に格納する。
【0064】ステップS7の処理が終わると、マザーボ
ード1は、ステップS6で間引きスライス対応テーブル
から特定した各間引き対象スライス層がすべてコンテン
ツ保存用内部メモリ33に書き込まれたか否かを判別す
る(ステップS8)。そして、書き込まれたと判別する
と処理をステップS3に戻し、書き込まれていないと判
別すると、次のTSパケットをデマルチプレクサ1Aか
らストリーム間引きブロック1Bへと引き渡し(ステッ
プS9)、処理をステップS6に戻す。
【0065】図6に示す処理を行う一方、ストリーム間
引きブロック1Bの処理を行うマザーボード1は、スト
レージ記録ブロック1Dに非間引き対象スライスパケッ
トを引き渡すときは、受信ユニット3が受信した元のデ
ータストリームのうち間引き対象スライスパケットをダ
ミーのパケットへと置換した置換済みデータストリーム
の形でストレージ記録ブロック1Dに引き渡す。ダミー
のパケットは、たとえば、TSパケットの所定の部分の
値が、元のデータストリームに含まれているTSパケッ
トの当該部分の値と異なる値であるようなパケットであ
ればよい。
【0066】なお、ダミーのパケットのペイロード部の
内容は、当該ダミーのパケットにより置換された間引き
対象スライスパケットのペイロード部の内容と異なるも
のとする。ダミーのパケットのペイロード部の内容と、
当該ダミーのパケットの位置にあった間引き対象スライ
スパケットのペイロード部の内容との間には、実質的に
相関関係がないことが望ましい。
【0067】非間引き対象スライスパケットがストレー
ジ記録ブロック1Dへと引き渡されると、マザーボード
1は、ストレージ記録ブロック1Dの制御に従ってマザ
ーボード用ストレージ2にアクセスし、図5に示すよう
に、この非間引き対象スライスパケットを、マザーボー
ド用ストレージ2の記憶領域に格納する。
【0068】また、ストリーム間引きブロック1Bの処
理を行うマザーボード1は、それぞれの間引き対象スラ
イスパケットの、元のデータストリーム内での位置を示
す位置情報テーブルを作成し、この位置情報テーブルも
ストレージ記録ブロック1Dへと引き渡す。マザーボー
ド1は、この位置情報テーブルも、ストレージ記録ブロ
ック1Dの制御に従ってマザーボード用ストレージ2の
記憶領域に格納する。
【0069】なお、位置情報テーブルにより位置が表さ
れている間引き対象スライスパケットがどのコンテンツ
を表すものであるかを識別するため、マザーボード1
は、たとえばこの位置情報テーブルを、この位置情報テ
ーブルにより位置が表されている間引き対象スライスパ
ケットと共通のデータストリームから得られた非間引き
対象スライスパケットに対応付けて格納するようにすれ
ばよい。
【0070】(記録したコンテンツの再生)記録された
コンテンツを再生する場合、マザーボード1は、たとえ
ば外部から操作者の操作に従って供給されるコンテンツ
再生の指示に応答して、放送記録再生プログラムをマザ
ーボード用ストレージ2より読み出して実行する。
【0071】すると、マザーボード1は、PCIバスブ
リッジ32及びIDEバスブリッジ34を介してコンテ
ンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、間引き対象ス
ライスパケットを読み出す。読み出された間引き対象ス
ライスパケットはIDEバスブリッジ34に供給され、
IDEバスブリッジ34はこの間引き対象スライスパケ
ットをPCIバスブリッジ32に転送し、PCIバスブ
リッジ32は、この間引き対象スライスパケットを接続
バスBを介してマザーボード1に供給する。なお、読み
出す対象の間引き対象スライスパケットは、たとえば、
マザーボード用ストレージ2から、再生する対象のコン
テンツを表す非間引き対象スライスパケットに対応付け
られた位置情報テーブルをストレージ読み出しブロック
1Fの制御に従って読み出し、参照することにより特定
すればよい。
【0072】マザーボード1は、図7に示すように、受
信ユニット3から読み出した間引き対象スライスパケッ
トを、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡す。
【0073】一方、マザーボード1は、間引き対象スラ
イスパケットがストリーム合成ブロック1Cに引き渡さ
れると、表しているコンテンツがこの間引き対象スライ
スパケットと共通する非間引き対象スライスパケット
(置換済みデータストリーム)を、マザーボード用スト
レージ2より読み出す。
【0074】具体的には、マザーボード1は、たとえ
ば、先に参照した位置情報テーブルに対応付けられてい
る非間引き対象スライスパケットを示す情報(たとえ
ば、ファイル名や、格納されている記憶領域のアドレス
など)を、ストリーム合成ブロック1Cからストレージ
読み出しブロック1Fに引き渡す。そして、ストレージ
読み出しブロック1Fの制御に従ってマザーボード用ス
トレージ2にアクセスし、この情報により示される非間
引き対象スライスパケットをマザーボード用ストレージ
2から読み出し、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡
す。
【0075】また、マザーボード1は、元のデータスト
リーム内でのこの間引き対象スライスパケットの位置を
示すテーブルも、ストリーム合成ブロック1Cやストレ
