JP3747871B2 - データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム - Google Patents

データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データストリーム記録装置、データストリーム記録方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像や音声などのコンテンツを、コンテンツを表すデータを含むパケットが連続したものからなるデータストリームの形で放送するデジタル放送が利用されている。
【0003】
デジタル放送されたコンテンツは、デジタル形式のデータとして記憶装置に蓄積することができ、蓄積の際にデータの劣化が非常に起こりにくい。
このため、デジタル放送されたコンテンツにかかる著作権などの権利の保護を図るための技術が用いられている。具体的には、コンテンツを表すデータを暗号化した上で蓄積する手法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、暗号化の手法が攻撃に対して十分な強度を持っていないと、暗号化されたデータは復号鍵を知らない者によっても容易に復号化されてしまい、データの十分な保護が図れない。
【0005】
この問題を解決する手法としては、コンテンツを表すデータの一部を、データストリームを構成するパケットから間引いて、間引いた部分を、不正なアクセスから守られた安全な退避用メモリ(例えば、所定のプログラムの制御に従ってのみアクセスできるようなメモリ)に退避させる、という手法が考えられる。
【0006】
より具体的には、例えば、コンテンツがAAC(Advanced Audio Coding)形式のデータで表された音声からなる場合、このデータの一部を間引くようにすれば、間引かれたデータを正当な手順で退避用メモリから読み出さない限り、この音声を正しく再生することはできない。従って、この音声の保護が図られる。
【0007】
しかし、データの一部を間引く上述の手法によっても、例えば、同一のコンテンツを複数個の装置に並行して蓄積し、これらの装置の一方で間引かれた部分を、他方から転記して補うようにすれば、コンテンツの完全な再生を不正に行うことが可能になってしまう、という問題がなお残る。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、データの保護が十分に図られるようにするためのデータストリーム記録装置及びデータストリーム記録方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るデータストリーム記録装置は、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、
前記間引き手段は、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱うものであって、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とする。
【0010】
また、この発明の第2の観点に係るデータストリーム記録装置は、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、
前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されており、
前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とする。
【0011】
各々の前記音声データは、それぞれ1個のPES(Packetized Elementary Stream)パケットに属していてもよい。
この場合、前記範囲識別データは、前記データストリーム内で前記PESパケットが存在する範囲を示すペイロードユニットスタートインジケータより構成されていてもよい。
【0013】
前記間引き手段は、前記第1又は第2のグループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて前記データストリームを復元する合成手段を備えるものであってもよい。
【0014】
前記間引き手段は、前記第1又は第2のグループに振り分けられたパケットが前記データストリーム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又は第2の記憶領域に格納するものであってもよい。
【0015】
前記間引き手段は、取得した前記データストリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納するものであってもよい。
【0016】
前記間引き手段はプロセッサを備え、前記プロセッサは、所定のプログラムを実行することにより、前記第1の記憶領域にアクセスするものであってもよい。
【0017】
前記第1の記憶手段及び前記間引き手段は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行することによりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接続されているものであってもよい。
【0018】
前記間引き手段は、前記第1及び/又は第2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して前記第1及び/又は第2の記憶領域に格納するものであってもよい。
【0019】
また、この発明の第の観点に係るデータストリーム記録方法は、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分け、
前記第1のグループに属するパケットを、所定のアクセス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域に格納し、
前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とするデータストリーム記録方法であって、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱う、