ージ読み出しブロック1Fの制御に従ってマザーボード
用ストレージ2より読み出す。
【0076】次に、マザーボード1は、ストリーム合成
ブロック1Cの制御に従い、ストリーム合成ブロック1
Cに引き渡された間引き対象スライスパケット及び非間
引き対象スライスパケットの並び順を、読み出した位置
情報テーブルの内容に従って、間引きが行われる前の状
態へと復元する。具体的には、ストリーム合成ブロック
1Cに引き渡された置換済みデータストリーム(すなわ
ち、非間引き対象スライスパケットの集合)に含まれる
ダミーのパケットを、読み出した位置情報テーブルによ
って当該ダミーのパケットの位置にあったと特定される
間引き対象スライスパケットに置換することにより、元
のデータストリームを復元する。そして、並び順が復元
されたTSパケットを、図7に示すように、MPEGデ
コードブロック1Eに引き渡す。
【0077】MPEGデコードブロック1EにTSパケ
ットが引き渡されると、マザーボード1は、MPEGデ
コードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが
表す画像や音声をデコードし、図7に示すように、コン
テンツデータとして出力する。
【0078】以上説明した動作を行うこのデジタル放送
レコーダは、Iピクチャを含むPESパケットを構成す
るデータをペイロード部に含むTSパケットのうち間引
き対象スライス層のSSCを含むもの(間引き対象スラ
イスパケット)をコンテンツ保存用内部メモリ33に記
憶させる。そして、この間引き対象スライスパケット
は、放送記録再生プログラムの制御に従わずに読み出そ
うとしてもアクセスを実質的に阻止される。従って、た
とえばマザーボード用ストレージ2を切り離し、外部の
コンピュータ等を用い、マザーボード用ストレージ2の
記憶内容に基づいてコンテンツを再生しようとしても、
間引き対象スライス層の範囲が特定できず、動画のうち
間引き対象スライス層にあたるスライスが正しく再生で
きない。この結果、コンテンツの保護が図られる。
【0079】また、間引き対象スライス層は、PTSが
示す時刻が同じ時間帯に属するPESパケット毎に(つ
まり、データストリーム毎に)指定されている。従っ
て、このデジタル放送レコーダを複数個用いる等して、
同一のデータストリームを複数個並行して蓄積しても、
各デジタル放送レコーダ相互間で間引き対象スライス層
が共通になり、一方のデジタル放送レコーダが間引いた
TSパケットを、他方のデジタル放送レコーダのマザー
ボード用ストレージ2から転記して補う、ということが
できない。なお、データストリーム毎の間引き対象スラ
イス層は、間引きスライス対応テーブルを書き換えるこ
とにより任意に設定することができる。
【0080】また、このデジタル放送レコーダがコンテ
ンツ保存用内部メモリ33に記憶させる間引き対象スラ
イスパケットは、Iピクチャを含むTSパケットのごく
一部である。従って、コンテンツ保存用内部メモリ33
の記憶容量は、たとえばIピクチャを含むTSパケット
すべてをコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させる
ような構成で必要となる記憶容量に比べて、はるかに小
さな量で済む。
【0081】なお、このデジタル放送レコーダの構成は
上述のものに限られない。たとえば、TSパケットに含
まれる画像データは、必ずしもMPEG2形式のデータ
でなくてもよく、たとえばMPEG4形式のデータを含
んでいてもよい。また、受信ユニット3はコンテンツ保
存用内部メモリ33を複数備えてもよく、データストリ
ームは3個以上のグループに振り分けられてもよい。ま
た、非間引き対象スライスパケットは必ずしも置換済み
データストリームの形でマザーボード用ストレージ2に
記憶される必要はない。すなわちダミーのパケットは必
要なものではない。
【0082】また、マザーボード1は、BピクチャやP
ピクチャを含むPESパケットを構成するデータをペイ
ロード部に含むTSパケットのうち間引き対象スライス
層のSSCを含むものをコンテンツ保存用内部メモリ3
3に記憶させるようにしてもよい。更には、Iピクチ
ャ、BピクチャやPピクチャに限られない任意の画像デ
ータを含むPESパケットのうち、この画像データが表
す画像の所定の部分を表すデータを含むパケットをコン
テンツ保存用内部メモリ33に記憶させるようにしても
よい。
【0083】また、間引きスライス対応テーブルは、P
TSの値の範囲と間引き対象スライス層との対応関係を
示すものである必要はなく、画像のうち間引くべき部分
を、画像毎、データストリーム毎、あるいはその他所定
の単位毎に指定するデータを格納しているものであれば
よい。
【0084】また、このデジタル放送レコーダは、マザ
ーボード1が生成したコンテンツデータが表す画像の表
示を制御するビデオ回路や、この制御に従って画像を表
示する液晶パネル等の表示装置を備えていてもよい。ま
た、コンテンツデータが表す音声を再生するための増幅
回路やスピーカ等を備えていてもよい。ビデオ回路や増
幅回路がマザーボード1に搭載されていてもよい。
【0085】また、マザーボード1は、間引き対象スラ
イスパケットの位置を示す位置情報テーブルを当該間引
き対象スライスパケットに対応付けてコンテンツ保存用
内部メモリ33に格納するようにし、記録したコンテン
ツを再生するときは位置情報テーブルをコンテンツ保存