ことを特徴とする。
【0020】
また、この発明の第4の観点に係るデータストリーム記録方法は、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分け、
前記第1のグループに属するパケットを、所定のアクセス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域に格納し、
前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とするデータストリーム記録方法であって、前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されている、
ことを特徴とする。
【0021】
また、この発明の第の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能させるためのプログラムであって、
前記間引き手段は、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱うものであって、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とする。
また、この発明の第6の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能させるためのプログラムであって、
前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されており、
前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るデジタル放送レコーダの構成を示す図である。図示するように、このデジタル放送レコーダは、マザーボード1と、マザーボード用ストレージ2と、受信ユニット3とより構成されている。マザーボード用ストレージ2はマザーボード1に接続されており、受信ユニット3は、接続バスBを介してマザーボード1に接続されている。
【0023】
マザーボード1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)等からなるプロセッサと、RAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、バスコントローラと、を備える。なお、接続バスBは、PCI(Peripheral Component
Interface)バスからなる。
マザーボード1のメモリは、マザーボード1のプロセッサのワークエリアとなる記憶領域を有する。マザーボード1のバスコントローラは、マザーボード1のプロセッサとマザーボード1の外部の装置との間での接続バスBを介したデータ交換を制御するための制御回路からなる。
【0024】
マザーボード1は、マザーボード用ストレージ2に記憶されている放送記録再生プログラムを読み出し、この放送記録再生プログラムに従って後述する処理を行う。
放送記録再生プログラムが制御する処理は、機能的には複数の処理ブロックを含んでいる。具体的には、図4や図6を参照して後述するデマルチプレクサ1A、ストリーム間引きブロック1B、ストリーム合成ブロック1C、ストレージ記録ブロック1D、AAC(Advanced Audio Coding)デコードブロック1E及びストレージ読み出しブロック1F、の各処理ブロックを含んでいる。
【0025】
マザーボード用ストレージ2は、ハードディスク装置等より構成されていて、上述の放送記録再生プログラムを予め記憶している。そして、マザーボード1からのアクセスに従い、マザーボード1が供給するデータを記憶したり、自己が記憶しているデータを読み出してマザーボード1に供給したりする。
【0026】
受信ユニット3は、デジタル放送受信部31と、PCIバスブリッジ32と、コンテンツ保存用内部メモリ33と、IDE(Intelligent Drive Electronics)バスブリッジ34とを備える。
【0027】
デジタル放送受信部31は、復調回路より構成されており、内部バスを介してPCIバスブリッジ32に接続されている。デジタル放送受信部31は、外部よりデジタル放送された、データストリームを表す変調波を入力して復調することにより、データストリームを構成するTS(Transport Stream)パケットを復元する。そして、復元されたTSパケットを、PCIバスブリッジ32及び接続バスBを介してマザーボード1に供給する。
【0028】
デジタル放送受信部31が受信する変調波が表すデータストリームは、画像や音声などからなるコンテンツを表しており、図2に示すように、連続した複数のTSパケットより構成されている。
TSパケットはコンテンツをなす画像あるいは音声などを表すパケットであり、図2に示すデータ構造を有している。すなわち、TSパケットは、TSパケットヘッダと、TSパケットヘッダに後続するペイロード部(アダプテーション/ペイロード部)とより構成される。
【0029】
ペイロード部は、コンテンツを表すデータを含む部分である。図3に示すように、各ペイロード部は、同一のフレームの画像(又は同一の音声など)を構成するデータを含むもの同士を、これらのペイロード部が含まれているTSパケットが並んでいた順で互いに連結することにより、後述するPES(Packetized Elementary Stream)パケットを形成できるようになっている。
【0030】
TSパケットヘッダは、図2に示すように、先頭より順に、同期バイト、TSエラーデータ、ペイロードユニットスタートインジケータ、トランスポート優先度データ、PID(Program IDentifier)、トランスポートスクランブル制御データ、アダプテーションフィールド制御データ及び連続性指標を含む。
【0031】
このうち、ペイロードユニットスタートインジケータは、当該ペイロードユニットスタートインジケータ自身が含まれているTSパケットのペイロード部が、PESパケットの先頭のデータを含むか否かを示す。具体的には、たとえば、ペイロードユニットスタートインジケータの値が「1」である場合、当該ペイロードユニットスタートインジケータ自身が含まれているTSパケットのペイロード部がPESパケットの先頭のデータを含むことを示し、「0」である場合は、当該ペイロード部がPESパケットの先頭のデータを含まないことを示す。
【0032】
従って、1個のPESパケットは、たとえば、データストリーム中、値が「1」であるペイロードユニットスタートインジケータを含むTSパケット以降、値が「1」のペイロードユニットスタートインジケータを含む次のTSパケットの直前のTSパケットまでの連続する各TSパケットのペイロード部同士を連結することにより生成される。
【0033】
また、PIDは、当該PID自身が含まれているTSパケットのペイロード部がどのコンテンツを表すか(たとえば、どの音声ES(後述)を表すか)を識別するデータである。
【0034】
そして、PESパケットは、図3に示すように、PESヘッダと、PESデータとを含んでいる。
【0035】
このうちPESデータは、画像、音声あるいはその他のコンテンツを表すデータからなる。PESデータが音声を表す場合、1個のPESデータは、たとえば図3に示すように、1個のADTS(Audio Data Transport Stream)より構成される。
【0036】
ADTSは、ひと続きの音声を表す、AAC形式の音声データ(又はAAC形式の音声データと実質的に同一のデータ構造を有する音声データ)からなっている。図3に示すように、ADTSは、互いに連結することにより、コンテンツを表すデータストリームである音声ES(Elementary Stream)を形成できるようになっている。
【0037】
一方、PESヘッダは、このPESヘッダを含むPESパケットを識別する情報を含んでいる。このPESパケットがADTSを含んでいる場合、PESヘッダは、PTS(Presentation Time Stamp)を含んでいる。(なお、ADTSを含まないPESパケットがPTSを含んでいても差し支えない。)PTSは、このPTSを含んだPESパケットが表す音声(又は、画像若しくはその他のコンテンツ)をユーザに提示すべき時刻を表すデータからなっている。
【0038】
PESデータが後述のADTSより構成されている場合、このPESデータを含むPESパケットのPESヘッダが含んでいるPTSが示す値(時刻)は、このADTSに固有の時刻である。従って、PTSは、ADTSを識別する目的で利用され得る。
【0039】
物理的構成の説明に戻ると、PCIバスブリッジ32は、バスコントローラ等より構成されており、接続バスBを介してマザーボード1に接続されており、また、内部バスを介してIDEバスブリッジ34及びデジタル放送受信部31に接続されている。
PCIバスブリッジ32は、マザーボード1が放送記録再生プログラムの制御に従って行う、コンテンツ保存用内部メモリ33へのアクセスを媒介する。また、また、デジタル放送受信部31からコンテンツ保存用内部メモリ33へのデータの供給を媒介する。
【0040】
コンテンツ保存用内部メモリ33は、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の不揮発性メモリと、IDEバスを介したデータの伝送を行うためのインターフェース回路とより構成されている。
【0041】
IDEバスブリッジ34は、バスコントローラ等より構成されており、内部バスを介してPCIバスブリッジ32に接続され、一方でIDEバスを介してコンテンツ保存用内部メモリ33に接続されている。IDEバスブリッジ34は、マザーボード1が放送記録再生プログラムの制御に従って行う、コンテンツ保存用内部メモリ33へのアクセスを媒介する。
なお、PCIバスブリッジ32及びIDEバスブリッジ34は、マザーボード1が放送記録再生プログラムの制御に従わずにコンテンツ保存用内部メモリ33へとアクセスしても、このアクセスを実質的に阻止する。
【0042】
(動作)
次に、このデジタル放送レコーダの動作を説明する。
図4は、コンテンツを記録する処理の流れを示す図である。
図5は、ストリーム間引きブロックの処理を示すフローチャートである。
図6は、記録したコンテンツを再生する処理の流れを示す図である。
【0043】
(コンテンツの記録)
受信ユニット3のデジタル放送受信部31に、データストリームを表す変調波が供給されると、デジタル放送受信部31は、この変調波を復調することによりデータストリームを復元して、復元されたデータストリームを、PCIバスブリッジ及び接続バスBを介し、マザーボード1に供給する。
【0044】
一方、マザーボード1は、たとえば外部から操作者の操作に従って供給される録画の指示に応答して、放送記録再生プログラムをマザーボード用ストレージ2より読み出して実行する。
【0045】
放送記録再生プログラムを実行するマザーボード1は、データストリームを供給されると(すなわち、TSパケットを順次供給されると)、デマルチプレクサ1Aの制御に従って、このTSパケットを、図4に示すように、ストリーム合成ブロック1C及びストリーム間引きブロック1Bの各処理ブロックに引き渡す。
【0046】
TSパケットがデマルチプレクサ1Aからストリーム合成ブロック1Cに引き渡された場合(つまり、このデジタル放送レコーダがデジタル放送を受信した場合)、マザーボード1はストリーム合成ブロック1Cの制御に従い、このTSパケットに特に処理を加えないまま、このTSパケットをAACデコードブロック1Eに引き渡す。
【0047】
AACデコードブロック1EにTSパケットが引き渡されると、マザーボード1は、AACデコードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが表す画像や音声をデコードし、図4に示すように、たとえばPCM(Pulse Code Modulation)信号などの音声信号などからなるコンテンツデータとして出力する。
【0048】
一方、マザーボード1は、ストリーム間引きブロック1Bの制御に従って、図5に示す処理を行う。
【0049】