用内部メモリ33から読み出して用いるようにもよい。
【0086】また、接続バスBは必ずしもPCIバスに
限られず任意の規格に準拠したバスであってよい。従っ
て、接続バスBは、たとえばPC Card Standardに準拠す
るバスからなっていてもよいし、ISA(Industry Sta
ndard Architecture)バスからなっていてもよいし、U
SB(Universal Serial Bus)からなっていてもよい。
ただし、受信ユニット3は、接続バスBがPCIバスで
ない場合、PCIバスブリッジ32に代えて、接続バス
Bが準拠する規格に適合したデータ交換を媒介するバス
コントローラ等を備えるものとする。
【0087】また、コンテンツ保存用内部メモリ33と
IDEバスブリッジ34とを接続するバスは必ずしもI
DEバスに限られず任意の規格に準拠したバスであって
よい。従って、このバスは、たとえばメモリ専用バスか
らなっていてもよい。ただし、受信ユニット3は、この
バスがIDEバスでない場合、IDEバスブリッジ34
に代えて、このバスが準拠する規格に適合したデータ交
換を媒介するバスコントローラ等を備えるものとし、ま
た、コンテンツ保存用内部メモリ33が備えるインター
フェース回路も、このバスが準拠する規格に適合したデ
ータ交換を媒介するものとする。
【0088】また、マザーボード1は、コンテンツを記
録するときは非間引き対象スライスパケットを暗号化し
てからマザーボード用ストレージ2に記憶させ、記録し
たコンテンツを再生するときは、暗号化された非間引き
対象スライスパケットを読み出して復号化してからデー
タストリームの復元を行うようにしてもよい。同様に、
コンテンツを記録するときは間引き対象スライスパケッ
トを暗号化してからコンテンツ保存用内部メモリ33に
書き込み、記録したコンテンツを再生するときは、暗号
化された間引き対象スライスパケットを読み出して復号
化してからデータストリームの復元を行うようにしても
よい。
【0089】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明にかかるデータストリーム記録装置は、専
用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを
用いて実現可能である。例えば、パーソナルコンピュー
タに上述のマザーボード1、マザーボード用ストレージ
2及び受信ユニット3の動作を実行させるためのプログ
ラムを格納した媒体(CD−ROM、MO、フレキシブ
ルディスク等)から該プログラムをインストールするこ
とにより、上述の処理を実行するデジタル放送レコーダ
を構成することができる。
【0090】また、例えば、通信回線の掲示板(BB
S)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して
配信してもよく、また、該プログラムを表す信号により
搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波
を受信した装置が変調波を復調して該プログラムを復元
するようにしてもよい。そして、該プログラムを起動
し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラム
と同様に実行することにより、上述の処理を実行するこ
とができる。
【0091】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分を除い
たプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明
では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機
能又はステップを実行するためのプログラムが格納され
ているものとする。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データの保護が十分に図られるようにするためのデ
ータストリーム記録装置及びデータストリーム記録方法
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル放送レコ
ーダの構成を示すブロック図である。
【図2】データストリーム及びTSパケットのデータ構
造を示す図である。
【図3】PESパケットのデータ構造を示す図である。
【図4】間引きスライス対応テーブルのデータ構造を示
す図である。
【図5】コンテンツを記録する処理の流れを示す図であ
る。
【図6】ストリーム間引きブロックの処理を示すフロー
チャートである。
【図7】記録したコンテンツを再生する処理の流れを示
す図である。
【符号の説明】