すなわち、マザーボード1は、TSパケットがストリーム間引きブロック1Bに引き渡されると(図5、ステップS1)、このTSパケットに含まれるPIDが、蓄積する対象の音声ESを示すか否かを判別する(ステップS2)。そして、PIDが蓄積する対象の音声ESを示すものでないと判別するとこのPIDを含むTSパケットを破棄して、ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS1に戻す(すなわち、次のTSパケットをデマルチプレクサ1Aからストリーム間引きブロック1Bへと引き渡す)。なお、蓄積する対象の音声ESは、たとえば、外部から操作者の操作に従って供給されるデータにより指定されればよい。
【0050】
一方、蓄積する対象の音声ESを示すと判別すると、このPIDを含むTSパケットに含まれるペイロードユニットスタートインジケータの値が、PESパケットの先頭を含むことを示す値であるか否かを判別する(ステップS3)。そして、PESパケットの先頭を含まないことを示す値であると判別すると、このTSパケット(非間引き対象パケット)をストレージ記録ブロック1Dに引き渡して、ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS1に戻す。(なお、本明細書及び図面では、マザーボード1から受信ユニット3に供給されたTSパケットを間引き対象パケットと呼び、ストリーム間引きブロック1Bからストレージ記録ブロック1Dへと引き渡されたTSパケットを非間引き対象パケットと呼ぶ。)
【0051】
一方、PESパケットの先頭を含むことを示す値であると判別すると、マザーボード1はまず、このTSパケットのペイロード部に含まれるPESヘッダ相当部分よりPTSを読み出し、読み出したPTSの値が所定の値であるか否かを判別する(ステップS4)。
なお、この所定の値は、例えば、ユーザの操作に従ってマザーボード用ストレージ2が記憶していればよい。この場合、マザーボード1は、マザーボード用ストレージ2から読み出すことにより、この所定の値を特定すればよい。
【0052】
そして、マザーボード1は、PTSが所定の値ではないとステップS4で判別すると、このPTSを含むTSパケット(非間引き対象パケット)をストレージ記録ブロック1Dに引き渡して、ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS1に戻す。一方、PTSが所定の値であると判別すると、マザーボード1は、所定の値であると判別されたこのPTSを含むTSパケット(間引き対象パケット)を、受信ユニット3のコンテンツ保存用内部メモリ33に書き込み(ステップS5)、ストリーム間引きブロック1Bの処理をステップS1に戻す。
【0053】
なお、マザーボード1は、コンテンツ保存用内部メモリ33への間引き対象パケットの書き込みを、PCIバスブリッジ32及びIDEバスブリッジ34を介してコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスすることにより行う。すなわち、マザーボード1がコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、間引き対象パケットが受信ユニット3へと供給されると、受信ユニット3のPCIバスブリッジ32は、この間引き対象パケットをIDEバスブリッジ34へと供給し、IDEバスブリッジ34はコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスして、この間引き対象パケットを、コンテンツ保存用内部メモリ33の記憶領域に格納する。
【0054】
図5に示す処理を行う一方、ストリーム間引きブロック1Bの処理を行うマザーボード1は、ストレージ記録ブロック1Dに非間引き対象パケットを引き渡すときは、受信ユニット3が受信した元のデータストリームのうち間引き対象パケットをダミーのパケットへと置換した置換済みデータストリームの形でストレージ記録ブロック1Dに引き渡す。ダミーのパケットは、たとえば、TSパケットの所定の部分の値が、元のデータストリームに含まれているTSパケットの当該部分の値と異なる値であるようなパケットであればよい。
【0055】
なお、ダミーのパケットのペイロード部の内容は、当該ダミーのパケットにより置換された間引き対象パケットのペイロード部の内容と異なるものとする。ダミーのパケットのペイロード部の内容と、当該ダミーのパケットの位置にあった間引き対象パケットのペイロード部の内容との間には、実質的に相関関係がないことが望ましい。
【0056】
非間引き対象パケットがストレージ記録ブロック1Dへと引き渡されると、マザーボード1は、ストレージ記録ブロック1Dの制御に従ってマザーボード用ストレージ2にアクセスし、図4に示すように、この非間引き対象パケットを、マザーボード用ストレージ2の記憶領域に格納する。
【0057】
また、ストリーム間引きブロック1Bの処理を行うマザーボード1は、それぞれの間引き対象パケットの、元のデータストリーム内での位置を示す位置情報テーブルを作成し、この位置情報テーブルもストレージ記録ブロック1Dへと引き渡す。マザーボード1は、この位置情報テーブルも、ストレージ記録ブロック1Dの制御に従ってマザーボード用ストレージ2の記憶領域に格納する。
【0058】
なお、位置情報テーブルにより位置が表されている間引き対象パケットがどのコンテンツを表すものであるかを識別するため、マザーボード1は、たとえばこの位置情報テーブルを、この位置情報テーブルにより位置が表されている間引き対象パケットと共通のデータストリームから得られた非間引き対象パケットに対応付けて格納するようにすればよい。
【0059】
(記録したコンテンツの再生)
記録されたコンテンツを再生する場合、マザーボード1は、たとえば外部から操作者の操作に従って供給されるコンテンツ再生の指示に応答して、放送記録再生プログラムをマザーボード用ストレージ2より読み出して実行する。
【0060】
すると、マザーボード1は、PCIバスブリッジ32及びIDEバスブリッジ34を介してコンテンツ保存用内部メモリ33にアクセスし、間引き対象パケットを読み出す。読み出された間引き対象パケットはIDEバスブリッジ34に供給され、IDEバスブリッジ34はこの間引き対象パケットをPCIバスブリッジ32に転送し、PCIバスブリッジ32は、この間引き対象パケットを接続バスBを介してマザーボード1に供給する。
なお、読み出す対象の間引き対象パケットは、たとえば、マザーボード用ストレージ2から、再生する対象のコンテンツを表す非間引き対象パケットに対応付けられた位置情報テーブルをストレージ読み出しブロック1Fの制御に従って読み出し、参照することにより特定すればよい。
【0061】
マザーボード1は、図6に示すように、受信ユニット3から読み出した間引き対象パケットを、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡す。
【0062】
一方、マザーボード1は、間引き対象パケットがストリーム合成ブロック1Cに引き渡されると、表しているコンテンツがこの間引き対象パケットと共通する非間引き対象パケット(置換済みデータストリーム)を、マザーボード用ストレージ2より読み出す。
【0063】
具体的には、マザーボード1は、たとえば、先に参照した位置情報テーブルに対応付けられている非間引き対象パケットを示す情報(たとえば、ファイル名や、格納されている記憶領域のアドレスなど)を、ストリーム合成ブロック1Cからストレージ読み出しブロック1Fに引き渡す。そして、ストレージ読み出しブロック1Fの制御に従ってマザーボード用ストレージ2にアクセスし、この情報により示される非間引き対象パケットをマザーボード用ストレージ2から読み出し、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡す。
【0064】
また、マザーボード1は、元のデータストリーム内でのこの間引き対象パケットの位置を示すテーブルも、ストリーム合成ブロック1Cやストレージ読み出しブロック1Fの制御に従ってマザーボード用ストレージ2より読み出す。
【0065】
次に、マザーボード1は、ストリーム合成ブロック1Cの制御に従い、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡された間引き対象パケット及び非間引き対象パケットの並び順を、読み出した位置情報テーブルの内容に従って、間引きが行われる前の状態へと復元する。具体的には、ストリーム合成ブロック1Cに引き渡された置換済みデータストリーム(すなわち、非間引き対象パケットの集合)に含まれるダミーのパケットを、読み出した位置情報テーブルによって当該ダミーのパケットの位置にあったと特定される間引き対象パケットに置換することにより、元のデータストリームを復元する。
そして、並び順が復元されたTSパケットを、図6に示すように、AACデコードブロック1Eに引き渡す。
【0066】
AACデコードブロック1EにTSパケットが引き渡されると、マザーボード1は、AACデコードブロック1Eの制御に従い、このTSパケットが表す音声をデコードし、図6に示すように、コンテンツデータとして出力する。
【0067】
以上説明した動作を行うこのデジタル放送レコーダは、ADTSを含むPESパケットを構成するデータをペイロード部に含むTSパケットのうちこのPESパケットの先頭部分を含むもの(間引き対象パケット)をコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させる。そして、この間引き対象パケットは、放送記録再生プログラムの制御に従わずに読み出そうとしてもアクセスを実質的に阻止される。従って、たとえばマザーボード用ストレージ2を切り離し、外部のコンピュータ等を用い、マザーボード用ストレージ2の記憶内容に基づいて音声を再生しようとしても、PESパケットの範囲が特定できず、音声が正しく再生できない。この結果、音声からなるコンテンツの保護が図られる。
【0068】
また、間引き対象パケットは、各々のADTSに固有の情報を用いて指定されている。従って、このデジタル放送レコーダを複数個用いる等して、同一のデータストリームを複数個並行して蓄積しても、各デジタル放送レコーダ相互間で間引き対象パケットが共通になり、一方のデジタル放送レコーダが間引いたTSパケットを、他方のデジタル放送レコーダのマザーボード用ストレージ2から転記して補う、ということができない。
なお、間引き対象パケットは、例えば、マザーボード用ストレージ2に記憶されている上述の所定のPTSの値を書き換えることにより任意に設定することができる。
【0069】
また、このデジタル放送レコーダがコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させる間引き対象パケットは、ADTSを含むTSパケットのごく一部である。従って、コンテンツ保存用内部メモリ33の記憶容量は、たとえばADTSを含むTSパケットすべてをコンテンツ保存用内部メモリ33に記憶させるような構成で必要となる記憶容量に比べて、はるかに小さな量で済む。
【0070】
なお、このデジタル放送レコーダの構成は上述のものに限られない。
たとえば、TSパケットに含まれる音声データ(ADTSを構成する音声データ)は、必ずしもAAC形式のデータでなくてもよく、たとえばMP3(MPEG1 audio layer 3)形式のデータやATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)形式のデータを含んでいてもよい。
【0071】
また、受信ユニット3はコンテンツ保存用内部メモリ33を複数備えてもよく、データストリームは3個以上のグループに振り分けられてもよい。
また、非間引き対象パケットは必ずしも置換済みデータストリームの形でマザーボード用ストレージ2に記憶される必要はない。すなわちダミーのパケットは必要なものではない。
【0072】
また、間引き対象パケットが含むべきPTSの値は複数通りあってもよく、また、間引き対象パケットが含むべきPTSの値は所定の範囲(時間帯)に属するものであればよい、ということにしてもよい。
【0073】
また、このデジタル放送レコーダは、マザーボード1が生成したコンテンツデータが表す音声を再生するための増幅回路やスピーカ等を備えていてもよい。増幅回路やスピーカ等がマザーボード1に搭載されていてもよい。