1 マザーボード 2 マザーボード用ストレージ 3 受信ユニット 31 デジタル放送受信部 32 PCIバスブリッジ 33 コンテンツ保存用内部メモリ 34 IDEバスブリッジ B 接続バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/92 H 5/937 7/08 Z 7/08 7/13 Z 7/081 5/93 C 7/24 (72)発明者 坂手 俊明 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 Fターム(参考) 5C053 FA20 FA23 FA27 GB06 GB11 GB38 HA33 JA22 KA03 LA06 5C059 KK43 LB07 MA00 MA05 PP05 RC04 RC07 RC32 SS11 UA02 UA05 UA38 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 CA11 CA12 CA23 DA07 DA13 5D044 AB05 AB07 DE02 DE12 DE22 DE50 GK17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を表す画像データを含むデータストリ
    ームを取得し、取得したデータストリームを構成する複
    数のパケットのうち、個々の画像につき指定された当該
    画像の所定の部分を表す部分データを含むパケットを第
    1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグル
    ープに振り分ける間引き手段と、 前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する
    第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、 第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、 前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケッ
    トを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループ
    に属するパケットを第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とするデータストリーム記録装置。
  2. 【請求項2】各前記パケットは、各自が含む画像データ
    が表す画像を示す識別データを付されており、 前記間引き手段は、取得したデータストリームを構成す
    る互いに同一の識別データを付された複数の前記パケッ
    トのうち、当該識別データにより示される画像につき指
    定された当該画像の所定の部分を表す前記部分データを
    含むパケットを前記第1のグループに振り分け、当該識
    別データを付された他のパケットを前記第2のグループ
    に振り分ける、 ことを特徴とする請求項1に記載のデータストリーム記
    録装置。
  3. 【請求項3】前記識別データは、PES(Packetized E
    lementary Stream)パケットに付されるPTS(Presen
    tation Time Stamp)より構成されていて、パケットに
    含まれる画像データが表す画像は、当該パケットに付さ
    れたPTSが示す時刻が属する時間帯に基づいて識別す
    ることが可能であり、 前記間引き手段は、取得したデータストリームを構成し
    ていて互いに同一の時刻を表すPTSを付された複数の
    前記パケットのうち、当該時刻を含む時間帯を表すPT
    Sにより識別される画像の所定の部分を表す前記部分デ
    ータを含むパケットを前記第1のグループに振り分け
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載のデータストリーム記
    録装置。
  4. 【請求項4】前記画像データはMPEG2(Moving Pic
    ture Expert Group)形式の画像データ又はMPEG2
    形式の画像データと実質的に同一のデータ構造を有する
    画像データより構成されており、 前記部分データは、Iピクチャを表す前記画像データの
    うち当該Iピクチャの所定のスライスを表すスライス層
    より構成されている、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータス
    トリーム記録装置。
  5. 【請求項5】前記複数のパケットの少なくともいずれか
    は、前記部分データの存在する範囲を識別する部分識別
    データを含んでおり、 前記間引き手段は、前記部分データを含むパケットを前
    記部分識別データに基づいて特定し、特定したパケット
    を第1のグループに振り分ける、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  6. 【請求項6】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
    ループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の
    記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて
    前記データストリームを復元する合成手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  7. 【請求項7】前記間引き手段は、前記第1又は第2のグ
    ループに振り分けられたパケットが前記データストリー
    ム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又