【0074】
また、マザーボード1は、間引き対象パケットの位置を示す位置情報テーブルを当該間引き対象パケットに対応付けてコンテンツ保存用内部メモリ33に格納するようにし、記録したコンテンツを再生するときは位置情報テーブルをコンテンツ保存用内部メモリ33から読み出して用いるようにもよい。
【0075】
また、接続バスBは必ずしもPCIバスに限られず任意の規格に準拠したバスであってよい。従って、接続バスBは、たとえばPC Card Standardに準拠するバスからなっていてもよいし、ISA(Industry Standard Architecture)バスからなっていてもよいし、USB(Universal Serial Bus)からなっていてもよい。ただし、受信ユニット3は、接続バスBがPCIバスでない場合、PCIバスブリッジ32に代えて、接続バスBが準拠する規格に適合したデータ交換を媒介するバスコントローラ等を備えるものとする。
【0076】
また、コンテンツ保存用内部メモリ33とIDEバスブリッジ34とを接続するバスは必ずしもIDEバスに限られず任意の規格に準拠したバスであってよい。従って、このバスは、たとえばメモリ専用バスからなっていてもよい。ただし、受信ユニット3は、このバスがIDEバスでない場合、IDEバスブリッジ34に代えて、このバスが準拠する規格に適合したデータ交換を媒介するバスコントローラ等を備えるものとし、また、コンテンツ保存用内部メモリ33が備えるインターフェース回路も、このバスが準拠する規格に適合したデータ交換を媒介するものとする。
【0077】
また、マザーボード1は、コンテンツを記録するときは非間引き対象パケットを暗号化してからマザーボード用ストレージ2に記憶させ、記録したコンテンツを再生するときは、暗号化された非間引き対象パケットを読み出して復号化してからデータストリームの復元を行うようにしてもよい。
同様に、コンテンツを記録するときは間引き対象パケットを暗号化してからコンテンツ保存用内部メモリ33に書き込み、記録したコンテンツを再生するときは、暗号化された間引き対象パケットを読み出して復号化してからデータストリームの復元を行うようにしてもよい。
【0078】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明にかかるデータストリーム記録装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、パーソナルコンピュータに上述のマザーボード1、マザーボード用ストレージ2及び受信ユニット3の動作を実行させるためのプログラムを格納した媒体(CD−ROM、MO、FD等)から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するデジタル放送レコーダを構成することができる。
【0079】
また、例えば、通信回線の掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信してもよく、また、該プログラムを表す信号により搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波を受信した装置が変調波を復調して該プログラムを復元するようにしてもよい。
そして、該プログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0080】
なお、OSが処理の一部を分担する場合、あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構成するような場合には、記録媒体には、その部分を除いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機能又はステップを実行するためのプログラムが格納されているものとする。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、データの保護が十分に図られるようにするためのデータストリーム記録装置及びデータストリーム記録方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル放送レコーダの構成を示すブロック図である。
【図2】データストリーム及びTSパケットのデータ構造を示す図である。
【図3】PESパケット及び音声ESのデータ構造を示す図である。
【図4】コンテンツを記録する処理の流れを示す図である。
【図5】ストリーム間引きブロックの処理を示すフローチャートである。
【図6】記録したコンテンツを再生する処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 マザーボード
2 マザーボード用ストレージ
3 受信ユニット
31 デジタル放送受信部
32 PCIバスブリッジ
33 コンテンツ保存用内部メモリ
34 IDEバスブリッジ
B 接続バス

Claims (13)

  1. 音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
    前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
    第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、
    前記間引き手段は、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱うものであって、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするデータストリーム記録装置。
  2. 音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
    前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
    第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、を備え、
    前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されており、
    前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするデータストリーム記録装置。
  3. 各々の前記音声データは、それぞれ1個のPES(Packetized Elementary Stream)パケットに属しており、
    前記範囲識別データは、前記データストリーム内で前記PESパケットが存在する範囲を示すペイロードユニットスタートインジケータより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータストリーム記録装置。
  4. 前記間引き手段は、前記第1又は第2のグループに振り分けられたパケットを前記第1及び第2の記憶領域より読み出し、読み出したパケットに基づいて前記データストリームを復元する合成手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータストリーム記録装置。
  5. 前記間引き手段は、前記第1又は第2のグループに振り分けられたパケットが前記データストリーム内で占めていた位置を表す情報を生成して前記第1又は第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータストリーム記録装置。
  6. 前記間引き手段は、取得した前記データストリームを、前記第1のグループに振り分けられたパケットがダミー用パケットへと置換された置換済みデータストリームへと変換して、前記第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータストリーム記録装置。
  7. 前記間引き手段はプロセッサを備え、前記プロセッサは、所定のプログラムを実行することにより、前記第1の記憶領域にアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータストリーム記録装置。
  8. 前記第1の記憶手段及び前記間引き手段は、前記プロセッサが所定のプログラムを実行することによりデータの伝送が可能となるバスを介して互いに接続されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータストリーム記録装置。
  9. 前記間引き手段は、前記第1及び/又は第2のグループに振り分けられたパケットを暗号化して前記第1及び/又は第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のデータストリーム記録装置。
  10. 音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分け、
    前記第1のグループに属するパケットを、所定のアクセス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域に格納し、
    前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするデータストリーム記録方法であって、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱う、
    ことを特徴とするデータストリーム記録方法。
  11. 音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分け、
    前記第1のグループに属するパケットを、所定のアクセス装置以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域に格納し、
    前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするデータストリーム記録方法であって、前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されている、
    ことを特徴とするデータストリーム記録方法。
  12. コンピュータを、
    音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
    前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
    第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能させるためのプログラムであって、
    前記間引き手段は、所定の音声識別データを付された音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを、前記所定の音声データが存在する範囲を識別する範囲識別データとして扱うものであって、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. コンピュータを、
    音声を表し、各自を識別する音声識別データを付されている音声データを1つ以上含むデータストリームを取得し、取得したデータストリームを構成する複数のパケットのうち、所定の音声データが存在する範囲を示す範囲識別データを含むパケットを第1のグループに振り分け、残余のパケットを第2のグループに振り分ける間引き手段と、
    前記間引き手段以外からのアクセスを実質的に阻止する第1の記憶領域を有する第1の記憶手段と、
    第2の記憶領域を有する第2の記憶手段と、して機能させるためのプログラムであって、
    前記音声識別データは、前記音声データを含むPES( Packetized Elementary Stream )パケットに付されるPTS( Presentation Time Stamp )より構成されており、
    前記間引き手段は、前記第1のグループに属するパケットを前記第1の記憶領域に格納し、前記第2のグループに属するパケットを第2の記憶領域に格納する、
    ことを特徴とするプログラム。
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