    は第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  8. 【請求項8】前記間引き手段は、取得した前記データス
    トリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケ
    ットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータ
    ストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納す
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  9. 【請求項9】前記間引き手段はプロセッサを備え、前記
    プロセッサは、所定のプログラムを実行することによ
    り、前記第1の記憶領域にアクセスする、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    のデータストリーム記録装置。
  10. 【請求項10】前記第1の記憶手段及び前記間引き手段
    は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行すること
    によりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接
    続されている、 ことを特徴とする請求項9に記載のデータストリーム記
    録装置。
  11. 【請求項11】前記間引き手段は、前記第1及び/又は
    第2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して
    前記第1及び/又は第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載のデータストリーム記録装置。
  12. 【請求項12】画像を表す画像データを含むデータスト
    リームを取得し、取得したデータストリームを構成する
    複数のパケットのうち、個々の画像につき指定された当
    該画像の所定の部分を表す部分データを含むパケットを
    第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグ
    ループに振り分ける間引きステップと、 前記第1のグループに属するパケットを、所定のアクセ
    ス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記
    憶領域に格納する第1の記憶ステップと、 第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格
    納する第2の記憶ステップと、を含むことを特徴とする
    データストリーム記録方法。
  13. 【請求項13】各前記パケットは、各自が含む画像デー
    タが表す画像を示す識別データを付されており、 前記間引きステップでは、取得したデータストリームを
    構成する互いに同一の識別データを付された複数の前記
    パケットのうち、当該識別データにより示される画像に
    つき指定された当該画像の所定の部分を表す前記部分デ
    ータを含むパケットを前記第1のグループに振り分け、
    当該識別データを付された他のパケットを前記第2のグ
    ループに振り分ける、 ことを特徴とする請求項12に記載のデータストリーム
    記録方法。
  14. 【請求項14】コンピュータを、 画像を表す画像データを含むデータストリームを取得
    し、取得したデータストリームを構成する複数のパケッ
    トのうち、個々の画像につき指定された当該画像の所定
    の部分を表す部分データを含むパケットを第1のグルー
    プに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り
    分ける間引き手段と、 前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する
    第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、 第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能さ
    せるためのプログラムであって、 前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケッ
    トを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループ
    に属するパケットを第2の記憶領域に格納する、 ことを特徴とするプログラム。
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JP2006203671A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> コンテンツ暗号化装置、その方法及びそのプログラム、並びに、コンテンツ復号装置、その方法及びそのプログラム
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